JP4600243B2 - フラッシュ定着装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、乾式電子写真方式等を採用したプリンタ等の画像形成装置及びこれに用いるフラッシュ定着装置に関し、特に、フラッシュランプを発光させ、当該フラッシュランプから照射される光エネルギーによって記録媒体上に未定着トナー像を定着するフラッシュ定着装置を備えた高速プリンタ等の画像形成装置及びこれに用いるフラッシュ定着装置に関するものである。
特開2004−191507号公報 特許第2944771号公報
従来、この種の乾式電子写真方式等を採用したプリンタ等の画像形成装置では、記録媒体上に粉体のトナーで画像が形成されるため、記録媒体上に形成された粉体トナーを溶融して、トナー像を定着することにより、永久画像を得るように構成されている。上記の如く記録媒体上にトナー像を定着するには、記録媒体に熱エネルギー等の定着エネルギーを与える必要がある。
高速プリンタでは、この定着エネルギーを与える方法として、図17に示すように、非接触型のフラッシュランプ100によるフラッシュ光を利用したフラッシュ定着装置が使用されている。この非接触型のフラッシュ定着装置は、記録媒体101の搬送に影響を与えずに、高エネルギーを付与することができるため、高速のプリンタに適している。なお、図17中、102は反射板を、103はカバーガラスをそれぞれ示している。
このように、高エネルギーを付与することができるフラッシュ定着装置ではあるが、最近のニーズによれば、プリントコストの削減のため、複数アップ印刷、さらに幅の広い用紙へのプリントなどが期待されている。
しかしながら、上記フラッシュ定着装置では、定着すべき用紙の幅が広くなると、当然ながら、それに対応してフラッシュランプの長手方向の光エネルギーをも増加させなければ、良好な定着画像を得ることができない。
そこで、従来のフラッシュ定着装置では、例えば、プリント幅を1.2倍にするために、フラッシュランプの長さを1.2倍程度にして、トナー像を定着させるように構成していた。
しかしながら、上記従来のフラッシュ定着装置では、フラッシュランプの長さを長くすると、同じ電圧で発光させた場合、光量の低下、製造コストの高騰、歩止まりの低下といった種々の問題点が生じることがわかった。
また、上記従来のフラッシュ定着装置では、フラッシュランプの長さを長くすると、ランプの中央部と端部での光量ムラが大きく、画質を低下させる原因の一つとなるという問題点を有していた。
更に、上記後者の問題点について説明すると、上記フラッシュ定着装置において、フラッシュランプ100の長さを長くすると、図18に示すように、一端の電極110a側の領域から発せられたフラッシュ光線111が、近傍の反射板102a側で反射されて、フラッシュランプ100の略中央部に照射されるとともに、他端の電極110b側の領域から発せられたフラッシュ光線112も、近傍の反射板102b側で反射されて、フラッシュランプ100の略中央部に照射されるため、光エネルギーは、図18に示すように、記録媒体102の中央部に集光されて、記録媒体の中央部の光エネルギーが高く、両端部の光エネルギーが低くなってしまい、フラッシュランプの中央部と端部での光量ムラが大きく、画質を低下させるという問題点を有していた。
また、上記フラッシュランプ100では、一端の電極110b側の領域から発せられたフラッシュ光線113が、反対側の反射板102aで反射されると、当該反対側の反射板102aで反射された光エネルギーは、記録媒体12から大きく逸脱した領域に照射されてしまうとともに、他端の電極110a側の領域から発せられたフラッシュ光線も、反対側の反射板で反射されると、当該反対側の反射板で反射された光エネルギーは、記録媒体から大きく逸脱した領域に照射されてしまうため、フラッシュランプ100から照射される光エネルギーを有効に利用することができないという問題点を有していた。
特に、一端の電極側の領域から発せられて反対側の反射板で反射される光エネルギーは、フラッシュランプ100の長手方向に沿った広い領域から発せされる光エネルギーであるため、ガラス管の内部に封入された水銀等の個々の分子によって発せされる光エネルギーが集合した光線を、有効に利用することができないという問題点を有していた。
そこで、かかる問題点を改善するために、図19に示すように、平板状の反射板102の幅方向端部に、一端の電極側の領域から発せられて反対側の反射板で反射される光線を、記録媒体へと反射する端部反射部材105a、105bを配設することも考えられている。
しかしながら、上記端部反射部材を配設したフラッシュ定着装置の場合には、図19に示すように、一端の電極側の領域から発せられたフラッシュ光線114が、反対側の端部反射部材105bで反射されたものは、当該反対側の記録媒体の端部近傍に集光させることができ、記録媒体101の端部101bにおける光エネルギーを上昇させることができるものの、その量はわずかであり、しかも、一端の電極側の領域から発せられたフラッシュ光線が、近傍の反射板側102で反射されて、フラッシュランプ100の略中央部に照射され、記録媒体101の中央部の光エネルギーが高くなる状態を改善することができないという問題点を依然として有していた。
