JP4592130B2 - チオ酢酸アミド化合物及び農園芸用殺菌剤 - Google Patents

チオ酢酸アミド化合物及び農園芸用殺菌剤 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規なチオ酢酸アミド化合物及び農園芸用殺菌剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
殺菌剤の長年にわたる使用により、近年、薬剤耐性菌が出現したことで、ベンズイミダゾール剤等の従来の殺菌剤による防除が困難になってきており、新しいタイプの薬剤が要望されている。
従来、本発明のチオ酢酸アミド化合物に類似のものとしては、例えば、特開昭56−158769号公報に記載の、下記一般式(5)で表される複素環置換チオグリコール酸アニリドを挙げることができる。しかしながら、該アニリドの殺菌活性には、アニリド部窒素原子上の置換基「A」が必須であり、アニリド部窒素原子上に置換基を有しない化合物が優れた殺菌活性を有することは該公報には全く示唆されていない。
【0003】
【化2】
Figure 0004592130
【0004】
〔式中、Aは基−CH(A)−CO−A、基−CH(A)CN又は式(6)の基を示す。AはC1−3アルキル基、ハロゲン原子、C1−3アルコキシ基、C1−3アルキルチオ基又はC2−4アルケニル基を示す。Aは水素原子又はC1−3アルキル基を示す。Aはメチル基又はハロゲン原子を示す。A及びAは水素原子又はメチル基を示す。Aはヒドロキシ基、C1−4アルコキシ基、C1−3アルキルチオ基、C1−2アルコキシエトキシ基、アミノ基、C1−2アルキルアミノ基、ジ(C1−2アルキル)アミノ基又はO−Cat(Catは無機又は有機の塩基の陽イオン当量、好ましくはNa、K、1/2Ca又はアンモニウムを示す)を示す。HetはN、O及びSからなる群から選ばれた4個までのヘテロ原子を有する5〜6員の、飽和又は不飽和の、場合によってはベンゼン環と縮合した複素環基を示す。p及びqはそれぞれ0〜2の整数を示す。〕
【0005】
【化3】
Figure 0004592130
【0006】
また、特開平5−140125号公報には、一般式(7)で表されるトリアゾール誘導体が除草活性を有することが記されている。しかしながら、該トリアゾール誘導体の殺菌活性については何ら記載されておらず、また、硫黄原子に結合するヘテロ環はトリアゾール環に限られており、ベンズイミダゾール環については一切記載されていず、本発明化合物とは構造が相異する。
【0007】
【化4】
Figure 0004592130
【0008】
〔式中、B及びBは同一又は異なって、水素原子、低級アルキル基、低級アルケニル基、低級アルキニル基、低級アルコキシ低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル低級アルキル基、フェニル基、アラルキル基を示すか、又はハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基から選ばれる1種以上の基で置換されたフェニル基を示すか、又はB及びBは隣接する窒素原子と共に飽和ヘテロ環を形成してもよい。Bは水素原子、低級アルキル基、フェニル基を示すか、又はハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基から選ばれる1種以上の基で置換されたフェニル基を示す。B及びBは同一又は異なって、低級アルキル基、低級アルケニル基を示すか、又はBとBで環を形成する低級アルキレン基を示す。rは0〜2の整数を示す。〕
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、薬剤感受性菌のみならず、薬剤耐性菌にも卓効を示す、新しいタイプの農園芸用殺菌剤を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下記一般式(1)で表されるチオ酢酸アミド化合物、及び該チオ酢酸アミド化合物を有効成分として含有する農園芸用殺菌剤に係る。
【0011】
【化5】
Figure 0004592130
【0012】
〔式中、Rメチル基を示す。R及びRは水素原 示す。Xはハロゲン原子、C1−4アルキル基、C1−4ハロアルキル基、C1−4アルコキシ 示す。Yはハロゲン原子、C1−4アルキル基、C1−4ハロアルキル基、C1−4アルコキシ 示す。mは0〜の整数を示す。nはの整数であって、Yの置換位置は2位及び5位である。〕
【0013】
本発明者は鋭意研究を重ねた結果、農業上問題となる各種の病原菌に対して優れた殺菌活性を有する新規チオ酢酸アミド化合物を見い出すことに成功し、ここに本発明を完成した。
上記一般式(1)で表される本発明のチオ酢酸アミド化合物は、広い殺菌スペクトルを有し、薬剤感受性菌のみならず、薬剤耐性菌をも防除し得る優れた殺菌活性を有している。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明において、R、R、R、X、Y、m及びnで示される各基は、具体的には以下のものを挙げることができる。
ハロゲン原子としては、例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等を挙げることができる。
C1−4アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基等の炭素数1〜4の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基を挙げることができる。
【0015】
C1−4ハロアルキル基としては、例えば、フルオロメチル基、ブロモメチル基、ヨードメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、2−フルオロエチル基、2−クロロエチル基、1−フルオロエチル基、ペンタフルオロエチル基、1−フルオロプロピル基、2−クロロプロピル基、3−フルオロプロピル基、3−クロロプロピル基、1−フルオロブチル基、1−クロロブチル基、4−フルオロブチル基等の、1〜9個のハロゲン原子で置換された、炭素数1〜4の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基を挙げることができる。
C1−4アルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基等の炭素数1〜4の直鎖状又は分岐鎖状のアルコキシ基を挙げることができる。
【0016】
