JP4601743B2 - 超音波診断装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、多断面の超音波画像データから3次元画像データを作成し、表示する機能を持った超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
超音波の医学的な応用としては種々の装置があるが、その主流は超音波パルス反射法を用いて生体の軟部組織の断層像(組織濃淡像)を作成する画像診断である。この超音波診断は、X線診断装置、X線コンピュータ断層撮影装置(X線CT)、磁気共鳴映像装置(MRI)、核医学診断装置(ガンマカメラ、SPECT、PET)などの他の画像診断装置に比べて、実時間表示が可能、装置が小型で安価、X線などの被曝がなく安全性が高いといった優位点の他に、超音波ドプラ法により血流イメージングが可能であるといった超音波診断にしかできない特有の特徴を有している。このため超音波画像診断の活用範囲は、心臓、腹部、乳腺、泌尿器、および産婦人科等々多岐に渡っている。
【0003】
このように様々な利点のある超音波画像診断であるが、近年では、臨床現場からの強い要望もあって、X線コンピュータ断層撮影装置(X線CT)や磁気共鳴映像装置(MRI)に追随するかたちで、3次元画像の作成及び表示する試みが盛んになってきている。現在のところ、X線コンピュータ断層撮影装置や磁気共鳴映像装置で培われてきた3次元画像作成表示技術を、そのまま超音波分野に流用しているケースが殆どである。
【0004】
上述したように、超音波診断装置はもともと実時間表示というX線コンピュータ断層撮影装置等の追随を許さない特徴があり、この特徴が欠落するようでは、超音波による3次元画像技術の今後の発展、普及は見込めない。
【0005】
しかし、現在のところ、超音波3次元画像の実時間処理は、以下に説明するような様々な超音波特有の問題に阻まれて、実現には至っていないのが現状である。
【0006】
(座標変換処理上の問題)
現在普及している超音波ビームを使った走査方式としては、リニア、コンベックス、セクタ、アニュラなど様々ある。この中で、コンベックスやセクタなどの扇形に走査する方式では、図8に示すように、例えば極座標系で表現されているスキャンラスタデータ(生データと呼ばれることがある)を、ディスプレイの走査方式に合わせて、2次元の直交座標系へ変換する必要がある。これは一般に、スキャンコンバートと呼ばれるオペレーションである。このスキャンコンバートされたデータを積み上げて、ボリュームデータ、一般的には画素を立方体で表現したボクセルデータを得る。
【0007】
多くの3次元表示では、このボクセルデータに対し、図9に示すように、仮想的なスクリーンへの投影処理によって擬似3次元画像を得ている。この処理には、その方法如何に関わらず、ボクセルデータの3次元直交座標系から投影スクリーンの2次元直交座標系への座標変換が含まれている。
【0008】
このように従来の超音波3次元画像表示においては、極座標系から2次元の直交座標系への変換と、それからボクセルデータ化した後に3次元の直交座標系から投影スクリーンの2次元直交座標系への変換には、座標計算及び補間演算等が必要で、このため高速化を困難にしている。
【0009】
(データ転送上の問題)
また、超音波診断装置においては、図10に示すように、投影スクリーンを例えば縦横に分割して投影処理をマルチプロセッサなどによる並列処理で高速化を図っていることが多い。この場合、1つのメモリを複数のプロセッサで共有するようになっているが、これでは、光線追跡処理時のランダムアクセス等よって生じるボトルネック現象により待ち時間が発生してしまい、高速化の妨げになっていた。
【0010】
これを解決するために、複数のプロセッサに対して個別にメモリを設ける仕様のものがある。この場合、ボリュームデータは、複数のメモリにシリアルに転送されることになる。従って、データ転送に長時間要することになるため、やはり高速化の妨げになっていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、3次元画像処理機能を有する超音波診断画像において、その処理の高速化を図って、超音波走査と並行して3次元画像の作成及び表示をほぼ実時間で可能にすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明のある局面は、被検体内部を超音波で扇形に走査する手段と、前記走査により得られたエコー信号を検波する手段と、前記検波により得られた直交座標変換前の極座標系で表現されているスキャンラスタデータに基づいて、複数の部分的3次元画像データを並列処理により作成する複数のユニットと、前記複数のユニットにより作成された複数の部分的3次元画像データを3次元画像データに合成する手段と、前記検波により得られたスキャンラスタデータを、前記複数のユニットに対して一斉同報するブロードキャスト手段とを具備したことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明を好ましい実施形態により詳細に説明する。図1に、本実施形態に係る超音波診断装置の構成をブロック図で示している。CPU1に対して、バス20を介して、多チャンネル型の超音波プローブ9、送受信ユニット8、スキャンコンバータ10、3次元画像再構成ユニット11、磁気ディスク2、メモリ3、キーボード4、マウス5、グラフィックコントローラ6、モニタ7が接続されている。
