JP4594340B2 - マイクロ可動デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、マイクロマシニング技術により製造されるマイクロ可変キャパシタやマイクロセンシングデバイスなど、微小な可動部を有するマイクロ可動デバイスに関する。
近年、様々な技術分野において、マイクロマシニング技術により製造されるマイクロデバイスが注目され、微小構造を有する素子の応用化が図られている。マイクロデバイスには、例えばマイクロ可変キャパシタやマイクロセンシングデバイスなど、微小な可動部ないし振動部を有するマイクロ可動デバイスが含まれる。マイクロ可動デバイスについては、例えば下記の特許文献1〜3に記載されている。
特開2002−373829号公報 特表2004−505788号公報 米国特許第5959516号明細書
図16から図19は、従来のマイクロ可動デバイスの一例であるマイクロ可変キャパシタX4を表す。図16は、マイクロ可変キャパシタX4の平面図である。図17は、マイクロ可変キャパシタX4の他の平面図である。図18および図19は、各々、図16の線XVIII−XVIIIおよび線XIX−XIXに沿った断面図である。
マイクロ可変キャパシタX4は、可動部40と、フレーム50と、一対の連結部60とを備える。また、マイクロ可変キャパシタX4は、MEMS技術などのマイクロマシニング技術により、いわゆるSOI(silicon on insulator)基板である材料基板に対して加工を施すことによって製造されたものである。当該材料基板は、第1および第2シリコン層ならびに当該シリコン層間の絶縁層よりなる積層構造を有し、各シリコン層は、不純物のドープにより所定の導電性が付与されている。図16は、第1シリコン層に由来する構造を主に表すための平面図であり、図の明確化の観点より、図16においては、第1シリコン層に由来する部位について、斜線ハッチングを付して表す。図17においては、第2シリコン層に由来する部位について、斜線ハッチングを付して表す。
可動部40は、その全体が第1シリコン層に由来し、可動本体41および櫛歯電極42,43を有し、フレーム50に対して揺動動作ないし回転変位することが可能である。櫛歯電極42は、可動本体41から延出する複数の電極歯42aからなる。櫛歯電極43は、可動本体41から延出する複数の電極歯43aからなる。
フレーム50は、フレーム本体51および櫛歯電極52,53を有する。フレーム本体51は、上述の第1および第2シリコン層および当該シリコン層間の絶縁層からなる積層構造を有し、可動部40を囲む形状を有する。櫛歯電極52は、フレーム本体51から延出する複数の電極歯52aからなる。櫛歯電極53は、フレーム本体51から延出する複数の電極歯53aからなる。また、フレーム本体51における第1および第2シリコン層に由来する部位の所定箇所には空隙部51aが形成されている。この空隙部51aとシリコン層間の絶縁層とにより、櫛歯電極42,43と櫛歯電極52,53とは電気的に分離され、且つ、フレーム50内において櫛歯電極52と櫛歯電極53とは電気的に分離されている。
可動部40の櫛歯電極42とフレーム50の櫛歯電極52とは、マイクロ可変キャパシタX4における一対のキャパシタ電極を構成し、初期位置において、櫛歯電極42の電極歯42aの側面と櫛歯電極52の電極歯52aの側面とが対向し合うように、配されている。
可動部40の櫛歯電極43とフレーム50の櫛歯電極53とは、マイクロ可変キャパシタX4における一対の駆動電極を構成する。櫛歯電極43は第1シリコン層に由来する部位であり、櫛歯電極53は第2シリコン層に由来する部位である。
各連結部60は、可動部40およびフレーム50を連結する。一対の連結部60は、フレーム50に対する可動部40の回転変位の軸心A4を規定する。また、各連結部60は、フレーム本体51の一部と可動部40を電気的に接続する。連結部60を介して、櫛歯電極42,43を有する可動部40はグラウンド接続されている。
図20および図21は、マイクロ可変キャパシタX4の製造方法を表す。図20および図21においては、上述の可動本体41、櫛歯電極42,43、フレーム本体51、櫛歯電極52,53、および連結部60の各々の形成過程を、一の断面の変化として表す。当該一の断面は、加工が施される材料基板(ウエハ)における複数の断面を、モデル化して連続断面として表したものである。
マイクロ可変キャパシタX4の製造においては、まず、図20(a)に示すような材料基板300を用意する。材料基板300は、いわゆるSOI基板であり、シリコン層301,302および当該シリコン層間の絶縁層303からなる積層構造を有する。
次に、図20(b)に示すように、シリコン層301上にレジストパターン304を形成する。レジストパターン304は、マイクロ可変キャパシタX4においてシリコン層301にて成形されるべき部位に対応するパターン形状を有する。
次に、図20(c)に示すように、シリコン層302上にレジストパターン305を形成する。レジストパターン305は、マイクロ可変キャパシタX4においてシリコン層302にて成形されるべき部位に対応するパターン形状を有する。
次に、図21(a)に示すように、レジストパターン304をマスクとして利用してシリコン層301に対して異方性ドライエッチング処理を施すことにより、可動本体41と、櫛歯電極42ないし電極歯42aと、櫛歯電極43ないし電極歯43aと、フレーム本体51の一部と、櫛歯電極52ないし電極歯52aと、連結部60とを成形する。
次に、図21(b)に示すように、レジストパターン305をマスクとして利用してシリコン層302に対して異方性ドライエッチング処理を施すことにより、フレーム本体51の一部および櫛歯電極53ないし電極歯53aを成形する。
