JP4604425B2

JP4604425B2 - Steering column mounting structure

Info

Publication number: JP4604425B2
Application number: JP2001242398A
Authority: JP
Inventors: 敏康志田; 剛志天野; 義則横田; 真一近藤
Original assignee: Mitsubishi Motors Corp; Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Current assignee: Mitsubishi Motors Corp; Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Priority date: 2001-08-09
Filing date: 2001-08-09
Publication date: 2011-01-05
Anticipated expiration: 2021-08-09
Also published as: MY135307A; JP2003054424A; TW546213B; CN1401529A; KR20030014592A; KR100472533B1; CN1242896C

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、二次衝突の衝撃を吸収するステアリングコラムの取付構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
自動車では、乗員がステアリングホイールに衝突（二次衝突）したときやステアリングホイールに内蔵されるエアバッグが展開したとき等、所定値以上の衝撃力が加わると、車体に取付けていた薄肉パイプのステアリングコラム（含む該コラム内を挿通するステアリングシャフト）を車両前方に脱落させて、衝撃荷重を緩和させることが行われている。
【０００３】
ところで、ステアリングコラムの取付けには、他の構造に比べて、構造が簡単、軽量、作業が簡単であるなど多くの利点をもたらす、１本のボルト部材を用いてステアリングコラムを車体側に固定する構造がある。特に同構造はステアリングコラムのロア側の支持に用いられる。
【０００４】
これは、車体側に据付けたブラケットでステアリングコラムを下側から吊り上げ、このブラケットの下側からステアリングコラムの下部に設けたボルト取付部（ねじ込み深さを確保するもの）へ１本のボルト部材をねじ込んで、ブラケットにステアリングコラムを固定させる構造である。
【０００５】
このステアリングコラムの取付構造にも、上記のように衝撃荷重を緩和させることが求められる。
【０００６】
そこで、従来では、このステアリングコラムの特徴、すなわち１本のボルト部材を用いてステアリングコラムの下部から吊り上げるという特徴が損なわれないよう、衝撃を緩和する構造として、図６および図７に示されるようにステアリングコラムａのボルト取付部ｂにねじ込んだボルト部材ｂの頭部を、車体側に固定してあるブラケットｃに離脱可能に支持させる構造が用いられている。具体的には、離脱構造には、ブラケットｃに、ボルト部材ｄが貫通する貫通孔ｅから車両前方へ向かってＶ字状のスリットｆ（いずれも図７にだけ図示）を形成した構造が用いられていて、図６中の矢印Ｐに示されるようにステアリングコラム端に配置されているステアリングホイールｇから所定値以上の衝撃力が加わると、図７に示されるようにボルト部材ｄが貫通孔ｅから抜け出る（離脱）。と共に該ステアリングコラムａがブラケットｃから脱落しながら軸方向へ変位して、衝撃エネルギーが吸収されるようにしている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、衝撃エネルギーの吸収が効果的に行われるには、ステアリングコラムａの動きが損なわれずに脱落されることが望ましい。特にステアリングコラムａの周辺には、ステアリングコラムａと隣接した地点に各種の機器が据付けられているから、同機器の干渉を受けずにステアリングコラムａが脱落することが望ましい。
【０００８】
このためには、ステアリングコラムａは、ブラケットｃから離脱した後も、離脱前と同じ姿勢のまま、軸方向に沿って変位することが求められる。
【０００９】
