JP4608004B2 - 取付金具 - Google Patents

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Description

本発明は、取り付ける対象である棒状材に着脱自在に緊結される取付金具に関し、特に、天井吊り下げ用寸切りボルトに簡単に取り付けられ、携帯電話やモバイル型パーソナルコンピュータ等が通信するためのアンテナや通信機器を設置することができる取付金具に関するものである。
携帯電話やモバイル型パーソナルコンピュータ等が通信するためのアンテナや通信機器は、主に電波の届きにくい場所、例えばビル内、地下駐車場、地下鉄構内などに設置する際に、天井裏のスペースを利用して天井吊り下げ用寸切りボルトに設置する場合が多い。
従来、寸切りボルト用取付金具は、図11に示すように、L型に曲げられた板1と、コの字形に形成され、端縁に円弧状の切り込みが設けられるクランプ2と、少なくとも2つのネジ3とから構成される。
図11(a)は、板1を水平に取り付ける場合を示している。図11(a)に示すように、アンテナや通信機器を設置するための板1を水平に取り付ける場合は、L型に曲げられた板1に取り付け用穴1aを設け、また、コの字形に形成され、端縁に円弧状の切り込みが設けられるクランプ2にも取り付け用穴を設け、板1とクランプ2で寸切りボルトBを挟むように配置してネジ3で締め付け固定する。
図11(b)は、板1を垂直に取り付ける場合を示している。図11(b)に示すように、アンテナや通信機器を設置するための板1を垂直に取り付ける場合は、L型に曲げられた板1に取り付け用穴1aを4つ設け、また、コの字形に形成され、端縁に円弧状の切り込みが設けられるクランプ2を2つ用いて、2箇所において板1とクランプ2で寸切りボルトBを挟むように配置してネジ3で締め付け固定する。
また、アンテナを取り付ける対象が丸棒であっても安定に取り付けができるアンテナ取付金具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示のアンテナ取付金具は、2つの取付板でベランダ手すりの格子等を挟み、その取付板の一方にアンテナを保持するポールを固着してBSアンテナ等をベランダ手すり等に取り付けるアンテナ取付金具において、取付板の少なくとも一方の板面に溝状の凹部を設けるものである。
特開平9−83225号公報
しかしながら、上記した従来の取付金具は、部品点数が多いため、取付作業が繁雑で作業効率が悪い欠点があった。特に、天井裏の吊り下げ用寸切りボルトに設置する場合は、天井裏のスペースが狭く、取付作業が困難である。また、2つのネジの締め具合が同一にならないため、板とクランプ間の距離が異なり、締め付け力が不均一である問題点があった。また、取り付ける対象である吊り下げ用寸切りボルトの径寸法が異なる場合、取付金具も対応するサイズのものを選択しなければならないという問題点があった。
また、図11(a)に示すように板を水平に取り付けて板が横に長く出した場合は、アンテや通信機器等装着後にたるみがでる問題点があった。また、図11(b)に示すように板を垂直に取り付ける場合は、少なくとも2箇所を固定する必要があるため、取付作業がさらに困難である。
また、特許文献1に記載のアンテナ取付金具の場合は、4つの取付ネジが必要のため、取付作業が困難である。天井吊り下げ用寸切りボルトに設置する場合には適しない。
そこで、本発明は、部品点数が少なく、取付作業を容易に行うことができ、かつ寸法の違う棒状材に対応できる取付金具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る取付金具は、棒状材に着脱自在に緊結される取付金具であって、第一板状部、該第一板状部に対して略平行に位置する第二板状部、および前記第一板状部と第二板状部を連結する連結部を有し断面略コ字形状に形成され、前記第一板状部および第二板状部の対向する両端に前記連結部側の中央に向かって傾斜する一対の傾斜部を有する金具本体と、ネジ締めにより前記傾斜部に沿って移動し、前記金具本体の内側に嵌め込まれた前記棒状材に前記金具本体を固定させる締め付け手段とを備えることを特徴とするものである。
例えば、前記締め付け手段は、ボルトと、ナットと、前記ボルトが挿通され、前記傾斜部に沿って移動可能なスライド部および締め付け刃を有する一対の締め付け部材とからなる。
