JP4604774B2 - 3次元計測のためのキャリブレーション方法 - Google Patents
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Description
特許文献1では、特徴点抽出のための棒材(校正ポール)を任意位置に設置可能なワークを使用しているので、上記の問題は解消できるものと解される。しかし、このような構成のワークでは、校正ポールが破損するおそれがあり、取り扱いが困難である。また、一般ユーザーがキャリブレーションを行う場合、校正ポールをどの位置に設置すれば良いかを容易に判断できず、キャリブレーション作業を円滑に進められない可能性もある。
しかしながら、この方法では、ワークの向きまたは位置を複数回にわたって変更する必要がある。しかも、ワークの向きや位置を変更する都度、撮像を行なわなければならないため、作業が繁雑になる。
この発明は、この点に着目し、キャリブレーションのための作業を簡単にして、一般ユーザーでも精度の良いキャリブレーションを簡単に実行できるようにすることを目的とする。
さらに、最後方の平面にも、他の平面と同様に透光性を有するものとしてもよい。
ステップAでは、上記した平面の配置状態において、前方の平面に対し、前記偏光手段の偏光の方向に対応する光および前記偏光の方向に対応しない光を順に照射するとともに、光を照射する毎に前記各撮像装置を駆動する。すなわち、この方法では、照明の方向を変更しながら、少なくとも2回の撮像を行う必要がある。
ステップDでは、前記ステップB,Cで抽出された特徴点を画像間で対応づける。ステップEでは、対応づけがなされた各特徴点の位置情報を用いて3次元計測用のパラメータを算出する。
なお、上記第6の方法に代えて、前方の平面を透光性を有する平面とし、各平面の間に偏光板を設けて、上記のステップA〜ステップEを実行することもできる。
なお、下方のワークは、支持具が設置されるのと同一平面上に設置し、このワークをまたぐように支持具を設置して、上方のワークを支持するようにしてもよい。
上記の態様によれば、各位置合わせ用マークを参照することにより、上下のワークの基準点を簡単に位置合わせすることができる。よって、いずれかの基準点を原点とする空間座標系を設定し、その座標系の座標により双方のワークの位置を特定することが可能になる。なお、位置合わせマークは、●印や×印など基準点を特定しやすいものにするのが望ましい。または、2本の直線の交点を位置合わせマークとして機能させることもできる。
この3次元計測システムは、2台のカメラ1A,1Bと、計測装置2と、画像表示用のモニタ3とを含む。計測装置2には、各カメラ1A,1Bに対応する画像入力部20A,20B、カメラ駆動部21、演算処理部22、出力部29などが設けられる。なお、この3次元計測システムでは、水平面に設置された計測対象物を撮像することを前提としており、各カメラ1A,1Bは、図2に示すように、それぞれ光軸を下方に向けて配備される。
この方法では、キャリブレーションワークとして、所定のキャリブレーションパターンが印刷された透明シート5(以下、単に「シート5」という。)を使用する。具体的には、2枚の透明支持板(図示せず。)を所定長さの連結棒4を介して連結し、各支持板の上面にそれぞれ前記シート5を設置する。これにより、各シート5,5は、所定の距離を隔て、かつ各シート面を水平にして、上下に並べて配備される。
この実施例のシート5には、直交する2方向につき、それぞれその方向に沿う複数の直線を等間隔に配置した構成のキャリブレーションパターン(いわゆる格子状のパターン)が印刷されている。一方のシート5(以下、「第1シート5p」という。)には、その縦方向および横方向に沿う直線による格子状パターンが形成され、他方のシート5(以下、「第2シート5q」という。)には、第1シート5pと同形状の格子状パターンが45度回転した状態で形成されている。
なお、以下の図では、画像中に現れる基準線や基準点にも、実際のシート5p,5qを示した図3と同様の符号(50p,51p,50q,51qおよびOp,Oq)を用いることにする。
図4は、このキャリブレーション処理における一連の処理の流れを示す。以下、この図に示すステップ1〜8の処理について、順を追って説明する。
