JP4605804B2 - セミリムレス眼鏡における高張力糸とリムの連結構造 - Google Patents

セミリムレス眼鏡における高張力糸とリムの連結構造 Download PDF

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Description

本発明は、レンズがリムと高張力糸とで保持されるセミリムレスタイプの眼鏡における前記高張力糸と前記リムとの連結構造に関する。
セミリムレスタイプの眼鏡(以下、セミリムレス眼鏡という)では、レンズの外周縁の一部と係合するリムと、このリムに連結され、レンズの外周面に形成された溝に嵌め込まれるナイロン糸等の樹脂糸や金属ワイヤ等の高張力糸とでレンズが保持される。なお、本明細書において用語「セミリムレス眼鏡」は、レンズの保持がリムと高張力糸とによって行われるあらゆる形態の眼鏡を含み、レンズのおおよそ半分がリムで被覆されるハーフリム眼鏡もこれに含まれる。
図7(a)は、ハーフリムタイプのセミリムレス眼鏡の一例にかかり、その全体構成を示す斜視図、図7(b)は、図7(a)のセミリムレス眼鏡におけるA部の拡大斜視図、図8はリム端部における高張力糸(ナイロン糸)の連結部分を示す図で、(a)はその断面図、(b)はその正面図である。
図7(a)に示すように、このセミリムレス眼鏡1は、左右のレンズ12,12と、このレンズ12,12を保持するリム11と、このリム11のブリッジ部分に取り付けられた鼻パッド13,13と、リム11の両端に取り付けられた智15,15及びこの智15,15にヒンジ15a,15aを介して折り畳み自在に取り付けられたテンプル14,14とを有している。
図示のセミリムレス眼鏡1では、レンズ12,12の上半分はリム11によって保持され、レンズ12,12の下半分は高張力糸であるナイロン糸2によって保持される。ナイロン糸2は、レンズ12,12の外周面に形成された嵌合溝12aに嵌め込まれ、その両端がリム11の端部に連結される。
リム11の端部とナイロン糸2との連結構造は種々のものが知られているが、例えば特許文献1に記載のセミリムレス眼鏡1では、図7及び図8に示すように、リム11にレンズ12側から外周面に向けて貫通する二つの孔11d,11dを形成し、嵌合溝12aに沿わせたナイロン糸2を下方の孔11dから上方の孔11dに順次通して、その先端をリム11とレンズ12との間で挟持させるようにしている。そのほか、同様の形態のものとして、例えば、特許文献2〜5のものが知られている。
しかし、上記したような従来の連結構造には以下のような問題がある。
(1) 組立時の作業労力及びコストの問題
ナイロン糸2を、リム11に形成した二つの孔11d,11dに順次通さなければならないが、ナイロン糸の直径は0.5mm前後で、かつ、前記孔の径もこれより若干大きい程度(0.7mm前後)であることから、作業効率が悪く、眼鏡の組立コストが高くなる。
(2)ナイロン糸の緩みの問題
ナイロン糸2の先端は二つの孔11d,11dを通しているだけであるので、ナイロン糸2に強い引張力が作用すると、ナイロン糸2が二つの孔11d,11dの内部で滑ってナイロン糸2が緩みやすく、また、孔11d,11dから抜けやすい。さらに、二つの孔11d,11dの開口周縁によって、ナイロン糸2が切断されやすい。
(3)外観上及びデザイン自由度の問題
リム11の外面にナイロン糸2を通すための孔11d,11dが形成されるため、リム11の外側からこの孔11d,11dとナイロン糸2の一部が見えてしまい、眼鏡の外観を損なう。また、ナイロン糸2及び孔11d,11dと干渉しない位置で智をリム11に取り付ける必要があることから、眼鏡のデザイン上の自由度も制限される。
上記した(1)の問題については、特許文献6でも指摘されている。特許文献6では、(1)の問題を解決するために、スリットによって径を変化させることのできる金属スリーブ110(符号は特許文献6を参照)を準備するとともに、この金属スリーブ110の外周面に抜け防止用の爪151を形成し、ナイロン糸140の先端に金属スリーブ110を取り付け、リムに形成した溝の内部に金属スリーブ110を嵌め込むようにしている。
