以下に本発明の実施の形態を説明するが、本明細書に記載の発明と、発明の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本明細書に記載されている発明をサポートする実施の形態が本明細書に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、発明に対応するものとして、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が発明に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明以外の発明には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、本明細書に記載されている発明の全てを意味するものではない。換言すれば、この記載は、本明細書に記載されている発明であって、この出願では請求されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により出現、追加される発明の存在を否定するものではない。
請求項1に記載のコンテンツ配信装置(例えば、図3のサービス提供装置12)は、第1の情報処理装置(例えば、図3のPDA21)からのコンテンツ(例えば、楽曲)の配信の要求に応じて、前記第1の情報処理装置に要求された前記コンテンツを配信するコンテンツ配信装置において、ユーザを識別する情報、ユーザ所有の装置の送信先アドレス、および、嗜好に応じて分類したユーザ群のうちのユーザが属する所属ユーザ群を、ユーザごとに対応付けて記録するユーザ関係情報データベース(例えば、図11のユーザ関係情報データベース91)と、前記ユーザ関係情報データベースに基づいて、前記コンテンツの配信を要求した前記第1の情報処理装置のユーザと同じ群に属する他のユーザの第2の情報処理装置(例えば、図3の携帯電話機24)を、前記第1の情報処理装置に加えて前記コンテンツの配信先として選択する選択手段と、選択された前記コンテンツの配信先を基に、ネットワーク(例えば、図3の無線LAN22、インターネット23、および携帯電話回線網25)を介した、前記コンテンツの送信を制御する送信制御手段と、前記コンテンツの過去の配信に関する情報を記録するコンテンツ関係情報データベース(例えば、図12の楽曲関係情報データベース92)と、前記コンテンツ関係情報データベースを基に、前記第1の情報処理装置に要求された前記コンテンツが人気が高いことを示す所定の条件を満たすか否かを判定する条件判定手段とを含み、前記選択手段は、前記コンテンツが前記所定の条件を満たすと判定された場合、前記コンテンツの配信先として、同じ群に属する前記第1の情報処理装置および前記第2の情報処理装置を選択し、前記コンテンツが前記所定の条件を満たさないと判定された場合、前記コンテンツの配信先として、前記第1の情報処理装置のみを選択することを特徴とする。
図1は、本発明が適用されるビジネスモデルを説明する図である。コンテンツの提供を受けるユーザは、例えば、ユーザ群1−1、ユーザ群1−2、またはユーザ群1−3のいずれかに属する。ユーザ群1−1、ユーザ群1−2、またはユーザ群1−3は、それぞれ、コンテンツに対する嗜好が類似するユーザによって構成されている。例えば、ユーザ群1−1、ユーザ群1−2、またはユーザ群1−3のそれぞれに属するユーザは、コンテンツに対する特定の嗜好または曖昧な嗜好を共通に有する。
コンテンツに対する特定の嗜好は、コンテンツそのものの特性、例えば、1つまたは複数の、コンテンツのジャンル(音楽の洋楽または和楽など)の分類、または、さらに細かい、ポップスの中のフォークソング調の曲、ポップスの中のヨーロピアンビートの曲、ポップスの中の70年代調の曲などの分類で表現される。コンテンツに対する曖昧な嗜好は、例えば、コンテンツそのものだけでなく、コンテンツに関係するもの、より具体例としては、いわゆるアイドルの曲、または演奏者の属性(演奏者のルックス等)などの分類で表現される。
ここで、コンテンツとは、音声、画像、データ、またはプログラムなどユーザにとって有意な情報であればよい。
サービス提供会社2は、ユーザ群1−1に属する一人のユーザからコンテンツの一例である楽曲の配信の要求があった場合、楽曲を提供する楽曲提供会社3−1、楽曲提供会社3−2、または楽曲提供会社3−3から提供された楽曲を、要求したユーザに配信する。サービス提供会社2は、ユーザ群1−1に属する一人のユーザからコンテンツの一例である楽曲の配信の要求があった場合、楽曲を提供する楽曲提供会社3−1、楽曲提供会社3−2、または楽曲提供会社3−3から提供された楽曲を、ユーザ群1−1に属する全てのユーザに配信する。
