JP4596499B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、パチンコ機や回胴式遊技機などの遊技機に関し、詳しくは、アミューズメントチップと呼ばれる遊技用演算処理装置を搭載した遊技機の不正防止技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、アミューズメントチップ(略して「アミューズチップ」ということもある)と呼ばれる遊技用演算処理装置を搭載した遊技機が知られており、この遊技機にあっては、以下の二つの不正防止技術が用いられている。
(1)共通の半導体基板上に、CPUコアや主記憶およびプログラムROMなどの要素回路を集積化してオンチップ実装することにより、いわゆる裏ROM(改竄された遊技プログラムを収めたプログラムROM)の使用を物理的に不可能にしている。
(2)オンチップ実装されたプログラムROMに、改竄された遊技プログラムが書き込まれても、それを発見できる対策(遊技プログラムの正当性判定機能)が施されている。因みに、この遊技プログラムの正当性判定機能は、例えば、アミューズメントチップのパワーオンリセット時に実行されるブートプログラム中で、プログラムROMに格納された遊技プログラムを読み出して所定のアルゴリズムで暗号化し、その暗号化の際に生成されるチェックコードと、あらかじめ同様の手順で生成して同プログラムROMに格納されたチェックコードとを比較し、一致した場合に遊技プログラムの正当性(すなわち改竄されていない遊技プログラムであること;以下「真」という)を判定するというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のアミューズメントチップを搭載した遊技機にあっては、裏ROMの使用を物理的に阻止できる点で有効なものの、遊技プログラムとチェックコードの双方が書き換えられてしまった場合は対処のしようがなく、この点において未だ不十分な不正防止技術であり、遊技業界の健全な発展のためにも是非とも解決しなければならない技術課題がある。
【0004】
このことを説明すると、一般にアミューズメントチップは遊技機内部の遊技制御基板(「遊技制御装置」ともいう)に半田付け等によって固定されており、容易に取り外せない構造になっているが、遊技制御基板の取り外しは可能であるため、希ではあるが、遊技機の搬送途中や遊技場の営業終了後などに、不正なアミューズメントチップを取り付けた遊技制御基板との交換が行われることがあった。
今、不正に交換されたアミューズメントチップのプログラムROMに、改竄された遊技プログラム(以下「改竄プログラム」という)と、その改竄プログラムに適合したチェックコードとが書き込まれている場合を想定する。ここで、“適合”したチェックコードとは、改竄プログラムを上記所定の暗号化アルゴリズムで暗号化した際に生成されるチェックコードのことである。
したがって、このアミューズメントチップに上述の遊技プログラムの正当性判定機能を適用した場合、すなわち、アミューズメントチップのパワーオンリセット時に、プログラムROMに格納された改竄プログラムを読み出し、その改竄プログラムを所定のアルゴリズムで暗号化し、その暗号化の際に生成されたチェックコードと、プログラムROMに格納されたチェックコードとを比較しても、これら二つのチェックコードは同一であるから、比較結果は一致(“真”)となってしまい、結局、アミューズメントチップの不正交換を見抜くことができないという致命的な問題点があった。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、任意の外部装置から遊技用演算処理装置(アミューズメントチップ)の不正交換(またはそのアミューズメントチップを搭載した遊技制御基板もしくは遊技機の不正交換)を判定できるようにし、以って遊技機の不正防止策を強化して遊技業界の健全な発展に寄与する有益な技術の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係る遊技機は、遊技プログラムに従い遊技制御を行う遊技ブロックと情報管理を行う管理ブロックとに区分され、該遊技プログラムに従って動作する前に、当該遊技プログラムの正当性を判定し、この判定結果が真の場合に前記遊技プログラムに処理を渡す遊技用演算処理装置を備え、
遊技盤に形成した遊技領域に、複数の図柄を変動表示する表示装置と、始動スイッチが設けられた始動口と、大入賞口を有する変動入賞装置と、を配設した遊技機において、
前記管理ブロックは、
前記遊技用演算処理装置に割り当てられた該遊技用演算処理装置の製造個体を示すユニークな識別情報を書き換え不能に格納する識別情報格納手段と、
格納内容を電源オンの期間中保持する期間保持情報記憶手段と、
前記遊技ブロックに設けたCPUコアによってバスが解放されているときに、前記遊技ブロックに設けたワークエリアの内容を読み出して一時的に保持する一時記憶手段と、
該遊技用演算処理装置のシステムリセット後に初期化処理を実行する初期化処理手段と、
前記初期化処理を実行した後、前記遊技ブロックによる前記遊技プログラムの正当性判定処理の実行を指示する正当性判定処理実行指示手段と、
前記正当性判定処理の実行指示後に、前記遊技用演算処理装置との間で信号の授受を可能とするように接続された外部装置からの通信待ち受け処理を実行する通信待ち受け処理実行手段と、を備え、
前記遊技ブロックは、
前記管理ブロックからの指示に基づいて前記正当性判定処理を実行する正当性判定処理実行手段と、
前記正当性判定処理の判定結果が正当であれば遊技プログラムを実行する遊技プログラム実行手段と、
前記正当性判定処理の判定結果が不当であれば該遊技ブロックの制御を停止する遊技ブロック制御停止手段と、
該遊技ブロックにおいて遊技プログラムに基づく処理を実行する際に、ワークエリアとして遊技制御に関わる各種の情報を記憶する作業領域記憶手段と、を備え、
前記初期化処理手段は、前記識別情報格納手段が格納する識別情報を前記期間保持情報記憶手段にコピーして格納するコピー格納手段を備え、
前記正当性判定処理実行手段は、正当性判定結果を前記期間保持情報記憶手段に格納する正当性判定結果格納手段を備え、
前記通信待ち受け処理実行手段は、前記外部装置からの情報要求信号が第1の管理情報要求である場合は、前記期間保持情報記憶手段が記憶する識別情報及び正当性判定結果を前記外部装置へ送信し、前記外部装置からの情報要求信号が第2の管理情報要求である場合は、前記一時記憶手段が一時的に保持する前記ワークエリアの内容を前記外部装置へ送信する情報送信手段を備えることを特徴とする。
また、請求項1記載の発明に従属する請求項2記載の発明は、前記通信待ち受け処理実行手段は、
前記外部装置からの動作停止要求信号の受付により、前記遊技プログラム実行手段による前記遊技プログラムの実行を停止させる実行停止手段を備えることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、多数のパチンコ機(弾球遊技機であり、以下「遊技機」と略称する)を設置した遊技場(以下「ホール」ともいう)に適用した実施例として図面を参照しながら説明する。
A.遊技店の全体構成
図1において、1は遊技装置である。遊技装置1は遊技機2(この実施の形態ではパチンコ機)と、この遊技機2に併設された球貸機3とから構成されており、ホール内に複数台(遊技機2と球貸機3の対を1台と数える)設置されている。遊技装置1は所定の台数で一つの島(パチンコ島)を構成し、島ごとに各々の遊技機2に対する遊技球の補給や回収を行っている。
なお、以下の説明からも明らかになるが、図示の球貸機3は発明の要旨に記載の外部装置に相当するものである。
ホール内には、各々1台の球貸管理装置4と主中継装置5が設けられており、さらに、各々1台または複数台のカード発行機6および金額付加機7ならびに副中継装置8が設けられている。これらの球貸管理装置4、主中継装置5、カード発行機6、金額付加機7および副中継装置8は、遊技装置1ごとの球貸機3とともに、一体として、プリペイドカード9による付加金額情報や球貸金額情報を収集管理するための球貸ネットワーク10を構成する。
【0008】
プリペイドカード9は、証票その他の物(以下「証票等」という)に電磁的方法(電子的方法または磁気的方法もしくは人の知覚によって認識できないその他の方法、例えば、目に見えない光線を照射することによってその記録情報の読み取りが可能となる当該記録情報を印刷するための方法)により記録されている有価価値情報、すなわち、金額(金額を“度”またはその他の単位に換算して表示されていると認められる場合の当該単位数を含む)に応ずる対価(一般に現金)を得て発行される証票等、いわゆる前払式証票であって、広義には、当該証票等の発行者または当該発行者が指定する者(以下「発行者等」という)から物品を購入し、もしくは借り受け、または役務の提供を受ける場合に、これらの代価の弁済のために提示、交付その他の方法に使用できるものをいうが、本実施の形態におけるプリペイドカード9は、特に、パチンコ機や回胴式遊技機等の遊技機を設置した遊技場において、当該遊技機で使用される遊技媒体(遊技球やコイン)の借り受け代価弁済のために、その遊技場で使用されるものをいう。
なお、上記前払式証票は、代価弁済の都度その金額の減算更新しかできないものと、さらに、適宜の対価支払いと引き換えにその金額の加算更新をできるものの二種類ある。本実施の形態におけるプリペイドカード9は、そのいずれの種類であってもよいが、本実施の形態においては後者の種類に属するものとする。すなわち、本実施の形態におけるプリペイドカード9は、代価弁済の度に証票等に記録された金額を減算更新するとともに、適宜の対価支払いの度に証票等に記録された金額を加算更新することができる種類の前払式証票に相当するものである。
【0009】
カード発行機6は、対価と引き換えに、その対価と同一の金額情報を証票等に電磁気的方法で記録したプリペイドカード9を遊技者に発行する。また、金額付加機7は、発行済みのプリペイドカード9(他のホールのカード発行機で発行されたものを含む)に、新たな対価と引き換えにその対価と同一の金額情報を加算記憶する。
球貸管理装置4は、カード発行機6から当該カード発行機6によって発行されたプリペイドカード9の情報(カード識別情報、発行者情報および金額情報等)を取得するとともに、金額付加機7によって発行済みプリペイドカード9に追加記録された金額情報(カード識別情報や発行者情報を含む)を取得し、これらの情報からホールのカード総売上金額(カード発行機6によって発行されたプリペイドカード9に記録された金額の総額と、金額付加機7によって発行済みプリペイドカード9に追加記録された金額の総額とを加算した金額)情報(以下「総売上金額情報」という)を管理するとともに、各々の球貸機3から球貸情報を取得して、ホールの球貸金額の総計情報(以下「総球貸金額情報」という)として管理する。さらに、球貸管理装置4は、各々の球貸機3から遊技機2(正確には遊技機2の遊技用演算処理装置)の正当性情報(正当な遊技用演算処理装置が使用されているか否かまたは正当な遊技プログラムを搭載した遊技用演算処理装置であるか否かの情報)を取得して管理する。
