JP4543595B2

JP4543595B2 - Steering column mounting structure

Info

Publication number: JP4543595B2
Application number: JP2001242399A
Authority: JP
Inventors: 敏康志田; 剛志天野; 義則横田; 真一近藤
Original assignee: Mitsubishi Motors Corp; Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Current assignee: Mitsubishi Motors Corp; Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Priority date: 2001-08-09
Filing date: 2001-08-09
Publication date: 2010-09-15
Anticipated expiration: 2021-08-09
Also published as: KR100472535B1; CN1401528A; CN1256257C; JP2003054425A; KR20030014600A; TW546214B; MY135308A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、二次衝突の衝撃を吸収するステアリングコラムの取付構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
自動車では、乗員がステアリングホイールに衝突（二次衝突）したときやステアリングホイールに設けられるエアバッグが展開したとき等、所定値以上の衝撃力が加わると、車体に取付けていたステアリングコラム（含む該コラム内を挿通するステアリングシャフト）を車両前方に脱落させて、衝撃荷重を緩和させることが行われている。
【０００３】
こうした衝撃荷重の緩和のためにステアリングコラムでは、ワンウェイカプセルを用いて、ステアリングコラムを車体側に脱落可能に吊下げて取付けることが行われている。これはステアリングコラムのアッパ側で多く用いられる。
【０００４】
従来、この構造には、図６（ａ）に示されるようにステアリングコラムａの周りに、両端部が径方向両側に張り出るようにブラケットｂを取着し、このブラケットｂの両端部に形成されている支持座ｃに、ワンウェイカプセルｄを車両後方に離脱可能に組付ける。そして、このワンウェイカプセルｄを、車体側に形成してあるボディ側ブラケットｆの取付面ｇに固定させることによって、車体側にステアリングコラムａを脱落可能に取付けている。
【０００５】
こうした取付構造は、図６（ａ）中の矢印Ｐに示されるようにステアリングコラム端に配置されているステアリングホイールｈから所定値以上の衝撃力が加わると、図６（ｂ）に示されるように取付面ｇにワンウェイカプセルｄの本体部ｉを残して、ワンウェイカプセルｄから支持座ｃが脱落し、この脱落によりステアリングコラムａがブラケットｂと共に軸方向へ変位するようにしてあり、このときの変位により衝撃エネルギーが吸収される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ワンウェイカプセルｄは、例えばブラケットｂの支持座ｃに本体部ｉを車両前後方向にスライド可能に噛合わせ、当該噛み合わせた部分の相互を樹脂ピン（図示しない）で固定させる構造を利用して、所定値以上の衝撃力が加わると、樹脂ピンが剪断を起こして、ブラケットｂの支持座ｃがワンウェイカプセルｄからスライドしながら離れるという作用をもたらす部品である。
【０００７】
このワンウェイカプセルｄでは、摩擦などに左右されずに、加わる衝撃力だけで、ブラケットｂの離脱することが求められる。
【０００８】
そのため、図６（ａ），（ｂ）に示されるように、従来、ワンウェイカプセルｄでは、ブラケットｂから上側へ突き出る台状の部分を有し、この突き出た上部分だけがボディ側ブラケットｆと触れるようにしてある。つまり、ワンウェイカプセルｄの本体部ｉだけがボディ側ブラケットｆに触れ、それ以外の部分ではボディ側ブラケットｆに触れないようにして、衝撃吸収性能のばらつきの要因となるボディ側ブラケットｆと支持座ｃとの接触を避けている。
【０００９】
ところで、ステアリングコラムａの脱落で、衝撃エネルギーの吸収が効果的に行われるには、ステアリングコラムａは衝撃力を受けると、そのまま軸方向に沿って脱落されることが望ましい。特にステアリングコラムａの周辺には、ステアリングコラムａと隣接した地点に各種の機器が据付けられているから、同機器品の影響を受けずにステアリングコラムａが脱落することが望ましい。
【００１０】
ところが、支持座ｃは、本体部ｉをボディ側ブラケットｆに残して脱落されるので、本体部ｉとボディ側ブラケットｆの取付面位置との間には、突き出た台状の部分がもたらす段差α［図６（ｂ）］が残る。
【００１１】
このため、図６（ｂ）に示されるように支持座ｃが本体部ｉを過ぎるまで、ステアリングコラムａの脱落が進むと、ステアリングコラムａに作用する上向きの力により、支持座ｃが、ボディ側ブラケットｆと本体部ｉとの間に生じている段差αに入り込んで、ステアリングコラムａを図６（ｂ）中の二点鎖線に示されるように傾かせてしまうことがある。
