JP4595397B2 - 画像表示方法、端末装置、及び双方向対話システム - Google Patents

画像表示方法、端末装置、及び双方向対話システム Download PDF

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この発明は、所定の伝送手段を介して行われる対話者と相手側対話者との遠隔地対話において、対話者像が該対話者から該相手側対話者への一方向に送信される一方、対話者音声が双方向に送受信されるようなデータ非対称型の双方向対話に適用可能であり、該対話者と該相手側対話者間での擬似的な視線一致状態を実現するための画像表示方法、端末装置及び双方向対話システムに関するものである。
近年、遠隔地の対話者間で互いに相手側対話者の映像を互いに視線一致した状態でモニタに表示しながらテレビ会議やカウンセリング等の親密な対話を実現する双方向対話システムが提案されている。この視線一致技術には種々の技術が提案されており、相手側対話者像が表示されるモニタ前面の所定位置にCCDカメラのような撮像デバイスを配置することにより視線一致を実現している(特許文献1参照)。
特許第3074677号公報 昭和42年電気四学会連合大会(No.1998)
発明者は、上述のような双方向対話システムについて検討した結果、以下のような課題を発見した。すなわち、従来の双方向対話システムにおいて、所定の伝送手段を介して遠隔地対話を行っている対話者間で送受信される主要なデータは、対話者像(画像データ)及び対話者音声である。特に、対話者間において視線一致状態を実現する場合、対話者から相手側対話者へ提供されるデータの種類と相手側対話者から対話者へ提供されるデータの種類とは一致しており、したがって従来の双方向対話システムはデータ対称型の双方向対話システムと言える。このようなシステムでは、遠隔地対話を行う両対話者の端末装置のうち一方の端末装置のみに対話者像を撮像するための撮像装置が設置されている場合、視線一致した状態での円滑な対話が実現できない。
遠隔地対話を行っている対話者間で送受信されるデータの種類が一致していないデータ非対称の対話形態としては、例えば、ホテルの予約受付、コース料理の受付説明などが考えられる。このような対話形態では、お客様の顔は表示されないが、受付側、相談対応者側の顔が表示されると、お客様の安心感、信頼感は増大する。しかしながら、このとき、受付相談側において人物の表示されていないモニタ画面に、特に、撮像装置正面に向いた状態で係員がお客様に生き生きと話しかけるには、多大な違和感を生じてしまう。その結果、従来のデータ対称型の双方向対話システム(遠隔地対話を行う端末装置はいずれも対話者像を撮像するための撮像装置を備えている)では、データ非対称の対話形態において円滑な遠隔地対話が形成され得ない。また、従来のコミュニケーション文化においても、このように一方の対話者像のみが相手側に提示されないデータ非対称の対話形態は、全く想定されておらず、このようなデータ非対称の対話形態では円滑な対話は形成できないと暗黙に考えられていた。
実際、発明者は、上述のようなデータ非対称型の双方向システムの実験を行った。その結果、対話者像が表示される側の対話者(相手側対話者)の安心感、信頼感の増大は、顕著であった。一方、相手側対話者像が表示されない側の対話者は、強い違和感、抵抗感を感じることが確認された。また、顔がわからないので、お客様(相手側対話者に相当)の区分、初めての方、VIP、業者、取引関係の人等の外見情報も分からないので、初期対応にまごつく場合が多かった。
さらに、この実験では、相手側対話者像が表示されない側の対話者(撮像装置によりその像が撮像されている対話者)は、目線を定めにくく、正面顔の像を相手側対話者に提供し難い。人は、相手の表情、特に目線の変化に注目して、コミュニケーションを形成している。サングラスなどをかけ、目線がわからないようにすると、対話はすすめ難くなる。更には、相手側対話者の反応、動作がビジュアルに伝わらないと、コミュニケーションに支障が生じ、結果として、お互いがクリエイティブな対話を形成し辛くなる。この場合、対話者自身が撮像装置を見て話しかけるようにしょうとしても、そのキッカケ、動機が生じない。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、遠隔地対話を行う対話者間で提供し合うデータの種類が一致していないデータ非対称の対話環境であっても、対話者と相手側対話者間での擬似的な視線一致状態を実現することにより、円滑な双方向対話を可能にする双方向対話システム、該双方向対話システムに適用可能な端末装置、該端末装置において実施可能な画像表示方法、該画像表示方法を実行するコンピュータプログラム、及び該コンピュータプログラムが記録された記録媒体を提供することを目的としている。
