JP4600413B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力変換回路を構成する半導体モジュールの冷却手段を備えた電力変換装置に関する。
従来より、DC−DCコンバータ回路やインバータ回路等の電力変換回路は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等の動力源である交流モータに通電する駆動電流の生成に用いられることがある。
一般に、電気自動車やハイブリッド自動車等では、交流モータから大きな駆動トルクを確保するため大きな駆動電流が必要となってきている。
それゆえ、その交流モータ向けの駆動電流を生成する上記電力変換回路においては、該電力変換回路を構成するIGBT等の電力用半導体素子を含む半導体モジュールからの発熱が大きくなる傾向にある。
そこで、図15に示すごとく、電力変換回路を構成する複数の半導体モジュール921を均一に冷却することができるように、冷媒の供給及び排出を担う一対のヘッダ923の間に多数の冷却管922が配置されている電力変換装置9が提案されている(特許文献1参照)。そして、該電力変換装置9は、冷却管922の間に半導体モジュール921を挟持した半導体積層ユニット92と、該半導体積層ユニット92の積層方向の端部に半導体積層ユニット92を積層方向に加圧するばね部材931とを有する。
該ばね部材931は、半導体積層ユニット92の積層方向の端面をなす冷却管922の主面920に対して、当接プレート932を介して当接している。これにより、冷却管922の主面920に対して、ばね部材931による押圧力が作用するようにしてある。
ところが、従来の電力変換装置9においては、以下のような問題がある。すなわち、当接プレート932とばね部材931とは別体であるため、ばね部材931が当接プレート932から脱落しないようにこれらを重ね合わせつつ電力変換装置9に組み付ける必要がある。そのため、当接プレート932とばね部材931との組付けを容易に行うことができないという問題がある。
また、ばね部材931は当接プレート932に固定されているわけではないため、ばね部材931が所定の位置からずれた位置に配設されることがあり、ばね部材931の位置決めが困難となるという問題がある。
さらに、当接プレート932の曲げ剛性が不充分であると、ばね部材931によって押圧された当接プレート932が、ばね部材931との当接部分を中心に反ってしまうおそれがある。そのため、半導体積層ユニット92をその積層方向に均一に押圧することが困難となるおそれがある。それゆえ、半導体モジュール92と冷却管922とを面接触させて両者の密着性を確保して半導体モジュール92から冷却管922への伝熱を充分に行うことが困難となるおそれがある。そして、その結果、半導体モジュール921を充分に冷却することが困難となるおそれがある。
特開2005−143244号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、加圧部材の組付け及びばね部材の位置決めが容易であるとともに、半導体モジュールを充分に冷却することができる電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明は、電力変換回路の一部を構成する半導体モジュールと、該半導体モジュールを冷却する冷却管とを交互に積層してなる半導体積層ユニットを有する電力変換装置であって、
上記半導体積層ユニットの積層方向の端部には、該半導体積層ユニットを積層方向に加圧する加圧部材が配されており、
該加圧部材は、上記冷却管の主面に当接する前面部と、該前面部の幅方向の両端部において上記半導体積層ユニットから遠ざかる方向に形成された一対のリブと、該一対のリブのうちの一方から他方へ向かって形成された後方支持部とを有する当接プレートと、該当接プレートを上記半導体積層ユニットに向かって押圧するばね部材とを有し、
該ばね部材は、上記前面部と上記一対のリブと上記後方支持部との間に保持されていることを特徴とする電力変換装置にある(請求項1)。
次に、本発明の作用効果につき説明する。
上記ばね部材は、上記前面部と上記一対のリブと上記後方支持部との間に保持されている。このようにばね部材を当接プレートに保持させることにより、ばね部材が当接プレートから脱落することを防ぐことができる。これにより、ばね部材と当接プレートとを一体化してなる加圧部材を電力変換装置に組付けることができるため、その加圧部材の組付けを容易に行うことができる。
また、後方支持部によってばね部材の前後への移動を規制することにより、当接プレートに対してばね部材が揺動することを抑制することができる。その結果、ばね部材の位置決めを容易に行うことができる。