【００１２】
このような傾きが生じると、ステアリングコラムａは、意図する脱落方向（軸方向を直線状に進む方向）とは違った方向で脱落してしまい、脱落の過程で、周辺の部品と干渉したりして、衝撃吸収性能が充分に発揮されないことがある。
【００１３】
本発明は上記事情に着目してなされたものでその目的とするところは、脱落方向の変更なくステアリングコラムの脱落が可能なステアリングコラムの取付構造を提供することにある。
【００１４】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様は、車体側に車両前方向に沿って形成され、その前方にステアリングコラムの軸方向に延びる平坦な取付面を有するステアリングコラム取付面と、前記軸方向に延びる支持座を有するブラケットが形成されてなるステアリングコラムと、前記ステアリングコラム取付面と前記ブラケットの前記支持座との間に本体部を介在させて両者間を支持してなり、前記ステアリングコラムに車両前方向に向かう所定値以上の衝撃力が加わると、前記ステアリングコラム取付面に前記本体部を残して当該本体部から前記ブラケットを脱落させるワンウェイカプセルと、前記本体部が支持されたステアリングコラム取付面部分に形成され、前記ブラケットの前記支持座の支持位置を当該取付面部分の前方前記平坦な取付面と同等の地点まで退避させる凹状部と、前記凹状部から、前記前方の前記平坦な取付面までを繋ぐガイド路とを具備したことを特徴とする。
【００１５】
このことにより、ステアリングコラムは、脱落方向が変わらずに、そのまま軸方向へ向かう。
【００１６】
これにより、ステアリングコラムの脱落は、周辺機器によって妨げられずに行われるようになり、脱落がもたらす衝撃吸収性能が充分に発揮される。
【００１７】
本発明の他の一態様は、前記ガイド路は、前記凹状部によって退避したステアリングコラム取付面部分を車両前方向に向かって延ばし、前記本体部から脱落した直後におけるブラケットの前側の端部付近で、前記平坦な取付面に連ねてなるテーパ状の凹面で形成してなることを特徴とする。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図１ないし図４に示す第１の実施形態にもとづいて説明する。
【００１９】
図１は、自動車（車両）に搭載されたステアリングコラム取付構造の概略を示していて、図中１はステアリングコラムである。このステアリングコラム１は、斜めの姿勢で配置、具体的には車両後方の端部が上側に向き、車両前方の端部が下側に向く姿勢で、運転席（図示しない）の前方に配置されている。このステアリングコラム１内には、ステアリングシャフト２が回転自在に組み付けられている。そして、コラム上端から突き出たステアリングシャフト２の端部にステアリングホイール３が取付けられ、コラム下端から突き出たステアリングシャフト２の端部（図示しない）に、ステアリングギヤ（図示しない）に至る自在継手部４（一部だけ図示）が接続してある。
【００２０】
このステアリングコラム１の上端側は、アッパブラケット５（本願のブラケットに相当）およびワンウェイカプセル６を用いた取付部７（取付構造）を用いて、車体（図示しない）に据付けてあるボディ側の据付部、例えば車幅方向に並行に配置してある一対のボディ側ブラケット８から吊下がるように取付けてある。
またステアリングコラム１の下端側は、１本のねじ切りボルト（図示しない）およびロアブラケット１２を用いた取付部１３を用いて、車体（図示しない）に据付けてあるボディ側の据付部、例えば車幅方向に並行に配置される一対のボディ側ブラケット１４に抱きかかえるように取付けてある。なお、各ボディ側ブラケット８，１４は、いずれも下面に車両前後方向に沿って延びる取付面８ａ，１４ａ（ステアリングコラム取付面に相当）が形成してある。
【００２１】
取付部７には、ステアリングホイール３から所定値以上の衝撃力が加わると、ボディ側ブラケット８から、アッパブラケット５が付いたままステアリングコラム１を離脱させる構造が用いられている。また取付部１３には、同じくステアリングホイール３から所定値以上の衝撃力が加わると、ロアブラケット１２のスリット（図示しない）から、ねじ切りボルト（図示しない）が付いたままステアリングコラム１を離脱させる構造が用いてある。
【００２２】
これら取付部７，１３により、所定値以上の衝撃力が加わると、ステアリングコラム１の全体が、軸方向沿いに脱落して変位するようにしてある。
【００２３】
このうちアッパ側の取付部７に本発明が適用されている。この取付部７の各部の構造が図２および図３に示されている。
【００２４】
ここで、取付部７について詳述すれば、アッパブラケット５は、図２に示されるようにステアリングコラム１の下部に該コラム１を径方向から抱きかかえるように取着された帯状部材から構成される。この帯状部材の両端側は、径方向両側から側方へ張り出ていて、径方向両側に板状の一対の支持座５ａ，５ａを形成している。そして、各支持座５ａ，５ａには、車両後方を開放させた矩形の切欠き１６（片側しか図示せず）が形成され、同部分にワンウェイカプセル取付部を形成している。
【００２５】
