JP4592248B2 - 電子機器およびシステム制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示画面上に直接情報入力可能なタッチパネルと、タッチパネルが設けられた筐体に各種操作を行う入力手段を有する電子機器に関し、特に入力手段の入力操作の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パーソナルコンピュータ(以後、パソコンと称す)の入力装置としては、キーボードが広く利用されてきているが、このキーボードの補助的な入力装置として、例えば、マウス、トラックボール、タッチパッドスティック式ポインティングデバイスなどのポインティング入力装置(ポインティング手段)が併用されることが多い。また、近年多様な用途に応じるため、表示画面にタッチパネルを積層し、専用のペンや指でタッチパネルに触れることにより表示画面に表示された情報に対して入力操作可能なものもある。
【0003】
また、タッチパネルの操作だけでは、不便な点もありタッチパネルの操作面付近に、ワンタッチで所定機能を実行可能な操作ボタンが設けられているものもある。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−187317号公報(第4頁−第5頁、第4図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記特許文献1の技術では、表示部とは別体に設けられキーボードからの入力を禁止するものである。このような形態の機器では、表示部と本体部との角度により手が触れない位置でタッチパネルの操作を行うことも可能である。
【0006】
一方、タッチパネルを有する筐体の面に設けられた操作ボタンによる機能の実行及び禁止はについては、タッチパネルと同一筐体に設けられているため、ユーザ自身が手の位置に注意を払い、操作ボタンに触れないようにしなければならないという問題がある。ここで、操作ボタンに誤って触れた場合は、不要なメニュー画面が表示されたり、意図しない所定機能が実行されてしまい、ユーザにとって操作効率が悪いという問題があった。また、この場合とは逆に、完全に操作ボタンによる機能の禁止を行ってしまうと、簡便な操作機能が与えられている操作ボタンを使用したい場合に、使用できない場合も生じる。
【0007】
本発明は上記課題を解決するために、タッチパネルを有する筐体の筐体面に設けられ操作ボタン類に割り当てられた機能の実行許可禁止を切り替えることが可能な電子機器および動作制御方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明では、キーボートを有する本体筐体と、タッチパネルが積層された表示部が正面に配置された表示部ケースであって、前記表示部が前記本体筐体上のキーボートに重なる状態と前記表示部ケースが前記本体筐体に対して立て起こされた状態との間で回動可能に前記本体筐体に接続されると共に、前記表示部が前記本体筐体上のキーボート側に向く状態と前記表示部ケースの背面が前記本体筐体上のキーボート側に向く状態との間で回転可能に前記本体筐体に接続された表示部ケースと、 前記表示部ケースの正面上に設けられ、それぞれ所定の機能が割り当てられた複数のボタンと、CPUと、前記複数のボタンに接続され、操作されたボタンに対応するコマンドを前記CPUに送信するコントローラと、前記表示部の画面上にボタンアイコンを表示する手段と、前記表示部ケースの背面が前記本体筐体上のキーボード側に向く状態において、ペンによる前記ボタンアイコンの操作に応じて、前記コントローラによるコマンドの送信動作を許可/禁止することによって、前記複数のボタンについて当該ボタンが操作されたことに伴う機能の実行の許可/禁止を切り替える制御手段と、を具備することを特徴とする。
【0009】
このような構成により、座標入力装置を有する筐体の筐体面に設けられボタン類に割り当てられた機能の実行許可禁止を切り替えることが可能な電子機器を提供することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る実施形態を、図面を参照して説明する。
【0013】
図1に、第1の実施形態に係る電子機器の斜視図を示す。
【0014】
第1の実施形態では、電子機器の例としてパソコンを例に説明する。
【0015】
パソコン1は、本体ケース2と表示部ケース3とを備える。本体ケース2には上面部にキーボード4及びポインティングデバイスとなるタッチパッド5が配設されている。またCPUなどが実装された回路基板、記憶媒体などを内蔵している。
【0016】
表示部ケース3は液晶ディスプレイ(以後、LCDと称す)6とタッチパネル7とが設けられている。LCD6は情報を表示する表示部の一例であり、本体ケース2内の回路基板と電気的に接続されている。また表示部ケース3には、タッチパネル7へ情報の入力を行うことが可能なペン8を収納可能な収納部9が設けられている。タッチパネル7へ情報の入力を行う際は、ペン8を用いてLCD6に表示されたカーソルやメニュー画面などに触れることで各種入力が可能となっている。