次に、図21(c)に示すように、レジストパターン304,305を除去し、且つ、絶縁層303において露出する箇所を除去する。以上のようにして、マイクロ可変キャパシタX4を製造することができる。
マイクロ可変キャパシタX4においては、櫛歯電極53に対して必要に応じて所定の電位を付与することにより、可動部40を軸心A4まわりに揺動動作ないし回転変位させることができる。櫛歯電極53に所定の電位を付与すると、櫛歯電極43,53間に所定の静電引力が発生し(本実施形態では、櫛歯電極43はグラウンド接続されている)、櫛歯電極43は櫛歯電極53に引き込まれる。そのため、可動部40は、軸心A4まわりに揺動動作し、当該静電引力と各連結部60の捩り応力の総和とが釣り合う角度まで回転変位する。このような揺動動作における回転変位量は、櫛歯電極53への付与電位を調整することにより、調節することができる(回転変位量については、櫛歯電極43をグラウンド接続せずに、櫛歯電極43,53の電位差を制御することによって調節してもよい)。回転変位量の調節により、櫛歯電極42,52の対向面積(電極歯42aの側面と電極歯52aの側面とが対向する面積)を調節することができ、従って、一対のキャパシタ電極たる櫛歯電極42,52における静電容量を調節することができる。また、櫛歯電極43,53間の静電引力を消滅させると、各連結部60が捩り応力を解放して自然状態に復帰し、可動部40ないし櫛歯電極42はその初期位置に戻る。
一般に、キャパシタ素子の有するキャパシタ電極の抵抗が小さいほど、当該キャパシタ素子におけるQ値は高い傾向にある。しかしながら、SOI基板を利用して上述のような方法によって製造される従来のマイクロ可変キャパシタX4の有する一対のキャパシタ電極(櫛歯電極42,52)は、導電性シリコン材料よりなり、導電性シリコン材料の抵抗率は、例えば金属材料の抵抗率と比較すると、大きい傾向にある。そのため、マイクロ可変キャパシタX4(マイクロ可動デバイス)においては、充分に高いQ値を得ることができない場合がある。
本発明は、以上のような事情の下で考え出されたものであり、高いQ値を実現するのに適したマイクロ可動デバイスを提供することを、目的とする。
本発明の第1の側面によると、次のような可動部、フレーム、および連結部を有するマイクロ可動デバイスが提供される。本デバイスの可動部は、可動本体と、当該可動本体から延出する複数の電極歯を有する第1キャパシタ櫛歯電極と、可動本体から延出する複数の電極歯を有する第1駆動櫛歯電極とを備える。フレームは、可動部の第1キャパシタ櫛歯電極に向けて延出する複数の電極歯を有する第2キャパシタ櫛歯電極と、第1駆動櫛歯電極に向けて延出する複数の電極歯を有する第2駆動櫛歯電極とを備える。連結部は、可動部およびフレームを連結する。第1および第2キャパシタ櫛歯電極は、金属材料よりなり、初期位置において電極歯重なり合いを有する。第1および第2駆動櫛歯電極は、同一の材料層内に作り込まれた部位であり、初期位置において電極歯重なり合いを有しないか、或は、初期位置において電極歯重なり合いを有する。可動部は、第1および第2駆動櫛歯電極の電極歯重なり合いを有するように、また、第1および第2駆動櫛歯電極の電極歯重なり合いの程度が変化するように、回転変位可能に設けられている。本発明における電極歯重なり合いとは、一対の櫛歯電極(一対のキャパシタ櫛歯電極または一対の駆動櫛歯電極)において、一方の櫛歯電極の電極歯間に他方の櫛歯電極の電極歯が入り込んで、一方の櫛歯電極の電極歯の側面と他方の櫛歯電極の電極歯の側面とが対向していることを意味する。
本マイクロ可動デバイスは、一対のキャパシタ電極として、金属材料よりなる第1および第2キャパシタ櫛歯電極を有する。金属材料の抵抗率は、導電性シリコン材料の抵抗率と比較して、小さい傾向にある。したがって、本マイクロ可動デバイスは、例えばキャパシタ素子として、一対のキャパシタ電極が導電性シリコン材料よりなる従来の例えばマイクロ可変キャパシタX4よりも、高いQ値を実現するのに適する。
加えて、本マイクロ可動デバイスは、一対の駆動電極たる第1および第2駆動櫛歯電極間において大きな駆動力を得るのに適する。その理由は、以下のとおりである。
上述の従来のマイクロ可変キャパシタX4の製造過程では、一対の駆動電極の一方たる櫛歯電極43と、一対の駆動電極の他方たる櫛歯電極53とは、SOI基板たる材料基板300における異なる層(シリコン層301,302)に形成される。具体的には、櫛歯電極43は、図21(a)を参照して上述したように、レジストパターン304をマスクとして利用してシリコン層301に対して異方性エッチング処理を施すことによって形成される。櫛歯電極53は、図21(b)を参照して上述したように、レジストパターン305をマスクとして利用してシリコン層302に対して異方性エッチング処理を施すことによって形成される。櫛歯電極43用のマスクを含むレジストパターン304はシリコン層301上に形成されるものであり、櫛歯電極53用のマスクを含むレジストパターン305は、材料基板300においてシリコン層301とは反対側のシリコン層302上に形成されるものである。このように材料基板300における反対表面に形成されるレジストパターン304,305については、相対的な形成位置の精度ないしアライメント精度が比較的低い。