この発明は、所定の伝送手段を介して行われる対話者と相手側対話者との遠隔地対話において、対話者像が該対話者から該相手側対話者への一方向に送信される一方、対話者音声が双方向に送受信されるようなデータ非対称型の双方向対話システムへの適用を想定している。すなわち、このようなデータ非対称型の双方向対話システムは、各対話者の端末装置として、該対話者の像を相手側対話者へ送信可能にするため撮像装置を備えている第1端末装置と、撮像装置を備えていない第2端末装置が混在したネットワーク環境において、撮像装置を備えた該第1端末装置と撮像装置を備えない該第2端末装置との間におけるデータ非対称型の双方向対話を、擬似的に実現された視線一致状態で実現する。なお、この明細書において、視線一致状態での双方向対話に必要な主要データとしては、対話者像(画像データ)及び対話者音声のみを想定しており、テキストデータ等の対話補助用データについては想定していない。
上記第1端末装置(この発明に係る端末装置)は、撮像装置、表示装置、及び制御部を備える。撮像装置は、表示装置前方に位置する対話者の像を相手側対話者に送信すべく、表示装置前方でカメラ部分(撮像部)がモニタ画面に重なるように配置される。表示装置には、相手側対話者像は表示されない(相手側対話者像は送信されない)。一方、上記第2端末装置では、表示装置及び表示制御等を行う制御部を備えるが、相手側対話者を撮像するための撮像装置は備えていない。そのため、この第2端末装置では、表示装置前方に位置する相手側対話者の像は第1端末装置には送信されないが、第1端末装置から送信された対話者像が表示装置に表示される。
上述のようなデータ非対称の対話形態では、第1端末装置前方に位置する対話者は、相手側対話者との視線一致状態を体感することはできない。そこで、上記第1端末装置における制御部では、異なる構成の端末装置間で遠隔地対話を行う対話者間において、擬似的に視線一致状態を実現する画像表示方法(この発明に係る画像表示方法)を行う。
具体的に、上記第1端末装置における制御部は、モニタ画面前方に位置する対話者の注視点を該モニタ画面上の予め設定された特定部位(撮像装置のカメラ部分が設置される位置)に導くための注視点誘導指標を、該モニタ画面上に表示し、対話者及び該対話者と所定の伝送手段を介して対話する相手側対話者の少なくともいずれかの音声における音量変化に連動して、モニタ画面上に表示された注視点誘導指標の表示状態を変化させる。
人が視覚的に注目している位置(注視点)は、視覚的変化が生じている部位に特に集中し易いことが知られている。そこで、上記制御部では、係る知見に基づき、相手側対話者像が表示されない側の対話者に対し、対話の進行状況に応じて強制的に注視点を視線一致領域に誘導するよう、モニタ画面上に表示される指標の表示状態を変化させる。なお、視線一致領域は、撮像装置のカメラ部分の設置位置に相当するモニタ画面上の特定部位を中心とする所定領域であって、この特定部位は、対話者自身が撮像装置により撮像された自己像をモニタ画面に表示した状態で設定すればよい。
上記制御部は、上記注視点誘導指標の少なくとも一部の輝度を音量変化が生じている期間中連続的に変化させることにより、該注視点誘導指標の表示状態を変化させるのが好ましい。また、上記制御部は、上記注視点誘導指標のモニタ画面上における表示位置を音量変化が生じている期間中連続的に変化させることにより、該注視点誘導指標の表示状態を変化させてもよい。
さらに、人と人との対話は断続的に行われるのが一般的であり、この双方向の遠隔地対話においても対話が中断する状態が発生することが想定される。この場合、相手側対話者像が表示されない側の対話者にとって、視線一致状態を維持するのが難しくなる。そこで、上記制御部は、対話者及び相手側対話者双方の音量変化が生じていない期間をカウントし、無変化期間に相当する該カウント値が予め設定された値を超えてから所定期間だけ注視点誘導指標の表示状態を強制的に変化させることもできる。
上述のような画像表示方法は、コンピュータ等で実行されるプログラムであってもよく、この場合、当該プログラムは、有線、無線を問わずネットワークを介して配信されてもよく、また、CD、DVD、フラッシュメモリ等の記録媒体に格納されていてもよい。
この発明に係る画像表示方法は、遠隔地対話を行う対話者間で提供し合うデータが一致していないデータ非対称の対話形態であっても、相手側対話者像が表示されない一方、自己の像が相手側のモニタ画面に表示される対話者に対し、該対話者の注視点がモニタ画面内の視線一致領域に導かれるよう、該モニタ画面上に注視点誘導指標を表示し、対話の進行とともにその表示状態を変化させる。これにより、相手側対話者に対して、視線一致した状態の対話者像を提供し、該対話者と相手側対話者間での擬似的な視線一致状態が実現を可能になる。