サービス提供会社2は、ユーザ群1−2に属する一人のユーザから楽曲の配信の要求があった場合、楽曲を提供する楽曲提供会社3−1、楽曲提供会社3−2、または楽曲提供会社3−3から提供された楽曲を、要求したユーザまたはユーザ群1−2に属する全てのユーザに配信する。同様に、サービス提供会社2は、ユーザ群1−3に属する一人のユーザから楽曲の配信の要求があった場合、楽曲を提供する楽曲提供会社3−1、楽曲提供会社3−2、または楽曲提供会社3−3から提供された楽曲を、要求したユーザまたはユーザ群1−3に属する全てのユーザに配信する。
以下、楽曲提供会社3−1、楽曲提供会社3−2、または楽曲提供会社3−3を個々に区別する必要がないとき、単に、楽曲提供会社3と称する。
以下、ユーザ群1−1、ユーザ群1−2、またはユーザ群1−3を個々に区別する必要がないとき、単に、ユーザ群1と称する。
なお、ユーザ群1は、1つであっても良く、複数であっても良い。一人のユーザは、1または複数のユーザ群1に属する。
図2は、図1のビジネスモデルに対応する、本発明に係るコンテンツ提供システムの一実施の形態の構成を示す図である。情報処理装置11−1乃至11−Nは、それぞれ、所定のユーザにより使用される。
サービス提供装置12は、サービス提供会社2によって管理される、コンテンツ配信装置の一例である。楽曲提供装置13は、楽曲提供会社3によって管理される、コンテンツ提供装置の一例である。
例えば、1つのユーザ群1に属するユーザが使用する情報処理装置11−1が、サービス提供装置12にコンテンツをリクエストする(コンテンツの提供を要求する)と、サービス提供装置12は、楽曲提供装置13に、リクエストされたコンテンツの提供を要求し、楽曲提供装置13から送信されてきたコンテンツを受信する。そして、サービス提供装置12は、コンテンツをリクエストしたユーザが使用する情報処理装置11−1に送信する。さらに、サービス提供装置12は、情報処理装置11−1のユーザが属するユーザ群1に属する他のユーザが使用する情報処理装置11−2乃至11−Nに、リクエストされたコンテンツを送信する。
情報処理装置11−1乃至11−Nのいずれかを使用するユーザは、コンテンツに対する嗜好が類似する他のユーザがリクエストしたコンテンツを取得できる。
以下、情報処理装置11−1乃至11−Nを個々に区別する必要がないとき、単に、情報処理装置11と称する。
以下、コンテンツの一例である楽曲の配信について説明する。なお、以下の説明において、楽曲の音声データもコンテンツと称する。
図3は、本発明に係るコンテンツ提供システムの一実施の形態のより詳細な構成の例を示す図である。情報処理装置11の一例であるPDA(Personal Digital Assistant)21は、無線LAN(Local Area Network)22およびインターネット23を介して、サービス提供装置12に接続される。PDA21は、無線LAN22およびインターネット23を介して、サービス提供装置12に、楽曲の配信を要求する。PDA21は、無線LAN22およびインターネット23を介して、サービス提供装置12から送信されてきた、楽曲を受信する。
情報処理装置11の他の一例である携帯電話機24は、携帯電話回線網25およびインターネット23を介して、サービス提供装置12に接続される。同様に、情報処理装置11の他の一例であるポータブルプレーヤ26およびパーソナルコンピュータ(PC)28は、それぞれ、無線LAN27または衛星放送回線29およびインターネット23を介して、サービス提供装置12に接続される。携帯電話機24、ポータブルプレーヤ26、またはパーソナルコンピュータ28は、携帯電話回線網25、無線LAN27、または衛星放送回線29、およびインターネット23を介して、サービス提供装置12に、楽曲の配信を要求する。携帯電話機24、ポータブルプレーヤ26、またはパーソナルコンピュータ28は、無線LAN27、または衛星放送回線29、およびインターネット23を介して、サービス提供装置12から送信されてきた、楽曲を受信する。
例えば、PDA21のユーザと携帯電話機24のユーザは、ユーザ群1−1に属し、ポータブルプレーヤ26のユーザとパーソナルコンピュータ28のユーザは、ユーザ群1−1に属する。
サービス提供装置12は、インターネット23を介して、楽曲提供装置13−1乃至13−3に接続される。サービス提供装置12は、インターネット23を介して、楽曲提供装置13−1乃至13−3のいずれかに、楽曲の提供を要求する。サービス提供装置12は、インターネット23を介して、楽曲提供装置13−1乃至13−3のいずれかから送信されてきた、楽曲を受信する。
図4は、コンテンツ提供システムの機能の構成の一例を示す図である。なお、コンテンツ提供システムの各機能をハードウェアで実現するか、ソフトウェアで実現するかは問わない。つまり、図4は、ハードウェアのブロック図と考えても、ソフトウェアによる機能ブロック図と考えても良い。