レジストパターン304,305間のアライメント精度が低いほど、レジストパターン304,305の一部をマスクとして利用して成形される櫛歯電極43,53に係る位置精度(例えば、櫛歯電極43の形成位置に対する櫛歯電極53の形成位置の精度)は低く、櫛歯電極43,53間に電極歯重なり合いが生じた状態における電極歯43a,53a間のギャップを小さく設計することが困難となる(櫛歯電極43,53においていわゆるプルイン現象が生じないようにするためには、電極歯43a,53a間のギャップを小さく設計するほど、櫛歯電極43,53の形成位置について高精度が求められる)。一対の櫛歯電極間にて大きな静電引力(駆動力)を得るための有効な手段としては、当該櫛歯電極対間に電極歯重なり合いが生じた状態における電極歯間のギャップを小さく設計することが挙げられるが、製造過程におけるレジストパターン304,305間のアライメント精度の比較的低いマイクロ可変キャパシタX4では、櫛歯電極43,53間に電極歯重なり合いが生じた状態における電極歯43a,53a間のギャップを小さく設計することは、困難な傾向にある。したがって、従来のマイクロ可変キャパシタX4は、駆動用の一対の櫛歯電極43,53間において大きな静電引力(駆動力)を得るのに困難性を有する。
これに対し、本マイクロ可動デバイスにおける一対の駆動電極たる第1および第2駆動櫛歯電極は、同一の材料層内に作り込まれた部位であるため、当該材料層の同一表面において、第1駆動櫛歯電極用のマスクまたは当該マスクを含む第1マスクパターンと、第2駆動櫛歯電極用のマスクまたは当該マスクを含む第2マスクパターンとを、形成したうえで、これらマスクパターンをマスクとして利用して当該材料層に対して例えば異方性エッチング処理を施すことによって、成形することができる。材料層の同一表面に形成される第1および第2マスクパターンについては、アライメント精度が比較的高い。第1および第2マスクパターンが材料層の同一表面上の単一マスクパターンに含まれる場合には、そのような第1および第2マスクパターンは、同じリソグラフィ工程にて形成することができ、理論上、第1および第2マスクパターンについてのアライメント誤差はない。このような第1および第2マスクパターンによると、相対的な位置精度の高い第1および第2駆動櫛歯電極を形成しやすく、第1および第2駆動櫛歯電極間に電極歯重なり合いが生じた状態における電極歯間のギャップを小さく設計しやすい。
したがって、本マイクロ可動デバイスは、一対の駆動電極たる第1および第2駆動櫛歯電極間において大きな駆動力を得るのに適するのである。このような本マイクロ可動デバイスは、一対の駆動電極(第1および第2駆動櫛歯電極)に印加すべき駆動電圧を低減するのに適する。
好ましくは、第1および第2駆動櫛歯電極は、導電性シリコン材料よりなる同一の材料層内に作り込まれた部位である。好ましくは、第1および第2駆動櫛歯電極は、上記の材料層に対するDRIE(Deep Reactive Ion Etching)加工により同時的に形成された部位である。これらの構成は、第1および第2駆動櫛歯電極を精度よく成形するうえで好適である。
好ましくは、第1および/または第2キャパシタ櫛歯電極は、Au,Ag,Cu,Alよりなる群から選択される金属を含んでなる。好ましくは、第1および/または第2キャパシタ櫛歯電極は、電気めっき法を利用して形成されたものである。これらの構成は、抵抗率の小さな第1および/または第2キャパシタ櫛歯電極を形成するうえで好適である。
本発明の第2の側面によると、次のような可動部、フレーム、および連結部を有するマイクロ可動デバイスが提供される。本デバイスの可動部は、可動本体、当該可動本体から延出する複数の電極歯を有する第1キャパシタ櫛歯電極、および、可動本体から延出する複数の電極歯を有する第1駆動櫛歯電極を備える。フレームは、第1キャパシタ櫛歯電極に向けて延出する複数の電極歯を有する第2キャパシタ櫛歯電極と、第1駆動櫛歯電極に向けて延出する複数の電極歯を有する第2駆動櫛歯電極とを備える。連結部は、可動部およびフレームを連結する。第1および第2キャパシタ櫛歯電極は、金属材料よりなり、初期位置において電極歯重なり合いを有する。第1および第2駆動櫛歯電極は、金属材料よりなり、初期位置において電極歯重なり合いを有しないか、或は、初期位置において電極歯重なり合いを有する。可動部は、第1および第2駆動櫛歯電極の電極歯重なり合いを有するように、また、第1および第2駆動櫛歯電極の電極歯重なり合いの程度が変化するように、回転変位可能に設けられている。
本マイクロ可動デバイスは、一対のキャパシタ電極として、金属材料よりなる第1および第2キャパシタ櫛歯電極を有する。したがって、本マイクロ可動デバイスも、本発明の第1の側面に係るマイクロ可動デバイスと同様に、高いQ値を実現するのに適する。
本発明の第1および第2の側面において、好ましくは、第1駆動櫛歯電極の電極歯は、第1キャパシタ櫛歯電極の電極歯とは反対の側に、可動本体から延出する。或は、第1駆動櫛歯電極の電極歯は、第1キャパシタ櫛歯電極の電極歯と同じ側に、可動本体から延出してもよい。
好ましくは、連結部は、可動部の第1キャパシタ櫛歯電極と電気的に接続する導電連絡部を有する。このような構成によると、所定の外部回路に対して第1キャパシタ櫛歯電極を適切に接続することができる。
好ましくは、第1および/または第2キャパシタ櫛歯電極の表面は誘電体膜を伴わない。キャパシタ櫛歯電極の表面が誘電体膜を伴う場合、当該誘電体膜の表面の所定のエネルギー準位に電荷がトラッピングされ、且つ、当該誘電体膜に高い電界(例えば106V/cm以上)がかけられると、表面にトラッピングされている電荷は更に誘電体膜内部の欠陥準位に注入される。誘電体膜においては、注入された電荷の緩和時定数が相当程度に長い場合がある。そのため、マイクロ可動デバイスの動作中に当該誘電体膜の電荷蓄積量が増大し、電荷蓄積量が減少しない状態に至る場合がある。誘電体膜におけるこのような電荷トラッピングおよび注入の現象は、マイクロ可動デバイスの適切な駆動を阻害する場合があり、好ましくない。