ワンウェイカプセル６の本体部１７は、図２に示されるように矩形のプレート状をなしている。この本体部１７の各端面には、全周に連続する溝部１８が形成してある。この本体部１７が、溝部１８と各切欠き１６の縁部との組合わせを用いて、車両後方から切欠き１６にスライド自在に嵌めてある。この組付けにより、本体部１７の上部側が支持座５ａから台状に突き出る。そして、重なり合う溝部１８の両側の各フランジ部と切欠き１６の縁部とは、三者を貫通する複数の剪断可能なピン部材、例えば樹脂ピン１９で結合され、ワンウェイカプセル６を各支持座５ａ，５ａに対して後方へ離脱可能に組付けている。具体的には、樹脂ピン１９は、支持座５ａから車両前方へ向かう衝撃力が所定値以上、加わると、剪断が起きて、支持座５ａとワンウェイカプセル６との結合が解ける設定にしてあり、ワンウェイカプセル６の上部が固定された状態からステアリングコラム１に所定値以上の衝撃力が加わると、ワンウェイカプセル６が支持座５ａからスライドしながら抜け出る構造にしてある。
【００２６】
そして、各本体部１７は、下方からねじ込まれるボルト部材、詳しくは本体部１７の中央に形成してある通孔２０、各取付面８ａ，８ａに形成してあるボルト孔２１を通して、通孔２１の裏面に取着してあるナット２２（ねじ込み部：図３にだけに図示）へねじ込まれるボルト部材２６により、各取付面８ａ，８ａに固定してある。つまり、アッパブラケット５は、中間に本体部１７、詳しくは本体部１７の上部分を介在させて、取付面８ａに支持される。この支持により、ステアリングコラム１から車両前方に向かう所定値以上の衝撃力が加わると、ワンウェイカプセル６を取付面８ａに残して、該ワンウェイカプセル６から、アッパブラケット５が離脱するようにしている。これで、ステアリングコラム１が軸方向に脱落されるようにしてある。
【００２７】
またワンウェイカプセル６が取り付く部位を含む該部位から前方側の取付面８ａには、ステアリングコラム１を円滑に脱落させる工夫が施してある。
【００２８】
同工夫について説明すれば、各取付面８ａには、図２および図３に示されるようワンウェイカプセル６が取り付く取付面部分を引っ込ませる凹状部２３が形成してあり、ワンウェイカプセル６が取り付く部位を他の取付面部分よりも低くしている。具体的には、凹状部２３により、図２に示されるようにワンウェイカプセル６が取り付く取付面部分の位置を、取付面８ａと支持座５ａとの間に挟まれている本体部１７の厚さＴ分、周囲の取付面部分より低くさせてある。この取付面８ａを凹ませる構造で、アッパブラケット５の支持位置を、周囲の取付面８ａと同等になる地点まで退避させている。この凹状部２３により、周囲の取付面８ａと同等となる高さから、支持座５ａが脱落されるようにしてある。
【００２９】
また凹状部２３から車両前方の取付面８ａにはガイド路２４が形成されている。ガイド路２４は、アッパブラケット５、すなわち支持座５ａがワンウェイカプセル６を完全に離脱するまでは、ワンウェイカプセル６だけの支持にまかせるための部分である。このガイド路２４は、図３に示されるように凹状部２３の車両前方の取付面部分に、凹状部２３で凹んだ取付面部分から延びる凹面２５が用いられている。凹面２５の略全体は、例えば前方に向かうにしたがい取付面５ａ（元の凹んでいない取付面部分）に次第に近づくようテーパ状に傾斜している。そして、この先端は、図３中の二点鎖線で示されるようにワンウェイカプセル６の本体部１７の端から脱落した直後の支持座５ａの前端部付近、すなわち前端近くに相当する位置で、元の高さの取付面５ａの部位に連ねている。この凹面２５の形成により、ワンウェイカプセル６から完全に離脱するまでは、支持座５ａは、ワンウェイカプセル６以外が触れずに脱落が進み、それ以降（完全に切り離された状況）には、凹面２５のテーパ面部分２５ａによりガイドされながら取付面８ａに沿って前方へ進むようにしている。
【００３０】
つまり、凹状部２３と凹面２５とにより、ワンウエィカプセル６から脱落した支持座５ａが、無用な摩擦を受けずに、前方の取付面８ａまで、一定の姿勢まま変位、すなわちステアリングコラム１がそのまま軸方向に沿って脱落されるようにしてある。
【００３１】
同作用を説明すれば、今、図１中の矢印Ｐに示されるように二次衝突により、所定値を越える衝撃力がステアリングホイール３に加わったとする。
【００３２】
このとき、アッパ側の取付部７は、ステアリングコラム１に伝わる衝撃力により、ワンウェイカプセル６とアッパブラケット５との間を結合していた樹脂ピン１９が剪断される。ロア側の取付部１３は、ねじ切りボルトからロアブラケット１２のスリット（図示しない）から抜け出る。
【００３３】
すると、ステアリングコラム１は、アッパブラケット５やねじ切りボルトが付いたまま、ボディ側ブラケット８、ロアブラケット１２から離脱して、車両前方へ軸方向に沿って変位する。
【００３４】
このとき、アッパ側の取付部７における挙動が図４（ａ）〜（ｃ）に示されている。
【００３５】
同挙動を説明すれば、アッパ側の取付部７は、図４（ａ）に示されるようにアッパブラケット５の支持座５ａの支持位置が周囲の取付面８ａと略同じ高さになっているうえ、支持座５ａの前方の取付面部分が凹んでいる状態にある。
【００３６】