ネットーワーク31−1および31−2は、無線LAN22、インターネット23、携帯電話回線網25、無線LAN27、または衛星放送回線29を含み、情報処理装置11(例えばPDA21など)、サービス提供装置12、および楽曲提供装置13を相互に接続する。
PDA21は、記憶部51、処理部52、入力部53、出力部54、および通信部55を含む。記憶部51は、例えば、フラッシュメモリなどの半導体メモリなどからなり、コンテンツまたはコンテンツの要求に必要な情報を記憶する。処理部52は、CPU(Central Processing Unit)およびプログラムを記憶するメモリなどからなり、後述する各種の処理を実行する。
入力部53は、タッチパッドまたはジョグダイヤルなどからなり、ユーザの操作に応じた指令を処理部52に供給する。出力部54は、表示装置または音声出力装置などからなり、処理部52の制御の基に、コンテンツである画像を表示したり、音声を出力する。通信部55は、ネットワーク31−1を介して、サービス提供装置12に接続し、サービス提供装置12にデータを送信するか、サービス提供装置12から送信されてきたデータを受信する。
記憶部51は、設定情報記憶部61および楽曲記憶部62を含む。設定情報記憶部61は、後述するように、ユーザ情報を含む設定情報を記憶する。楽曲記憶部62は、サービス提供装置12から送信されてきた楽曲を記憶する。また、PDA21には、必要に応じて、外部記憶装置56が装着される。外部記憶装置56は、着脱可能な光ディスクの駆動装置および光ディスクまたはメモリカードなどからなり、サービス提供装置12から送信されてきた楽曲を記憶したり、異なった方式のコンテンツを記憶したりする。
サービス提供装置12は、記録部81、処理部82、入力部83、出力部84、および通信部85を含む。記録部81は、例えば、ハードディスクなどからなり、コンテンツの配信に必要な情報を記録する。処理部82は、CPUおよびプログラムを記憶するメモリなどからなり、後述する各種の処理を実行する。
入力部83は、キーボードまたはマウスなどからなり、サービス提供装置12の管理者の操作に応じた指令を処理部82に供給する。出力部84は、表示装置などからなり、処理部82の制御の基に、配信の結果などを示す画像を表示する。通信部85は、ネットワーク31−1またはネットワーク31−2を介して、PDA21または楽曲提供装置13に接続し、PDA21または楽曲提供装置13にデータを送信するか、PDA21または楽曲提供装置13から送信されてきたデータを受信する。
記録部81は、ユーザ関係情報データベース(DB)91、および楽曲関係情報データベース(DB)92を含み、ユーザ群情報93を記録する。ユーザ関係情報データベース91には、例えば、ユーザ識別番号またはそれぞれのユーザが属するユーザ群1を示す情報などの、ユーザに関係する情報が格納されている。楽曲関係情報データベース92には、例えば、楽曲の曲名、または作曲者名などの楽曲に関係する情報が格納されている。ユーザ群情報93には、ユーザ群1に対する、ユーザ群1に属するユーザの嗜好を示す情報が格納されている。
楽曲提供装置13は、記録部101、処理部102、入力部103、出力部104、および通信部105を含む。記録部101は、例えば、ハードディスクなどからなり、ユーザに提供するコンテンツなどを記録する。処理部102は、CPUおよびプログラムを記憶するメモリなどからなり、後述する各種の処理を実行する。
入力部103は、キーボードまたはマウスなどからなり、楽曲提供装置13の管理者の操作に応じた指令を処理部102に供給する。出力部104は、表示装置などからなり、処理部102の制御の基に、コンテンツの提供の結果などを示す画像を表示する。通信部105は、ネットワーク31−1を介して、サービス提供装置12に接続し、サービス提供装置12にデータを送信するか、サービス提供装置12から送信されてきたデータを受信する。
記録部101は、楽曲データベース(DB)111を含む。楽曲データベース111には、例えば、ユーザに提供するコンテンツである楽曲などが格納されている。
以下、ネットワーク31−1およびネットワーク31−2を個々に区別する必要がないとき、単にネットワーク31と称する。
次に、PDA21、携帯電話機24、サービス提供装置12、および楽曲提供装置13のハードウェアの構成の例について説明する。
図5は、PDA21の構成の例を示すブロック図である。CPU(Central Processing Unit)211は、SDRAM(Synchronous Random Access Memory)212またはフラッシュメモリ213に格納されているオペレーティングシステム、またはアプリケーションプログラム、クラスライブラリなどの各種のプログラムを実行する。