前記した2枚のシート5p,5qは、それぞれ基準点が位置合わせされ、かつ4本の基準線50p,51p,50q,51qがそれぞれ45°間隔で配置されるようにして、上下に並べて設置される。ステップ1では、この状態下で各カメラ1A,1Bを同時に駆動し、キャリブレーション用の処理対象画像を生成する。
ここで、以下のステップを説明する前に、図6を用いて、特徴点を抽出する方法を簡単に説明する。
この実施例では、画像上の直線を方向毎に分離して抽出した後、第1シートに対応する直線(図中の0°の直線と90°の直線)と、第2シートに対応する直線(図中の45°の直線と135°の直線)とをそれぞれ組み合わせ、これらの組み合わせ毎に、直線の交点を求めるようにしている。以下のステップ2〜5は、上記の処理を具体化したものであって、2枚の処理対象画像毎に実行される。
このステップ2では、処理対象画像から第1シートに対応する0°の直線および90°の直線をそれぞれ個別に抽出する。
図7は、0°の直線を抽出する方法の具体例を示す。なお、以下では、前記0°の方向をx軸、これに直交する方向(90°の方向)をy軸とする。
上記の拡大図(B)に示すように、0°の直線に対応するy座標では、その座標にかかるライン上のほぼ全ての画素が直線の構成画素となる。したがって、画像が暗くなるほど濃度値が小さくなるように設定されている場合には、投影処理を行うと、(C)に示すように、0°の直線に対応する位置における投影値は、その他の位置の投影値よりも小さくなる。よって、前記ヒストグラム中の各極小値(+マークで示す。)に対応するy座標を、0°の直線が通過する位置として特定することができる。
ステップ2では、まず0°の直線を抽出するために、前記した投影処理用の小領域10をx軸に沿って複数個設定し、これらの小領域毎に投影処理を行って、直線の通過点(図中+マークにより示す。)を抽出する(図8の(1))。
上記のように、複数の小領域10を設定して、これらの領域毎に直線の通過点を求め、これらの通過点の座標から直線の式を設定するので、画像上の直線の方向が0°方向からずれた場合にも、その方向を精度良く抽出することができる。
ステップ4では、ステップ2と同様の投影処理により、2方向に沿う直線を抽出する。ただし、第2シート5qの直線は、45°または135°の方向を向いているので、その方向に沿って投影処理を行う必要がある。
上記ステップ2〜5により、カメラ1A,1Bから得られた2枚の処理対象画像について、それぞれシート5p,5q毎に、複数個の特徴点が抽出されると、ステップ6では、画像間において、同一の特徴点どおしを対応づける処理を実行する。この対応づけ処理は、前記基準点Op,Oqに対する相対位置関係を用いて行われる。
前記したように、第1シート5p上の各直線は、等間隔をおいて配備されているから、これらの交点である特徴点も、直線間と同じ間隔で並んでいると考えることができる。したがって、各特徴点に対し、基準点Opから見て水平方向(X軸方向)にi番目、垂直方向(Y軸方向)にj番目の点Uijとしてラベル付けを行うことができる(i,jは、それぞれx軸方向、y軸方向に沿って変化するもので、正の整数または負の整数となる。また基準点Opは、U00のラベルを設定することができる。)。
他方の第2シート5qについても、同様に、各特徴点を基準点Oqとの位置関係に基づいて、ラベル付けすることができる。
ステップ6では、上記の考察に基づき、処理対象画像中のシート5p,5q毎の特徴点を、それぞれ前記ステップ3,5で特定された基準点Op,Oqを基準に、前記引数i,jを用いてラベル付けする。そして、各処理対象画像からi,jの値が一致する特徴点をそれぞれ抽出し、これらの座標を対応づける。
ステップ7では、パラメータの算出に先立ち、各特徴点の実際の空間における座標(X,Y,Z)を特定する。この処理でも、前記基準点Op,Oqを基準にした配列順序を用いることができる。なお、以下では、前出の図2に示したように、第1シート5pが上方に、第2シート5qが下方に設置されていることを前提に説明する。
ステップ8では、特徴点毎に、それぞれステップ7で特定された3次元座標と、ステップ6で対応づけられた各処理対象画像上の座標とを用いて、各種パラメータを算出する。