【0010】
これらの情報を取得するために、球貸管理装置4は、定期的な情報取得動作、例えば、カード発行機6、金額付加機7および各々の遊技装置1のアドレス(例えば、遊技装置1にあっては台番号)を指定しながら順次に情報要求を出力するというポーリング動作を行い、球貸管理装置4は、ポーリングによって取得した情報を記憶するとともに、カード会社11からのアクセス(例えば、ホール閉店後のアクセス)に応答して、上記総売上金額情報および総球貸金額情報を通知し、さらに、必要であれば、各々の遊技機2(正確には各々の遊技機2の遊技用演算処理装置)の正当性情報もカード会社11に通知する。なお、これらの通知情報は、例えば、球貸管理装置4からホールの管理装置(例えば、後述のホールコンピュータ)に取り出して確認することも可能であり、また、球貸管理装置4に通知情報表示部を設けて確認することも可能である。
【0011】
主中継装置5は、副中継装置8を介して、球貸管理装置4とカード発行機6、金額付加機7および球貸機3との間のデータ接続を行うものであり、主中継装置5と球貸管理装置4との間は有線(例えば、イーサネット)で接続され、主中継装置5と副中継装置8の間、ならびに副中継装置8とカード発行機6、金額付加機7および球貸機3との間はワイヤレス(例えば、赤外線や無線電波)で接続されている。なお、ワイヤレス接続の理由は、遊技装置1やカード発行機6および金額付加機7のホール内におけるレイアウトの自在性を高めるためである。レイアウト変更に伴うケーブル引き直しの面倒を考慮しないのであれば、主中継装置5、副中継装置8、カード発行機6、金額付加機7および球貸機3の間も有線接続としてもよい。ちなみに、副中継装置8は、ホール内のすべてのカード発行機6、金額付加機7および球貸機3との間でワイヤレス接続が可能な適切な設置位置、例えば、赤外線通信の場合は副中継装置8からすべての通信相手が見通せる位置が存在する場合、その位置に副中継装置8を設置することにより、副中継装置8の設置数を1台とすることができる。
【0012】
B.カード会社との決済方法
次に、カード会社11とホール間の対価決済の仕組みについて、簡単に説明する。既述のとおり、カード会社11は、定期または随時に球貸管理装置4にアクセスし、カード発行機6や金額付加機7によってプリペイドカード9に記録されたカード総売上金額に相当する総売上金額情報と、プリペイドカード9を用いて貸し出された総球貸金額情報とを把握する。そして、カード会社11は、ホールに対して総売上金額情報で示された金額の支払いを求め、一方、ホールはカード会社11に対して総球貸金額情報に示された金額の支払いを求める。その結果、ホールとカード会社11の間で決済が行われる。
【0013】
C.遊技装置の前面構成
図2は遊技装置1を示す図(図1に示された遊技装置1の拡大図に相当する)であり、遊技装置1は既述のとおり遊技機2とこの遊技機2に併設された球貸機3とにより構成されている。遊技機2は額縁状の前面枠71と、ガラスを支持する金枠(ガラス枠)72と、遊技領域が形成された遊技盤73と、前面表示パネル74と、前面表示パネル74の下方に設けられた操作パネル75とを有しており、前面枠71は遊技機2を設置している木製の機枠(図示略)に対して開閉可能に支持され、金枠72は前面枠71に開閉可能に支持されている。
【0014】
表示パネル74は一端側が前面枠71に開閉可能に支持され、賞球および貸球を受ける上皿81が形成されるとともに、上皿81の球を球貯留皿(受皿ともいう)82に移すために両者を接続する通路を開閉するための開閉レバー83が設けられている。上皿81にはプリペイドカード9の未使用金額を表示する残高表示器81a、球貸可能状態(プリペイドカード9に未使用金額があり且つ不正が検出されていない状態)を表示する球貸可能表示器81b、球貸機3に対して所定数量の球貸を要求する際に操作される球貸スイッチ81cおよびプリペイドカード9の返却(球貸機3からの排出)を要求する際に操作される返却スイッチ81dが設けられている。
【0015】
操作パネル75には、灰皿84および前述の球貯留皿82が形成されるとともに、球貯留皿82に貯留された球を外部下方に抜くための球抜きレバー85が設けられている。また、操作パネル75の右端部側には球発射用の操作ハンドル86が設けられている。遊技盤73には前面の略円形領域をガイドレール88で取り囲んだ遊技領域が形成されており、この遊技領域には、複数の識別情報(いわゆる特別図柄;以下「特図」という)を複数列で変動表示する特図表示装置89、大入賞口を有する特別変動入賞装置90、特図始動口91、複数の一般入賞口94、風車と呼ばれる複数の打球方向変換部材96、左右のサイドランプ97、98、アウト穴99などが備えられている。また、特図表示装置89の上部には、前述した一般入賞口94の一つが配置されており、その下に、特図の始動記憶数を表示するための4個の特図始動記憶表示器105が設けられている。
【0016】
特図始動口91には特図始動スイッチ101(スイッチの符号は図4参照;以下同様)が設けられており、複数の一般入賞口94には各入賞口ごとの入賞スイッチ102が設けられている。また、特別変動入賞装置90の大入賞口内における継続入賞流路には継続スイッチ103が設けられており、特別変動入賞装置90の一般入賞流路にはカウントスイッチ104が設けられている。
特図始動スイッチ101は特図始動口91に球が入賞したことを検出し、入賞スイッチ102は複数の一般入賞口94の各々に球が入賞したことを検出する。
また、カウントスイッチ104は特別変動入賞装置90の大入賞口に入った全ての球を検出し、継続スイッチ103は大入賞口に入った球のうち継続入賞(いわゆるV入賞)した球を検出する。
なお、遊技盤73の遊技領域には、図示しない天釘やヨロイ釘などと呼ばれる多数の障害釘が設けられており、また、遊技盤73には、その他の各種装飾ランプやLED等が設けられている。さらに、遊技盤73における遊技領域の種類は、本実施の形態では、いわゆる「第1種」に属するものを例示するが、他の種類、すなわち、「第2種」や「第3種」または「他種」に属するものであってもよい。
【0017】
一方、球貸機3には、赤外線受光窓3a(図3の送受信器24の前面に設けられている)、プリペイドカード9の挿入口3b(図3のカードR/W装置26のカード挿入口に相当)およびプリペイドカード9の未使用金額や不正状態を表示するための表示窓3c(図3の表示器27の表示面に設けられている)などが備えられている。
【0018】
D.遊技装置のブロック構成
図3は遊技機2と球貸機3を含む遊技装置1のブロック図であり、遊技機2は、遊技制御装置12(詳細は後述)を備えるとともに、遊技制御装置12に設けられた外部通信端子13、排出制御装置14、排出装置15、中継基板16、中継基板16に設けられた接続端子17を備え、さらに、上皿81に設けられた例えば3桁の7セグメント素子からなる残高表示器81a、例えばLEDからなる球貸可能表示器81b、球貸スイッチ81cおよび返却スイッチ81dを備える。なお、これら以外にも、電源装置や発射ユニット、発射制御装置、表示制御装置、装飾制御装置などを備えるが、図示の都合上、省略している。
【0019】
一方、球貸機3は、ワンチップマイクロコンピュータ18、発振器19、不揮発性メモリ20、出力インターフェース21、入力インターフェース22、通信制御装置23、送受信器24、カードR/W(リード/ライト)制御装置25、カードR/W装置26、表示器27、チップ用端子28および球貸用端子29を備える。なお、図中の丸付きアルファベット符号(a〜d)は、同一符号同士の信号線がつながっていることを示す。
ワンチップマイクロコンピュータ18は、後述の球貸制御プログラム(図10〜図12参照)を実行して球貸制御およびアミューズメントチップ(後述の遊技用演算処理装置200)の不正交換判定処理等を行い、発振器19はワンチップマイクロコンピュータ19の動作クロックを発生する。不揮発性メモリ20は、電源をオフにしている間も記憶内容を保持できる記憶デバイスであり、例えば、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Memory)やバッテリバックアップされた揮発性半導体メモリ(SRAM:Static Random Access Memoryなど)で構成され、アミューズメントチップの不正交換判定基準情報としての判定用IDコード(球貸機3に併設された遊技機2の遊技制御装置12に実装されたアミューズメントチップの個体番号と同一のIDコード)を格納する。
【0020】
通信制御装置23は、送受信器24と副中継装置8との間で行われるワイヤレス通信(本実施の形態では、赤外線通信であるが無線通信であってもよい)を制御する。カードR/W制御装置25は、カードR/W装置26に挿入されたプリペイドカード9の記憶情報(カードの識別情報や発行者情報などのセキュリティ情報と金額情報)の読み込みと書き込みの制御を行うとともにプリペイドカード9の排出または挿入禁止の制御を行い、出力インターフェース21および入力インターフェース22は、ワンチップマイクロコンピュータ18の内部バス(不図示)と、通信制御装置23およびカードR/W制御装置25との間のデータ入出力を制御するとともに、チップ用端子28ならびに球貸用端子29と、ワンチップマイクロコンピュータ18の内部バスとの間のデータ入出力を制御する。
【0021】
また、出力インターフェース21とホールの管理装置(以下、ホールコンピュータ30)との間を図示のように接続し、ホールコンピュータ30へ所要の情報を出力するようにしてもよい。この場合、所要の情報には、球貸情報やアミューズメントチップの不正交換情報等を含めることができる。また、球貸情報はパルスの数で金額(例えば、1パルス=100円、nパルス=n×100円)を表すものであってもよい。
遊技機2と球貸機3の間は、各々所要数の信号線で構成された二つのハーネス31、32で接続されている。第1ハーネス31の両端に設けられたコネクタ(接続端子)31a、31bはそれぞれ、遊技機2の外部通信端子(遊技制御装置12に設けられた外部通信端子13)と球貸機3のチップ用端子28に接続され、第2ハーネス32の両端に設けられたコネクタ(接続端子)32a、32bはそれぞれ、遊技機2の接続端子(中継基板16に設けられた接続端子17)と球貸機3の球貸用端子29に接続されている。
【0022】