また例えば、前記締め付け部材は、樹脂から成型されたスライド部に金属製の締め付け刃が設けられてからなる。
また例えば、前記金具本体の第一板状部および第二板状部の対向する両端に外側へ前記第一板状部および第二板状部に対して90度に折り曲げられた板装着部を有する。
また例えば、前記金具本体の第一板状部または第二板状部には、被取付物を取り付けるための取付穴が設けられている。
本発明によれば、取付金具は、断面略コ字形状に形成され、第一板状部および第二板状部の対向する両端に連結部側の中央に向かって傾斜する一対の傾斜部を有する金具本体と、ネジ締めにより傾斜部に沿って移動し、金具本体の内側に嵌め込まれた棒状材を締め付け固定させる締め付け手段とを備えることで、部品点数が少なく、締め付けネジを極端に減らし、取付作業を容易に行うことができ、作業効率のアップを図ることができる。かつ異なる寸法の棒状材に対応できる。また、取付位置の調整も容易にできる。
また、締め付け手段は、ボルトと、ナットと、傾斜部を沿って移動可能なスライド部および締め付け刃を有する一対の締め付け部材とからなることで、ボルトを締めることにより取り付ける対象に固定することができる。
また、締め付け部材は、樹脂から成型されたスライド部に金属からなる締め付け刃が設けられてからなることで、取付金具の小型化および量産が容易にできる。
また、金具本体の第一板状部および第二板状部の幅方向の端部に外側へ第一板状部および第二板状部に対して90度に折り曲げられた板装着部を有することで、アンテナや通信機器を装着する板を水平に設置することができ、かつたるみを防止することができる。
さらに、金具本体の第一板状部または第二板状部には、被取付物を取り付けるための取付穴が設けられていることで、アンテナや通信機器を直接に装着することができる。
第1の実施の形態の取付金具100の構成を示す分解図である。 取付金具100の締め付け動作を示す図である。 締め付け後の取付金具100の上から見た図である。 取付金具100の使用例を示す図である。 第2の実施の形態の取付金具100Aの構成を示す斜視図である。 取付金具100Aの使用例を示す斜視図である。 第3の実施の形態の取付金具100Bの構成を示す斜視図である。 取付金具100Bの使用例を示す斜視図である。 締め付け手段の他の構成例(その1)を示す斜視図である。 締め付け手段の他の構成例(その2)を示す斜視図である。 従来の取付金具の構成を示す図である。
以下、本発明に係る取付金具を実施するための形態を、図を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態の取付金具100の構成を示す分解図である。また、図2は、取付金具100の締め付け動作を示す図である。図3は、締め付け後の取付金具100の上から見た図である。
図1に示すように、取付金具100は、金具本体10と、締め付け手段20とを備える。ここで、取付対象となる棒状材は、寸切りボルトBとなる。
金具本体10は、板材から板金加工で形成され、第一板状部11、該第一板状部11に対して略平行に位置する第二板状部12、および第一板状部11と第二板状部12を連結する連結部13を有し断面略コ字形状に形成され、第一板状部11および第二板状部12の対向する両端(図面中の上端と下端)に連結部13側の中央に向かって傾斜する一対の傾斜部11a,11b,12a,12bを有する。この傾斜部11a,11b,12a,12bは切り込みにより形成される。また、傾斜部11a,11b,12a,12bの傾斜角度は、5〜30度であり、好ましくは10〜25度である。この例において、傾斜角度を15度とする。なお、連結部13を曲面状に形成するようにしてもよい。
また、第一板状部11と第二板状部12間の幅は、取付対象となる棒状材、この例では、寸切りボルトBの外径に合わせて設計される。なお、径違い寸切りボルトBに対応できるように最大寸法に合わせて設計されるようにしてもよい。例えば、第一板状部11と第二板状部12間の幅を13mmにすることで、M8、M10、M12、3/8、1/2の寸切りボルトBに適合可能である。
また、金具本体10の第一板状部11は、第二板状部12より長く形成されている。この第一板状部11には、被取付物を取り付けるための取付穴14が設けられている。取付穴14の位置、数およびピッチ等は被取付物に合わせて設計される。なお、第一板状部11と第二板状部12をともに長く形成し、取付穴14を設けるようにしてもよい。
