JP4596479B2 - エンジン駆動式作業機およびその排風制限装置 - Google Patents

エンジン駆動式作業機およびその排風制限装置 Download PDF

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Description

本発明は、エンジン駆動式作業機に関し、特に、寒冷地での運転時にブリーザや気化器の氷結を抑制するエンジン駆動式作業機、および寒冷地での運転時にエンジン駆動式作業機に取り付けて使用される排風制限装置に関する。
エンジン駆動式発電機などに使用される小型の汎用エンジンにおいては、ブローバイガスを吸気通路に連通させるため、エンジンの外側にブリーザパイプが引き回されている。したがって、この種のエンジンでは、ブリーザパイプが外気温度にさらされるようになり、外気温度が極めて低くなる寒冷地ではブリーザパイプ中を通過するブローバイガスに含まれる水分が氷結してブリーザパイプを閉塞させてしまうことがありえる。
この対策として、例えば、特開平8−151917号公報に記載されているエンジンでは、エンジン運転中の高温部分であるシリンダやマフラ等の冷却排風をブリーザパイプ外周部分に導くことによって加温することが行われている。また、実公昭61−2253号公報には、ブリーザパイプを電気ヒータで加温する試みも提案されている。
特開平8−151917号公報 実公昭61−2253号公報
特許文献1や特許文献2に記載された構成は、ブローバイガス中の水分の氷結を防止するのに有効である。しかし、ブリーザパイプを含むエンジン全体を遮音カバー内に収容している形式の作業機では、遮音カバー内は冷却ファンによって強制的に通風冷却される構造であることから、ブリーザパイプがカバー内を通過する冷却風にさらされ、十分に氷結防止効果が得られないことがある。この場合、カバー内への吸風口の開口を狭くすることによって、カバー内を通過する冷却風を適量に制限して冷却風による過度な冷却を抑制し、冷却とエンジン運転に伴う発熱による温度上昇とのバランスをとってブリーザパイプ内での氷結抑制を図ることが可能である。また、気化器の氷結抑制も同様に行うことが可能である。
しかしながら、エンジン運転停止時には冷却ファンも停止することから、カバー内の高温余熱を速やかに自然放熱することが要求されるので、放熱の観点では吸風口の開口を狭くするのは好ましくない。
本発明の目的は、上記要求に鑑み、運転中はブリーザパイプや気化器等の氷結を抑制できるよう適度にカバー内を加温できるとともに、運転停止後は、速やかな放熱を可能にするエンジン駆動式作業機およびその排風制限装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明は、エンジンの外周をカバーで覆い、前記エンジンで駆動される冷却ファンで前記カバー内に導入した外気を、前記エンジン外周を通過させて外部に排出するように構成したエンジン駆動式作業機において、前記カバーの排風口に、排風圧力で付勢されて前記排風口から出た排風の通過経路を閉鎖する可動板を有する排風制限装置を設けた点に第1の特徴がある。
また、本発明は、前記排風制限装置が、前記カバーの排風口に着脱自在に取り付けられている点に第2の特徴がある。
また、本発明は、前記排風制限装置が、排風窓を有する枠体と、前記可動板をその面内中心から偏った位置で前記枠体上に支持する枢軸とを有し、前記可動板が、前記排風口に対向して配置され、該排風口からの排風圧力で前記排風窓を閉鎖する位置に回動可能に構成されている点に第3の特徴がある。
またさらに、本発明は、エンジン駆動式作業機の排風制限装置において、揺動自在な可動板で開閉可能な排風窓を一面に設け、他の面がエンジン駆動式作業機のカバーに設けた排風口からの排風を受け入れ可能に開放された枠体と、前記可動板が、前記排風口からの排風圧力で前記排風窓を閉鎖する位置まで回動可能となるように、該可動板をその面内中心から偏った位置で前記枠体に支持する枢軸とを備え、前記枠体が、前記エンジン駆動式作業機の前記排風口が形成された面に対向する取付面を有している点に第4の特徴がある。