以下、この発明に係る画像表示方法、端末装置、双方向対話システム等の各実施形態を、図1〜図11を用いて詳細に説明する。なお、図面の説明において、同一部位、同一部材には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図1は、この発明に係る画像表示方法を概略的に説明するための図であり、所定の伝送手段27を介して行われる対話者3Aと相手側対話者3Bとの遠隔地対話において、対話者像が該対話者3Aから該相手側対話者3Bへの一方向に送信される一方、対話者音声が双方向に送受信されるようなデータ非対称型の双方向対話システムが示されている。
このようなデータ非対称型の双方向対話システムは、端末装置として、該対話者3Aの像を相手側対話者3Bへ送信可能にするため撮像装置600(CCDカメラ5を含む)を備えている第1端末装置と、撮像装置を備えていない第2端末装置が混在したネットワーク環境において、これら第1及び第2端末装置間におけるデータ非対称型の双方向対話を、擬似的に実現された視線一致状態で実現する。なお、この明細書において、視線一致状態での双方向対話に必要な主要データとしては、対話者像(画像データ)及び対話者音声のみを想定しており、テキストデータ等の対話補助用データについては想定していない。
上記第1端末装置は、撮像装置600、表示装置21A、及び制御部を備える。撮像装置600は、表示装置21A前方に位置する対話者3Aの像を相手側対話者3Bに送信すべく、表示装置21A前方でCCDカメラ5(撮像部)がモニタ画面に重なるように配置される。一方、この第1端末装置において、表示装置21Aには相手側対話者像は表示されない(相手側対話者像は送信されない)。また、この第1端末装置には、相手側対話者3Bの音声を対話者3Aに聴かせるためのヘッドホン23Aと、該対話者3A自身の声を取り込むためのマイク24Aとをさらに備える。
上記第2端末装置では、表示装置21B及び表示制御等を行う制御部を備えるが、相手側対話者3Bを撮像するための撮像装置は備えていない。そのため、この第2端末装置では、表示装置21B前方に位置する相手側対話者3Bの像は第1端末装置には送信されないが、第1端末装置から送信された対話者像が表示装置21Bに表示される。この第1端末装置も、第1端末装置と同様に、対話者3Aの音声を相手側対話者3Bに聴かせるためのヘッドホン23Bと、該相手側対話者3B自身の声を取り込むためのマイク24Bとをさらに備える。
この発明に係る画像表示方法は、上記第1端末装置における制御部において実行される。このとき、制御部は、モニタ画面前方に位置する対話者3Aの注視点を該モニタ画面上の予め設定された特定部位(撮像装置600のCCDカメラ5が設置される位置)に導くための注視点誘導指標を、該モニタ画面上に表示し(キャラクタ生成)、対話者3A及び該対話者3Aと所定の伝送手段27を介して対話する相手側対話者3Bの少なくともいずれかの音声における音量変化に連動して、モニタ画面上に表示された注視点誘導指標の表示状態を変化させる。
これは、人が視覚的に注目している位置(注視点)は、視覚的変化が生じている部位に特に集中し易いという知見に基づいており、上記制御部では、対話者3A(相手側対話者像が表示されない)に対し、対話の進行状況に応じて強制的に注視点を視線一致領域に誘導するよう、モニタ画面上に表示される指標の表示状態を変化させる。なお、視線一致領域は、撮像装置600のCCDカメラ5の設置位置に相当するモニタ画面上の特定部位を中心とする所定領域であって、この特定部位は、対話者3A自身が撮像装置600により撮像された自己像をモニタ画面に表示した状態で設定すればよい。
次に、図1に示されたデータ非対称型の双方向対話システムのより具体的な構成を、図2を用いて説明する。
このシステムは、A地点(第1地点)にいる対話者3A(第1対話者)とB地点(第2地点)にいる相手側対話者3B(第2対話者)との間で、少なくとも音声情報に関して双方向対話を実現するシステムである。特に、このシステムは遠隔地にいる対話者間でも円滑なコミュニケーションを実現するよう予約やサービスの受付業務全般、ファイナンシャル相談、コンサルティング全般、カウンセリング・システムや遠隔学習にも適用可能である。
具体的には、A地点において、(a)対話者3Aが座る椅子4A(高さ調節機構40Aを有する)と、(b)対話者3Aが向かうテーブル2Aと、(c)伝送手段27を介して対話者3Aを撮像するための撮像装置600を備えた端末装置20Aとが設置され、対話者3Aはパーティション22Aによって隔離されている。一方、B地点には、(a)相手側対話者3Bが座る椅子4B(高さ調節機構40Bを有する)と、(b)相手側対話者3Bが向かうテーブル2Bを備えた端末装置20Bとが設置され、対話者3Bはパーティション22Bにより隔離されている。なお、端末装置20Bには、相手側対話者3Bを撮像するための撮像装置は設置されていない。