ところが、ステアリングコラムａは、ボルト部材ｄのねじ深さを確保する厚み寸法をもつボルト取付部ｂを挟んで、ブラケットｃの上面に支持されるために、図７中に示されるようにボルト取付部ｂがブラケットｃを過ぎるまで、ステアリングコラムａの脱落が進むと、該コラムａの自重や下方に向かう力などを受けて、ステアリングコラムａが、ボルト取付部ｂとステアリングコラムａの下部との段差α分、落ち込むことがある。
【００１０】
この落ち込みが発生すると、脱落した後のステアリングコラムａは、図７中の二点鎖線に示されるように傾き、意図する脱落方向（軸方向を直線状に進む方向）が変わったまま脱落してしまう。
【００１１】
このような脱落が発生すると、ステアリングコラムａは、脱落の過程で、周辺の部品に干渉して動きが損なわれ、衝撃吸収性能が充分に発揮されないおそれがある。
【００１２】
本発明は上記事情に着目してなされたものでその目的とするところは、ステアリングコラムがブラケットから脱落方向が変わらずに脱落されるようにしたステアリングコラムの取付構造を提供することにある。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項１の発明は、下部にボルト取付部が突設されたステアリングコラムと、車体側に設けられ、前記ボルト取付部を下側から支えて前記ステアリングコラムを吊り上げるブラケットと、前記ボルト取付部に、下部から前記ブラケットを介してねじ込まれ、前記ボルト取付部と前記ブラケットとを連結するとともに、車両前方に向かう所定値以上の衝撃力が前記ステアリングコラムに加わると、前記ステアリングコラム及び前記ボルト取付部とともに前記車輌前方に向かって前記ブラケットから離脱するように支持されてなるボルト部材と、前記ボルト取付部の車両後方側の端部に連ねて前記ステアリングコラムの下部に該ボルト取付部と略同じ高さで前記ステアリングコラムから突出し車両後方へ延びるように形成されたガイド部とを有し、前記ガイド部が、前記ボルト取付部の後方において前記ブラケットとの間に介在することで、前記ステアリングコラムの離脱時、前記ステアリングコラムが該ステアリングコラムの軸方向へ向かうよう、前記ステアリングコラムをガイドすることを特徴とするステアリングコラムの取付構造とした。
【００１４】
これにより、ブラケットから脱落するステアリングコラムは、脱落方向の変更が抑えられるので、脱落は周辺機器によって妨げられずに変位するようになり、脱落がもたらす衝撃吸収性能が充分に発揮される。
【００１５】
請求項２の発明は、上記目的に加え、さらに簡単な構造でガイド部が構成されるよう、ガイド部には、ボルト取付部と略同じ高さのレール状部材を用い、これをボルト部材の中心位置に合わせてボルト取付部の車両後方側の端部から連ねて車両後方に沿いに取着するという、ステアリングコラムを厚肉にするなどの負担を強いずにすむようにした。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図１ないし図５に示す一実施形態にもとづいて説明する。
【００１７】
図１は、自動車（車両）に搭載されたステアリングコラム装置の概略構成を示していて、図中１は薄肉のパイプ部材から形成されたステアリングコラムである。このステアリングコラム１は、斜めの姿勢、具体的には車両後方の端部が上側に向き、車両前方の端部が下側に向く姿勢で、運転席（図示しない）の前方に配置されている。このステアリングコラム１内には、ステアリングシャフト２が回転自在に組み付けられている。そして、コラム上端から突き出たステアリングシャフト２の端部にステアリングホイール３が取付けられ、コラム下端から突き出たステアリングシャフト２の端部に、ステアリングギヤ（図示しない）に至る自在継手部４（部分的に図示）が接続してある。
【００１８】
このステアリングコラム１の上側端部は、アッパブラケット５およびワンウェイカプセル６を用いた取付部７（取付構造）を用いて、車体（図示しない）に在るボディ側の据付部、例えば車幅方向に並行に配置される一対のボディ側ブラケット８に固定してある。またステアリングコラム１の下側端部は、１本のねじ切りボルト１０（本願のボルト部材に相当）およびロアブラケット１２（本願のブラケットに相当）を用いた取付部１３（取付構造）を用いて、車体（図示しない）に在るボディ側の据付部、例えば車幅方向に並行に配置される一対のボディ側ブラケット１４に固定してある。取付部７は、ステアリングホイール３から所定値以上の衝撃力が加わると、アッパブラケット５が付いたままステアリングコラム１が、ボディ側ブラケット８から離脱する構造にしてある。また取付部１３は、同じくステアリングホイール３から所定値以上の衝撃力が加わると、ねじ切りボルト１０が付いたままステアリングコラム１が、ロアブラケット１２から離脱する構造にしてある。これら取付部７，１３により、ステアリングコラム１の全体は、所定値以上の衝撃力が加わると、軸方向沿いに変位しながら脱落するようにしてある。