この特許文献に記載の連結構造は、ナイロン糸の先端に取り付ける別の部品(金属スリーブ)が必要になり、眼鏡の部品点数が増えるという新たな問題が生じる。また、一度溝内に金属スリーブを取り付けてしまうと、その位置は容易には変更することができず、ナイロン糸の張力調整が容易ではないという問題もある。さらに、同様の理由から、眼鏡の修理や調整が容易に行えないという問題がある。またさらに、金属スリーブとナイロン糸との境界部分でナイロン糸が切断されやすい、という問題もある。
これと同様に、ナイロン糸の先端に他の部材を取り付ける形態のものとして、例えば特許文献7及び8が挙げられる。
特開平10−301061号公報(図8参照) 特開平7−239453号公報(図9参照) 特開平9−258141号公報(図2参照) 特開2000−241771号公報(図11参照) 実用新案登録第3016737号(図4参照) 特開2004−138994号公報(図5参照) 特開2004−271948号公報(図6参照) 特開平9−43544号公報(符号3aの部材参照)
本発明は上記の課題を一挙に解決するべくなされたもので、高張力糸が容易に緩んだり抜けたり切断したりせず、リムに対する着脱と張力調整が容易で、部品点数を増やすことがなく、さらに、眼鏡の外観を向上させ、デザインの自由度も高めることのできる簡単な構成のセミリムレス眼鏡におけるリムと高張力糸との連結構造を提供しようとするものである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、セミリムレス眼鏡のリムとレンズを保持する高張力糸とを連結する連結構造であって、前記リムの先端に、前記リムの軸線と同方向に高張力糸が挿通できる孔を形成するとともに、この孔に連通する凹所を形成し、前記レンズの外周囲に沿わせた前記高張力糸の先端を前記凹所に挿入して折り返し、折り返した前記高張力糸の先端を前記孔に挿入した構成としてある。
請求項2に記載の発明は、セミリムレス眼鏡のリムとレンズを保持する高張力糸とを連結する連結構造であって、前記リムの先端に、前記リムの軸線と同方向に高張力糸が挿通できる孔を形成するとともに、この孔に連通する凹所を形成し、前記レンズの外周囲に沿わせた前記高張力糸の先端を前記孔から前記凹所まで挿入して折り返し、折り返した前記高張力糸の先端を前記レンズと前記リムとの間に位置させた構成としてある。
請求項3に記載の発明は、請求項1,2に記載の発明において、高張力糸の先端を変形させて抜け止め部を形成した構成としてある。
この場合、抜け止め部としては、高張力糸の先端に衝撃を加えて扁平部を形成したもの、高張力糸の先端を加熱・溶融させて球状部を形成したもの、先端の一部を折り曲げて接着又は融着したものなど、種々のものを挙げることができる。
リムの先端に形成する孔の位置は、折り返した高張力糸を可能な限り接近させ、高張力糸に高い張力が作用してもリムに対して滑り(緩み)が生じないものであるのが好ましい。そのため、請求項4に記載の発明は、前記高張力糸を前記凹所で折り返した際に、折り返し部分における前記高張力糸間の距離が、前記高張力糸の直径より小さくなるように、前記孔を位置決めして形成するとよい。
また、同様の理由から、請求項5に記載するように、前記凹所の深さ寸法が、少なくとも前記高張力糸の直径よりも大きく、かつ、前記高張力糸の直径の2倍よりも小さいものとするのがよい。
さらに、高張力糸の折り返し部分では、凹所の周縁によって高張力糸が容易に切断されないようにするために、面取りを施すのが好ましく、また、請求項6に記載するように、凹所の周縁の形状も、高張力糸の径に応じた径を有する円弧状に形成するのがよい。
前記凹所は、請求項7に記載するように、所定形状の刃形を有する回転工具で形成するとよい。例えば、エンドミルのような回転工具で凹所を形成することで、凹所の形成と同時にその周縁を円弧状にすることができる。また、例えば、刃の断面形状が円弧状の丸歯カッターを用いることで、凹所の形成と同時にその周縁を円弧状にすることができるほか、前記孔に向けて凹所の内壁を漏斗状に形成することができ、ナイロン糸の孔への挿入をスムースにする。
請求項1,2に記載の発明では、高張力糸はリムに形成した孔を挿通させて折り返すだけでよく、高張力糸の着脱と張力調整が容易に行えるようになる。また、部品点数も増加させることがない。
本発明では、高張力糸とリムの連結構造が外部に現れないので、眼鏡の外観を向上させることができ、かつ、眼鏡のデザインの自由度も高めることができる。