【0017】
さらに表示部ケース3の下方には画面表示のスクロールを行う機能などが割り当てられたボタン群10が設けられている。このボタン群10は押された場合に、夫々のボタンに割り当てられた機能を実行する。
【0018】
本体ケース2と表示部ケース3とはヒンジ部11により連結されている。このヒンジ部11は回動軸12と旋回軸13とを備えており、回動軸12はタッチパネル7とキーボード4とが重なるように、本体ケース2と表示部ケース3とが重なる状態(第1状態)から、表示部ケース3が本体ケース2に対して立て起こされた状態(第2状態)との間で表示部ケース3が回動可能となる。第2状態の中でも特に本体ケース2に対して表示部ケース3がタッチパネル7をキーボード4側にむけて直立する状態を第3状態とする。旋回軸13は、第3状態から旋回軸13を中心に表示部ケース3を回転させる。特に表示部ケース3が第3状態から旋回軸13を中心に回転している状態を第4状態とする。タッチパネル7が露出する面と反対側の背面がキーボード4側に向く状態を第5状態とする。この第5状態から表示部ケース3の背面を本体ケース2に重ね合わせた状態を第6状態とする。この第6状態では、タッチパネル7が外側露出された状態となり、この状態でもパソコンは動作可能である。この第6状態では、ペン8によりタッチパネルに入力操作を行うことになる。
【0019】
図2に第6の状態のパソコンの斜視図を示す。
【0020】
第6の状態では、キーボード4は表示部ケース3に覆われた状態となり、ペン8によりタッチパネル7をタップしたり、軌道を描くことでLCD6に表示されるアプリケーションウインドウやカーソルの位置などを操作可能となる。
【0021】
続いて、図3に第1の実施形態に係るパソコンのハードウェア構成図を示す。
【0022】
パソコン1本体内は、通常のパソコン1が動作するのに必要なデバイスにより構成している。このパソコン1の制御を司るCPU15と第1のブリッジ回路16とは64ビット幅のデータバスを有するCPUローカルバスによって接続されており、第1のブリッジ回路16とメインメモリ17とはメモリバスを介して接続されている。また、第1のブリッジ回路16には、LCD6も接続されている。第1のブリッジ回路16と第2のブリッジ回路18とは、32ビット幅のデータバスを有する第1のバス19によって接続されている。第2のブリッジ回路18にはHDD20、BIOS−ROM21およびタッチパネル7が接続されており、第2のブリッジ回路18に接続している16ビット幅のデータバスを有する第2のバス22を介して、エンベデットコントローラ(以後、ECと称す)23が接続されている。
【0023】
CPU15は、パソコン1全体の動作制御およびデータ処理等を実行するものである。
【0024】
メインメモリ17は、オペレーティングシステム(以後、OSと称す)24、BIOS25、ユーティリティソフト26、各種デバイスドライバ27、および処理データなどを格納するメモリデバイスであり、複数のDRAMなどによって構成している。
【0025】
OS24は、パソコン1のハードウェアとソフトウェアの動作を総合的に管理・制御するためのものである。また、アプリケーションの、割込み等の手続きに対してCPU15に対して処理を実行する権利(CPU21の利用権)を与えるか等の管理も行なう。
【0026】
BIOS25は、パソコン1内の各種ハードウェアをアクセスするファンクション実行ルーチンを体系化したものであり、パソコン1の起動時に、BIOS−ROM21から読み出されるものである。
【0027】
ユーティリティソフト26は、各種デバイスからのイベント発生(割り込み等)に応じて、適当な処理を実行するソフトであり、本実施形態では、例えばボタン群10が押された際にその処理を有効にするか否かを切り替え可能なソフトなどがこれにあたる。
【0028】
第1のブリッジ回路16は、CPUローカルバスと第1のバス19との間を繋ぐブリッジLSIであり、第1のバス19のバスマスタデバイスの1つとして機能する。この第1のブリッジ回路16は、CPU15と第1のバス19との間で、データ及びアドレスを含むバス幅を変換する機能、及びメモリバスを介してメインメモリ17のアクセス制御をする機能などを有している。また、表示コントローラとしての機能も有しており、第1のブリッジ回路16に接続されたLCD6へ表示データを送信する。
【0029】
第1のバス19はクロック同期型の入出力バスであり、第1のバス19上の全てのサイクルは、第1のバスクロックに同期して行う。この第1のバス19は、時分割的に使用されるアドレス/データバスを有している。
【0030】