なお、“ハーネス”とは一般に複数の信号線を束ねて構成した配線部品のことを指すが、これに限定しない。例えば、複数の信号線を帯状にまとめたものであってもよいし、柔軟性のある帯状の絶縁薄膜材料上にプリント配線を施したものであってもよい。また、信号線やプリント配線の数も特に限定しない。1本だけのもの、すなわち、1本の線で時分割に情報を送ったり、シリアルデータで情報を送ったりするものであってもよい。さらに、信号線の種類も特に限定しない。
単線の金属導体はもちろんのこと、同軸線であってもよいし、光ファイバーであってもよい。
因みに、第1ハーネス31と第2ハーネス32の構造のうち、特にコネクタの構造は物理的に異なっていることが望ましい。例えば、第1ハーネス31のコネクタ31a、31bをD−sub型とし、第2ハーネス32のコネクタ32a、32bをD−sub以外の形式とする。このようにすると、ハーネスの接続間違いを確実に防止できるから好ましい。なお、上記のコネクタ形式(D−sub型)は言うまでもなく単なる例示にすぎない。
【0023】
このような構成を有する遊技機2および球貸機3は、球貸機3のカードR/W装置26に挿入されたプリペイドカード9の金額情報とセキュリティ情報を、ワンチップマイクロコンピュータ18の制御の下、カードR/W装置26で読み取り、その読み取り情報のうちの特に金額情報を、第2ハーネス32を介して遊技機2に送出し、遊技機2の上皿81に設けられた残高表示器81aに表示することができる。
遊技者が残高表示器81aの表示を確認して球貸スイッチ81cを押すと、その情報が第2ハーネス32を介して球貸機3に伝えられ、ワンチップマイクロコンピュータ18の制御の下、カードR/W装置26によりプリペイドカード9の金額情報が球貸スイッチ81cの操作に応じて減らされて(例えば、1操作ごとに200円;この金額はホールごとに設定可能)更新されるとともに、第2ハーネス32を介して遊技機2の排出制御装置14に上記操作に応じた球貸信号が送出され、排出制御装置14からの指令に応答して排出装置15から上記操作に応じた数量の遊技球が遊技機2の上皿81に排出される。
なお、プリペイドカード9の金額情報がゼロになった場合は、残高表示器81aの未使用金額をゼロにするとともに、カードR/W装置26からプリペイドカード9を排出し、且つ、球貸可能表示器81bを非球貸し状態(例えば、消灯)にする。また、返却スイッチ81dが押された場合も当然ながらカードR/W装置26からプリペイドカード9を排出する。
【0024】
球貸機3は、以上の球貸機能を有するほか、さらに、アミューズメントチップの不正交換判定機能を有する。この判定機能は、第1ハーネス31を介して遊技制御装置12の遊技用演算処理装置200に管理情報要求を出力し、この管理情報要求に基づいて、遊技用演算処理装置200から返送されたアミューズメントチップの個体番号(遊技用演算処理装置200のIDコード)と、遊技用演算処理装置200で実行した遊技プログラムの正当性判定結果情報とを取得し、あらかじめ球貸機3の不揮発性メモリ20に格納されている判定用IDコードと上記IDコードとを比較して、一致の場合にOK(正当な遊技機2であると判定;以下“真”とする)を、不一致の場合にNG(不正に交換された遊技機2であると判定;以下“偽”とする)を判定し、さらに、上記取得した遊技プログラムの正当性判定結果情報からもOK(真)とNG(偽)を判定するというものであり、OKを判定した場合に上記球貸機能を有効にする一方、NGを判定した場合に上記球貸機能を無効化(すなわち、球貸機3を不能動化)して球貸制御を停止し、且つ、遊技機2へ動作停止要求信号を出力して、当該遊技機2に対し遊技制御の停止を促すというものである。
【0025】
なお、球貸機3は、球貸ネットワーク10からの要求に応じて、この判定情報(OK/NG)と、上記球貸機能に係る情報(プリペイドカードの金額情報やセキュリティ情報および球貸金額情報)とを要求元の球貸管理装置4に送出するという機能も有する。
【0026】
球貸機3の不揮発性メモリ20への判定用IDコードの設定は、例えば、球貸管理装置4から行う。具体的には、遊技機2を入れ替えた際に、その遊技機2に実装されているアミューズメントチップのIDコード(納入メーカーが把握している)と同一のIDコードを、その遊技機2のアドレスと一緒に球貸管理装置4にセットすると、球貸管理装置4より、当該アドレスの遊技機2に併設された球貸機3に対して、IDコードの設定要求が送出されるようになっており、このIDコード設定要求を受けた球貸機3は、同要求と同時に送られてくるIDコードを不揮発性メモリ20の所定領域に書き込むようになっている。
したがって、不揮発性メモリ20に書き込まれた判定用IDコードと、その球貸機3に併設された遊技機2のアミューズメントチップのIDコードとは常に一致しているが、例えば、アミューズメントチップ(遊技用演算処理装置200)が不正に交換された場合は、両IDコードが一致しなくなるから、確実に不正(アミューズメントチップの不正交換)を発見することができ、不正の報知、例えば、球貸ネットワーク10への情報送出や球貸機3の前面に設けられた表示器27への警告表示を行うとともに、速やかに球貸機3を不能動化して球貸制御を停止でき、しかも、遊技機2の遊技制御の停止を促してホールの経済的損失を回避できる。
【0027】
E.遊技制御装置の構成
図4は遊技制御装置12のブロック図である。遊技制御装置12は、パチンコ遊技等に必要な役物制御を行うアミューズメントチップ(遊技用演算処理装置200)と、高精度な発振周波数を分周して所定のクロック信号CLKを発生する発振器111と、電源投入を検出してパワーオンリセット信号PWR_RSTを発生するパワーオンリセット発生器112と、各種センサ信号を入力する入力インターフェース113と、各種駆動信号を出力する出力インターフェース114と、遊技に必要な効果音(電子音や音声合成音)を生成するサウンドジェネレータ115と、サウンドジェネレータ115からの効果音信号を増幅して遊技機2の適宜箇所に設けられたスピーカー116に出力するアンプ117と、外部通信端子13とを含んで構成され、外部通信端子13と球貸機3との間を第1ハーネス31で接続し、この第1ハーネス31を介して遊技用演算処理装置200の外部通信制御回路220(図5参照)と球貸機3のチップ用端子28(図3参照)との間の信号伝送を可能にする。
【0028】
入力インターフェース113は、遊技盤に設けられた各入賞センサ、すなわち、特図始動スイッチ101、入賞スイッチ102、継続スイッチ103およびカウントスイッチ104からの各信号を選択的に取り込んで遊技用演算処理装置200の外部バスインターフェース204(図5参照)に入力するものであり、その選択動作は遊技用演算処理装置200からのチップセレクト信号CS0〜CS7(図5参照)に従って行われる。なお、入賞スイッチ102を表す矩形状図形の中に記載した“1〜n”は、この入賞スイッチ102がn個設けられていることを表している。但し、nは一般入賞口94の数である。
出力インターフェース114は、遊技用演算処理装置200の外部バスインターフェース204(図5参照)から取り出された信号を遊技機2の各部、すなわち、外部情報端子118、表示制御装置119、特図始動記憶表示器105、大入賞口ソレノイド121、排出制御装置14、装飾制御装置123などに選択的に出力するものであり、その選択動作は入力インターフェース113と同様に遊技用演算処理装置200からのチップセレクト信号CS0〜CS7(図5参照)に従って行われる。
因みに、各部の機能を説明すると、外部情報端子118はホールコンピュータ30に対して遊技情報を出力するためのもの、表示制御装置119は特図表示装置89の表示制御を行うためのもの、特図始動記憶表示器105は特図の始動記憶数を表示するためのもの、大入賞口ソレノイド121は特別変動入賞装置90の大賞口の開閉を行うためのもの、排出制御装置14は排出装置15を駆動して遊技媒体(遊技球)の排出制御を行うためのもの、装飾制御装置123は遊技盤各部の装飾ランプやLED等の点灯制御を行うためのものである。
【0029】
F.遊技用演算処理装置の構成
図5は遊技用演算処理装置200のブロック図である。遊技用演算処理装置200は遊技制御を行う遊技ブロック200Aと、情報管理を行う管理ブロック200Bとに区分され、以下に説明する各ブロックの構成要素を共通の半導体基板上に実装してワンチップ化し、パッケージングして製造されたアミューズメントチップである。
遊技ブロック200Aは、CPUコア201やプログラムROM202およびユーザーワークRAM203といった構成要素を含むとともに、外部バスインターフェース204、クロックジェネレータ205、リセットコントローラ206、アドレスデコーダ207、入出力制御回路208、乱数生成回路209、ユーザー定期リセット発生回路(発明の要旨に記載の処理停止手段に相当)210およびアトリビュートレジスタ211などの構成要素を含み、且つ、これらの構成要素を接続するCPUバス212を含む。
【0030】
CPUコア201は、図示は略すが、各種のレジスタ群、算術・論理演算ユニット(ALU:Arithmetic and Logic Unit)、命令レジスタ(IR:Instruction Register)、デコーダ、プログラムカウンタ(PC:Program Counter)、スタックポインタ(SP:Stack Pointer)、これらを結ぶデータバス、アドレスバスおよび各種の制御部などをコア内に含む、例えば、Z80アーキテクチャのCPUコアである。
【0031】
一般に、CPUの電源投入時(パワーオン)においては、内部レジスタの値が不定であることや、電源の過渡現象などによってCPUの内部状態がどのように定まるのかがまったく不明である。このため、このような状態で動作を開始すると予想もつかない振る舞いをするおそれがある。このことは、そのCPUのアーキテクチャに無関係であり、あらゆるすべてのCPUにいえることである。したがって、すべてのCPU(それがコア化されたものであるか、チップ化されたものであるかを問わない)には、プログラムカウンタの0クリアや割込み許可フリップフロップのリセットおよび各種レジスタの0クリアなどを行って内部状態を初期化するための専用端子、いわゆるリセット端子(CPUコアの場合は「端子」を「ノード」と読み替える;以下同様)が設けられている。
このリセット端子のアクティブ論理は一般に負論理であり、例えば、Z80アーキテクチャのCPUコア201であれば、当該リセット端子に3クロック(内部クロック信号iCLKの3サイクル分)以上の長さの負論理信号(以下「CPUリセット信号」と称しその符号を「CPU_RST」とする)を加えることによって、内部状態をリセットすることができるようになっている。
【0032】