さらに、上記当接プレートは、上記一対のリブを設けてなる。すなわち、当接プレートは、上記リブにより曲げ剛性を向上させている。それゆえ、ばね部材の弾性力によって押圧されても、当接プレートが反ることを防ぐことができる。そして、そのため、当接プレートの前面部により、半導体積層ユニットを全体にわたってその積層方向に均一に押圧することができる。これにより、半導体モジュールと冷却管とを面接触させて充分に密着させることができ、半導体モジュールから上記冷却管へと充分に伝熱することができる。その結果、半導体モジュールを充分に冷却することができる。
以上のごとく、本発明によれば、加圧部材の組付け及びばね部材の位置決めが容易であるとともに、半導体モジュールを充分に冷却することができる電力変換装置を提供することができる。
本発明(請求項1)において、上記電力変換装置としては、例えば、DC−DCコンバータやインバータ等がある。また、上記電力変換装置は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等の動力源である交流モータに通電する駆動電流の生成に用いることができる。
なお、上記半導体モジュールと上記冷却管とは、直接密着していてもよいし、絶縁材等を介して密着していてもよい。
また、本明細書において、上記加圧部材が上記半導体積層ユニットを押圧する方向を前方、その反対側を後方という。
また、上記ばね部材は、複数の板ばねを重ね合わせてなるとともに、該複数の板ばねを接合するための接合部材を有し、該接合部材は、上記ばね部材における上記前面部とは反対側の面に突出した後方突出部を有し、上記後方支持部は、後方から見たときに該後方支持部が上記後方突出部と重ならない位置に形成されていることが好ましい(請求項2)。
この場合には、電力変換装置のケース内における、ばね部材より後方のスペースを確保することができる。すなわち、後方支持部が、後方から見たときに後方突出部と重なる位置に配されていると、後方支持部を設けたことによって、少なくとも後方支持部の厚み分のスペースがばね部材の後方部分において狭まってしまう。その結果、コネクタ等の部品をばね部材の後方のスペースに配設することが困難となるおそれがある。それゆえ、後方支持部を、後方突出部を回避するような位置、すなわち、後方から見たときに上記後方支持部が後方突出部と重ならない位置に配することにより、上記スペースの減少を防ぐことができる。
また、上記後方支持部は、上記後方突出部の後端よりも後方に配されていないことが好ましい(請求項3)。
この場合には、後方支持部を設けたことによるスペースの減少を一層効果的に抑制することができる。すなわち、仮に後方支持部がない状態において、ばね部材中央部付近における後方のスペースの前後厚みは、後方突出部によって規制される。それゆえ、この後方突出部よりも後方に後方支持部がなければ、該後方支持部によって上記スペースの前後厚みが減少することがない。
また、上記後方支持部は、上記後方突出部の両脇に配される一対の分枝部を有することが好ましい(請求項4)。
この場合には、後方支持部と後方突出部との重なりを容易に防ぐことができる。
また、上記後方支持部は、中央に穴部を有する円環形状のリング部を有し、該穴部に上記後方突出部が挿通配置されていてもよい(請求項5)。
この場合には、後方支持部と後方突出部との重なりを容易に防ぐことができる。
また、上記ばね部材は、複数の板ばね部を重ね合わせてなるとともに、該複数の板ばね部を接合するための接合部材を有し、該接合部材は、上記ばね部材における上記前面部側の面に突出した前方突出部を有し、該前方突出部は、上記前面部に形成された前方穴部に挿通配置されていてもよい(請求項6)。
この場合には、ばね部材と当接プレートとの互いの幅方向及び長さ方向の位置決めを容易かつ確実に行うことができる。
(実施例1)
本発明の実施例に係る電力変換装置につき、図1〜図10を用いて説明する。
本例の電力変換装置1は、図1に示すごとく、電力変換回路の一部を構成する半導体モジュール21と、半導体モジュール21を冷却する冷却管22とを交互に積層してなる半導体積層ユニット2を有する。
半導体積層ユニット2の積層方向の端部には、半導体積層ユニット2を積層方向に加圧する加圧部材3が配されている。
加圧部材3は、当接プレート32とばね部材31とを有する。
当接プレート32は、図1〜図6に示すごとく、冷却管22の主面220に当接する前面部320と、前面部320の幅方向の両端部において半導体積層ユニット2から遠ざかる方向に形成された一対のリブ321と、一対のリブ321のうちの一方から他方へ向かって形成された後方支持部322とを有する。
ばね部材31は、図1〜図5に示すごとく、前面部320と一対のリブ321と後方支持部322との間に保持されており、当接プレート32を半導体積層ユニット2に向かって押圧している。
本例の電力変換装置1につき、以下に詳細に説明する。
電力変換装置1は、例えば、DC−DCコンバータやインタバータ等である。そして、電力変換装置1は、例えば、電気自動車やハイブリッド自動車等の動力源である交流モータに通電する駆動電流の生成に用いることができる。
