JP4597753B2 - ガス絶縁スイッチギア装置 - Google Patents

Description

本発明は、高圧適用、あるいは、中圧適用のための、すなわち、１０００Ｖより大きい電圧のためのガス絶縁スイッチギア装置に関する。

電力グリッドの通路に沿って、発電源から給電グリッドに接続される負荷と使用者とに電気を送り、分配するためにいくつかの電気サブステーションが設けられるということは技術上周知である。これらのサブステーションは、例えば、イン／アウト、あるいは、Ｔ型のレイアウト、Ｈ型のレイアウト等の適用により異なるレイアウトに応じて構成されることができ、断路器、回路遮断器、計器用変成器、制御システム等の一連の電気コンポーネントを使用することによって実現される。

より多数の従来の解決法によれば、電気サブステーションは、所要のレイアウトを得るために、それぞれの専用の機能をそれぞれ行うために組み立てるとき、構造上独立しており、適切に互いに、電力線に接続される、いくつかのコンポーネントを使用することによって実現された。これらの従来の解決法は、最小の構造形をもたらすためにでさえ、主に必要とされる多数のコンポーネントのために、それらの構造および機能の分離のために、実際の用途において多少の欠点を示した。実際に、これらの態様は、使用される単一のコンポーネントのそれぞれおよびいくつかのために、多量のメンテナンスを結果として生じ、サブステーションの全体寸法のかなりの増大により、設備および維持費、環境影響への結果として生じる悪影響を伴う。

上述の欠点を解決するために、近年に至って、いくつかの新規でコンパクトなガス絶縁スイッチギア装置が設計され、それらは、独自の装置に一体化し、多数の従来のサブステーションにおいては、複数の構造上独立した要素を使用することによって得られていたいくつかの電気機能を行うことが可能である。

特に、上述の装置は、電力線および／またはサブステーションの他の要素との入力／出力接続のために、それぞれが対応する電気端子を含む２つ、あるいは３つのブッシングが取り付けられるポッド形状部分を有する外側ケーシングを備える。そのポッド形状部分の内側に、通常、少なくとも断線ユニットと中断ユニットとが設けられ、それらは、適切に着想され、電気断線、あるいは、回路遮断器の術策をそれぞれ行うように、互いに、電気端子に電気的に接続される。

上述の種類のガス絶縁スイッチギア装置の例は、特許文献１および特許文献２に開示されている。

このタイプのスイッチギア装置は、必要とされるコンポーネントの数を減少するのにかなり貢献し、したがって、少ない環境の視角影響、減少される設備および維持費を伴う、いっそうコンパクトなサブステーションを実現することを可能にする。それにもかかわらず、これらの装置は、なお、それらの構造、特に、回路遮断器および断路器動作の可能な組み合せおよび協調の数に対して実行されることが可能な電気術策の数における柔軟性に関して、さらに、それらを実行する方法に関して、さらに改善されることができるいくつかの態様を示している。例えば、入力、あるいは、出力接続の１つ以上を断線する断路器ユニットを操作する前に、通常、先ず中断ユニットを開き、したがって、電流フローを遮断し、その結果、装置全体を使用不能にする必要がある。これは、例えば、装置が入力接続と、２つの出力接続とを有するとき、それの１つだけが、例えば、メンテナンスの理由のために断線されるのに対して、接続される負荷との他の接続が動作を保持されることが可能な場合、全く完全ではない。
国際公開第００２４０９９号 米国特許第５，７９６，０６０号

したがって、本発明の主な目的は、周知の装置に対して、実行されて協調されることが可能な電気操作と、最適化された構造を用いて実際の使用の間に実現されることが可能な動作構造との点から、さらに改善された機能性と増大した柔軟性とを有する、上述のタイプの高圧、あるいは、中圧ガス絶縁スイッチギア装置を提供することである。