また、上記フラッシュランプでは、一端の電極側の領域から発せられたフラッシュが、反対側の反射板で反射されると、当該反対側の反射板で反射された光エネルギーは、記録媒体から大きく逸脱した領域に照射されてしまうとともに、他端の電極側の領域から発せられたフラッシュも、反対側の反射板で反射されると、当該反対側の反射板で反射された光エネルギーは、記録媒体から大きく逸脱した領域に照射されてしまうため、フラッシュランプから照射される光エネルギーを有効に利用することができないという問題点をも依然として有していた。
このように、上記端部反射部材を配設したフラッシュ定着装置であっても、フラッシュランプの発光エネルギーを十分有効に利用できているとは言い難く、又、フラッシュランプの中央部と端部での光量ムラを問題のないレベルまで低減することができないという問題点を有していた。
そこで、かかる問題点を解決し得る技術としては、例えば、特開昭60−252383号公報や特開平6−308852号公報、あるいは特開2004−20840号公報等に開示されているものが、既に提案されている。
上記特開昭60−252383号公報に係るフラッシュ定着装置は、記録材料の表面に対して略平行に配され、前記記録材料の表面に付着されたトナーを該記録材料に定着させる光を発する直管状のフラッシュランプと、前記フラッシュランプをその略全長に亘って前記記録材料と反対側から取り囲み、前記ランプから発生られた光を前記記録材料表面に向けて反射させるリフレクタとからなるフラッシュ定着装置において、前記リフレクタの両端部内面に、前記ランプから発せられた光を前記記録材料の、ランプ管端部に近い部分に向けて反射させる反射部材を取り付けるように構成したものである。
また、上記特開平6−308852号公報に係るフラッシュランプ定着器は、フラッシュランプと、一側の開口部を除いて前記フラッシュランプを取り囲むように設けられそのフラッシュランプが発する光の一部を前記開口部へ向けて反射させる反射板とを備えるフラッシュランプ定着器において、用紙の搬送速度をV、前記フラッシュランプのフラッシュ周期をT、前記反射板の開口部の半幅をL1 、前記フラッシュランプによる1回のフラッシュで定着可能な領域の長さをL2 とするとき、V/T≧L1 ≧V/T−L2 /2が成り立つようにこれら各値を設定するように構成したものである。
さらに、上記特開2004−20840号公報に係るフラッシュ定着装置は、トナー像をフラッシュ光で定着させるためのフラッシュ定着装置であって、互いに平行に配列された複数本のフラッシュランプと、フラッシュランプに対して側方から対向する側部反射面を、それぞれのフラッシュランプに対応して含む反射板とを具備し、両端に配列された2本のフラッシュランプの2つの中心軸を含む面を基準面とした時、上記基準面に対して成す鋭角が、上記複数本のフラッシュランプの配列中心に近い側部反射面ほど小さく設定されるように構成したものである。
しかしながら、上記従来技術の場合には、次のような問題点を有している。すなわち、上記特開昭60−252383号公報に係るフラッシュ定着装置の場合には、図20に示すように、リフレクタ102の両端部内面に、フラッシュランプ100から発せられた光を記録材料の、ランプ管端部に近い部分に向けて反射させる反射部材120a、120b、130a、130bを取り付けるように構成したものであるが、反射部材120a、120b、130a、130bを取り付けることによって、確かに、フラッシュランプ100の中央部100aから発せられ、ランプ管端部に近い部分に照射される光線121を増加させることができ、両端部側の光エネルギーを増加させることができるものの、前記反射部材120a、120b、130a、130bは、ある程度ランプから離間して配設されているため、ランプの一端100bから出射されて、当該ランプの表面近傍に沿って照射される光線122を、反射させて記録材料に照射して有効に利用することができないという問題点を有していた。
また、上記特開昭60−252383号公報に係るフラッシュ定着装置の場合には、図20に示すように、記録材料の両端部近傍の光エネルギーが急激に増加する部分の光量差が、約8%程度もあるため、色ムラ等の画質低下を招来するという問題点を有していた。
さらに、上記特開平6−308852号公報に係るフラッシュランプ定着器の場合には、基本的に、反射板がフラッシュランプの長手方向に平行に配置されており、上述したようなフラッシュランプの長手方向に沿った光エネルギーのムラを改善する効果は得難いというという問題点を有していた。
また、上記特開2004−20840号公報に係るフラッシュ定着装置の場合にも、基本的に、反射板をフラッシュランプの長手方向に平行に配置したものであって、上述したようなフラッシュランプの長手方向に沿った光エネルギーのムラを改善する効果は得難いというという問題点を有していた。
そこで、この発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、フラッシュランプから発せられる光エネルギーを有効に利用することができ、記録媒体に照射される光エネルギーを、当該フラッシュランプの長手方向に沿って略均一化することができ、良好な画質の定着画像を得ることができるフラッシュ定着装置及びこれを用いた画像形成装置を提供することにある。
すなわち、請求項1に記載された発明は、フラッシュランプを発光させ、当該フラッシュランプから照射される光エネルギーによって記録媒体上に未定着トナー像を定着するフラッシュ定着装置において、
前記フラッシュランプから照射される光線を、記録媒体に向けて反射する反射部材を備え、