第1の特徴を有する本発明によれば、エンジンの運転中は、エンジンを冷却するためエンジンの周囲に導入された外気つまり冷却風の排風圧力で可動板が付勢されて排風口からの排風経路が可動板で閉鎖される。したがって、カバーからの排風開口が絞られて冷却風の流量が低減し、エンジンの過冷却が抑制される。この際、冷却風の流れは、吸風側でなく排風側で絞られるので、カバー内部には、エンジンの運転による熱が適度に滞留して、エンジンの適度な保温が可能である。また、エンジンが停止されると、冷却ファンも停止するので、排風の圧力は低下して可動板に対する付勢力は解消され、可動板は排風経路を閉鎖する側に付勢されなくなり、排風経路は開放される。その結果、十分な排風開口面積が得られることになり、カバー内の熱は自然対流による換気で速やかに外部に放出される。
第2の特徴を有する本発明によれば、通常の地域向けの仕様と、ブリーザパイプ等の凍結抑制が必要な寒冷地向け仕様とを簡単に設定可能である。また、寒冷季節のみの運転仕様への変更も簡単である。
第3の特徴を有する本発明によれば、可動板は重心から偏った位置で枢支されるので、排風圧力がかかった場合、可動板は枢支部を軸として回動し、排風窓を閉鎖して冷却風量を制限する。排風圧力がなくなった場合には、偏って配置されている枢支部を軸とした重量のバランスの違い等により可動板が回動して枠体の排風窓を開放する。可動板の回動機構は冷却風の圧力を利用しているので簡単である。
第4の特徴を有する本発明によれば、エンジン駆動式作業機のカバーに形成された排風口の周囲に簡単に取り付けてブリーザパイプや気化器の氷結を抑制することができる排風制限装置を得ることができる。
以下に図面を参照して本発明の一実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るエンジン駆動式発電機の一側面図であり、外側部を覆うカバーを取り外した状態の図である。また、図2は、ダクト部材内のエンジンおよび発電機本体の配置を示す断面図である。図1および図2において、エンジン駆動式発電機1は、フレーム2と、このフレーム2の下部に弾性材を介して支持されるエンジン3および発電機本体4と、フレーム2の上部に取り付けられる燃料タンク5と、エンジン3および発電機本体4のための制御ユニット53とを備える。フレーム2は、左右一対の上フレーム2a、後フレーム2b、下フレーム2cと、左右一対の下フレーム2cを連結するクロスメンバ2dおよび2eとからなる。これらフレーム2の各メンバは個別の部材を溶接等で組み立てて一体としてもよいし、1本のパイプで形成してもよい。本実施形態では、クロスメンバ2dを除く各フレーム構成メンバを1本のパイプを屈曲して一体で形成している。上フレーム2aと後フレーム2bとの中間部から前方に向かって水平に補助フレーム6が延長されている。
図1および図2に示したエンジン駆動式発電機1は、上面が燃料タンク5で覆われている他、後述するように、前面は吸気ボックス12、後面は排気ボックス20で覆われており、これら燃料タンク5、吸気ボックス12、および排気ボックス20で覆われた空間の両側面および底面を図示しないパネル板で覆うことにより、機体全体の外面を実質的に遮音カバーで覆うように構成されている。以後の説明では、この実質的に遮音カバーで覆われた空間を「カバー内部」と記載する。
エンジン3は、4サイクル式であって、クランク軸3aをエンジン駆動式発電機1の前後方向に向けて配置され、そのシリンダ部3bはクランクケース3cから斜め上向きに突出している。エンジン3のシリンダ部3bの頂部からは図示しない点火プラグに接続されるコード7が引き出され、シリンダ部3bの頂部側面には、吸気管8の下流端部が結合され、この吸気管8の上流端部はエアクリーナ9に連結される。さらに、吸気管8の途中には気化器10が設けられ、この気化器10の上流側にはシリンダ部3bに一端が連結されたブリーザパイプ11の他端が合流するように結合される。
フレーム2の開放側つまりエンジン駆動式発電機1の前部(図1では右側)には、方形の吸気ボックス12が配設される。吸気ボックス12は、後面を開放した合成樹脂製のボックス本体12aと、その開放面側に配置される鋼板製の端板12bとからなり、端板12bは上フレーム2aおよび補助フレーム6の端部(前端)に設けられたブラケット13と下フレーム2cに設けられたブラケット(図示せず)を介して連結される。ボックス本体12aの前面には第1吸気ルーバ13aが設けられ、端板12bには、前記第1吸気ルーバ13aから横(左)に偏倚した位置に第2吸気ルーバ13bが設けられる。