また、特に請求項1,2に記載の発明では、リムとレンズとの間にナイロン糸等の高張力糸が介在しているので、金属のリムとレンズとが接触することによるレンズ割れを防止することができる。
以下、本発明の好適な実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の連結構造の第一の実施形態にかかり、(a)〜(c)はリムの端部にナイロン糸を連結する手順を説明する拡大斜視図、図2(a)は、連結構造の詳細を説明するための縦断面図、図2(b)は図2(a)のI−I方向矢視図、図2(c)は図2(a)のII−II方向断面矢視図である。図2(c)では、ナイロン糸は図示を省略している。
図1に示すように、リム11には、その全長にわたって、ナイロン糸2やクッション材等が嵌め込まれる溝11aが形成されている。図1には片方しか示されていないが、リム11の両端部には、溝11aに連通する凹所11bが形成されている。
凹所11bは、断面円弧状の刃を有する丸歯カッターやエンドミル等の工具で容易に形成することができる。凹所11bの両端のうち、少なくともリム11の先端側の一端は、ナイロン糸2が強い力で押し付けられても、ナイロン糸2が容易に切断されないように、円弧部11fとして形成するとよい。円弧部11fの曲率半径は、ナイロン糸2の半径と同一か、それよりも若干大きいものとする。
円弧部11fは、凹所11bを形成した後に、エンドミル等の工具を使って形成することができるが、凹所11bの形成にあたって前記の丸歯カッターやエンドミルを用いることで、凹所11bの形成と同時に円弧部11fを形成することができ、加工効率上有利である。
凹所11bの深さ寸法h(図2(a)参照)は、少なくともナイロン糸2を収納することができるもの、すなわち、少なくともナイロン糸2の直径よりも大きいのが好ましい。ただし、凹所11bで折り返したナイロン糸2が容易に緩まないようにするために、凹所11bの深さ寸法hは上記の範囲内で可能な限り小さいのが好ましく、ナイロン糸2の直径の2倍よりも小さいものであるのが好ましい。
具体的には、一般的に使用されるリムにおいて、例えば、径0.525mmのナイロン糸を用いる場合、凹所11bの深さ寸法hは約0.8mm〜0.9mm程度とするのがよい。
ナイロン糸2を挿通させる孔11cは、リム11の先端から凹所11bに連通するように形成される。凹所11bを形成した後に、この凹所11bに連通するように孔11cを形成してもよいし、凹所11bを形成する前に予め孔11cを形成しておいてもよい。
孔11cの向きは、リム11の軸線と同方向とするが、前記軸線と同軸上であってもよいし、前記軸線から偏心した位置であってもよい。
孔11cは、ドリル等で穿設することができる。図示のリム11のように、リム11の全長にわたって溝11aが形成されているような場合には、二方向プレス又は三方向プレスによってリム11の先端を溝11aとともに潰した後、ドリル等で孔11cを穿設する。
孔11cの内径は、ナイロン糸2を容易に挿通させることができる範囲内で可能な限りナイロン糸2の直径に近いものとする。孔11cの内径が大き過ぎると、ナイロン糸2に強い張力や振動が作用したときに、緩みが生じやすくなる。
具体的には、例えば、直径0.525mmのナイロン糸を用いる場合、孔11cの内径は約0.6mm程度にするとよい。
次に、上記構成のリム11にナイロン糸2を連結する手順について説明する。
この実施形態では、図1(a)に示すように、ナイロン糸2の先端を、リム11の上方から矢印方向に凹所11bに挿入する。そして、その先端を、孔11cに通し、その一部をリム11の先端から僅かに突出させる。
この際、図2(c)に示すように、凹所11bを丸歯カッター4で切削形成すれば、凹所11bの底部及び内壁が孔11cに向けて漏斗状に形成されるので、凹所11bに挿入したナイロン糸2の先端が孔11cまでスムースに案内され、作業性をさらに高めることができるという利点がある。
この後、(b)に示すように、凹所11bの入口でナイロン糸2をU字状に折り返し、折り返したナイロン糸2を、レンズ12(図7,図8参照)の外周囲に形成したナイロン糸2用の嵌合溝12a(図7,図8参照)に係合させる。折り返したナイロン糸2は、図2(b)に示すように、その一部がレンズ12とリム11とで挟持される。