前記反射部材を、前記フラッシュランプの一端部から照射される光線を、当該フラッシュランプの一端部近傍の記録媒体へと反射する第1の反射面と、前記フラッシュランプの他端部から照射される光線を、当該フラッシュランプの反対側近傍の記録媒体へと反射する第2の反射面とを具備するように構成されていることを特徴とするフラッシュ定着装置である。
また、請求項2に記載された発明は、前記フラッシュランプの一端部近傍及び反対側近傍とは、記録媒体の端部を中心にした両側30mmの領域であることを特徴とする請求項1に記載のフラッシュ定着装置である。
なお、上記フラッシュランプの長手方向と記録媒体の搬送方向とが同一方向に配設される場合、当該記録用紙の端部とは、当該フラッシュランプの両端部近傍であり、当該記録用紙の印字領域における搬送方向に対する前後の領域を意味し、さらに、当該フラッシュランプの一端部近傍及び反対側近傍とは、印字領域(=搬送速度÷フラッシュ周波数)における前後の端部を中心にした両側30mmの領域である。
さらに、請求項3に記載された発明は、前記反射部材の第1の反射面と第2の反射面の設置角度は、当該第1の反射面及び第2の反射面の中心位置で反射された光線が、記録媒体の端部に照射されるように設定されることを特徴とする請求項1又は2に記載のフラッシュ定着装置である。
又、請求項4に記載された発明は、前記フラッシュランプの長手方向の両端部近傍に、前記フラッシュランプの一端部から照射される光線を、当該フラッシュランプの反対側近傍の記録媒体へと反射する補助反射板を配設するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のフラッシュ定着装置である。
更に、請求項5に記載された発明は、前記フラッシュランプは、記録媒体の搬送方向と直交する方向に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のフラッシュ定着装置である。
また、請求項6に記載された発明は、前記フラッシュランプは、記録媒体の搬送方向に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のフラッシュ定着装置である。
さらに、請求項7に記載された発明は、前記反射部材は、前記フラッシュランプの長手方向に沿った両側にそれぞれ複数個配設されており、前記すべての反射部材が、前記記録媒体の対応する端部の同じ部分に集光させるように光線を反射することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のフラッシュ定着装置である。
また、請求項8に記載された発明は、前記反射部材は、前記フラッシュランプの長手方向に沿った両側にそれぞれ複数個配設されており、前記フラッシュランプの長手方向に沿った内側に配設される反射部材ほど、前記記録媒体の端部よりも内側に光線を反射するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のフラッシュ定着装置である。
又、請求項9に記載された発明は、前記反射部材は、その断面形状が三角形状、台形状、多角形状、湾曲形状のいずれかに形成されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のフラッシュ定着装置である。
更に、請求項10に記載された発明は、前記請求項1乃至9のいずれかに記載のフラッシュ定着装置を用いたことを特徴とする画像形成装置である。
この発明によれば、フラッシュランプから発せられる光エネルギーを有効に利用することができ、記録媒体に照射される光エネルギーを、当該フラッシュランプの長手方向に沿って略均一化することができ、良好な画質の定着画像を得ることができるフラッシュ定着装置及びこれを用いた画像形成装置を提供することができる。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1
図2はこの発明の実施の形態1に係るフラッシュ定着装置を適用した画像形成装置としての高速プリンタを示すものである。
この高速プリンタ1は、図2に示すように、例えば、一連の連続した長尺な用紙であって、1ページ毎に折り目(ミシン目)で区切られた記録媒体としての連帳紙に、高速で画像をプリントすることが可能となっている。上記高速プリンタ1のプリンタ本体2は、右側の画像形成部3と、中央の定着部4と、左側の排紙部5とによって、相対的に右側の部分が大きな略門型に形成されており、当該プリンタ本体2の画像形成部3には、像担持体としての感光体ドラム6が、矢印方向に沿って高速で回転可能に配設されている。この感光体ドラム6は、直径約242mmと大きく設定されており、OPCやアモルファス−Si、あるいはSe等の光導電性材料からなる感光体層を表面に被覆した導電性円筒体によって構成されている。上記感光体ドラム6の上部及び斜め右側には、当該感光体ドラム6の表面を所定の電位に一様に帯電するスコロトロン等からなる一次帯電器7、8が2つ並んで配設されている。また、上記感光体ドラム6の右側の側面には、上記2連の一次帯電器7、8によって所定の電位に一様に帯電された感光体ドラム6の表面に、画像情報に応じて画像露光を施す画像露光手段としてのLEDアレイを備えたLEDプリントヘッド9が配設されており、当該感光体ドラム6の表面には、LEDプリントヘッド9によって画像露光が施されて、画像情報に応じた静電潜像が形成されるようになっている。