ここで、伝送手段27は、A地点の端末装置20AとB地点の端末装置20Bとの間で、画像情報を端末装置20Aから端末装置20Bへ一方向に伝送する一方、音声情報を双方向に送受信を可能にするため、光ファイバ伝送路31(主伝送路)及び衛星通信伝送路32(バックアップ用伝送路)等を含む。なお、この伝送手段27は有線、無線のいずれであってもよい。また、伝送手段は、既に敷設された電話回線網等のネットワークを含み、さらに種々のデータベースを備えた電子掲示板システム(BBS: Bulletin Board System)も含む。
A地点において、上述の椅子4Aは対話者3Aの位置を規定するために機能する。この椅子4Aは端末装置20Aの表示部(表示装置)21Aとの距離を一定に保つために固定されるのが好ましい。しかし、該椅子4Aが固定されていない場合であっても、テーブル2Aを対話者3Aと表示部21Aに設置することによりこの椅子4Aと表示部21Aとの距離を一定に保つことが可能になる(テーブル2Aの存在が対話者3Aの心理的な距離の基準となる事実が確認されている)。なお、相手側対話者3BがいるB地点の端末装置20Bの構成も同様である。
A地点において、端末装置20Aは、(1)対話者3Aの注視点を特定部位に導くための注視点誘導指標が表示される、テーブル2Aの上に配置された、モニタTV1Aを備えた表示部21Aと、(2)CCDカメラ(撮像部)5を所定位置に保持するための本体部6と、(3)B地点の端末装置20Bから伝送手段27を介して伝送されてきた音声情報に基づいて相手側対話者3Bの音声を出力するためのヘッドホン23Aと、(4)対話者3Aの音声を音声情報として集音し、B地点の端末装置20Bへ向けて伝送するためのマイク24Aを備える。なお、このシステムは、円滑なコミュニケーションを実現するため、(5)対話者3Aが文字や図形を入力し、入力された文字や図形を表示部21Aに表示するとともに、文字図形情報としてB地点の端末装置20Bへ向けて伝送するための文字図形入力部25A(キーボード、ポインティング・デバイス、タッチパネルなどのインターフェース)と、(6)上記各構成要素と伝送手段27との間に設けられ、信号処理、伝送制御及び映像データの編集作業等を行う映像処理装置26A(制御部含む)とを備える。
B地点において、端末装置20Bは、撮像装置を備えていない点を除き、上述したA地点の端末装置20Aと同様に構成されており、具体的には、表示部21B、ヘッドホン23B、マイク24B、文字図形入力部25B、及び映像処理装置26Bを備える。ここで、表示部21Bは、伝送手段27を介して伝送されてきた画像情報に基づいて対話者3Aの映像などを表示する、テーブル2Bの上に配置された、モニタTV1Bを備える。
さらに、A地点の端末装置20Aにおける撮像装置600の構成を説明する。
この撮像装置600は、撮像部である超小型CCDカメラ5、該CCDカメラ5を支持した状態で所定位置に設置するための本体部6を備える。モニタTV1Aはテーブル2Aの上に載置されており、対話者3AはこのモニタTV1Aから距離L(m)離れて置かれた高さ調整機構40Aを備えた椅子4Aに座っている。この距離L(LA)は0.5m以上5m以下に設定される。撮影される対話者3A及びモニタTV1A間には、外径φ20mm以下、長さ約100mmの円筒状の超小型CCDカメラ5が設けられている。また、このCCDカメラ5はその撮像方向が撮影される対話者3Aに向けられるよう設置されている。そしてCCDカメラ5で撮像された対話者3Aの映像は、画像情報として相手側対話者3Bに伝送される(伝送手段27を介してB地点の端末装置20Bに伝送される)。なお、対話者によっては表示部と該対話者間の間隔が弱冠ずれる可能性もある。したがって、このような状況にも対処すべく、CCDカメラ5は焦点深度の深いものを選択するのが好ましい。
次に、超小型CCDカメラ5の具体的な設置位置を、図3を用いて説明する。
まず、撮像装置600の本体部6は表示部21A上に設置される。なお、スイッチ210はモニタTV1Aの電源をオン/オフする電源スイッチ等を含む。CCDカメラ5は、モニタ画面8の前方の所定位置に本体部6によって支持される。なお、このモニタ画面8は4インチ程度であれば十分に利用できる。
具体的には、CCDカメラ5はモニタ画面8から前方w(cm)の位置であって、該モニタ画面8に表示された対話者像9(位置調節のために取り込まれた対話者3Aの自己像)の頭部9b付近に配置される。円筒状CCDカメラ5の中心軸は、点線で示す対話者像9の目の位置の上方h(cm)の部位に位置している。