【００１９】
このうちロア側の取付部１３に本発明が適用されている。この取付部１３の各部の断面が図２および図３に示され、同取付部１３の詳細な構造が図４に示されている。
【００２０】
ここで、取付部１３について詳述すれば、ロアブラケット１２は、図４（ａ）に示されるように両側に一対の取付座１５ａが形成され、該取付座１５ａ間に略半円形状の支え部１５ｂが形成されたプレート部材から形成してある。取付座１５ａは、ボディ側ブラケット１４と組合う部分であり、支え部１５ｂはステアリングコラム１を下側から支える部分である。このうちの取付座１５ａがボディ側ブラケット１４にそれぞれボルト止めされ、ステアリングコラム１を支え部１５ｂによって下側から吊り上げている。この支え部１５ｂの中央には、同地点から車両前方端に向かってＶ字状に開口するスリット１６が形成されているとともに該スリット１６の閉じ側の端部を貫通するようにボルト貫通孔１７が形成されている。
【００２１】
ステアリングコラム１の下部には、ボルト取付部１８（ボルト部材１０がねじ込まれるもの）が設けられている。ボルト取付部１８は、例えば図４（ｂ）に示されるように断面が円弧状をなした帯状のプレート部材から形成される。そして、このプレート部材の幅方向両端部が、ステアリングコラム１の中心を挟んだ各下面部分に取着され、コラム下の円弧部分をステアリングコラム１の下面から突き出させている。このプレート部材のうち、ボルト貫通孔１７と対向する部位には、ねじ孔１９が形成されていて、１本のねじ切りボルト１０によるステアリングコラム１の固定が行える構造にしている。
【００２２】
具体的には、ねじ切りボルト１０は、図２および図４（ａ）に示されるようにロアブラケット１２の下側から、ボルト貫通孔１７を通して、ボルト取付部１８のねじ孔１９にねじ込んであり、ボルト取付部１８から突き出た頭部１０ａで、ステアリングコラム１をロアブラケット１２の支え部１５ｂに締結させている。
【００２３】
この締結により、ステアリングホイール３からステアリングコラム１へ所定値以上の衝撃力が加わると、ねじ切りボルト１０が、ボルト貫通孔１７から離脱してスリット１６へ至るようにしている。つまり、所定値以上の衝撃力が加わると、ねじ切りボルト１０が、ボルト貫通孔１７から離脱して、ステアリングコラム１が脱落するようにしてある。
【００２４】
またステアリングコラム１の下部には、ボルト取付部１８の車両後方端に隣接してガイド部２０が形成されている。ガイド部２０は、ステアリングコラム１とは別体な部材、例えば図４（ｂ）に示されるような略断面がＵ字状をなすレール状部材２０ａを、円弧側が下に向く姿勢で取着（例えば溶接）してなる。具体的には、レール状部材２０ａは、図２および図５に示されるようにねじ切りボルト１０（ボルト貫通孔１７）の中心位置に合わせて、ボルト取付部１８の車両後方側の端に連ねて（ここでは密接させてある）車両後方に沿いに取着してある。ステアリングコラム１から突出したレール状部材２０ａの最下部（Ｕ字状の頂部）は、ボルト取付部１８と同じ高さ、具体的には図３に示されるようにねじ切りボルト１０の中心位置におけるボルト取付部１８の部位と面一になる高さ寸法（ボルト取付部１８と略同じ高さ）に定められている。またレール状部材２０ａの長さは、脱落によってステアリングコラム１が車両前方へ変位する変位量よりも長く定めてあり、ステアリングコラム１の脱落によりボルト取付部１８がロアブラケット１２から外れるにしたがい、該ボルト取付部１８に代ってレール状部材２０ａがロアブラケット１２の上面と摺接して、脱落するステアリングコラム１をガイドするようにしてある。
【００２５】
すなわち、レール状部材２０ａがもたらすガイド機能を説明すれば、今、図１および図５（ａ）中の矢印Ｐに示されるように二次衝突により、所定値を越える衝撃力がステアリングホイール３に加わったとする。
【００２６】