上記感光体ドラム6の表面に形成された静電潜像は、当該感光体ドラム6の右斜め下方から下部に掛けて配設された現像装置10により顕像化されて、粉体トナーからなるトナー像が形成される。この現像装置10には、高速で回転する感光体ドラム6に対応して、当該感光体ドラム6上に形成された静電潜像を高速で現像可能なように、3連の現像ロール11が配設されている。なお、上記現像装置10は、一成分現像方式を採用するものであっても、二成分現像方式を採用するものであっても何れでも良い。
また、上記感光体ドラム6の斜め左下方には、当該感光体ドラム6上に形成されたトナー像を、記録媒体としての連帳紙12に転写するための転写手段として、コロトロンからなる転写帯電器13が配設されており、感光体ドラム6上に形成されたトナー像は、転写帯電器13による帯電を受けて、連帳紙12上に順次転写されるようになっている。
上記記録媒体としての連帳紙12は、プリンタ本体2の画像形成部3の下端部内側に配設された給紙部14から給紙されるように構成されている。この連帳紙12は、一連の連続した長尺な用紙であって、1ページ毎に折り目(ミシン目)で区切られたものであり、図示のように、折り畳まれた状態で連帳紙12のセット15が、給紙部14に配設されている。
この連帳紙12としては、ユーザーのニーズに応じて、種々の種類のものが用いられ、普通紙、当該通紙よりも薄い用紙、厚紙、あるいは、普通紙や厚紙などの表面にコーティングを施したコート紙、あるいは黄色など所定の色に着色された用紙など、7〜8種類、あるいはそれ以上の種類の用紙が用意されている。また、上記連帳紙12としては、幅の広いものも使用可能となっている。
上記転写帯電器13によって感光体ドラム6からトナー像が転写された連帳紙12は、図2に示すように、図示しない搬送手段によって定着部4へと搬送され、当該定着部4に配設されたフラッシュ定着装置16によって、未定着トナー像が連帳紙12上に定着される。その際、上記連帳紙12は、連続して搬送されるが、フラッシュ定着装置16の上流側に連帳紙12を一旦収容する収容部を設けることによって、当該連帳紙12を間欠的に搬送する間に、フラッシュ定着装置16により定着処理を施すように構成しても良い。
そして、上記フラッシュ定着装置16によって未定着トナー像が定着された連帳紙12は、搬送ロール17によって排紙部5に設けられた排紙トレイ18上に折り畳まれた状態で排出される。
なお、上記トナー像の転写工程が終了した後の感光体ドラム6の表面は、クリーニング装置19のクリーニングブレード20によって、残留トナー等が除去された後、コロトロンからなる除電器21によって残留電荷が除電されるとともに、クリーニングブラシ22によって紙粉やトナー粉等が除去されて、次の画像形成工程に備えるようになっている。
また、図2中、23は、後述するフラッシュ定着装置16のフラッシュランプ24の発光(発光周波数)を制御するフラッシュ制御ユニットを示している。
ところで、この実施の形態では、フラッシュランプを発光させ、当該フラッシュランプから照射される光エネルギーによって記録媒体上に未定着トナー像を定着するフラッシュ定着装置において、前記フラッシュランプから照射される光線を、記録媒体に向けて反射する反射部材を備え、前記反射部材を、前記フラッシュランプの一端部から照射される光線を、当該フラッシュランプの一端部近傍の記録媒体へと反射する第1の反射面と、前記フラッシュランプの他端部から照射される光線を、当該フラッシュランプの反対側近傍の記録媒体へと反射する第2の反射面とを具備するように構成されている。
また、この実施の形態では、前記フラッシュランプの一端部近傍及び反対側近傍とは、記録媒体の端部を中心にした両側30mmの領域であるように構成されている。
さらに、この実施の形態では、前記反射部材の第1の反射面と第2の反射面の設置角度は、当該第1の反射面及び第2の反射面の中心位置で反射された光線が、記録媒体の端部に照射されるように設定されている。
すなわち、この実施の形態に係る高速プリンタでは、図3に示すように、定着装置16として、複数本のフラッシュランプ24を発光させ、当該フラッシュランプ24から照射される光エネルギーによって記録媒体としての連帳紙12上に未定着トナー像を定着するフラッシュ定着装置が用いられている。このフラッシュ定着装置16は、連帳紙12の搬送方向と直交する方向に配設された複数本(図示例では、4本)のフラッシュランプ24を備えており、これら複数本のフラッシュランプ24は、反射板25の内部に、連帳紙12の搬送方向に沿って一定の間隔で互いに平行に配設されている。上記フラッシュランプ24の長さは、図3(b)に示すように、記録媒体の幅である印字領域よりも長く設定されている。また、上記フラッシュランプ24の下面は、カバーガラス26によって覆われている。
上記フラッシュランプ24は、図3(b)に示すように、棒状に形成されたガラス管の内部に、水銀の蒸気、あるいはキセノン(Xe)ガス等の希ガスが封入されているとともに、当該ガラスの両端部には、フラッシュランプ24をアーク放電させて発光させるための第1の電極27a(例えば、正極性の電極)と第2の電極27b(例えば、負極性の電極)が取り付けられている。
また、上記フラッシュランプ24の下側(記録媒体側)には、当該フラッシュランプ24の励起を促すために、直径0.5〜1.0mm程度の金属線からなる図示しないトリガワイヤが直線状に配設されており、このトリガワイヤには、例えば、20kV程度の高電圧が印加されるようになっている。
