JP4592501B2 - ガス絶縁機器 - Google Patents
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Description
ただし、シーラント塗布作業はコスト高で、解体の際には、硬化しているため、非常に時間を要する。
ただし、この形状では注型絶縁物の注型時において離型できないため、注型絶縁物としては構成ができない。
しかし、その接続作業の際に、Oリングが脱落するため、前述のように、溝にシーラントなどの粘着性のある部材を塗布するか、溝形状を特殊な形状にして脱落防止としていた。しかしながら、いずれも経済的ではない。
また、溝形状を特殊な構造とすることでガス絶縁機器においては溝とOリングに空気が残存してしまい、コロナ発生により絶縁物の寿命を縮める。
この発明による実施の形態を図1から図3までについて説明する。図1は、この発明による実施の形態におけるガス絶縁開閉装置GISからなるガス絶縁機器の構成を示す縦断面図である。図2は、この発明による実施の形態における環状溝に嵌合されるリング状封止部材の組立前の状態を示す断面図である。図3は、この発明による実施の形態における環状溝に嵌合されるリング状封止部材の組立後の状態を示す断面図である。
円板状部材2はSF6等の絶縁ガスが充填される導電性容器としての接地金属容器3のフランジ部31に環状溝2aを含むその周縁部を接合する。リング状封止部材としてのOリング1は円板状部材2に設けられた環状溝2aの底面と接地金属容器3のフランジ部31との間で圧縮され、円板状部材2と接地金属容器3のフランジ部31との間からの絶縁ガス漏洩を封止する。
この円板状部材2は、その中心軸線AL上に延在して配設される中心導体6を絶縁支持するものであって、リング状封止部材としてのOリング1を嵌入する円板状部材2に設けられた環状溝2aは、円板状部材2の中心軸線ALを中心とする円周上に設けられる。
円板状部材2の環状溝2aが設けられた周縁部は、その平面の両側を接地金属容器3の対をなすフランジ部31によって挟持され、ボルト61およびナット62により締結される。ボルト61およびナット62による締結によってOリング1は円板状部材2に設けられた環状溝2aの内部において環状溝2aの底部と接地金属容器3のフランジ部31との間で圧縮保持され、円板状部材2と接地金属容器3のフランジ部31との間からの絶縁ガス漏洩を封止するものである。
このOリング1の自由状態における環状中心からの内径寸法は、環状溝2aの内径部2xにおける中心軸線ALからの内径寸法よりも小さく設定され、リング状封止部材としてのOリング1は組立前の状態において環状溝2aの内径部2xに設けられた直線部Eに引っ掛けられた形で環状溝2aの内径部2xに密着して固定保持される。
リング状封止部材としてのOリング1の断面における半径RAは、円板状部材2に設けられた環状溝2aの底面部半径RAと一致されている。
環状溝2aには、その内径部2xに円板状部材2の中心軸線ALと平行する直線部Eが設けられ、Oリング1の脱落は防止されるものである
環状溝2aの内径部2xには、直線部Eが設けられており、テーパー部は設けられていない。しかしながら、円板状部材2を構成する絶縁物樹脂は注型の際にはその中心軸線ALに向かって収縮するので、環状溝2aの内径部2xにおける離型は支障なく行われるものである。
RA:円板状部材2に設けられた環状溝2aに密着するOリング1の断面半径。
RB:離型の際のクラック防止の断面曲率。
RC:Oリング1の半径と溝2aの断面曲率半径をほぼ同一として、空気残留防止。
D:Oリング1の半径と溝2aの断面曲率半径をほぼ同一として、Oリング1を密着し脱落防止、空気残留防止。
E:Oリングを溝内径に引っ掛けるための直線部。
F:ガス充填、空気抜きの隙間。
G:溝内径の壁はテーパがなしとして、Oリング脱落防止。離型の際には樹脂が収縮し、型から離れる。
H:溝外径の壁はテーパありの構造とし、離型の際に樹脂が収縮し型にくっつくのを緩和。
ガス絶縁開閉装置GISの組立前において、リング状封止部材としてのOリング1は円板状部材2に設けられた環状溝2aの内径部2xに嵌合される。前述の通り、Oリング1の自由状態における環状中心からの内径寸法は、環状溝2aの内径部2xにおける中心軸線ALからの内径寸法よりも小さく設定されているので、Oリング1はOリング1自体の弾性により環状溝2aの内径部2xに圧接される。環状溝2aの内径部2xには直線部Eが形成されていて、Oリング1の環状溝2aからの脱落は確実に防止される。したがって、Oリング1を嵌入装着した環状溝2aを持つ円板状部材2の組立装着作業を迅速かつ的確に進めることができる。
この状態では、内径部2xにおける環状溝2aでの底部曲率の半径RAにOリング1の断面半径RAが一致し両者は同一半径を保って密着している。環状溝2aの外径部2yにおいては、環状溝2aの外径部2yとOリング1の外径部表面との間には空間が生じている。図2に示すように、Oリング1の下部は円板状部材2の平面部における下部表面から突出している。
この組立過程で、Oリング1の内径部と環状溝2aの内径部2xとの間に存在する空気は気体通路2pを介して接地金属容器3の内部空間へ排出され、円板状部材2における環状溝2aの内部に残存することはない。
Oリング1はその内径部を環状溝2aの内径部2xに密着するとともに、その外径部を環状溝2aの外径部2yに密着し、しかも、下部を接地金属容器3のフランジ部31に圧接密着して、円板状部材2と接地金属容器3のフランジ部31との接合面における封止を確実に行うものである。
接地金属容器3の内部空間は、この組立作業の終了後に、真空引きされて、接地金属容器3の内部空間にはSF6などの絶縁ガスが充填される。
(1)Oリング1の内径を環状溝2aの内径より小さくして、溝に引っ掛ける。
(2)絶縁物で構成される円板状部材2は機械加工しない、離型のみで仕上がり。
(3)環状溝2a内のガス充填用および空気抜け用に環状溝2aの内径方向に絶縁物で構成される円板状部材2と接地金属容器3のフランジ部31との間に0.05〜0.2mm程度の隙間を設ける(F部)。
(4)絶縁物で構成される円板状部材2が注形物であることから環状溝2a内径側はテーパなし、外径側はテーパ形状として、離型性を確保できる構成(G部,H部)。
(5)環状溝2aの溝内径・樹脂側にOリング1と同等程度の半径の曲率RAを設け、密着性を向上(A部,C部,D部)。
(6)環状溝2aの溝内径・ガス側に極力小さい半径の曲率として、Oリング1を引っ掛ける直線部を構成(E部)。
Claims (3)
- 絶縁ガスを充填する容器、注型絶縁物で構成される円板状部材、前記円板状部材の平面に前記円板状部材の中心軸線を囲んで形成される環状溝、前記環状溝に嵌合され前記容器と接合して前記円板状部材と前記容器との間で圧縮されることにより前記容器に充填された絶縁ガスの漏洩を阻止する弾性を有する断面円形のリング状封止部材を備え、前記リング状封止部材と接する前記環状溝の断面における曲率半径を前記リング状封止部材の断面における曲率半径と一致させるとともに、前記環状溝の内径部に前記円板状部材の中心軸線と平行し前記リング状封止部材に接する直線部分を設けたことを特徴とするガス絶縁機器。
- 前記環状溝の外径部に前記円板状部材の注型の際に離型を助けるテーパー部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のガス絶縁機器。
- 前記環状溝と前記容器との間に前記容器の内部と連通する気体通路を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガス絶縁機器。
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