このように超小型のCCDカメラ5は、大型モニタTV1Aの画面8に表示された対話者像9の目の位置より上の頭部9b付近に位置しているため、双方向対話に特別な支障は生じない。例えば、CCDカメラ5が画面8に表示された対話者像9の目の位置(図中、点線で示す位置)の上方h=約10(cm)に設けられ、モニタTV1A及び対話者3A間の距離Lが約2.5(m)に設定されているシステム構成の場合、視差角は2.3°で十分検知限界の視差角3°を下回ることが可能である(モニタ画面8とCCDカメラ5の間隔wが10(cm)程度ある場合でも、視差角の変動には特に影響はない)。この画面8の大きさは、実験の結果、横35cm,縦26cm程度以上の大きさがあれば良好な双方向対話が実現できることも確認されている。なお、相互の対話者が知人同志であれば、画面の大きさは小さくとも心理的な障害も少ない傾向を示す結果も得られており、画面サイズに関しては用途に応じて使いわけるとよい。
さらに、視差角について、図4を用いて説明する。この明細書において、視差角とは、図4に示されたように、モニタ画面8に表示された対話者像9へ向けられた、撮影される対話者3Aの視線と、CCDカメラ5へ向けられた、該対話者3Aの視線とがなす角度θを言う。換言すれば、対話者3Aの視線に対するCCDカメラ5の設置位置のずれ角を意味している。また、ここでいう視線一致とは、非特許文献1で報告されているように、CCDカメラ5の設置位置による不自然さの許容限界以下を意味している。定量的には、視差角として、左右方向4.5°以下(対話者像9の目の中心Aに対し、該像9の両こめかみ側),真上方向12°(像中心Aに対し、像9の頭部9b側),真下方向8°(像中心Aに対し、像9の胴体側)以下を視線一致範囲内としている。もちろん、この視差角は小さい方が良く、左右上下方向3°以下が検知限界とされている。したがって、CCDカメラ5が設置可能な領域は、図5に示された円錐領域である。なお、この円錐領域は、対話者3Aの目30とモニタ画面8に表示された対話者像9の中心点A(ここでは、対話者像9の両目の中心を該対話者像9の中心点Aとして定義している)とを結ぶ該対話者3Aの視線31に対し、所定距離L(m)離れた時のモニタ画面8上の視線一致領域800、及び、該対話者3Aの目30の位置とで規定される。また、上述のようなCCDカメラ5の設置作業の際、対話者3A自身が、自己の注視点が導かれる特定部位80(視線一致領域800内に存在)を設定しておく。
なお、モニタ画面8上に表示される対話者像9のサイズが小さい場合には、必ずしも該CCDカメラ5と対話者像9の頭部9bが重なっている必要はない。むしろ対話者像9の頭部9bがCCDカメラ5に隠れてしまい見にくくなる。上述のように視線一致の条件は視差角3°の領域内にCCDカメラ5と対話者像9の目が存在することであり、具体的に画面から50cm離れた位置で約3cm程度(図3におけるh)である。したがって、この範囲内であればCCDカメラ5と対話者像9の頭部9bをずらしても視線一致状態は維持される。この対話者像9とCCDカメラ5をずらすには、例えばモニタ画面8上における画像表示位置を調節したり、CCDカメラ5の支持部を調節してCCDカメラ5自体の位置を変更することにより実現される。
この発明に係る画像表示方法は、所定の伝送手段27を介して行われる対話者3Aと相手側対話者3Bとの遠隔地対話において、対話者像が該対話者3Aから該相手側対話者3Bへの一方向に送信される一方、対話者音声が双方向に送受信されるようなデータ非対称型の双方向対話システムに適用され、相手側対話者3Bの像が表示されていない対話者3Aの注視点をモニタ画面8上の特定部位80に導くことにより、B地点において表示部21Bのモニタ1B上に表示された該対話者3Aの像9の視線と、該像9を見る相手側対話者3Bとの視線を擬似的に一致させる。このように、データ非対称型の当該双方向対話システムでは、対話者3Aの端末装置20Aと相手側対話者3Bの端末装置20Bとは、異なる構造を有する。
図6は、この発明に係る双方向対話システムに適用されるA地点の端末装置20A(撮像素地600あり)の構造を示すブロック図である。この端末装置20Aは、モニタ等を含む表示装置21Aと、映像処理部26Aと、外部記録装置700と、マウス等のポインティングデバイス900と、表示装置21Aの前方に位置する対話者3Aを撮像するCCDカメラ5等の撮像部及び撮像ユニット6からなる撮像装置600、ヘッドホン23A、マイク24Aとを備える。上記映像処理部26Aは、撮像手段に含まれる撮像ユニット6からの画像情報や他の情報メディアの取り込みや伝送手段27を介して相手側対話者3Bの音声データ(符号化データ)の送受信を行うためのデータ入出力部261(図中、I/O)と、この発明に係る画像表示方法を実行する制御部263と、遠隔地対話に必要な対話者情報等を格納しておくためのデータベース262(図中、D/B)と、表示装置21Aへ制御部263の指示に従って所定のパターン(注視点誘導指標)を表示させる描画部264と、マウス等のポインティングデバイス900からの位置情報の取り込みや外部記録装置700とのデータ授受を可能にするデータ入出力部265(図中、I/O)と、相手対話者の音声が出力されるマイク24Aを制御するための音源コントローラ920とを備える。