発電機本体4は、エンジン3のクランク軸3aに連結された永久磁石付きのアウタロータ14aとエンジン3にボルトで固着されているステータコイル14bとからなるアウタロータ式多極磁石発電機である。アウタロータ14aの外端面には冷却ファン16と、リコイルスタータ17とが取り付けられる。
クランク軸3aの後端には、エンジン始動用のリングギヤ18が固着され、このリングギヤ18は図示しないオーバランニンングクラッチを介してスタータモータ19によって駆動される。リングギヤ18にはエンジン側からの冷却排風、および後述するダクト部材の吹き出し孔から該ダクト部材および遮音カバー間に排出された風を排気ボックス20内へ強制的に送風する冷却ファン18Aが設けられる。エンジン3の後方には、排気ボックス20内に収容された排気マフラ21が配置される。
エンジン3および発電機本体4並びにリコイルスタータ17は全体がダクト部材22で覆われる。ダクト部材22の前部は発電機本体4とリコイルスタータ17の形状に適合するように小径に絞られており、このダクト部材22の前部は吸気ボックス12の端板12bに形成された接続口23から吸気ボックス12内に没入されている。ダクト部材22の前部外周と端板12bの接続口23に内周との間は環状のシール部材24でシールされている。
ダクト部材22の後端は排気ボックス20の前部を覆う端板25に結合される。端板25には、孔25aが設けられており、エンジン3側と排気ボックス20内との間で空気の流通が自在である。エンジン3のクランクケース3cの上下にも流通孔が形成されており、発電機本体4側と空気の流通が自在である。排気ボックス20の上部には、冷却風を排気する排気ルーバ20aが設けられる。ダクト部材22は一体で形成してもよいし、エンジン3を覆う部分と発電機本体4を覆う部分とを別体で形成してボルトなどで互いを連結してもよい。図2の例では二つの部分で構成し、ボルト15でクランクケース3cを介して連結している。
ダクト部材22は、エンジン3と発電機本体4とを覆っているが、吸気管8、エアクリーナ9、気化器10、およびブリーザパイプ11はダクト部材22の外部に設けられる。したがって、ダクト部材22には、このダクト部材22を通過する冷却風が、気化器10やブリーザパイプ11にも一部送風されるように多数の孔28が設けられる(図3参照)。
なお、吸気ボックス12の上部には、左右一対のハンドル29が取り付けられる。ハンドル29は、前記ブラケット13の延長部に枢支されており、図1に点線29aで示したように吸気ボックス12の前面に沿うように折りたたみ可能に構成される。下フレーム2cには、一対の車輪30と脚31とが取り付けられる。
図3は、ダクト部材22の斜視図である。ダクト部材22はエンジンカバー部(後部)22a、発電機カバー部(中間部)22b、および小径部(前部)22cからなる。エンジンカバー部22aの前面には、吸気管8が貫通可能な孔26やブリーザパイプ11が貫通可能な孔27が形成される。また、発電機カバー部22bには、冷却風を気化器10やブリーザパイプ11等に送風する多数の孔(吹き出し孔)28が形成される。
上記構成において、エンジン3を運転すると、クランク軸3aに連結されたアウタロータ14aが回転し、冷却ファン16が回転する。この冷却ファン16の回転により、吸気ボックス12の第1吸気ルーバ13aから吸入された外気が図2に多数の矢印で示すように端板12bの接続口23を通ってリコイルスタータ17の周囲からダクト部材22内に導入される。ダクト部材22内に導入された外気つまり冷却風は、発電機本体4の外周に沿って移動し、エンジン3の周囲に流れ込む。そうして、端板25の孔を通過して排気ボックス20内に流れ込む。排気ボックス20内に流れ込んだ冷却風は、排気ルーバ20aから外部へ排出される。