この目的は、第１のケーシングハウジングと、入力／出力接続のための少なくとも第１の端子と、断路器ユニットであり、その断路器ユニットの動作の間、前記第１の端子に動作可能に結合される少なくとも第１の固定接触子と前記第１の固定接触子と電気的に接続／断線されることが可能な対応する第１の可動接触子とを備える断路器ユニットと、前記断路器ユニットに電気的に接続され、それらが電気的に結合される回路遮断器の閉鎖位置とそれらが電気的に分離される回路遮断器の開放位置との間に、前記回路遮断器ユニットの動作の間、動作されることが可能な少なくとも２つの中断接触子を備える回路遮断器ユニットと、前記断路器ユニットと前記回路遮断器ユニットとを動作する動作手段と、前記動作手段と動作可能に結合される第２のケーシングであり、前記中断接触子を収容し、それらの外側表面に、少なくとも前記第１の可動接触子が取り付けられる、第２のケーシングと、を備えるガス絶縁スイッチギア装置によって達成され、前記第２のケーシングが、前記断路器ユニットの動作の間、前記第１の可動接触子を回転するように、前記第１のケーシングの内側に旋回可能に取り付けられ、前記２つの中断接触子が、前記回路遮断器の閉鎖位置に電気的に結合され、前記第２のケーシングの回転の間、互いに実質的に静止して保持されるように、動作可能に前記動作手段に結合されることを特徴とする。

本発明による装置のさらなる特色および利点は、本発明によるスイッチギア装置の実施形態に限定するものでなく、制限的でない例示によって添付の図面に説明される好ましい説明からいっそう明らかになるであろう。

上記に引用した図を参照すると、本発明による高圧、あるいは中圧ガス絶縁スイッチギア装置は、例えば、ＳＦ_６等の電気絶縁ガスが部分的に、あるいは全体的に充填される第１の固定ケーシング１を備え、例示される実施形態において、ポッド形状部分２と、そのポッド形状部分２に機械的に取り付けられる１つ以上のブッシングとを有する。各ブッシングは、電力線および／または変成器、負荷等の他のコンポーネントとのスイッチギア装置の入力／出力接続のための対応する電気端子、あるいはバーを含む。図１には、２つの対応する端子５、６をそれぞれ収容する２つのブッシング３、４だけが例示されている。図４に概略的に示されるように、ケーシング１は、対応する第３の端子７０を収容する第３のブッシング７を備えることが好ましい。

本発明によるスイッチギア装置は、さらに、ケーシング１の内側に位置決めされて、第１の端子５に電気的に結合される少なくとも第１の固定接触子８と、前記断路器ユニットの動作の間、この第１の固定接触子８と／から電気的に接続／断線するように動作されることが可能な対応する第１の可動接触子９とを有する断路器ユニットを備える。図示のように、その断路器ユニットは、さらに、第２の端子６に電気的に結合される第２の固定接触子１４と、対応する第２の可動接触子１５とを備えている。図４に例示される好ましい実施形態によれば、断路器ユニットは、対応する第３の端子７０に動作可能に接続される第３の固定接触子７１を備えている。それゆえに、第２の可動接触子１５は、さらに第３の固定接触子７１と／から電気的に接続／断線されることが可能なように適切に配置されることが可能である。

別の方法として、図４に示されるように、断路器ユニットは、第３の固定接触子７１と／から電気的に接続／断線されることが可能な第３の可動接触子７２を備えるのに対して、第２の可動接触子１５は、対応する第２の固定接触子１４と／からのみ接続／断線する。最後に、図１および図２に示されるように、断路器ユニットは、接地電位にある第１のケーシング１に直接取り付けられる、１つ以上の付加的な固定接触子４０を備えることができる。各接触子４０は、接地接続を実現するように、対応する可動接触子９、あるいは１５、あるいは７２に接続されることが可能である。

ケーシング１の内側に、さらに、断路器ユニットに電気的に接続される回路遮断器ユニットが設けられ、少なくとも２つの中断接触子、すなわち、それらが電気的に結合される回路遮断器の閉鎖位置と、それらが電気的に分離される図２に例示される回路遮断器の開放位置との間に、回路遮断器ユニットの動作の間動作されることが可能な、第１のメイン接触子１０と第２のメイン接触子１１とを備えている。回路遮断器ユニットは、さらに、アーク接触子１２、１３を備え、それらの構造および機能は、技術上周知であり、ゆえに、ここに詳細に説明されない。

さらに、電気術策、例えば、回路遮断器ユニットの開放／閉鎖および／または入力／出力接続の接続／断線を実行するとき、断線ユニットと回路遮断器ユニットとを動作する動作手段と、図１に参照符号１００で全体的に示される第２のケーシングユニットであり、前記動作手段と動作可能に結合され、回路遮断器ユニットの接触子を収容し、その外側表面に、少なくとも第１の可動接触子９が取り付けられる、第２のケーシングユニットとが設けられている。