また、電力変換装置1は、半導体積層ユニット2のほか、半導体モジュール21に制御信号を入力する図示しない制御基板や、コンデンサやリアクトル等から構成される図示しない電力回路等を有している。
半導体積層ユニット2は、図1に示すごとく、複数の半導体モジュール21と冷却管22とを交互に積層してなり、各冷却管22の両端を、冷媒の供給を担う冷媒供給ヘッダ232と冷媒の排出を担う冷媒排出ヘッダ233とに連通させた多層積層構造のユニットである。本例では、隣り合わせに積層した冷却管22の間に、それぞれ二つの半導体モジュール21を並列配置してある。
本例の冷却管22は、内部に、例えば、エチレングリコール系の不凍液を混入した水、水やアンモニア等の自然冷媒、フロリナート等のフッ化炭素系冷媒、HCFC123、HFC134a等のフロン系冷媒、メタノール、アルコール等のアルコール系冷媒、アセトン等のケトン系冷媒等の冷媒を流動させる中空部を有してなる管である。
そして、図1に示すごとく、冷媒供給ヘッダ232を介して冷媒入口231より冷却管22へと供給された冷媒は、冷却管22内を通過する際に、冷却管22と絶縁材を介して面接触することができるように設けられた半導体モジュール21の放熱板(図示略)から受熱する。そして、受熱した冷媒は、さらに冷却管22内を通過し、冷媒排出ヘッダ233を介して冷媒出口234へ向かって流れて、そこから排出される。
このようにして、半導体積層ユニット2においては、冷媒を冷却管22内において循環させて、半導体素子との熱交換を行うことにより、半導体モジュール21を冷却する。
また、上述したように、半導体積層ユニット2の積層方向の端部には、図1に示すごとく、当接プレート32とばね部材31とにより構成される加圧部材3が配されている。
そして、ばね部材31は、前面部320と一対のリブ321と後方支持部322との間に配設された状態で当接プレート32に保持されている。
当接プレート32は、上述のごとく前面部320とリブ321と後方支持部322とを有する。そして、当接プレート32は、リブ321によって曲げ剛性が向上している。
また、図1〜図4、図6に示すごとく、上記一対のリブ321のうちの一方の外側面328には、後方支持部322を有する支持板327が面接触した状態で溶接されている。後方支持部322は、支持板327から他方のリブ321に向かって形成されており、後方突出部313の両脇に配される一対の分枝部323を有している。
本例の分枝部323は、図2、図3、図6に示すごとく、後方突出部313の外径よりも大きい内径を有する略円弧形状に形成されている。
また、当接プレート32は、図5、図6に示すごとく、前面部320に前方穴部324を有する。なお、本例の前方穴部324は、当接プレート32を貫通する穴としたが、貫通しないように形成することもできる。
また、ばね部材31は、図2、図5に示すごとく、その中央部が半導体積層ユニット2側に湾曲してなる。
また、ばね部材31は、図1、図2、図4、図5に示すごとく、前方板ばね311と後方板ばね312とを重ね合わせてなるとともに、前方板ばね311と後方板ばね312とを接合するための接合部材を有する。該接合部材は、前面部320とは反対側の面に突出した後方突出部313と、前面部320側の面に突出した前方突出部314とを有する。
後方突出部313は、図2、図3に示すごとく、後方支持部322に形成された一対の分枝部323の間において、該分枝部323と干渉しないように配設される。また、後方支持部322は、後方突出部313の後端よりも後方に配されないよう構成されている。
前方突出部314は、前面部320に形成された前方穴部324に挿通配置されている。なお、前方突出部314の突出量は、当接プレート32の厚み以下である。
ばね部材31は、図1に示すごとく、後方板ばね312における長さ方向の両端部が、電力変換装置1のケース10内に固定された二個の固定ピン11に係止されており、該固定ピン11と半導体積層ユニット2との間において、ばね部材31が拡がる方向に付勢された状態で配置することにより、半導体積層ユニット2を積層方向に押圧している。
加圧部材3に付勢力を与えるに当たっては、まず、図7(a)に示すごとく、冶具4をばね部材31の後方から押し付ける。さらに、図7(b)に示すごとく、後方突出部313の後端と冶具4とが当接するまでばね部材31を押圧し、固定ピン11をケース10に固定した後、その冶具4を外す。これにより、ばね部材31の端部が固定ピン11に係止されて、ばね部材31に前方へ向かう付勢力が与えられる。
次に、本例の作用効果につき説明する。
ばね部材31は、前面部320と一対のリブ321と後方支持部322との間に保持されている。このようにばね部材31を当接プレート32に保持させることにより、ばね部材31が当接プレート32から脱落することを防ぐことができる。これにより、ばね部材31と当接プレート32とを一体化してなる加圧部材3を電力変換装置1に組付けることができるため、その加圧部材3の組付けを容易に行うことができる。
