JP4603830B2 - 換気機構付構造体 - Google Patents
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Description
この反面、室内の気密の向上は、室内の空気の汚染や酸素欠乏を招く原因ともなっている。酸素欠乏は時には生命の危険を及ぼすこともある。最近室内の換気について建築基準法の改定も施工された。
一方生活水準の向上と共に冷暖房器具も普及し、特に冬期には窓枠サッシのガラスからの結露の発生は大きな問題となっている。窓のサイズの大型化に伴って結露による水量も多くなり床や畳が水浸しの状態を呈することさえある。
結露の発生を防ぐには室内の温度および湿度を一定レベルに保つ特別の装置を必要とするが、一般には頻繁に発生した水を拭き取る方法以外に簡単な手段はなかった。
その結果、下記の換気機構付構造体は、その構造が簡単でありかつ操作も容易であって、消費電力も少なく結露の発生を防ぐことができることを見出し、本発明に到達した。
(1)一方の端部(A−1)は封鎖され、他の端部(A−2)は空気を導管内に送付するためのファンを内設した送風口を有する導管である。
(2)該導管内部は、吸湿または除湿機能を有する無機多孔質板がほぼ水平に設置され、その設置により導管内は上方通路部と下方通路部に区分されている。
(3)該導管の下部には、導管内の空気が下方に向かって排出しうるように、導管の長さ方向に沿って直線状に配置された多数の排出口を有している。
(4)該送風口からファンにより端部(A−2)から導管内に導入された空気は、(i)上方通路部を通過して一方の端部(A−1)の開口より下方通路部へ流れて多数の排出口より導管外へ排出されるか或いは(ii)上方通路部から無機多孔質板に設けられた多数の流通口を通して下方通路部へ流れて多数の排出口より導管外へ排出されるように導管内に開口および/または流通口が設けられている。
(5)窓サッシの上部に取り付けられかつその上部の間隙から窓外部の空気を取り入れて前記送風口へ空気を導入するための案内通路が該送風口に接続されている。
本発明の換気機構付構造体は、概略的には、細長く直線状の導管であって、一方の端部は封鎖され、他方の端部の送風口より空気が導管内に送り込まれ、導管の下部に設けられた多数の排出口より下方に向かって空気が排出される構造になっている。この多数の排出口はほぼ直線状に設けられていることにより、長い導管から下方に向って大略帯状に空気が送り出される。
また後述するように窓枠サッシの室内側における上部に取り付けられかつそのサッシの上部の間隔から窓外部の空気を室内に取り入れるための案内通路を設け、その案内通路を通して室外の空気を送風口に接続することが出来る。そうすることにより室外の空気を導管内へ導入し、排出口から室内に外気を取り入れることができる。
さらに本発明の換気機構付構造体は、導管内に設置される無機多孔質板の機能により、排出される空気の吸湿もしくは除湿の如き調湿が可能となるばかりでなく空気の消臭、減菌も可能となる。
無機多孔質板3は芳香剤、防黴剤、防虫剤などが含まれていてもよい。
第2図の態様において、無機多孔質板3に設ける流通口6は、送風口2からの空気が多数の排出口4より排出されるように数と大きさ(径)が決められる。流通口6の径の形状は円、隋円、矩形のいずれでもよく、その径の大きさは3mm〜10mm、好ましくは4mm〜8mmが適当であり、流通口の間隔は20mm〜120mm、好ましくは30mm〜100mmが望ましい。流通口6は直線状に配列する必要はなく任意にその位置や数が決定される。第2図の態様において無機多孔質板3に流通口6が設けられていること以外の要件について、第1図の態様と特に変るものではない。
しかし、以下説明するように窓枠サッシの上部に取り付けかつその上部の間隔から窓外部の空気を取り入れて、その空気を本発明の構造体へ送風口を通して利用することが一層好ましい。そうすることにより室外部の新鮮な空気を室内に取り入れることができる。すなわち外の空気を窓枠サッシの上部の間隔から取り入れることができるから換気のために壁に穴を開けたりまた特別の装置や配管などを必要としない。
また本発明の構造体を窓枠サッシの上部、殊にカーテンレールに平行して設置して使用すると、冬期には結露を防止できるという優れた利点を有する。
なお、図面には構造体および案内通路を窓枠サッシの上部にまたはカーテンレールに平行して設置するための取り付け用の付属部品は省略されている。これら付属部品は取り付け用の通常の治具が使用される。
A−2:導管の他の端部
1:導管
2:送風口
3:無機多孔質板
4:排出口
5:開口
6:流通口
7:ファン
8:モーター
9:窓サッシ上部断面図
10:案内通路
10−1:導入部
10−2:箱型部
11:穴
Claims (5)
- 下記(1)〜(5)の要件を満足する換気機構付構造体。
(1)一方の端部(A−1)は封鎖され、他の端部(A−2)は空気を導管内に送付するためのファンを内設した送風口を有する導管である。
(2)該導管内部は、吸湿または除湿機能を有する無機多孔質板がほぼ水平に設置され、その設置により導管内は上方通路部と下方通路部に区分されている。
(3)該導管の下部には、導管内の空気が下方に向かって排出しうるように、導管の長さ方向に沿って直線状に配置された多数の排出口を有している。
(4)該送風口からファンにより端部(A−2)から導管内に導入された空気は、(i)上方通路部を通過して一方の端部(A−1)の開口より下方通路部へ流れて多数の排出口より導管外へ排出されるか或いは(ii)上方通路部から無機多孔質板に設けられた多数の流通口を通して下方通路部へ流れて多数の排出口より導管外へ排出されるように導管内に開口および/または流通口が設けられている。
(5)窓サッシの上部に取り付けられかつその上部の間隙から窓外部の空気を取り入れて前記送風口へ空気を導入するための案内通路が該送風口に接続されている。 - 窓サッシの室内側に窓枠サッシの上部にほぼ平行して窓内に設置するための付属部品または窓枠サッシの室内側にあるカーテンレールにほぼ平行して設置するための付属部品を有する請求項1記載の換気機構付構造体。
- 該送風口に内設されたファンは、6〜24Vの電圧にて可動する請求項1記載の換気機構付構造体。
- 該無機多孔質板は、珪藻土板または珪藻頁岩より形成されている請求項1記載の換気機構付構造体。
- 該送風口に内設されたファンは、160〜600L/minの風量を有する請求項1記載の換気機構付構造体。
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JPH02242033A (ja) * | 1989-03-13 | 1990-09-26 | Sanyo Electric Co Ltd | 換気装置 |
JPH0726848A (ja) * | 1993-07-06 | 1995-01-27 | Sankyo Alum Ind Co Ltd | 強制吸気式換気窓 |
JP2000204681A (ja) * | 1999-01-19 | 2000-07-25 | National House Industrial Co Ltd | 換気装置 |
JP2000274769A (ja) * | 1999-03-26 | 2000-10-06 | Mitsubishi Electric Corp | 空調用送風装置 |
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- 2004-07-29 JP JP2004221199A patent/JP4603830B2/ja not_active Expired - Fee Related
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