C1−4ハロアルコキシ基としては、例えば、フルオロメトキシ基、クロロメトキシ基、ブロモメトキシ基、ヨードメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、2−フルオロエトキシ基、2−クロロエトキシ基、1−フルオロエトキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ基、ペンタフルオロエトキシ基、1−フルオロプロポキシ基、2−クロロプロポキシ基、3−フルオロプロポキシ基、3−クロロプロポキシ基、1−フルオロブトキシ基、1−クロロブトキシ基、4−フルオロブトキシ基等の、1〜9個のハロゲン原子で置換された、炭素数1〜4の直鎖状又は分岐鎖状のアルコキシ基を挙げることができる。
【0017】
C2−4アルケニル基としては、例えば、エチレン基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−メチル−1−プロペニル基、1−メチル−2−プロペニル基、2−メチル−1−プロペニル基、2−メチル−2−プロペニル基、1−ブテニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、1,3−ブタジエニル基等の炭素数2〜4の直鎖状又は分岐鎖状のアルケニル基を挙げることができる。
C2−4アルキニル基としては、例えば、エチニル基、1−プロピニル基、2−プロピニル基、1−メチル−2−プロピニル基、1−ブチニル基、2−ブチニル基、3−ブチニル基等の炭素数2〜4の直鎖状又は分岐鎖状のアルキニル基を挙げることができる。
【0018】
C1−4アルコキシC1−4アルキル基としては、例えば、メトキシメチル基、エトキシメチル基、2−イソプロポキシエチル基、2−n−ブトキシエチル基等の、炭素数1〜4の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基に炭素数1〜4の直鎖状又は分岐鎖状のアルコキシ基が置換したアルコキシアルキル基を挙げることができる。
C1−4アルキルカルボニル基としては、例えば、メチルカルボニル基、エチルカルボニル基、n−プロピルカルボニル基、イソプロピルカルボニル基、n−ブチルカルボニル基、イソブチルカルボニル基、sec−ブチルカルボニル基、tert−ブチルカルボニル基等の、アルキル部分が炭素数1〜4の直鎖状又は分岐鎖状であるアルキルカルボニル基を挙げることができる。
【0019】
C1−4アルコキシカルボニル基としては、例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、n−プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、n−ブトキシカルボニル基、イソブトキシカルボニル基、sec−ブトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基等の、アルコキシ部分が炭素数1〜4の直鎖状又は分岐鎖状であるアルコキシカルボニル基を挙げることができる。
C1−4アルキルスルフェニル基としては、例えば、メタンスルフェニル基、エタンスルフェニル基、1−プロパンスルフェニル基、2−プロパンスルフェニル基、1−ブタンスルフェニル基、2−メチル−1−プロパンスルフェニル基、2−ブタンスルフェニル基、1,1−ジメチルエタンスルフェニル基等の、アルキル部分が炭素数1〜4の直鎖状又は分岐鎖状であるアルキルスルフェニル基を挙げることができる。
【0020】
C1−4アルキルスルフィニル基としては、例えば、メタンスルフィニル基、エタンスルフィニル基、1−プロパンスルフィニル基、2−プロパンスルフィニル基、1−ブタンスルフィニル基、2−メチル−1−プロパンスルフィニル基、2−ブタンスルフィニル基、1,1−ジメチルエタンスルフィニル基等の、アルキル部分が炭素数1〜4の直鎖状又は分岐鎖状であるアルキルスルフィニル基を挙げることができる。
C1−4アルキルスルホニル基としては、例えば、メタンスルホニル基、エタンスルホニル基、1−プロパンスルホニル基、2−プロパンスルホニル基、1−ブタンスルホニル基、2−メチル−1−プロパンスルホニル基、2−ブタンスルホニル基、1,1−ジメチルエタンスルホニル基等の、アルキル部分が炭素数1〜4の直鎖状又は分岐鎖状であるアルキルスルホニル基を挙げることができる。
【0021】
本発明のチオ酢酸アミド化合物(1)の中でも、Rがアルキル基、アルケニル基、アルキニル基又はハロアルキル基であり、R及びRが水素原子である化合物が好ましく、Rがアルキル基又はハロアルキル基であり、R及びRが水素原子である化合物が特に好ましい。
本発明のチオ酢酸アミド化合物(1)は、例えば、下記の反応工程式−1に従って製造できる。
【0022】
【化6】
Figure 0004592130
〔式中、R、R、R、X、Y、m及びnは前記に同じ。Zはハロゲン原子を示す。〕
【0023】
即ち反応工程式−1によれば、2−チオベンズイミダゾール(2)と、α−ハロゲノアセトアニリド(3)とを、必要に応じて溶媒及び塩基の存在下で反応させることにより、本発明のチオ酢酸アミド化合物(1)を得ることができる。
本反応において、2−チオベンズイミダゾール(2)とα−ハロゲノアセトアニリド(3)との使用割合は特に制限されず、広い範囲から適宜選択できるが、通常は等モル比又はその付近でよい。
【0024】
本反応を溶媒中で実施する場合、該溶媒としては本反応に対して不活性な溶媒であれば特に制限されず、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の炭化水素類、ベンゼン、クロルベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール類、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン等のアミド類、ジメチルスルホキシド等を使用できる。また、これらの溶媒は必要に応じて2種以上を混合して用いてもよく、更に水と混合して使用することもできる。
【0025】
本反応を触媒としての塩基の存在下に実施する場合、該塩基としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の無機塩基、カリウムtert−ブトキシド、ナトリウムメトキシド等のアルコラート類、トリエチルアミン、ピリジン等の有機塩基等を使用できる。これらの塩基は、必要に応じて、2種以上を混合して用いてもよい。塩基の使用量は、通常化学量論量又はそれ以上とすればよいが、好ましくは化学量論量かそれより1.0〜5.0倍過剰な量とすればよい。また、トリエチルアミン、ピリジン等の有機塩基を用いる場合は、大過剰量とし、塩基と溶媒との両方の役割を兼ねさせてもよい。
【0026】
本反応は、通常−20℃〜使用する溶媒の沸点温度までの温度範囲で実施することができ、通常0.5〜24時間程度で終了する。
また、本発明のチオ酢酸アミド化合物(1)は、下記の反応工程式−2に従い、チオ酢酸アミド化合物(1a)とハロゲン化物(4)とを、必要に応じて溶媒及び塩基の存在下に反応させることによっても製造できる。
【0027】
【化7】
Figure 0004592130