一方、第1吸気ルーバ13aから取り込まれた外気は吸気ボックス12の端板12bに設けられた第2吸気ルーバ13bからダクト部材22の外側に導入される。さらに、ダクト部材22内の冷却風の一部は発電機カバー部22bの孔28からダクト部材22の外側の気化器10およびブリーザパイプ11に向けて排風される。この排風は、前記冷却ファン18Aによって排気ボックス20へ給送される。
エンジン駆動式発電機1は通常の気候地域で運転することを前提に冷却ファンの風量等が設定されているので、寒冷地で運転される場合、温度の低い冷却風が多量に吸風されて発電機1内の温度が低下しすぎることがある。そうすると、前述したようなブローガス中の水分あるいは気化器中の水分の氷結が発生することがあり得る。したがって、このような寒冷地での使用に対応できるように冷却風の風量を制限する手段を講じた。具体的には、寒冷地での使用に際して排気ルーバ20aに排風制限装置を装着できるようにした。
図4は、排風制限装置を装着したエンジン駆動式発電機1の要部を示す側面図である。排風制限装置32は、排風枠33、および排風枠33の排風側に枢軸34で支持された排風制限ルーバとしての揺動板(可動板)35からなる。排風枠33は、排気ルーバ20a側が全面開放され、排気ルーバ20aから遠い側つまり排風枠33の排風側には揺動板35で蓋をされる窓36が形成される。枢軸34は、排風枠33の一方(図4では上方寄り)に偏って設けられており、枢軸4を中心とした重量バランスの偏りで揺動板35が図中反時計方向に回動し、揺動板35の、枢軸4からの偏りの大きい部分が、排気ルーバ20a側に近づいて窓36が開く。また、排気ルーバ20aから吹き出す風の風圧WPが前記重量バランスの偏りによる揺動板35の回動力に打ち勝った場合、揺動板35は図中時計方向に回動して窓36を閉じる。
排風枠33は、排気ルーバ20aの周囲を取り囲むように位置決めされ、排気ボックス20の上部に図4に図示したように斜めに装着される。排風枠33には、取付用タブ(図5参照)が形成され、止めねじ37で排気ボックス20に取付固定される。寒冷地以外では、排風制限装置32は取り外して使用することができる。
図5は排風制限装置32の斜視図である。図5において、排風枠33の一面には、窓36が二つ設けられ、窓36の枠上には枢軸34を支持する軸受としてのチューブ38が3か所に接合されている。枢軸34には、揺動板35が接合されている。排風枠33の窓36が形成されていない側は開放部である。この開放部になっている側には、排風ルーバ20aつまり排風口の周囲に排風窓33を装着するための取付面を有するタブ40を有する。
排風制限装置32は、図5に示したものに限らない。例えば、窓36や窓36に適合する揺動板35は二つに限らないし、揺動板35の支持機構も、変形し得る。要は、自重で揺動板35が回動して下がった状態で窓36が開放されていて、自重に抗する方向に排風圧力が作用したときに窓36を閉じる方向に回動するように構成されていればよい。また、タブ40の形状や個数も図示のものに限らず任意に選択し得る。なお、この場合、反発力の小さいスプリングによって開放側へ揺動板35をわずかに付勢することも選択肢の一つである。
図6は、自重に抗する風圧WPが作用して揺動板35が回動し、窓36が閉じられたときの排風制限装置32の斜視図である。
上記構成の排風制限装置32の動作を説明する。エンジン3が運転されていないときは、冷却ファン16、18Aが停止しているため、揺動板35には自重に抗する下方からの風圧が作用せず、揺動板35は自重で下がって窓36は開放されている(図4の実線で描かれた揺動板35や図5の状態)。一方、エンジン3が運転されると、冷却ファン16、18Aによって冷却風がカバー内部に導入され、排気ボックス20からは排気ルーバ20aを通過して排出される空気の流れが生じる。そうすると、揺動板35に下方から風圧がかかり、揺動板35を上方に押し上げる力が作用する。その結果、窓36は揺動板35で閉鎖され、排風枠33からの排風が制限される(図4の鎖線で描かれた揺動板35や図6の状態)。
排風枠33の窓36が閉じると、カバー内部に吸気される低温の冷却風の量は大幅に制限され、この低温の冷却風による気化器10やブリーザパイプ11等の過冷却が防止される。なお、この場合でも吸気側でなく排気側で風量を制限したので、エンジンの運転による熱が適度に滞留してエンジン駆動式発電機1は適度の加温状態になる。