【0016】
多チャンネル型の超音波プローブ1には、圧電素子とこの圧電素子の表面に形成された個別電極と圧電素子の裏面に形成された共通電極とからなる複数の振動子が一列に配列されている。この超音波プローブ1の振動子配列としては、リニア仕様、セクタ仕様、コンベックス仕様等の様々な仕様があるが、ここではセクタ仕様として説明する。
【0017】
送受信ユニット8は、送信部分と受信部分と検波部分とからなり、送信部分には、振動子に個々に接続されたパルサが設けられている。このパルサは、パルス発生器から一定の周期(パルス繰り返し周波数PRFの逆数)で発生され、そして送信遅延回路で遅延されたパルス信号をトリガとして、個別に対応されている振動子に駆動信号(高周波の電圧信号)を印加する。振動子の駆動信号による機械的な振動により発生した超音波は、被検体内部を伝播し、その途中にある音響インピーダンスの不連続面で反射し、エコーとしてプローブ9に返ってくる。このエコーは、プローブ9の圧電素子を機械的に振動する。これにより発生した微弱な電気信号は、受信部分のプリアンプで増幅され、そして受信遅延回路で遅延され、加算器で加算される(整相加算処理)。これによりエコー信号に指向性が与えられる。このエコー信号は、検波部分においてまず検波され、そしてアナログデジタルコンバータで1本の超音波走査線(単にラスタと呼ばれることもある)に対して例えば0.5mm間隔に相当するサンプリング周波数に従ってサンプリングされる。
【0018】
この検波及びサンプリング直後であって、後述のスキャンコンバータ10でビデオ走査方式に合わせて直交座標変換される前のデータは、ラスタの番号と、サンプリング点の番号とによって極座標様の座標系で定義されている。この1スライス(1スキャン)分のサンプリングデータの集まりを、以下、スキャンラスタデータと称するものとする。
【0019】
ここで、本装置には、2次元表示モードと、3次元表示モードとが備えられていて、キーボード4やマウス5の操作によりオペレータは自由に切替できるようになっている。
まず、2次元表示モードにおいては、送受信ユニット8から出力されるスキャンラスタデータは、スキャンコンバータ10で水平走査線と垂直走査線とで定義される直交座標系、つまりビデオ走査方式に並び替えられ、さらにラスタ間を補間され後、断層像データとしてグラフィックコントローラ6に送られると共に、磁気ディスク2に送られ記憶される。グラフィックコントローラ6は、モニタ7に断層像を表示させるために、断層像データに基づいてモニタ7を制御する。
【0020】
次に、3次元表示モードにおいては、超音波プローブ9が手動で又は自動的に動かされると、これに応じて扇形走査面が、被検体内部の3次元領域内を手前から奥に向かって平行移動又は首振り運動のように動き、この結果、複数スライス分のスキャンラスタデータがボリュームデータとして収集される。
【0021】
この3次元表示モードでは、2次元表示モード時と異なり、送受信ユニット8から出力されるスキャンラスタデータは、スキャンコンバータ10を経由せずに、直接的に3次元画像再構成ユニット11に送られる。
【0022】
この3次元画像再構成ユニット11では、図2に示すように、複数スライス分のスキャンラスタデータから直接的に3次元画像再構成処理、ここではキーボード4やマウス5の操作によって任意に設定された投影スクリーンに対して垂直に定義された複数の光線各々に沿ってデータ追跡を行い、その光線上のデータを対象としてデータ加算又は最大値抽出等の処理、さらにはラスタ間の補間処理を行う。このような処理が一般的に投影処理と呼ばれるもので、この投影処理により3次元表示画像データが再構成される。この投影処理において、データ読み書き等のアドレスコントロールは、従来のようなXY直交座標系の仕様ではなく、ラスタの番号とサンプリング点の番号とによる極座標様の座標系の仕様で行われる。
【0023】
このように本実施形態では、スキャンコンバータ10でビデオ走査方式に合わせて直交座標変換される前のスキャンラスタデータを対象として、直交座標変換処理を経由せずに直接的に3次元表示画像再構成処理を行う。従来では、ボクセルデータを対象としたX線CTやMRI用の3次元画像作成処理をそのまま流用できるようにデータを直交座標に変換してボクセルデータを作ってから3次元画像作成処理を行っていたが、本実施形態では、ボクセルデータを作らずに、直交座標変換前のスキャンラスタデータから直接的に3次元画像データを作成する。従って、直交座標変換に要していた時間分、高速化を図って、実時間性を向上することができる。
【0024】
さらに、本実施形態では、従来と同様に、図3に示すように、複数スライス分のスキャンラスタデータ(ボリュームデータ)から3次元画像データを再構成する投影処理(図8参照)を、メモリ15と演算器16とからなる複数のレンダリングユニット14で並列処理(分割処理)して、部分的な3次元画像データを作成し、この部分的な3次元画像データを合成プロセッサ17で最終的な1つの3次元画像データに合成するようになっている。