好ましくは、第1および第2の側面に係るマイクロ可動デバイスは、第1および第2キャパシタ櫛歯電極間の静電容量を変化させるための可変キャパシタとして構成されている。或は、第1および第2の側面に係るマイクロ可動デバイスは、第1および第2キャパシタ櫛歯電極間の静電容量を検知するためのセンシングデバイスとして構成されてもよい。
好ましくは、本マイクロ可動デバイスは、充填体として低粘性の絶縁性液体または低粘性の絶縁性気体を用いてパッケージングされている。このような構成によると、良好なパッケージングを実現することができる。
図1から図6は、本発明の第1の実施形態に係るマイクロ可動デバイスX1を表す。図1および図2はマイクロ可動デバイスX1の平面図である。図3は図1の部分拡大図であり、図4は図2の部分拡大図である。図5は、図1の線V−Vに沿った拡大断面図である。図6は、線VI−VIに沿った一部省略拡大断面図である。
マイクロ可動デバイスX1は、可動部10と、フレーム20と、一対の連結部30とを備える。また、マイクロ可動デバイスX1は、MEMS技術などのマイクロマシニング技術により所定の材料基板に対して加工を施すことによって製造されたものであり、全体として主に、不純物のドープにより所定の導電性が付与されているシリコン材料よりなる第1層101と、Au,Ag,Cu,Alなどの金属材料よりなる第2層102と、これら第1層101および第2層102の間の絶縁層103とからなる積層構造を有する。図の明確化の観点より、図1においては、第2層102について斜線ハッチングを付して表し、図2においては、第1層101について斜線ハッチングを付して表す。
可動部10は、可動本体11および櫛歯電極12,13を有し、フレーム20に対して揺動動作ないし回転変位することが可能である。可動本体11は、図5および図6に示すように、上述の第1層101に含まれる部位11aと、第2層102に含まれる部位11bと、絶縁層103に含まれる絶縁層11cとを含む積層構造を有する。また、図6に示すように、可動本体11内には、絶縁層11cを貫通して部位11aと部位11bとを電気的に接続するための導通ビア11dが設けられている。櫛歯電極12は、第2層102に含まれる部位であり、可動本体11から延出する平行な複数の電極歯12aからなる。電極歯12aの延出長さは、例えば5〜5000μmである。櫛歯電極13は、第1層101に含まれる部位であり、電極歯12aとは反対側に可動本体11から延出する平行な複数の電極歯13aからなる。電極歯13aの延出長さは、例えば5〜5000μmである。
フレーム20は、フレーム本体21および櫛歯電極22,23を有する。フレーム本体21は、図5および図6に示すように、上述の第1層101に含まれる部位21aと、第2層102に含まれる部位21bと、絶縁層103に含まれる絶縁層21cとを含む積層構造を有し、可動部10を囲む形状を有する。櫛歯電極22は、第2層102に含まれる部位であり、可動部10の櫛歯電極12に向けてフレーム本体21から延出する平行な複数の電極歯22aからなる。電極歯22aの延出長さは、例えば5〜5000μmである。櫛歯電極23は、第1層101に含まれる部位であり、櫛歯電極13に向けてフレーム本体21から延出する複数の電極歯23aからなる。電極歯23aの延出長さは、例えば5〜5000μmである。
可動部10の櫛歯電極12とフレーム20の櫛歯電極22とは、マイクロ可動デバイスX1における一対のキャパシタ電極を構成し、例えば図3および図5に示すように、初期位置において櫛歯電極12の電極歯12aの側面と櫛歯電極22の電極歯22aの側面とが対向し合うように、配されている。すなわち、櫛歯電極12,22は、初期位置において電極歯重なり合いを有する。
可動部10の櫛歯電極13とフレーム20の櫛歯電極23とは、マイクロ可動デバイスX1における一対の駆動電極を構成する。本実施形態では、櫛歯電極13,23は、例えば図4および図5に示すように、初期位置において電極歯重なり合いを有しない。櫛歯電極13,23は、初期位置において電極歯重なり合いを有してもよい。また、可動部10の櫛歯電極12,13と、櫛歯電極22と、櫛歯電極23とは、電気的に分離されている。
各連結部30は、図6に示すように主部31および導電連絡部32からなり、可動部10およびフレーム20を連結する。各連結部30の導電連絡部32は、Au,Ag,Cu,Alなどの金属材料を含んでなり、可動本体11の部位11bとフレーム本体21の部位21bとを電気的に接続する。本実施形態では、連結部30ないし導電連絡部32を介して、櫛歯電極12,13を有する可動部10はグラウンド接続されている。連結部30においては、電気的に分離した複数の導電連絡部32を設けてもよい。また、一対の連結部30は、フレーム20に対する可動部10の回転変位の軸心A1を規定する。
図7から図10は、マイクロ可動デバイスX1の製造方法を表す。図7から図10においては、上述の可動本体11、櫛歯電極12,13、フレーム本体21、櫛歯電極22,23、および連結部30の各々の形成過程を、一の断面の変化として表す。当該一の断面は、加工が施される材料基板(ウエハ)における複数の断面を、モデル化して連続断面として表したものである。
マイクロ可動デバイスX1の製造においては、まず、図7(a)に示すような材料基板200を用意する。材料基板200は、いわゆるSOI(silicon on insulator)基板であり、シリコン層201,202および当該シリコン層間の絶縁層203からなる積層構造を有する。シリコン層201は、不純物のドープにより所定の導電性が付与されている。絶縁層203は例えば酸化ケイ素よりなる。シリコン層201の厚さは例えば50〜600μmである。シリコン層202の厚さは例えば1〜100μmである。絶縁層203の厚さは例えば0.5〜50μmである。。