なお、外部記録装置700は、例えば磁気テープ、CD、光ディスク、ハードディスク、DVD、フラッシュメモリ等を含み、この発明に係る画像表示方法を実行するコンピュータプログラムや相手側対話者3Bの個人情報などが格納される。
図7は、図6に示された端末装置20Aにおけるモニタ画面8であって、この発明に係る画像表示方法の実施状態を説明するための図である。
まず、描画部264は、制御部263からの指示に従って、モニタ画面8前方に落とし込まれたCCDカメラ5の近傍に、相手側対話者3Bの目に相当するデザイン目800aを、注視点誘導指標として表示する。なお、このデザイン目800aは、対話者3Aが予め設定した特定部位80を含む視線一致領域800内に表示される。また、デザイン目とは、目、瞳、眉毛などの目を連想させるデザインの総称、目及びその周辺に関連するもの、顔、上半身、全身を付加してももちろんよい。また、人ではなく、動物、植物、広く生物、人工物、架空物でもかまわない。制御部263は、デザイン目800aが、伝送手段27を介して送信されてくる相手側対話者3Bの音声の音量変化に対応して、その大きさ、色、形状など、表示状態を変化させる(例えば、まばたきなどの表現した表示変化)。
人は一般に、対話相手の目やその変化に対して、鋭敏に反応することが、心理学的にも指摘されている。そこで、この実施形態では、人の視線を誘導し易くするために、デザイン目800aが注視点誘導指標として採用されている。
デザイン目800aの変化は、プログラムされていても良いが、インタラクティブな臨場感を創り出すには、相手側対話者3Bの音量変化や動作に相関連動するようにしておくとよい。動作に連動させるときは、デザイン目800aよりも、その周辺の動きに連動させるのが好ましい。この場合、こまかい対応付けではなく、変化そのものを抽出して、シンプルなデザイン動作に対応づけ表示する程度でも十分効果が得られる(例えば、図11(a)参照)。例えば、相手側対話者3Bからの音量が大きくなったら目が大きくなったり、ロが変化したり、腕を動かせてもよい。複数種類の連動変化を与えることにより強調効果が作用する。
特に重要なのは、この変化する注視点誘導指標が、モニタ画面8上に表示されており、その近傍にCCDカメラ5が存在することである。近傍とは、注視点誘導指標の中心(2つの目の中心点)とCCDカメラ5との対話者3Aの視差角が左右4.5、真上12度、真下8度以内、できれば各方向3〜5度以内が好ましい。対話者3Aからモニタ画面8までの距離を100cm程度とすると、5〜9cm程度以内の領域での設定が必要である。すなわち、対話者3Aから見て、視線一致領域800内にデザイン目800a及びCCDカメラ5が位置していることになる。
注視点誘導指標としては、CCDカメラ5の設置により、このCCDカメラ5とデザイン目800aとが全体してまとまったイメージを構成するよう、予めそのデザインがプリセットされていてもよいし、対話者3A又は相手側対話者3Bの好みに応じて、新しくデザインできるようにしておいてもよい。特に、目以外の胸の服に相当するところを、相手側対話者3Bがオリジナルデザインをした場合、2回目以降、そのデザインを通して本人認証ができる。このように、実際には見ることのない相手側対話者3Bがデザインを決めることにより、対話者3Aにとって有効な情報を提示できる。例えば、D/B262に格納された個人情報から、重要顧客には、胸にバラの花がつくようにすれば、対応のし方も、視覚的に判断しやすくなる。初めての人か、2回目以降かなど、直接その数字を名札に表示してもよい。基本コンセプトは、対話者3Aにとっての重要情報が、モニタ画面8上に、デザインとして視覚的に表示されるよう構成されるのが好ましい。
この様な個人情報を注視点誘導指標であるデザイン目800a(特に周辺)に関連付けることで、初期対応しやすくなる。特に、対話前にICカードをセットさせる対話システムでは、このICカードから得られる情報をデザイン目800a(特に周辺)に反映させることが容易になる。
図8は、図6に示された端末装置において、この発明に係る画像表示方法の実施状態を説明するためのタイムチャートである。
この図8に示されたように、制御部262は、対話者3A及び相手側対話者3Bの少なくともいずれかの音声における音量変化に連動して、モニタ画面8上に表示されたデザイン目800aの輝度を連続的に変えるよう少なくともその一部を点滅させる。特に、対話者3Aの音声と相手側対話者3Bの音声とが重なると、対話音量自体が大きくなるため、この場合には、点滅頻度を高くする。
