JP4603432B2 - Plasma display panel - Google Patents
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Description
本発明は、プラズマディスプレイパネルに係り、特に、カラー画像を表示するプラズマディスプレイパネルに関する。 The present invention relates to a plasma display panel, and more particularly to a plasma display panel that displays a color image.
プラズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel、以下、PDPとする)は、大画面化が容易なこと、表示品質がよいこと、また、液晶ディスプレイと比べた場合に視野角が広いなどの特長があり、薄型化が可能なことから、例えば壁掛け型ディスプレイなどの大型表示装置として用いられるようになってきている。 The plasma display panel (hereinafter referred to as PDP) is easy to enlarge, has good display quality, and has a wide viewing angle compared to a liquid crystal display. For example, it has come to be used as a large display device such as a wall-mounted display.
PDPは、前面板と背面板との間に設けられた放電素子の放電空間に、希ガス又は希ガスの混合ガスを封入し、前面板及び背面板に設けられた表示電極及びアドレス電極に電圧を印加し、放電を発生させて、その際に生じるガスの可視励起発光、若しくは励起紫外線により蛍光体を励起させて可視発光を得る平面型表示装置である。 In a PDP, a rare gas or a mixed gas of rare gas is sealed in a discharge space of a discharge element provided between a front plate and a rear plate, and voltage is applied to display electrodes and address electrodes provided on the front plate and the rear plate. The flat display device obtains visible light emission by generating a discharge by exciting the phosphor with visible excited light emission of gas generated at that time or excited ultraviolet light.
次に、図1及び図2を参照して、従来のカラー画像を表示するPDP10の構成について説明する。図1は、従来技術のPDPの斜視図であり、図2は、図1に示したPDPをA視した図である。なお、図1及び図2において、Y,Y方向は、走査方向(アドレス電極13の延在方向)を示しており、X,X方向は、走査方向に対して直交する水平方向を示している。
Next, a configuration of a
PDP10は、複数の放電素子20を有しており、大略すると背面板11と、前面板19とを有した構成とされている。背面板11は、ガラス基板12と、アドレス電極13と、誘電体層14と、隔壁15と、蛍光体16とにより構成されている。ガラス基板12上には、走査方向に延在する複数のアドレス電極13が設けられている。誘電体層14は、アドレス電極13とガラス基板12とを覆うように形成されている。誘電体層14上には、複数のアドレス電極13を一本毎に分離するよう複数の隔壁15が設けられている。蛍光体16は、赤色蛍光体16Aと、青色蛍光体16Bと、緑色蛍光体16Cとにより構成されており、赤色蛍光体16A、青色蛍光体16B、及び緑色蛍光体16Cは、赤色蛍光体16A、青色蛍光体16B、緑色蛍光体16Cの順に隔壁15の側壁と誘電体層14上との間に亘ってそれぞれ形成されている。
The PDP 10 includes a plurality of
前面板19は、ガラス基板21と、表示電極22と、電極母線23と、誘電体層25と、保護膜26とにより構成されている。ガラス基板21の背面板11と対向する面には、水平方向に延在する表示電極22が設けられている。透明な電極である表示電極22は、走査電極22Aと維持電極22Bとが対になった構成とされている。
The
走査電極22A及び維持電極22Bには、それぞれ電極母線23が形成されている。電極母線23は、抵抗値を下げるためのものであり、一般的に透過性を有していない金属が用いられる。誘電体層25は、表示電極22及び電極母線23を覆うようガラス基板21に形成されている。保護膜26は、誘電体層25を覆うように形成されている。
An
放電素子20は、表示電極22とアドレス電極13とが対向する領域に設けられており、大略すると、表示電極22と、アドレス電極13と、誘電体層14,25と、赤色蛍光体16A、青色蛍光体16B、及び緑色蛍光体16Cのいずれか1つの蛍光体と、保護膜26と、電極母線23とを有した構成とされている。
The
各蛍光体16と保護膜26との間には、それぞれ放電空間17が形成されている。この放電空間17には、希ガス又は希ガスの混合ガスからなるガスが封入されている。放電素子20は、赤色蛍光体16Aを有した放電素子20Aと、青色蛍光体16Bを有した放電素子20Bと、緑色蛍光体16Cを有した放電素子20Cとにより構成されている。また、画素24は、放電素子20A〜20Cにより構成されている。
A
このような構成とされたPDP10には、複数の走査ライン27が形成されており、上から順番に一行ずつ走査ライン27を表示させることで、カラー画像を表示することができる(例えば、非特許文献1参照。)。
A plurality of
次に、図3を参照して、他の従来のPDP30について説明する。図3は、他の従来のPDPの分解斜視図である。PDP30は、複数の放電素子(図示せず)を有しており、大略すると背面板31と、前面板41とを有した構成とされている。PDP30は、複数の走査ライン49を有した構成とされている。なお、放電素子は、表示電極43とアドレス電極33とが対向する領域(隔壁35に囲まれた領域)に設けられている。
Next, another
背面板31は、ガラス基板32と、複数のアドレス電極33と、誘電体層34と、隔壁35と、蛍光体36とにより構成されている。隔壁35は、放電素子を放電素子毎に分離するよう水平方向と走査方向とに対して設けられている。蛍光体36は、赤色蛍光体36Aと、青色蛍光体36Bと、緑色蛍光体36Cとにより構成されている。赤色蛍光体36A、青色蛍光体36B、及び緑色蛍光体36Cは、それぞれ隔壁35により囲まれた誘電体層34及び隔壁35上に設けられている。
The
前面板41は、ガラス基板42と、表示電極43と、電極母線46と、誘電体層47と、保護膜48とにより構成されている。透明な電極である表示電極43は、T字形状をした走査電極45と、T字形状をした維持電極44とが対を成した構成とされている。ガラス基板42上には、このような構成とされた複数の表示電極43が形成されている。維持電極44及び走査電極45には、それぞれ水平方向に延在する電極母線46が形成されている。電極母線46は、抵抗値を下げるためのものであり、一般的に透過性を有していない金属が用いられる。
The
背面板31と前面板41とが貼り合わされた状態において、背面板31と前面板41との間には、放電空間を有した放電素子が形成される。放電空間には、希ガス又は希ガスの混合ガスからなるガスが封入されている。このような構成とされたPDP30には、複数の走査ライン49が形成されており、上から順番に一行ずつ走査ライン49を表示させることで、カラー画像を表示することができる(例えば、非特許文献1参照。)
このようなPDP10,30では、表示される画像の高解像度化が望まれており、放電素子の微細化が検討されている。しかし、放電素子を微細化した場合には、放電特性のばらつきが大きくなり、駆動電圧が上昇すると共に、PDP10,30が駆動する際の動作マージンが減少するという問題があった。このような問題の解決を目的としたPDPには、駆動方式を変更して、解像度の高い画像を表示させるものがある(例えば、非特許文献2及び3参照。)
また、従来のPDP10,30では、水平方向に並んで配設された赤色蛍光体を備えた放電素子、青色蛍光体を備えた放電素子、及び緑色蛍光体を備えた放電素子が1つの表示電極を共通して使用するため、維持放電の際、水平方向に並んで配設された赤色蛍光体を備えた放電素子、青色蛍光体を備えた放電素子、及び緑色蛍光体を備えた放電素子には、同一の電圧パルスが印加される。そのため、例えば、赤色蛍光体及び緑色蛍光体と比較して、青色蛍光体の発光量が小さい場合には、赤色蛍光体及び緑色蛍光体の発光輝度の補正処理が必要となる。しかし、このような補正処理を行うPDPでは、低ビット信号が無効となり、階調特性が低下してしまう。
In a state where the
In
Further, in the
また、アドレス放電時には、走査電極が用いられるが、各放電素子毎に適正な電圧パルスが異なるため、1つの電圧パルスを設定した場合には、誤書き込みによりPDPを安定して駆動できない(例えば、アドレス放電時に選択された放電素子が維持放電されない等。)という問題がある。 In addition, a scan electrode is used at the time of address discharge, but an appropriate voltage pulse is different for each discharge element. Therefore, when one voltage pulse is set, the PDP cannot be stably driven due to erroneous writing (for example, The discharge element selected at the time of address discharge is not sustain-discharged).
これらの問題の解決を目的とした従来のPDPには、水平方向に配設された赤色蛍光体を備えた放電素子、青色蛍光体を備えた放電素子、及び緑色蛍光体を備えた放電素子を色毎に分けて走査方向に配置させ、色毎に表示電極を共通にして、表示電極に対する電圧パルスを調整可能な構成としたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、駆動方式を変更したPDPの場合には、駆動回路等を変更しなければならないという問題があった。また、蛍光体の色毎に表示電極を共通にして、表示電極に対する電圧パルスを蛍光体の色毎に調整可能な構成としたPDPでは、表示される画像の解像度や階調特性を向上させることができないという問題があった。 However, in the case of a PDP in which the driving method is changed, there is a problem that the driving circuit and the like must be changed. In addition, in a PDP in which a display electrode is shared for each phosphor color and a voltage pulse for the display electrode can be adjusted for each phosphor color, the resolution and gradation characteristics of the displayed image are improved. There was a problem that could not.
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであり、安定して駆動できると共に、表示される画像の解像度を向上でき、輝度や階調特性を調整することのできるプラズマディスプレイパネルを提供することを目的とする。 Therefore, the present invention has been made in view of the above-described problems, and provides a plasma display panel that can be driven stably, can improve the resolution of a displayed image, and can adjust luminance and gradation characteristics. The purpose is to do.
上記課題を解決するために本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴とするものである。 In order to solve the above-mentioned problems, the present invention is characterized by the following measures.