第２のケーシング１００には、さらに絶縁ガス、例えば、ＳＦ_６が充填される。別の方法として、密封密閉されることが可能な第２のケーシング１００だけに、高い誘電特性を有する第１の絶縁ガス、例えば、ＳＦ_６を充填することと、第１のケーシング１の残りの内容積に、空気、あるいは、窒素（Ｎ_２）、貴ガス、あるいは、混合物等の他の適切な絶縁ガスを充填することとが可能である。

好ましくは、本発明による装置において、第２のケーシング１００は、互いに堅固に接続され、独自の回転本体を形成するいくつかのピースによって形成されている。特に、図１から図２に例示されるように、その構造は、それがまた、互いに堅固に接続される１つ以上のピースによって形成されることが可能である回路遮断器ユニットの中断チャンバ１０１と、その中断チャンバ１０１の第１の端部に近接して取り付けられることが好ましい電気シールド１０２と、中空の回転支持部材１０３とを備えることが利点である。第２のケーシング１００は、回転シャフト手段のシャフト１０５と、例えば、ベアリング、フランジ等の適切なシステムを使用することによってケーシング１に接続される前記部材１０３とによって、第１のケーシング１の両端部に動作可能に接続される。

利点として、本発明によるスイッチギア装置において、第２のケーシング１００は、第１のケーシング１の内側に旋回可能に取り付けられ、断線ユニットが動作手段によって動作されるときに、回転し、少なくとも第１の可動接触子９を、それと実質的に堅固に回転させるように、動作手段に動作可能に結合されている。好ましくは、本発明による装置において、さらに、第２の可動接触子１５は、断路器ユニットの動作の間、使用されるとき固定接触子１４と第３の固定接触子７１と／から電気的に接続／断線されることが可能なように、第２のケーシング１００に取り付けられ、固定してそれと回転する。例えば、第２の可動接触子１５および第１の可動接触子９は、円形セクタのように形成される輪郭を有するブレードによって構成されることが可能であり、第２の固定接触子１４および第３の固定接触子７１は、第２の可動接触子１５の回転平面に位置するように、第１の固定接触子８は、対応する可動接触子９の回転平面に位置するように位置決めされる。同様に、第３の可動接触子７２は、使用されるとき、さらに、円形形状セクタを有するブレードとして構成されることが可能であり、それは、さらに、第２のケーシング１００に取り付けられ、固定してそれと回転する。

さらにまた、動作手段が構成され、２つのメイン中断接触子１０、１１と、第２のケーシング１００が断線ユニットの動作の間回転するとき、中断接触子１０、１１は、回路遮断器の閉鎖位置に電気的に結合され実質的に互いに静止したまま、すなわち、それらは、互いに動きをもたない（避けがたい機械的慣性を別として）ように、実際に、動作手段として作用して、動作手段の構成要素となる第２のケーシング１００とに動作可能に結合される。

利点として、本発明による装置の第１の実施形態において、下文でより詳細に説明されるように、２つの中断接触子１０、１１は、第２のケーシング１００の回転の間、基準長手方向軸２００周りに、ほぼ同時に互いに、すなわち、同じ角スピードで回転する（避けがたい機械的慣性は別として）ように、動作手段に動作可能に結合されるのに対して、前記回路遮断器ユニットの動作を閉鎖／開放する間、ケーシング１００が静止して保持される場合、長手方向軸２００に沿ってもう一方に対して一方を併進するように、回路遮断器の閉鎖位置に電気的に結合される。より好ましくは、２つのメイン中断接触子１０、１１は、第２のケーシング１００の回転の間、互いにほぼ同時に、第２のケーシング１００と共に回転する（機械的慣性は別として）ように、動作手段に動作可能に結合されている。特に、この実施形態によれば、第１のメイン接触子１０は、第２のケーシング１００に堅固に接続され、動作手段は、第２のケーシング１００に接続され、図１に参照符号１０６によって概略的に示される第１のケーシング１の外側に位置決めされる駆動手段と動作可能に結合される、回転シャフト１０５を備える回転シャフト手段と、メイン接触子１１に接続され、メイン接触子１１を支持する、例えば導電材料から作られる第１のロッド部分１６と、第１のケーシング１の外側に突出し、駆動手段１０７に動作可能に接続される、例えば電気絶縁材料から作られる第２のロッド部分１７とを備える、ロッド形状手段とを備えている。第１のロッド１６部分およびメイン接触子１１は、導電材料から作られる独自のピースで実現されることができる。