そのため、樹脂ピン１９の剪断後、アッパブラケット５の支持座５ａは、図４（ｂ）に示されるように段差が無いまま、さらには無用に取付面８ａと触れるのが抑えられながら、アッパ側のボディ側ブラケット８に残されるワンウェイカプセル６から抜け出る。そして、支持座５ａは、ワンウェイカプセル６から完全に抜けきるまでは、当該ワンウェイカプセル６の摺接がもたらすガイドだけで、他に触れずに、脱落したときの姿勢を保ったまま変位が進む。
【００３７】
図４（ｃ）に示されるように支持座５ａが完全にワンウェイカプセル６から抜けきると、支持座５ａの進行方向前側の端部が、凹面２５のテーパ面部分２５ａの先端部に最も接近し、当該テーパ面部分２５ａでガイドされる状態に入る。つまり、支持座５ａは、離脱するまではワンウェイカプセル６だけでガイド、完全に切り離した後はテーパ面部分２５ａだけでガイドという、ガイドの受け継ぎを経て、元の平坦な取付面８ａが在る地点に導かれ、取付面８ａの平面沿いに車両前方へ向かって変位する。
【００３８】
このとき、ステアリングコラム１には、加わる衝撃力Ｐの方向により、上向きに傾かせるような力が作用しているが、ワンウェイカプセル６から離脱する支持座５ａは、凹状部２３と凹面２５とで行われるガイドにより、ワンウェイカプセル６と取付面８ａとの段差に影響されたり、さらには無用な摩擦で離脱が影響されたりせずに、ワンウェイカプセル６から離脱したときから元の平坦な取付面８ａまで同じ姿勢で進むので、ステアリングコラム１は、脱落方向が変わらずにそのまま軸方向へ向かい変位して、衝撃エネルギーを吸収する。
【００３９】
これにより、ステアリングコラム１は、たとえステアリングコラム１と隣接して周辺機器（図示しない）が配置されていたようなときでも、脱落方向が変更せずに脱落が進行するので、周辺機器と干渉せずにすむ。
【００４０】
それ故、常に所望の脱落作用が確保でき、脱落がもたらす衝撃吸収性能を充分に発揮させることができる。特に凹面２５により衝撃力は、ワンウエィカプセル６にしか作用しないようにしてあるので、所望の衝撃値で脱落を行わせることができ、高い信頼性をもつ衝撃吸収を約束できる。しかも、凹面２５は、ワンウエィカプセル６が在る地点から脱落直後のブラケット端部付近までの区間に形成するだけなので簡単である。
【００４１】
図５は、本発明の第２の実施形態を示す。
【００４２】
本実施例は、凹面２５を第１の実施形態のように略全体に渡りテーパ状としたのではなく、一部、例えば元の取付面８ａと交わる先端部だけをテーパ面部分２５ａとし、他を凹状部２３で規定されるワンウェイカプセル６の取付位置と同じ高さの平坦面２５ｂで形成するようにしたものである。
【００４３】
このような凹面２５を用いた構造でも、第１の実施形態と同様の効果を奏する。
【００４４】
むろん、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施しても構わない。例えば本発明は、上述した実施形態では、ステアリングコラムのアッパ側を支持する取付構造を挙げたが、これに限らず、ステアリングコラムのロア側を支持する構造やステリングコラムのロア側とアッパ側とを支持する構造に適用してもよい。
【００４５】
【発明の効果】
以上説明したように請求項１の発明によれば、二次衝突により、ブラケットから離脱したステアリングコラムは、凹状部と凹面とがもたらすガイドにより、ワンウェイカプセルの段差の影響とステアリング取付面との無用な接触とを避けて、ステアリングコラム取付面から脱落してから元の取付面に至るまで、同じ姿勢にガイドされたままで軸方向に向かうようになり、ステアリングコラムの脱落方向が変わらずにすむ。
【００４６】
したがって、ステアリングコラムは、周辺機器によって妨げられずに脱落させることができ、脱落がもたらす衝撃吸収性能を充分に発揮させることができる。
特に凹面により衝撃力は、ワンウエィカプセルにしか作用しないようになるから、所望の衝撃値で脱落を行わせることができ、高い信頼性での衝撃吸収が約束できる。
【００４７】
請求項２の発明によれば、上記効果に加え、凹面が簡単な構造ですむといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施形態に係るステアリングコラムの取付構造を示す斜視図。
【図２】同アッパ側を支持する取付部の構造を説明するための分解斜視図。
【図３】図２中のＡ−Ａ線に沿うアッパ側の取付部の断面図。
【図４】二次衝撃を受けたときの同アッパ側を支持する取付部の挙動を説明するための断面図。
【図５】本発明の第２の実施形態の要部の構造を示す断面図。
【図６】従来のワンウェイカプセルを用いてステアリングコラムを車体側に取付ける取付構造を、衝撃を吸収するときの挙動と共に示す側面図。
【符号の説明】
１…ステアリングコラム
５…アッパブラケット（ブラケット）
５ａ…支持座
６…ワンウェイカプセル
８…アッパ側のボディブラケット
８ａ…取付面（ステアリングコラム取付面）
１７…本体部
１９…樹脂ピン
２３…凹状部
２４…ガイド路
２５…凹面
２５ａ…テーパ面部分。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a steering column mounting structure that absorbs the impact of a secondary collision.