SDRAM212は、CPU211が実行するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータを格納する。フラッシュメモリ213は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)の一種であり、一般的には、CPU211が使用するプログラムや演算用のパラメータのうちの基本的に固定のデータを格納する。
CPU211には、フラッシュメモリ213と共通のバスを介して、バッファ214が接続されている。無線LANインターフェース215は、バッファ214を介して、CPU211に接続さている。無線LANインターフェース215は、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11a、IEEE802.11b、またはIEEE802.11gなどの規格に基づき、他の装置またはアクセスポイントなどと無線通信し、データまたは指令などを送受信する。バッファ214は、CPU211から供給され無線LANインターフェース215が送信するデータを一時的に記憶するか、または無線LANインターフェース215が受信しCPU211に供給するデータを一時的に記憶する。
ブルートゥースインターフェース216は、ブルートゥース(Bluetooth)規格に基づき、他の装置と無線通信し、データまたは指令などを送受信する。
表示部217は、LCD(Liquid Crystal Display(液晶表示装置))241およびタッチパッド242から構成されている。LCD241は、CPU211から供給されたデータを基に、アイコン、サムネイル、またはテキストなどの画像を表示する。タッチパッド242は、LCD241に積層して設けられている。
例えば、表示部217は、CPU211を介して、SDRAM212上の特定のアドレスに割り当てられたビデオメモリ領域のデータを所定のタイミングで読み込み、読み込んだデータを基に、LCD241に画像を表示させる。
なお、表示部217は、LCD241に限らず、有機EL(Electro Luminescence)表示装置など、薄型の表示装置を設けるようにしてもよい。
タッチパッド242は、押圧による位置の指示の操作に対応したデータ(例えば、指示された位置を示す座標のデータ)をCPU211に供給する。使用者は、LCD241に積層されているタッチパッド242を指またはペンなどで押圧することにより、PDA21に所定のデータまたは動作指示を入力する。
表示部217は、押圧による圧力を感知するタッチパッド242に限らず、デジタイザやタブレットなど、電磁気的に位置を検出する入力装置を設けるようにしてもよい。また、USB(Universal Serial Bus)インターフェース222を介して、PDA21にマウスを接続し、PDA21は、マウスによって、位置の指示を取得するようにしてもよい。
カメラ部218は、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)センサを受光素子とするカメラであり、CPU211の制御の基に、静止画像または動画像を撮像して、撮像の結果得られた画像データをCPU211に供給する。
オーディオ符号化/復号部219は、CPU211の制御の基に、CPU211から供給された、符号化されている音声データを復号して、アナログの音声信号に変換し、音声信号をスピーカまたはヘッドフォンに供給する。また、オーディオ符号化/復号部219は、CPU211の制御の基に、マイクロフォンから供給されたアナログの音声信号をデジタルデータに変換して、符号化し、その結果得られた音声データをCPU211に供給する。
キーボードコントローラ220は、キーボードを制御すると共に、キーボードから供給された信号に対するデータをCPU211に供給する。電源制御部221は、図示せぬ装着されているバッテリまたは接続されているAC(Alternating current)アダプタなどから供給される電源の電圧などを監視して、必要な電源のCPU211乃至赤外線通信部225への供給を制御する。
USB(Universal Serial Bus)インターフェース222は、USB規格に基づく、USB機器に接続するためのインターフェースである。例えば、USBインターフェース222には、必要に応じて、USB機器であるドライブ251が接続され、接続されているドライブ251からデータまたはプログラムを入力するとともに、CPU211から供給されたデータをドライブ251に供給する。
ドライブ251は、必要に応じて装着される磁気ディスク261、光ディスク262、光磁気ディスク263、または、半導体メモリ264に記録されているデータまたはプログラムを読み出して、そのデータまたはプログラムを、USBインターフェース222を介して、CPU211またはSDRAM212に供給する。また、ドライブ251は、装着されている磁気ディスク261、光ディスク262、光磁気ディスク263、または半導体メモリ264に、データまたはプログラムを記録させる。