請求項1記載の発明では、走査方向と直交する方向に形成された第1の表示電極を備えた第1の基板と、前記走査方向に形成された第1のアドレス電極と、前記走査方向に形成され、前記走査方向と直交する方向に交互に配置された第1及び第2の蛍光体とを備えた第2の基板と、前記第1の基板と第2の基板との間に配置され、前記第1の基板側に第3の蛍光体と前記第1の表示電極と直交する第2のアドレス電極とを備えると共に、他方の側に前記走査方向と直交する方向に形成された第2の表示電極を備えた第3の基板とを有しており、前記第1の表示電極と第2の表示電極とを前記第1の基板の面方向に対して垂直方向に重なるように配置すると共に、前記第1乃至3の蛍光体の色をそれぞれ異ならせ、前記第1の基板と第3の基板との間に、第3の蛍光体を備えた第1の放電素子と、前記第2の基板と第3の基板との間に、第1の蛍光体を備えた第2の放電素子と第2の蛍光体を備えた第3の放電素子とを設けると共に、該第1の放電素子と第2及び第3の放電素子とを前記第1の基板の面方向に対して垂直方向に重なるように配置したことを特徴とするプラズマディスプレイパネルにより、解決できる。 In the first aspect of the present invention, a first substrate having a first display electrode formed in a direction orthogonal to the scanning direction, a first address electrode formed in the scanning direction, and the scanning direction A second substrate having first and second phosphors formed and alternately arranged in a direction orthogonal to the scanning direction, and disposed between the first substrate and the second substrate. A second phosphor formed on the first substrate side with a third phosphor and a second address electrode orthogonal to the first display electrode, and formed on the other side in a direction orthogonal to the scanning direction. And a third substrate having the display electrode, and the first display electrode and the second display electrode are arranged so as to overlap each other in a direction perpendicular to the surface direction of the first substrate. In addition, the colors of the first to third phosphors are made different from each other, so that the first substrate and the third substrate Between the first discharge element including the third phosphor, the second discharge element including the first phosphor between the second substrate and the third substrate, and the second discharge element. And a third discharge element including the phosphor, and the first discharge element and the second and third discharge elements are overlapped in a direction perpendicular to the surface direction of the first substrate. This can be solved by a plasma display panel characterized by being arranged.
上記発明によれば、第1乃至3の蛍光体の色をそれぞれ異ならせて、第1の放電素子と第2及び第3の放電素子とを対向させることにより、安定して駆動できると共に、前面板と背面板とよりなる従来のPDPと比較して、走査方向に直交する方向の解像度を向上させることができる。また、従来のPDPの駆動回路を変更する必要がないため、従来の駆動方法を適用することができる。 According to the above invention, the first to third phosphors are made different in color so that the first discharge element and the second and third discharge elements face each other. Compared with a conventional PDP composed of a face plate and a back plate, the resolution in the direction orthogonal to the scanning direction can be improved. Further, since it is not necessary to change the driving circuit of the conventional PDP, the conventional driving method can be applied.
請求項2記載の発明では、走査方向と直交する方向に形成された第1の表示電極を備えた第1の基板と、前記走査方向に形成された第1のアドレス電極と第1の蛍光体とを備えた第2の基板と、前記第1の基板と第2の基板との間に配置され、前記第1の基板側に前記第1の表示電極と直交する第2のアドレス電極と、前記走査方向に形成され、前記走査方向と直交する方向に交互に配置された第2及び第3の蛍光体とを備えると共に、他方の側に前記走査方向と直交する方向に形成された第2の表示電極を備えた第3の基板とを有しており、前記第1の表示電極と第2の表示電極とを前記第1の基板の面方向に対して垂直方向に重なるように配置すると共に、前記第1乃至3の蛍光体の色をそれぞれ異ならせ、前記第2の基板と第3の基板との間に、第1の蛍光体を備えた第1の放電素子と、前記第1の基板と第3の基板との間に、第2の蛍光体を備えた第2の放電素子と第3の蛍光体を備えた第3の放電素子とを設けると共に、該第1の放電素子と第2及び第3の放電素子とを前記第1の基板の面方向に対して垂直方向に重なるように配置したことを特徴とするプラズマディスプレイパネルにより、解決できる。 According to a second aspect of the present invention, a first substrate having a first display electrode formed in a direction orthogonal to the scanning direction, a first address electrode and a first phosphor formed in the scanning direction. And a second address electrode disposed between the first substrate and the second substrate and orthogonal to the first display electrode on the first substrate side, Second and third phosphors formed in the scanning direction and alternately arranged in a direction orthogonal to the scanning direction and formed on the other side in a direction orthogonal to the scanning direction And a third substrate having the display electrode, and the first display electrode and the second display electrode are arranged so as to overlap each other in a direction perpendicular to the surface direction of the first substrate. In addition, the colors of the first to third phosphors are made different from each other, so that the second substrate and the third substrate In between, the 1st discharge element provided with the 1st fluorescent substance, the 2nd discharge element provided with the 2nd fluorescent substance between the 1st substrate and the 3rd substrate, and the 3rd And a third discharge element including the phosphor, and the first discharge element and the second and third discharge elements are overlapped in a direction perpendicular to the surface direction of the first substrate. This can be solved by a plasma display panel characterized by being arranged.
上記発明によれば、第1乃至3の蛍光体の色をそれぞれ異ならせて、第1の放電素子と第2及び第3の放電素子とを対向させることにより、安定して駆動できると共に、前面板と背面板とよりなる従来のPDPと比較して、走査方向に直交する方向の解像度を向上させることができる。また、従来のPDPの駆動回路を変更する必要がないため、従来の駆動方法を適用することができる。 According to the above invention, the first to third phosphors are made different in color so that the first discharge element and the second and third discharge elements face each other. Compared with a conventional PDP composed of a face plate and a back plate, the resolution in the direction orthogonal to the scanning direction can be improved. Further, since it is not necessary to change the driving circuit of the conventional PDP, the conventional driving method can be applied.
請求項3記載の発明では、前記第1乃至第3の放電素子を維持放電させる際、第1及び第2の表示電極に印加するパルスの周期を、前記第1の放電素子と第2及び第3の放電素子とに対してそれぞれ設定したことを特徴とする請求項1または2に記載のプラズマディスプレイパネルにより、解決できる。
According to a third aspect of the present invention, when the first to third discharge elements are subjected to the sustain discharge, the period of the pulse applied to the first and second display electrodes is set to the first discharge element and the second and second discharge elements. The plasma display panel according to
上記発明によれば、第1乃至第3の放電素子を維持放電させる際、第1及び第2の表示電極に印加するパルスの周期を第1乃至第3の放電素子毎に設定することにより、第1乃至第3の放電素子毎に輝度や階調特性を調整することができる。 According to the above invention, when the first to third discharge elements are subjected to the sustain discharge, the period of the pulse applied to the first and second display electrodes is set for each of the first to third discharge elements. The luminance and gradation characteristics can be adjusted for each of the first to third discharge elements.
請求項4記載の発明では、前記第1乃至第3の放電素子を前記維持放電させる際、前記第1及び第2の表示電極に印加するパルスの振幅を、前記第1の放電素子と第2及び第3の放電素子とに対してそれぞれ設定したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプラズマディスプレイパネルにより、解決できる。
According to a fourth aspect of the present invention, when the first to third discharge elements are subjected to the sustain discharge, the amplitude of a pulse applied to the first and second display electrodes is set to the first discharge element and the second discharge element. The plasma display panel according to any one of
上記発明によれば、第1乃至第3の放電素子を維持放電させる際、第1及び第2の表示電極に印加するパルスの振幅を第1乃至第3の放電素子毎に設定することにより、第1乃至第3の放電素子毎に輝度や階調特性を調整することができる。 According to the above invention, when the first to third discharge elements are subjected to the sustain discharge, the amplitude of the pulse applied to the first and second display electrodes is set for each of the first to third discharge elements, The luminance and gradation characteristics can be adjusted for each of the first to third discharge elements.
上述の如く本発明によれば、安定して駆動できると共に、表示される画像の解像度を向上でき、輝度や階調特性を調整することのできるプラズマディスプレイパネルを提供できる。 As described above, according to the present invention, it is possible to provide a plasma display panel that can be stably driven, can improve the resolution of a displayed image, and can adjust luminance and gradation characteristics.