ここで、各特徴点について、それぞれ3次元座標を(X,Y,Z)とし(XはXpijまたはXqij;YはYpijまたはYqij;ZはZpijまたはZqijである。)、カメラ1A側の画像における座標を(xA,yA)とし、カメラ1B側の画像における座標を(xB,yB)とする。)とすると、これらの座標の間には、つぎの(1)(2)式の関係が成立する。よって、ST8では、各特徴点毎に、それぞれ上記の3種類の座標を(1)(2)式に代入し、最小自乗法を用いて行列[P][Q]を算出する。なお行列[P][Q]の構成式は(3)(4)式のとおりである。
上記のようにして、行列[P][Q]を構成する各パラメータが算出されると、ステップ9では、これらのパラメータを前記パラメータ記憶部28に格納する。これにより、一連のキャリブレーション処理が終了し、3次元計測処理を実行することが可能になる。
なお、前記した支持板に、各シート5p,5qの基準線50p,51p,50q,51qと同様の直線など、位置合わせ用のマーカーを付すようにすれば、シート5p,5qを正確かつ簡単に位置合わせすることができる。
図11は、前記シート5p,5qに、格子状パターン以外のパターンを形成した例を示す。この例の第1シート5pには、黒く塗りつぶしされた円が、縦横各方向にそれぞれ等間隔に配列されている。他方の第2シート5qには、前記第1シート5pよりも面積が大きく、輪郭線のみが示された円が、縦横各方向に等間隔に配列されている。
最初のステップAでは、前記シート5p,5qを、前記中央の円の欠落部分が位置合わせされた状態で設置し、各カメラ1A,1Bにより撮像する。この後は、カメラ1A,1B毎に得られた処理対象画像について、それぞれステップB〜Fの処理を実行する。
さらに、抽出された各円の配列状態から、中央の円の欠落部分を抽出し、その部分に仮想の円を設定してその重心を求める。この重心の座標は、第2シート5qの基準点Oqの座標として、RAMに保存される。
上記した一連の処理により、3次元計測に必要なパラメータが算出され、パラメータ記憶部28に格納される。
2 計測装置
5p,5q 透明シート(キャリブレーションワーク)
21 カメラ駆動部
24 画像処理部
25 パラメータ算出部
26 計測処理部
28 パラメータ記憶部
Op,Oq 基準点
Claims (7)
- 複数の撮像装置を用いた3次元計測処理に先立ち、相対位置関係が既知の特徴点を複数抽出することが可能な2次元のキャリブレーションパターンを用いて、前記3次元計測のためのキャリブレーションを行う方法であって、
平行に配列された複数の直線より成る直線群を2グループ以上含み、これらの直線群間に生じる複数の交点を前記特徴点として機能させるキャリブレーションパターンを、各直線群の直線の方向がパターン毎に異なるようにして3種類以上設定し、これらのキャリブレーションパターンのうちの特定の1つを透光性を問わない平面に設けるとともに、その他のすべてのキャリブレーションパターンを透光性を有する平面に設け、
いずれの平面も各撮像装置の光軸に交差し、かつ各撮像手段から見て前記透光性を問わない平面が最後方になるようにして、各平面を前記各撮像装置から遠ざかる方向に沿って順に配置し、
前記の配置状態において前記各撮像装置を駆動する第1ステップ;
前記第1ステップで各撮像装置により得られた画像につき、それぞれ特定の1つのキャリブレーションパターンに含まれる直線を直線群毎に複数抽出する処理と、これらの直線間の交点を前記特徴点として抽出する処理とを、キャリブレーションパターン毎に実行する第2ステップ;
第2ステップにおいてキャリブレーションパターン毎に抽出された特徴点を、各特徴点間の相対位置関係に基づき画像間で対応づけする第3ステップ;
第3ステップの対応づけがなされた各特徴点の位置情報を用いて3次元計測用のパラメータを算出する第4ステップ;
の各ステップを実行することを特徴とする3次元計測のためのキャリブレーション方法。 - 複数の撮像装置を用いた3次元計測処理に先立ち、相対位置関係が既知の特徴点を複数抽出することが可能な2次元のキャリブレーションパターンを用いて、前記3次元計測のためのキャリブレーションを行う方法であって、
