JP4602143B2 - ワイパー付き容器 - Google Patents

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Description

本発明は、マスカラ、アイライナー、ネイルカラーなどの液体化粧料等を収納するワイパー付き容器に係り、特に、その口元に装着されるワイパー(シゴキゴムともいう)の浮き上がりを防止するための技術に関する。
例えば、マスカラ容器は、容器本体から塗布具を抜き出す際に、塗布具の先端に余分に付着したマスカラ液をぬぐい落とすためのワイパーを容器本体の口に嵌合してある。
従来より、こうしたマスカラ容器において、塗布具を抜き出す際にワイパーが塗布具と一緒に抜け出し方向に移動して容器本体から浮き上がった状態になるという問題が指摘されていた。
そこで、ワイパーの浮き上がりを防止するため、ワイパーの外周に螺旋状の突条や半球状の突起を設ける対策(特許文献1)、ワイパーの外周に大きな返し爪を設ける対策(特許文献2)、ワイパーの下端外周に複数の段部を形成する対策(特許文献3)、容器の口部の根元に垂れ下がり部を設ける対策(特許文献4)、ワイパーを上下2パーツとして下側のパーツをゴム質の弾性材料とする対策(特許文献5)、ワイパーの内側に弾性リングを装着する対策(特許文献6)、ワイパーを上から押さえ付ける固定板を取り付ける対策(特許文献7)、ワイパーの下端に別体の弾性係合片を固定する対策(特許文献8)、ワイパーの内側に変形防止筒を装着する対策(特許文献9)が提案されている。
特開平9−84627(図3、図7) 特開2003−47524(図2) 特開2003−189931(図1) 特開2003−189932(図2) 特開2003−319823(図1) 特開2003−339436(図2) 特開2002−34645(図2) 特開2002−34646(図2) 特開2002−31647(図2)
しかしながら、特許文献1〜3の対策では、ワイパーの形状が複雑になり、その製造上の精度の要求も生じることから、最適な解決方法とはいえない。また、特許文献4の発明では、容器本体の内部形状が複雑になるという問題がある。特許文献5〜9の発明では、いずれも2以上のパーツを組み立てることから、部品点数の増加、組み立て工数の増加等の問題がある。
さらに、発明者の検討によれば、容器本体をブロー成形するときにブローピンの挿入によって成形原料の垂れが生じることが分かった。特に、厚肉の容器を成形するときに垂れの問題が大きい。そこで、発明者は、図2(A)に示した様に、容器本体の口部の根元の部分を、所定高さ分だけ径の大きい台座部21を設け、この台座部21への樹脂の垂れ22を利用してワイパーの位置を定める方法を考えた。しかしながら、ブロー成形時の成形原料の垂れ量はコントロールが難しく、図2(B)に示した様に、台座部21の中程までの垂れ23になってしまったり、図2(C)に示した様に、垂れが生じなかったりすることがある。
そこで、本発明は、ブロー成形によってワイパー付き容器を製造する際に、ワイパーの浮き上がりを的確に防止でき、かつ、その様な容器を歩留まりよく製造できる様にすることを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明のワイパー付き容器は、ブロー成形によって製造され、口部にワイパーを嵌合する容器であって、以下の構成を採用したことを特徴とする。
(1) 容器本体の口部の根元の部分を、所定高さ分だけ径の大きい台座部としたこと。
(2) 前記台座部の下端部分に、外側から内側に入り込み、前記ワイパー下端のツバを引っ掛けることのできる凹入部を形成したこと。
(3) 前記凹入部を、所定距離をあけて2箇所以上形成したこと。
(4) 前記凹入部を、前記台座部の下端を一辺とする多角形状の微少な窪みとして形成したこと。
本発明のワイパー付き容器によれば、上記(1),(2)の構成を採用した結果、容器本体の口部の断面形状において、台座部の上端と凹入部との間に凹所が形成されることになる。従って、ブロー成形に際してブローピンを差し込むときに成形原料が垂れたとしても、上述の凹所に吸収される。従って、本発明によれば、台座部から水平に伸びる容器本体の肩の部分に成形原料の垂れによる膨らみが生じることがないので、ワイパーが容器本体にしっかりと嵌合した状態になる。
ここで、上記(2)の凹入部としては、台座部の下端部を全周取り巻く帯状のものとすることができる。しかしながら、帯状の凹入部とすると、台座部の根元の強度が低下したり、デザイン的に好ましくないなどの新たな問題を生じ得る。
上記(3)の構成を採用することにより、強度やデザイン上の問題を回避しつつも、ワイパーの浮き上がり防止効果が高い。特に、上記(3)の構成の場合、凹入部と台座部の上端との間の凹所の他に、凹入部と凹入部の間の円周方向のスペースも成形原料の垂れを吸収する部分として作用することになる。従って、成形原料の垂れによるワイパーの嵌合不良をより的確に防止することができる。