次に、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。 Next, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
(第1実施例)
始めに、図4乃至図6を参照して、本発明の第1実施例によるPDP60の概略の構成について説明する。図4は、本発明の第1実施例によるPDPの分解斜視図であり、図5は、図4に示したPDPを組み立ててB視した図であり、図6は、図4に示したPDPを組み立ててC視した図である。なお、図4乃至図6において、Y,Y方向は、走査方向(アドレス電極77,87,102の延在方向)を示しており、X,X方向は、走査方向に対して直交する水平方向(表示電極67,91,105の延在方向)を示している。また、Z,Z方向は、前面板65の面方向に直交する方向を示している。
(First embodiment)
First, the schematic configuration of the
PDP60は、第1の放電素子121、第2の放電素子122、及び第3の放電素子123を有しており、大略すると第1の基板である前面板65と、第2の基板である背面板75と、第3の基板である中間基板85と、第4の基板である中間基板100と、駆動制御装置(図示せず)とを備えた構成とされている。
The
駆動制御装置は、PDP60の駆動制御を行うためのものである。前面板65は、背面板75と対向するように配置されている。また、中間基板85は、前面板65と中間基板100との間に配置され、中間基板100は、中間基板85と背面板75との間に配置されている。PDP60には、n本(nは自然数)の走査ライン70が設けられている。
The drive control device is for performing drive control of the
前面板65は、大略するとガラス基板66と、第1の表示電極である表示電極67と、電極母線71と、誘電体層72と、保護膜73とを有した構成とされている。
The
中間基板85と対向する側のガラス基板66には、水平方向に延在するn本の表示電極67が帯状に設けられている。表示電極67は、走査電極68と、維持電極69とが対になった構成とされており、走査電極68と維持電極69とは、それぞれn本ずつ設けられている。走査電極68と維持電極69とは、水平方向に対して平行となるよう配置されている。走査電極68及び維持電極69は、例えばITOやSnO2等の材料を用いることができ、厚さは例えば150nm程度に形成することができる。
On the
電極母線71は、走査方向に延在するよう走査電極68及び維持電極69に設けられている。電極母線71は、抵抗値を下げるためのものである。電極母線71の材料には、例えばCr−Cu−Cr、Ag等の材料を用いることができ、電極母線71の厚さは、例えば数μm程度に形成することができる。電極母線71は、エッチング法や、感光性成分を含ませた電極母線71となる材料を直接露光することで形成することができる。
The
誘電体層72は、表示電極67及び電極母線71と、表示電極67が設けられた側のガラス基板66とを覆うように形成されている。保護膜73は、誘電体層72を覆うように形成されている。誘電体層72及び保護膜73を形成する際には、可視発光領域の透過性の高い材料を用いることができる。誘電体層72の厚さは、例えば10〜40μm程度に形成することができ、保護膜73の厚さは、例えば500〜800nm程度に形成することができる。なお、誘電体層72及び保護膜73は、表示電極67及び電極母線71が形成された領域にのみ設けた構成としてもよい。
The
背面板75は、ガラス基板76と、第1のアドレス電極であるアドレス電極77と、誘電体層78と、隔壁79と、第1の蛍光体である緑色蛍光体81とを有した構成とされている。ガラス基板76の中間基板100と対向する面には、走査方向に延在するm本のアドレス電極77(mは自然数)が形成されている。アドレス電極77には、例えばAl等の金属材料を用いることができ、アドレス電極77の厚さは、例えば数μm程度に形成することができる。
The
誘電体層78は、アドレス電極77を覆うようガラス基板76上に設けられている。誘電体層78は、アドレス電極77を保護するためのものである。誘電体層78には、反射率が高く透明性の高い材料を用いると良く、例えば白色誘電体ペースト膜を用いることができる。また、誘電体層78の厚さは、例えば10〜40μm程度に形成することができる。
The
誘電体層78には、m本のアドレス電極77を1本毎に分離するための隔壁79が、複数設けられている。複数の隔壁79は、中間基板100に設けられた後述する隔壁112と対向するよう配置されている。
The
隔壁79間の水平方向の幅L1は、隔壁112間の幅L3と略同じとなるように構成されている。隔壁79の材料には、例えばPbO、B2O3、SiO2等の粉末をガラスペースト化させたものを用いることができる。また、隔壁79の高さは、例えば90〜180μm、隔壁79間の水平方向の幅L1は、例えば20〜100μm程度に形成することができる。隔壁79は、スクリーン印刷法やサンドブラスト法により形成することができる。
The horizontal width L1 between the
緑色蛍光体81は、誘電体層78上と隔壁79の側壁とに亘って形成されている。緑色蛍光体81の材料には、例えばZn2SiO4:Mn2+を用いることができる。また、緑色蛍光体81は、例えばスクリーン印刷法により10〜20μm程度に形成することができる。
The
背面板75には、後述する放電空間124〜126内の不要なガスの排気、及び放電させる際に必要なガスを封入するための貫通穴(図示せず)が少なくとも1つ以上形成されている。なお、この貫通穴は、背面板75又は前面板65のいずれか一方に設けることができる。
The
中間基板85は、大略するとガラス基板86と、第2のアドレス電極であるアドレス電極87と、誘電体層88と、隔壁89と、第2の蛍光体である赤色蛍光体82と、第2の表示電極である表示電極91と、電極母線94と、誘電体層95と、保護膜96とを有した構成とされている。
In short, the
前面板65と対向する側のガラス基板86には、走査方向に延在するm本(背面板75に設けられたアドレス電極77と同じ数)のアドレス電極87が設けられており、このアドレス電極87は、背面板75に設けられたアドレス電極77と対向するよう配置されている。
The
アドレス電極87には、ITOやSnO2等の透明電極材料、又はAl等の金属電極材料を用いることができ、アドレス電極87の厚さは、例えば数μm程度に形成することができる。また、Al等の金属電極材料を用いる場合には、アドレス電極87の水平方向の幅L4の大きさを隔壁89間の水平方向の幅L2の半分以下となるよう構成するとよい。
For the
誘電体層88は、アドレス電極87を覆うようガラス基板86上に形成されている。誘電体層88は、アドレス電極87を保護するためのものである。誘電体層88には、反射率が高く透明性の高い材料を用いることができる。また、誘電体層88の厚さは、例えば10〜40μm程度に形成することができる。
The
誘電体層88上には、m本のアドレス電極87を1本毎に分離するための隔壁89が複数設けられている。複数の隔壁89は、中間基板100に設けられた後述する隔壁112と対向するよう配置されている。
On the
隔壁89の材料には、PbO、B2O3、SiO2等の粉末をガラスペースト化させたものを用いることができる。また、隔壁89の高さは、例えば90〜180μm、隔壁89の水平方向の幅L2は、例えば20〜100μm程度に形成することができる。隔壁89は、スクリーン印刷法やサンドブラスト法により形成することができる
赤色蛍光体82は、誘電体層88上と隔壁89の側壁とに亘って形成されている。赤色蛍光体82は、例えば、スクリーン印刷法、EB蒸着法やCVD法により形成することができる。また、赤色蛍光体82の材料には、例えば(Y,Gd)BO3:Eu3+を用いることができる。
As a material of the
中間基板100と対向する側のガラス基板86には、水平方向に延在するn本(前面板65に設けられた表示電極67と同じ数)の表示電極91が帯状に設けられている。
On the
表示電極91は、走査電極92と維持電極93とが対になった構成とされており、走査電極92と維持電極93とは、それぞれn本ずつ設けられている。走査電極92と維持電極93とは、水平方向に対して平行となるよう配置されている。走査電極92及び維持電極93の材料には、例えばITOやSnO2等を用いることができ、走査電極92及び維持電極93の厚さは、例えば150nm程度に形成することができる。
The
走査電極92及び維持電極93には、それぞれ走査方向に延在する電極母線94が形成されている。電極母線94は、抵抗値を下げるためのものである。電極母線94には、例えば、Cr−Cu−Cr、Ag等の材料を用いることができ、電極母線94の厚さは、例えば数μm程度に形成することができる。電極母線94は、エッチング法や、感光性成分を含ませた電極母線94となる材料を直接露光することで形成することができる。
The
誘電体層95は、表示電極91及び電極母線94が形成された面のガラス基板86と、表示電極91及び電極母線94とを覆うように形成されている。保護膜96は、誘電体層95を覆うように形成されている。誘電体層95及び保護膜96を形成する際には、可視発光領域の透過性の高い材料を用いるとよい。誘電体層95の厚さは、例えば10〜40μm程度に形成することができ、保護膜96の厚さは、例えば500〜800nm程度に形成することができる。なお、誘電体層95は、表示電極91及び電極母線94が形成された領域にのみ設けてもよい。
The
中間基板85には、放電空間124〜126内の不要なガスの排気、及び放電させる際に必要なガスを封入するための貫通穴(図示せず)が少なくとも1つ以上形成されている。
The
中間基板100は、大略するとガラス基板101と、第3のアドレス電極であるアドレス電極102と、誘電体層103と、隔壁112と、第3の蛍光体である青色蛍光体83と、第3の表示電極である表示電極105と、電極母線108と、誘電体層109と、保護膜111とを有した構成とされている。
In short, the
中間基板85と対向する側のガラス基板101には、走査方向に延在するm本(背面板75に設けられたアドレス電極77と同じ数)のアドレス電極102が設けられており、このアドレス電極102は、背面板75に設けられたアドレス電極77と対向するよう配置されている。
The
アドレス電極102には、ITOやSnO2等の透明電極材料、又はAl等の金属電極材料を用いることができ、アドレス電極102の厚さは、例えば数μm程度に形成することができる。また、Al等の金属電極材料を用いる場合には、アドレス電極102の水平方向の幅L5の大きさを隔壁112間の水平方向の幅L3の半分以下となるよう構成するとよい。
For the
