JP4608399B2 - 照明用光学素子の検査装置 - Google Patents

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本発明は、例えば顕微鏡などで使用される照明用光学素子の検査装置に関するものである。
近年、顕微鏡などの種々の光学機器が利用されており、これら光学機器の中には、例えば、光源部から発せられた光をファイバ束によって案内して、対象物に照射するようになっているものがある。
ここで、対象物に照射する照明光としては、なるべく明暗差の少ない均一な光が求められる。しかし、ファイバ束によって光を案内するような構成にすると、照明光に明暗差が生じてしまう。すなわち、ファイバ束による照明光において、ファイバにより案内された光が明部を形成するとともに、ファイバ束に内蔵されるファイバ同士の間の隙間や、ファイバの折れによる光の損失などにより、暗部が生じてしまうので、ファイバ束の出射端側では、照明光に明暗差が生じてしまう。そこで、これら明暗をぼかして、全体として均一な光を得るために、照明用光学素子を設けて、ファイバ束に案内された光を拡散照射するのが一般的である。
したがって、均一な照明光を得るためには、特に拡散性などの光学特性の優れた照明用光学素子が必要となるため、それら照明用光学素子を機器に組み込む前に、検査装置によって、その光学特性をあらかじめ検査しておく必要がある。
その検査装置は、光源部から発せられた検査用の光を、ファイバ束によって案内して、検査対象である照明用光学素子を介して、投影板に投影させるようになっているのが一般的である。そして、その投影板に投影された投影像を目視検査していた。
また、赤外線モジュールの特性の測定方法として、以下のものが周知となっている(例えば、特許文献1参照。)。すなわち、その測定方法は、赤外線発光素子からの赤外線を、レンズを介してスクリーンに投影して、その投影像を撮像手段によって撮像し、画像処理などの演算によって通常の配光特性を求めるものである。
特開2002−5785号公報
しかしながら、上記のように目視による検査では、検査者によって誤判定やばらつきが生じてしまう。
また、特許文献1に記載の方法では、赤外線発光素子やレンズの通常の配光特性を測定することはできるものの、ファイバ束からの光を均一にするような拡散性などの検査を行うことはできない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、照明用光学素子の光学特性を迅速かつ高精度に検査することができる照明用光学素子の検査装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明に係る照明用光学素子の検査装置は、照明光を照射するため拡散性の光学特性を有する照明用光学素子の検査装置であって、光を発する光源部と、複数の光ファイバが束ねられたファイバ束に前記光源部から発せられた光を案内し、前記光ファイバにより案内される光による明部と、前記光ファイバ同士の間の隙間により形成される暗部と、により、明暗差がある光を形成し、前記照明用光学素子に照射する光ガイド部と、前記光ガイド部から照射された前記明暗差がある光のうち、記照明用光学素子を透過した光が投影される投影部と、この投影部に投影された光を撮像する撮像手段と、この撮像手段により得られた投影像から映像信号を生成する映像信号生成手段と、を備え、前記映像信号生成手段によって生成された映像信号に基づいて前記投影像の明部と暗部との周波数を解析する周波数解析手段、または、前記映像信号生成手段によって生成された映像信号に基づいて前記投影像の明部と暗部とのテクスチャを解析するテクスチャ解析手段の少なくともいずれか一方を備えることを特徴とする
この発明に係る照明用光学素子の検査装置においては、光源部を駆動すると、光源部から光が発せられ、この光が、光ガイド部のファイバ束に案内されて、ファイバ束から照明用光学素子に照射される。その光は、ファイバにより案内される光による明部と、ファイバ同士の間の隙間により形成される暗部とにより、明暗差がある光であり、これら照射された光は、照明用光学素子を透過して投影部に投影される。そして、その投影された光が、撮像手段によって撮像され、これによって得られた投影像から、映像信号生成手段によって映像信号が生成される。さらに、この映像信号に基づいて、投影像の明部と暗部との周波数が、周波数解析手段によって解析され、または、投影像の明部と暗部とのテクスチャが、テクスチャ解析手段によって解析される。
これにより、照明用光学素子の拡散性などの光学特性を容易に求めることができる。
また、本発明に係る照明用光学素子の検査装置は、前記周波数解析手段が、前記映像信号生成手段によって生成された映像信号をFFT演算するFFT演算部と、このFFT演算部による演算結果とあらかじめ設定された基準値とを比較して、前記照明用光学素子の合否の判定を行うFFT用判定部と、を備えることを特徴とする。