この実施形態では、ナイロン糸2の先端を孔11cに挿通させた状態で、ナイロン糸2をU字状に折り返し、折り返した部分をレンズ12とリム11との間で挟持させるだけで、ナイロン糸2は容易には緩まず容易には抜脱しない。しかし、緩み止めや抜け止めの効果をさらに高めるために、例えば図1(c)に示すように、孔11cから突出するナイロン糸2の先端を、部分的に加熱・溶融させて、球状の抜け止め2aを形成してもよい。
もちろん、緩み止めや抜け止めの効果を奏するものであれば、上記のような加熱・溶融による球状の抜け止め2aに限らず、例えばハンマー等で衝撃を加えてナイロン糸2の先端部分を変形させたものや、ナイロン糸2の先端部分を結んだもの、ナイロン糸2の先端部分を折り曲げて融着したもの等、あらゆる形態のものを利用することができる。
上記の手順で構成された連結構造では、図2に示すように、リム11とレンズ12との間にナイロン糸2の一部が挟持された状態で、ナイロン糸2の端部が凹所11bで180度折り返されて孔11cを挿通している。ナイロン糸2に高い張力Tが作用しても、容易にナイロン糸2が緩まないようにするには、折り返したナイロン糸2間の距離が可能な限り小さいことが好ましい。すなわち、折り返したナイロン糸2間に介在する壁部11eの壁厚が可能な限り小さくなるように、凹所11bの深さ寸法及び孔11cの形成位置を選択するのが好ましい。壁部11eの壁厚は、リム11の強度とナイロン糸2の緩みにくさから実験等により最適なものを選択することができる。例えば、一般に使用されている金属リムにおいてナイロン糸2の直径が5.252mmの場合、壁部11eの壁厚はこの1/2程度が好ましいが、リム11の強度を考慮すると0.3mm程度とするのが好ましい。
なお、高い張力Tが作用しても壁部11eの端縁でナイロン糸2が容易に切断されないようにするために、ナイロン糸2と接触するおそれのある壁部11eの端縁部分には、面取り等を施すとよい。
図3は、本発明の連結構造の参考例にかかり、(a)〜(c)はリムの端部にナイロン糸を連結する手順を説明する拡大斜視図、(d)は(c)の状態におけるリムの縦断面図である。この実施形態のリム11の構成は、第一の実施形態と同じである。この実施形態では、(a)に示すように、ナイロン糸2の先端は、リム11の端部から孔11cに挿入される。この後、(b)に示すように、孔11cを挿通させたナイロン糸2の先端を、凹所11bからリム11の外側に突出させ、この状態で、例えばナイロン糸2の先端を部分的に加熱・溶融させて、球状の抜け止め2aを形成する。(c)及び(d)に示すように、球状の抜け止め2aが孔11cの開口縁に係合することで、ナイロン糸2がリム11に連結される。
図4は、本発明の連結構造の第の実施形態にかかり、(a)〜(c)はリムの端部にナイロン糸を連結する手順を説明する拡大斜視図である。この実施形態のリム11の形態は、第一及び第二の実施形態と同じである。この実施形態では、(a)に示すように、ナイロン糸2の先端は、参考例と同様に、リム11の端部から孔11cに挿入される。そして(b)に示すように、孔11cを挿通させたナイロン糸2の先端を、凹所11bからリム11の外側に突出させた後、U字状に折り返す。U字状に折り返された部分は、レンズ12のナイロン糸の嵌合溝12aと係合することになる。第一の実施形態と同様に、この実施形態でも、緩み止め効果や抜け止め効果をさらに高めるために、例えば(c)に示すように、ナイロン糸2の先端を部分的に加熱・溶融させて球状の抜け止め2aを形成してもよい。この実施形態及び先の第一の実施形態では、折り返したナイロン糸2によってリム11がレンズ12から浮かび上がらないように、リム11側及び/又はレンズ12を部分的に加工してもよい。例えば、リム11の先端部分を少し薄肉にしたり、当該部分だけレンズ12の嵌合溝12aの深さを深くするなどの加工が挙げられる。
本発明によれば、図5(a)に示すように、リム11の外側に孔11d(図7参照)を形成する必要がないので、リム11の外観が向上する。また、図5(b)に示すように、智15の取り付け位置にも制限が無くなるので、眼鏡のデザインの自由度が高くなる。
本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記の説明でリム11に形成する凹所11bは、周囲を壁面で囲まれた穴状のものであるが、上記で説明した凹所11bと同一の作用を奏することができるのであれば、このような穴状のものである必要はなく、例えば図6に示すように、高張力糸2の保持に不要な一方又は二方の側壁面を取り去った開放状の形態のものであってもよい。