すると、アッパ側の取付部７では、ステアリングコラム１に伝わる衝撃力により、ワンウェイカプセル６とアッパブラケット５との間を結合していた樹脂製のピン（図示しない）が剪断される。ロア側の取付部１３では、ステアリングコラム１に伝わる衝撃により、ロアブラケット１２を貫通していたねじ切りボルト１０が、ボルト貫通孔１７から離脱してスリット１６へ向かう。
【００２７】
すると、ステアリングコラム１は、アッパブラケット１１やねじ切りボルト１０が付いたまま、ボディ側ブラケット８、ロアブラケット１２から脱落して、車両前方方向へ軸心方向に沿って変位する。
【００２８】
このとき、図５（ｂ）中の矢印に示されるようにステアリングコラム１のボルト取付部１８は、ロアブラケット１２を過ぎて車両前方へ向かう。
【００２９】
ここで、図５（ｂ）に示されるようにボルト取付部１８からは車両後方へ向かってレール状のガイド部２０が続いているから、ボルト取付部１８がロアブラケット１２を過ぎた以降は、ボルト取付部１８に代り、ガイド部２０がロアブラケット１２の上面と摺接して、ステアリングコラム１をガイドして、脱落したステアリングコラム１を、そのままの姿勢を保ちながら軸方向へ向かわし続ける。
【００３０】
これにより、ロアブラケット１２から脱落するステアリングコラム１は、離脱前と同じ姿勢のまま、ステアリングコラム１の軸方向へ変位して、衝撃荷重を緩和する。つまり、ガイド部２０により、脱落したステアリングコラム１は、脱落方向の変更なく所望の脱落方向（脱落前のコラムの軸方向）に沿って変位するようになる。
【００３１】
それ故、脱落したステアリングコラム１は、該コラム１の周辺に隣接してある各種の機器（周辺機器）に干渉せずにすみ、衝撃吸収性能を充分に発揮させることができる。
【００３２】
しかも、ガイド部２０は、ステアリングコラム１とは別体なレール状部材２０ａといった小部品を用いて構成してあるので、ステアリングコラム１の肉厚を厚くするなどの負担を強いずにすみ、構造的にも簡単である。
【００３３】
なお、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施しても構わない。例えば上述した一実施形態では単品のレール状部材を用いたが、これに限らず、ボルト取付部と一体なレール状部材であってもよい。また一実施形態では、１本のボルト部材を用いてステアリングコラムのロア側を支持する取付構造を挙げたが、同１本のボルト部材を用いてステアリングコラムのアッパ側を支持する構造やステリングコラムのロア側とアッパ側とを支持する構造にも、本発明を適用しても構わない。
【００３４】
【発明の効果】
以上説明したように請求項１の発明によれば、二次衝突により、ブラケットから離脱したステアリングコラムは、ガイド部のガイドにより、そのままの姿勢を保ちながら軸方向へ向かうようになるので、ステアリングコラムの脱落方向が変わらずにすむ。
【００３５】
したがって、ステアリングコラムは、周辺機器によって妨げられずに変位させることができ、脱落がもたらす衝撃吸収性能を充分に発揮させることができる。
【００３６】
請求項２の発明によれば、上記効果に加え、レール状部材のといった小部品からガイド部を構成したから、簡単な構造で、ステアリングコラムの肉厚を厚くするなどの負担を強いずに、ステアリングコラムの脱落方向をガイドすることができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態に係るステアリングコラムの取付構造を示す斜視図。
【図２】図１中のＡ−Ａ線に沿うロア側を支持する取付部の断面図。
【図３】図１中のＢ−Ｂ線に沿うロア側を支持する取付部の断面図。
【図４】同ロア側を支持する取付部の構造を説明するための分解斜視図。
【図５】二次衝撃を受けたときの同ロア側を支持する取付部の挙動を説明するための断面図。
【図６】従来の１本のボルト部材を用いてステアリングコラムを車体側に取付ける取付構造を示す側面図。
【図７】二次衝突を受けたときの同取付構造の挙動を示す一部断面した側面図。
【符号の説明】
１…ステアリングコラム
１０…ねじ切りボルト（ボルト部材）
１２…ロアブラケット（ブラケット）
１８…ボルト取付部
２０…ガイド部。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a steering column mounting structure that absorbs the impact of a secondary collision.