第2のブリッジ回路18は、第1のバス19と第2のバス22との間を繋ぐブリッジLSIであり、第1のバス19と第2のバス22との間のバス変換等を行う。また、データの記憶再生装置として用いられるHDD20及びBIOS−ROM21が接続されており、HDD20との間のデータ入出力制御を行うIDEコントローラが組みこまれている。第2のブリッジ回路18から延出する第2のバス22には、EC23が接続されている。
【0031】
HDD20は、パソコン1に設けられた大容量記憶媒体であり、パソコン1の電源オフ中にもデータを保存可能な不揮発性記憶媒体である。
【0032】
BIOS―ROM21は、パソコン内の各種ハードウェアをアクセスするファンクション実行ルーチンを体系化したプログラムであり、パソコンの起動時に、読み出されるものである。一般に、BIOSはパソコン内で不揮発性メモリ(フラッシュROM)に記憶されている。
【0033】
タッチパネル7は、ペン8または指などによりタッチパネル7面上の触れられた位置をデバイスドライバを介して検知し、入力された位置に応じて各種処理を行う。
【0034】
EC23は、CPU15によってリード/ライト可能な複数のレジスタ群を内蔵している。これらレジスタ群を使用することにより、CPU15とEC23に接続するデバイスとの間の通信が可能となる。また、キーボードコントローラ(以下、KBCと称す)27としての機能も内蔵されている。EC23には、I2Cバスを介して入力インターフェースである、キーボード4、タッチパッド5および表示部ケース3に設けられたボタン群10が接続される。キーボード5や、タッチパッド6から入力された信号は、KBC27により、信号変換され、上位のデバイスへ信号が伝達される。ボタン群10からの入力もKBCによりキーコード変換され上位のデバイスへ通知され、各ボタンに応じた処理が行われる。またEC23には、I2Cバス28を介して電源コントローラ29が接続されている。
【0035】
電源コントローラ29には、パソコン1本体に商用電源を接続するためのACアダプタ30及びバッテリ31が接続される。これにより、パソコン1本体はACアダプタ30を介して商用電源により駆動可能である。また、電源コントローラ29は、このパソコン1の電源のオン/オフなどの動作電源の制御を行うコントローラであり、バッテリパック31などの2次電池の充電制御も行う。バッテリパック31は、ACアダプタ30から電力が供給されなくなった場合のバックアップ電源としても用いられるものである。
【0036】
次に、図4に表示部ケース3に設けられたボタン付近の斜視図を示す。
【0037】
表示部ケース3の右下方面にボタン群10が設けられている。
【0038】
このボタン群10は、夫々のボタンが押されることにより、夫々のボタンに割り当てられた所定の機能を実行可能とするものである。
【0039】
ボタン35はSAS(Secure Attention Sequence)と呼ばれる機能を実行するボタンである。これはキーボードの「CTRL+ALT+DEL」ボタンが押された際の機能と同じであり、システムのアプリケーション等
メンテナンスする機能である。図2に示す第6状態においてキーボードが使えない場合に、アプリケーションが応答しなくなった場合など、このボタン35を押すことでメニューを開き、応答しなくなったアプリケーションを強制終了をすることも可能である。
【0040】
ボタン36乃至39はLCD6に表示されるアプリケーションウインドウのスクロールやメニューを表示するものであり、ボタン36はアプリケーションウインドウ内に表示されている情報を上方向へスクロールする。ボタン37はアプリケーションのメニューを表示する。ボタン38はアプリケーションウインドウ内に表示されている情報を下方向へスクロールする。ボタン39はユーザによって、好きな機能を割り当てられるキー(プログラマブルキー)である。このボタンには、例えば電子メールのアプリケーションプログラム起動を割り当てたり、ウェブブラウザーのアプリケーション起動を割り当てることも可能である。
【0041】
上述のように、ボタン群10は、それぞれのボタンが押されることにより、割り当てられた機能を実行する。
【0042】
図5にボタンの操作禁止許可を実行可能なユーティリティソフトの画面例を示す。
【0043】
図5は、LCD6上に表示されたユーティリティアイコンの例であり、音声出力の可否を切り替えるスピーカアイコン40及びボタン群10の動作制御に関するボタンアイコン41が表示されている。
【0044】
ボタンアイコン41は、このアイコン上の領域がポインティングデバイスのカーソル、またはペン8により押された場合に、ボタン群10の動作機能の実行を可能にする状態と実行しない状態とを切り替え可能なユーティリティのアイコンである。ボタン群10の機能が実行可能な状態であれば、ユーザはボタン群10のボタンを押すことにより夫々のボタンに割り当てられた機能を実行することが可能である。しかし、ボタン群10の機能が非実行の状態であれば、ボタン群10を押しても、その機能は実行されないように制御される。
