JP4596952B2 - 気密容器 - Google Patents

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Description

本発明は、気密容器に関するものであり、蓋体と容器本体との相互間におけるシールを確実にして内容物の品質を長期にわたって維持しようとするものである。
外部からの水の侵入や内容物に含まれる揮発成分の揮散を防止して内容物の品質を維持するため、従来は容器本体と蓋体との合わせ面にパッキンの如きシール部材を配置して容器の気密性を高めるようにしていた。
従来使用されているシール部材は、蓋体の裏面に配設された板状パッキンを容器の口部にあてがうタイプのものや容器の口部のみに接触させるタイプのもの等、これまでに様々なタイプのものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開平10−147359号公報
ところで、容器の気密性を高めるこれまでのシール部材は、蓋体や容器本体に直接組み込まれるものが殆どであり、容器構造が複雑になっているうえ、とくに口径の大きな容器に適用する場合にはシール性能の低下を回避する観点からより高い品質管理を行う必要があって生産コストが嵩む不具合があった。
本発明の課題は、構造の簡素化を図り、容器サイズに係わることなしに高い気密性を維持できる新規な容器を提案するところにある。
本発明は、内容物の充填、取り出し開口を有する容器本体と、この容器本体の開口に着脱自在に合わさって該容器本体を密閉するねじ込みタイプの蓋体と、容器本体の周壁突端及び蓋体の裏側面の相互間にて挟持され容器本体内を気密状態に維持するパッキンからなる気密容器であって、
前記パッキンは、容器本体の少なくとも周壁突端の全域に面する板状の基体と、この基体に固定保持されるとともに前記容器本体の周壁突端に対応する位置に設けられ、容器本体の突端及び蓋体の裏側面に直接接触する弾性シール部材からなる、ことを特徴とする気密容器である。
上記の構成になる気密容器において前記弾性シール部材は、エラストマーをインサート成形することによって形成することができる。また、前記弾性シール部材は、基体の貫通孔を通してその表裏でつながる一体物として構成するのが好ましい。
また、前記弾性シール部材は、容器を密閉した状態で容器本体内側へ突出することがないように曲線もしくは直線状の傾斜面を設けることができる。
容器本体の少なくとも開口突端の全域に面する板状の基体にエラストマー等をインサート成形することによって形成した弾性シール部材を配して、これを、容器本体の周壁突端及び蓋体の裏側面に直接接触させて挟持するようにしたので、簡単な構造でもって容器の気密性を高めることができる。
弾性シール部材は容器の開口突端のサイズに合わせてインサート成形すればよいので、小ロット、多品種の容器を製造するにあたっても容易に対応することができ、生産性の改善を図り得る。
以下、図面を用いて本発明をより具体的に説明する。
図1(a)(b)は本発明にしたがう気密容器の平面(蓋体を取り外した状態)及び側面を示したものであり、図2は外観斜視図、図3は要部を拡大して示した図である。
図における1は内容物を充填、取り出しする開口Kを有する容器本体、2は容器本体1の口部(開口K)に着脱自在に合わさって該容器本体1を密閉するねじ込みタイプの蓋体、3は容器本体1内を気密状態に維持するパッキンである。
パッキン3は、容器本体1の少なくとも周壁突端1aの全域に面する板状の基体3aと、この基体3aに固定保持され容器本体1の周壁突端1a及び蓋体2の裏面に直接接触するエラストマーにて形成される弾性シール部材3b(以下、この弾性シール部材3bを「エラストマー3b」で表示する)からなっている。また、4はパッキン3の基体3aの複数箇所に設けられた貫通孔である。この貫通孔4はエラストマー3bをその表裏でつなげて一体物とするもので、これによりエラストマー3bの基体3aに対する保持強度を高める。
上記の構成になる容器は、エラストマー3bが蓋体2の裏面と容器本体1の周壁突端1aにて挟持されるのみで高い気密性を保持することができ、構造が複雑になることはない。
基体3aは容器本体1あるいは蓋体2とは別体であり、例えば容器の用途によってはエラストマーを使用するほどのシール性が対内容物で要求されない場合には、通常使用されているような単なる板状のパッキン(ハイシートパッキン材等)に付け替えることも可能となり容器形態の汎用性の拡大が可能となる。
基体3aはサイズの変更が容易であり、とくに開口面積が大きい容器にあっても安定したシール性が確保可能となる。
図4(a)(b)、図5は本発明にしたがう気密容器の他の実施の形態を示した図である。
この例は、容器を密閉した状態でエラストマー3bの内側縁部が容器本体1の開口Kへ向けて突出するのを回避するためその対応部位に該周壁突端1aの内側縁部が露出するように曲線状の傾斜面3b′を設けたものである。
上掲図1に示したような容器においては、周壁突端1aに接触する部位のエラストマー3bは開口Kへと突出しており、例えば、内容物としてパック等のシート材を仕切り板1bの相互間に立てて収納する場合に、蓋体2を閉じたとき、該エラストマー3bがシート材に接触して捩れ等引き起こしてしまうおそれがあるが、エラストマー3bの内側部位に傾斜面3b′を設けておくことでこのような不具合を確実に回避し得る。なお、上記の傾斜面3b′は円弧を描く曲線の他、直線状の傾斜面とすることもでき、この点についてはとくに限定されない(容器の内側へ突出しない形状であればよい)。
エラストマー3bの断面形状は図1あるいは図4に示したものに限定されることはなく、適宜任意の形状に変更することができる。
また、基体3aとエラストマー3bとの固定は、基体3aの貫通孔を通して固定保持するものに限らず、基体3aに対して融着させるか、あるいは接着剤を介して固定保持する方法を採用することもできる。さらに、弾性シール部材は、前掲のエラストマーに限られるわけでなく、ブチルゴム等ゴム系の弾性部材を採用してもよく、周壁突端1aにおいてシールすることができる弾性部材であれば適宜選択することが可能である。
構造が簡素化され効率的な製造が行なえる気密性の高い容器が提供できる。
本発明にしたがう気密容器の実施の形態を示した図であり(a)は平面図、(b)は側面図である。 図1の外観斜視図である。 図1の要部を拡大して示した図である。 本発明にしたがう気密容器の他の実施の形態を示した図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 図4の要部を拡大して示した図である。
符号の説明
1 容器本体
1a 周壁突端
1b 仕切り板
2 蓋体
3 パッキン
3a 基体
3b エラストマー(弾性シール部材)
3b′傾斜面

Claims (4)

  1. 内容物の充填、取り出し開口を有する容器本体と、この容器本体の開口に着脱自在に合わさって該容器本体を密閉するねじ込みタイプの蓋体と、容器本体の周壁突端及び蓋体の裏側面の相互間にて挟持され容器本体内を気密状態に維持するパッキンからなる気密容器であって、
    前記パッキンは、容器本体の少なくとも周壁突端の全域に面する板状の基体と、この基体に固定保持されるとともに前記容器本体の周壁突端に対応する位置に設けられ、容器本体の周壁突端及び蓋体の裏側面に直接接触する弾性シール部材からなる、ことを特徴とする気密容器。
  2. 前記弾性シール部材が、エラストマーをインサート成形することによって形成されたものである、請求項1記載の気密容器。
  3. 前記弾性シール部材が、基体の貫通孔を通してその表裏でつながる一体物からなる、請求項1又は2記載の気密容器。
  4. 前記弾性シール部材は、容器の密閉状態での容器本体内側への突出を回避する曲線若しくは直線状の傾斜面を有する、請求項1〜3の何れかに記載の気密容器。
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