この実施の形態では、上記反射板25の内面(内側の面)に、図1に示すように、フラッシュランプ24の長手方向に沿った両端部寄りの位置に、断面三角形状をした凸形状の反射部材30a、30bがそれぞれ配設されている。上記反射部材30a、30bは、金属や合成樹脂等によって形成されており、その表面が必要に応じて鏡面処理されている。これら2つの反射部材30a、30bは、記録媒体12の幅方向の中心線31を対称軸として、左右対称に形成されており、図3(c)に示すように、記録媒体12の幅方向と直交する記録媒体12の搬送方向に沿って配設されている。
上記各反射部材30a、30bは、図1に示すように、フラッシュランプ24の一端部(電極27a側)から照射される光線32を、当該フラッシュランプ24の一端部近傍の記録媒体12の領域12aへと反射する第1の反射面300aと、フラッシュランプ24の他端部(電極27b側)から照射される光線34を、当該フラッシュランプ24の反対側近傍の記録媒体12の領域12aへと反射する第2の反射面300bとを具備するように、下向きの断面略三角形状に突出するように形成されている。
次に、上記各反射部材の第1の反射面及び第2の反射面の角度の決定方法について説明する。
図4は図1の左側に具備されている反射部材の近辺を拡大して図示したものである。まず、上記フラッシュランプ24の一端側の電極27a近傍から発せられるフラッシュ光線32が、反射部材30aの第1の反射面300aの中央で反射され、反射先が記録媒体12の当該電極27a側の端部領域12aとなるように、当該第1の反射面300aの角度αが決定される。なお、ここで、上記記録媒体12の端部領域12aとは、当該記録媒体12の端部を中心にして、両側に30mmの領域を言う。その理由は、第1及び第2の反射面300a、300bは、ある程度の大きさ(面積)を有しているため、記録媒体12の端部を中心にして、両側に30mm程度に照射された光線は、当該記録媒体12の定着に寄与するからである。
次に、上記角度αを維持しつつ、反射板25に対する第1の反射面300aの高さが、所定の値h1となるように第1の反射面300aを形成する。このとき、上記所定の値h1は、できるだけフラッシュランプ24に近い値に設定する方が、当該第1の反射面300aで反射されずに、記録媒体12に到達しない迷光が減少するため望ましい。また、上記反射部材30aは、フラッシュランプ24と交差するように配設しても良い。つまり、この反射部材30aは、フラッシュランプ24の部分を切り欠いて、当該フラッシュランプ24の表面よりも下方まで延設するように構成しても良い。
このように、上記反射部材30aの第1の反射面300aの角度α及び高さh1を設定することによって、フラッシュランプ24の一端部の電極近傍から照射される光線32が、当該フラッシュランプ24の一端部近傍12aの記録媒体12へと反射するように構成することができる。
さらに、上記反射部材の第1の反射面における角度αの設定方法について詳細に説明する。
図5に示すように、反射板の任意の位置に点Cを設定し、当該点Cの座標を(Xc,h2)とする。ここで、座標は、記録媒体12の表面を含む直線上であって、電極先端の直下に対応した位置が原点Oとなるように決定した。
次に、上記反射板25上の点Cを基点として、高さh1なる第1の反射面300aを角度αで設ける。このとき、上記第1の反射面300aの中心を点D(Xd,h2−h1/2)、フラッシュランプ24の電極27aの中央を点A(0,h3)、印字領域の最端部を点B([L−W]/2,0)とする。なお、上記反射部材30aと記録媒体12の位置関係によって、θ2>90°、θ2<90°の場合の両方が考えられる。ここで、Lはフラッシュランプ24のアーク放電が発生する電極27a、27b間の長さ、Wは印字領域つまり記録媒体12の幅、h2は反射板25の高さ、h3はフラッシュランプ24の電極27aの原点Oからの高さをそれぞれ示している。
そして、上述した幾何学的な位置関係を満たすように、下記の式1のα、θ1、θ2の関係が成り立つべく、点Dの位置が決定され、角度αが決まる。
Figure 0004600243
一方、上記フラッシュランプ24の他端側の電極27b近傍から発せられるフラッシュ光線34が、反射部材30bの第2の反射面300bの中央で反射され、反射先が記録媒体12の反対側の端部領域12bとなるように、当該第2の反射面300bの角度βが決定される。そして、上記第2の反射面300bは、角度βを維持しつつ、第1の反射面300aと交差する位置、つまり第1の反射面300aと等しい高さ値h1となるように第2の反射面を形成する。なお、ここでは、反射部材30a、30bは、中心線30を対称軸にして対称に構成されて配置されているため、いずれも第1及び第2の反射面、並びに光線32、34を区別することなく、第1の反射面を300a、第2の反射面を300b、照射位置の近傍に反射される光線を光線32、照射位置の反対側に照射されて反射される光線を光線34としている。
このように、上記反射部材30aの第2の反射面300bの角度β及び高さh1を設定することによって、フラッシュランプ24の他端部から照射される光線34が、当該フラッシュランプ24の反対側近傍の記録媒体12の端部領域12bへと反射するように構成することができる。
また、上記反射部材の第2の反射面における角度βの設定方法について詳細に説明する。
図6に示すように、同じく、反射板25の任意の位置に点Cを設定し、当該点Cの座標を(Xc,h2)とする。ここで、座標は、記録媒体12の表面を含む直線上であって、電極27a先端の直下に対応した位置が原点Oとなるように決定した。