【0025】
このメモリ15に送られるスキャンラスタデータは、従来では、複数のユニット14にシリアルに転送されていたが、本実施形態では、スキャンラスタデータに宛先アドレスとして宛先不特定アドレスを添付するブロードキャスター12と、複数のユニット14で共用されるバス13とにより、複数のユニット14に対して一斉同報されるようになっている。
【0026】
従って、データ転送時間を実効的に従来の1/N(Nはユニット数)に短縮することができ、これにより高速化が実現され、実時間性が向上され得る。
【0027】
なお、3次元画像再構成ユニット11は、図4に示すようにいわゆるクロスバー方式に変形することができる。図3の構成では、ブロードキャスター18に対して複数のレンダリングユニット14がバス13により一対多の形態で接続されていたのに対して、図4の構成では、ブロードキャスター18に対して複数のレンダリングユニット14が一対一の形態で個別に接続されている点が相違している。また、図3の例では、ブロードキャスター12でスキャンラスタデータに宛先不特定アドレスを添付することで一斉同報を実現していたが、図4の例では、ブロードキャスター18又は送受信ユニット8において、転送先の複数のレンダリングユニット14の個別アドレス(接続ポート番号)をスキャンラスタデータに個々に添付して、複数のレンダリングユニット14各々が個別アドレスに従ってスキャンラスタデータをに一斉に受け取ることができるようになっている。
【0028】
また、3次元画像再構成ユニット11は、図5に示すようにいわゆるデージーチェーン方式に変形することもできる。図5の構成では、複数のレンダリングユニット14各々にはリピーター22が設けられ、このリピーター22によって複数のレンダリングユニット14がブロードキャスター18に対して連続的又は連鎖的に接続されている。先頭のレンダリングユニット14のリピーター22は、ブロードキャスター18から受け取ったスキャンラスタデータを自ユニット14のメモリ15に送り込むのと並行して、次段のレンダリングユニット14に転送する。この次段のレンダリングユニット14のリピーター22も同様に、受け取ったスキャンラスタデータを自ユニット14のメモリ15に送り込むのと並行して、さらに次段のレンダリングユニット14に転送する。このような動作を繰り返しながら、複数のレンダリングユニット14に次々と送り込まれていく。この方式では、スキャンラスタデータの各ユニット14のメモリ15への書き込みと次のユニット14への転送とが同時に並行して行われるので、スキャンラスタデータの転送時間を短縮することができる。
【0029】
ここで、複数のユニット14に対する投影処理の作業分担を、次のように工夫することにより、ハードウェア構成を簡略化、具体的にはメモリ15の容量及びバス13のデータ量を小さくすることができる。図6に示すように、ブロードキャスタ12は、データ転送プロセッサ18に置き換えられる。上述したブロードキャスタ12は、複数スライス分のスキャンラスタデータ(ボリュームデータ)を全てを複数のユニット14に対して一斉同報するようにしていたが、データ転送プロセッサ18は、ボリュームデータを図7に示すように奥行き方向(Z)に複数の領域(A,B,…,N)に分割し、各領域のデータをそれぞれ対応するユニット14に重複しないように転送するという機能を備えている。
【0030】
このようにそれぞれのユニット14には、ボリュームデータを領域毎に分けて転送することで、メモリ15の容量及びバス13のデータ量を図3の場合の1/Nに小さくすることができる。
【0031】
このように図6の場合でも、図1の場合と同様に、ボリュームデータに対する投影処理は複数のユニットで並列処理をするようになっているが、相違するのは、各ユニットに対する投影処理の割り当て方法にある。周囲の通り、投影の主な処理としては、ボリュームデータに対して配置した複数の平行光線又は集束光線上のデータを追跡するという処理である。図1の場合では、光線単位で処理を各ユニット14に割り当てていた、つまりある光線の追跡処理は、その最初から終わりまでが同じユニット14で担当していたので、データ追跡処理がデータの欠落によって光線の途中で止まらないように、全てのボリュームデータを全ユニット14に個々に送っておく必要があって、メモリ15やバス13に大きな容量が必要とされる。
【0032】
一方、図6の場合、あるユニット14には光線の途中までの追跡処理が割り当てられ、別のユニット14にはその続き、さらに別のユニット14にはさらにその続きが割り当てられる。つまり、1本の光線に関する追跡処理は、複数のユニット14によって分担されるようになっている。従って、図6の場合では、全てのボリュームデータを全てのユニット14に送る必要はなく、それぞれが割り当てられている処理に必要な部分的なデータを送ればよい。このためメモリ15やバス13には大きな容量は必要とされない。
【0033】