また、後方支持部322がばね部材31の前後への移動を規制することによって、当接プレート32に対してばね部材31が揺動することを抑制することができる。その結果、ばね部材1の位置決めを容易に行うことができる。
さらに、当接プレート32は、一対のリブ321を設けてなる。ここで、当接プレート32は、リブ321により曲げ剛性が増加しているため、ばね部材31の弾性力によって押圧されても、当接プレート32が反ることを防ぐことができる。そして、そのため、当接プレート32の前面部320により、半導体積層ユニット2を全体にわたってその積層方向に均一に押圧することができる。これにより、半導体モジュール21と冷却管22とを面接触させて充分に密着させることができる。そのため、半導体モジュール21から冷却管22へと充分に伝熱することができる。その結果、半導体モジュール21を充分に冷却することができる。
また、後方支持部322は、後方から見たときに該後方支持部322が後方突出部313と重ならない位置に形成されており、かつ後方突出部313の後端よりも後方に配されていない。そのため、電力変換装置1のケース10内における、ばね部材31より後方のスペースSを確保することができる。すなわち、後方支持部322が、後方から見たときに後方突出部313と重なる位置に配されていると、後方支持部322を設けたことによって、少なくとも後方支持部322の厚み分のスペースがばね部材31の後方部分において狭まってしまう。その結果、コネクタ等の部品5をばね部材31の後方のスペースに配設することが困難となるおそれがある。それゆえ、後方支持部322を、後方突出部313を回避するような位置、すなわち、後方から見たときに後方支持部322が後方突出部313と重ならない位置に配することにより、上記スペースの減少を防ぐことができる。
つまり、本例のように後方支持部322が後方突出部313の後端よりも前方に配設されていれば、図9に示すごとく、部品5を矢印Aの向きに挿入するに当たって、後方支持部322と部品5とが接触することを回避することができる。
一方、後方支持部322が後方突出部313の後端よりも後方に配設されている場合には、図10に示すごとく、部品5を矢印Aの向きに挿入する際に、後方支持部322と部品5とが接触しまうおそれがある。
また、図8に示すごとく、後方支持部322が後方突出部313の後端よりも後方に配設されている場合には、以下のような不具合が生じる。すなわち、ばね部材31に冶具4を押し付けていくと、冶具4は後方支持部322と当接する。この場合、それ以上ばね部材31を拡げることができず、ばね部材31に充分な付勢力を与えることができない。それゆえ、冷却管22と半導体モジュール21とを充分に密着させることが困難となり、半導体モジュール21を充分に冷却することが困難となるという不具合が生じるおそれがある。
これに対し、本例のように後方支持部322が後方突出部313よりも後方に配されていなければ、後方支持部322を設けたことによって冶具4がばね部材31に与えることのできる付勢力が小さくなってしまうという不具合は生じない。それゆえ、この付勢力によって、冷却管22と半導体モジュール21とを充分に密着させることができ、半導体モジュール21を充分に冷却することができる。
また、後方支持部322は、後方突出部313の両脇に配される一対の分枝部323を有するため、後方支持部322と後方突出部313との重なりを容易に防ぐことができる。
また、前方突出部314は、前面部320に形成された前方穴部324に挿通配置するため、ばね部材31と当接プレート32との互いの幅方向及び長さ方向の位置決めを容易かつ確実に行なうことができる。
以上のごとく、本例によれば、加圧部材の組付け及びばね部材の位置決めが容易であるとともに、半導体モジュールを充分に冷却することができる電力変換装置を提供することができる。
なお、後方支持部322として、図3に示した加圧部材3における分枝部323よりも長さ方向に拡がった分枝部323を有する、図11に示すような後方支持部322を用いることもできる。かかる後方支持部322を用いた場合には、長さ方向に拡がった分枝部323が、長さ方向の広い範囲でばね部材31の揺動を抑制することができるため、図3における後方支持部322よりもばね部材31の揺動を一層抑制することができる。
(実施例2)
本例は、図12に示すごとく、後方支持部322は、中央に支持穴部326を有する円環形状のリング部材325を有する加圧部材3を作製した例である。そして、支持穴部326には、後方突出部313が挿通配置されている。
その他は、実施例1と同様である。
なお、本例で使用した符号は、実施例1で使用した符号に準ずる。