[0002]
[Prior art]
In automobiles, steering of thin pipes attached to the vehicle body when an impact force exceeding a specified value is applied, such as when an occupant collides with the steering wheel (secondary collision) or when an airbag built in the steering wheel is deployed. A column (including a steering shaft inserted through the column) is dropped to the front of the vehicle to reduce the impact load.
[0003]
By the way, the steering column is fixed to the vehicle body side by using a single bolt member that brings many advantages such as simple structure, light weight, and easy work compared to other structures. There is a structure. In particular, this structure is used to support the lower side of the steering column.
[0004]
This is because the steering column is lifted from the lower side with a bracket installed on the vehicle body side, and one bolt member is attached from the lower side of the bracket to the bolt mounting portion (which secures the screwing depth) provided at the lower portion of the steering column. The steering column is fixed to the bracket by screwing.
[0005]
The steering column mounting structure is also required to reduce the impact load as described above.
[0006]
Therefore, in the prior art, as shown in FIGS. 6 and 7, the structure of the steering column, that is, the structure of lifting from the lower part of the steering column using a single bolt member is not impaired. In addition, a structure is used in which a head of a bolt member b screwed into a bolt mounting portion b of the steering column a is detachably supported by a bracket c fixed to the vehicle body side. Specifically, a structure in which a V-shaped slit f (both shown only in FIG. 7) is formed in the bracket c from the through hole e through which the bolt member d passes to the front of the vehicle is used for the separation structure. When an impact force of a predetermined value or more is applied from the steering wheel g disposed at the end of the steering column as indicated by an arrow P in FIG. 6, the bolt member d is inserted into the through-hole as shown in FIG. Exit from e (leave). At the same time, the steering column a is displaced in the axial direction while dropping from the bracket c, so that impact energy is absorbed.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in order to effectively absorb the impact energy, it is desirable that the movement of the steering column a is dropped without being impaired. In particular, since various devices are installed around the steering column a at a point adjacent to the steering column a, it is desirable that the steering column a drop off without receiving the interference of the device.
[0008]
For this purpose, the steering column a is required to be displaced along the axial direction after being detached from the bracket c while maintaining the same posture as before the separation.
[0009]
However, since the steering column a is supported on the upper surface of the bracket c with a bolt mounting portion b having a thickness dimension that secures the screw depth of the bolt member d, the bolt mounting as shown in FIG. When the dropping of the steering column a proceeds until the portion b passes the bracket c, the steering column a receives the weight of the column a or a downward force, and the steering column a is connected to the bolt mounting portion b and the lower portion of the steering column a. It may be depressed by the level difference α.
[0010]
When this drop occurs, the dropped steering column a tilts as shown by a two-dot chain line in FIG. 7 and drops while the intended drop direction (direction in which the axial direction advances linearly) changes. End up.
[0011]
If such dropout occurs, the steering column a may interfere with surrounding components during the dropout process, and the movement may be impaired, so that the shock absorbing performance may not be sufficiently exhibited.