この発明に係る照明用光学素子の検査装置においては、FFT演算部によって、映像信号がFFT演算され、FFT用判定部によって、その演算結果とあらかじめ設定された基準値とが比較されて合否の判定が行われる。
これにより、迅速かつ確実に検査を行うことができる。
また、本発明に係る照明用光学素子の検査装置は、前記テクスチャ解析手段が、前記映像信号生成手段によって生成された映像信号に基づいて、前記投影像の明部と暗部とのテクスチャを算出するテクスチャ演算部と、このテクスチャ演算部による演算結果とあらかじめ設定された基準値とを比較して、前記照明用光学素子の合否の判定を行うテクスチャ用判定部と、を備えることを特徴とする。
この発明に係る照明用光学素子の検査装置においては、テクスチャ演算部によって、投影像の明部と暗部とのテクスチャが演算され、テクスチャ用判定部によって、その演算結果とあらかじめ設定された基準値とが比較されて合否の判定が行われる。
これにより、迅速かつ確実に検査を行うことができる。
また、本発明に係る照明用光学素子の検査装置は、前記映像信号生成手段によって生成された映像信号に基づいて、前記投影像の明部と暗部との光量を測定する光量測定手段を備えることを特徴とする。
この発明に係る照明用光学素子の検査装置においては、光量測定手段によって、映像信号に基づいて、投影像の明部と暗部との光量が測定される。
これにより、照明用光学素子の光学特性を多角的に検査することができる。
本発明によれば、照明用光学素子の拡散性などの光学特性を容易に求めることができることから、照明用光学素子の光学特性を迅速かつ高精度に検査することができる。
(実施形態1)
以下、本発明の第1の実施形態における照明用光学素子の検査装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態としての検査装置1を示したものである。
この検査装置1は、検査対象としてのワーク(照明用光学素子)Wを保持する保持部(保持手段)2と、ワークWに光を照射するための光源装置3とを備えている。
ワークWは、例えば顕微鏡などの光学機器に、照明用光学素子として組み込まれるものである。
光源装置3には、検査用の光を発する電球(光源部)6が設けられている。
保持部2には、ワークWが設置される凹部8と、この凹部8と繋がる開口部11とが形成されている。
これら光源装置3と保持部2と間には、複数の光ファイバ(光ガイドケーブル)を有し、これら複数の光ファイバが束ねられたファイバ束(光ガイド部)7が設けられている。すなわち、ファイバ束7の一端は、光源装置3に取り付けられ、他端は、保持部2の開口部11に嵌合された状態で、固定具12によって固定されている。
このような構成のもと、保持部2にワークWを設置した状態で、光源装置3を駆動すると、電球6からの光がファイバ束7に案内されて、ワークWに照射されるようになっている。
保持部2の前方、すなわちファイバ束7から照射された光の進行方向には、保持部2と所定の間隔を空けて投影板(投影部)13が設けられている。投影板13は、半透明な部材、例えば、磨りガラスなどからなっている。投影板13の投影面13aは保持部2と対向している。投影板13の背面13b側には、投影板13と所定の間隔を空けて撮像装置(撮像手段)16が設けられている。撮像装置16は、投影板13の背面13bに対向して配された撮像レンズ17と、投影板13に投影された光を撮像する撮像素子18とを備えている。
撮像レンズ17は、投影板13を透過した透過光を撮像素子18に結像させるためのものである。撮像素子18は、結像した透過光を電気信号に変換するようになっている。
また、検査装置1は、各種演算・解析を行う検査用PC(パーソナルコンピュータ)21を備えている。
検査用PC21は、図2に示すように、撮像装置16から出力された電気信号が入力される映像信号生成部(映像信号生成手段)22を備えている。映像信号生成部22からの出力は、画像メモリ部23に入力されるようになっている。また、検査用PC21は、各種画像解析を行う画像解析部(FFT(高速フーリエ変換)による周波数解析手段、テクスチャ解析手段、及び光量測定手段)26を備えている。画像解析部26は、各種演算を行う演算部(FFT演算部、テクスチャ演算部、及び光量演算部)27と、演算部27の演算結果に応じて各種制御を行う制御部(FFT用判定部、テクスチャ用判定部、及び光量用判定部)28とを備えている。本実施形態における演算部27は、画像メモリ部23に記憶されたデータに基づいて、FFT演算やテクスチャを算出するための演算、及び光量を算出するための演算を行うようになっている。
また、検査用PC21は、画像解析部26の解析結果を表示する表示部31を備えている。
なお、保持部2、投影板13及び撮像装置16は、ワークWに応じて位置調整可能になっている。
次に、このように構成された本実施形態における検査装置1の作用について説明する。