〔式中、R、R、R、X、Y、Z、m及びnは前記に同じ。〕
【0028】
本反応において、チオ酢酸アミド化合物(1a)とハロゲン化物(4)との使用割合は特に制限されず、広い範囲から適宜選択できるが、通常は等モル比又はその付近とすればよい。
本反応を溶媒中で実施する場合、該溶媒としては本反応に対して不活性な溶媒であれば特に制限されず、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の炭化水素類、ベンゼン、クロルベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール類、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン等のアミド類、ジメチルスルホキシド等を使用できる。また、これらの溶媒は必要に応じて2種以上を混合して用いてもよく、更に水と混合して使用することもできる。
【0029】
本反応を触媒としての塩基の存在下に実施する場合、該塩基としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の無機塩基、カリウムtert−ブトキシド、ナトリウムメトキシド等のアルコラート類、トリエチルアミン、ピリジン等の有機塩基等を使用できる。これらの塩基は、必要に応じて、2種以上を混合して用いてもよい。塩基の使用量は、通常化学量論量又はそれ以上とすればよいが、好ましくは化学量論量かそれより1.0〜5.0倍過剰な量とすればよい。また、トリエチルアミン、ピリジン等の有機塩基を用いる場合は、大過剰量とし、塩基と溶媒との両方の役割を兼ねさせてもよい。
【0030】
本反応は、通常−20℃〜使用する溶媒の沸点温度までの温度範囲で実施することができ、通常0.5〜24時間程度で終了する。
上記反応により得られる本発明のチオ酢酸アミド化合物(1)は、例えば、濾過、溶媒抽出、蒸留、再結晶、クロマトグラフィー等の通常の手段によって、反応系から容易に単離精製できる。
【0031】
尚、本発明のチオ酢酸アミド化合物(1)を製造する際に使用する原料化合物のうち、2−チオベンズイミダゾール(2)は商業的に入手できるか、又は、例えば、Organic Synthesis誌第30巻56頁(1950年)に記載の方法等の公知の方法に従って製造できる。例えば、フェニレンジアミン(例えば、3−アミノ−4−メチルアミノベンゾトリフロリド)とジチオ炭酸塩(例えば、カリウム O−エチルジチオカーボネート)とを不活性な溶媒(例えば、エタノール)中で反応させると、2−チオベンズイミダゾール(2)(例えば、1−メチル−2−チオ−5−トリフルオロメチルベンズイミダゾール、一般式(2)において、R=メチル基、(X)m=5−トリフルオロメチル基である化合物)が得られる。
【0032】
また、α−ハロゲノアセトアニリド(3)は商業的に入手できるか、又は当業者に周知の手順によって製造することが出来る。例示すると、ハロゲン化α−ハロ酢酸(例えば、クロロ酢酸クロリド)と置換アニリド(例えば、2−フルオロアニリン)とを不活性な溶媒(例えば、酢酸エチル)中、塩基(例えば、ピリジン)存在下で反応させると、α−ハロゲノアセトアニリド(3)(例えば、2−クロロ−2'−フルオロアセトアニリド、一般式(3)において、R=水素、R=水素、(Y)n=2−F、Z=塩素である化合物)が得られる。
ハロゲン化物(4)は、商業的に入手できるか、又は当業者に周知の手順によって製造できる。
【0033】
本発明のチオ酢酸アミド化合物は、そのまま殺菌剤として使用できるが、油剤、乳剤、水和剤、フロアブル剤、粒剤、粉剤、エアゾール剤、煙霧剤等の任意の形態に製剤化して使用することもできる。この時、本発明のチオ酢酸アミド化合物(1)の含有量は特に制限されず、製剤形態、対象病害や作物の種類、病害の程度、施用場所、施用時期、施用方法、併用する薬剤(殺虫剤、殺線虫剤、殺ダニ剤、殺菌剤、除草剤、植物成長調節剤、共力剤、土壌改良剤)の有無や種類、使用量、併用する肥料の有無や種類、使用量等の種々の条件に応じて広い範囲から適宜選択できるが、通常製剤全量の0.01〜95重量%程度、好ましくは0.1〜50重量%程度とすればよい。
【0034】
本発明のチオ酢酸アミド化合物(1)を有効成分として含有する殺菌剤の製剤は、公知の方法に従って製造できる。例えば、チオ酢酸アミド化合物(1)と固形状担体、液状担体、ガス状担体等の担体を混合し、必要に応じて、界面活性剤、その他の製剤用補助剤等を添加すればよい。
担体としては、この分野で常用されるものをいずれも使用できる。
【0035】
固形状担体としては、例えば粘土類(珪藻土、カオリンクレー、合成含水酸化珪素、ベントナイト、フバサミクレー、酸性白土等)、タルク類、セラミック、ホワイトカーボン、その他の無機鉱物(セライト、石英、硫黄、活性炭、炭酸カルシウム、水和シリカ等)、化学肥料(硫安、燐安、硝安、尿素、塩安等)等を挙げることができる。
【0036】
液状担体としては、例えば、水、アルコール類(メタノール、エタノール等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン等)、芳香族炭化水素類(ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、メチルナフタレン等)、脂肪族炭化水素類(ヘキサン、シクロヘキサン、灯油、軽油等)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル等)、ニトリル類(アセトニトリル、イソブチロニトリル等)、エーテル類(ジイソプロピルエーテル、ジオキサン等)、酸アミド類(N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等)、ハロゲン化炭化水素類(ジクロロメタン、トリクロロエタン、四塩化炭素等)、ジメチルスルホキシド、大豆油、綿実油等の植物油等を挙げることができる。
【0037】
ガス状担体、即ち、噴射剤としては、ブタンガス、LPG(液化石油ガス)、ジメチルエーテル、炭酸ガス等を挙げることができる。
界面活性剤としては、例えば、アルキル硫酸エステル類、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、アルキルアリールエーテル類及びそのピロポキシエチレン化物、ポリエチレングリコールエーテル類、多価アルコールエステル類、糖アルコール化合物等を挙げることができる。
【0038】
製剤用補助剤としては、例えば、カゼイン、ゼラチン、多糖類(でんぷん粉、アラビアガム、セルロース化合物、アルギン酸等)、リグニン化合物、ベントナイト、糖類、合成水溶性高分子(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸類等)等の固着剤、PAP(酸性リン酸イソプロピル)、BBH(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、BHA(2−tert−ブチル−4−メトキシフェノールと3−tert−ブチル−4−メトキシフェノールとの混合物)、植物油、鉱物油、脂肪酸とそのエステル等の安定剤等を挙げることができる。