[0012]
The present invention has been made paying attention to the above circumstances, and an object thereof is to provide a steering column mounting structure in which the steering column is dropped from the bracket without changing the dropping direction.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a first aspect of the present invention is a steering column having a bolt mounting portion projecting from a lower portion thereof, and a bracket that is provided on a vehicle body side and supports the bolt mounting portion from below to lift the steering column. And when the bolt mounting portion is screwed in from the lower portion via the bracket to connect the bolt mounting portion and the bracket, and when an impact force of a predetermined value or more toward the front of the vehicle is applied to the steering column, A bolt member supported so as to be separated from the bracket toward the front of the vehicle together with the steering column and the bolt mounting portion, and a lower end of the steering column connected to an end portion of the bolt mounting portion on the vehicle rear side. Shaped to protrude from the steering column and extend rearward of the vehicle at approximately the same height as the bolt mounting part And a is a guide portion, the guide portion, that is interposed between the bracket at the rear of the bolt mounting portion, when withdrawal of the steering column, the steering column in the axial direction of the steering column The steering column mounting structure is characterized in that the steering column is guided so as to face.
[0014]
As a result, the steering column falling off the bracket can be prevented from changing in the dropping direction, so that the dropping is displaced without being hindered by peripheral devices, and the shock absorbing performance brought about by the dropping is sufficiently exhibited.
[0015]
In addition to the above object, the invention of claim 2 uses a rail-like member having a height substantially the same as that of the bolt mounting portion for the guide portion so that the guide portion is configured with a simpler structure. It is possible to avoid the burden of making the steering column thicker, such as connecting along the rear of the vehicle by connecting the bolt mounting portion from the rear side of the vehicle to the center position.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described based on an embodiment shown in FIGS.
[0017]
FIG. 1 shows a schematic configuration of a steering column device mounted on an automobile (vehicle), in which 1 is a steering column formed of a thin pipe member. The steering column 1 is disposed in front of a driver's seat (not shown) in an oblique posture, specifically, a posture in which an end portion at the rear of the vehicle faces upward and an end portion at the front of the vehicle faces downward. . A steering shaft 2 is rotatably mounted in the steering column 1. The steering wheel 3 is attached to the end of the steering shaft 2 protruding from the upper end of the column, and the universal joint 4 (partially) reaching the steering gear (not shown) is attached to the end of the steering shaft 2 protruding from the lower end of the column. Are connected).
[0018]
An upper end portion of the steering column 1 is attached to a body side installation portion in a vehicle body (not shown), for example, in the vehicle width direction, using an attachment portion 7 (attachment structure) using the upper bracket 5 and the one-way capsule 6. It is fixed to a pair of body side brackets 8 arranged in parallel. Further, the lower end portion of the steering column 1 uses a mounting portion 13 (mounting structure) using a single threaded bolt 10 (corresponding to the bolt member of the present application) and a lower bracket 12 (corresponding to the bracket of the present application), It is fixed to a body-side installation portion in a vehicle body (not shown), for example, a pair of body-side brackets 14 arranged in parallel in the vehicle width direction. The mounting portion 7 has a structure in which the steering column 1 is detached from the body side bracket 8 with the upper bracket 5 attached when an impact force of a predetermined value or more is applied from the steering wheel 3. Similarly, the mounting portion 13 has a structure in which the steering column 1 is detached from the lower bracket 12 with the threaded bolt 10 attached when an impact force of a predetermined value or more is applied from the steering wheel 3. By these attachment portions 7 and 13, the entire steering column 1 is dropped while being displaced along the axial direction when an impact force of a predetermined value or more is applied.
[0019]
Of these, the present invention is applied to the lower-side mounting portion 13. A cross section of each part of the attachment part 13 is shown in FIGS. 2 and 3, and a detailed structure of the attachment part 13 is shown in FIG.
[0020]
Here, the mounting portion 13 will be described in detail. The lower bracket 12 is formed with a pair of mounting seats 15a on both sides as shown in FIG. 4A, and a substantially semicircular support between the mounting seats 15a. It is formed from the plate member in which the part 15b was formed. The mounting seat 15a is a part that combines with the body side bracket 14, and the support part 15b is a part that supports the steering column 1 from below. Of these, the mounting seats 15a are respectively bolted to the body side brackets 14, and the steering column 1 is lifted from below by the support portions 15b. A slit 16 is formed in the center of the support portion 15b so as to open in a V shape from the same point toward the front end of the vehicle, and the bolt through hole 17 extends through the end portion on the closed side of the slit 16. Is formed.