ところで、上記リセットは電源投入時のリセット(パワーオンリセット)だけでなく、CPUの動作中にも行うことができる。CPU動作中のリセットのことを一般にマニュアルリセットという。パーソナルコンピュータや産業用コンピュータに搭載されたCPUでは、通常、システムが不安定になったときなどに、手動でリセットボタンを押してマニュアルリセットを実行するが、本実施の形態におけるCPUコア201は、手動操作によるマニュアルリセット機能を具備しない。その代わり、ユーザー定期リセット信号USR_RSTの発生機能(ユーザー定期リセット発生回路210)を備える。
そして、本実施の形態におけるCPUコア201は、上記CPUリセット信号CPU_RSTをPWR_RSTとUSR_RSTに同期させることにより、電源投入時のパワーオンリセット(PWR_RST発生時のリセット)と、動作中の周期的なマニュアルリセット(USR_RST発生時のリセット)を発生するようになっており、このユーザー定期リセット信号USR_RSTに同期させて遊技プログラムを周期的に実行するようになっている。
なお、パワーオンリセットとユーザー定期リセットの違いは、専らCPUコア201のみのリセットであるか否かの点にある。すなわち、パワーオンリセットは電源投入時のリセットであるから、パワーオンリセットと同時に遊技用演算処理装置200もリセットされるが、ユーザー定期リセットはCPUコア201のみのリセット動作であり、遊技用演算処理装置200のリセットが行われない点で相違する。したがって、以下の説明において、CPUコア201のパワーオンリセットと遊技用演算処理装置200のリセット(いわゆる「システムリセット」)とを同義語として取り扱うことにする。
【0033】
プログラムROM202は、データの書き込み回数が1回だけの不揮発性半導体メモリ(例えば、ワンタイムPROM)であり、その記憶内容は、図9に示すように、遊技プログラム202aおよびチェックコード202bなどである。なお、チェックコード202bは遊技プログラム202aを所定の暗号化アルゴリズムで暗号化して生成したデータである。
ユーザーワークRAM203は、CPUコア201の主記憶に相当し、例えば、SRAM等の高速半導体デバイスで構成され、遊技ブロック200Aにおける遊技プログラムに基づく処理を実行する際にワークエリア(作業領域)として用いられるものである。
【0034】
外部バスインターフェース204は、図4の入力インターフェース113や出力インターフェース114との間で、複数ビット(例えば、16ビット)の外部アドレス信号A0〜A15、複数ビット(例えば、8ビット)の外部データ信号D0〜D7、メモリリクエスト信号MREQ、入出力リクエスト信号IORQ、メモリ書込み信号WR、メモリ読み出し信号RDおよびモード信号MODEなどの信号インターフェース処理を行うものである。
【0035】
例えば、MODE信号をアクティブにした状態で、外部アドレス信号A0〜A15を順次にインクリメントしながら、外部データ信号D0〜D7を外から加えると、プログラムROM202への書き込みモードとなって遊技機のメーカあるいは第三者機関による遊技プログラムの書き込みが可能になる。但し、プログラムROM202への遊技プログラムの書き込みが終了すると、後述のハードウェアパラメータROM214(図ではHWパラメータROMと略記している)の所定領域に書込終了コードが記録されるようになっており、ハードウェアパラメータROM214に書込終了コードが記録されている場合には、プログラムROM202への遊技プログラムの書き込みができないようになっている。
また、MREQ信号またはIOREQ信号をアクティブにした状態でWR信号をアクティブにすると、所定の外部I/Oに外部データ信号D0〜D7を書き込むことができ、RD信号をアクティブにすると、所定の外部I/Oから外部データ信号D0〜D7を取り込むことができるようになっている。なお、所定の外部I/Oとは、図4の入力インターフェース113の各ポートまたは出力インターフェース114の各ポートもしくはサウンドジェネレータ115のうち、チップセレクト信号CS0〜CS23の状態とWR信号またはRD信号の状態に応じて選択される一つの要素のことである。
【0036】
クロックジェネレータ205は外部(図4の発振器111)からのクロック信号CLKを基に内部クロック信号iCLKを発生してCPUコア201やユーザー定期リセット発生回路210などの各ブロックに供給する。
リセットコントローラ206はCPUコア201のリセット端子に加えるCPUリセット信号CPU_RSTを発生するものであり、このCPUリセット信号CPU_RSTは、電源投入時に外部(図4のパワーオンリセット発生器112)から入力するパワーオンリセット信号PWR_RSTに同期し、さらに、電源投入後にユーザー定期リセット発生回路210から周期的に入力するユーザー定期リセット信号USR_RSTにも同期する。すなわち、CPUリセット信号CPU_RSTは、パワーオンリセット信号PWR_RSTに同期して電源投入時に一度発生するとともに、電源投入以降、ユーザー定期パワーオンリセット信号USRPWR_RSTに同期して周期的に発生するものであり、これにより、CPUコア201は、電源投入時に一度リセット(パワーオンリセット)されるとともに、電源投入以降、周期的にリセット(ユーザー定期リセット)されることとなる。なお、ユーザー定期リセットの周期は後述するようにアトリビュートレジスタ211に設定されるユーザー定期リセット間隔の値に依存し、例えば、2msである。
【0037】
アドレスデコーダ207はCPUバス212のアドレスバスの情報をデコードし、そのデコード結果に応じたI/Oリソース選択用の内部信号を発生する。
入出力制御回路208はアドレスデコーダ207からのI/Oリソース選択用内部信号に基づいてチップセレクト信号CS0〜CS7のアクティブ/インアクティブ状態をコントロールし、図4の入力インターフェース113のポートの一つまたは出力インターフェース114のポートの一つもしくはサウンドジェネレータ115を選択する。
乱数生成回路209は遊技の実行過程において遊技価値(例えば、大当り)を付加するか否か等に係わる乱数(乱数は、大当たりの決定や停止時の図柄の決定等に使用)を生成するもので、例えば、一様性乱数を生成する数学的手法(例えば、合同法あるいはM系列法等)を利用している。
【0038】
ユーザー定期リセット発生回路210はCPUコア201に対するユーザー定期リセット信号USR_RSTを発生するもので、その発生間隔(ユーザー定期リセット間隔)は、アトリビュートレジスタ211に設定された値で決められる。但し、ユーザー定期リセット発生回路210は管理ブロック200Bの制御回路209からのユーザー定期リセット禁止固定信号RST_INHHLDがアクティブになっている期間、ユーザー定期リセット信号USR_RSTを負論理に固定する発生しない。これは、詳細は後述するが、外部装置(本実施の形態では球貸機3)から動作停止要求信号が入力した場合に、遊技プログラムの実行を停止するための対策である。
【0039】
アトリビュートレジスタ211は、ユーザー定期リセット間隔などのハードウェアパラメータ設定値を保持するもので、アトリビュートレジスタ211の出力ポートは(少なくとも)ユーザー定期リセット発生回路210に接続され、入力ポートは管理バス221を介して管理ブロック200Bに接続されている。アトリビュートレジスタ211へのユーザー定期リセット間隔設定値の書込は、管理バス221を介して管理ブロック200Bから行われるようになっており、その設定タイミングは、遊技用演算処理装置200のシステムリセット(パワーオンリセット)時である。
CPUバス212は図示は略すがデータバス、アドレスバスおよびコントロールバスを含み、CPUコア201と周辺回路、すなわち、プログラムROM202、ユーザーワークRAM203、外部バスインターフェース204、クロックジェネレータ205、リセットコントローラ206、アドレスデコーダ207および乱数生成回路209との間を接続するとともに、管理ブロック200Bの一部の構成要素(ブートROM213、ハードウェアパラメータROM214およびバスモニタ回路216)にも接続されている。
【0040】
次に、遊技用演算処理装置200における情報管理を行う管理ブロック200Bの構成を説明する。管理ブロック200Bは、ブートROM213、ハードウェアパラメータROM214、管理用ワークRAM215、バスモニタ回路216、セキュリティメモリ217、IDプロパティRAM(発明の要旨に記載の第1格納手段、第2格納手段に相当)218、制御回路(発明の要旨に記載の情報送信手段、処理停止手段に相当)219、外部通信制御回路(発明の要旨に記載の情報送信手段に相当)220および管理バス221を含むとともに、遊技ブロック200Aから延びるCPUバス212の一部を含んで構成されており、CPUバス212は、ブートROM213、ハードウェアパラメータROM214およびバスモニタ回路216に接続されている。
【0041】
ブートROM213はブートプログラムや管理ブロックの自己診断プログラム(図9のブートプログラム等213aを参照)を格納しており、遊技用演算処理装置200のシステムリセット時(正確には、システムリセット直後に実行される管理ブロック200Bの初期化処理の正常完了後に)、このブートプログラムが立ち上がって、遊技プログラムの正当性判定処理(この判定処理の詳細については後述する)を行い、遊技プログラムの正当性が確認(言い換えれば改竄された遊技プログラムでないことが確認)された場合に遊技プログラムのスタートアドレス(CPUコア201のアドレス空間内における所定アドレス;一般に当該アドレス空間の先頭番地0000h;実際にはCPUコア201のプログラムカウンタの値を0に戻す)に処理を渡すようになっている。
【0042】
ハードウェアパラメータROM214は所定の書込終了コードを格納するとともに、システムリセット時に遊技ブロック200Aのアトリビュートレジスタ211などにセットするためのハードウェアパラメータ設定情報を格納している。書込終了コードとは、先にも述べたとおり、プログラムROM202に遊技プログラム202aを書き込んだことを明示する情報である。また、ハードウェアパラメータ設定情報とは、CPUコア201の動作速度(いわゆるクロックスピード)、プログラムROM202やユーザーワークRAM203の使用アドレス範囲(アドレス上下限値)、チップセレクト信号CS0〜CS7の使用用途(入力用/出力用)およびユーザー定期リセット間隔の設定値などである。
これらのハードウェアパラメータは、遊技用演算処理装置200のシステムリセット時にCPUバス212、バスモニタ回路216を介して管理ブロック200Bの制御回路219に読み込まれ、遊技制御に必要なハードウェアパラメータ設定値として各部にセットされるようになっており、例えば、ユーザー定期リセット間隔の設定値は、管理バス221を介して遊技ブロック200Aのアトリビュートレジスタ211にセットされるようになっている。