次に、上記反射板25上の点Cを基点として、高さh1なる第1の反射面300aを角度αで設ける。このとき、上記第1の反射面300aの中心を点D(Xd,h2−h1/2)、フラッシュランプ24の電極27aの中央を点A(0,h3)、印字領域の反対側の最端部を点B(Xb,0)とする。なお、上記反射部材30aと記録媒体12の位置関係によって、θ2>90°、θ2<90°の場合の両方が考えられる。ここで、Xb= (L−W)/2+Wである。
そして、上述した幾何学的な位置関係を満たすように、下記の式2のα、θ1、θ2の関係が成り立つべく、点Dの位置が決定され、角度αが決まる。
Figure 0004600243
以上の構成において、この実施の形態に係るフラッシュ定着装置を適用した高速プリンタでは、次のようにして、フラッシュランプから発せられる光エネルギーを有効に利用することができ、記録媒体に照射される光エネルギーを、当該フラッシュランプの長手方向に沿って略均一化することができ、良好な画質の定着画像を得ることが可能となっている。
すなわち、上記の如く構成される高速プリンタでは、図2に示すように、感光体ドラム6上に形成されるトナー像を、記録媒体としての連帳紙12上に順次転写していき、当該トナー像が転写された連帳紙12は、フラッシュ定着装置16へと搬送されて、当該フラッシュ定着装置16によって光エネルギーが照射され、未定着トナー像が光エネルギーによって連帳紙12上に定着されるようになっている。
上記高速プリンタでは、ユーザー等のニーズに伴って、記録媒体として幅の広い連帳紙12が要求される場合があり、フラッシュ定着装置16では、幅の広い連帳紙12に対して、その全幅にわたって略均一な光エネルギーを照射して、未定着トナー像を光エネルギーによって連帳紙12上に定着する必要がある。
ところで、上記実施の形態に係るフラッシュ定着装置16では、図1に示すように、反射板25の内面に反射部材300a、300bが取り付けられており、当該反射部材300a、300bは、フラッシュランプ24の一端部から照射される光線32を、当該フラッシュランプ24の一端部近傍の記録媒体12へと反射する第1の反射面300aと、前記フラッシュランプ24の他端部から照射される光線34を、当該フラッシュランプ24の反対側近傍の記録媒体12へと反射する第2の反射面300bとを具備するように構成されている。
そのため、上記フラッシュ定着装置16では、図1に示すように、フラッシュランプ24の一端部における電極27aの近傍から照射されたフラッシュ光線32が、当該フラッシュランプ24の一端部寄りに配設された反射部材30aの第1の反射面300aによって反射され、当該フラッシュランプ30aの一端部近傍の連帳紙12へと照射されるようになっている。また、上記フラッシュランプ24の他端部における電極27bの近傍から照射され、当該フラッシュランプ24の長手方向に沿って反対側へ照射されたフラッシュ光線34は、当該フラッシュランプ24の一端部寄りに配設された反射部材30aの第2の反射面300bによって反射され、このフラッシュランプ24の一端部近傍12aの連帳紙12へと照射されるようになっている。
また、上記フラッシュランプ24の中央部及びその近傍から照射されたフラッシュ光線は、反射板25そのものによって反射され、当該フラッシュランプ24の中央部及びその近傍の下方に位置する連帳紙12上に照射される。
その結果、上記実施の形態によれば、フラッシュランプから発せられる光エネルギーを有効に利用することができ、記録媒体に照射される光エネルギーを、当該フラッシュランプの長手方向に沿って略均一化することができ、良好な画質の定着画像を得ることが可能となっている。
図7は上記実施の形態1に係るフラッシュ定着装置を用いた場合の記録媒体に照射される光エネルギーを数値計算によって演算して求めた結果を示すグラフである。
この図7から明らかなように、フラッシュランプの両端部よりに第1及び第2の反射面を有する反射部材を配設することによって、フラッシュランプの長手方向に沿った両端部の光エネルギーを増加させて、フラッシュランプの長手方向に沿って略均一化することができることがわかる。
また、図8は上記実施の形態1に係るフラッシュ定着装置16と図 に示す補助反射板38a、38bを備えた技術とを組み合わせた場合の記録媒体12に照射される光エネルギーを数値計算によって演算して求めた結果を示すグラフである。なお、上記図8に示すフラッシュ定着装置16においても、反射部材30a、30bは、図9に示す如く、上記実施の形態1に示すように構成されている。
この図8から明らかなように、フラッシュランプ24の両端部よりに第1及び第2の反射面300a、300bを有する反射部材30a、30bを配設するとともに、フラッシュランプ24の両端部に端部反射板38a、38bを追加することによって、フラッシュランプ24の長手方向に沿った両端部の光エネルギーを増加させるとともに、当該両端部の内側の落ち込みを抑制することができ、フラッシュランプ24の長手方向に沿ってより一層均一化することができることがわかる。
実施の形態2
図10はこの発明の実施の形態2を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態2では、フラッシュランプから照射される光線を、記録媒体に向けて反射する反射部材を複数備えるように構成されており、前記各反射部材には、前記フラッシュランプの一端部から照射される光線を、当該フラッシュランプの一端部近傍の記録媒体へと反射する第1の反射面と、前記フラッシュランプの他端部から照射される光線を、当該フラッシュランプの反対側近傍の記録媒体へと反射する第2の反射面とを設けるように構成したものである。