[0002]
[Prior art]
In an automobile, when an impact force exceeding a predetermined value is applied, such as when an occupant collides with the steering wheel (secondary collision) or when an airbag provided on the steering wheel is deployed, the steering column (including A steering shaft (inserted through the column) is dropped to the front of the vehicle to reduce the impact load.
[0003]
In order to alleviate such an impact load, a steering column is attached by suspending the steering column to the vehicle body side so as to be detachable using a one-way capsule. This is often used on the upper side of the steering column.
[0004]
Conventionally, in this structure, as shown in FIG. 6 (a), brackets b are attached around the steering column a so that both ends protrude on both sides in the radial direction, and formed at both ends of the bracket b. The one-way capsule d is assembled to the support seat c so as to be detachable rearward of the vehicle. The steering column a is detachably mounted on the vehicle body side by fixing the one-way capsule d to the mounting surface g of the body side bracket f formed on the vehicle body side.
[0005]
Such an attachment structure is shown in FIG. 6B when an impact force of a predetermined value or more is applied from the steering wheel h arranged at the end of the steering column as indicated by an arrow P in FIG. The support seat c is dropped from the one-way capsule d, leaving the main body i of the one-way capsule d on the mounting surface g, and the steering column a is displaced in the axial direction together with the bracket b by this dropping. The impact energy is absorbed by the displacement.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the one-way capsule d utilizes, for example, a structure in which the main body i is slidably engaged with the support seat c of the bracket b so as to be slidable in the vehicle front-rear direction, and the meshed portions are fixed with resin pins (not shown). Thus, when an impact force of a predetermined value or more is applied, the resin pin is sheared, and the support seat c of the bracket b is a part that brings about the action of sliding away from the one-way capsule d.
[0007]
In this one-way capsule d, it is required that the bracket b be detached only by an applied impact force without being influenced by friction or the like.
[0008]
Therefore, as shown in FIGS. 6A and 6B, the one-way capsule d conventionally has a table-like portion protruding upward from the bracket b, and only the protruding upper portion is the body side bracket f. Touch it. That is, only the main body part i of the one-way capsule d touches the body-side bracket f, and the other part does not touch the body-side bracket f. Avoid contact with c.
[0009]
By the way, in order to effectively absorb the impact energy by dropping the steering column a, it is desirable that the steering column a be dropped as it is along the axial direction when receiving the impact force. In particular, since various devices are installed in the vicinity of the steering column a at a point adjacent to the steering column a, it is desirable that the steering column a drop off without being affected by the components.
[0010]
However, the support seat c is dropped while leaving the main body part i on the body side bracket f, so that a protruding step-like portion is provided between the main body part i and the mounting surface position of the body side bracket f. α [FIG. 6 (b)] remains.
[0011]
For this reason, as shown in FIG. 6 (b), when the steering column a is dropped until the support seat c passes the main body i, the upward force acting on the steering column a causes the support seat c to move to the body. There is a case where the steering column a is inclined as shown by a two-dot chain line in FIG. 6B by entering a step α generated between the side bracket f and the main body i.
[0012]
When such an inclination occurs, the steering column a drops off in a direction different from the intended drop-off direction (direction in which the axial direction advances linearly), and interferes with surrounding parts during the drop-off process. As a result, the shock absorbing performance may not be sufficiently exhibited.
[0013]
The present invention has been made paying attention to the above circumstances, and an object of the present invention is to provide a steering column mounting structure in which the steering column can be dropped without changing the dropping direction.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
One aspect of the present invention includes a steering column mounting surface formed on the vehicle body side along the front direction of the vehicle and having a flat mounting surface extending in the axial direction of the steering column and a support seat extending in the axial direction. A steering column in which a bracket is formed, and a body portion is interposed between the steering column mounting surface and the support seat of the bracket to support the two, and the steering column has a predetermined direction toward the front of the vehicle. When an impact force of a value or more is applied, a one-way capsule that leaves the main body portion on the steering column mounting surface and drops the bracket from the main body portion, and a steering column mounting surface portion on which the main body portion is supported, The support position of the support seat of the bracket is retracted to a point equivalent to the flat mounting surface in front of the mounting surface portion. A concave portion which, from the concave portion, characterized by comprising a guide path connecting up the flat mounting surface of the front.