後方支持部322は、中央に支持穴部326を有する円環形状のリング部325を有し、支持穴部326に後方突出部313が挿通配置されている。それゆえ、後方支持部322と後方突出部313との重なりを容易に防ぐことができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、図13、図14に示すごとく、後方支持部322が平板状である当接プレート32を有する加圧部材3を作製した例である。
後方支持部322は、後方突出部313の後端よりも後方に配設されている。
その他は、実施例1と同様である。
なお、本例で使用した符号は、実施例1で使用した符号に準ずる。
本例の場合にも、上記平板状の後方支持部322によりばね部材31の揺動を抑制することができる。ただし、本例の加圧部材3においては、後方支持部322が後方突出部313の後端よりも後方に配設されることとなるため、後方支持部313よりも後方に配設される部品5と後方支持部322とが接触してしまうおそれがある(図10参照)。
一方、実施例1の電力変換装置1における加圧部材3(図4参照)のように、後方突出部313の後端よりも後方支持部322が後方に配設されないよう構成されている場合には、ばね部材31の揺動を抑制することができるとともに、後方支持部322と部品5との接触を充分に防ぐことができる(図9参照)。
実施例1における、電力変換装置の断面説明図。 実施例1における、加圧部材の斜視図。 実施例1における、加圧部材の側面図。 実施例1における、加圧部材の上面図。 実施例1における、加圧部材の断面図。 実施例1における、当接プレートの斜視図。 実施例1における、(a)ばね部材に付勢力を与える前の状態を示す説明図、(b)ばね部材に付勢力を与えた状態を示す説明図。 冶具が後方支持部に当接している状態を示す説明図。 実施例1における、コネクタを配設する際の状態を示す縦断面説明図。 後方支持部とコネクタが接触している状態を示す縦断面説明図。 実施例1における、加圧部材の別形態の側面図。 実施例2における、加圧部材の側面図。 実施例3における、加圧部材の側面図。 実施例3における、加圧部材の上面図。 従来例における、電力変換装置の断面説明図。
符号の説明
1 電力変換装置
2 半導体積層ユニット
21 半導体モジュール
22 冷却管
220 主面
3 加圧部材
31 ばね部材
32 当接プレート
320 前面部
321 リブ
322 後方支持部

Claims (6)

  1. 電力変換回路の一部を構成する半導体モジュールと、該半導体モジュールを冷却する冷却管とを交互に積層してなる半導体積層ユニットを有する電力変換装置であって、
    上記半導体積層ユニットの積層方向の端部には、該半導体積層ユニットを積層方向に加圧する加圧部材が配されており、
    該加圧部材は、上記冷却管の主面に当接する前面部と、該前面部の幅方向の両端部において上記半導体積層ユニットから遠ざかる方向に形成された一対のリブと、該一対のリブのうちの一方から他方へ向かって形成された後方支持部とを有する当接プレートと、該当接プレートを上記半導体積層ユニットに向かって押圧するばね部材とを有し、
    該ばね部材は、上記前面部と上記一対のリブと上記後方支持部との間に保持されていることを特徴とする電力変換装置。
  2. 請求項1において、上記ばね部材は、複数の板ばねを重ね合わせてなるとともに、該複数の板ばねを接合するための接合部材を有し、該接合部材は、上記ばね部材における上記前面部とは反対側の面に突出した後方突出部を有し、上記後方支持部は、後方から見たときに該後方支持部が上記後方突出部と重ならない位置に形成されていることを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項2において、上記後方支持部は、上記後方突出部の後端よりも後方に配されていないことを特徴とする電力変換装置。
  4. 請求項2又は3において、上記後方支持部は、上記後方突出部の両脇に配される一対の分枝部を有することを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項2又は3において、上記後方支持部は、中央に支持穴部を有する円環形状のリング部を有し、上記支持穴部に上記後方突出部が挿通配置されていることを特徴とする電力変換装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項において、上記ばね部材は、複数の板ばね部を重ね合わせてなるとともに、該複数の板ばね部を接合するための接合部材を有し、該接合部材は、上記ばね部材における上記前面部側の面に突出した前方突出部を有し、該前方突出部は、上記前面部に形成された前方穴部に挿通配置されていることを特徴とする電力変換装置。
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