また、上記複数の反射部材は、そのすべての反射部材が、前記記録媒体の対応する端部の同じ部分に集光させるように光線を反射するように構成されている。
なお、上記複数の反射部材は、記録媒体に沿って内側に配設されるもの程、当該反射部材の第1及び2の反射面が反射する光線が、記録媒体に沿って内側に照射されるように構成しても良い。
すなわち、この実施の形態2では、図10に示すように、反射板の内面に、フラッシュランプの長手方向に沿った両端部側に、第1、第2、第3の反射部材30a、30b、40a、40b、50a、50bがそれぞれ配設されており、これらの第1、第2、第3の反射部材30a、30b、40a、40b、50a、50bには、フラッシュランプ24の一端部から照射される光線32を、当該フラッシュランプ24の一端部近傍の記録媒体12へと反射する第1の反射面300a、400a、500aと、前記フラッシュランプ24の他端部から照射される光線34を、当該フラッシュランプ34の反対側近傍の記録媒体21へと反射する第2の反射面300b、400b、500bとを設けるように構成したものである。
また、上記第1、第2、第3の反射部材30a、30b、40a、40b、50a、50bは、そのすべての反射部材30a、30b、40a、40b、50a、50bの第1の反射面300a、400a、500a及び2の反射面300b、400b、500bによって反射される光線が、記録媒体12の対応する端部の同じ部分に集光されるように構成されている。
こうすることによって、記録媒体12の対応する端部の光量をより一層増加させることが可能となる。
なお、上記各反射部材の第1及び第2の反射面は、上述した実施の形態1と同様に設定されている。
この実施の形態2によれば、図10に示すように、フラッシュランプ24の長手方向の両端部近傍における光エネルギーをより一層均一にすることができ、フラッシュランプの全長にわたって略均一の光エネルギーを照射することができることがわかる。
これに対して、従来例や特開昭60−252383号公報に係る技術の場合に、図10に示すように、フラッシュランプの長手方向の両端部近傍が低下してしまったり、逆に、フラッシュランプの長手方向の両端部近傍が極端に高くなりすぎてしまい、いずれにしても、フラッシュランプの全長にわたって略均一の光エネルギーを照射することができるないことがわかる。
なお、上記反射部材としては、図11に示すように、三角形状に限定されるものではなく、台形状や多角形状、あるいは滑らかな湾曲形状など任意であり、又、反射部材の第1の反射面及び第2の反射面の設定角度α、βを異なる値に設定せずに、両者を等しい値θ1=θ2に設定してもある程度効果を得ることができ、更に、上述したように、反射部材を複数配置しても良い。その際、上記複数の反射部材を必ずしも連続して設ける必要はなく、間隔をおいて配置しても良い。
ただし、上述した本発明の実施の形態から理解されるように、反射部材を単に設ければ良い訳ではなく、当該反射部材の配置や第1及び第2の反射面の設定角度を適宜設定する必要があることは勿論である。
更に説明すると、図12乃至図14はこの実施の形態の代表的な例と、本発明に反する反例を3つ図示するとともに、その光エネルギー分布及び配光分布をそれぞれ示したものである。
これらの図12乃至図14から明らかなように、反射部材の位置や反射面の角度が、本発明に合致しない場合には、中央部の光エネルギーが極端に高くなってしまうとともに、両端部の内側が極端に低くなってしまったり、両端部が低下してしまったり、両端部の内側が高くなってしまうなど、いずれにしても、反射部材を設けることによって、逆に光エネルギー分布が不均一となってしまっている。
これに対して、本発明の実施の形態の場合には、両端部の内側が若干低下するものの、光エネルギーの分布を略均一にすることができることがわかる。
その他の構成及び作用は、前記実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
実施の形態3
図15はこの発明の実施の形態3を示すものであり、前記実施の形態1と同一の部分には同一の符号を付して説明すると、この実施の形態3では、フラッシュランプが記録媒体の搬送方向と直交する方向に配設されていのではなく、フラッシュランプが記録媒体の搬送方向に沿って配設するように構成されている。
なお、反射部材は、例えば、記録媒体の搬送方向に沿った上流側と下流側とに、フラッシュランプの長手方向と直交する方向に沿って配設されている。
すなわち、この実施の形態3では、図15に示すように、フラッシュランプ24が記録媒体12の搬送方向に沿って複数本(図示例では、8本)配設されており、当該フラッシュランプ24の長手方向に沿った両端部側に、つまり、記録媒体12の搬送方向に沿った上流側と下流側とに、反射部材30a、30bが配設されている。
また、図16に示す実施の形態3では、反射部材が前記実施の形態2と同様に、第1、第2、第3の反射部材30a、30b、40a、40b、50a、50bと複数個設けられており、印字領域[m](搬送速度[m/s]÷フラッシュ周期[s])に渡って、光エネルギーの分布が略均一になっていることがわかる。
その他の構成及び作用は、前記実施の形態1と同様であるので、その説明を省略する。