次には、駆動手段１０６、１０７は、断路器ユニットの、あるいは回路遮断器ユニットの動作の間、それぞれ、ロッド手段、あるいは、シャフト手段に適切に接続され、二者択一的に、ロッド手段、あるいは、シャフト手段を駆動する、例えば回転電気モータ等の独自のモータを備えることができる。別の方法として、それぞれが独立してロッド形状手段およびシャフト手段をそれぞれ駆動する２つのモータが供給されることができる。

２つの部分１６、１７は、長手方向軸２００に沿ってほぼ整列され、適切な結合手段によって、互いに、第２のケーシング１００に動作可能に接続されている。図２および図３に例示されるように、前記結合手段は、第１のロッド部分１６と第２のロッド部分１７の直面する両端部周りに位置決めされ、第２のケーシング１００の第１の端部に接続される第１のブッシュ１８を備えている。特に、ブッシュ要素１８は、例えば、テフロン（登録商標)から作られるリング等の密閉手段１９を間に置くことによって電子シールド１０２の内側側面に接続される。結合手段は、さらに、その端部における第１のロッド部分１６に挿入され、長手方向軸２００に対して横断して配置される第１の貫通穴２１と第２の貫通穴２２とが設けられる、第１の形成要素２０を備えている。その形成要素２０は、さらに、第１のロッド部分１６に設けられる開口３６を塞ぐように構成される輪郭ヘッド３５を有することが好ましい。結合手段は、さらにまた、第１の貫通穴２１およびロッド部分１６の対応する穴の内側を通り、第１のブッシュ１８に設けられる受容シートに嵌め込まれる第１のピン２３と、第２の貫通穴２２内を通り、第１のロッド部分１６に設けられる受容シートの内側に嵌め込まれる第２のピン２４とを備えている。そのピン２３、２４は、ブッシュ要素１８と、第１のロッド部分１６と、形成要素２０との間の堅固な結合を実現することを可能にする。他に、長手方向軸２００に沿って、第２のロッド部分１７の内側に、その端部に位置決めされる第１の中空のチューブ２５と、さらに、第１のチューブ２５周りの第２のロッド部分１７の内側に位置決めされ、軸２００に対して横断して延在する貫通チャネル２７が設けられる第２の中空のチューブ２６と、前記貫通チャネル２７の内側に挿入され、第２のロッド部分１７に配置されるシートに嵌め込まれる結合ピン２８と、があり、その結合ピン２８は、軸２００に沿って方向付けられる貫通開口を有し、第１の中空のチューブ２５を受容する。最後に、第１のチューブ２５を貫通し、固定される、例えば、第１の形成要素２０にねじ込まれる、第１の端部部分３０を有する、例えばねじ２９等の固定要素と、固定することによって、第１の形成要素２０にアバットメントで第１のチューブ２５を押圧させるヘッド部分３１とが設けられている。様々なコンポーネント間の機能的結合は、固定が完了されるとき、第２のチューブ２６と第１のチューブ２５との間に、第２のチューブ２６と第１の形成要素２０−第１のロッド部分１６の直面する両表面との間に、ヘッド部分３１と第２のチューブ２６との間に、適切な小さな間隙があるように実現されることが利点である。

実際に、通常の動作状態において、回路遮断器ユニットは、接触子１０、１１が電気的に結合される場合、閉鎖位置にある。断路器ユニットの可動接触子のそれぞれは、全ての入力／出力接続が閉鎖されるように、対応する固定接触子に接続されている。例えば、故障のために回路遮断器ユニットを開放する等の電気術策を実行することが必要なとき、駆動手段１０７は、第２のロッド部分１７を駆動する。第２のロッド部分１７は、軸２００（図２では矢印５０）に沿って並進し、上記に説明される結合のために、すなわち、ねじ２９、チューブ２５、２６、結合ピン２８、２つのピン２３、２４、形成要素２０、ブッシュ１８（密閉手段１９の内側表面上をスライドする）、第１のロッド１６および第１のメイン接触子１０から離れて移動するロッド部分１６に接続される第２のメイン接触子１１とのジョイント並進にされる。第２のケーシング１００−第１のメイン接触子１０−シャフト手段１０５に対して、それらの代わりに、実質的に静止したままである。動きの終わりに、図３に例示されるように、形成ヘッド３５は、開口３６を塞ぐように位置決めされることが利点であり、したがって、生成される高温ガスの流れを防止し、絶縁の第２のロッド部分１７の方へ向う開口動作を結果として生じ、ケーシング１００の内側の適切なケンチング領域内に上述のガスを搬送する。回路遮断器の閉鎖は、対向する方向（図２では矢印６０）に協働して並進する、同じコンポーネントと類似の方法で生じる。