誘電体層103は、アドレス電極102を覆うようガラス基板101上に形成されている。誘電体層103は、アドレス電極102を保護するためのものである。誘電体層103には、反射率が高く透明性の高い材料を用いることができる。また、誘電体層103の厚さは、例えば10〜40μm程度に形成することができる。
The
誘電体層103上には、m本のアドレス電極102を1本毎に分離するための隔壁112が複数設けられている。複数の隔壁112は、背面板75に設けられた隔壁79と対向するよう配置されている。また、隔壁112間の水平方向の幅L3は、隔壁79間の幅L1及び隔壁89間の幅L2と略等しくなるように構成されている。
On the
隔壁112の材料には、PbO、B2O3、SiO2等の粉末をガラスペースト化させたものを用いることができる。また、隔壁112の高さは、例えば90〜180μm、隔壁112の水平方向の幅L3は、例えば20〜100μm程度に形成することができる。隔壁112は、スクリーン印刷法やサンドブラスト法により形成することができる。
As the material of the
青色蛍光体83は、誘電体層103上と隔壁112の側壁とに亘って形成されている。青色蛍光体83の材料には、例えばBaMgAl10O17:Eu2+を用いることができる。また、青色蛍光体83は、例えば、スクリーン印刷法、EB蒸着法、CVD法等により形成することができる。
The
背面板75と対向する側のガラス基板101には、水平方向に延在するn本(前面板65に設けられた表示電極67と同じ数)の表示電極105が帯状に設けられている。表示電極105は、表示電極91と対向するよう配置されている。
The
表示電極105は、走査電極106と維持電極107とが対になった構成とされており、走査電極106と維持電極107とは、それぞれn本ずつ設けられている。走査電極106と維持電極107とは、水平方向に対して平行となるよう配置されている。走査電極106及び維持電極107は、例えば、ITOやSnO2等の材料を用いることができ、走査電極106及び維持電極107の厚さは、例えば150nm程度とすることができる。
The
走査電極106及び維持電極107には、それぞれ走査方向に延在する電極母線108が形成されている。電極母線108は、抵抗値を下げるためのものである。電極母線108には、例えばCr−Cu−Cr、Ag等の材料を用いることができ、電極母線108の厚さは、例えば、数μm程度に形成することができる。電極母線108は、エッチング法や、感光性成分を含ませた電極母線108となる材料を直接露光することで形成する。
The
誘電体層109は、表示電極105及び電極母線108が形成された側のガラス基板101と、表示電極105及び電極母線108とを覆うように形成されている。保護膜111は、誘電体層109を覆うように形成されている。誘電体層109及び保護膜111を形成する際の材料には、可視発光領域の透過性の高い材料を用いるとよい。誘電体層109の厚さは、例えば10〜40μm程度に形成することができ、保護膜111の厚さは、例えば500〜800nm程度に形成することができる。なお、誘電体層109は、表示電極105及び電極母線108が形成された領域にのみ設けてもよい。
The
中間基板100には、放電空間124〜126内の不要なガスの排気、及び放電させる際に必要なガスを封入するための貫通穴(図示せず)が少なくとも1つ以上形成されている。
The
次に、前面板65と中間基板85とを貼り合わせることで形成される第1の放電素子121について説明する。第1の放電素子121は、ガラス基板66とガラス基板86との間に複数形成されており、隣り合う第1の放電素子121間の水平方向は隔壁89により仕切られている。第1の放電素子121は、大略すると表示電極67と、電極母線71と、誘電体層72と、保護膜73と、アドレス電極87と、誘電体層88と、放電空間124と、赤色蛍光体82とを有した構成とされている。放電空間124は、赤色蛍光体82と保護膜73との間に形成されている。
Next, the
次に、中間基板85と中間基板100とを貼り合わせることで形成される第2の放電素子122について説明する。第2の放電素子122は、ガラス基板86とガラス基板101との間に複数形成されており、隣り合う第2の放電素子122間の水平方向は隔壁112により仕切られている。第2の放電素子122は、大略すると表示電極91と、電極母線94と、誘電体層95と、保護膜96と、アドレス電極102と、誘電体層103と、放電空間125と、青色蛍光体83とを有した構成とされている。放電空間125は、青色蛍光体83と保護膜96との間に形成されている。
Next, the
また、本実施例のPDP60において、第2の放電素子122は、第1の放電素子121の下方に設けられており、かつ第1の放電素子121と対向するよう配置されている。そのため、画像を表示する際には、第2の放電素子122の発光を第1の放電素子121を介して、前面板65のガラス基板66側に通過させる必要があるので、この場合の透過率は50%以上であることが好ましい。
Further, in the
また、第2の放電素子122の発光を通過させやすいように、第1の放電素子121に設けられた赤色蛍光体82の厚さは、10μm以下にするとよい。例えば、スクリーン印刷法により、厚さ8μmの赤色蛍光体82を形成した場合には、50%程度の透過率が得ることができる。また、例えば、EB蒸着法やCVD法により、厚さ0.3μm〜1.0μm程度の赤色蛍光体82を形成した場合には、90%以上の透過率を得ることができる。
In addition, the thickness of the
次に、中間基板100と背面板75とを貼り合わせることで形成される第3の放電素子123について説明する。第3の放電素子123は、ガラス基板101とガラス基板76との間に複数形成されており、隣り合う第3の放電素子123間の水平方向は隔壁79により仕切られている。第3の放電素子123は、大略すると表示電極105と、電極母線108と、誘電体層109と、保護膜111と、アドレス電極77と、誘電体層78と、放電空間126と、緑色蛍光体81とを有した構成とされている。放電空間126は、緑色蛍光体81と保護膜111との間に形成されている。第3の放電素子123は、第2の放電素子122の下方に設けられており、かつ第2の放電素子122と対向するよう配置されている。
Next, the
つまり、第3の放電素子123の上方(前面板65の面方向に対して垂直方向)には、第1の放電素子121と第2の放電素子122とが積み重ねられた構成とされている。そのため、画像を表示する際には、第3の放電素子123の発光を第1及び第2の放電素子121,122を介して、ガラス基板66側に通過させる必要があるので、この場合の透過率は50%以上であることが好ましい。
That is, the
また、第3の放電素子123による発光をガラス基板66側に通過させやすいように、青色蛍光体83の厚さは、10μm以下にするとよい。例えば、スクリーン印刷法により厚さ8μmの青色蛍光体83を形成した場合には、50%程度の透過率が得ることができる。また、例えば、EB蒸着法やCVD法により、厚さ0.3μm〜1.0μm程度の青色蛍光体83を形成した場合には、90%以上の透過率を得ることができる。
Further, the thickness of the
以上説明したように、本実施例のPDP60は、それぞれ色の異なる蛍光体を有した第1乃至3の放電素子121〜123が、Z,Z方向に積み重ねられた構成とされている。これにより、画素110は、Z,Z方向に積み重ねられた第1乃至3の放電素子121〜123により構成される。
As described above, the
このように、色の異なる蛍光体を備えた第1乃至第3の放電素子121〜123をZ,Z方向に積み重ねて配置させることにより、安定して駆動できると共に、従来のPDP10,30の解像度と比較して、水平方向の解像度を3倍に向上させることができる。
As described above, the first to
上記構成とされたPDP60は、従来の駆動回路を用いることができる。そのためPDP60の駆動方法は、「大画面壁掛けテレビ―プラズマディスプレイ―」(村上宏、篠田傳、和邇浩一、株式会社コロナ社(編者:社団法人映像メディア学会)、初版2002年5月10日)の第8章に記載されているような、従来のPDPの一般的な駆動方法であるアドレス・表示分離方式を用いることができる。
The
次に、図7を参照して、第1の放電素子121の駆動波形の一例を挙げて、アドレス・表示分離方式を適用した第1の放電素子121の駆動方法につい説明する。図7は、サブフィールド期間における第1の放電素子の駆動波形の一例を示した図である。なお、図7において、(a)はアドレス電極87の電圧パルス波形、(b)は維持電極69の電圧パルス波形、(c)は1番目の走査電極68−1の電圧パルス波形、(d)は2番目の走査電極68−2の電圧パルス波形、(e)はn番目の走査電極68−nの電圧パルス波形、taddはアドレス放電時のパルス印加時間(以下、パルス印加時間tadd)、Tは電圧パルスの繰り返し周期(以下、繰り返し周期T)、VSUSは維持放電期間における走査電極68−1〜68−n及び維持電極69の電圧パルスの振幅をそれぞれ示している。
Next, a method for driving the
図7に示すように、サブフィールド期間は、リセット放電期間と、アドレス放電期間と、維持放電期間とを有した構成とされている。リセット放電期間では、放電空間124のリセット放電が行われ、それぞれの画素110に対応した表示電極67の面上に蓄積される電荷の状態が均一にされる。続く、アドレス放電期間では、アドレス電極87に印加される信号パルスに同期して、データ書き込み用の電圧パルスが走査電極68−1、走査電極68−2、・・・、走査電極68−nの順に印加される。このアドレス放電期間では、所定の走査電極68に対応した複数の第1の放電素子121に対して、同時に選択書き込み放電され、これにより、アドレス放電期間内に全ての第1の放電素子121の選択書き込み放電が完了される。選択書き込み放電は、維持放電するための画素110を選択するための放電であり、この放電はアドレス電極87と走査電極68−1〜68−nとの間で行われる。
As shown in FIG. 7, the subfield period has a reset discharge period, an address discharge period, and a sustain discharge period. In the reset discharge period, reset discharge of the
次の維持放電期間では、繰り返し周期Tの電圧パルスが、維持電極69と、走査電極68−1〜68−nとに印加されて、アドレス放電期間に選択された第1の放電素子121において、維持放電が持続的に起こり、表示画像の階調に比例した放電発光が可能となる。このように、第1の放電素子121は、従来と同様な手法により駆動され、第2及び第3の放電素子122,123についても第1の放電素子121と同様な手法により駆動される。