【0045】
また、このボタンアイコン41の表示については、ボタン群10の操作に伴う機能の実行が禁止されている場合はグレー表示(単一色表示)を行い、ボタン群10の操作に伴う機能の実行が許可されている場合は、複数色により表示するようにして、ユーザに視覚的にボタンによる機能の実行許可/禁止を明示するようにしてもよい。
【0046】
図6に、EC周辺のハードウェア構成図を示す。
【0047】
EC23内にはレジスタ42が設けられており、このレジスタ42に記憶された値に応じて、EC23はボタン群10からのスキャンコードを無視し、上位への通知の実行及び通知禁止が制御される。このレジスタへは“1”、“0”の情報を書き込むこととし、“1”の場合はボタン機能実行可能、“0”の場合、ボタン機能実行不可能とする。ボタンアイコン41が押されるたびに、“1”と“0”の値が交互に書き込まれる。このレジスタへの書き込みは、図4に示したボタンアイコン41を押すことに応じて書かれるものであり、この制御について図6を用いて説明する。
【0048】
図7は、ボタン群10の制御に関するフローチャートを示す。
【0049】
LCD6上のボタンアイコン41の画面領域がペン8によって押された場合もしくはポインティングデバイスのカーソルによって押された場合(ステップS101)、ユーザからの入力を検知しユーティリティソフトがイベントを発生する(ステップS102)。
【0050】
BIOS25は、ユーティリティソフトからのイベントを検知すると、どのユーティリティソフトからの割り込みかを判断し、CPU15へ割り込みとイベントコードを発行する(ステップS103)。ここでは、ボタンアイコン41が押された際のイベントコードを発行する。
【0051】
CPU15は、BIOS25からの割り込みを受けるとイベントコードにより、どのような処理を行うか決定する。ここでは割り込み発生要因がボタンアイコン41の選択指示によるものか否かを判断する(ステップS104)。
【0052】
ここで、ボタンアイコン41からの割り込み要因であると判断した場合(S104のYES)、EC23のレジスタ42の値を読み出す(ステップS105)。
【0053】
続いて、このレジスタ42に書き込まれている値が、ボタン群10の操作に伴う機能の操作の許可(イネーブル)を示している値(例えば本実施形態では“1”)か否か判断する(ステップS106)。
【0054】
ここで、ボタン群10の操作に伴う機能の実行許可を示す値であった場合(ステップS106のYES)、ボタン群10の操作に伴う機能の実行を禁止(ディスエーブル)しているレジスタ42の値(例えば本実施形態では“0”)を書き込む(ステップS107)。
【0055】
また、ステップS106において、レジスタ42にボタン群10の操作に伴う機能の実行を禁止している値(例えば本実施形態では“0”)が記録されていた場合(ステップS106のNO)、ボタン群10の操作に伴う機能の実行許可(イネーブル)を示す値(例えば本実施形態では“1”)をレジスタ42に書き込む(ステップS108)。
【0056】
なお、CPU15への割り込みがボタンアイコン41の操作によるものではない時(ステップS104のNO)、CPU15は、その割り込みに応じた処理を適宜実行する。
【0057】
上述のように、ボタンアイコン41への操作に応じてEC23内のレジスタ42へ、ボタン群10の操作に伴う機能の実行許可および禁止を示す値を書き込むことで、EC23での制御を行う。
【0058】
続いて、図8にECにおけるボタン制御のフローチャートを示す。
【0059】
EC23はボタン群10の操作があった場合、キースキャンコードを受け取る。このキーコードの受信によりボタン群10からの入力があったか否かを判断する(ステップS201)。
【0060】
ボタン群10からの入力があった場合(ステップS201のYES)、EC23はレジスタ42にかかれている値を参照する(ステップS202)。
このレジスタ42の値がボタン群10の操作に伴う機能の実行許可を示す値(例えば本実施形態では“1”)である場合、スキャンコードに応じたコマンドを上位のデバイス(CPUなど)へ通知され、SASの機能や、アプリケーションウインドウのスクロールなどの機能が実行される。
【0061】
また、レジスタ42の値がボタン群10の操作に伴う機能の実行禁止を示す値(例えば本実施形態では“0”)である場合、EC23はスキャンコードを無視し、EC23から上位のデバイスへのコマンドを発行しない。
【0062】
このことにより、ボタン群10の操作が行われた場合であっても、各ボタンに応じた機能は実行されない。
【0063】