締め付け手段20は、ネジ締めにより傾斜部11a,11b,12a,12bに沿って移動し、金具本体10の内側に嵌め込まれた寸切りボルトBに締め付け金具本体10を固定させるものである。この締め付け手段20は、一対の締め付け部材21,22と、ボルト23と、ナット24とからなる。締め付け部材21,22は、締め付け刃21a,22aおよびスライド部21b,22bを有する。この締め付け部材21,22は、両端22dを折り曲げてコ字形状に形成された本体部材の内側に締め付け刃21a,22aとスライド部21b,22bを構成する板状部材が第一板状部11および第二板状部12の傾斜部11a,11b,12a,12bに対応する角度で傾斜設置されて、かつ略中央部にボルト23を挿通するための穴が設けられて構成される。また、締め付け部材21,22のコ字形状に形成された本体部材は、第一板状部11と第二板状部12間にまたがるように一定の幅に形成され、折り曲げた端22dの端面は斜めに形成され、折り曲げた端22dの内側の面はガイド面22eとなる。スライド部21b,22bは、傾斜部11a,11b,12a,12bに沿って移動可能である。また、スライド部21b,22bには本体部材に固定するための差し込み部21f,22fを有する。なお、締め付け部材21と22は同様の構成を有する。
締め付けの際に、締め付け手段20は、ネジ締めにより傾斜部11a,11b,12a,12bに沿って移動し、寸切りボルトBに締め付け、金具本体10を寸切りボルトBに固定させる。
また、ナット24は、溶接等の方法で締め付け部材22に固定される。これにより、締め付け部材22とナット24を一緒に装着することができ、締め付けの際にナット24を押さえずに、レンチ(例えば、ラチェットレンチ)1本でボルト23を回すだけで効率よく締め付けることが可能であり、作業性を著しく向上することができる。
次に、取付金具100の締め付け動作について、図2、図3を参照しながら説明する。図2は、取付金具100の締め付け動作を示す図である。締め付け後の取付金具100の上から見た図である。
図2(a)は、取付金具100の締め付け開始時の状態を示す図である。図2(a)に示すように、取付金具100の金具本体10を寸切りボルトBを抱きかかえるように配置して、締め付け部材21,22を第一板状部11および第二板状部12の対向する両端の傾斜部11a,11b,12a,12bの開始端に位置するように、締め付け手段20を金具本体10に装着する。
図2(b)は、取付金具100の締め付け中の状態を示す図である。図2(b)に示すように、傾斜部11a,11b,12a,12bがレールとなり、締め付けの際に、締め付け手段20は、ネジ締めにより傾斜部11a,11b,12a,12bに沿って寸切りボルトBが配置される側へ移動する。
図2(c)は、取付金具100の締め付け完了の状態を示す図である。図2(c)に示すように、締め付け手段20のボルト23を締めていくと、ネジ締めにより締め付け手段20が傾斜部11a,11b,12a,12bに沿って移動することで、締め付け刃21a,22aが寸切りボルトBに突き当たり移動がストップする。最終的に締め付け刃21a,22aが寸切りボルトBに食い込むようになり、寸切りボルトBに締め付け、金具本体10を寸切りボルトBに固定させる(図3参照)。
図4は、取付金具100の使用例を示す図である。図4に示すように、天井裏のスペースにある天井吊り下げ用寸切りボルトBに取付金具100を取付ている。取付金具100の第一板状部11には、通信機器等が取り付けられている。寸切りボルトBの下端は天井に固定している。この場合、天井裏のスペースが狭いが、取付金具100を用いてボルト23だけを締めることで取り付けることができる。
このように本実施の形態においては、取付金具100は、金具本体10と、締め付け手段20とを備える。金具本体10は、第一板状部11、該第一板状部11に対して略平行に位置する第二板状部12、および第一板状部11と第二板状部12を連結する連結部13を有し断面略コ字形状に形成され、第一板状部11および第二板状部12の対向する両端(図面中の上端と下端)に連結部13側の中央に向かって傾斜する一対の傾斜部11a,11b,12a,12bを有する。締め付け手段20は、一対の締め付け部材21,22と、ボルト23と、ナット24とからなり、締め付け部材21,22は、ネジ締めにより傾斜部11a,11b,12a,12bに沿って移動し、金具本体10の内側に嵌め込まれた寸切りボルトBに締め付け金具本体10を固定させる。