次に、図7(b)に示すように、シリコン層201表面に酸化膜204を形成し、また、連結部30の主部31を形成する。CVD法により、シリコン層201の表面に厚さが例えば1μmとなるまで酸化ケイ素を成膜することによって、酸化膜204を形成することができる。また、例えば、シリコン層202上に所定のレジストパターン(図示略)を形成した後、当該レジストパターンをマスクとして利用してシリコン層202に対してDRIE(Deep Reactive Ion Etching)を施すことにより、主部31を形成することができる。DRIEでは、エッチングと側壁保護とを交互に行うBoschプロセスにおいて、良好な異方性エッチング処理を行うことができる。本工程および後出のDRIEについては、このようなBoschプロセスを採用することができる。
次に、図7(c)に示すように絶縁膜パターン203’を形成する。具体的には、絶縁層203上に所定のレジストパターン(図示略)を形成した後、当該レジストパターンをマスクとして利用して絶縁層203に対してエッチング処理を施す。絶縁膜パターン203’は、上述の導通ビア11dを形成するための開口部203aを含む所定の開口部を有する。
次に、電気めっき法における通電用の下地膜(図示略)を、絶縁膜パターン203’および主部31を覆うようにシリコン層201上に形成した後、図7(d)に示すようにレジストパターン205を形成する。下地膜は、例えば、スパッタリング法により厚さ50nmのTiを成膜し、続いてその上に厚さ500nmのCuを成膜することによって形成することができる。レジストパターン205は、開口部205aおよび開口部205bを有する。
次に、図8(a)に示すように、電気めっき法により開口部203a,205a,205b内に金属材料を成長させる。これにより、導通ビア11dおよび導電連絡部32が形成される。金属材料は、Au,Ag,Cu,Alよりなる群から選択される金属または当該金属を含む合金である。
次に、レジストパターン205上にレジスト材料を更に成膜することにより、或は、レジストパターン205を除去した後に新たなレジスト材料を成膜することにより、図8(b)に示すようにレジスト膜206を形成する。
次に、図8(c)に示すように、酸化膜204をパターニングして酸化膜パターン204’を形成した後、所定の開口部を有するレジストパターン207を形成する。酸化膜パターン204’は、可動本体11、櫛歯電極13、フレーム本体21、および櫛歯電極23に対応するパターン形状を有する。
次に、図8(d)に示すように、レジストパターン207をマスクとして利用してシリコン層201に対して当該シリコン層201の厚さ方向の途中までDRIEを施す。
次に、レジストパターン207上にレジスト材料を更に成膜することにより、或は、レジストパターン207を除去した後に新たなレジスト材料を成膜することにより、図9(a)に示すようにレジスト膜208を形成する。
次に、図9(b)に示すように、レジスト膜206をパターニングしてレジストパターン206’を形成する。レジストパターン206’は、マイクロ可動デバイスX1における上述の第2層102(可動本体11の部位11b、櫛歯電極12、フレーム本体21の部位21b、櫛歯電極22)を形成するための開口部206aを有する。
次に、図9(c)に示すように、電気めっき法により開口部206a内に金属材料を成長させることによって、可動本体11の部位11b、櫛歯電極12ないし電極歯12a、フレーム本体21の部位21b、および櫛歯電極22ないし電極歯22aを形成する。金属材料は、Au,Ag,Cu,Alよりなる群から選択される金属または当該金属を含む合金である。
次に、図9(d)に示すように、レジストパターン206’およびレジスト膜208を除去する。レジストパターン206’およびレジスト膜208の除去は、所定の剥離液を使用して行うことができる。この後、電気めっき法における通電用の上述の下地膜(図示略)において露出する部分を除去する。下地膜の部分的除去は、所定のエッチング液を使用して行うウエットエッチング、または、イオンミリングにより、行うことができる。
次に、図10(a)に示すように、所定の開口部を有するレジストパターン209を形成する。次に、図10(b)に示すように、レジストパターン209の側から当該レジストパターン209をマスクとして利用してシリコン層201に対して当該シリコン層201の厚さ方向の途中までDRIEを施す。
次に、図10(c)に示すように、酸化膜パターン204’の側から当該酸化膜パターン204’をマスクとして利用してシリコン層201に対してDRIEを施す。これにより、マイクロ可動デバイスX1における上述の第1層101(可動本体11の部位11a、櫛歯電極13ないし電極歯13a、フレーム本体21の部位21a、櫛歯電極23ないし電極歯23a)が形成される。
次に、図10(d)に示すように、絶縁層203において露出している箇所、および、酸化膜パターン204’を、エッチング除去する。以上の一連の工程を経ることにより、マイクロ可動デバイスX1を製造することができる。