まず、検査用PC21に必要な情報を入力する。すなわち、ワークWの特性に応じて、画像マスク、光量測定、FFT解析またはテクスチャ解析などを行うか否かなどを、あらかじめ設定・入力する。
画像マスクは、後述する中心位置座標を元にした相対位置座標において、必要に応じて設定する。なお、画像マスクは、絶対位置座標での設定であってもよい。
また、光量測定、FFT解析またはテクスチャ解析などを行う場合には、ワークWの特性に応じた光量基準値、FFT基準値またはテクスチャ基準値をあらかじめ設定・入力する。
必要な情報を入力した後、保持部2の凹部8にワークWを設置する。そして、光源装置3を駆動すると、電球6からの光がファイバ束7に案内されて、ファイバ束7の出射端からワークWに照射される。このファイバ束7の出射端から照射される光は、ファイバにより案内される光による明部と、ファイバ同士の間の隙間等により形成される暗部とにより、明暗差がある光である。これら照射された光は、ワークWによって集光・拡散されて投影板13の投影面13aに投影される。この投影された光は、投影板13を透過して、撮像レンズ17によって撮像素子18の撮像面に結像する。結像した光は、撮像素子18によって電気信号に変換されて、この電気信号が、映像信号生成部22に入力される。映像信号生成部22は、入力された電気信号から映像信号を生成し、画像メモリ部23に向けて出力する。画像メモリ部23は、その映像信号を取り込んで映像データとして記憶する。これら一連の作用が、図3に示す透過光像の取り込み(ステップS1)となる。
ここからは、図3のフローチャートに基づいて画像解析処理について説明する。
透過光像が取り込まれると(ステップS1)、制御部28の制御のもと、画像メモリ部23に記憶された映像データに基づいて、演算部27によって、演算が行われる。すなわち、映像データの二値化後の面積重心、または光量ピーク中心を求め、これら光量ピーク中心などから撮像素子18の使用領域の中心位置を算出する(ステップS2)。
それから、制御部28によって、上述のように光量測定を行う設定がなされているか否かが判断される(ステップS3)。そして、設定がなされている場合(ステップS3;YES)、画像メモリ部23に記憶された映像データに基づいて、図4に示す光量測定用の画像が作成され(ステップS4)、その画像が光量用画像データとして画像メモリ部23に記憶される。このとき、元の映像データは残したままとする。なお、図4に示す符号Lは光像を示すものであり、俵積みしたファイバ束による光像のうちで、ファイバによる光像が明部として、ファイバ同士の間の隙間が暗部として示され、その中で符号Cは画像上における光像Lの光量の中心位置を示すものである。
さらに、制御部28によって、上述のように画像マスクの設定がなされているか否かが判断される(ステップS5)。設定がなされている場合(ステップS5;YES)、ステップS4で作成された光量測定用の画像に、あらかじめ設定された画像マスクを適用する(ステップS6)。具体的には、測定を行わない部位、すなわち光像L以外の周辺部全体と中心位置Cとをマスキングする。そして、画像マスクの設定後、またはステップS5で画像マスクの設定がなされていないと判断された場合(ステップS5;NO)、光量の測定が行われる(ステップS7)。すなわち、演算部27によって、画像メモリ部23に記憶された光量用画像データについて光量測定用の所定の演算が行われる。さらに、制御部28によって、その演算結果と上述のあらかじめ設定された光量基準値とが比較され、ワークWの合否の判定が行われる。このとき、演算結果が光量基準値以上であれば合格となり、未満であれば否となる。つまり、演算部27は、光像Lの光量を算出する光量演算部として機能し、制御部28は、光量用判定部として機能するものである。
そして、制御部28の判定結果が、表示部31に表示される。例えば、演算部27の演算結果が、合否ごとに色を変えて、数値で表示される。
次いで、光量測定終了後、または、ステップS3において光量測定の設定がなされていない場合(ステップS3;NO)には、制御部28によって、上述のようにFFT解析の設定がなされているか否かが判断される(ステップS8)。設定がなされている場合(ステップS8;YES)、画像メモリ部23に記憶された映像データに基づいて、図4に示すFFT解析用の画像が作成され(ステップS9)、この画像がFFT用画像データとして画像メモリ部23に記憶される。このときも、元の映像データは残したままとする。さらに、制御部28によって、上述のように画像マスクの設定がなされているか否かが判断される(ステップS10)。設定がなされている場合(ステップS10;YES)、ステップS9で作成されたFFT解析用の画像に、あらかじめ設定された画像マスクを適用する(ステップS6)。これらステップS10及びステップS11の処理は、上記ステップS5及びステップS6と同様の処理となる。