【0043】
管理用ワークRAM215は、バスモニタ回路216を介して読み込まれた遊技ブロック200Aの情報(プログラムROM202の記憶内容やユーザーワークRAM203の記憶内容など)を一時的に保持するための記憶領域である。
バスモニタ回路216は、CPUバス212の状態監視を行い、CPUバス212がCPUコア201によって使用されていないとき(例えば、遊技用演算処理装置200のシステムリセット期間やユーザーワークRAM203のリフレッシュ期間)に、必要に応じてCPUバス212を介して遊技ブロック200AのプログラムROM202やユーザーワークRAM203などをアクセスし、所要のデータ(遊技プログラムやユーザーワークRAM203の内容など)を管理ブロック200Bに取り込む。
【0044】
セキュリティメモリ217は、遊技用演算処理装置200の個体番号、すなわち、あらかじめメーカ(その遊技用演算処理装置200の製造者)によって割り当てられたユニークなIDコード(少なくとも遊技用演算処理装置200の全製造個体の中でユニークなIDコードであること)を書き換え不能な状態で格納しており、さらに、このIDコードに加え、各種の識別情報、例えば、遊技種別コード、ランクコード、メーカコード、機種コードおよび検査番号などの情報を書き換え不能に格納している。
ここで、遊技種別コードとはパチンコ機や回胴式遊技機等を区別するための情報であり、例えば、パチンコ機の場合は“P”、回胴式遊技機の場合は“G”を表す情報である。また、ランクコードとは遊技機の機種ランクコード(第1種、第2種、第3種または他種を区別するためのコード)を表す情報であり、メーカコードとは当該遊技機またはアミューズメントチップの製造者を識別するためのメーカID(またはメーカ番号)を表す情報であり、機種コードとはメーカが設定する当該遊技機の製品コードを表す情報であり、検査番号(または検定コード)とは第三者機関による検査に合格した遊技機に付与される番号を表す情報である。
【0045】
IDプロパティRAM218は、セキュリティメモリ217の記憶内容のすべてまたはその一部(少なくともIDコード)をコピーして記憶するとともに、後述のブート処理の中で行われる遊技プログラムの正当性判定処理(図7のステップP2参照)の結果情報、すなわち、「遊技プログラムの正当性判定結果情報」を記憶し、且つ、その記憶内容を電源オンの期間中保持するものである。なお、上記コピーのタイミングは、遊技用演算処理装置200のシステムリセット時であり、例えば、システムリセット直後に管理ブロック200Bで実行される初期化処理(図7のステップC3参照)の中でコピーが行われる。
【0046】
制御回路219は所定のシーケンスを実行して、管理ブロック200Bの動作を制御するもので、例えば、システムリセット時に(正確にはシステムリセット直後に管理ブロック200Bで実行される初期化処理で)セキュリティメモリ217の内容をIDプロパティRAM218にコピーしたり、遊技中にバスモニタ回路216を介してCPUコア201のバス解放期間を検出し、同期間中に遊技ブロック200AのプログラムROM202の内容(特に遊技プログラム)やユーザーワークRAM203の内容を読み出して管理用ワークRAM215に書き込んだりするほか、球貸機3からの情報要求指令に応答して管理用ワークRAM201の記憶内容やIDプロパティRAM218の記憶内容(特にIDコードや遊技プログラムの正当性判定結果情報)を外部に転送するために、外部通信制御回路220の不図示の通信バッファに設定したりする。
【0047】
制御回路219は、さらに、遊技ブロック200Aのユーザー定期リセット回路211に対してユーザー定期リセット禁止固定信号RST_INHHLDを出力する。このユーザー定期リセット禁止固定信号RST_INHHLDは、通常はインアクティブ状態であるが、外部通信制御回路220を介して外部装置(本実施の形態では球貸機3)から所定の動作停止要求信号が入力されると、以降、アクティブ状態を維持するようになっている。したがって、ユーザー定期リセット発生回路210は上記の動作停止要求信号の入力に応答して、ユーザー定期リセット信号USR_RSTのを負論理に固定発生を停止し、以降、CPUコア201はリセット状態を維持して遊技プログラムの実行を停止する。
【0048】
外部通信制御回路220は外部通信端子13(図4参照)と第1ハーネス31を介して行われる球貸機3(図3または図4参照)と遊技用演算処理装置200との間の通信を制御するもので、例えば、球貸機3からの管理情報要求に応答して、不図示の通信バッファの内容、すなわち、管理用ワークRAM215の記憶内容やIDプロパティRAM218の記憶内容(特にIDコードや遊技プログラムの正当性判定結果情報)を読み出し、その読み出した情報を要求元の球貸機3に送信するという制御を行ったり、または、球貸ネットワーク10の球貸管理装置4からの管理情報要求(この要求は球貸機3を介して行われる)に応答して、不図示の通信バッファの内容、すなわち、管理用ワークRAM215の記憶内容(特に遊技プログラム)を要求元の球貸管理装置4に送信するという制御を行ったりするほか、球貸機3から所定の動作停止要求信号が入力した場合は、その信号を制御回路219に転送し、または、動作停止要求信号が入力した旨を示す制御信号を制御回路219に伝える。
【0049】
G.遊技用演算処理装置200のシステムリセット動作
次に、遊技用演算処理装置200のシステムリセット(システムリセットとは先にも述べたとおりCPUコア201のパワーオンリセットと同義語である)の動作について説明する。図6は、遊技用演算処理装置200の状態遷移図である。図において、230〜233は状態、234〜245は遷移線である。まず、電源投入によってシステムリセットが発生(遷移線234)すると、管理ブロック200Bで初期化処理を実行し(状態230)、その結果がNG(遷移線235)であれば、所要の警報等を発生して待機状態に移行し、OK(遷移線236、237)であれば、管理ブロック200Bをアイドル状態(遷移線238:管理情報要求の待ち受け状態)にするとともに、ブートROM213に格納されているブートプログラムをCPUコア201で実行する(状態232)。
【0050】
そして、ブート結果がNG(遷移線243)であれば、所要の警報等を発生して待機状態に移行し、OK(遷移線244)であれば、ブートリセット(遊技プログラムのスタートアドレス発生)を発生してプログラムROM202に格納されている遊技プログラムをCPUコア201で実行し(状態233)、以降、ユーザー定期リセット信号USR_RSTが発生(遷移線245)する度に遊技プログラムを繰り返す。
ここで、状態231に入力する遷移線239は、球貸機3(または球貸管理装置4)からの管理情報要求を表し、状態240から出力する遷移線240は、要求元への管理情報応答を表す。例えば、球貸機3からの管理情報要求であれば、遊技プログラムの正当性判定結果情報とIDコードを管理情報応答として球貸機3に返送し、また、球貸管理装置4からの管理情報要求であれば、遊技プログラムを管理情報応答として球貸管理装置4に返送する。
【0051】
また、状態231に入力する遷移線241は、球貸機3からの動作停止要求を表し、状態231から状態233に出力する遷移線242は、その動作停止要求に応答して出力される動作停止指令を表す。詳細は後述するが、この動作停止指令が出力されると、ユーザー定期リセット信号USR_RSTが負論理固定と発生しなくなり、その結果、CPUリセット信号CPU_RSTが同様に負論理固定となって、CPUコア201がリセットされ続けるため、状態233で遊技プログラムが実行されなくなる。
上記の管理情報要求(遷移線239)、管理情報応答(遷移線240)および動作停止要求(遷移線241)は、いずれも遊技用演算処理装置200の外部通信制御回路220、遊技制御装置12の外部通信端子13、第1ハーネス13および球貸機3のチップ用端子28を介して、遊技用演算処理装置200と球貸機3との間でやり取りされる。
【0052】
H.管理ブロック200Bと遊技ブロック200Aの動作
次に、遊技用演算処理装置200の管理ブロック200Bの動作と遊技ブロック200Aの動作について、その詳細を説明する。図7は、管理ブロック200Bと遊技ブロック200Aの動作を示すフローチャートであり、左側が管理ブロック200Bの動作フロー、右側が遊技ブロック200Aの動作フローである。
上記「遊技用演算処理装置200のシステムリセット動作」でも説明したように、遊技用演算処理装置200の二つのブロック(遊技ブロック200A、管理ブロック200B)は、電源投入時のシステムリセットに応答して、まず、管理ブロック200Bが動作を開始する。管理ブロック200Bの動作は制御回路219によって以下のとおりシーケンス的に制御される。すなわち、制御回路219は、まず、ステップC0で管理ブロック200Bの自己診断を実行し、診断結果がOKであれば、ステップC1でハードウェアパラメータROM214に書込終了コードが記録されているか否かを判定する。
【0053】
先にも説明したように、この書き込み終了コードは、プログラムROM202への遊技プログラム202aの書き込みが終了したときに、ハードウェアパラメータROM214に書き込まれるものであるから、ステップC1における判定は、要するに、プログラムROM202に遊技プログラム202aが格納済みであるか否かを判定していることになる。
【0054】
そして、プログラムROM202に遊技プログラム202aが格納されていなければ、当然ながら以降の遊技処理を実行できないので、ステップC2に進み、プログラムROM202への遊技プログラム202aの書き込み処理を実行した後、フローチャートを終了して遊技用演算処理装置200の再立ち上げ(システムリセット)を待つが、プログラムROM202に遊技プログラム202aが格納済みであれば、プログラムROM202の記憶内容は、図9に示す状態となっており、後述する「遊技プログラムの正当性判定処理」の結果がOKの場合に、この遊技プログラム202aをCPUコア201で周期的に実行(後述のステップP6参照)して、所要の遊技制御を行うようになっている(但し、ユーザー定期リセット信号USR_RSTが負論理固定でなく周期的に発生している場合)。
【0055】
ステップC1で遊技プログラムの格納済みを判定すると、次に、ステップC3で管理ブロック200Bの初期化処理を実行する。この初期化処理では、例えば、管理用ワークRAM215とIDプロパティRAM218の初期化、セキュリティメモリ217からIDプロパティRAM218へのデータコピー、ハードウェアパラメータROM214のハードウェアパラメータ設定値を遊技ブロック200Aのアトリビュートレジスタ211などに設定する等の処理を行う。