ここで、2箇所以上の凹入部は、台座部を円周方向に等分する位置関係に配置するのがよい。例えば、2箇所とする場合は対面する位置に形成するのが望ましく、3箇所の場合は120度ずつずらした配置が望ましい。
形状としては、例えば、三角形、四角形、五角形、六角形などを採用することができる。下端を一辺とする多角形形状の凹入部とすることで、凹入部を形成したことによって口部の内面に形成される張り出し部分の下面が水平面となり、ワイパー下端のツバをしっかりと係合させることができる。
以上説明した様に、本発明によれば、ブロー成形製のワイパー付き容器において、ワイパーの浮き上がりを防止することができる。これにより、特に化粧料容器における見た目の悪さをなくすことができる。また、ワイパーの浮き上がりのないワイパー付き容器を歩留まりよく製造することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。実施形態のワイパー付き容器はマスカラ容器である。このマスカラ容器1は、図1に示す様に、容器本体2の口部3の根元の部分を、所定高さ分だけ径の大きい台座部4とし、この台座部4の下端部分に、三角形の凹入部5を正面と背面の中央に各1つずつ形成したものであって、合成樹脂をブロー成形して製造される。
このマスカラ容器1は、図1(B)に示す通り、容器本体2の口部3の縦断面の形状において、台座部4の上端と凹入部5との間に凹所6が形成される。また、A−A’断面図に示す通り、凹入部5に対応する内側への張り出し部7が形成され、ワイパー11のツバ12を引っ掛けることができる。
このマスカラ容器1によれば、凹入部5と台座部4の上端との間の凹所6があるので、ブロー成形時にパリソンにブローピンを差し込むときに樹脂が垂れたとしても、この凹所6に吸収される。また、マスカラ容器1には、上述の凹所6の他に、凹入部5と凹入部5の間の円周方向のスペース8も成形時の樹脂の垂れを吸収する部分として作用する。従って、樹脂の垂れによるワイパーの嵌合不良を的確に防止することができる。
また、凹入部5を、三角形にしたので、張り出し部7の下面はほぼ水平な面となり、前述のワイパー11の下端に形成されたツバ12をしっかりと係合させる上で有利となっている。そして、対面する位置に凹入部5を設けてあるので、嵌合状態のバランスがよく、しかも、容器本体2を眺めたときに目立たないので、デザイン上のイメージを損なうことがない。加えて、微少な窪みを2箇所に設けただけなので、台座部4の強度が低下してワイパー11を嵌合する際に座屈するといった問題も生じない。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述した実施の形態に限られることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々の態様にて実施することができる。
例えば、凹入部5の形状や個数を種々に変更しても構わない。また、マスカラ容器に限らず、アイライナー、ネイルカラーなどの他の種類の化粧料容器としても構わない。さらに、口の部分にワイパーを嵌合し、塗布具に余分に付いた溶液をしごいて付着量を調整する様に構成したワイパー付き容器であれば、化粧料容器に限らず、種々の用途のものに適用することができる。加えて、合成樹脂に限らず、ガラスその他の成形材料を用いてブロー成形でワイパー付き容器を製造する場合にも本発明を適用することができる。
実施形態のマスカラ容器を示し、(A)は容器本体上部の正面図、(B)は容器本体上部の縦断面図、(C)はA−A’断面図、(D)はワイパーの正面図である。 従来のマスカラ容器における樹脂の垂れによる膨らみの様子を説明する縦断面図である。
符号の説明
1・・・マスカラ容器、2・・・容器本体、3・・・口部、4・・・台座部、5・・・凹入部、6・・・凹所、7・・・張り出し部、8・・・円周方向のスペース、11・・・ワイパー、12・・・ツバ。

Claims (1)

  1. ブロー成形によって製造され、口部にワイパーを嵌合する容器であって、以下の構成を採用したことを特徴とするワイパー付き容器。
    (1) 容器本体の口部の根元の部分を、所定高さ分だけ径の大きい台座部としたこと。
    (2) 前記台座部の下端部分に、外側から内側に入り込み、前記ワイパー下端のツバを引っ掛けることのできる凹入部を形成したこと。
    (3) 前記凹入部を、所定距離をあけて2箇所以上形成したこと。
    (4) 前記凹入部を、前記台座部の下端を一辺とする多角形状の微少な窪みとして形成したこと。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51101277U (ja) * 1975-02-07 1976-08-13
JP2003189931A (ja) * 2001-12-25 2003-07-08 Shiseido Co Ltd 化粧料用容器のシゴキ部材

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