【0039】
このように得られる本発明殺菌剤の製剤は、そのまま使用してもよく又は水、担体等で希釈して用いてもよい。また、他の殺菌剤、除草剤、殺虫剤、殺線虫剤、殺ダニ剤、植物生長調節剤、共力剤、土壌改良剤等と混合して用いてもよく、又は混合せずに同時に用いることもできる。
【0040】
本発明の殺菌剤を農園芸用に用いる場合の施用量は特に制限されず、有効成分濃度、製剤形態、対象病害や作物の種類、病害の程度、施用場所、施用時期、施用方法、併用する薬剤(殺虫剤、殺線虫剤、殺ダニ剤、殺菌剤、除草剤、植物成長調節剤、共力剤、土壌改良剤)の有無や種類、使用量、併用する肥料の有無や種類、使用量等の種々の条件に応じて広い範囲から適宜選択できるが、通常1000m当たり0.001〜100g程度とすればよい。乳剤、水和剤、フロアブル剤等を水で希釈して用いる場合は、その施用濃度は通常0.1〜1000ppm程度、好ましくは1〜500ppm程度とすればよい。粒剤、粉剤等は希釈することなくそのままの製剤で使用される。
【0041】
本発明化合物及び殺菌剤は、優れた殺菌活性と広い活性スペクトルを有することが特徴であり、例えば、イネいもち病菌、イネ紋枯病菌、リンゴうどんこ病菌、リンゴ斑点枯葉病菌、カキうどんこ病菌、ブドウうどんこ病菌、オオムギうどんこ病菌、コムギうどんこ病菌、キュウリうどんこ病菌、トマト疫病菌、イチゴうどんこ病菌、タバコうどんこ病菌等の各種病原菌による病害の防除に使用することができる。
【0042】
【実施例】
以下に本発明化合物の製造例、製剤例及び試験例を掲げて本発明をより一層明らかにするが、何らこれらに限定されるものではない。
【0043】
製造例1 2−(ベンズイミダゾール−2−イル)チオ−5'−クロロ−2'−メチルアセトアニリド(化合物1)の製造
2−チオベンズイミダゾール4.0g(15.2ミリモル)と2,5'−ジクロロ−2'−メチルアセトアニリド2.3g(15.2ミリモル)とをアセトニトリル90mlに溶解し、炭酸カリウム2.5g(18.2ミリモル)を加え、5時間撹拌加熱還流した。得られた反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。抽出液を併せ、水及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を留去した。得られた固形状残渣をエーテルで洗浄し、乳白色固体の目的物4.43g(収率88%)を得た。融点:183−184℃。
【0044】
製造例2 5'−クロロ−2'−メチル−2−(1−メチルベンズイミダゾール−2−イル)チオアセトアニリド(化合物2)の製造
製造例1で得た2−(ベンズイミダゾール−2−イル)チオ−5'−クロロ−2'−メチルアセトアニリド2.5g(7.5ミリモル)と炭酸カリウム1.2g(9.0ミリモル)とをアセトニトリル50mlに懸濁し、ヨウ化メチル1.2g(8.3ミリモル)を加え、4時間撹拌加熱還流した。得られた反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。抽出液を併せ、水及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=3/1)で精製し、白色固体の目的物2.2g(収率85%)を得た。融点:150−152℃。
【0045】
製造例3 2−(1−アセチルベンズイミダゾール−2−イル)チオ−5'−クロロ−2'−メチルアセトアニリド(化合物11)の製造
製造例1で得た2−(ベンズイミダゾール−2−イル)チオ−5'−クロロ−2'−メチルアセトアニリド2.0g(6.0ミリモル)とピリジン1.0g(12.0ミリモル)とをテトラヒドロフラン10mlに溶解し、塩化アセチル0.5g(7.2ミリモル)のテトラヒドロフラン(5ml)溶液を加え、室温で1時間撹拌した。得られた反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。抽出液を併せ、1N塩酸、1N水酸化カリウム及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去した。得られた残渣をヘキサン−酢酸エチル中より結晶化し、乳白色固体状の目的物1.8g(収率80%)を得た。融点:203−204℃。
【0046】
製造例4 2'−フルオロ−2−(1−メチル−5−トリフルオロメチルベンズイミダゾール−2−イル)チオ−5'−トリフルオロメチルアセトアニリド(化合物20)の製造
1−メチル−2−チオ−5−トリフルオロメチルベンズイミダゾール0.33g(2.2ミリモル)と2,5'−ジクロロ−2'−メチルアセトアニリド0.47g(2.2ミリモル)とをテトラヒドロフラン20mlに溶解し、28%ナトリウムメトキシド0.41g(2.1ミリモル)を加え、30分間撹拌加熱還流した。得られた反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。抽出液を併せ、1N塩酸、1N水酸化カリウム及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を留去した。得られ残渣をヘキサン−酢酸エチル中より結晶化し、乳白色固体状の目的物0.8g(収率89%)を得た。融点:157−159℃。
【0047】
製造例5 2'−フルオロ−2−(1−メチルベンズイミダゾール−2−イル)チオ−5'−トリフルオロメチルアセトアニリド(化合物71)の製造
1−メチル−2−チオベンズイミダゾール0.33g(2.0ミリモル)と2−クロロ−2'−フルオロ−5'−トリフルオロアセトアニリド0.51g(2.0ミリモル)とをアセトニトリル20mlに溶解し、炭酸カリウム0.33g(2.4ミリモル)を加え、5時間撹拌加熱還流した。得られた反応混合物に水を加え、酢酸エチルで2回抽出した。抽出液を併せ、水及び飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル=6/1)で精製し、白色固体状の目的物0.69g(収率90%)を得た。融点:139−141℃。
【0048】
上記製造例に示した方法に準じて製造した化合物を表1〜3に示す。なお表において、Meはメチル、Etはエチル、iPrはイソプロピル、nBuはn-ブチル、Phはフェニルを示す。
【0049】
【表1】
Figure 0004592130
【0050】
【表2】
Figure 0004592130
【0051】
【表3】
Figure 0004592130
【0052】
以下に化合物1〜73の物理化学的性質を示す。尚、1H−NMRはテトラメチルシラン(TMS)を標準物質として測定した。
【0053】
化合物1 融点:183−184℃