[0021]
At the lower part of the steering column 1, a bolt mounting portion 18 (the bolt member 10 is screwed) is provided. For example, as shown in FIG. 4B, the bolt mounting portion 18 is formed of a belt-like plate member having a circular cross section. Then, both end portions in the width direction of the plate member are attached to respective lower surface portions sandwiching the center of the steering column 1, and an arc portion under the column is protruded from the lower surface of the steering column 1. A screw hole 19 is formed in a portion of the plate member facing the bolt through hole 17 so that the steering column 1 can be fixed by a single threaded bolt 10.
[0022]
Specifically, the threaded bolt 10 is screwed into the screw hole 19 of the bolt mounting portion 18 from the lower side of the lower bracket 12 through the bolt through hole 17 as shown in FIG. 2 and FIG. The steering column 1 is fastened to the support portion 15 b of the lower bracket 12 by the head portion 10 a protruding from the bolt mounting portion 18.
[0023]
By this fastening, when an impact force of a predetermined value or more is applied from the steering wheel 3 to the steering column 1, the threaded bolt 10 is detached from the bolt through hole 17 and reaches the slit 16. That is, when an impact force of a predetermined value or more is applied, the threaded bolt 10 is detached from the bolt through hole 17 and the steering column 1 is dropped.
[0024]
A guide portion 20 is formed at the lower portion of the steering column 1 adjacent to the vehicle rear end of the bolt mounting portion 18. The guide portion 20 is attached to a member separate from the steering column 1, for example, a rail-like member 20a having a substantially U-shaped cross section as shown in FIG. 4B in a posture in which the arc side faces downward ( For example, welding). Specifically, as shown in FIGS. 2 and 5, the rail-shaped member 20 a is connected to the vehicle rear side end of the bolt mounting portion 18 in accordance with the center position of the threaded bolt 10 (bolt through hole 17). It is attached along the rear of the vehicle (which is in close contact here). The lowermost portion (U-shaped top portion) of the rail-like member 20a protruding from the steering column 1 is the same height as the bolt mounting portion 18, specifically, a bolt at the center position of the threaded bolt 10 as shown in FIG. It is determined to have a height dimension (substantially the same height as the bolt mounting portion 18) that is flush with the mounting portion 18 portion. The length of the rail-like member 20a is determined to be longer than the amount of displacement by which the steering column 1 is displaced to the front of the vehicle by dropping, and the bolt mounting portion 18 is detached from the lower bracket 12 by dropping the steering column 1, Instead of the bolt mounting portion 18, the rail-like member 20 a is in sliding contact with the upper surface of the lower bracket 12 to guide the steering column 1 that falls off.
[0025]
That is, the guide function provided by the rail-like member 20a will be described. Now, as shown by the arrow P in FIGS. 1 and 5A, an impact force exceeding a predetermined value is applied to the steering wheel 3 due to the secondary collision. Suppose you join.
[0026]
Then, in the upper mounting portion 7, the resin pin (not shown) that has joined the one-way capsule 6 and the upper bracket 5 is sheared by the impact force transmitted to the steering column 1. In the lower mounting portion 13, due to the impact transmitted to the steering column 1, the threaded bolt 10 that has passed through the lower bracket 12 is separated from the bolt through hole 17 toward the slit 16.
[0027]
Then, the steering column 1 is detached from the body side bracket 8 and the lower bracket 12 with the upper bracket 11 and the threaded bolt 10 attached, and is displaced along the axial direction in the vehicle forward direction.
[0028]
At this time, as indicated by an arrow in FIG. 5B, the bolt mounting portion 18 of the steering column 1 passes forward of the vehicle past the lower bracket 12.
[0029]
Here, as shown in FIG. 5B, since the rail-shaped guide portion 20 continues from the bolt mounting portion 18 toward the rear of the vehicle, after the bolt mounting portion 18 passes the lower bracket 12, Instead of the bolt mounting portion 18, the guide portion 20 is in sliding contact with the upper surface of the lower bracket 12 to guide the steering column 1, and keeps the dropped steering column 1 in the axial direction while maintaining the same posture.