図1はこの発明の実施の形態1に係るフラッシュ定着装置の要部を示す構成図である。 図2はこの発明の実施の形態1に係るフラッシュ定着装置を適用した画像形成装置としての高速プリンタを示す構成図である。 図3はこの発明の実施の形態1に係るフラッシュ定着装置を示す斜視構成図、媒体方向から見た構成図及び媒体方向と直交する方向から見た構成図である。 図4はこの発明の実施の形態1に係るフラッシュ定着装置の作用を示す説明図である。 図5はこの発明の実施の形態1に係るフラッシュ定着装置の作用を示す説明図である。 図6はこの発明の実施の形態1に係るフラッシュ定着装置の作用を示す説明図である。 図7はこの発明の実施の形態1に係るフラッシュ定着装置の要部を作用のグラフとともに示す構成図である。 図8はこの発明の実施の形態1に係るフラッシュ定着装置の作用をグラフとともに示す説明図である。 図9は反射部材を示す構成図である。 図10はこの発明の実施の形態2に係るフラッシュ定着装置の要部を作用のグラフとともに示す構成図である。 図11は反射部材の変形例をそれぞれ示す構成図である。 図12はこの発明の実施の形態2に係るフラッシュ定着装置と反例をそれぞれ示す構成図である。 図13はこの発明の実施の形態2に係るフラッシュ定着装置と反例の作用を示すグラフである。 図14はこの発明の実施の形態2に係るフラッシュ定着装置と反例の配光分布結果を示す図表である。 図15はこの発明の実施の形態3に係るフラッシュ定着装置を示す斜視構成図、媒体方向から見た構成図及び媒体方向と直交する方向から見た構成図である。 図16はこの発明の実施の形態3に係るフラッシュ定着装置の作用を示すグラフである。 図17は従来のフラッシュ定着装置を示す構成図である。 図18は従来のフラッシュ定着装置の要部を作用のグラフとともに示す構成図である。 図19は従来のフラッシュ定着装置の要部を作用のグラフとともに示す構成図である。 図20は従来のフラッシュ定着装置の要部を作用のグラフとともに示す構成図である。
符号の説明
12:連帳紙(記録媒体)、16:フラッシュ定着装置、24:フラッシュランプ、30a、30b:反射部材、300a:第1の反射面、300b:第2の反射面。

Claims (10)

  1. フラッシュランプを発光させ、当該フラッシュランプから照射される光エネルギーによって記録媒体上に未定着トナー像を定着するフラッシュ定着装置において、
    前記フラッシュランプから照射される光線を、記録媒体に向けて反射する反射部材を備え、
    前記反射部材を、前記フラッシュランプの一端部から照射される光線を、当該フラッシュランプの一端部近傍の記録媒体へと反射する第1の反射面と、前記フラッシュランプの他端部から照射される光線を、当該フラッシュランプの反対側近傍の記録媒体へと反射する第2の反射面とを具備するように構成されていることを特徴とするフラッシュ定着装置。
  2. 前記フラッシュランプの一端部近傍及び反対側近傍とは、記録媒体の端部を中心にした両側30mmの領域であることを特徴とする請求項1に記載のフラッシュ定着装置。
  3. 前記反射部材の第1の反射面と第2の反射面の設置角度は、当該第1の反射面及び第2の反射面の中心位置で反射された光線が、記録媒体の端部に照射されるように設定されることを特徴とする請求項1又は2に記載のフラッシュ定着装置。
  4. 前記フラッシュランプの長手方向の両端部近傍に、前記フラッシュランプの一端部から照射される光線を、当該フラッシュランプの反対側近傍の記録媒体へと反射する補助反射板を配設するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のフラッシュ定着装置。
  5. 前記フラッシュランプは、記録媒体の搬送方向と直交する方向に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のフラッシュ定着装置。
  6. 前記フラッシュランプは、記録媒体の搬送方向に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のフラッシュ定着装置。
  7. 前記反射部材は、前記フラッシュランプの長手方向に沿った両側にそれぞれ複数個配設されており、前記すべての反射部材が、前記記録媒体の対応する端部の同じ部分に集光させるように光線を反射することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のフラッシュ定着装置。
  8. 前記反射部材は、前記フラッシュランプの長手方向に沿った両側にそれぞれ複数個配設されており、前記フラッシュランプの長手方向に沿った内側に配設される反射部材ほど、前記記録媒体の端部よりも内側に光線を反射するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のフラッシュ定着装置。
  9. 前記反射部材は、その断面形状が三角形状、台形状、多角形状、湾曲形状のいずれかに形成されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のフラッシュ定着装置。
  10. 前記請求項1乃至9のいずれかに記載のフラッシュ定着装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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