これにより、部品点数が少なく、締め付けネジを極端に減らし、取付作業を容易に行うことができ、作業効率のアップを図ることができる。かつ異なる寸法の棒状材(寸切りボルトB)に対応できる。また、取付位置の調整も容易にできる。
また、金具本体10は所定の幅を有することで、寸切りボルトBとの接触面が長いため、棒状材に強固に連結することができると共に、横に出す長さを長くしてもたるまず、従来の取付金具より耐荷重性能が向上された。また、取り付ける対象である吊り下げ用寸切りボルトBの径寸法が異なる場合にも対応できる。
図5は、本発明の第2の実施の形態の取付金具100Aの構成を示す斜視図である。図5において、取付金具100Aの締め付け手段20が装着される前の状態を示している。
図5に示すように、取付金具100Aは、板装着部を有すること以外に、上述した第1の実施の形態の取付金具100と同様の構成を有する。
図5に示すように、取付金具100Aは、金具本体10Aと、締め付け手段20とを備える。取付金具100Aにおいて、金具本体10Aの第一板状部11および第二板状部12の対向する両端部に外側へ第一板状部11および第二板状部12に対して90度に折り曲げられた板装着部15,16を有する。板装着部15,16の上面は、第一板状部11および第二板状部12の上端と同じ高さとされる。また、板装着部15,16には、取付穴15a,16aが設けられている。
図6は、取付金具100Aの使用例を示す斜視図である。図6に示すように、取付金具100Aには、アンテナ等を取り付けるためのアンテナ取付プレート30がネジ31で板装着部15,16に固定されている。アンテナ取付プレート30には、アンテナ等を取り付けるための穴32,33が設けられている。また、アンテナ40はネジ(図示せず)でアンテナ取付プレート30に取り付けられている。また、取付金具100Aの第一板状部11には、通信機器50が取り付けられている。これにより、水平方向および垂直方向ともにアンテナや通信機器を設置することができる。なお、アンテナ取付プレート30において板装着部15,16に固定する部分の付近には切り込み部を形成しこの切り込み部を下方に折り曲げて取付金具100Aの端部(連結部13)に当たるように形成することで、アンテナ取付プレート30のたるみを防止することができる。
このように本実施の形態においては、取付金具100Aは、金具本体10Aと、締め付け手段20とを備える。金具本体10Aは、第一板状部11、該第一板状部11に対して略平行に位置する第二板状部12、および第一板状部11と第二板状部12を連結する連結部13を有し断面略コ字形状に形成され、第一板状部11および第二板状部12の対向する両端(図面中の上端と下端)に連結部13側の中央に向かって傾斜する一対の傾斜部11a,11b,12a,12bを有し、さらに、板装着部15,16を有する。締め付け手段20は、一対の締め付け部材21,22と、ボルト23と、ナット24とからなり、締め付け部材21,22は、ネジ締めにより傾斜部11a,11b,12a,12bに沿って移動し、金具本体10Aの内側に嵌め込まれた寸切りボルトBに締め付け金具本体10Aを固定させる。
これにより、第2の実施の形態の取付金具100Aは、上述した第1の実施の形態と同様の効果が得られると共に、板装着部15,16を有することで、アンテや通信機器を装着する板を水平に設置することができることができる。
図7は、本発明の第3の実施の形態の取付金具100Bの構成を示す斜視図である。取付金具100Bは、1枚の板に2つの締め付け部を有するものである。
図7に示すように、取付金具100Bは、金具本体10Bと、2つの締め付け手段20とを備える。
金具本体10Bは、板材から板金加工で形成され、第一板状部11B、該第一板状部11Bに対して略平行に位置する第二板状部12B、および第一板状部11Bと第二板状部12Bを連結する連結部13Bを有し断面略コ字形状に形成され、第一板状部11Bおよび第二板状部12Bの対向する両端(図面中の上端と下端)に連結部13B側の中央に向かって傾斜する一対の傾斜部11a,11b,12a,12bを有する。また、第一板状部11Bと第二板状部12B間の幅は、取付対象となる棒状材、この例では、寸切りボルトBの直径に合わせて設計される。なお、径違い寸切りボルトBに対応できるように最大寸法に合わせて設計されるようにしてもよい。