1H−NMR(CDCl)δ:2.25(s,3H),4.06(s,2H),6.95−7.05(m,2H),7.2−7.3(m,2H),7.3−7.4(m,1H),7.5−7.7(m,1H),8.11(d,1H),9.33(bs,1H),10.21(bs,1H)
【0054】
化合物2 融点:150−152℃
1H−NMR(CDCl)δ:2.24(s,3H),3.71(s,3H),4.10(s,2H),6.96(dd,1H),7.01(d,1H),7.2−7.3(m,3H),7.5−7.6(m,1H),8.15(d,1H),10.40(bs,1H)
【0055】
化合物3 融点:162−163℃
1H−NMR(CDCl)δ:1.43(t,3H),2.24(s,3H),4.10(s,2H),4.15(q,2H),6.96(dd,1H),7.01(d,1H),7.2−7.3(m,3H),7.65−7.75(m,1H),8.16(d,1H),10.43(bs,1H)
【0056】
化合物4 融点:122−124℃
1H−NMR(CDCl)δ:1.65(d,6H),2.23(s,3H),4.11(s,2H),4.55−4.7(m,1H),6.9−7.0(m,2H),7.2−7.3(m,2H),7.47(dd,1H),7.61(dd,1H),8.16(d,1H),10.41(bs,1H)
【0057】
化合物5 融点:88−89℃
1H−NMR(CDCl)δ:0.95−1.0(m,3H),1.3−1.5(m,2H),1.7−1.9(m,2H),2.23(s,3H),4.06(t,2H),4.09(s,2H),4.55−4.7(m,1H),6.96(dd,1H),7.01(d,1H),7.2−7.3(m,3H),7.5−7.6(m,1H),8.15(d,1H),10.44(bs,1H)
【0058】
化合物6 融点:131−132℃
1H−NMR(CDCl)δ:2.24(s,3H),4.09(s,2H),4.7−4.8(m,2H),5.12(d,1H),5.28(d,1H),5.8−6.0(m,1H),6.97(dd,1H),7.02(d,1H),7.2−7.3(m,3H),7.6−7.7(m,1H),8.15(d,1H),10.40(bs,1H)
【0059】
化合物7 融点:180−181℃
1H−NMR(CDCl)δ:2.25(s,3H),2.41(t,1H),4.10(s,2H),4.87(d,2H),6.97(dd,1H),7.02(d,1H),7.2−7.3(m,2H),7.4−7.5(m,1H),7.6−7.7(m,1H),8.15(d,1H),10.30(bs,1H)
【0060】
化合物8 不定形(アモルファス)
1H−NMR(CDCl)δ:2.24(s,3H),4.11(s,2H),5.29(s,2H),6.9−7.1(m,2H),7.1−7.4(m,8H),7.6−7.7(m,1H),8.14(d,1H),10.37(bs,1H)
【0061】
化合物9 融点:162−163℃
1H−NMR(CDCl)δ:2.26(s,3H),4.11(s,2H),4.43(t,1H),4.47(t,1H),4.68(t,1H),4.83(t,1H),6.97(dd,1H),7.03(d,1H),7.2−7.3(m,3H),7.6−7.7(m,1H),8.14(d,1H),10.34(bs,1H)
【0062】
化合物10 融点:172−173℃
1H−NMR(CDCl)δ:2.25(s,3H),3.34(s,1H),4.11(s,2H),5.45(s,2H),6.97(dd,1H),7.02(d,1H),7.2−7.3(m,2H),7.4−7.5(m,1H),7.55−7.65(m,1H),8.15(d,1H),10.27(bs,1H)
【0063】
化合物11 融点:203−204℃
1H−NMR(CDCl)δ:2.16(s,3H),2.85(s,3H),4.10(s,2H),6.9−7.0(m,2H),7.3−7.4(m,2H),7.6−7.7(m,2H),8.15(d,1H),9.53(bs,1H)
【0064】
化合物12 融点:203−204℃
1H−NMR(CDCl)δ:2.24(s,3H),4.08(s,2H),6.79(d,1H),6.9−7.1(m,3H),7.2−7.3(m,1H),7.5−7.6(m,3H),7.7−7.8(m,1H),8.18(d,1H),9.76(bs,1H)
【0065】
化合物13 融点:185−186℃
1H−NMR(CDCl)δ:2.15(s,3H),4.11(s,2H),4.16(s,3H),6.9−7.0(m,2H),7.3−7.4(m,2H),7.60(dd,1H),7.90(dd,1H),8.15(d,1H),9.55(bs,1H)
【0066】
化合物14 融点:100−101℃
1H−NMR(CDCl)δ:1.70(d,3H),2.24(s,3H),3.68(s,3H),4.80(q,1H),6.94(dd,1H),6.99(d,1H),7.2−7.3(m,3H),7.6−7.7(m,1H),8.21(d,1H),10.30(bs,1H)
【0067】
化合物15 融点:120−122℃
1H−NMR(CDCl)δ:1.79(s,6H),2.40(s,3H),3.80(s,3H),7.00(dd,1H),7.11(d,1H),7.2−7.3(m,3H),7.6−7.7(m,1H),7.86(d,1H),11.29(bs,1H)
【0068】
化合物16 融点:134−136℃
1H−NMR(CDCl)δ:2.22(s,3H),2.58(s,3H),3.71(s,3H),4.12(s,2H),6.8−7.2(m,5H),7.83(bs,1H),10.28(bs,1H)
【0069】
化合物17 融点:153−154℃
1H−NMR(CDCl)δ:2.24(s,3H),2.47(s,3H),3.68(s,3H),4.08(s,2H),6.96(dd,1H),7.02(d,1H),7.08(dd,1H),7.16(d,1H),7.39(s,1H),8.13(d,1H),10.47(bs,1H)
【0070】
化合物18 融点:174−175℃
1H−NMR(CDCl)δ:2.23(s,3H),2.49(s,3H),3.67(s,3H),4.08(s,2H),6.95−7.0(m,2H),7.05−7.1(m,1H),7.48(d,1H),8.15(d,1H),10.45(bs,1H)
【0071】
化合物19 融点:168−170℃
1H−NMR(CDCl)δ:2.23(s,3H),2.72(s,3H),3.39(s,3H),4.15(s,2H),6.9−7.1(m,3H),7.15−7.2(m,1H),7.46(d,1H),8.11(bs,1H),10.36(bs,1H)
【0072】
化合物20 融点:157−159℃
1H−NMR(CDCl)δ:3.70(s,3H),4.07(s,2H),7.0−7.3(m,4H),7.42(dd,1H),8.79(dd,1H),11.69(bs,1H)