それから画像マスクの設定後、またはステップS10で画像マスクの設定がなされていないと判断された場合(ステップS10;NO)、FFT解析が行われる(ステップS12)。すなわち、演算部27によって、画像メモリ部23に記憶されたFFT用画像データについてFFT演算が行われる。さらに、制御部28によって、その演算結果と上述のあらかじめ設定されたFFT基準値とが比較され、ワークWの合否の判定が行われる。このとき、演算結果がFFT基準値以下であれば合格となり、FFT基準値を越えると否となる。すなわち、このとき画像解析部26は、FFT解析手段として機能する。
そして、その判定結果が、上記と同様にして、合否ごとに色を変えて演算部27の演算結果の数値として表示部31に表示される。
さらに、FFT解析終了後、または、ステップS8においてFFT解析の設定がなされていない場合(ステップS8;NO)には、制御部28によって、上述のようにテクスチャ解析の設定がなされているか否かが判断される(ステップS13)。設定がなされている場合(ステップS13;YES)、画像メモリ部23に記憶された映像データに基づいて、図4に示すテクスチャ解析用の画像が作成され(ステップS14)、この画像がテクスチャ用画像データとして画像メモリ部23に記憶される。さらに、制御部28によって、上述のように画像マスクの設定がなされているか否かが判断される(ステップS15)。設定がなされている場合(ステップS15;YES)、ステップS14で作成されたテクスチャ解析用の画像に、あらかじめ設定された画像マスクを適用する(ステップS16)。これらステップS15及びステップS16の処理は、上記ステップS5及びステップS6と同様の処理となる。
それから画像マスクの設定後、またはステップS15で画像マスクの設定がなされていないと判断された場合(ステップS15;NO)、テクスチャ解析が行われる(ステップS17)。すなわち、演算部27によって、画像メモリ部23に記憶されたテクスチャ用画像データについて、光像Lの粒の粗さを表わすテクスチャを算出する所定の演算が行われる。さらに、制御部28によって、その演算結果と上述のあらかじめ設定されたテクスチャ基準値とが比較され、ワークWの合否の判定が行われる。このとき、演算結果がテクスチャ基準値以下であれば合格となり、テクスチャ基準値を越えると否となる。
そして、その判定結果が、上記と同様にして、合否ごとに色を変えて演算部27の演算結果の数値として表示部31に表示される。
さらに、テクスチャ解析終了後、またはステップS13においてテクスチャ解析の設定がなされていない場合(ステップS13;NO)に、一連の処理が終了し、ワークWの拡散性能が解析される。
以上より、本実施形態における検査装置1によれば、演算によってワークWの拡散性能などを容易に求めることができることから、ワークWの光学特性を迅速かつ高精度に検査することができる。
また、投影板13に投影された光の光量をも迅速かつ容易に測定することができる。ここで、一般的に、照明用光学素子は、拡散性が良くなればなるほど光を通し難くなる。そのため、照明用光学素子には、拡散性と透過性とのバランスが求められる。本実施形態における検査装置1によれば、FFT解析やテクスチャ解析によって、拡散性を調べるだけでなく、光量測定によって光の透過性能をも調べることができ、ワークWの光学特性を多角的に検査することができる。
また、ワークWと撮像レンズ17とが同軸上に配されているため、より高精度な検査を行うことができる。
(実施形態2)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図5は、本発明の第2の実施形態を示したものである。
図5において、図1から図4に記載の構成要素と同一部分については同一符号を付し、その説明を省略する。
この実施形態と上記第1の実施形態とは基本的構成は同一であり、ここでは異なる点についてのみ説明する。
本実施形態における検査装置1は、投影板13の投影面13a側であって、保持部2の近傍(ワークWの光軸の近傍)に、撮像装置16が設置されている。また、投影板13は、白板からなっている。すなわち、撮像装置16は、投影板13に投影された光の反射光を撮像して、その光を電気信号に変換するようになっている。
これにより、保持部2と撮像装置16とを近接させることができ、検査装置1の小型化を図ることができる。また、投影板13として、半透明部材を使用しなくてもよいため、廉価な投影板を使用することができ、コストを抑制することができる。
なお、上記第1及び第2の実施形態においては、検査装置1が、FFT解析手段とテクスチャ解析手段とを備えるとしたが、これに限ることはなく、少なくともいずれか一方の解析手段を備えていればよい。
また、FFT解析処理の後、テクスチャ解析処理を行っているが、これに限ることはなく、それら処理の順番は適宜変更可能である。さらに、FFT解析処理とテクスチャ解析処理とを並列に行うようにしてもよい。
また、光量測定手段を備えるとしたが、この手段は無くてもよい。ただし、光量測定手段を設けた方が、多角的な検査を行うことができる点で好ましいのは上述の通りである。さらに、光量測定処理、FFT解析処理及びテクスチャ解析処理の順番は、適宜変更可能である。