また、金具本体10Bの第一板状部11Bは、第二板状部12Bより長く形成されている。この第一板状部11Bには、被取付物を取り付けるための取付穴14が設けられている。なお、金具本体10Bの重量を減らすために第一板状部11Bの中央部に開口部Pを設けても良い。
締め付け手段20は、一対の締め付け部材21,22と、ボルト23と、ナット24とからなる。締め付け部材21,22は、締め付け刃21a,22aおよびスライド部21b,22bを有する。この締め付け部材21,22は、コ字形状に形成された本体部材の内側に締め付け刃21a,22aとスライド部21b,22bを構成する板状部材が第一板状部11Bおよび第二板状部12Bの傾斜部11a,11b,12a,12bに対応する角度で傾斜設置されて、かつ略中央部にボルト23を挿通するための穴が設けられて構成される。スライド部21b,22bは、傾斜部11a,11b,12a,12bに沿って移動可能である。
締め付けの際に、2つの締め付け手段20のボルト23をそれぞれ締めていくと、ネジ締めにより締め付け手段20が傾斜部11a,11b,12a,12bに沿って移動し、寸切りボルトBに締め付け、金具本体10Bを寸切りボルトBに固定させる。また、ナット24は、締め付け部材22に固定されている。これにより、締め付け部材22とナット24を一緒に装着することができ、締め付けの際にナット24を押さえずに、ボルト23を回すだけで効率よく締め付けることが可能である。
図8は、取付金具100Bの使用例を示す斜視図である。図8に示すように、取付金具100Bには、アンテナ等を取り付けるためのアンテナ取付プレート30Aが板装着部15,16に固定されている。アンテナ取付プレート30Aの下方には、支持板30Bが傾斜方向に取り付けられ、支持板30Bの上端はアンテナ取付プレート30Aに固定され、下端は板装着部15,16に固定されている。ここで、アンテナ取付プレート30Aに取り付けたアンテナ、および第一板状部11Bに取り付けた通信機器を省略した。
このように本実施の形態においては、取付金具100Bは、金具本体10Bと、2つの締め付け手段20とを備える。金具本体10Bは、第一板状部11B、該第一板状部11Bに対して略平行に位置する第二板状部12B、および第一板状部11Bと第二板状部12Bを連結する連結部13Bを有し断面略コ字形状に形成され、第一板状部11Bおよび第二板状部12Bの対向する両端(図面中の上端と下端)に連結部13B側の中央に向かって傾斜する一対の傾斜部11a,11b,12a,12bを有する。締め付け手段20は、一対の締め付け部材21,22と、ボルト23と、ナット24とからなり、締め付け部材21,22は、ネジ締めにより傾斜部11a,11b,12a,12bに沿って移動し、金具本体10Bの内側に嵌め込まれた寸切りボルトBに締め付け金具本体10Bを固定させる。
これにより、第3の実施の形態の取付金具100Bは、上述した第2の実施の形態と同様の効果が得られると共に、アンテナや通信機器を装着する面積が大きくなり、機器取り付け用穴のピッチを大きくすることができる。また、上下2箇所で固定することで、比較的に重い機器等を設置することができる。
また、上下ともに板装着部15,16を設けることで、取付方向に関係なく、板を水平に設置することができる。
図9は、締め付け手段の他の構成例(その1)を示す斜視図である。図9に示すように、締め付け手段20Aは、一対の締め付け部材21A,22Aと、ボルト23と、ナット24とからなる。締め付け部材21A,22Aは、樹脂で成型された本体に金属製の締め付け刃21a,22aを設けるものである。樹脂で成型された本体にはスライド部21b,22bを有する。スライド部21b,22bは、溝である。溝の深さ方向は、第一板状部11および第二板状部12の傾斜部11a,11b,12a,12bに対応する角度で形成され、傾斜部11a,11b,12a,12bに沿って移動可能である。また、ナット24は、接着等の方法で締め付け部材22Aに固定されている。
このように締め付け部材21A,22Aは、樹脂から成型されたスライド部21b,22bに金属からなる締め付け刃21a,22aが設けられてからなることで、取付金具の小型化および量産が容易にできる。