In the next sustain discharge period, a voltage pulse having a repetition period T is applied to the sustain
図8は、表示電極に印加される電圧パルスの振幅と輝度との関係を示した図である。なお、図8において、VSUS(RGB)は従来のPDP10の表示電極22に印加される電圧パルスの振幅(以下、振幅VSUS(RGB)とする)、VSUS(R)は赤色蛍光体82を備えた第1の放電素子121の表示電極67に印加される電圧パルスの振幅、VSUS(B)は青色蛍光体83を備えた第2の放電素子122の表示電極91に印加される電圧パルスの振幅(以下、振幅VSUS(B)とする)、VSUS(G)は緑色蛍光体81を備えた第3の放電素子123の表示電極105に印加される電圧パルスの振幅(以下、振幅VSUS(G)とする)をそれぞれ示している。
FIG. 8 is a diagram showing the relationship between the amplitude of the voltage pulse applied to the display electrode and the luminance. In FIG. 8, V SUS (RGB) is the amplitude of the voltage pulse applied to the
また、図8において、KRは従来のPDP10の赤色蛍光体の輝度(以下、輝度KRとする)、KBは従来のPDP10の青色蛍光体の輝度(以下、輝度KBとする)、KGは従来のPDP10の緑色蛍光体の輝度(以下、輝度KGとする)、LRは第1の放電素子121の輝度(以下、輝度LRとする)、LBは第2の放電素子122の輝度(以下、輝度LBとする)、LGは第3の放電素子123の輝度(以下、輝度LGとする)をそれぞれ示している。
Further, in FIG. 8, K R conventional PDP10 red phosphor brightness (hereinafter, referred to as luminance K R), K B conventional PDP10 blue phosphor luminance (hereinafter referred to as luminance K B), K G conventional PDP10 green phosphor brightness (hereinafter, referred to as luminance K G), L R is the
従来のPDP10では、水平方向に配置された赤色蛍光体を備えた放電素子、青色蛍光体を備えた放電素子、及び緑色蛍光体を備えた放電素子が1つの表示電極を共通で使用する構成とされており、図8に示すように、表示電極22に印加する電圧パルスの振幅VSUS(RGB)は一つの値でしか設定することができなかったため、異なる色の蛍光体を備えた放電素子毎に輝度KR,KB,KGを調整することができなかった。
In the
本実施例のPDP60に設けられた第1乃至第3の放電素子121〜123は、それぞれ独自にアドレス電極及び表示電極を備えた構成とされているため、維持放電させる際、第1の放電素子121の表示電極67の振幅VSUS(R)と、第2の放電素子122の表示電極91の振幅VSUS(B)と、第3の放電素子123の表示電極105の振幅VSUS(G)とを別々に設定して、各放電素子121〜123毎に輝度LR,LB,LGを調整することができる。
Since the first to
このように、本実施例のPDP60に設けられた第1乃至第3の放電素子121〜123は、それぞれ独自にアドレス電極及び表示電極を備えた構成とされているため、維持放電させる際、表示電極に印加する電圧パルスの周期や振幅を放電素子121〜123毎に変えて、各放電素子121〜123が発光した際の輝度KR,KB,KGや階調特性を調整することができる。
As described above, since the first to
なお、第1乃至第3の放電素子121〜123に設ける蛍光体(RGB)は、Z,Z方向に積み重ねられた第1乃至第3の放電素子121〜123間で色が異なっていれば良く、各放電素子121〜123に設けられる蛍光体の色は、本実施例の形態に限定されない。また、本実施例のPDP60は、図3に示したPDP30や、図3に示したPDP30の前面板41に突起状の隔壁を設けたPDPに対しても適用することができる。
The phosphors (RGB) provided in the first to
(第2実施例)
図9乃至図11を参照して、本発明の第2実施例によるPDP130について説明する。図9は、本発明の第2実施例によるPDPの分解斜視図であり、図10は、図9に示したPDPを組み立ててB視した図であり、図11は、図9に示したPDPを組み立ててC視した図である。なお、図9乃至図11において、Y,Y方向は、走査方向(アドレス電極137,147の延在方向)、X,X方向は、走査方向に対して直交する水平方向(表示電極67,152の延在方向)、Z,Z方向は、前面板65の面方向に直交する方向をそれぞれ示している。また、図9乃至図11において、図4に示したPDP60と同一構成部分には同一の符号を付して説明を省略する。
(Second embodiment)
A
PDP130は、第1の放電素子161、第2の放電素子162、及び第3の放電素子163を有しており、大略すると第1の基板である前面板65と、第2の基板である背面板135と、第3の基板である中間基板145と、駆動制御装置(図示せず)とを備えた構成とされている。
The
駆動制御装置は、PDP130の駆動制御を行うためのものである。前面板65は、背面板135と対向するように配置されており、中間基板145は、前面板65と背面板135との間に配置されている。PDP130には、n本(nは自然数)の走査ライン70が設けられている。
The drive control device is for performing drive control of the
背面板135は、ガラス基板138と、第1のアドレス電極であるアドレス電極137と、誘電体層139と、隔壁140と、第1の蛍光体である青色蛍光体141と、第2の蛍光体である緑色蛍光体142とを有した構成とされている。
The
中間基板145と対向する側のガラス基板138には、走査方向に延在するm本のアドレス電極137(mは自然数)が形成されている。アドレス電極137には、例えばAl等の金属材料を用いることができ、アドレス電極137の厚さは、例えば数μm程度に形成することができる。誘電体層139は、アドレス電極137を覆うようガラス基板138上に設けられている。誘電体層139は、アドレス電極137を保護するためのものである。誘電体層139には、反射率が高く透明性の高い材料を用いると良く、例えば、白色誘電体ペースト膜を用いることができる。また、誘電体層139の厚さは、例えば10〜40μm程度に形成することができる。
On the
誘電体層139上には、m本のアドレス電極137を1本毎に分離するための隔壁140が複数設けられている。隔壁140は、第2及び第3の162,163の水平方向(X,X方向)の幅L6,L7が第1の放電素子161の水平方向の幅L8の略半分となるように配置されている。隔壁140の材料には、例えばPbO、B2O3、SiO2等の粉末をガラスペースト化させたものを用いることができる。隔壁140の高さは、例えば90〜180μm、隔壁140の幅L6は、例えば20〜100μm程度とすることができる。また、隔壁140は、スクリーン印刷法やサンドブラスト法により形成することができる。
A plurality of
青色蛍光体141と緑色蛍光体142は、誘電体層139上と隔壁140の側壁とに亘るよう水平方向に対して交互に設けられている。青色蛍光体141の材料には、例えばBaMgAl10O17:Eu2+、緑色蛍光体142の材料には、例えばZn2SiO4:Mn2+を用いることができる。また、青色蛍光体141及び緑色蛍光体142は、スクリーン印刷法により、例えば、それぞれ10〜20μm程度の厚さに形成することができる。
The
背面板135には、後述する放電空間164〜166内の不要なガスの排気、及び放電させる際に必要なガスを封入するための貫通穴(図示せず)が少なくとも1つ以上形成されている。なお、この貫通穴は、前面板65に設けてもよい。
The
中間基板145は、大略するとガラス基板146と、第2のアドレス電極であるアドレス電極147と、誘電体層148と、隔壁151と、第3の蛍光体である赤色蛍光体143と、第2の表示電極である表示電極152と、電極母線156と、誘電体層157と、保護膜158とを有した構成とされている。
In short, the
前面板65と対向する側のガラス基板146には、背面板135に設けられたアドレス電極137の半分の数のアドレス電極147が走査方向に延在するよう設けられている。また、アドレス電極147の配設ピッチは、背面板135に設けられたアドレス電極137の配設ピッチの略2倍の大きさとなるよう構成されている。
The
アドレス電極147には、ITOやSnO2等の透明電極材料、又はAl等の金属電極材料を用いることができ、アドレス電極147の厚さは、例えば数μm程度に形成することができる。また、アドレス電極147の材料として、Al等の金属電極材料を用いる場合には、アドレス電極147の水平方向の幅L9の大きさを赤色蛍光体143の水平方向の幅の1/4以下となるよう構成するとよい。
For the
誘電体層148は、アドレス電極147を覆うようガラス基板146上に形成されている。誘電体層148は、アドレス電極147を保護するためのものである。誘電体層148には、反射率が高く透明性の高い材料を用いることができる。また、誘電体層148の厚さは、例えば10〜40μm程度に形成することができる。
The
誘電体層148上には、複数のアドレス電極147を1本毎に分離するための隔壁151が複数設けられている。隔壁151の材料には、PbO、B2O3、SiO2等の粉末をガラスペースト化させたものを用いることができる。また、隔壁151の高さは、例えば90〜180μm、隔壁151間の水平方向の幅は、例えば20〜200μm程度に形成することができる。隔壁151は、スクリーン印刷法やサンドブラスト法により形成することができる。
On the
赤色蛍光体143は、誘電体層148上と隔壁151の側壁とに亘って形成されている。赤色蛍光体143の材料には、例えば(Y,Gd)BO3:Eu3+を用いることができる。赤色蛍光体143は、例えば、スクリーン印刷法、EB蒸着法やCVD法等により形成することができる。
The
背面板135と対向する側のガラス基板146には、水平方向に延在するn本(前面板65に設けられた表示電極67と同じ数)の表示電極152が、表示電極67と対向するよう設けられている。
