JP4607251B1 - 箱抜用型枠及びその型抜き方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】箱抜用型枠50は、コンクリート型枠に支持された吊金具に吊支される吊支ロッド35と、吊支ロッド35に固定される剛性を有する枠体53と、枠体53の外周部を被覆するように設けられた弾性被覆体55と、更に弾性被覆体55の外周部に設けられ弾性被覆体55を枠体53の縮径方向に変形させる線状押圧体56と、から構成されている。
【選択図】図6
Description
側方を囲むコンクリート型枠内に打設する打設コンクリートに凹部を形成するための箱抜用型枠であって、
前記コンクリート型枠に支持された吊金具に吊支される吊支ロッドと、前記吊支ロッドに固定される剛性を有する枠体と、前記枠体の外周部を被覆するように設けられた弾性被覆体と、更に前記弾性被覆体の外周部に設けられ該弾性被覆体を前記枠体の縮径方向に変形させる線状押圧体と、から構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、枠体の外周部を被覆した弾性被覆体と打設コンクリートとの間に線状押圧体が介在され、この線状押圧体によって、弾性被覆体の外面に対し直接に押圧力を作用させることができるため、弾性被覆体が縮径方向に確実に変形することになり、箱抜用型枠が、コンクリート型枠内で固化し一体化した打設コンクリートから分離でき、打設コンクリートとの一体化に依る引抜き抵抗力を低減して、吊支ロッドを介し箱抜用型枠を容易に引抜くことが出来る。
前記線状押圧体は、一端部が前記枠体の所定の止着箇所に止着され前記弾性被覆体の外周部に沿って上方に向けて螺旋状に巻回されていることを特徴としている。
この特徴によれば、一端部が枠体の止着箇所に止着された線状押圧体を枠体の上方に引き上げることで、螺旋状に巻回された線状押圧体が引き絞られ、弾性被覆体の全周に亘り縮径方向にほぼ均一の押圧力を与えることができる。
前記弾性被覆体は、打設コンクリートの圧力に抗して弾性変形代を残す弾性を有する部材から成ることを特徴としている。
この特徴によれば、打設コンクリートの圧力に抗して弾性変形代を残した弾性被覆体を、線状押圧体により押圧し縮径変形できる。
前記弾性被覆体及び線状押圧体は、非透水性と柔軟性を有する非透水カバーにより被覆されていることを特徴としている。
この特徴によれば、非透水カバーにより弾性被覆体及び線状押圧体が防水されるため、水分を含む生コンクリートが弾性被覆体及び線状押圧体に浸入し弾性被覆体を変形させる機能を阻害することなく、当該機能を確実に発揮できる。
前記枠体は、上下方向に延長可能な構造を有していることを特徴としている。
この特徴によれば、打設コンクリートに形成する凹部の深さに応じて、枠体の上下長さを適宜調節できる。
側方を囲むコンクリート型枠内に打設する打設コンクリートに凹部を形成するための箱抜用型枠の型抜き方法であって、
吊支ロッドに固定され剛性を有する枠体の外周部に、弾性被覆体を被覆するように設け、更に前記弾性被覆体の外周部に、該弾性被覆体を前記枠体の縮径方向に変形させる線状押圧体を、該線状押圧体の一端部を前記枠体の所定の止着箇所に止着するとともに前記弾性被覆体の外周部に沿って上方に向けて螺旋状に巻回し、
前記弾性被覆体及び線状押圧体が装着された前記枠体を固定する前記吊支ロッドを、前記コンクリート型枠に支持された吊金具に吊支して該コンクリート型枠内に配置し、
前記コンクリート型枠内に打設したコンクリートが固化した後に、
前記線状押圧体を前記枠体の上方に引き上げて前記弾性被覆体を前記枠体の縮径方向に変形させ、前記吊支ロッドを介し前記弾性被覆体及び線状押圧体が装着された前記枠体を引抜くことを特徴としている。
この特徴によれば、線状押圧体を上方に引き上げることで、螺旋状に巻回された線状押圧体が引き絞られ、弾性被覆体が縮径方向に確実に変形するため、箱抜用型枠を打設コンクリートから容易に引抜くことが出来る。
側方を囲むコンクリート型枠内に打設する打設コンクリートに凹部を形成するための箱抜用型枠の型抜き方法であって、
吊支ロッドに固定され剛性を有する枠体の外周部に、弾性被覆体を被覆するように設け、更に前記弾性被覆体の外周部に、該弾性被覆体を前記枠体の縮径方向に変形させる線状押圧体を、該線状押圧体の一端部を前記枠体の所定の止着箇所に止着するとともに前記弾性被覆体の外周部に沿って上方に向けて螺旋状に巻回し、前記弾性被覆体及び線状押圧体が装着された前記枠体を、非透水性と柔軟性を有する非透水カバーにより被覆し、
前記弾性被覆体、線状押圧体及び非透水カバーが装着された前記枠体を固定する前記吊支ロッドを、前記コンクリート型枠に支持された吊金具に吊支して該コンクリート型枠内に配置し、
前記コンクリート型枠内に打設したコンクリートが固化した後に、
前記線状押圧体を前記枠体の上方に引き上げて前記弾性被覆体を前記枠体の縮径方向に変形させ、前記吊支ロッドを介し前記弾性被覆体及び線状押圧体が装着された前記枠体を引抜き、更に前記非透水カバーを取除くことを特徴としている。
この特徴によれば、線状押圧体を上方に引き上げることで、螺旋状に巻回された線状押圧体が引き絞られ、弾性被覆体が縮径方向に確実に変形するため、箱抜用型枠を打設コンクリートから容易に引抜くことが出来るばかりか、非透水カバーにより弾性被覆体及び線状押圧体が防水されるため、水分を含む生コンクリートが弾性被覆体及び線状押圧体に浸入し弾性被覆体を変形させる機能を阻害することなく、当該機能を確実に発揮できる。