断路器ユニットの動作を行うとき、駆動手段１０６は、シャフト手段、特に、軸２００周りに、ケーシング１００、２つの接触子１０、１１（電気的に結合されたままである）、密閉手段１９、ブッシュ１８、形成要素２０、ピン２３、２４、第１のロッド部分１６、ねじ３０および第１のチューブ２５と協働して回転する、シャフト１０５を駆動する。それに対して、第２のチューブ２６、結合ピン２８および第２のロッド部分１７は、実質的に静止して維持される。その回転において、第２のケーシング１００は、それに取り付けられる断路器ユニットの可動接触子９（１５、７２）を回転させる。

別の方法の実施形態によれば、２つの中断接触子１０、１１は、第２のケーシング１００の回転の間、それらが静止して、すなわち、動かないで保持され、回路遮断器の閉鎖位置に電気的に結合され、それに対して、第２のケーシング１００が実質的に静止して保持される間、それらが、前記回路遮断器ユニットの開放／閉鎖動作の間、軸２００に沿って互いに相対的に並進するように、動作手段に動作可能に結合される。この実施形態によれば、第１のメイン接触子１０（およびアーク接触子１２）は、図２では符号１０８によって概略的に示される、例えば、回転シャフト１０５がケーシング１００と接続される領域において、ケーシング１００に動作可能に結合される適切な支持部材に取り付けられる。次に、第２のメイン接触子１１は、例えば、単一のロッド形状本体の構成要素をなす、あるいは、互いに堅固に結合される２つの独立したロッド部分、例えば、前の実施形態の２つのロッド部分１６、１７を備えるロッド形状手段に接続される。この実施形態において、結合手段は、第２のケーシング１００の回転の間、回転対偶を実現することによって、また回路遮断器ユニットの動作の間すべり対偶を実現することによって、１つの側で、第２のケーシング１００をメイン接触子１０およびシャフト手段と、もう１つの側で、ロッド形状手段と機械的に接続するように構成される。特に、前記結合手段は、少なくともスラストベアリングを備えることができる。好ましくは、点線８０、９０のボックスによって図１に概略的に示される、２つのスラストベアリングが設けられ、それらは例えば、電気シールド１０２の内側に１つ、支持部材１０８がケーシング１００に結合される領域における第１のケーシング１００の対向する端部にもう１つが位置決めされる。前に説明されるように、この別の方法の実施形態によれば、回路遮断器の開放／閉鎖を実行するとき、駆動手段１０７は、第１の接触子１０から離れて移動する第２のメイン接触子１１と共に、軸２００に沿って、ベアリング９０の内側を並進するロッド形状手段を駆動する。第１の接触子１０およびケーシング１００は、静止したままである（ケーシング１００に対してすべり対偶）。断路器ユニットを動作するとき、駆動手段１０６は、軸２００の周りに、ケーシング１００と共に回転するシャフト１０５を駆動すると同時に、スラストベアリング８０、９０のために、接触子１０、１１、ベアリング８０を介してケーシング１００に動作可能に接続される支持部材１０８およびロッド形状手段は、静止したままであり、接触子１０、１１は、回路遮断器の閉鎖位置に電気的に結合される（そろい１組の接触子１０、１１−ロッド形状手段−シャフト手段に対するケーシング１００の回転対偶）。