【0073】
化合物21 融点:132−134℃
1H−NMR(CDCl)δ:2.23(s,3H),3.68(s,3H),3.86(s,3H),4.08(s,2H),6.8−7.2(m,5H),8.14(bs,1H),10.39(bs,1H)
【0074】
化合物22 融点:199−201℃
1H−NMR(CDCl)δ:2.23(s,3H),3.77(s,3H),4.14(s,2H),6.9−7.1(m,2H),7.40(d,1H),7.5−7.6(m,1H),7.90(bs,1H),8.09(bs,1H),9.87(bs,1H)
【0075】
化合物23 融点:174−175℃
1H−NMR(CDCl)δ:2.22(s,3H),3.76(s,3H),4.14(s,2H),6.9−7.1(m,2H),7.37(d,1H),7.54(d,1H),7.87(bs,1H),8.14(bs,1H),10.04(bs,1H)
【0076】
化合物24 融点:134−135℃
1H−NMR(CDCl)δ:2.22(s,3H),3.72(s,3H),4.11(s2H),6.67(dd,1H),7.02(d,1H),7.16(dd,1H),7.27(d,1H),7.47(s,1H),8.17(d,1H),10.10(bs,1H)
【0077】
化合物25 融点:180−182℃
1H−NMR(CDCl)δ:2.24(s,3H),3.74(s,3H),3.96(s,3H),4.12(s,2H),6.9−7.0(m,2H),7.31(d,1H),7.9−8.0(m,1H),8.13(bs,1H),8.31(bs,1H),10.16(bs,1H)
【0078】
化合物26 融点:271−273℃
1H−NMR(CDCl)δ:2.22(s,3H),4.10(s,2H),7.0−7.1(m,2H),7.3−7.7(m,1H),8.0−8.2(m,2H),8.3−8.6(m,1H),9.98(bs,1H),12.95(bs,1H)
【0079】
化合物27 融点:194−195℃
1H−NMR(CDCl)δ:2.21(s,3H),3.68(s,3H),4.08(s,2H),6.9−7.1(m,2H),7.39(s,1H),7.67(s,1H),8.12(d,1H),9.97(bs,1H)
【0080】
化合物28 融点:158−159℃
1H−NMR(CDCl)δ:2.24(s,3H),2.36(s,3H),2.38(s,3H),3.66(s,3H),4.06(s,2H),6.9−7.1(m,3H),7.36(d,1H),8.13(d,1H),10.52(bs,1H)
【0081】
化合物29 融点:147−149℃
1H−NMR(CDCl)δ:3.67(s,3H),4.01(s,2H),7.0−7.1(m,1H),7.2−7.4(m,5H),7.54(d,1H),7.7−7.8(m,1H),11.22(bs,1H)
【0082】
化合物30 融点:130−131℃
1H−NMR(CDCl)δ:3.70(s,3H),4.17(s,2H),6.98(dt,1H),7.2−7.3(m,5H),7.65−7.75(m,1H),8.33(dd,1H),10.62(bs,1H)
【0083】
化合物31 融点:140−142℃
1H−NMR(CDCl)δ:3.82(s,3H),4.39(s,2H),7.03(d,1H),7.19(dd,1H),7.3−7.5(m,4H),7.83(s,1H),7.8−7.9(m,1H),11.30(bs,1H)
【0084】
化合物32 融点:125−126℃
1H−NMR(CDCl)δ:3.71(s,3H),4.00(s,2H),7.2−7.3(m,5H),7.4−7.5(m,2H),7.7−7.8(m,1H),11.43(bs,1H)
【0085】
化合物33 融点:158−159℃
1H−NMR(CDCl)δ:3.68(s,3H),4.17(s,2H),7.1−7.3(m,5H),7.6−7.7(m,1H),8.2−8.3(m,1H),10.82(bs,1H)
【0086】
化合物34 融点:171−172℃
1H−NMR(CDCl)δ:3.69(s,3H),4.15(s,2H),7.2−7.3(m,5H),7.6−7.7(m,1H),8.32(d,1H),11.77(bs,1H)
【0087】
化合物35 融点:170−171℃
1H−NMR(CDCl)δ:3.70(s,3H),4.16(s,2H),6.96(dd,1H),7.2−7.3(m,4H),7.6−7.7(m,1H),8.46(d,1H),10.77(bs,1H)
【0088】
化合物36 融点:167−168℃
1H−NMR(CDCl)δ:3.74(s,3H),4.13(s,2H),7.11(dd,1H),7.2−7.4(m,5H),7.6−7.7(m,1H),10.96(bs,1H)
【0089】
化合物37 融点:166−167℃
1H−NMR(CDCl)δ:3.71(s,3H),3.99(s,2H),7.2−7.4(m,5H),7.65−7.75(m,1H),7.83(d,1H),11.70(bs,1H)
【0090】
化合物38 融点:165−166℃
1H−NMR(CDCl)δ:3.72(s,3H),3.98(s,2H),7.03(bs,1H),7.2−7.3(m,3H),7.54(s,2H),7.65−7.75(m,1H),11.32(bs,1H)
【0091】
化合物39 融点:145−148℃
1H−NMR(CDCl)δ:3.74(s,3H),4.10(s,2H),7.2−7.3(m,3H),7.34(s,2H),7.55−7.65(m,1H),11.10(bs,1H)
【0092】
化合物40 融点:124−127℃
1H−NMR(CDCl)δ:3.67(s,3H),4.07(s,2H),6.9−7.1(m,3H),7.2−7.3(m,3H),7.7−7.8(m,1H),8.40(t,1H),11.42(bs,1H)
【0093】
化合物41 融点:130−131℃
1H−NMR(CDCl)δ:3.70(s,3H),4.19(s,2H),6.94(dd,1H),7.2−7.3(m,4H),7.47(dd,1H),7.69(dd,1H),8.22(dd,1H),10.30(bs,1H)
【0094】
化合物42 融点:131−132℃
1H−NMR(CDCl)δ:2.26(s,3H),3.71(s,3H),4.11(s,2H),7.00(dd,1H),7.10(d,1H),7.18(dd,1H),7.2−7.3(m,3H),7.6−7.65(m,1H),7.99(d,1H),10.26(bs,1H)
【0095】
化合物43 融点:93−95℃
1H−NMR(CDCl)δ:1.04(t,3H),2.58(q,2H),3.71(s,3H),4.13(s,2H),7.0−7.3(m,6H),7.6−7.65(m,1H),7.95(d,1H),10.15(bs,1H)