初期化処理を終了すると、次に、ステップC4でブートROM213に格納されたブートプログラムを起動(図6の状態232参照)するとともに、ステップC5の「管理処理」で管理ブロック200Bをアイドル状態(図6の遷移線238参照)にする。
【0056】
図8はステップC5の管理処理のフローチャートである。このフローチャートでは、まず、ステップC5_1で球貸機3からの管理情報要求の有無を判定する。そして、管理情報要求有り(図6の遷移線239参照)であれば、ステップC5_2で所要の管理情報応答(特に、遊技プログラムの正当性判定結果情報とIDコード)を要求元に返送(図6の遷移線240参照)した後、再びアイドル状態に復帰し、一方、管理情報要求無しであれば、ステップC5_3で球貸機3からの動作停止要求の有無を判定する。そして、動作停止要求無しであれば、再びアイドル状態に復帰するが、動作停止要求有り(図6の遷移線241参照)であれば、ステップC5_4でユーザー定期リセット禁止固定信号RST_INHHLDをアクティブにして(図6の遷移線242参照)、ユーザー定期リセット信号USR_RSTを負論理に固定の発生を禁止し、遊技プログラムの周期的実行を停止した後、アイドル状態に復帰から抜け出して管理ブロック200Bの処理を停止する。
【0057】
再び図7において、ブートプログラムは、遊技ブロック200AのCPUコア201で実行される。すなわち、これ以降、遊技ブロック200Aの動作が開始される。CPUコア201は、まず、ステップP0で遊技ブロック200Aの自己診断を行い、診断結果がOKであれば、ステップP1で初期化処理を行う。この初期化処理では、例えば、ユーザーワークRAM203の初期化、アトリビュートレジスタ211に設定されたハードウェアパラメータを用いて遊技ブロック200Aの動作条件を整える等の処理を行う。
【0058】
初期化処理を完了すると、次に、ステップP2で「遊技プログラムの正当性判定処理」を実行する。この判定処理は、図9において、ステップP2aで、ブートROM213から読み出した暗号化アルゴリズム213bを使って、プログラムROM202に書き込まれている遊技プログラム202aを暗号化し、ステップP2bで、その暗号化の際に生成された生成チェックコードと、プログラムROM202に書き込まれているチェックコード202bとを比較して、一致の場合にOK(正当な遊技プログラム)を判定し、不一致の場合にNG(改竄された不当な遊技プログラム)を判定する。
【0059】
遊技プログラムの正当性判定処理を完了すると、次に、ステップP3で、上記遊技プログラムの正当性判定の結果(OK/NG)を管理ブロック200BのIDプロパティRAM218の所定領域に格納した後、ステップP4で、上記遊技プログラムの正当性判定の結果が、NGであれば、ブートプログラムを停止し(したがって、遊技制御は行われない)、OKであれば、ステップP5に進んで遊技プログラムのスタートアドレスに処理を渡し、以降、ステップP6の遊技制御処理を所定周期(ユーザー定期リセット信号USR_RSTの発生周期;例えば2ms)ごとに繰り返して実行する。
なお、遊技プログラムの判定結果がNGの場合、遊技ブロック200Aの制御(遊技制御)は停止されるが、管理ブロック200Bの制御(アイドル状態)はそのまま維持される。このため、遊技プログラムの判定結果がNGの場合であっても、球貸機3からの管理情報要求に従って、所要の管理情報応答(特に、遊技プログラムの正当性判定結果情報とIDコード)を要求元に支障なく返送することができる。但し、球貸機3から動作停止要求が有った場合は、所要の動作停止指令処理(図8のステップC5_4参照)を実行した後、管理ブロック200Bの制御を停止するので、アイドル状態は維持されない。
【0060】
I.遊技用演算処理装置200から球貸機3へ通知可能な情報内容
遊技用演算処理装置200の管理ブロック200Bは、アイドル状態中、球貸機3からの管理情報要求(図6の遷移線239参照)があると、所要の管理情報応答を要求元に返送する。管理情報応答は、既述のとおり、管理用ワークRAM215の記憶内容やIDプロパティRAM218の記憶内容であり、これらの記憶内容には、以下のものを含むことができる。なお、管理ブロック200Bは既述のとおり遊技ブロック200Aによる遊技プログラム実行中においてもアイドル状態中となっている。
【0061】
<管理用ワークRAM215の記憶内容とその記憶タイミング>
(a)プログラムROM202の記憶内容:
例えば、遊技プログラム202aなどである。その記憶のタイミングは、バスモニタ回路216の動作期間(CPUバス212がCPUコア201に占有されていない期間)である。
(b)ユーザーワークRAM203の記憶内容:
例えば、遊技制御に関わる各種の動的情報であり、その記憶のタイミングは、バスモニタ回路216の動作期間(CPUバス212がCPUコア201に占有されていない期間)である。
【0062】
<IDプロパティRAM218の記憶内容とその記憶タイミング>
(c)セキュリティメモリ217と同一の内容:
例えば、遊技用演算処理装置200の個体番号(IDコード)、遊技種別コード、ランクコード、メーカコード、機種コードおよび検査番号などであり、その記憶のタイミングはシステムリセット時である。
(d)遊技プログラムの正当性判定結果:
OK(正当な遊技プログラム)またはNG(改竄された遊技プログラム)を示す情報であり、その記憶のタイミングは、ブートプログラムによる遊技プログラムの正当性判定処理後である。
【0063】
以上の記憶内容(a)〜(d)は、その何れも管理情報応答に含めて球貸機3に送出することができるが、特に、以下の説明からも明らかになるが、遊技プログラムの正当性判定結果情報とIDコードは不可欠である。また、球貸管理装置4から遊技プログラムの要求を行う場合は、遊技プログラムも管理情報応答として不可欠である。
【0064】
J.球貸機3の制御動作
次に、球貸機3の動作を説明する。図10〜図12は、球貸機3のワンチップマイクロコンピュータ18で実行される球貸制御プログラムのフローチャートを示す図である。
球貸機3は、電源投入後、まず、ステップS1で初期化処理を実行する。この初期化処理では、例えば、通信制御装置23、カードR/W制御装置25などの初期化処理を行う。なお、初期化処理の際に、球貸管理装置4への未送信データが残っていた場合、その送信処理を行ってもよい。
初期化処理を完了すると、次に、ステップS2で球貸管理装置4からのアクセス(ポーリングによるアクセス)の有無を判定し、アクセス有りであれば、ステップS3でそのアクセス種別に応じた処理を行った後、ステップS4に進み、アクセス無しであれば、そのままステップS4に進む。なお、球貸管理装置4からのアクセスの有無判定は、例えば、球貸ネットワーク10を流れるデータパケットをモニタして、そのパケットの宛先部に当該球貸機3に併設された遊技機2のアドレスが含まれている場合にアクセス有りとする。
【0065】
アクセス有りの場合、まず、ステップS3aで、パケットのアクセス種別部に含まれるアクセス種別コードを調べ、そのコードが「IDコード設定」を表すコードである場合は、ステップS3bで、当該パケットの情報部に含まれる判定用IDコード(メーカの技術者または第三者機関の検査員によって球貸管理装置4にセットされた判定用のIDコードであり、当該球貸機3に併設された遊技機2の遊技用演算処理装置200に書き込まれているIDコードと同一のものである。)を球貸機3の不揮発性メモリ20の所定領域に書き込む。
一方、アクセス種別コードが「情報要求」を表すコードである場合は、ステップS3cで、ワンチップマイクロコンピュータ18の内部メモリに記憶保持されている「遊技機良否判定情報」および「球貸情報」(これらの情報の内容については後述する)を球貸管理装置4に送信する。なお、球貸機3の電源投入直後においては、上記「遊技機良否判定情報」と「球貸情報」はワンチップマイクロコンピュータ18にまだ記憶保持されていない。「遊技機良否判定情報」は後述のステップS5の実行時に記憶保持され、「球貸情報」は後述のステップS8およびステップS9の実行時に記憶保持されるからである。
したがって、仮に、後述のステップS5またはステップS8およびステップS9を1度も実行していないときに、球貸管理装置4から「情報要求」があった場合は、有効な送信情報が記憶保持されていないため、球貸管理装置4に対して、例えば、有効な送信情報が記憶保持されていない旨を示すメッセージを送信するか、あるいは、ダミーの情報を送信する必要がある。球貸管理装置4はこの送信データ(上記メッセージまたはダミーデータ)を受け取ると、その回の情報応答を無視し、次順の球貸機3のポーリングに移行する。
【0066】
次に、ステップS4で、「遊技機正当性判定条件」の成立を判定する。遊技機正当性判定条件の一つは、球貸機3の電源投入直後である。すなわち、球貸機3の電源を投入すると、ステップS4の判定結果が“YES”となり、ステップS5の遊技機正当性判定処理を実行する。遊技機正当性判定条件の他の一つは、所定の周期信号(発振器19の発振信号を分周して作られる周期信号)の入力である。すなわち、所定の周期信号が入力する度に(例えば、周期信号をF秒周期とするとF秒ごとに)、ステップS4の判定結果が“YES”となり、ステップS5の遊技機正当性判定処理を実行する。なお、これらの条件のほかに、球貸管理装置4からの「情報要求」も遊技機正当性判定条件の一つに加えてもよい。すなわち、球貸管理装置4からの「情報要求」がある度に、ステップS5の遊技機正当性判定処理を実行するようにしてもよい。
【0067】
この遊技機正当性判定処理では、まず、ステップS5aで遊技機情報を取得する。遊技機情報とは、当該球貸機3に併設された遊技機2の遊技用演算処理装置200の管理用ワークRAM215やIDプロパティRAM218の記憶情報であり、特に、IDコードと遊技プログラムの正当性判定結果情報である。
情報の取得手順は、まず、ワンチップマイクロコンピュータ18で管理情報要求の信号を生成し、その信号を、出力インターフェース21→チップ用端子28(図では出力インターフェース21→丸付きa→丸付きa→チップ用端子28)→第1ハーネス31→外部通信端子13→外部通信制御回路220の経路で、遊技用演算処理装置200の管理ブロック200Bに伝える。
アイドル状態にある管理ブロック200Bは、上記信号(管理情報要求の信号)を受信すると、管理用ワークRAM215やIDプロパティRAM218の記憶情報(特に、IDコードと遊技プログラムの正当性判定結果情報)を読み出し、その情報を管理情報応答として、上記と逆の経路で要求元の球貸機3に返送する。ステップS5aで取得された遊技機情報は、このようにして遊技機2から返送された情報である。
【0068】