[0030]
As a result, the steering column 1 falling off the lower bracket 12 is displaced in the axial direction of the steering column 1 while maintaining the same posture as before separation, and the impact load is reduced. That is, the guide unit 20 causes the dropped steering column 1 to be displaced along the desired drop-off direction (the axial direction of the column before drop-off) without changing the drop-off direction.
[0031]
Therefore, the dropped steering column 1 does not interfere with various devices (peripheral devices) adjacent to the periphery of the column 1 and can sufficiently exert the shock absorbing performance.
[0032]
In addition, since the guide portion 20 is configured by using small parts such as the rail-like member 20a that is separate from the steering column 1, it is possible to avoid the burden of increasing the thickness of the steering column 1 and the structure. It is easy.
[0033]
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications may be made without departing from the spirit of the present invention. For example, in the above-described embodiment, a single rail-shaped member is used. In one embodiment, the mounting structure that supports the lower side of the steering column using one bolt member is described. However, the structure that supports the upper side of the steering column using the same bolt member or the steering column is described. The present invention may also be applied to a structure that supports the lower side and the upper side.
[0034]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the steering column detached from the bracket due to the secondary collision is directed in the axial direction while maintaining the same posture by the guide of the guide portion. The direction of dropout is not changed.
[0035]
Therefore, the steering column can be displaced without being obstructed by peripheral devices, and the shock absorbing performance caused by the drop-off can be sufficiently exhibited.
[0036]
According to the invention of claim 2, in addition to the above effect, the guide portion is configured from small parts such as rail-like members. Therefore, with a simple structure, without increasing the burden of increasing the thickness of the steering column, There is an effect that it is possible to guide the dropping direction of the steering column.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a steering column mounting structure according to an embodiment of the present invention.
2 is a cross-sectional view of a mounting portion that supports the lower side along the line AA in FIG. 1;
3 is a cross-sectional view of a mounting portion that supports the lower side along the line BB in FIG. 1;
FIG. 4 is an exploded perspective view for explaining the structure of an attachment portion that supports the lower side.
FIG. 5 is a cross-sectional view for explaining the behavior of a mounting portion that supports the lower side when subjected to a secondary impact.
FIG. 6 is a side view showing a mounting structure for mounting a steering column on the vehicle body side using a conventional bolt member.
FIG. 7 is a partially sectional side view showing the behavior of the mounting structure when subjected to a secondary collision.
[Explanation of symbols]
1 Steering column 10 Threaded bolt (bolt member)
12 ... Lower bracket (bracket)
18 ... Bolt mounting portion 20 ... Guide portion.

Claims

A steering column with a bolt mounting portion protruding at the bottom;
A bracket provided on the vehicle body side, supporting the bolt mounting portion from below and lifting the steering column;
When the bolt mounting portion is screwed from below through the bracket to connect the bolt mounting portion and the bracket, and an impact force of a predetermined value or more toward the front of the vehicle is applied to the steering column, the steering column And a bolt member that is supported so as to be separated from the bracket toward the front of the vehicle together with the bolt mounting portion,
A guide portion that is connected to an end portion of the bolt mounting portion on the vehicle rear side and that projects from the steering column and extends rearward of the steering column at the same height as the bolt mounting portion at the lower portion of the steering column; ,
The guide portion is interposed between the bracket and the bracket at the rear of the bolt mounting portion, so that the steering column is guided so that the steering column is directed in the axial direction of the steering column when the steering column is detached. A steering column mounting structure characterized by that.

The guide portion is connected to a lower portion of the steering column and a rail-like member having a height substantially the same as the bolt mounting portion from the end portion on the vehicle rear side of the bolt mounting portion in accordance with the center position of the bolt member. The steering column mounting structure according to claim 1, wherein the steering column mounting structure is attached along the rear of the vehicle.