平行に配列された複数の直線より成る直線群を2グループ以上含み、これらの直線群間に生じる複数の交点を前記特徴点として機能させるキャリブレーションパターンを、各直線群の直線の方向がパターン毎に異なるようにして2種類設定し、これらのキャリブレーションパターンの一方を透光性を有する平面に設けるとともに、他方のキャリブレーションパターンを透光性を問わない平面に設け、
各平面がそれぞれ各撮像装置の光軸に交差し、各撮像手段から見て前記透光性を有する平面が透光性を問わない平面の前方に位置するようにして、各平面をあらかじめ定めた所定距離をおいて各撮像装置から遠ざかる方向に沿って前後に配置し、
前記の配置状態において前記各撮像装置を駆動する第1ステップ;
前記第1ステップで各撮像装置により得られた画像につき、それぞれ特定の1つのキャリブレーションパターンに含まれる直線を直線群毎に複数抽出する処理と、これらの直線間の交点を前記特徴点として抽出する処理とを、キャリブレーションパターン毎に実行する第2ステップ;
第2ステップにおいてキャリブレーションパターン毎に抽出された特徴点を、各特徴点間の相対位置関係に基づき画像間で対応づけする第3ステップ;
第3ステップの対応づけがなされた各特徴点の位置情報を用いて3次元計測用のパラメータを算出する第4ステップ;
の各ステップを実行することを特徴とする3次元計測のためのキャリブレーション方法。 - 複数の撮像装置を用いた3次元計測処理に先立ち、相対位置関係が既知の特徴点を複数抽出することが可能な2次元のキャリブレーションパターンを用いて、前記3次元計測のためのキャリブレーションを行う方法であって、
平行に配列された複数の直線より成る直線群を2グループ以上含み、これらの直線群間に生じる複数の交点を前記特徴点として機能させるキャリブレーションパターンを、各直線群の直線の方向がパターン毎に異なるようにして2種類設定し、これらのキャリブレーションパターンの一方を透光性を有する平面に設けるとともに、他方のキャリブレーションパターンを透光性を問わない平面に設け、
各平面がそれぞれ各撮像装置の光軸に交差し、各撮像手段から見て前記透光性を有する平面が透光性を問わない平面の前方に位置し、かつ各平面が平行になるようにして、各平面をあらかじめ定めた所定距離をおいて各撮像装置から遠ざかる方向に沿って前後に配置し、
前記の配置状態において前記各撮像装置を駆動する第1ステップ;
前記第1ステップで各撮像装置により得られた画像につき、それぞれ特定の1つのキャリブレーションパターンに含まれる直線を直線群毎に複数抽出する処理と、これらの直線間の交点を前記特徴点として抽出する処理とを、キャリブレーションパターン毎に実行する第2ステップ;
第2ステップにおいてキャリブレーションパターン毎に抽出された特徴点を、各特徴点間の相対位置関係に基づき画像間で対応づけする第3ステップ;
第3ステップの対応づけがなされた各特徴点の位置情報を用いて3次元計測用のパラメータを算出する第4ステップ;
の各ステップを実行することを特徴とする3次元計測のためのキャリブレーション方法。 - 複数の撮像装置を用いた3次元計測処理に先立ち、相対位置関係が既知の特徴点を複数抽出することが可能な2次元のキャリブレーションパターンを用いて、前記3次元計測のためのキャリブレーションを行う方法であって、
内部が塗りつぶしされたマークの配列による第1のキャリブレーションパターンと、第1のキャリブレーションパターン内のマークより小さな幅の輪郭線のみが示されたマークの配列による第2のキャリブレーションパターンとのうちの一方を透光性を有する平面に設けるとともに、他方のキャリブレーションパターンを透光性を問わない平面に設け、
各平面がそれぞれ各撮像装置の光軸に交差し、各撮像手段から見て前記透光性を有する平面が透光性を問わない平面の前方に位置するようにして、各平面をあらかじめ定めた所定距離をおいて各撮像装置から遠ざかる方向に沿って前後に配置し、
前記の配置状態において前記各撮像装置を駆動する第1ステップ;
前記第1ステップで各撮像装置により得られた画像につき、それぞれ特定の1つのキャリブレーションパターンに含まれる複数のマークの重心または中心点を前記特徴点として抽出する処理を、キャリブレーションパターン毎に実行する第2ステップ;