このように奥行き方向に関する分割処理によって得られた部分的な3次元画像データは合成プロセッサ19で光線毎に加算され、最終的な1つの次元画像データが生成される。この加算処理の一例として、光線追跡上、後方に位置する領域(B,C,…,N)では、入射光量を1.0と仮定して光線上のデータ追跡を行い、この仮定した入射光量1.0を手前の領域のデータ追跡結果に従って補正しながら加算を行う。
【0034】
このような分割処理においても、図4のクロスバー方式や図5のデージーチェーン方式を採用することができる。この場合には、分割したデータブロックごとに各ユニット14の個別アドレスを添付しておき、その個別アドレスに従ってユニット14の側で分割データの受け取りの認容又は否認を判断するようにしてもよいし、予めユニット14の側にデータ全体の中の自ユニット14で取り込む範囲情報を与えておき、その情報に従って対応するデータブロックだけを取り込むようにしてもよい。
【0035】
本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、種々変形して実施可能である。
【0036】
【発明の効果】
(1)従来では、ボクセルデータを対象とした3次元画像作成処理をそのまま流用できるようにデータを直交座標に変換してボクセルデータを作ってから3次元画像作成処理を行っていたが、本発明では、ボクセルデータを作らずに、直交座標変換前のデータから直接的に3次元画像データを作成する。従って、直交座標変換に要していた時間分、高速化を図って、実時間性を向上することができる。
【0037】
(2)従来では、データを複数のユニットにシリアルに転送していたが、本発明では、一斉同報するので、データ転送時間を短縮することができる。これにより高速化が実現され、実時間性が向上され得る。
【0038】
(3)本発明でも、従来と同様に、ボリュームデータに対する投影処理は複数のユニットで並列処理をするようになっているが、従来と相違するのは、各ユニットに対する投影処理の割り当て方法にある。周囲の通り、投影の主な処理としては、ボリュームデータに対して配置した複数の平行光線又は集束光線上のデータを追跡するという処理である。従来では、光線単位で処理を各ユニットに割り当てていた、つまりある光線の追跡処理は、その最初から終わりまでが同じユニットで担当していたので、データ追跡処理がデータの欠落によって光線の途中で止まらないように、全てのボリュームデータを全ユニットに個々に送っておく必要があって、ボリュームデータの全データ量を賄えるように大きなメモリ容量が必要とされていた。一方、本発明では、あるユニットには光線の途中までの追跡処理が割り当てられ、別のユニットにはその続き、さらに別のユニットにはさらにその続きが割り当てられる。つまり、1本の光線に関する追跡処理は、複数のユニットによって分担されるようになっている。従って、本発明では、全てのボリュームデータがなくても各ユニットはそれぞれが割り当てられている奥行き領域までの部分的なデータがあれば、各ユニットはそれぞれが割り当てられている領域の作業を途中で止まることなく完了することができる。つまり、全てのボリュームデータを全てのユニットに送る必要はなく、それぞれが割り当てられている処理に必要な部分的なデータを送ればよい。このためバス容量やメモリ容量が少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る超音波診断装置の構成を示すブロック図。
【図2】本実施形態による3次元画像再構成工程の概略図。
【図3】図1の3次元画像再構成ユニットの構成を示すブロック図。
【図4】図3の3次元画像再構成ユニットの他の構成を示すブロック図。
【図5】図3の3次元画像再構成ユニットのさらに他の構成を示すブロック図。
【図6】図1の3次元画像再構成ユニットの他の構成を示すブロック図。
【図7】図6のレンダリングユニットで並列処理されるボリュームデータの分割領域を示す模式図。
【図8】従来の3次元画像作成工程の概略図。
【図9】従来の投影処理の概念図。
【図10】従来の投影処理の並列処理単位を示す模式図。
【符号の説明】
1…CPU、
2…磁気ディスク、
3…メモリ、
4…キーボード、
5…マウス、
6…グラフィックコントローラ、
7…モニタ、
8…3次元画像再構成部、
9…超音波プローブ、
10…スキャンコンバータ、
11…3次元画像再構成ユニット、
12…ブロードキャスター、
13…バス、
14…レンダリングユニット、
15…メモリ、
16…演算器、
17…合成プロセッサ、
18…データ転送プロセッサ、
19…合成プロセッサ。
Claims (1)
- 被検体内部を超音波で扇形に走査する手段と、
前記走査により得られたエコー信号を検波する手段と、
前記検波により得られた直交座標変換前の極座標系で表現されているスキャンラスタデータに基づいて、複数の部分的3次元画像データを並列処理により作成する複数のユニットと、
前記複数のユニットにより作成された複数の部分的3次元画像データを3次元画像データに合成する手段と、
前記検波により得られたスキャンラスタデータを、前記複数のユニットに対して一斉同報するブロードキャスト手段とを具備したことを特徴とする超音波診断装置。
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