マイクロ可動デバイスX1においては、櫛歯電極23に対して必要に応じて所定の電位を付与することにより、可動部10を軸心A1まわりに揺動動作ないし回転変位させることができる。櫛歯電極23に所定の電位を付与すると、櫛歯電極13,23間に所定の静電引力が発生し(本実施形態では櫛歯電極13はグラウンド接続されている)、櫛歯電極13は櫛歯電極23に引き込まれる。そのため、可動部10は、軸心A1まわりに揺動動作し、当該静電引力と各連結部30の捩り応力の総和とが釣り合う角度まで、例えば図11に示すように回転変位する。このような揺動動作における回転変位量は、櫛歯電極23への付与電位を調整することにより、調節することができる。回転変位量の調節により、櫛歯電極12,22の対向面積(電極歯12aの側面と電極歯22aの側面とが対向する面積)を調節することができ、従って、一対のキャパシタ電極たる櫛歯電極12,22における静電容量を調節することができる。また、櫛歯電極13,23間の静電引力を消滅させると、各連結部30が捩り応力を解放して自然状態に復帰し、可動部10ないし櫛歯電極12はその初期位置に戻る。
マイクロ可動デバイスX1は、一対のキャパシタ電極として、金属材料よりなる櫛歯電極12,22を有する。金属材料の抵抗率は、導電性シリコン材料の抵抗率と比較して、小さい傾向にある。したがって、マイクロ可動デバイスX1は、一対のキャパシタ電極が導電性シリコン材料よりなる従来の上述のマイクロ可変キャパシタX4よりも、高いQ値を実現するのに適する。
加えて、マイクロ可動デバイスX1は、一対の駆動電極たる櫛歯電極13,23間において大きな駆動力を得るのに適する。マイクロ可動デバイスX1における一対の駆動電極たる櫛歯電極13,23は、上述のように、シリコン層201上に形成された酸化膜パターン204’をマスクとして利用して、同一の材料層(シリコン層201)に対してDRIEを施すことによって形成されたものである。レジストパターン204’は、櫛歯電極13用の第1マスクパターンおよび櫛歯電極23用の第2マスクパターンを含む。材料層の同一表面に形成されるこのような第1および第2マスクパターンについては、アライメント精度が比較的高い。材料層の同一表面上の単一マスクパターン(レジストパターン204’)に含まれ、従って、同じリソグラフィ工程にて形成することができる第1および第2マスクパターンにおいては、理論上、アライメント誤差はない。このような第1および第2マスクパターンによると、相対的な位置精度の高い櫛歯電極13,23を形成することができ、一対の駆動電極たる櫛歯電極13,23間に電極歯重なり合いが生じた状態における電極歯13a,23a間のギャップを小さく設計しやすい。したがって、マイクロ可動デバイスX1は、一対の駆動電極たる櫛歯電極13,23間において大きな駆動力を得るのに適するのである。このようなマイクロ可動デバイスX1は、一対の駆動電極(櫛歯電極13,23)に印加すべき駆動電圧を低減するのに適する。
マイクロ可動デバイスX1においては、一対のキャパシタ電極たる櫛歯電極12,22の表面は誘電体膜を伴わない。これにより、誘電体膜において生じ得る電荷トラッピングおよび注入の現象を回避することができる。
マイクロ可動デバイスX1においては、上述の第1層101(可動本体11の部位11a、櫛歯電極13、フレーム本体21の部位21a、櫛歯電極23)を導電性シリコン材料により構成するのに代えて金属材料により構成してもよい。金属材料としては、Au,Ag,Cu,Alよりなる群から選択される金属または当該金属を含む合金を採用するのが好ましい。或は、マイクロ可動デバイスX1においては、可動部10の全体を、連続する金属製構造体として構成してもよい。これらの構成を採用する場合であっても、当該マイクロ可動デバイスX1は、高いQ値を実現するのに適する。
以上のようなマイクロ可動デバイスX1は、櫛歯電極12,22間の静電容量を変化させるための可変キャパシタとして構成されてもよいし、櫛歯電極12,22間の静電容量を検知するためのセンシングデバイスとして構成されてもよい。
図12および図13は、本発明の第2の実施形態に係るマイクロ可動デバイスX2を表す。図12は、マイクロ可動デバイスX2の平面図である。図13は、図12の線XIII−XIIIに沿った断面図である。
マイクロ可動デバイスX2は、可動部10Aと、フレーム20Aと、一対の連結部30とを備え、可動部10およびフレーム20に代えて可動部10Aおよびフレーム20Aを備える点においてマイクロ可動デバイスX1と異なる。
可動部10Aは、可動本体11および櫛歯電極12,13,14を有し、実質的には、櫛歯電極14を追加的に有する点においてマイクロ可動デバイスX1の可動部10と異なる。櫛歯電極14は、図13に示すように第2層102に含まれる部位であり、電極歯13aと同じ側に可動本体11から延出する平行な複数の電極歯14aからなる。電極歯14aの延出長さは、例えば5〜5000μmである。可動部10Aにおける可動本体11および櫛歯電極12,13の構成は、可動部10における上述の可動本体11および櫛歯電極12,13の構成に同様である。
フレーム20は、フレーム本体21および櫛歯電極22,23を有し、実質的には、櫛歯電極24を追加的に有する点においてマイクロ可動デバイスX1のフレーム20と異なる。櫛歯電極24は、図13に示すように第2層102に含まれる部位であり、可動部10Aの櫛歯電極14に向けてフレーム本体21から延出する平行な複数の電極歯24aからなる。電極歯24aの延出長さは、例えば5〜5000μmである。フレーム20Aにおけるフレーム本体21および櫛歯電極22,23の構成は、フレーム20における上述のフレーム本体21および櫛歯電極22,23の構成に同様である。