[0015]
As a result, the steering column moves in the axial direction as it is without changing the drop-off direction.
[0016]
As a result, the steering column is dropped without being hindered by peripheral devices, and the shock absorbing performance brought about by the dropping is sufficiently exhibited.
[0017]
In another aspect of the present invention, the guide path extends near the front side of the bracket immediately after the steering column mounting surface portion retracted by the concave portion extends toward the front of the vehicle and falls off the main body. The taper-shaped concave surface connected to the flat mounting surface is formed.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described based on a first embodiment shown in FIGS.
[0019]
FIG. 1 shows an outline of a steering column mounting structure mounted on an automobile (vehicle), in which 1 is a steering column. The steering column 1 is disposed in an oblique posture, and specifically, is disposed in front of a driver's seat (not shown) in a posture in which an end portion at the rear of the vehicle faces upward and an end portion at the front of the vehicle faces downward. ing. A steering shaft 2 is rotatably mounted in the steering column 1. A steering wheel 3 is attached to the end portion of the steering shaft 2 protruding from the upper end of the column, and the universal joint portion 4 extending to the end portion (not shown) of the steering shaft 2 protruding from the lower end of the column reaches the steering gear (not shown). (Only a part is shown) is connected.
[0020]
The upper end side of the steering column 1 is installed on the body side that is installed on the vehicle body (not shown) using an upper bracket 5 (corresponding to the bracket of the present application) and an attachment portion 7 (attachment structure) using the one-way capsule 6. It is attached so that it may suspend from a part, for example, a pair of body side bracket 8 arrange | positioned in parallel with the vehicle width direction.
Further, the lower end side of the steering column 1 is mounted on a vehicle body (not shown) such as a vehicle width by using a mounting portion 13 using a single threaded bolt (not shown) and a lower bracket 12. It is attached so as to be held by a pair of body side brackets 14 arranged in parallel to the direction. Each body side bracket 8 and 14 has mounting surfaces 8a and 14a (corresponding to a steering column mounting surface) extending along the vehicle front-rear direction on the lower surface.
[0021]
The mounting portion 7 has a structure in which the steering column 1 is detached from the body side bracket 8 with the upper bracket 5 attached when an impact force of a predetermined value or more is applied from the steering wheel 3. Similarly, when an impact force of a predetermined value or more is applied to the mounting portion 13 from the steering wheel 3, the steering column 1 is detached from the slit (not shown) of the lower bracket 12 with the threaded bolt (not shown) attached. Is used.
[0022]
When an impact force of a predetermined value or more is applied by these mounting portions 7 and 13, the entire steering column 1 is dropped and displaced along the axial direction.
[0023]
Of these, the present invention is applied to the upper-side mounting portion 7. The structure of each part of the mounting part 7 is shown in FIGS.
[0024]
Here, the mounting portion 7 will be described in detail. The upper bracket 5 is composed of a belt-like member attached to the lower portion of the steering column 1 so as to hold the column 1 from the radial direction as shown in FIG. The Both end sides of the belt-like member protrude from the both sides in the radial direction to the side, and a pair of plate-like support seats 5a and 5a are formed on both sides in the radial direction. Each support seat 5a, 5a is formed with a rectangular notch 16 (only one side is shown) with the rear of the vehicle open, and a one-way capsule mounting portion is formed in that portion.
[0025]
The main body portion 17 of the one-way capsule 6 has a rectangular plate shape as shown in FIG. On each end face of the main body portion 17, a groove portion 18 that is continuous over the entire circumference is formed. The main body 17 is slidably fitted into the notch 16 from the rear of the vehicle using a combination of the groove 18 and the edge of each notch 16. By this assembly, the upper side of the main body portion 17 protrudes from the support seat 5a in a table shape. The flange portions on both sides of the overlapping groove portion 18 and the edge portion of the notch 16 are coupled by a plurality of shearable pin members, for example, resin pins 19, penetrating the three members, and the one-way capsule 6 is connected to each support seat 5a. , 5a so as to be detachable backward. Specifically, the resin pin 19 is set to release the coupling between the support seat 5a and the one-way capsule 6 when an impact force from the support seat 5a toward the front of the vehicle is applied to a predetermined value or more. When an impact force of a predetermined value or more is applied to the steering column 1 from a state in which the upper part of the one-way capsule 6 is fixed, the one-way capsule 6 slides out from the support seat 5a .