On the
表示電極152は、走査電極153と維持電極154とが対になった構成とされており、走査電極153と維持電極154とは、それぞれn本ずつ設けられている。また、走査電極153と維持電極154とは、水平方向に対して平行となるよう配置されている。走査電極153及び維持電極154の材料には、例えばITOやSnO2等を用いることができ、走査電極153及び維持電極154の厚さは、例えば、150nm程度に形成することができる。
The
また、電極母線156は、走査方向に延在するよう走査電極153及び維持電極154に設けられている。電極母線156は、抵抗値を下げるためのものである。電極母線156には、例えばCr−Cu−Cr、Ag等の材料を用いることができ、電極母線156の厚さは、例えば、数μm程度に形成することができる。また、電極母線156は、エッチング法や、感光性成分を含ませた電極母線156となる材料を直接露光することで形成することができる。
The
誘電体層157は、表示電極152及び電極母線156が形成された側のガラス基板146の面と、表示電極152及び電極母線156とを覆うように形成されている。保護膜158は、誘電体層157を覆うように形成されている。誘電体層157及び保護膜158には、可視発光領域の透過性の高い材料を用いるとよい。誘電体層157の厚さは、例えば10〜40μm程度に形成することができ、保護膜158の厚さは、例えば500〜800nm程度に形成することができる。なお、誘電体層157は、表示電極152及び電極母線156が形成された領域にのみ設けてもよい。
The
中間基板145には、放電空間164〜166内の不要なガスの排気、及び放電させる際に必要なガスを封入するための貫通穴(図示せず)が少なくとも1つ以上形成されている。
The
次に、図10及び図11を参照して、前面板65と中間基板145とを貼り合わせることで形成される第1の放電素子161について説明する。
Next, with reference to FIGS. 10 and 11, the
第1の放電素子161は、ガラス基板66とガラス基板146との間に形成されており、第1の放電素子161間の水平方向は隔壁151により仕切られている。第1の放電素子161は、大略すると表示電極67と、電極母線71と、誘電体層72と、保護膜73と、アドレス電極147と、誘電体層148と、赤色蛍光体143と、放電空間164とを有した構成とされている。放電空間164は、赤色蛍光体143と保護膜73との間に形成されている。第1の放電素子161の水平方向の幅L8は、第2及び第3の放電素子162,163の水平方向の幅L6,L7(L6=L7)の略2倍の大きさとなるように構成されている。
The
次に、図10及び図11を参照して、中間基板145と背面板135とを貼り合わせることで形成される第2及び第3の放電素子162,163について説明する。
Next, with reference to FIGS. 10 and 11, the second and
第2及び第3の放電素子162,163は、ガラス基板138とガラス基板146との間に形成されており、第2の放電素子162と第3の放電素子163とは水平方向(X,X方向)に対して交互に配置されている。第2及び第3の放電素子162,163間の水平方向は、隔壁140により仕切られている。
The second and
第2の放電素子162は、大略すると表示電極152と、電極母線156と、誘電体層157と、保護膜158と、アドレス電極137と、誘電体層139と、青色蛍光体141と、放電空間165とを有した構成とされている。放電空間165は、青色蛍光体141と保護膜158との間に形成されている。第2の放電素子162の水平方向の幅L6は、第1の放電素子161の水平方向の幅L8の略半分の大きさとなるよう構成されている。
In short, the
第3の放電素子163は、大略すると表示電極152と、電極母線156と、誘電体層157と、保護膜158と、アドレス電極137と、誘電体層139と、緑色蛍光体142と、放電空間166とを有した構成とされている。放電空間166は、緑色蛍光体142と保護膜158との間に形成されている。第3の放電素子163の水平方向の幅L7は、第2の放電素子162の水平方向の幅L6と略等しくなるよう構成されている(L6=L7)。第2及び第3の放電素子162,163は、ガラス基板146を挟んで、第1の放電素子161と対向している。また、画素160は、第2及び第3の放電素子162,163と、その上方において第2及び第3の放電素子162,163と対向する第1の放電素子161とから構成されている。
In short, the
上記説明したように、本実施例のPDP130では、ガラス基板146の上方に水平方向の幅L8が第2及び第3の放電素子162,163の幅L6,L7の略2倍となる第1の放電素161を設け、ガラス基板146の下方に第1の放電素子161と対向する第2及び第3の放電素子162,163を設けた構成とされている。そのため、画像を表示する際には、第2及び第3の放電素子162,163による発光を第1の放電素子161を介して、ガラス基板66側に通過させる必要があるため、この場合の透過率は50%以上であることが好ましい。
As described above, in the
また、第2及び第3の放電素子162,163による発光をガラス基板66側に通過させやすいように、赤色蛍光体143の厚さを10μm以下にするとよい。例えば、スクリーン印刷法により、厚さ8μmの赤色蛍光体143を形成した場合には、50%程度の透過率が得ることができる。また、例えば、EB蒸着法やCVD法により、厚さ0.3μm〜1.0μm程度の赤色蛍光体143を形成した場合には、90%以上の透過率を得ることができる。
In addition, the thickness of the
このように、それぞれ色の異なる蛍光体141〜143を備えた第1〜第3の放電素子161〜163を設け、第1の放電素子161の下方に第1の放電素子161と対向するように第2及び第3の放電素子162,163を配置させることにより、安定して駆動できると共に、従来のPDP10,30の解像度と比較して、水平方向の解像度を1.5倍に向上させることができる。
As described above, the first to
上記構成とされたPDP130は、従来の駆動回路を用いることができる。そのためPDP130の駆動方法は、「大画面壁掛けテレビ―プラズマディスプレイ―」(村上宏、篠田傳、和邇浩一、株式会社コロナ社(編者:社団法人映像メディア学会)、初版2002年5月10日)の第8章に記載されているような、従来のPDPの一般的な駆動方法であるアドレス・表示分離方式を用いることができる。
The
また、本実施例のPDP130では、第1の放電素子161のアドレス電極147及び表示電極67と、第2及び第3の放電素子162,163のアドレス電極137及び表示電極152とが別々に設けられているため、維持放電する際、第1の放電素子161の表示電極67に印加する電圧パルスの周期や振幅と、第2及び第3の放電素子162,163の表示電極152に印加する電圧パルスの周期や振幅とを変えて、第1の放電素子161の発光特性(輝度や階調特性等)と、第2及び第3の放電素子162,163の発光特性(輝度や階調特性等)とを調整することができる。
In the
なお、第1乃至第3の放電素子161〜163に設けられた蛍光体(RGB)の色は、それぞれの放電素子161〜163で異なっていれば良く、第1乃至第3の放電素子161〜163に設ける蛍光体の色は、本実施例の形態に限定されない。また、本実施例のPDP130は、図3に示したPDP30や、図3に示したPDP30の前面板41に突起状の隔壁を設けたPDPに対しても適用することができる。
Note that the phosphors (RGB) provided in the first to
図12は、第2実施例の第1変形例に係るPDPの断面図である。 FIG. 12 is a cross-sectional view of a PDP according to a first modification of the second embodiment.
図12に示すように、PDP210は、第2及び第3の放電素子162,163が第1の放電素子161と対向するように、2つの第2の放電素子162と2つの第3の放電素子163とをX,X方向に交互に配置した以外は、第2実施例のPDP130と同様に構成される。このように、第1の放電素子161に対して第2及び第3の放電素子162,163を配置させてもよい。このような構成とされたPDP210においても第2実施例のPDP130と同様な効果を得ることができる。
As shown in FIG. 12, the
図13は、第2実施例の第2変形例に係るPDPの断面図である。 FIG. 13 is a cross-sectional view of a PDP according to a second modification of the second embodiment.
図13に示すように、PDP215は、1つの第1の放電素子161に対してそれぞれ1つの第2及び第3の放電素子162,163が対応するよう、第2及び第3の放電素子162,163をX,X方向にランダムに配置させた以外は第2実施例のPDP130と同様に構成される。このように、第1の放電素子161に対して第2及び第3の放電素子162,163を配置させてもよい。このような構成とされたPDP215においても第2実施例のPDP130と同様な効果を得ることができる。
As shown in FIG. 13, the
図14は、第2実施例の第3変形例に係るPDPの断面図である。 FIG. 14 is a cross-sectional view of a PDP according to a third modification of the second embodiment.
図14に示すように、PDP220は、第2及び第3の放電素子162,163の幅L6,L7の和が第1の放電素子161の幅L8と等しくなるように第2の放電素子162の幅L6を第3の放電素子163の幅L7よりも小さくし、幅L6,L7の大小関係に対応するように第2の放電素子162に対応するアドレス電極137−1の幅L10を第3の放電素子163に対応するアドレス電極137−2の幅L11よりも小さくした以外は、第2実施例のPDP130と同様に構成される。このように、第2の放電素子162の幅L6と第3の放電素子163の幅L7とを異ならせてもよい。このような構成とされたPDP220においても第2実施例のPDP130と同様な効果を得ることができる。
As shown in FIG. 14, the
図15は、第2実施例の第4変形例に係るPDPの断面図である。 FIG. 15 is a cross-sectional view of a PDP according to a fourth modification of the second embodiment.