実際に、本発明による装置は、意図した目的を十分に達成し、従来技術の装置に対して多数のかなりの利点と改善とをもたらすということが分かった。実際に、本発明による装置において、第２のケーシング１００は、構造的、機能的の両方で、独立したコンポーネントとして従来技術では通常設けられるいくつかのコンポーネントを、その構造において一体化する断路器ユニットの動作要素を構成し、動作要素として作用することが利点である。他に、様々な部分間、特に、ケーシング２００、メイン中断接触子１０、１１および動作手段間に実現される特定の結合のために、断路器ユニットの動作の間、電気充電部および上記の全てのメイン接触子１０、１１自体は、電気的に結合され、互いに相対的な動きなく、保持される。ゆえに、充電部、特に、メイン中断接触子間にいかなる実質的な摩擦もなく、したがって、可能な損傷を防止し、そうでない場合、発端ポイントになり、明確に部分放電のリスクを増大するケーシング内に残るであろう小さい残留粒子の生成を回避し、少なくとも実質的に制限する。これは、周知の装置に対していっそう効果的で、良好な協働作用方法で、所望の入力／出力作業接続によるいくつかの可能な構成を得るということを明確に結果として生じる。特に、ケーシング１００を回転することによって、実現されることが可能な様々な可能な組み合わせ（例えば、接触子１０、１１が結合される場合の閉鎖位置における回路遮断器と、対応する固定接触子８、１４、７１に接続されるように構成されるときの断路器ユニットの全ての可動接触子９、１５、７２との閉鎖位置における回路遮断器）間の上記に説明される解決法のおかげで、電力線、あるいは、他の負荷およびコンポーネント等の外部要素との装置の接続の１つ（例えば、端子６）だけを断線すると同時に、回路遮断器が閉鎖位置に維持され、電力が供給されるので、他の接続（例えば、端子５、７２）を動作可能に保持することが可能であることは利点である。すなわち、例えば（図４の好ましい実施形態を参照として）、
ａ）接触子１０、１１が結合される場合閉鎖位置における回路遮断器、接続される断路器ユニットの接触子８、９、第２の固定接触子１４に接続される第２の可動接触子１５、第３の固定接触子７１から断線される第３の可動接触子７２（使用される場合、あるいは、断路器ユニットの２つの可動接触子だけが使用される場合は同じ接触子１５）を、あるいは、別の方法として、
ｂ）接触子１０、１１が結合される場合閉鎖位置における回路遮断器、接続される断路器ユニットの接触子８、９、第２の固定接触子１４から断線される第２の可動接触子１５、第３の固定接触子７１に接続される第３の可動接触子７２（使用されるとき、あるいは、断路器ユニットの２つの可動接触子だけが使用される場合は同じ接触子１５）と、
を有することが可能である。

本発明によるスイッチギア装置は、好ましくはダブルバスバータイプの、特に、電気サブステーションに使用されるのに適している。それゆえに、本発明は、さらに、高圧および／または中圧電力分配および／または送電サブステーションに関し、上述したようなスイッチギア装置を備えることを特徴とする。

このように着想されるスイッチギア装置は、変形および変更が可能であり、それらの全ては、本発明の概念の範囲内にあり、詳細の全ては、さらに、他の技術的な同等要素に置き換えられることができる。特に、それらが特定の使用および個々のコンポーネントと矛盾しないかぎり、材料は、必要条件および最先端技術によるいかなるものでもよい。

本発明によるスイッチギア装置の第１の実施形態を例示する側面図である。 図１のスイッチギア装置の部分断面図である。 図２の円で囲まれる部分の一部をより詳細に例示する図である。 本発明によるスイッチギア装置の好ましい実施形態を概略的に例示する図である。

符号の説明

１…第１の固定ケーシング、２…ポッド形状部分、３、４、７…ブッシング、５…第１の端子、６…第２の端子、８…第１の固定接触子、９…第１の可動接触子、１０…第１のメイン接触子、１１…第２のメイン接触子、１２、１３…アーク接触子、１４…第２の固定接触子、１５…第２の可動接触子、１６…第１のロッド部分、１７…第２のロッド部分、１８…第１のブッシュ、１９…密閉手段、２０…第１の形成要素、２１…第１の貫通穴、２２…第２の貫通穴、２３…第１のピン、２４…第２のピン、２５…第１の中空のチューブ、２６…第２の中空のチューブ、２７…貫通チャネル、２８…結合ピン、２９…ねじ、３０…第１の端部部分、３１…ヘッド部分、３５…形成ヘッド、４０…各接触子、７０…第３の端子、７１…第３の固定接触子、７２…第３の可動接触子、８０、９０…スラストベアリング、１００…第２のケーシングユニット、１０２…電気シールド、１０３…中空の回転支持部材、１０５…シャフト手段、１０６、１０７…駆動手段、１０８…支持部材、２００…基準長手方向軸、