前記線状押圧体を前記枠体の上方に引き上げて前記弾性被覆体を前記枠体の縮径方向に変形させた状態のままで、前記吊支ロッドを介し前記弾性被覆体及び線状押圧体が装着された前記枠体を引抜くことを特徴としている。
この特徴によれば、弾性被覆体を縮径変形させた状態のままで打設コンクリートと干渉することなく枠体を引抜くことができるため、箱抜用型枠の引抜き抵抗を少なくできる。
3 アンカーボルト
5 縦穴
14 コンクリート型枠
15 上部吊金具
30 下部吊金具
35 吊支ロッド
36 段差用型枠
50 箱抜用型枠
51 鋼管
52 延長部材
53 枠体
54 蓋部材
55 クッション材(弾性被覆体)
56 ロープ(線状押圧体)
57 ビニール袋体(非透水カバー)
60 ジャッキ
61 ピン
Claims (8)
- 側方を囲むコンクリート型枠内に打設する打設コンクリートに凹部を形成するための箱抜用型枠であって、
前記コンクリート型枠に支持された吊金具に吊支される吊支ロッドと、前記吊支ロッドに固定される剛性を有する枠体と、前記枠体の外周部を被覆するように設けられた弾性被覆体と、更に前記弾性被覆体の外周部に設けられ該弾性被覆体を前記枠体の縮径方向に変形させる線状押圧体と、から構成されていることを特徴とする箱抜用型枠。 - 前記線状押圧体は、一端部が前記枠体の所定の止着箇所に止着され前記弾性被覆体の外周部に沿って上方に向けて螺旋状に巻回されていることを特徴とする請求項1に記載の箱抜用型枠。
- 前記弾性被覆体は、打設コンクリートの圧力に抗して弾性変形代を残す弾性を有する部材から成ることを特徴とする請求項1または2に記載の箱抜用型枠。
- 前記弾性被覆体及び線状押圧体は、非透水性と柔軟性を有する非透水カバーにより被覆されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の箱抜用型枠。
- 前記枠体は、上下方向に延長可能な構造を有していることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の箱抜用型枠。
- 側方を囲むコンクリート型枠内に打設する打設コンクリートに凹部を形成するための箱抜用型枠の型抜き方法であって、
吊支ロッドに固定され剛性を有する枠体の外周部に、弾性被覆体を被覆するように設け、更に前記弾性被覆体の外周部に、該弾性被覆体を前記枠体の縮径方向に変形させる線状押圧体を、該線状押圧体の一端部を前記枠体の所定の止着箇所に止着するとともに前記弾性被覆体の外周部に沿って上方に向けて螺旋状に巻回し、
前記弾性被覆体及び線状押圧体が装着された前記枠体を固定する前記吊支ロッドを、前記コンクリート型枠に支持された吊金具に吊支して該コンクリート型枠内に配置し、
前記コンクリート型枠内に打設したコンクリートが固化した後に、
前記線状押圧体を前記枠体の上方に引き上げて前記弾性被覆体を前記枠体の縮径方向に変形させ、前記吊支ロッドを介し前記弾性被覆体及び線状押圧体が装着された前記枠体を引抜くことを特徴とする箱抜用型枠の型抜き方法。 - 側方を囲むコンクリート型枠内に打設する打設コンクリートに凹部を形成するための箱抜用型枠の型抜き方法であって、
吊支ロッドに固定され剛性を有する枠体の外周部に、弾性被覆体を被覆するように設け、更に前記弾性被覆体の外周部に、該弾性被覆体を前記枠体の縮径方向に変形させる線状押圧体を、該線状押圧体の一端部を前記枠体の所定の止着箇所に止着するとともに前記弾性被覆体の外周部に沿って上方に向けて螺旋状に巻回し、前記弾性被覆体及び線状押圧体が装着された前記枠体を、非透水性と柔軟性を有する非透水カバーにより被覆し、
前記弾性被覆体、線状押圧体及び非透水カバーが装着された前記枠体を固定する前記吊支ロッドを、前記コンクリート型枠に支持された吊金具に吊支して該コンクリート型枠内に配置し、
前記コンクリート型枠内に打設したコンクリートが固化した後に、
前記線状押圧体を前記枠体の上方に引き上げて前記弾性被覆体を前記枠体の縮径方向に変形させ、前記吊支ロッドを介し前記弾性被覆体及び線状押圧体が装着された前記枠体を引抜き、更に前記非透水カバーを取除くことを特徴とする箱抜用型枠の型抜き方法。 - 前記線状押圧体を前記枠体の上方に引き上げて前記弾性被覆体を前記枠体の縮径方向に変形させた状態のままで、前記吊支ロッドを介し前記弾性被覆体及び線状押圧体が装着された前記枠体を引抜くことを特徴とする請求項6または7に記載の箱抜用型枠の型抜き方法。
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JP2010197187A JP4607251B1 (ja) | 2010-09-02 | 2010-09-02 | 箱抜用型枠及びその型抜き方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6083655B2 (ja) * | 2015-03-24 | 2017-02-22 | 五洋建設株式会社 | 吊り枠及びそれを使用した構造物の構築方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04313431A (ja) * | 1991-04-12 | 1992-11-05 | Iwazumi Sash Kk | 部材同士の接合方法及び構造 |
JP2008231842A (ja) * | 2007-03-22 | 2008-10-02 | Bbm:Kk | 支承装置等のベースプレートの据え付け構造 |
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