図15に示すように、PDP225は、第2及び第3の放電素子162,163の幅L6,L7の和が第1の放電素子161の幅L8と等しくなるように第2の放電素子162の幅L6を第3の放電素子163の幅L7よりも大きくし、幅L6,L7の大小関係に対応するように第2の放電素子162に対応するアドレス電極137−1の幅L10を第3の放電素子163に対応するアドレス電極137−2の幅L11よりも大きくした以外は、第2実施例のPDP130と同様に構成される。このように、第2の放電素子162の幅L6と第3の放電素子163の幅L7とを異ならせてもよい。このような構成とされたPDP225においても第2実施例のPDP130と同様な効果を得ることができる。
As shown in FIG. 15, the
なお、第2の放電素子162の幅L6と第3の放電素子163の幅L7とを異ならせ、幅の異なる第2及び第3の放電素子162,163を図12及び図13のように配置させてもよい。
The width L6 of the
(第3実施例)
図16乃至図18を参照して、本発明の第3実施例によるPDP170について説明する。図16は、本発明の第3実施例によるPDPの分解斜視図であり、図17は、図16に示したPDPを組み立ててB視した図であり、図18は、図16に示したPDPを組み立ててC視した図である。なお、図16乃至図18において、Y,Y方向は、走査方向(アドレス電極177,187の延在方向)、X,X方向は、走査方向に対して直交する水平方向(表示電極67,191の延在方向)、Z,Z方向は、前面板65の面方向に直交する方向をそれぞれ示している。また、図16乃至図18において、図4に示したPDP60と同一構成部分には同一の符号を付して説明を省略する。
(Third embodiment)
A
PDP170は、第1の放電素子203、第2の放電素子202、及び第3の放電素子201を有しており、大略すると第1の基板である前面板65と、第2の基板である背面板175と、第3の基板である中間基板185と、駆動制御装置(図示せず)とを備えた構成とされている。
The
駆動制御装置は、PDP170の駆動制御を行うためのものである。前面板65は、背面板175と対向するように配置されており、中間基板185は、前面板65と背面板175との間に配置されている。また、PDP170には、n本(nは自然数)の走査ライン70が設けられている。
The drive control device is for performing drive control of the
背面板175は、大略するとガラス基板176と、第1のアドレス電極であるアドレス電極177と、誘電体層178と、隔壁179と、第1の蛍光体である赤色蛍光体181とを有した構成とされている。
The
中間基板185と対向する側のガラス基板176には、中間基板185に設けられたアドレス電極187の半分の数のアドレス電極177が走査方向に延在するよう設けられており、アドレス電極177の配設ピッチは、中間基板185に設けられたアドレス電極187の配設ピッチの略2倍となるよう設定されている。アドレス電極177には、例えば、Al等の金属材料を用いることができ、アドレス電極177の厚さは、例えば、数μm程度に形成することができる。
On the
誘電体層178は、アドレス電極177を覆うようガラス基板176上に設けられている。誘電体層178は、アドレス電極177を保護するためのものである。誘電体層178には、反射率が高く透明性の高い材料を用いると良く、例えば、白色誘電体ペースト膜を用いることができる。誘電体層178の厚さは、例えば、10〜40μm程度に形成することができる。
The
誘電体層178上には、複数のアドレス電極177を1本毎に分離するための隔壁179が複数設けられている。また、隔壁179間の水平方向の幅は、隔壁189間の水平方向の幅の略2倍となるように設定されている。
A plurality of
隔壁179の材料には、PbO、B2O3、SiO2等の粉末をガラスペースト化させたものを用いることができる。隔壁179の高さは、例えば、90〜180μm、隔壁179間の水平方向の幅は、例えば20〜200μm程度に形成することができる。隔壁179は、スクリーン印刷法やサンドブラスト法により形成することができる。
As a material of the
赤色蛍光体181は、誘電体層178上と隔壁179の側壁とに亘って形成されている。赤色蛍光体181は、例えば、スクリーン印刷法、EB蒸着法、CVD法等により形成することができる。また、赤色蛍光体181の材料には、例えば(Y,Gd)BO3:Eu3+を用いることができる。
The
中間基板185は、大略するとガラス基板186と、第2のアドレス電極であるアドレス電極187と、誘電体層188と、隔壁189と、第2の蛍光体である青色蛍光体182、第3の蛍光体である緑色蛍光体183と、表示電極191と、電極母線194と、誘電体層195と、保護膜196とを有した構成とされている。
In general, the
前面板65と対向する側のガラス基板186には、走査方向に延在するm本のアドレス電極187(mは自然数)が形成されている。アドレス電極187には、ITOやSnO2等の透明電極材料、又はAl等の金属電極材料を用いることができ、アドレス電極187の厚さは、例えば数μm程度に形成することができる。また、Al等の金属電極材料を用いる場合、アドレス電極187の水平方向の幅L15は、隔壁189間の水平方向の幅の半分以下にするとよい。
On the
誘電体層188は、アドレス電極187を覆うようガラス基板186上に設けられている。誘電体層188は、アドレス電極187を保護するためのものである。誘電体層188には、反射率が高く透明性の高い材料を用いるとよい。また、誘電体層188の厚さは、例えば10〜40μm程度に形成することができる。
The
誘電体層188には、複数のアドレス電極187を1本毎に分離するための隔壁189が複数設けられている。隔壁189は、隔壁189間の水平方向の幅が、隔壁179間の水平方向の幅の略半分の幅となるように配置されている。隔壁189の材料には、例えばPbO、B2O3、SiO2等の粉末をガラスペースト化させたものを用いることができる。隔壁189は、スクリーン印刷法やサンドブラスト法により形成することができ、隔壁189の高さは、例えば90〜180μm、隔壁189の幅は、例えば20〜100μm程度とすることができる。
The
青色蛍光体182と緑色蛍光体183とは、隔壁189間に位置する誘電体188上と隔壁189の側壁とに亘るよう交互に設けられている。青色蛍光体182の材料には、例えば、BaMgAl10O17:Eu2+を用いることができる。緑色蛍光体183の材料には、例えば、Zn2SiO4:Mn2+を用いることができる。また、青色蛍光体182及び緑色蛍光体183は、例えば、スクリーン印刷法、EB蒸着法、CVD法等により形成する。
The
背面板175と対向する側のガラス基板186には、水平方向に延在するn本(前面板65に設けられた表示電極67と同じ数)の表示電極191が、前面板65に設けられた表示電極67と対向するよう設けられている。
On the
表示電極191は、走査電極192と維持電極193とが対になった構成とされており、走査電極192及び維持電極193は、それぞれn本ずつ設けられている。また、走査電極192及び維持電極193は、水平方向に対して互いに平行となるよう配置されている。走査電極192及び維持電極193の材料としては、例えばITOやSnO2等を用いることができる。また、走査電極192及び維持電極193の厚さは、例えば、それぞれ150nm程度とすることができる。
The
電極母線194は、走査電極192及び維持電極193に設けられており、走査方向に延在している。電極母線194は、抵抗値を下げるためのものである。電極母線194の材料には、例えば、Cr−Cu−Cr、Ag等の材料を用いることができ、電極母線194の厚さは、例えば、数μm程度に形成することができる。また、電極母線194は、例えば、エッチング法や、感光性成分を含ませた電極母線194となる材料を直接露光することで形成する。
The
誘電体層195は、表示電極191及び電極母線194が形成された側のガラス基板186の面と、表示電極191及び電極母線194とを覆うように形成されている。保護膜196は、誘電体層195を覆うように形成されている。誘電体層195及び保護膜196の材料には、可視発光領域の透過性の高い材料を用いるとよい。誘電体層195の厚さは、例えば10〜40μm程度に形成することができる。また、保護膜196の厚さは、例えば500〜800nm程度に形成することができる。なお、誘電体層195及び保護膜196は、表示電極191及び電極母線194が形成された領域にのみ設けてもよい。
The
中間基板185には、放電空間204〜206内の不要なガスの排気、及び放電させる際に必要なガスを封入するための貫通穴(図示せず)が少なくとも1つ以上形成されている。
The
次に、図17及び図18を参照して、前面板65と中間基板185とを貼り合わせることで形成される第2及び第3の放電素子201,202について説明する。第2及び第3の放電素子201,202は、ガラス基板66とガラス基板186との間に形成されており、第2及の放電素子201と第3の放電素子202との間には、隔壁189が形成されている。また、第2の放電素子201と第3の放電素子202とは、水平方向に対して交互に配置されている。
Next, the second and
第2の放電素子201は、大略すると表示電極67と、電極母線71と、誘電体層72と、保護膜73と、アドレス電極187と、誘電体層188と、青色蛍光体182と、放電空間204とを有した構成とされている。放電空間204は、青色蛍光体182と保護膜73との間に形成されている。第2の放電素子201の水平方向の幅L13は、第1の放電素子203の水平方向の幅L12の略半分となるように構成されている。
In short, the
第3の放電素子202は、大略すると表示電極67と、電極母線71と、誘電体層72と、保護膜73と、アドレス電極187と、誘電体層188と、緑色蛍光体183と、放電空間205とを有した構成とされている。放電空間205は、青色蛍光体183と保護膜73との間に形成されている。第3の放電素子202の水平方向の幅L14は、第1の放電素子203の水平方向の幅L12の略半分となるように構成されている。
In short, the
次に、図17及び図18を参照して、中間基板185と背面板175とを貼り合わせることで形成される第1の放電素子203について説明する。第1の放電素子203は、ガラス基板186とガラス基板176との間に形成されており、水平方向に配置された第3の放電素子203間は隔壁179により仕切られている。第3の放電素子203は、大略すると表示電極191と、電極母線194と、誘電体層195と、保護膜196と、アドレス電極177と、誘電体層178と、赤色蛍光体181と、放電空間206とを有した構成とされている。放電空間206は、赤色蛍光体181と保護膜196との間に形成されている。第1の放電素子203の水平方向の幅L12は、第2及び第3の放電素子201,202の水平方向の幅L13,L14の略2倍の大きさとなるように設定されている。
Next, the
また、第1の放電素子203は、ガラス基板186を挟んで、第2及び第3の放電素子201,202と対向するよう配置されている。画素200は、第1の放電素子203と、その上方に第1の放電素子203と対向するよう設けられた第2及び第3の放電素子201,202とにより構成されている。
The
上記説明したように、本実施例のPDP170では、ガラス基板186の下方に水平方向の幅L12が第2及び第3の放電素子201,202の水平方向の幅L13,L14の略2倍の第1の放電素子203を設け、ガラス基板186の上方に設けられた第2及び第3の放電素子201,202と第1の放電素子203とが対向するように構成されている。そのため、画像を表示する際には、第1の放電素子203による発光を第2及び第3の放電素子201,202を介して、ガラス基板66側に通過させる必要があるので、この場合の透過率は50%以上であることが好ましい。
As described above, in the
また、第1の放電素子203による発光をガラス基板66側に通過させやすいように、青色蛍光体182及び緑色蛍光体183のそれぞれの厚さは、10μm以下にするとよい。例えば、スクリーン印刷法を用いて、厚さ8μmの青色蛍光体182及び緑色蛍光体183を形成した場合、50%程度の透過率を得ることができる。また、例えば、EB蒸着法やCVD法を用いて、厚さが0.3μm〜1.0μm程度の青色蛍光体182及び緑色蛍光体183を形成した場合、90%以上の透過率を得ることができる。
In addition, the thicknesses of the
このように、色の異なる蛍光体を備えた第1乃至第3の放電素子201〜203を設け、第1の放電素子203の上方に、第1の放電素子203と対向するように第2及び第3の放電素子201,202を配置することにより、安定して駆動できると共に、従来のPDP10,30の解像度と比較して、水平方向の解像度を1.5倍に向上させることができる。
As described above, the first to
上記構成とされたPDP170は、従来の駆動回路を用いることができる。そのためPDP170の駆動方法は、「大画面壁掛けテレビ―プラズマディスプレイ―」(村上宏、篠田傳、和邇浩一、株式会社コロナ社(編者:社団法人映像メディア学会)、初版2002年5月10日)の第8章に記載されているような、従来のPDPの一般的な駆動方法であるアドレス・表示分離方式を用いることができる。
The
また、本実施例のPDP170では、第2及び第3の放電素子201,202のアドレス電極187及び表示電極67と、第1の放電素子203のアドレス電極177及び表示電極191とが別々に設けられているため、維持放電させる際、第2及び第3の放電素子201,202の表示電極67に印加する電圧パルスの周期や振幅と、第1の放電素子203の表示電極191に印加する電圧パルスの周期や振幅とを変えて、第2及び第3の放電素子201,202の発光特性(輝度や階調特性等)と、第3の放電素子203の発光特性(輝度や階調特性等)とを調整することができる。
Further, in the
なお、第1乃至第3の放電素子201〜203に設けられる蛍光体(RGB)は、放電素子201〜203毎に色が異なっていれば良く、第1乃至第3の放電素子201〜203のそれぞれに設ける蛍光体の色は、本実施例に限定されない。また、本実施例のPDP170は、図3に示したPDP30や、図3に示したPDP30の前面板41に突起状の隔壁を設けたPDPに対しても適用することができる。
Note that the phosphors (RGB) provided in the first to
また、先の図12〜図15で説明した第2及び第3の放電素子162,163のように、第2及び第3の放電素子201,202を構成してもよい。
Moreover, you may comprise the 2nd and
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。 Although the preferred embodiments of the present invention have been described in detail above, the present invention is not limited to such specific embodiments, and various modifications, within the scope of the gist of the present invention described in the claims, It can be changed.