【0096】
化合物44 融点:143−144℃
1H−NMR(CDCl)δ:3.56(s,3H),3.69(s,3H),4.18(s,2H),6.76(dd,1H),6.9−7.0(m,2H),7.2−7.3(m,3H),7.70(dd,1H),8.35(dd,1H),10.17(bs,1H)
【0097】
化合物45 融点:107−108℃
1H−NMR(CDCl)δ:3.70(s,3H),4.13(s,2H),7.2−7.3(m,4H),7.4−7.6(m,3H),7.96(d,1H),11.29(bs,1H)
【0098】
化合物46 融点:139−140℃
1H−NMR(CDCl)δ:3.70(s,3H),4.14(s,2H),7.14(dd,1H),7.2−7.3(m,3H),7.5−7.6(m,2H),7.95−8.05(m,1H),8.20(d,1H),11.29(bs,1H)
【0099】
化合物47 融点:99−100℃
1H−NMR(CDCl)δ:2.12(s,3H),3.71(s,3H),4.23(s,2H),7.03(dd,1H),7.2−7.3(m,4H),7.35(dd,1H),7.65−7.75(m,1H),8.18(dd,1H),10.23(bs,1H)
【0100】
化合物48 融点:120−121℃
1H−NMR(CDCl)δ:2.47(s,3H),3.74(s,3H),4.10(d,1H),4.26(d,1H),7.2−7.3(m,4H),7.47(dd,1H),7.60(dd,1H),7.65−7.7(m,1H),8.07(d,1H),11.05(bs,1H)
【0101】
化合物49 融点:163−164℃
1H−NMR(CDCl)δ:2.44(s,3H),3.77(s,3H),4.31(s,2H),7.1−7.3(m,4H),7.55−7.65(m,2H),7.85(dd,1H),8.32(d,1H),10.46(bs,1H)
【0102】
化合物50 油状物
1H−NMR(CDCl)δ:3.74(s,3H),3.80(s,3H),4.34(d,2H),7.06(t,1H),7.1−7.3(m,3H),7.50(t,1H),7.6−7.7(m,1H),7.94(dd,1H),8.64(d,1H),11.60(bs,1H)
【0103】
化合物51 融点:126−128℃
1H−NMR(CDCl)δ:3.59(s,3H),4.03(s,2H),6.8−6.95(m,3H),7.1−7.3(m,8H),7.3−7.4(m,1H),7.99(d,1H),9.90(bs,1H)
【0104】
化合物52 融点:102−103℃
1H−NMR(CDCl)δ:3.72(s,3H),4.01(s,2H),6.7−6.8(m,1H),7.2−7.3(m,5H),7.5−7.55(m,1H),7.7−7.75(m,1H),11.52(bs,1H)
【0105】
化合物53 融点:116−118℃
1H−NMR(CDCl)δ:2.30(s,3H),3.71(s,3H),4.02(s,2H),6.86(d,1H),7.15(t,1H),7.25−7.4(m,4H),7.42(s,1H),7.7−7.75(m,1H),11.12(bs,1H)
【0106】
化合物54 融点:120−121℃
1H−NMR(CDCl)δ:1.19(t,3H),2.59(q,2H),3.71(s,3H),4.02(s,2H),6.88(d,1H),7.17(t,1H),7.3−7.35(m,4H),7.42(s,1H),7.7−7.75(m,1H),11.15(bs,1H)
【0107】
化合物55 融点:120−121℃
1H−NMR(CDCl)δ:1.19(d,6H),2.75−2.95(m,1H),3.71(s,3H),4.02(s,2H),6.92(d,1H),7.19(t,1H),7.25−7.3(m,3H),7.35−7.4(m,2H),7.7−7.75(m,1H),11.18(bs,1H)
【0108】
化合物56 融点:102−104℃
1H−NMR(CDCl)δ:3.71(s,3H),3.76(s,3H),4.01(s,2H),6.60(dd,1H),7.01(d,1H),7.16(t,1H),7.25−7.35(m,4H),7.7−7.75(m,1H),11.27(bs,1H)
【0109】
化合物57 融点:84−85℃
1H−NMR(CDCl)δ:
1.29(d,6H),3.71(s,3H),4.01(s,2H),4.45−4.55(m,1H),6.58(dd,1H),6.97(d,1H),7.13(t,1H),7.25−7.3(m,4H),7.7−7.75(m,1H),11.19(bs,1H)
【0110】
化合物58 融点:118−119℃
1H−NMR(CDCl)δ:3.73(s,3H),4.02(s,2H),7.25−7.7.4(m,5H),7.65−7.75(m,2H),7.87(s,1H),11.73(bs,1H)
【0111】
化合物59 融点:14−143℃
1H−NMR(CDCl)δ:3.74(s,3H),4.03(s,2H),7.3−7.4(m,4H),7.44(t,1H),7.77(d,1H),7.8−7.9(m,2H),8.48(t,1H),12.06(bs,1H)
【0112】
化合物60 融点:137−138℃
1H−NMR(CDCl)δ:3.73(s,3H),4.01(s,2H),7.3−7.4(m,5H),7.7−7.75(m,2H),8.00(s,1H),11.83(bs,1H)
【0113】
化合物61 融点:139−141℃
1H−NMR(CDCl)δ:3.71(s,3H),4.01(s,2H),7.12(d,2H),7.2−7.3(m,3H),7.56(d,2H),7.65−7.75(m,1H),11.90(bs,1H)
【0114】
化合物62 融点:131−133℃
1H−NMR(CDCl)δ:3.60(s,3H),3.98(s,2H),6.9−7.0(m,5H),7.1−7.3(m,5H),7.52(d,2H),7.69(d,1H),11.32(bs,1H)
【0115】
化合物63 融点:118−119℃
1H−NMR(CDCl)δ:3.67(s,3H),3.90(s,2H),4.00(s,2H),7.05−7.5(m,12H),7.69(d,1H),11.54(bs,1H)
【0116】
化合物64 油状物
1H−NMR(CDCl)δ:2.20(s,3H),2.23(s,3H),3.70(s,3H),4.11(s,2H),6.81(dd,1H),6.98(d,1H),7.2−7.3(m,3H),7.55−7.65(m,1H),7.82(s,1H),10.24(bs,1H)
【0117】
化合物65 融点:125−127℃
1H−NMR(CDCl)δ:2.19(s,3H),3.70(s,3H),3.77(s,3H),4.11(s,2H),6.56(dd,1H),6.97(d,1H),7.2−7.3(m,3H),7.5−7.6(m,1H),7.75(d,1H),10.39(bs,1H)