図10は、締め付け手段の他の構成例(その2)を示す斜視図である。図10に示すように、締め付け手段20Bは、一対の締め付け部材21B,22Bと、ボルト23と、ナット24とからなる。締め付け部材21B,22Bは、一枚の金属板から形成され、締め付け刃21a,22aおよび折り曲げ部21g,21h,22g,22hの切り溝からなるスライド部21c,22cを有するものである。また、ナット24は、溶接等の方法で締め付け部材22Bに固定されている。この場合、締め付け部材21B,22Bの製作コストの削減を図ることができる。
なお、上述実施の形態においては、取付金具100,100A,100Bの取付対象として寸切りボルトBを用いて説明したが、これに限定されるものではない。他の棒状材料、例えば角パイプ、丸棒などにも本発明の取付金具100,100A,100Bを利用することが可能である。
また、上述実施の形態においては、金具本体10,10A,10Bが、板材を折り曲げて断面略コ字形状に形成されるものについて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、樹脂、金属等材料から成型するようにしてもよい。
また、上述実施の形態においては、ナット24は、締め付け部材22に固定されているものについて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、ナット24と締め付け部材22を一体に成型されるようにしてもよい。
また、上述実施の形態においては、取付金具100,100A,100Bの被取付物として、携帯電話やモバイル型パーソナルコンピュータ等が通信するためのアンテナや通信機器を説明したが、これに限定されるものではない。
この発明は、棒状材及び角状材等に簡単に取り付けることができ、機器等を設置することができる取付金具を提供する目的に利用できる。
10,10A,10B 金具本体
11,11B 第一板状部
12,12B 第二板状部
13,13B 連結部
14,15a,16a 取付穴
15,16 板装着部
11a,11b,12a,12b 傾斜部
20,20A,20B 締め付け手段
21,21A,21B,22,22A,22B 締め付け部材
21a,22a 締め付け刃
21b,22b,21c,22c スライド部
21g,21h,22g,22h 折り曲げ部
21f,22f 差し込み部
22d 折り曲げた端
22e ガイド面
23 ボルト
24 ナット
30 アンテナ取付プレート
31 ネジ
32,33 穴
40 アンテナ
50 通信機器
100,100A,100B 取付金具
B 寸切りボルト
P 開口

Claims (5)

  1. 棒状材に着脱自在に緊結される取付金具であって、
    第一板状部、該第一板状部に対して略平行に位置する第二板状部、および前記第一板状部と第二板状部を連結する連結部を有し断面略コ字形状に形成され、前記第一板状部および第二板状部の対向する両端に前記連結部側の中央に向かって傾斜する一対の傾斜部を有する金具本体と、
    ネジ締めにより前記傾斜部に沿って移動し、前記金具本体の内側に嵌め込まれた前記棒状材に前記金具本体を固定させる締め付け手段とを備えることを特徴とする取付金具。
  2. 前記締め付け手段は、ボルトと、ナットと、前記ボルトが挿通され、前記傾斜部に沿って移動可能なスライド部および締め付け刃を有する一対の締め付け部材とからなることを特徴とする請求項1に記載の取付金具。
  3. 前記締め付け部材は、樹脂から成型されたスライド部に金属製の締め付け刃が設けられてからなることを特徴とする請求項2に記載の取付金具。
  4. 前記金具本体の第一板状部および第二板状部の対向する両端に外側へ前記第一板状部および第二板状部に対して90度に折り曲げられた板装着部を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の取付金具。
  5. 前記金具本体の第一板状部または第二板状部には、被取付物を取り付けるための取付穴が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の取付金具。
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