遊技機情報を取得すると、次に、ステップS5bで、遊技機情報中の「IDコード」と、不揮発性メモリ20に保持されている判定用IDコードとを比較して、一致(OK:正当な遊技用演算処理装置200である)/不一致(NG:不正に交換された遊技用演算処理装置200である)を判定する。そして、ステップS5cでその判定結果と遊技機情報中の「遊技プログラムの正当性判定結果情報」を、ワンチップマイクロコンピュータ18の内部メモリに「遊技機良否判定情報」(ステップS3c参照)として記憶保持する(すでに記憶済みであれば記憶内容を上書きする)。
次に、ステップS5dとステップS5fで、IDコードの判定結果がNGであるか、または、遊技機情報中の「遊技プログラムの正当性判定結果情報」がNGであるかを判定し、いずれか一方もしくは両方がNGの場合に、異常フラグをONにする(ステップS5e、ステップS5g)。
次に、ステップS6に進み、異常フラグがONになっている場合に、ステップS7の異常処理を実行し、ONになっていない場合に、通常の処理、すなわち、ステップS8のプリペイドカード処理とステップS9の球貸処理を実行した後、再び、前述のステップS2以降を繰り返し実行する。
【0069】
ステップS7の異常処理では、まず、ステップS7aで球貸機3の表示器27に異常を表示(報知)し、ステップS7bで「動作停止要求処理」を実行する。この動作停止要求処理は、ワンチップマイクロコンピュータ18で所要の動作停止要求信号を生成し、その信号を、出力インターフェース21→チップ用端子28(図では出力インターフェース21→丸付きa→丸付きa→チップ用端子28)→第1ハーネス31→外部通信端子13→外部通信制御回路220の経路で、遊技用演算処理装置200の管理ブロック200Bに伝えるというものである。
アイドル状態にある管理ブロック200Bは、先にも説明したように、上記信号(動作停止要求の信号)を受信すると、ユーザー定期リセット禁止固定信号RST_INHHLDをアクティブにして、以降のユーザー定期リセット信号USR_RSTを負論理に固定の発生を禁止する。したがって、それ以降、CPUコア201が周期リセット状態を維持するされないから、遊技プログラムは実行されず、遊技用演算処理装置200の遊技制御が停止される。
【0070】
異常表示処理と動作停止要求処理を完了すると、次いで、ステップS7cでカードR/W装置26にプリペイドカードが挿入されているか否かを調べる。そして、挿入されていなかった場合は、ステップS7eでプリペイドカードの挿入を禁止するとともに、遊技機2の球貸可能表示器81bに球貸不能表示を行い、挿入されていた場合は、ステップS7dでプリペイドカードの排出を行った後、ステップS7eでプリペイドカードの挿入を禁止するとともに、遊技機2の球貸可能表示器81bに球貸不能表示を行う。
ステップS8のプリペイドカード処理では、プリペイドカードのセキュリティ情報のチェック処理、プリペイドカードの金額情報(未使用金額)の読み込み処理、遊技機2の残高表示器81aの表示更新処理、プリペイドカードの排出処理(但し未使用金額ゼロの場合または遊技機2の返却スイッチ81dが操作された場合)、遊技機2の球貸可能表示器81bの表示処理などを行う。
ステップS9の球貸処理では、遊技機2の球貸スイッチ81cの操作に応じて遊技球数の排出を指示する信号(球貸信号)を生成して、遊技機2の排出制御装置14に出力する処理を行い、さらに、プリペイドカードの金額情報(未使用金額)をその排出遊技球数に応じて減算・更新する処理を行うとともに、排出遊技球数(すなわち、球貸数)を金額に換算した情報を、ワンチップマイクロコンピュータ18の内部メモリに「球貸情報」として記憶保持する処理を行う。
【0071】
K.球貸機3の動作例
球貸機3は、上記の球貸制御プログラムに従って動作するが、これを具体的な例で示すと以下のとおりとなる。例えば、ホールの新規開店を想定した場合、球貸機3の不揮発性メモリ20には、当該球貸機3に併設された遊技機2のIDコード(正確にはその遊技機2の遊技用演算処理装置200に格納されたIDコード)と同一の判定用IDコードは書き込まれていない。したがって、この場合は、まず、判定用IDコードを書き込む必要がある。メーカの技術者、ホールの管理者または第三者機関の検査員は、対象となる球貸機3に併設された遊技機2のIDコードをメーカ発行の技術資料等から調べ、そのIDコードとその遊技機2のアドレスを球貸管理装置4にセットし、球貸管理装置4から上記アドレスとIDコードを情報に含めたIDコード設定用のパケットを球貸ネットワーク10に流し込む。
【0072】
このパケット流し込みに先立って、対象となる球貸機3の電源をオンにしておくと、球貸機3は、初期化処理(ステップS1)を実行した後、球貸管理装置からのアクセスの有無判定(ステップS2)を周期的に実行するループ状態に入っている。なお、遊技機正当性判定条件の成立判定(ステップS4)や異常フラグのチェック(ステップS6)およびプリペイドカード処理(ステップS8)ならびに球貸処理(ステップS9)等も周期的に実行しているが、IDコードの設定処理には直接的な関係がないため、ここでは無視する。
球貸ネットワーク10に流し込まれたIDコード設定用のパケットは、上記周期的に実行されているステップS2(球貸管理装置からのアクセスの有無判定)で捕捉される。そして、ステップS3aでアクセス種別=IDコード設定が判定され、ステップS3bで、球貸管理装置4から送信された判定用IDコードを不揮発性メモリ20に記憶する処理が行われる。
【0073】
以上の判定用IDコード設定処理は、当該球貸機3に併設された遊技機2の交換時(例えば、機器故障による遊技制御装置12の交換時またはホールの新装開店時)も同様である。新規開店時との違いは、球貸機3の不揮発性メモリ20に判定用IDコードが残っている点にあるが、ステップS3bで、球貸管理装置4から送信された判定用IDコードを不揮発性メモリ20に記憶する際に、旧判定用IDコードが新判定用IDコードで上書きされるから、処理の流れはまったく変わらない。
次に、営業期間中における電源投入時の動作を説明する。球貸機3と遊技機2の電源を投入すると、まず、遊技機2は管理ブロック200Bの制御動作を開始し、管理ブロック200Bの自己診断(ステップC0)、書き込み終了コードの判定(ステップC1)、管理ブロック200Bの初期化処理(ステップC3)およびブートプログラムの起動(ステップC4)を行った後、アイドル状態で待機(ステップC5)する。そして、ブートプログラムの起動により、遊技ブロック200AのCPUコア201は制御動作を開始し、遊技ブロック200Aの自己診断(ステップP0)、初期化処理(ステップP1)、遊技プログラムの正当性判定処理(ステップP2)および遊技プログラムの正当性判定結果のIDプロパティRAM218への記憶処理(ステップP3)を行った後、遊技プログラムの正当性判定結果がOKであれば、遊技プログラムに処理を渡して、以降、ユーザー定期リセット信号USR_RSTの発生ごとに周期的に遊技制御処理を実行する(ステップP6)。
【0074】
一方、球貸機3は、その間、初期化処理(ステップS1)を実行した後、遊技機正当性判定条件の成立判定(ステップS4)を周期的に実行するループ状態に入っている。なお、球貸管理装置からのアクセスの有無判定(ステップS2)や異常フラグのチェック(ステップS6)およびプリペイドカード処理(ステップS8)ならびに球貸処理(ステップS9)等も周期的に実行しているが、遊技情報の取得処理には直接的な関係がないため、ここでは無視する。
遊技機正当性判定条件は、先にも述べたように、電源投入時、所定の周期信号入力時または球貸管理装置4からの情報要求時である。すなわち、これらの何れかの条件が成立したときに、球貸機3から遊技機2に対して管理情報要求が出力される。いま、最初の条件(電源投入)の成立時に、遊技機2のステップP3の処理を完了していたとすると、当該遊技機2の遊技用演算処理装置200のIDプロパティRAM218には、IDコードと遊技プログラムの正当性判定結果情報が記憶済みである。したがって、上記最初の条件(電源投入)の成立時に球貸機3から遊技機2に管理情報要求を出力すると、遊技機2からは、IDプロパティRAM218に記憶された「IDコード」と「遊技プログラムの正当性判定結果情報」とを含む管理情報応答が返送される。
【0075】
なお、上記最初の条件(電源投入)の成立時に、まだ、遊技機2のステップP3の処理を完了していない場合は、遊技機2からは有効な管理情報応答が返送されないが、他の条件、例えば、周期的信号の入力や球貸管理装置4からの情報要求は電源投入後の所定時間を経過してから成立するため、遊技機2に故障がない限り、当然のことながらその成立時点では、遊技機2のステップP3の処理は完了しているはずであり、したがって、遊技機2からは有効な管理情報応答が返送されるので、多少の待ち時間はあるものの必要な遊技機情報の取得にまったく支障はない。
【0076】
このように、遊技機2の外部装置としての球貸機3は、電源投入直後に(但し、遊技機2のステップP3の処理が完了している場合)、所要の遊技機情報(遊技機2における遊技プログラムの正当性判定結果情報とその遊技機2のIDコード)を取得するとともに、所定の周期信号が入力する度にも同遊技機情報を取得する。さらに、球貸機3球貸管理装置4からの情報要求に応答して同遊技機情報を取得する。そして、球貸機3は、取得した遊技機情報に基づいて、遊技機2の良否を判定し、不正な遊技機2であれば直ちに球貸機能の停止(不能動化)を行うとともに、遊技用演算処理装置200に動作停止要求信号を出力して、遊技プログラムの停止を促す。なお、遊技プログラムの実際の停止処理は、遊技用演算処理装置200で行っている。すなわち、管理ブロック200Bでユーザー定期リセット禁止固定信号RST_INHHLDをアクティブにし、このアクティブによってユーザー定期リセット信号USR_RSTを負論理に固定の発生を禁止することにより行っている。
また、球貸機3は、遊技機2の不正判定の報知(球貸可能表示器81bへの球貸し不能表示や球貸ネットワーク10への判定結果情報の送出)処理を行うとともに、球貸管理装置4からの情報要求に応じて、遊技機2の正当性判定結果や遊技プログラムの正当性判定結果情報およびIDコードを送り返す。
【0077】
L.まとめ
以上説明したとおり、本実施の形態の遊技機2によれば、(一)パワーオンリセット時に実行されるブートプログラムで、プログラムROM202に格納された遊技プログラム202aを所定の暗号化アルゴリズム(ブートプログラム213に格納された暗号化アルゴリズム213b)で暗号化し、その暗号化の際に生成されるチェックコードと、同プログラムROM202に格納されているチェックコード202bとを比較して、その比較結果をIDプロパティRAM218に記憶するとともに、(二)パワーオンリセット時に実行される遊技ブロック200Bの初期化処理で、セキュリティメモリ217に格納されたデータ(特にIDコード)をIDプロパティメモリ218に記憶し、(三)管理ブロック200Bのアイドル状態中に、球貸機3からの管理情報要求を受け取ると、IDプロパティRAM218に記憶されたデータ(特にIDコードや遊技プログラムの正当性判定結果情報)を要求元の球貸機3に管理情報応答として返送し、且つ、(四)管理ブロック200Bのアイドル状態中に、球貸機3からの動作停止要求信号を受け取ると、ユーザー定期リセット禁止固定信号RST_INHHLDをアクティブにしてユーザー定期リセット信号USR_RSTを負論理に固定の発生を禁止し、CPUコア201をリセット状態に維持してにおける遊技プログラムの周期的実行を停止するという作用が得られる。