可動部10Aの櫛歯電極12とフレーム20の櫛歯電極22とは、マイクロ可動デバイスX2における一対のキャパシタ電極を構成し、且つ、可動部10Aの櫛歯電極14とフレーム20Aの櫛歯電極24とは、更なる一対のキャパシタ電極を構成する。初期位置において、櫛歯電極12の電極歯12aの側面と櫛歯電極22の電極歯22aの側面とは対向し合い、且つ、櫛歯電極14の電極歯14aの側面と櫛歯電極24の電極歯24aの側面とは対向し合う。すなわち、櫛歯電極12,22が初期位置において電極歯重なり合いを有するとともに、櫛歯電極14,24も初期位置において電極歯重なり合いを有する。このように、マイクロ可動デバイスX2は、二対のキャパシタ電極を具備する。また、可動部10Aの櫛歯電極12,13,14と、櫛歯電極22と、櫛歯電極23と、櫛歯電極24とは、電気的に分離されている。
マイクロ可動デバイスX2に関する他の構成については、マイクロ可動デバイスX1に関して上述したのと同様である。
マイクロ可動デバイスX2は、マイクロ可動デバイスX1と同様に、高いQ値を実現するのに適し、且つ、一対の駆動電極たる櫛歯電極13,23間において大きな駆動力を得るのに適する。加えて、二対のキャパシタ電極を具備するマイクロ可動デバイスX2は、キャパシタ素子として大きな静電容量を得るのに適する。
図14および図15は、本発明の第3の実施形態に係るマイクロ可動デバイスX3を表す。図14は、マイクロ可動デバイスX3の平面図である。図15は、図14の線XV−XVに沿った断面図である。
マイクロ可動デバイスX3は、実質的に二つのマイクロ可動デバイスX1を含む。具体的には、マイクロ可動デバイスX3は、フレーム本体21の一部を共通にして二つのマイクロ可動デバイスX1が一体化された構造を有し、二対のキャパシタ電極(各キャパシタ電極対は櫛歯電極12,22よりなる)を具備するとともに、二対の駆動電極(各駆動電極対は櫛歯電極13,23よりなる)を具備する。マイクロ可動デバイスX3では、各可動部10の回転変位量が常に同一となるように制御してもよいし、各可動部10の回転変位量を個別に制御してもよい。
このようなマイクロ可動デバイスX3は、マイクロ可動デバイスX1と同様に、高いQ値を実現するのに適し、且つ、櫛歯電極13,23間において大きな駆動力を得るのに適する。加えて、二対のキャパシタ電極を具備するマイクロ可動デバイスX3は、キャパシタ素子として大きな静電容量を得るのに適する。
以上のまとめとして、本発明の構成およびそのバリエーションを以下に付記として列挙する。
(付記1)可動本体、当該可動本体から延出する複数の電極歯を有する第1キャパシタ櫛歯電極、および、前記可動本体から延出する複数の電極歯を有する第1駆動櫛歯電極、を有する可動部と、
前記第1キャパシタ櫛歯電極に向けて延出する複数の電極歯を有する第2キャパシタ櫛歯電極、および、前記第1駆動櫛歯電極に向けて延出する複数の電極歯を有する第2駆動櫛歯電極、を有するフレームと、
前記可動部および前記フレームを連結する連結部と、を備え、
前記第1および第2キャパシタ櫛歯電極は、金属材料よりなり、初期位置において電極歯重なり合いを有し、
前記第1および第2駆動櫛歯電極は、同一の材料層内に作り込まれた部位であり、
前記可動部は、前記第1および第2駆動櫛歯電極の電極歯重なり合いの程度が変化するように、回転変位可能である、マイクロ可動デバイス。
(付記2)前記第1および第2駆動櫛歯電極は、導電性シリコン材料よりなる同一の材料層内に作り込まれた部位である、付記1に記載のマイクロ可動デバイス。
(付記3)前記第1および第2駆動櫛歯電極は、前記材料層に対するDRIE加工により同時的に形成された部位である、付記1または2に記載のマイクロ可動デバイス。
(付記4)前記第1および/または第2キャパシタ櫛歯電極は、Au,Ag,Cu,Alよりなる群から選択される金属を含んでなる、付記1から3のいずれか一つに記載のマイクロ可動デバイス。
(付記5)前記第1および/または第2キャパシタ櫛歯電極は、電気めっき法を利用して形成されたものである、付記1から4のいずれか一つに記載のマイクロ可動デバイス。
(付記6)可動本体、当該可動本体から延出する複数の電極歯を有する第1キャパシタ櫛歯電極、および、前記可動本体から延出する複数の電極歯を有する第1駆動櫛歯電極、を有する可動部と、
前記第1キャパシタ櫛歯電極に向けて延出する複数の電極歯を有する第2キャパシタ櫛歯電極、および、前記第1駆動櫛歯電極に向けて延出する複数の電極歯を有する第2駆動櫛歯電極、を有するフレームと、
前記可動部および前記フレームを連結する連結部と、を備え、
前記第1および第2キャパシタ櫛歯電極は、金属材料よりなり、初期位置において電極歯重なり合いを有し、
前記第1および第2駆動櫛歯電極は、金属材料よりなり、
前記可動部は、前記第1および第2駆動櫛歯電極の電極歯重なり合いの程度が変化するように、回転変位可能である、マイクロ可動デバイス。
(付記7)前記第1駆動櫛歯電極の前記電極歯は、前記第1キャパシタ櫛歯電極の前記電極歯とは反対の側に、前記可動本体から延出する、付記1から6のいずれか一つに記載のマイクロ可動デバイス。
(付記8)前記第1駆動櫛歯電極の前記電極歯は、前記第1キャパシタ櫛歯電極の前記電極歯と同じ側に、前記可動本体から延出する、付記1から6のいずれか一つに記載のマイクロ可動デバイス。
(付記9)前記連結部は、前記可動部の前記第1キャパシタ櫛歯電極と電気的に接続する導電連絡部を有する、付記1から8のいずれか一つに記載のマイクロ可動デバイス。
(付記10)前記第1および/または第2キャパシタ櫛歯電極の表面は誘電体膜を伴わない、付記1から9のいずれか一つに記載のマイクロ可動デバイス。
(付記11)前記第1および第2キャパシタ櫛歯電極間の静電容量を変化させるための可変キャパシタとして構成されている、付記1から10のいずれか一つに記載のマイクロ可動デバイス。