[0026]
Each body portion 17 is passed through a bolt member screwed from below, specifically through a through hole 20 formed in the center of the main body portion 17 and a bolt hole 21 formed in each mounting surface 8a, 8a. These are fixed to the mounting surfaces 8a and 8a by bolt members 26 that are screwed into nuts 22 (screwed portions: only shown in FIG. 3) attached to the back surface. That is, the upper bracket 5 is supported by the mounting surface 8a with the main body portion 17, more specifically the upper portion of the main body portion 17, interposed therebetween. With this support, when an impact force greater than a predetermined value from the steering column 1 toward the front of the vehicle is applied, the one-way capsule 6 is left on the mounting surface 8a, and the upper bracket 5 is detached from the one-way capsule 6. Thus, the steering column 1 is dropped off in the axial direction.
[0027]
Further, a device for smoothly dropping the steering column 1 is provided on the mounting surface 8a on the front side from the part including the part to which the one-way capsule 6 is attached.
[0028]
To explain the idea, each mounting surface 8a is formed with a concave portion 23 for retracting the mounting surface portion to which the one-way capsule 6 is attached, as shown in FIGS. 2 and 3, and the portion to which the one-way capsule 6 is attached is formed. It is lower than other mounting surface portions. Specifically, the thickness of the main body portion 17 sandwiched between the mounting surface 8a and the support seat 5a by the concave portion 23 so that the position of the mounting surface portion to which the one-way capsule 6 is attached as shown in FIG. It is made lower than the surrounding mounting surface portion for T minutes. With the structure in which the mounting surface 8a is recessed, the support position of the upper bracket 5 is retracted to a point that is equivalent to the surrounding mounting surface 8a. By this concave portion 23, the support seat 5a is dropped from a height equivalent to the surrounding mounting surface 8a.
[0029]
A guide path 24 is formed from the concave portion 23 to the mounting surface 8a in front of the vehicle. The guide path 24 is a part for allowing the upper bracket 5, that is, the support seat 5 a to support only the one-way capsule 6 until the one-way capsule 6 is completely detached. As shown in FIG. 3, the guide path 24 has a concave surface 25 that extends from the mounting surface portion that is recessed by the concave portion 23 in the mounting surface portion of the concave portion 23 in front of the vehicle. The substantially entire concave surface 25 is inclined in a tapered shape so as to gradually approach the mounting surface 5a (the original mounting surface portion that is not concave) as it goes forward, for example. And this tip is at the position corresponding to the vicinity of the front end of the support seat 5a immediately after dropping from the end of the main body 17 of the one-way capsule 6 as shown by the two-dot chain line in FIG. It is connected to the part of the mounting surface 5a of the height. By the formation of the concave surface 25, the support seat 5 a moves out without touching anything other than the one-way capsule 6 until it completely separates from the one-way capsule 6, and thereafter, the concave surface 25 a is completely separated. While being guided by the taper surface portion 25a, it advances forward along the mounting surface 8a.
[0030]
That is, due to the concave portion 23 and the concave surface 25 , the support seat 5a dropped from the one-way capsule 6 is displaced in a constant posture to the front mounting surface 8a without receiving unnecessary friction, that is, the steering column 1 is moved. It will fall off along the axial direction.
[0031]
Explaining this operation, it is assumed that an impact force exceeding a predetermined value is applied to the steering wheel 3 by a secondary collision as indicated by an arrow P in FIG.
[0032]
At this time, the upper-side mounting portion 7 is sheared by the impact force transmitted to the steering column 1 so that the resin pin 19 that is connected between the one-way capsule 6 and the upper bracket 5 is sheared. The lower side mounting portion 13 comes out of a slit (not shown) of the lower bracket 12 from the threaded bolt.
[0033]
Then, the steering column 1 is detached from the body side bracket 8 and the lower bracket 12 with the upper bracket 5 and the threaded bolts attached, and is displaced along the axial direction forward of the vehicle.
[0034]
At this time, the behavior of the upper mounting portion 7 is shown in FIGS.
[0035]
Explaining this behavior, the mounting portion 7 on the upper side has the support position of the support seat 5a of the upper bracket 5 substantially the same height as the surrounding mounting surface 8a as shown in FIG. 4 (a). In addition, the mounting surface portion in front of the support seat 5a is recessed.
[0036]
Therefore, after the resin pin 19 is sheared, the support seat 5a of the upper bracket 5 is not stepped as shown in FIG. 4 (b), and is further prevented from touching the mounting surface 8a unnecessarily. The one-way capsule 6 left in the body side bracket 8 is pulled out. Then, until the support seat 5a is completely removed from the one-way capsule 6, only the guide provided by the sliding contact of the one-way capsule 6 is displaced without touching the other while maintaining the posture when it is dropped.
[0037]
When the support seat 5a is completely removed from the one-way capsule 6 as shown in FIG. 4C, the end of the support seat 5a on the front side in the traveling direction comes closest to the tip of the tapered surface portion 25a of the concave surface 25, A state of being guided by the tapered surface portion 25a is entered. That is, the support seat 5a is guided only by the one-way capsule 6 until it is detached, and after being completely cut off, only the tapered surface portion 25a is guided, and the point where the original flat mounting surface 8a is present after passing through the guide. Is displaced toward the front of the vehicle along the plane of the mounting surface 8a.