また、上記の説明のリム11は、その全長に亘って溝11aが形成されているが、リム11の形態はこれに限らず、例えば、溝なしのものや、レンズ2の側面に形成された溝と係合できる凸部が形成されたものであってもよい。
さらに、リム11の材質は金属に限らず、樹脂等他の材質のものであってもよい。
本発明は、高張力糸を使用するセミリムレスタイプの眼鏡に広範に適用が可能である。高張力糸としてはナイロン糸以外の他の樹脂糸や金属ワイヤを使用するものであってもよい。
本発明のナイロン糸の連結構造の第一の実施形態にかかり、(a)〜(c)はリムの端部にナイロン糸を連結する手順を説明する拡大斜視図、(d)は(c)のリムの縦断面図である。 図2(a)は、連結構造の詳細を説明するための縦断面図、図2(b)は図2(a)のI−I方向矢視図、図2(c)は図2(a)のII−II方向断面矢視図である。 本発明のナイロン糸の連結構造の参考例にかかり、(a)〜(c)はリムの端部にナイロン糸を連結する手順を説明する拡大斜視図、(d)は(c)のリムの縦断面図である。 本発明のナイロン糸の連結構造の第の実施形態にかかり、(a)〜(c)はリムの端部にナイロン糸を連結する手順を説明する拡大斜視図である。 本発明の効果を説明する図である。 凹所の他の実施形態にかかり、側壁を有しない形態の凹所を形成したリムの側面図である。 本発明の従来例にかかるセミリムレス眼鏡の説明図である。 本発明の従来例にかかり、リムとナイロン糸の連結構造を説明する図である。
符号の説明
1 セミリムレス眼鏡
11 リム
11a 溝
11b 凹所
11c 孔
11d 孔
12 レンズ
13 鼻パッド
14 テンプル
15 智
15a ヒンジ
2 ナイロン糸(高張力糸)
2a 抜け止め

Claims (7)

  1. セミリムレス眼鏡のリムとレンズを保持する高張力糸とを連結する連結構造であって、
    前記リムの先端に、前記リムの軸線と同方向に高張力糸が挿通できる孔を形成するとともに、この孔に連通する凹所を形成し、前記レンズの外周囲に沿わせた前記高張力糸の先端を前記凹所に挿入して折り返し、折り返した前記高張力糸の先端を前記孔に挿入したこと、
    を特徴とするセミリムレス眼鏡における高張力糸とリムの連結構造。
  2. セミリムレス眼鏡のリムとレンズを保持する高張力糸とを連結する連結構造であって、
    前記リムの先端に、前記リムの軸線と同方向に高張力糸が挿通できる孔を形成するとともに、この孔に連通する凹所を形成し、前記レンズの外周囲に沿わせた前記高張力糸の先端を前記孔から前記凹所まで挿入して折り返し、折り返した前記高張力糸の先端を前記レンズと前記リムとの間に位置させたこと、
    を特徴とするセミリムレス眼鏡における高張力糸とリムの連結構造。
  3. 前記高張力糸の先端を変形させて抜け止め部を形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のセミリムレス眼鏡における高張力糸とリムの連結構造。
  4. 前記高張力糸を前記凹所で折り返した際に、折り返し部分における前記高張力糸間の距離が、前記高張力糸の直径より小さくなるように、前記孔を位置決めして形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のセミリムレス眼鏡における高張力糸とリムの連結構造。
  5. 前記凹所の深さ寸法が、少なくとも前記高張力糸の直径よりも大きく、かつ、前記高張力糸の直径の2倍よりも小さいことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のセミリムレス眼鏡における高張力糸とリムの連結構造。
  6. 前記高張力糸の折り返し部が位置する前記凹所の周縁を円弧状に形成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のセミリムレス眼鏡における高張力糸とリムの連結構造。
  7. 前記凹所を所定形状の刃形を有する回転工具で形成したことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のセミリムレス眼鏡における高張力糸とリムの連結構造。
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