(付記12)前記第1および第2キャパシタ櫛歯電極間の静電容量を検知するためのセンシングデバイスとして構成されている、付記1から10のいずれか一つに記載のマイクロ可動デバイス。
(付記13)充填体として低粘性の絶縁性液体または低粘性の絶縁性気体を用いてパッケージングされている、付記1から12のいずれか一つに記載のマイクロ可動デバイス。
本発明の第1の実施形態に係るマイクロ可動デバイスの平面図である。 本発明の第1の実施形態に係るマイクロ可動デバイスの他の平面図である。 図1の部分拡大図である。 図2の部分拡大図である。 図1の線V−Vに沿った拡大断面図である。 図1の線VI−VIに沿った一部省略拡大断面図である。 図1に示すマイクロ可動デバイスの製造方法における一部の工程を表す。 図7の後に続く工程を表す。 図8の後に続く工程を表す。 図9の後に続く工程を表す。 可動部が回転変位した場合を表す。 本発明の第2の実施形態に係るマイクロ可動デバイスの平面図である。 図12の線XIII−XIIIに沿った断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るマイクロ可動デバイスの平面図である。 図14の線XV−XVに沿った断面図である。 従来のマイクロ可動デバイスの一例の平面図である。 図16に示すマイクロ可動デバイスの他の平面図である。 図16の線XVIII−XVIIIに沿った断面図である。 図16の線XIX−XIXに沿った断面図である。 図16に示す従来のマイクロ可動デバイスの製造方法における一部の工程を表す。 図20の後に続く工程を表す。
符号の説明
X1,X2,X3 マイクロ可動デバイス
10,40 可動部
11,41 可動本体
12,13,42,43 櫛歯電極
12a,13a,42a,43a 電極歯
20,50 フレーム
21,51 フレーム本体
22,23,52,53 櫛歯電極
22a,23a,52a,53a 電極歯
30,60 連結部
31 主部
32 導電連絡部
101 第1層
102 第2層
103,203,303 絶縁層
200,300 材料基板
201,202,301,302 シリコン層

Claims (10)

  1. 可動本体、当該可動本体から延出する複数の電極歯を有する第1キャパシタ櫛歯電極、および、前記可動本体から延出する複数の電極歯を有する第1駆動櫛歯電極、を有する可動部と、
    前記第1キャパシタ櫛歯電極に向けて延出する複数の電極歯を有する第2キャパシタ櫛歯電極、および、前記第1駆動櫛歯電極に向けて延出する複数の電極歯を有する第2駆動櫛歯電極、を有するフレームと、
    前記可動部および前記フレームを連結する連結部と、を備え、
    前記第1および第2キャパシタ櫛歯電極は、同一の金属材料層内に含まれる部位であり、かつ、初期位置において電極歯重なり合いを有し、
    前記第1および第2駆動櫛歯電極は、同一の単一材料層内に作り込まれた部位であり、
    前記可動部は、前記第1および第2駆動櫛歯電極の電極歯重なり合いの程度が変化するように、回転変位可能である、マイクロ可動デバイス。
  2. 前記第1および第2駆動櫛歯電極は、導電性シリコン材料よりなる同一の材料層内に作り込まれた部位である、請求項1に記載のマイクロ可動デバイス。
  3. 前記第1および第2駆動櫛歯電極は、前記材料層に対するDRIE加工により同時的に形成された部位である、請求項1または2に記載のマイクロ可動デバイス。
  4. 前記第1および/または第2キャパシタ櫛歯電極は、Au,Ag,Cu,Alよりなる群から選択される金属を含んでなる、請求項1から3のいずれか一つに記載のマイクロ可動デバイス。
  5. 可動本体、当該可動本体から延出する複数の電極歯を有する第1キャパシタ櫛歯電極、および、前記可動本体から延出する複数の電極歯を有する第1駆動櫛歯電極、を有する可動部と、
    前記第1キャパシタ櫛歯電極に向けて延出する複数の電極歯を有する第2キャパシタ櫛歯電極、および、前記第1駆動櫛歯電極に向けて延出する複数の電極歯を有する第2駆動櫛歯電極、を有するフレームと、
    前記可動部および前記フレームを連結する連結部と、を備え、
    前記第1および第2キャパシタ櫛歯電極は、同一の金属材料層内に含まれる部位であり、初期位置において電極歯重なり合いを有し、
    前記第1および第2駆動櫛歯電極は、同一の単一材料層内に作り込まれた部位であり且つ金属材料よりなり、
    前記可動部は、前記第1および第2駆動櫛歯電極の電極歯重なり合いの程度が変化するように、回転変位可能である、マイクロ可動デバイス。
  6. 前記第1駆動櫛歯電極の前記電極歯は、前記第1キャパシタ櫛歯電極の前記電極歯とは反対の側に、前記可動本体から延出する、請求項1から5のいずれか一つに記載のマイクロ可動デバイス。
  7. 前記第1駆動櫛歯電極の前記電極歯は、前記第1キャパシタ櫛歯電極の前記電極歯と同じ側に、前記可動本体から延出する、請求項1から5のいずれか一つに記載のマイクロ可動デバイス。
  8. 前記連結部は、前記可動部の前記第1キャパシタ櫛歯電極と電気的に接続する導電連絡部を有する、請求項1から7のいずれか一つに記載のマイクロ可動デバイス。
  9. 前記第1および第2キャパシタ櫛歯電極間の静電容量を変化させるための可変キャパシタとして構成されている、請求項1から8のいずれか一つに記載のマイクロ可動デバイス。
  10. 前記第1および第2キャパシタ櫛歯電極間の静電容量を検知するためのセンシングデバイスとして構成されている、請求項1から8のいずれか一つに記載のマイクロ可動デバイス。
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