Claims (16)

1. ガス絶縁スイッチギア装置であって、第１のケーシングハウジングと、入力／出力接続のための少なくとも第１の端子と、断路器ユニットであり、前記断路器ユニットの動作の間、前記第１の端子に動作可能に結合される少なくとも第１の固定接触子と前記第１の固定接触子と電気的に接続／断線されることが可能な対応する第１の可動接触子とを備える断路器ユニットと、前記断路器ユニットに電気的に接続され、それらが電気的に結合される回路遮断器の閉鎖位置と、それらが電気的に分離される回路遮断器の開放位置との間に、前記回路遮断器ユニットの動作の間、動作されることが可能な少なくとも２つの中断接触子を備える回路遮断器ユニットと、前記断路器ユニットと前記回路遮断器ユニットとを動作する動作手段と、前記動作手段と動作可能に結合される第２のケーシングであり、前記中断接触子を収容し、それらの外側表面に、少なくとも前記第１の可動接触子が取り付けられる、第２のケーシングと、を備え、
   前記第２のケーシングは、前記断路器ユニットの動作の間、前記第１の可動接触子を回転するように、前記第１のケーシングの内側に旋回可能に取り付けられ、前記２つの中断接触子が、前記回路遮断器の閉鎖位置に電気的に結合され、前記第２のケーシングの回転の間、互いに実質的に静止して保持されるように、動作可能に前記動作手段に結合されることを特徴とする、ガス絶縁スイッチギア装置。
2. 前記２つの中断接触子は、前記第２のケーシングの回転の間、長手方向軸周りにほぼ同時に互いに回転するように、前記動作手段に動作可能に結合されるのに対して、前記回路遮断器ユニットの動作の間、前記長手方向軸に沿って互いに相対的に並進するように、前記回路遮断器の閉鎖位置に電気的に結合されることを特徴とする、請求項１に記載のスイッチギア装置。
3. 前記２つの中断接触子は、前記第２のケーシングの回転の間、ほぼ同時に互いに、前記第２のケーシングと共に回転するように、前記動作手段に動作可能に結合されることを特徴とする、請求項１または２に記載のスイッチギア装置。
4. 前記２つの中断接触子は、前記第２のケーシングの回転の間、それらが前記第２のケーシング自体に対して静止して保持されるように、前記動作手段に動作可能に結合され、前記回路遮断器ユニットの動作の間、前記長手方向軸に沿って互いに相対的に並進するように、前記回路遮断器の閉鎖位置に電気的に結合されることを特徴とする、請求項１に記載のスイッチギア装置。
5. 前記２つの中断接触子は、第１のメイン接触子と第２のメイン接触子とを備え、
   前記動作手段は、
   前記第１のメイン接触子および駆動手段に動作可能に結合されるシャフト手段と、
   前記第２のメイン接触子に動作可能に結合されるロッド形状手段と、
   前記第２のケーシングの回転の間には回転対偶によって、及び前記回路遮断器ユニットの動作の間にはすべり対偶によって、前記第２のケーシングを、前記シャフト手段及び前記ロッド形状手段の何れか一方または双方に機械的に接続する結合手段と、
   を備えることを特徴とする、請求項４に記載のスイッチギア装置。
6. 前記結合手段は、少なくともスラストベアリングを備えることを特徴とする、請求項５に記載のスイッチギア装置。
7. 前記２つの中断接触子は、第１のメイン接触子と第２のメイン接触子とを備え、前記動作手段は、駆動手段と動作可能に結合され、前記第１のメイン接触子および前記第２のケーシングに堅固に接続されるシャフト手段と、前記第２のメイン接触子に接続される第１のロッド部分および駆動手段に動作可能に接続される第２のロッド部分を備えるロッド形状手段であり、前記第１のロッド部分および第２のロッド部分は、前記長手方向軸に沿ってほぼ整列されている、ロッド形状手段と、前記第１のロッド部分および第２のロッド部分を互いに、前記第２のケースに動作可能に接続する結合手段であり、前記結合手段は、前記第２のロッド部分に対して、前記第１のロッド部分−第１のメイン接触子−第２のメイン接触子−シャフト手段−第２のケーシングとのジョイント回転と、前記第２のケーシング−第１のメイン接触子−シャフト手段に対して、前記第１のロッド部分おおよび第２のロッド部分−第２のメイン接触子とのジョイント並進とを可能にするように構成される、結合手段とを備えることを特徴とする、請求項１から３のいずれか１項に記載のスイッチギア装置。