第2ステップにおいてキャリブレーションパターン毎に抽出された特徴点を、各特徴点間の相対位置関係に基づき画像間で対応づけする第3ステップ;
第3ステップの対応づけがなされた各特徴点の位置情報を用いて3次元計測用のパラメータを算出する第4ステップ;
の各ステップを実行することを特徴とする3次元計測のためのキャリブレーション方法。 - 複数の撮像装置を用いた3次元計測処理に先立ち、相対位置関係が既知の特徴点を複数抽出することが可能な2次元のキャリブレーションパターンを用いて、前記3次元計測のためのキャリブレーションを行う方法であって、
内部が塗りつぶしされたマークの配列による第1のキャリブレーションパターンと、第1のキャリブレーションパターン内のマークより小さな幅の輪郭線のみが示されたマークの配列による第2のキャリブレーションパターンとのうちの一方を透光性を有する平面に設けるとともに、他方のキャリブレーションパターンを透光性を問わない平面に設け、
各平面がそれぞれ各撮像装置の光軸に交差し、各撮像手段から見て前記透光性を有する平面が透光性を問わない平面の前方に位置し、かつ各平面が平行になるようにして、各平面をあらかじめ定めた所定距離をおいて各撮像装置から遠ざかる方向に沿って前後に配置し、
前記の配置状態において前記各撮像装置を駆動する第1ステップ;
前記第1ステップで各撮像装置により得られた画像につき、それぞれ特定の1つのキャリブレーションパターンに含まれる複数のマークの重心または中心点を前記特徴点として抽出する処理を、キャリブレーションパターン毎に実行する第2ステップ;
第2ステップにおいてキャリブレーションパターン毎に抽出された特徴点を、各特徴点間の相対位置関係に基づき画像間で対応づけする第3ステップ;
第3ステップの対応づけがなされた各特徴点の位置情報を用いて3次元計測用のパラメータを算出する第4ステップ;
の各ステップを実行することを特徴とする3次元計測のためのキャリブレーション方法。 - 請求項1〜5のいずれかに記載された方法において、
各平面に対し、それぞれ周期性を有するパターンであるが、特定の位置のみ前記周期性が欠落しているキャリブレーションパターンを形成する3次元計測のためのキャリブレーション方法。 - 複数の撮像装置を用いた3次元計測処理に先立ち、相対位置関係が既知の特徴点を複数含む2次元のキャリブレーションパターンを用いて、前記3次元計測のためのキャリブレーションを行う方法であって、
前記キャリブレーションパターンが設けられた2つの平面を、それぞれ前記各撮像装置の光軸に交差し、かつ各平面が平行になるようにして、あらかじめ定めた所定距離をおいて各撮像装置から遠ざかる方向に沿って順に配置するとともに、各撮像装置から見て前方の平面に偏光手段を設け、
前記の配置状態において、前記前方の平面に対し、前記偏光手段の偏光の方向に対応する光および前記偏光の方向に対応しない光を順に照射するとともに、光を照射する毎に前記各撮像装置を駆動するステップA;前記偏光の方向に対応しない光が照射されているときに各撮像装置により得た画像につき、それぞれ前方の平面のキャリブレーションパターンに含まれる特徴点を抽出するステップB;前記偏光の方向に対応する光が照射されているときに各撮像装置により得た画像と前記ステップBでの抽出結果とを用いて、後方の平面のキャリブレーションパターンに含まれる特徴点を抽出するステップC、前記ステップB,Cで抽出された特徴点をそれぞれ画像間で対応づけるステップD、前記対応づけがなされた各特徴点の位置情報を用いて3次元計測用のパラメータを算出するステップE、の各ステップを実行することを特徴とする3次元計測のためのキャリブレーション方法。
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- 2006-03-13 WO PCT/JP2006/304861 patent/WO2006098258A1/ja active Application Filing
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