[0038]
At this time, a force that causes the steering column 1 to tilt upward depending on the direction of the applied impact force P acts on the steering column 1, but the support seat 5 a that is detached from the one-way capsule 6 has a concave portion 23 and a concave surface 25. The original flat mounting surface 8a from the time when it is detached from the one-way capsule 6 without being affected by the step between the one-way capsule 6 and the mounting surface 8a by the guide to be performed, and further, the separation is not affected by unnecessary friction. Therefore, the steering column 1 is displaced in the axial direction without changing the drop-off direction, and absorbs the impact energy.
[0039]
As a result, even if a peripheral device (not shown) is arranged adjacent to the steering column 1, the steering column 1 moves out without changing the direction of dropping, so that it interferes with the peripheral devices. I'm sorry.
[0040]
Therefore, the desired drop-off action can be always ensured, and the impact absorbing performance brought about by the drop-off can be sufficiently exhibited. In particular, since the impact force acts only on the one-way capsule 6 due to the concave surface 25, it can be dropped at a desired impact value, and a highly reliable impact absorption can be promised. Moreover, the concave surface 25 is simple because it is formed only in the section from the point where the one-way capsule 6 is present to the vicinity of the bracket end immediately after dropping.
[0041]
FIG. 5 shows a second embodiment of the present invention.
[0042]
In the present embodiment, the concave surface 25 is not tapered over almost the whole as in the first embodiment, but only a part, for example, the tip portion that intersects the original mounting surface 8a is a tapered surface portion 25a. Is formed by a flat surface 25b having the same height as the attachment position of the one-way capsule 6 defined by the concave portion 23.
[0043]
Even the structure using the concave surface 25 has the same effect as that of the first embodiment.
[0044]
Of course, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications may be made without departing from the spirit of the present invention. For example, in the above-described embodiment, the present invention has described the mounting structure that supports the upper side of the steering column. However, the present invention is not limited to this, and the structure that supports the lower side of the steering column or the lower side and the upper side of the steering column. You may apply to the structure which supports.
[0045]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the steering column detached from the bracket due to the secondary collision has the effect of the step difference of the one-way capsule and unnecessary use of the steering mounting surface by the guide provided by the concave portion and the concave surface. In this case, the steering column is directed in the same direction from the drop-off from the steering column mounting surface to the original mounting surface, so that the steering column does not change in the dropping direction.
[0046]
Therefore, the steering column can be dropped without being obstructed by peripheral devices, and the shock absorbing performance brought about by the dropping can be sufficiently exhibited.
In particular, since the impact force acts only on the one-way capsule due to the concave surface, it is possible to drop off at a desired impact value, and it is possible to promise impact absorption with high reliability.
[0047]
According to invention of Claim 2, in addition to the said effect, there exists an effect that a concave surface needs a simple structure.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a steering column mounting structure according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an exploded perspective view for explaining the structure of a mounting portion that supports the upper side.
FIG. 3 is a cross-sectional view of an upper-side mounting portion along line AA in FIG. 2;
FIG. 4 is a cross-sectional view for explaining the behavior of a mounting portion that supports the upper side when subjected to a secondary impact.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing the structure of a main part of a second embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a side view showing an attachment structure for attaching a steering column to a vehicle body side using a conventional one-way capsule together with a behavior when absorbing an impact.
[Explanation of symbols]
1 ... Steering column 5 ... Upper bracket (bracket)
5a ... support seat 6 ... one-way capsule 8 ... upper body bracket 8a ... mounting surface (steering column mounting surface)
17 ... Main body 19 ... Resin pin 23 ... Concave portion 24 ... Guide path 25 ... Concave surface 25a ... Tapered surface portion.

Claims

A steering column mounting surface formed on the vehicle body side along the front direction of the vehicle and having a flat mounting surface extending in the axial direction of the steering column in front of the vehicle;
A steering column formed with a bracket having a support seat extending in the axial direction ;
A body portion is interposed between the steering column mounting surface and the support seat of the bracket to support the two, and when an impact force of a predetermined value or more applied in the vehicle front direction is applied to the steering column, A one-way capsule for removing the bracket from the main body part leaving the main body part on a steering column mounting surface;
A concave portion that is formed on a steering column mounting surface portion on which the main body portion is supported, and that retracts the support position of the support seat of the bracket to a point equivalent to the flat mounting surface in front of the mounting surface portion;
A steering column mounting structure comprising: a guide path that connects the concave portion to the front flat mounting surface .

The guide path extends from the steering column mounting surface portion retracted by the concave portion toward the front of the vehicle, and continues to the flat mounting surface near the front end of the bracket immediately after dropping from the main body. The steering column mounting structure according to claim 1, wherein the steering column mounting structure is formed of a tapered concave surface.