ところが、人と人との対話は断続的に行われるのが一般的であり、この双方向の遠隔地対話においても、図8のタイムチャートに示されたように、対話が中断する状態が発生することが想定される。この場合、対話者3Aにとって、視線一致状態(対話者3Aの注視点が特定部位80又はその近傍に位置する状態)を維持するのが難しくなる。そこで、制御部262は、対話者3A及び相手側対話者3B双方の音量変化が生じていない期間をカウントし、無変化期間Tに相当する該カウント値が予め設定された値を超えてから所定期間だけデザイン目800a強制的に点滅させてもよい。
なお、デザイン目800aの表示変化を対話者3Aと相手側対話者3B双方の音量変化に対応付けた場合には、上記無変化期間Tの発生頻度は少なくなるが、相手側対話者3Bからの音量変化だけに対応付けていると、対話者3Aが話している間、相手側対話者3Bはだまっているので、当然無変化期間Tも長くなるし、その発生頻度も多くなる(デザイン目800aが静止することになる)。この場合は、3秒単位又は1〜5秒でランダムに、デザイン目800aに表示変化が与えられる。特に、対話者3Aの話しがとぎれたときは、3秒後にデザイン目800aの表示状態を強制的に変化させるなどして、対話者3Aの注視点の誘導を誘起させるとよい。
一方、図9は、この発明に係る双方向対話型システムに適用されるB地点の端末装置20B(撮像装置600なし)の構造を示すブロック図である。この端末装置20Bは、モニタ等を含む表示装置21Bと、映像処理部26Bと、外部記録装置700と、マウス等のポインティングデバイス900と、ヘッドホン23B、マイク24Bとを備えており、撮像装置を備えていない点を除き図6に示された端末装置20Aと同様の構造を有する。上記映像処理部26Bは、伝送手段27を介して送信された対話者3Aの映像データや音声データ(符号化データ)の受信を行うためのデータ入出力部261(図中、I/O)と、この発明に係る画像表示方法を実行する制御部263と、遠隔地対話に必要な対話者情報等を格納しておくためのデータベース262(図中、D/B)と、表示装置21Bへ制御部263の指示に従って所定のパターン(注視点誘導指標)を表示させる描画部264と、マウス等のポインティングデバイス900からの位置情報の取り込みや外部記録装置700とのデータ授受を可能にするデータ入出力部265(図中、I/O)と、相手対話者の音声が出力されるマイク24Aを制御するための音源コントローラ920とを備える。
なお、外部記録装置700は、例えば磁気テープ、CD、光ディスク、ハードディスク、DVD、フラッシュメモリ等を含み、この発明に係る画像表示方法を実行するコンピュータプログラムや相手側対話者3Bの個人情報などが格納される。
図10は、図9に示された端末装置20Bにおけるモニタ画面8(B地点において相手側対話者3Bが見るモニタ画面)の一例を示す図である。
この図10に示されたように、相手側対話者3Bは、端末装置20Aにおけるモニタ画面8上の特定部位80に注視点が誘導された対話者3Aの像9を見ることにより、該対話者3Aとの間で擬似的に視線一致状態が実現していると体感することなできる。
なお、対話者3Aに提示される注視点誘導指標には、種々の変形が可能である。また、制御部262は、注視点誘導指標のモニタ画面8上における表示位置を音量変化が生じている期間中連続的に変化させることにより、該注視点誘導指標の表示状態を変化させてもよい。図11は、この発明に係る画像表示方法の他の実施形態を説明するためのモニタ画面である。
例えば、図11(a)に示されたように、視線一致領域800内に表示されたデザイン800bの一部を矢印S1で示された方向に動かすことによっても、対話者3Aの注視点を該視線一致領域内800内に設定された特定部位80近傍に導くことができる。
また、図11(b)に示されたように、注視点誘導指標としてのデザイン800cを矢印S2(デザイン800cの表示位置から特定部位80へ向かう方向S2a〜S2c)で示された方向に動かすことによっても、対話者3Aの注視点を該視線一致領域内800内に設定された特定部位80近傍に導くことができる。
この発明に係る画像表示方法等は、遠隔地対話を行っている対話者間で提供し合うデータが一致していないデータ非対称の対話環境であっても、対話者と相手側対話者間での擬似的な視線一致状態を実現することにより、円滑な双方向対話を可能にする双方向対話システムへの適用を可能にする。