上述した実施形態では、ユーティリティソフトによってタッチパネルを有する筐体の面に設けられたボタンによる機能の実行許可/禁止を切り替えることが可能である。このような構成により、ユーザはタッチパネルをペンにより操作した状態のまま、容易にボタンによる機能の実行許可/禁止を切り替えることが可能な電子機器を提供することが可能となる。
【0064】
本実施形態では、ユーティリティソフトによってタッチパネルを有する筐体の面に設けられたボタンによる機能の実行許可/禁止を切り替える例を示したが、これ以外にも、ハードウェアスイッチを設け、ハードウェアスイッチにより切り替えることも可能である。この場合は、ハードウェアスイッチの操作に伴いBIOSが割り込みを検知し、CPUへ通知することで、上述の例と同様の切替え操作が行われる。
【0065】
上述のように、ボタンタッチパネルを有する筐体の面に設けられたボタンによる機能の実行許可/禁止の判断を、CPUとは独立したマイコンで判断することにより、CPUへの負荷を低減することも可能である。
【0066】
上述したように、本発明によれば座標入力装置(タッチパネル)を有する筐体の面に設けられボタン類に割り当てられた機能の実行許可禁止を切り替えることで、誤入力及び誤操作を防ぐことが可能である。
【0067】
【発明の効果】
以上詳述した発明によれば、本発明によればタッチパネルを有する筐体の面に設けられボタン類に割り当てられた機能の実行許可禁止を切り替えることで、誤入力及び誤操作を防ぐことが可能な電子機器および制御方法を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係る電子機器の斜視図。
【図2】第1の実施形態に係る第6の状態のパソコンの斜視図。
【図3】第1の実施形態に係るパソコンのハードウェア構成図。
【図4】第1の実施形態に係る表示部ケースに設けられたボタン付近の斜視図。
【図5】第1の実施形態にボタンの操作禁止許可を実行可能なユーティリティソフトの画面例の図。
【図6】第1の実施形態に係るEC周辺のハードウェア構成図。
【図7】第1の実施形態に係るボタン群の制御のフローチャート。
【図8】第1の実施形態に係るECにおけるボタン制御のフローチャート。
【符号の説明】
1…パソコン
2…本体ケース
3…表示部ケース
4…キーボード
5…タッチパッド
6…LCD
7…タッチパネル
8…ペン
10…ボタン群
11…ヒンジ部
15…CPU
17…メインメモリ
23…エンベデッドコントローラ
35,36,37,38,39…ボタン
41…ボタンアイコン
42…レジスタ
Claims (2)
- キーボートを有する本体筐体と、
タッチパネルが積層された表示部が正面に配置された表示部ケースであって、前記表示部が前記本体筐体上のキーボートに重なる状態と前記表示部ケースが前記本体筐体に対して立て起こされた状態との間で回動可能に前記本体筐体に接続されると共に、前記表示部が前記本体筐体上のキーボート側に向く状態と前記表示部ケースの背面が前記本体筐体上のキーボート側に向く状態との間で回転可能に前記本体筐体に接続された表示部ケースと、
前記表示部ケースの正面上に設けられ、それぞれ所定の機能が割り当てられた複数のボタンと、
CPUと、
前記複数のボタンに接続され、操作されたボタンに対応するコマンドを前記CPUに送信するコントローラと、
前記表示部の画面上にボタンアイコンを表示する手段と、
前記表示部ケースの背面が前記本体筐体上のキーボード側に向く状態において、ペンによる前記ボタンアイコンの操作に応じて、前記コントローラによるコマンドの送信動作を許可/禁止することによって、前記複数のボタンについて当該ボタンが操作されたことに伴う機能の実行の許可/禁止を切り替える制御手段とを具備することを特徴とする電子機器。 - キーボートを有する本体筐体と、タッチパネルが積層された表示部が正面に配置された表示部ケースであって、前記表示部が前記本体筐体上のキーボートに重なる状態と前記表示部ケースが前記本体筐体に対して立て起こされた状態との間で回動可能に前記本体筐体に接続されると共に、前記表示部が前記本体筐体上のキーボート側に向く状態と前記表示部ケースの背面が前記本体筐体上のキーボート側に向く状態との間で回転可能に前記本体筐体に接続された表示部ケースと、前記表示部ケースの正面上に設けられ、それぞれ所定の機能が割り当てられた複数のボタンと、CPUと、前記複数のボタンに接続され、操作されたボタンに対応するコマンドを前記CPUに送信するコントローラとを含む電子機器のシステム制御方法であって、前記表示部の画面上にボタンアイコンを表示し、前記表示部ケースの背面が前記本体筐体上のキーボード側に向く状態において、ペンによる前記ボタンアイコンの操作に応じて、前記コントローラによるコマンドの送信動作を許可/禁止することによって、前記複数のボタンについて当該ボタンが操作されたことに伴う機能の実行の許可/禁止を切り替えることを特徴とするシステム制御方法。
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