8. 前記結合手段は、前記第１のロッド部分と第２のロッド部分の近接した両端部周りに位置決めされる第１のブッシュであり、前記第１のブッシュは、前記第２のケーシングの第１の端部に堅固に接続される、第１のブッシュと、その端部において前記第１のロッド部分に挿入され、前記長手方向軸に対して横断して配置される第１の貫通穴と第２の貫通穴とが設けられる第１の形成要素と、前記第１の貫通穴の内側を通り、前記第１のブッシュの上に設けられる受容シートに嵌め込まれる第１のピンと、前記第２の貫通穴内に位置決めされ、前記第１のロッド部分の上に設けられる受容シートの内側にはめ込まれる第２のピンとを備えることを特徴とする、請求項７に記載のスイッチギア装置。
9. 前記第１の形成要素は、前記第１のロッド部分の上に設けられる開口を塞ぐように構成される輪郭ヘッドを有することを特徴とする、請求項８に記載のスイッチギア装置。
10. 前記結合手段は、前記長手方向軸に沿って、前記第２のロッド部分の内側に、その端部に位置決めされる第１の中空のチューブと、前記第１のチューブの周りの前記第２のロッド部分の内側に位置決めされる第２の中空のチューブであり、前記第２のチューブには前記長手方向軸に対して横断して延在する貫通チャネルが設けられる、第２の中空のチューブと、前記貫通チャネルの内側に挿入され、前記第２のロッド部分の上に配置されるシートに嵌め込まれる結合ピンであり、前記結合ピンは前記第１の中空のチューブを受容する貫通開口を有する、結合ピンと、前記第１のチューブを貫通し、前記第１の形成要素に固定される第１の端部部分と、前記第１の形成要素の上にアバットメントで前記第１のチューブを押圧するヘッド部分とを有する固定要素とをさらに備え、機械的間隙が、前記第２のチューブと前記第１のチューブとの間に、前記第２のチューブと前記第１の形成要素との間に、それぞれ画定されることを特徴とする、請求項８に記載のスイッチギア装置。
11. 前記第２のケーシングは、互いに堅固に接続され、独自の回転本体を形成するいくつかのピースによって形成され、前記いくつかのピースは、前記第２のケーシングの前記第１の端部に位置決めされる電気シールドを備えることを特徴とする、請求項１から１０のいずれか１項に記載のスイッチギア装置。
12. 少なくとも第２の端子をさらに備えることと、前記断路器ユニットが、前記第２の端子に動作可能に結合される第２の固定接触子と、前記第２の固定接触子と電気的に接続／断線されることが可能な対応する第２の可動接触子とを備え、前記第２の可動接触子が、前記第２のケーシングに固定され、それと堅固に回転することとを特徴とする、請求項１から１１のいずれか１項に記載のスイッチギア装置。
13. 第３の端子を備えることと、前記断路器ユニットが、前記第３の端子に動作可能に結合される第３の固定接触子を備え、前記第２の可動接触子が、前記第３の固定接触子と共に電気的に接続／断線されるように配置されることとを特徴とする、請求項１２に記載のスイッチギア装置。
14. 第３の端子を備えることと、前記断路器ユニットが、前記第３の端子に動作可能に結合される第３の固定接触子と、前記第３の固定接触子と電気的に接続／断線されることが可能な対応する第３の可動接触子とを備え、前記第３の可動接触子が、前記第２のケーシングに固定され、それと堅固に回転することとを特徴とする、請求項１２に記載のスイッチギア装置。
15. 前記駆動手段は、前記断路器ユニットの、あるいは前記回路遮断器ユニットの動作の間、前記ロッド形状手段あるいは前記シャフト手段を、それぞれ二者択一的に駆動する独自のモータを備えることを特徴とする、請求項１から１４のいずれか１項に記載のスイッチギア装置。
16. 請求項１から１５のいずれか１項に記載のスイッチギア装置を備えることを特徴とする、送電サブステーションまたは電力分配サブステーション。

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