また、保持部2を設けるとしたが、その形状などは適宜変更可能である。例えば、保持部2が、複数のワークWを同時に保持することができるようなパレット状の固定治具を備えるようにする。そして、固定治具に保持された複数のワークWの検査対象を選択的に切り替えることができるように、固定治具を移動させる移動機構を設ける。さらに、移動機構に設けられた駆動部を制御部28と電気的に接続する。このような構成のもと、一のワークWの検査が終了した後、制御部28から駆動信号が出力され、駆動部が駆動させられる。そして、駆動部によって固定治具が移動し、検査対象が他のワークWに切り替えられる。これにより、複数のワークWを迅速かつ高精度に検査することができる。
また、検査前に入力する情報として、配光の上下左右のバランスや拡がり角を測定項目に追加することもできる。
さらに、投影板13を設けるとしたが、この形状なども適宜変更可能である。例えば、平板形状だけでなく、椀状曲面型であってもよい。
また、ワークWを顕微鏡などに組み込まれる照明用光学素子としたが、顕微鏡に限ることはなく、照明光を発する種々の光学機器に適用することができる。
また、ワークWは、照明用光学素子として用いる単体のレンズに限らず、照明用光学素子として用いる複数個のレンズからなるレンズ群であっても良い。
なお、本発明の技術範囲は上記第1及び第2の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
本発明に係る照明用光学素子の検査装置の第1の実施形態を示す全体構成図である。 図1の検査用PCの構成の要部を示すブロック図である。 図1の検査装置の処理の様子を示すフローチャートである。 図3のフローチャートに示す処理内で作成される画像を示す説明図である。 本発明に係る照明用光学素子の検査装置の第2の実施形態を示す全体構成図である。
符号の説明
1 検査装置
2 保持部(保持手段)
6 電球(光源部)
7 ファイバ束(光ガイド部)
13 投影板(投影部)
16 撮像装置(撮像手段)
22 映像信号生成部(映像信号生成手段)
26 画像解析部(周波数解析手段、テクスチャ解析手段、光量測定手段)
27 演算部(FFT演算部、テクスチャ演算部)
28 制御部(FFT用判定部、テクスチャ用判定部)
W ワーク(照明用光学素子)

Claims (4)

  1. 照明光を照射するため拡散性の光学特性を有する照明用光学素子の検査装置であって
    を発する光源部と、
    複数の光ファイバが束ねられたファイバ束に前記光源部から発せられた光を案内し、前記光ファイバにより案内される光による明部と、前記光ファイバ同士の間の隙間により形成される暗部と、により、明暗差がある光を形成し、前記照明用光学素子に照射する光ガイド部と、
    前記光ガイド部から照射された前記明暗差がある光のうち、記照明用光学素子を透過した光が投影される投影部と、
    この投影部に投影された光を撮像する撮像手段と、
    この撮像手段により得られた投影像から映像信号を生成する映像信号生成手段と、
    を備え、
    前記映像信号生成手段によって生成された映像信号に基づいて前記投影像の明部と暗部との周波数を解析する周波数解析手段、または、前記映像信号生成手段によって生成された映像信号に基づいて前記投影像の明部と暗部とのテクスチャを解析するテクスチャ解析手段の少なくともいずれか一方を備えることを特徴とする照明用光学素子の検査装置。
  2. 前記周波数解析手段が、
    前記映像信号生成手段によって生成された映像信号をFFT演算するFFT演算部と、
    このFFT演算部による演算結果とあらかじめ設定された基準値とを比較して、前記照明用光学素子の合否の判定を行うFFT用判定部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の照明用光学素子の検査装置。
  3. 前記テクスチャ解析手段が、
    前記映像信号生成手段によって生成された映像信号に基づいて、前記投影像の明部と暗部とのテクスチャを算出するテクスチャ演算部と、
    このテクスチャ演算部による演算結果とあらかじめ設定された基準値とを比較して、前記照明用光学素子の合否の判定を行うテクスチャ用判定部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の照明用光学素子の検査装置。
  4. 前記映像信号生成手段によって生成された映像信号に基づいて、前記投影像の明部と暗部との光量を測定する光量測定手段を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の照明用光学素子の検査装置。
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