【0078】
したがって、仮に、遊技用演算処理装置200の不正交換が行われたとしても、その交換後の遊技用演算処理装置200のIDコードは交換前のものと相違し、球貸機3に記憶されている判定用IDコードと一致しないから、かかる不正交換の行為を確実に発見して動作停止要求信号を遊技機2に出力でき、遊技プログラムを停止する等の所要の処置を講じることができる。
ところで、上記不正交換に伴うIDコードの不一致を回避するための唯一の抜け道は、あらかじめ交換対象の遊技用演算処理装置200を特定してそのIDコードを入手し、そのIDコードを、改竄された遊技プログラム(およびその遊技プログラムに適合したチェックコード)を組み込んだ不正な遊技用演算処理装置200のセキュリティメモリ217に書き込んでおくことである。
しかしながら、上記IDコードは、そのIDコードを記載した文書等が外部の人間に対して秘匿化されていること、および、交換対象の遊技用演算処理装置200からのIDコードの読み出しも容易でない(チップを裸にして内部データを解析することも可能ではあるが、相当な支援設備と技術知識を要する)ことを考慮すると、実際上、IDコードの入手は不可能であるし、仮にIDコードを入手できたとしても、被害に遭うのはそのIDコードを持つ特定の遊技用演算処理装置200の一台だけであり、不正行為をする者にとっては、とてもコストメリットが得られないから、かかる不正な遊技用演算処理装置200の市場への出回りを確実に防止することができ、遊技業界の健全な発展に寄与する有益な不正防止技術を提供できる。
【0079】
なお、本実施の形態では、球貸機3を外部装置としているが、これに限定されない。要は、遊技機2に対して管理情報要求信号を出力でき、その管理情報要求に応答して遊技機2から返送されたIDコードとあらかじめ保持しておいた判定用IDコードとを比較して不一致の場合に、当該遊技機2に対して動作停止要求信号を出力できるものであればよく、専用の装置またはその他の装置に組み込まれたものであってもよい。
また、本実施の形態では、外部装置から動作停止要求信号を受け取ったときに、ユーザー定期リセット禁止固定信号RST_INHHLDをアクティブにしてユーザー定期リセット信号USR_RSTを負論理に固定の発生を禁止しているが、これに限定されない。要は、CPUコア201で実行される遊技プログラムを停止できればよく、例えば、内部クロックiCLKの発生を禁止したり、その他の信号(CPUコア201の動作に必要な信号)の発生を禁止したりしてもよく、もしくは禁止以外にも、CPUコア201の動作を停止させるための信号(例えば、WAIT信号など)の発生を許容したり、CPUコア201の電源供給を停止したりしてもよい。
【0080】
また、本発明の実施の形態は、パチンコ機を例にしたが、これに限定されない。要は、遊技球やコインなどの遊技媒体の借り受け代価弁済のために、前払式証票(プリペイドカード)を使用する遊技場に設置される遊技装置であればよく、例えば、回胴式遊技機やその他の遊技機であってもよい。
また、本発明の実施の形態は、プリペイドカードを用いた球貸システムを例にし、そのプリペイドカードに記録された情報の読み取りや書き換えを行う際に、プリペイドカードをカードR/W装置26の挿入口3bに差し込み、カードR/W装置26の情報読み書き部(不図示)とプリペイドカードの情報記録部とを接触させるタイプ(接触型)を例にしたが、これに限定されない。カードR/W装置26は、前述のとおり、電子的方法または磁気的方法もしくはもしくは人の知覚によって認識できないその他の方法、例えば、目に見えない光線を照射することによってその記録情報の読み取りが可能となる当該記録情報を印刷するための方法を用いて、情報の読み取りや書き換えを行うことができるものであればよく、上記の接触型はもちろんのこと、情報読み書き部の上にプリペイドカードを載置するタイプ、または、情報読み取り部とプリペイドカードの情報記録部とを近づける非接触のタイプであってもよい。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。すなわち、本発明の範囲は、上記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものであってはならない。あくまでも、特許請求の範囲の記載によって示され、且つ、特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0081】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、外部装置からの情報要求信号が第1の管理情報要求である場合は、その外部装置に対して、期間保持情報記憶手段が記憶する正当性判定結果格納手段と識別情報格納手段の格納情報、すなわち、遊技プログラムの正当性判定結果を示す情報と、遊技用演算処理装置に割り当てられた該遊技用演算処理装置の製造個体を示すユニークな識別情報とが外部装置へ送信され、外部装置からの情報要求信号が第2の管理情報要求である場合は、一時記憶手段が一時的に保持するワークエリアの内容を外部装置へ送信される。
したがって、外部装置側で、あらかじめ判定用識別情報を保持しておき、この判定用識別情報と遊技機から送信された識別情報とを比較することにより、遊技機の不正を確実に判定できる。さらに、遊技機から送信された識別情報に基づいて遊技プログラムの正当性も知ることができる。その結果、不正を判定した場合は、外部装置側で報知等の所要の処置を講じることができ、ホールの経済的損失を回避することができる。
請求項2記載の発明によれば、通信待ち受け処理実行手段は、外部装置からの動作停止要求信号に基づいて、遊技プログラムによる処理が停止させられる。
したがって、例えば、外部装置側で不正を判定した場合に、当該外部装置から遊技機に対して動作停止要求信号を送出することにより、遊技機の遊技制御を停止して、遊技店の経済的損失を確実に回避できるとともに、遊技者への迷惑も回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技装置および球貸ネットワークの構成図である。
【図2】遊技機の前面図である。
【図3】球貸機および遊技機のブロック図である。
【図4】遊技制御装置のブロック図である。
【図5】遊技用演算処理装置のブロック図である。
【図6】遊技用演算処理装置の状態遷移図である。
【図7】遊技用演算処理装置のブロックごとの動作を示すフローチャート図である。
【図8】遊技機の管理ブロックのアイドル状態中に行われるフローチャートである。
【図9】プログラムROMの記憶内容を示す概念図である。
【図10】球貸制御プログラムのフローチャート(1/3)である。
【図11】球貸制御プログラムのフローチャート(2/3)である。
【図12】球貸制御プログラムのフローチャート(3/3)である。
【符号の説明】
2 遊技機
3 球貸機(外部装置)
200 遊技用演算処理装置
210 ユーザー定期リセット発生回路(処理停止手段)
218 IDプロパティメモリ(第1格納部、第2格納部)
219 制御回路(情報送信手段、処理停止手段)
220 外部通信制御回路(情報送信手段)
Claims (2)
- 遊技プログラムに従い遊技制御を行う遊技ブロックと情報管理を行う管理ブロックとに区分され、該遊技プログラムに従って動作する前に、当該遊技プログラムの正当性を判定し、この判定結果が真の場合に前記遊技プログラムに処理を渡す遊技用演算処理装置を備え、
遊技盤に形成した遊技領域に、複数の図柄を変動表示する表示装置と、始動スイッチが設けられた始動口と、大入賞口を有する変動入賞装置と、を配設した遊技機において、
前記管理ブロックは、
前記遊技用演算処理装置に割り当てられた該遊技用演算処理装置の製造個体を示すユニークな識別情報を書き換え不能に格納する識別情報格納手段と、
格納内容を電源オンの期間中保持する期間保持情報記憶手段と、
前記遊技ブロックに設けたCPUコアによってバスが解放されているときに、前記遊技ブロックに設けたワークエリアの内容を読み出して一時的に保持する一時記憶手段と、
該遊技用演算処理装置のシステムリセット後に初期化処理を実行する初期化処理手段と、
前記初期化処理を実行した後、前記遊技ブロックによる前記遊技プログラムの正当性判定処理の実行を指示する正当性判定処理実行指示手段と、
前記正当性判定処理の実行指示後に、前記遊技用演算処理装置との間で信号の授受を可能とするように接続された外部装置からの通信待ち受け処理を実行する通信待ち受け処理実行手段と、を備え、
前記遊技ブロックは、
前記管理ブロックからの指示に基づいて前記正当性判定処理を実行する正当性判定処理実行手段と、
前記正当性判定処理の判定結果が正当であれば遊技プログラムを実行する遊技プログラム実行手段と、
前記正当性判定処理の判定結果が不当であれば該遊技ブロックの制御を停止する遊技ブロック制御停止手段と、
該遊技ブロックにおいて遊技プログラムに基づく処理を実行する際に、ワークエリアとして遊技制御に関わる各種の情報を記憶する作業領域記憶手段と、を備え、
前記初期化処理手段は、前記識別情報格納手段が格納する識別情報を前記期間保持情報記憶手段にコピーして格納するコピー格納手段を備え、
前記正当性判定処理実行手段は、正当性判定結果を前記期間保持情報記憶手段に格納する正当性判定結果格納手段を備え、
前記通信待ち受け処理実行手段は、前記外部装置からの情報要求信号が第1の管理情報要求である場合は、前記期間保持情報記憶手段が記憶する識別情報及び正当性判定結果を前記外部装置へ送信し、前記外部装置からの情報要求信号が第2の管理情報要求である場合は、前記一時記憶手段が一時的に保持する前記ワークエリアの内容を前記外部装置へ送信する情報送信手段を備えることを特徴とする遊技機。 - 前記通信待ち受け処理実行手段は、
前記外部装置からの動作停止要求信号の受付により、前記遊技プログラム実行手段による前記遊技プログラムの実行を停止させる実行停止手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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