この発明に係る画像表示方法を概略的に説明するための図である。 遠隔地間において伝送手段を介して疑似視線一致状態を実現するデータ非対称型の双方向対話システム(この発明に係る端末装置及び双方向対話システム)の一構成を示す図である。 図2に示された撮像装置を示す図であって、疑似視線一致状態を実現するためのCCDカメラの設置方法を説明するための図である。 視差角を説明するための図である。 CCDカメラが設置されるべき領域を示す図である。 この発明に係る双方向対話システムに適用される一方の端末装置(CCDカメラあり)の構造を示すブロック図である。 図6に示された端末装置におけるモニタ画面であって、この発明に係る画像表示方法の実施状態を説明するための図である。 図6に示された端末装置において、この発明に係る画像表示方法の実施状態を説明するためのタイムチャートである。 この発明に係る双方向対話型システムに適用される他方の端末装置(CCDカメラなし)の構造を示すブロック図である。 図9に示された端末装置におけるモニタ画面の一例を示す図である。 この発明に係る画像表示方法の他の実施形態を説明するためのモニタ画面である。
符号の説明
3(3A、3B)…対話者A、B
5…撮像部(CCDカメラ)
6…撮像ユニット
8…モニタ画面
20A、20B…端末装置
21(21A、21B)…表示部(表示装置)
24(24A、24B)…マイク
26(26A、26B)…映像処理装置
9…モニタ画像
80…注視点
800…視線一致領域
800a、800b、800c…注視点誘導指標

Claims (9)

  1. 所定の伝送手段を介して行われる対話者と相手側対話者との遠隔地対話において、対話者像が該対話者から該相手側対話者への一方向に送信される一方、対話者音声が双方向に送受信されるようなデータ非対称型の双方向対話システムに適用される画像表示方法であって、
    モニタ画面上の所定位置に、視覚的に変化可能な注視点誘導指標を一旦表示しておき、
    前記対話者及び前記相手側対話者の少なくともいずれかの音声における音量変化に連動して、前記モニタ画面上に表示された前記注視点誘導指標の表示状態を変化させる一方、前記対話者及び前記相手側対話者双方の音量変化が生じていない期間をカウントし、無変化期間に相当する該カウント値が予め設定された値を超えてから所定期間だけ前記注視点誘導指標の表示状態を強制的に変化させる画像表示方法。
  2. 前記注視点誘導指標の少なくとも一部の輝度を音量変化が生じている期間中連続的に変化させることにより、該注視点誘導指標の表示状態を変化させることを特長とする請求項1記載の画像表示方法。
  3. 前記注視点誘導指標の前記モニタ画面上における表示位置を音量変化が生じている期間中連続的に変化させることにより、該注視点誘導指標の表示状態を変化させることを特長とする請求項1記載の画像表示方法。
  4. 所定の伝送手段を介して行われる対話者と相手側対話者との遠隔地対話において、対話者像が該対話者から該相手側対話者への一方向に送信される一方、対話者音声が双方向に送受信されるようなデータ非対称型の双方向対話システムに適用され、該対話者と該相手側対話者間での擬似的な視線一致状態を実現する端末装置であって、
    前記対話者の前方に設置され、視覚的に変化可能な注視点誘導指標が表示されるモニタ画面を含む表示装置と、
    前記表示装置前方に位置する前記対話者を撮像するための撮像装置と、
    前記注視点誘導指標を前記モニタ画面上の所定位置に一旦表示しておき、前記伝送手段を介して対話している前記対話者及び前記相手側対話者の少なくともいずれかの音声における音量変化に連動して、該モニタ画面上に表示された注視点誘導指標の表示状態を変化させる一方、前記対話者及び前記相手側対話者双方の音量変化が生じていない期間をカウントし、無変化期間に相当する該カウント値が予め設定された値を超えてから所定期間だけ前記注視点誘導指標の表示状態を強制的に変化させる制御部とを備えた端末装置。
  5. 前記制御部は、前記注視点誘導指標の少なくとも一部の輝度を音量変化が生じている期間中連続的に変化させることにより、該注視点誘導指標の表示状態を変化させることを特長とする請求項記載の端末装置。
  6. 前記制御部は、前記注視点誘導指標の前記モニタ画面上における表示位置を音量変化が生じている期間中連続的に変化させることにより、該注視点誘導指標の表示状態を変化させることを特長とする請求項記載の端末装置。
  7. 所定の伝送手段を介して行われる対話者と相手側対話者との遠隔地対話において、対話者像が該対話者から該相手側対話者への一方向に送信される一方、対話者音声が双方向に送受信されるようなデータ非対称型の双方向対話システムであって、
    前記対話者側の端末装置として、請求項4〜6のいずれか一項記載の端末装置を含む双方向対話システム。
  8. コンピュータにより請求項1〜のいずれか一項記載の画像表示方法を実行するコンピュータプログラム。
  9. コンピュータにより請求項1〜のいずれか一項記載の画像表示方法を実行するコンピュータプログラムが記録された記録媒体。
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