本発明は、安定して駆動できると共に、表示される画像の解像度を向上でき、輝度や階調特性を調整することのできるプラズマディスプレイパネルに適用できる。 The present invention can be applied to a plasma display panel that can be stably driven, can improve the resolution of a displayed image, and can adjust luminance and gradation characteristics.
10,30,60,130,170,210,215,220,225 PDP
11,31,75,135,175 背面板
12,21,32,42,66,76,86,101,138,146,176,186 ガラス基板
13,33,77,87,102,137,137−1,137−2,147,177,187 アドレス電極
14,25,34,47,72,78,88,95,103,109,139,148,157,178,188,195 誘電体層
15,35,79,89,112,140,151,179,189 隔壁
16,36 蛍光体
16A,36A,82,143,181 赤色蛍光体
16B,36B,83,141,182 青色蛍光体
16C,36C,81,142,183 緑色蛍光体
17,124,125,126,164〜166,204〜206 放電空間
19,41,65 前面板
20,20A〜20C 放電素子
22,43,67,91,105,152,191 表示電極
22A,45,68,92,106,153,192 走査電極
22B,44,69,93,107,154,193 維持電極
23,46,71,94,108,156,194 電極母線
24,110,160,200 画素
26,48,73,96,111,158,196 保護膜
27,49,70 走査ライン
85,100,145,185 中間基板
121,161,203 第1の放電素子
122,162,201 第2の放電素子
123,163,202 第3の放電素子
L1〜L15 幅
tadd パルス印加時間
T 繰り返し周期
KR,KB,KG,LR,LB,LG 輝度
VSUS,VSUS(RGB),VSUS(R),VSUS(B),VSUS(G) 振幅
10, 30, 60, 130, 170, 210, 215, 220, 225 PDP
11, 31, 75, 135, 175 Back plate 12, 21, 32, 42, 66, 76, 86, 101, 138, 146, 176, 186 Glass substrate 13, 33, 77, 87, 102, 137, 137- 1,137-2,147,177,187 Address electrodes 14,25,34,47,72,78,88,95,103,109,139,148,157,178,188,195 Dielectric layers 15,35 79, 89, 112, 140, 151, 179, 189 Partition 16, 36 Phosphor 16A, 36A, 82, 143, 181 Red phosphor 16B, 36B, 83, 141, 182 Blue phosphor 16C, 36C, 81, 142,183 Green phosphor 17,124,125,126,164-166,204-206 Discharge space 19,41,65 Front 20, 20A to 20C Discharge element 22, 43, 67, 91, 105, 152, 191 Display electrode 22A, 45, 68, 92, 106, 153, 192 Scan electrode 22B, 44, 69, 93, 107, 154, 193 Sustain electrode 23, 46, 71, 94, 108, 156, 194 Electrode bus line 24, 110, 160, 200 Pixel 26, 48, 73, 96, 111, 158, 196 Protective film 27, 49, 70 Scan line 85, 100 , 145, 185 Intermediate substrate 121, 161, 203 First discharge element 122, 162, 201 Second discharge element 123, 163, 202 Third discharge element L1-L15 Width t add pulse application time T Repeat period K R , K B, K G, L R, L B, L G luminance V SUS, V SUS (RGB) , V SUS (R , V SUS (B), V SUS (G) amplitude
Claims (4)
前記走査方向に形成された第1のアドレス電極と、前記走査方向に形成され、前記走査方向と直交する方向に交互に配置された第1及び第2の蛍光体とを備えた第2の基板と、
前記第1の基板と第2の基板との間に配置され、前記第1の基板側に第3の蛍光体と前記第1の表示電極と直交する第2のアドレス電極とを備えると共に、他方の側に前記走査方向と直交する方向に形成された第2の表示電極を備えた第3の基板とを有しており、
前記第1の表示電極と第2の表示電極とを前記第1の基板の面方向に対して垂直方向に重なるように配置すると共に、前記第1乃至3の蛍光体の色をそれぞれ異ならせ、
前記第1の基板と第3の基板との間に、第3の蛍光体を備えた第1の放電素子と、前記第2の基板と第3の基板との間に、前記第1の蛍光体を備えた第2の放電素子と前記第2の蛍光体を備えた第3の放電素子とを設けると共に、該第1の放電素子と第2及び第3の放電素子とを前記第1の基板の面方向に対して垂直方向に重なるように配置したことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 A first substrate having a first display electrode formed in a direction orthogonal to the scanning direction;
A second substrate comprising: first address electrodes formed in the scanning direction; and first and second phosphors formed in the scanning direction and alternately arranged in a direction orthogonal to the scanning direction. When,
A third phosphor disposed between the first substrate and the second substrate, and a second address electrode orthogonal to the first display electrode on the first substrate side; And a third substrate provided with a second display electrode formed in a direction orthogonal to the scanning direction,
The first display electrode and the second display electrode are arranged so as to overlap in a direction perpendicular to the surface direction of the first substrate, and the colors of the first to third phosphors are made different from each other,
A first discharge element having a third phosphor between the first substrate and the third substrate; and the first fluorescence between the second substrate and the third substrate. A second discharge element including a body and a third discharge element including the second phosphor, and the first discharge element, the second discharge element, and the third discharge element are connected to the first discharge element. A plasma display panel, wherein the plasma display panel is arranged so as to overlap in a direction perpendicular to a surface direction of a substrate.
前記走査方向に形成された第1のアドレス電極と第1の蛍光体とを備えた第2の基板と、
前記第1の基板と第2の基板との間に配置され、前記第1の基板側に前記第1の表示電極と直交する第2のアドレス電極と、前記走査方向に形成され、前記走査方向と直交する方向に交互に配置された第2及び第3の蛍光体とを備えると共に、他方の側に前記走査方向と直交する方向に形成された第2の表示電極を備えた第3の基板とを有しており、
前記第1の表示電極と第2の表示電極とを前記第1の基板の面方向に対して垂直方向に重なるように配置すると共に、前記第1乃至3の蛍光体の色をそれぞれ異ならせ、
前記第2の基板と第3の基板との間に、第1の蛍光体を備えた第1の放電素子と、前記第1の基板と第3の基板との間に、第2の蛍光体を備えた第2の放電素子と第3の蛍光体を備えた第3の放電素子とを設けると共に、該第1の放電素子と第2及び第3の放電素子とを前記第1の基板の面方向に対して垂直に重なるように配置したことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 A first substrate having a first display electrode formed in a direction orthogonal to the scanning direction;
A second substrate comprising a first address electrode and a first phosphor formed in the scanning direction;
A second address electrode which is disposed between the first substrate and the second substrate and which is orthogonal to the first display electrode on the first substrate side; and is formed in the scanning direction; and the scanning direction And a second substrate having a second display electrode formed in a direction perpendicular to the scanning direction on the other side, and second and third phosphors alternately arranged in a direction perpendicular to the scanning direction And
The first display electrode and the second display electrode are arranged so as to overlap in a direction perpendicular to the surface direction of the first substrate, and the colors of the first to third phosphors are made different from each other,
A first discharge element including a first phosphor between the second substrate and the third substrate; and a second phosphor between the first substrate and the third substrate. And a third discharge element including a third phosphor, and the first discharge element and the second and third discharge elements are provided on the first substrate. A plasma display panel, wherein the plasma display panel is disposed so as to be perpendicular to a surface direction.
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