【0118】
化合物66 融点:159−160℃
1H−NMR(CDCl)δ:2.44(s,3H),3.73(s,3H),4.13(s,2H),7.2−7.3(m,4H),7.5−7.6(m,1H),7.85(dd,1H),9.02(d,1H),10.80(bs,1H)
【0119】
化合物67 融点:193−196℃
1H−NMR(CDCl)δ:3.61(s,3H),3.70(s,3H),4.20(s,2H),6.83(d,1H),7.2−7.3(m,3H),7.3−7.4(m,3H),7.5−7.6(m,3H),7.65−7.75(m,1H),8.68(d,1H),10.22(bs,1H)
【0120】
化合物68 融点:140−141℃
1H−NMR(CDCl)δ:2.24(s,3H),3.71(s,3H),4.11(s,2H),6.69(dt,1H),7.01(t,1H),7.2−7.3(m,3H),7.6−7.7(m,1H),7.96(dd,1H),10.38(bs,1H)
【0121】
化合物69 融点:145−146℃
1H−NMR(CDCl)δ:3.70(s,3H),4.06(s,2H),6.6−6.7(m,1H),6.9−7.0(m,1H),7.2−7.3(m,3H),7.7−7.8(m,1H),8.2−8.3(m,1H),11.71(bs,1H)
【0122】
化合物70 融点:174−176℃
1H−NMR(CDCl)δ:3.70(s,3H),4.17(s,2H),7.2−7.3(m,4H),7.40(d,1H),7.6−7.7(m,1H),8.73(d,1H),10.94(bs,1H)
【0123】
化合物71 融点:139−141℃
1H−NMR(CDCl)δ:3.71(s,3H),4.08(s,2H),7.05−7.2(m,1H),7.2−7.3(m,4H),7.44(dd,1H),8.89(dd,1H),11.86(bs,1H)
【0124】
化合物72 融点:189−191℃
1H−NMR(CDCl)δ:3.67(s,2H),3.75(s,3H),7.25−7.45(m,3H),7.70(d,1H)
【0125】
化合物73 融点:133−134℃
1H−NMR(CDCl)δ:2.17(s,6H),3.74(s,3H),7.0−7.1(m,3H),7.2−7.3(m,3H),7.58(m,1H),10.17(bs,1H)
【0126】
次に製剤例を示す。尚、「部」は「重量部」を意味する。
製剤例1 乳剤
本発明化合物の各々20部を、ソルベッソ150(45部)及びN−メチルピロリドン35部に溶解し、これに乳化剤(商品名:ソルポール3005X、東邦化学製)10部を加え、撹拌混合して10%乳剤を製造した。
【0127】
製剤例2 水和剤
ラウリル硫酸ナトリウム2部、リグニンスルホン酸ナトリウム4部、合成含水酸化珪素微粉末20部及びクレー54部を混合し、これに本発明化合物の各々20部を加え、ジュースミキサーで撹拌混合して20%水和剤を製造した。
【0128】
製剤例3 粒剤
本発明化合物の各々5部に、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム2部、ベントナイト10部及びクレー83部を加えて十分撹拌混合した。これに適当量の水を加え、更に撹拌し、造粒機で造粒し、通風乾燥して5%粒剤を製造した。
【0129】
製剤例4 粉剤
本発明化合物の各々1部を適当量のアセトンに溶解し、これに合成含水酸化珪素微粉末5部、酸性リン酸イソプロピル(PAP)0.3部及びクレー93.7部を加え、ジュースミキサーで撹拌混合し、アセトンを蒸発除去して1%粉剤を製造した。
【0130】
製剤例5 フロアブル剤
本発明化合物の各々20部とポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテルリン酸エステルトリエタノールアミン3部、RHODORSIL 426R(0.2部)を含む水20部とを混合し、ダイノミルを用いて湿式粉砕後、プロピレングリコール8部、キサンタンガム0.32部を含む水60部と混合し、20%フロアブル剤を製造した。
【0131】
次に本発明化合物が、殺菌剤の有効成分として有用であることを試験例により示す。
試験例1 キュウリうどんこ病に対する殺菌試験
試験化合物のメタノール溶液にソルポール355(東邦化学製)水溶液(100ppm)を加えて薬液(200ppm)を調製し、この薬液をポット(径7.5cm)植えのキュウリ(播種後14日)に散布した後、風乾した。これにキュウリうどんこ病胞子懸濁液(1.0×10個/ml)をスプレーガンで噴霧した。風乾後、アクリルハウス内に静置し、10日後に発病度を調査し、無処理区に対する防除価を算出した。
その結果、化合物番号2,3,17,20,21,23,28,30,31,35,38,40,56,64,65,68,69及び71の化合物が50%以上の防除価を示した。
【0132】
試験例2 コムギうどんこ病に対する殺菌試験
試験化合物のメタノール溶液にソルポール355(東邦化学製)水溶液(100ppm)を加えて薬液(200ppm)を調製し、この薬液を育苗ポット(3×3cm)植えのコムギ(播種後12日)に散布した後、風乾した。これにコムギうどんこ病分生胞子を噴霧し、恒温器内(18℃、12時間蛍光灯照明)で生育させた。7日後に発病度を調査し、無処理区に対する防除価を算出した。
その結果、化合物番号2,20,21,65及び71の化合物が50%以上の防除価を示した。

Claims (4)

  1. 下記一般式(1)で表されるチオ酢酸アミド化合物。
    Figure 0004592130
    〔式中、Rメチル基を示す。R及びRは水素原 示す。Xはハロゲン原子、C1−4アルキル基、C1−4ハロアルキル基、C1−4アルコキシ 示す。Yはハロゲン原子、C1−4アルキル基、C1−4ハロアルキル基、C1−4アルコキシ 示す。mは0〜の整数を示す。nはの整数であって、Yの置換位置は2位及び5位である。〕
  2. Yの2位置換基がメチルの時、Yの5位置換基はメチル、メトキシ、塩素又はフッ素であり、Yの2位置換基が塩素の時、Yの5位置換基は塩素であり、Yの2位置換基がフッ素の時、Yの5位置換基はフッ素又はトリフルオロメチルである請求項1に記載のチオ酢酸アミド化合物。
  3. m=0であるか、m=1のとき、Xはメチル、メトキシ、フッ素又はトリフルオロメチル、m=2のとき、Xはメチルである請求項1〜2のいずれかに記載のチオ酢酸アミド化合物。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のチオ酢酸アミド化合物を有効成分として含有する農園芸用殺菌剤。
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