また、エンジン3の運転を停止したときは、冷却ファン16,18Aが停止するので、排気ボックス20からの排風がなくなる。そうすると、揺動板35に対する風圧がなくなり、揺動板35は自重で下がり、窓36は開放される。その結果、エンジン駆動式発電機1内に熱気が滞留することなく、排気ルーバ20aおよび窓36を通じて自然対流による換気で直ちに外気へ熱が放出される。
上述した排風制限装置32をエンジン駆動式発電機1に装着することによって、低温の冷却風による寒冷地での気化器10およびブリーザパイプ11の過冷却を防止できる。また、排風制限装置32は止めねじ37で排気ボックス20に取り付けられているだけなので、通常使用されているエンジン駆動式発電機に対してこの止めねじ37によって排風制限装置32を取りつけるだけで簡単に寒冷地での運転用の特別仕様に変更することができる。
なお、本実施形態では、エンジン駆動式作業機の一例としてエンジン駆動式発電機に本発明を適用した例を示した。しかし、本発明はこれに限らず、エンジンの動力で駆動される作業機全般に使用でき、寒冷地での使用に大きい効果を得ることができる。
また、本実施形態では、全体を覆う遮音カバーの内部でさらにエンジンと発電機本体の周囲をダクト部材で覆った構造を有するエンジン駆動式発電機において、ダクト部材に連結された排気ボックスの排気ルーバに排風制限装置を取り付けた例を説明した。しかし、本発明は、この例に限らず、ダクト部材を有しないで、全体を覆うカバーだけで遮音をしているエンジン駆動式発電機にも同様に適用することができる。
本発明の一実施形態に係るエンジン駆動式発電機の側面図である。 本発明の一実施形態に係るエンジン駆動式発電機の断面図である。 エンジンおよび発電機を覆うダクト部材の斜視図である。 排風制限装置を装着したエンジン駆動式発電機の要部断面図である。 排風制限装置の窓開放状態における斜視図である。 排風制限装置の窓閉鎖状態における斜視図である。
符号の説明
1…エンジン駆動式発電機、 3…エンジン、 4…発電機本体、 5…燃料タンク、 8…吸気管、 9…エアクリーナ、 10…気化器、 11…ブリーザパイプ、 12…吸気ボックス、 13a…第1吸気ルーバ、 13b…第2吸気ルーバ、 16…冷却ファン、 20…排気ボックス、 20a…排気ルーバ(排風口)、 22…ダクト部材、 28…吹き出し口、 32…排風制限装置、 33…枠体、 34…枢軸、 35…揺動板(可動板)、 36…窓

Claims (4)

  1. エンジンの外周をカバーで覆い、前記エンジンで駆動される冷却ファンで前記カバー内に導入した外気を、前記エンジン外周を通過させて外部に排出するように構成したエンジン駆動式作業機において、
    前記カバーの排風口に、排風圧力で付勢されて前記排風口から出た排風の通過経路を閉鎖する可動板を有する排風制限装置を設けたことを特徴とするエンジン駆動式作業機。
  2. 前記排風制限装置が、前記カバーの排風口に着脱自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のエンジン駆動式作業機。
  3. 前記排風制限装置が、排風窓を有する枠体と、前記可動板をその面内中心から偏った位置で前記枠体上に支持する枢軸とを有し、
    前記可動板が、前記排風口に対向して配置され、該排風口からの排風圧力で前記排風窓を閉鎖する位置に回動可能に構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のエンジン駆動式作業機。
  4. 揺動自在な可動板で開閉可能な排風窓を一面に設け、他の面がエンジン駆動式作業機のカバーに設けた排風口からの排風を受け入れ可能に開放された枠体と、
    前記可動板が、前記排風口からの排風圧力で前記排風窓を閉鎖する位置まで回動可能となるように、該可動板をその面内中心から偏った位置で前記枠体に支持する枢軸とを備え、
    前記枠体が、前記エンジン駆動式作業機の前記排風口が形成された面に対向する取付面を有していることを特徴とするエンジン駆動式作業機の排風制限装置。
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