メモリカードインターフェース223は、図示せぬメモリカードスロットに装着されているメモリカードから供給されるプログラムまたはデータを取得するとともに、CPU211から供給される各種データを、装着されているメモリカードに供給する。
ジョグダイヤル224は、使用者による回転操作または押圧操作に応じた信号をCPU211に供給する。例えば、ジョグダイヤル224は、表示部217に表示されたアイコン、サムネイルまたはテキストなどが使用者によって選択されるとき、回転操作を受けるか、または、本体側への押圧操作を受ける。例えば、表示部217に複数のアイコンが表示されている状態で、ジョグダイヤル224が回転操作を受けた場合、複数のアイコンの中から、所望のアイコンが選択され、ジョグダイヤル224が本体側に押圧されたとき、選択されているアイコンが確定される。そして、確定されたアイコンがアプリケーションプログラムに対応している場合、そのアプリケーションプログラムが起動される。
赤外線通信部225は、CPU211から供給されたデータを赤外線信号として、他の機器に送信するとともに、他の機器から送信された赤外線信号を受信して、受信した赤外線信号に対するデータをCPU211に供給する。
図4と図5との対応関係を例示すれば、記憶部51は、フラッシュメモリ213に対応し、処理部52は、CPU211、SDRAM212、およびフラッシュメモリ213に対応し、入力部53は、タッチパッド242、キーボードコントローラ220を介したキーボードおよびジョグダイヤル224に対応する。また、出力部54は、LCD241およびオーディオ符号化/復号部219に対応し、通信部55は、無線LANインターフェース215、ブルートゥースインターフェース216に対応し、外部記憶装置56は、ドライブ251および光ディスク262に対応する。
図6は、携帯電話機24の構成の例を示すブロック図である。図6で示されるように、携帯電話機24は、各部を統括的に制御するようになされた主制御部301に対して、電源回路部302、操作入力制御部303、画像エンコーダ304、カメラインターフェース部305、LCD制御部306、画像デコーダ307、多重分離部308、記録再生部309、変復調回路部310及び音声コーデック311がメインバス312を介して互いに接続されると共に、画像エンコーダ304、画像デコーダ307、多重分離部308、変復調回路部310及び音声コーデック311が同期バス312を介して互いに接続されて構成されている。
電源回路部302は、ユーザの操作により終話及び電源キーがオン状態にされると、バッテリパックから各部に対して電力を供給することにより携帯電話機24を動作可能な状態に起動する。
携帯電話機24は、CPU、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等でなる主制御部301の制御に基づいて、音声通話モード時にマイクロフォン313で集音した音声信号を音声コーデック311によってディジタル音声データに変換し、これを変復調回路部310でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部314でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ315を介して送信する。
また携帯電話機24は、音声通話モード時にアンテナ315で受信した受信信号を増幅して周波数変換処理及びアナログディジタル変換処理を施し、変復調回路部310でスペクトラム逆拡散処理し、音声コーデック311によってアナログ音声信号に変換した後、これをスピーカ316を介して出力する。
さらに携帯電話機24は、データ通信モード時に電子メールを送信する場合、操作キー317及びジョグダイヤル318の操作によって入力された電子メールのテキストデータを操作入力制御部303を介して主制御部301に送出する。
主制御部301は、テキストデータを変復調回路部310でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部314でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ315を介して図示せぬ基地局へ送信する。
これに対して携帯電話機24は、データ通信モード時に電子メールを受信する場合、アンテナ315を介して基地局から受信した受信信号を変復調回路部310でスペクトラム逆拡散処理して元のテキストデータを復元した後、LCD制御部306を介して液晶ディスプレイ319に電子メールとして表示する。
この後携帯電話機24は、ユーザの操作に応じて受信した電子メールを記録再生部309を介して、メモリカードの一種であるメモリースティック351に記録することも可能である。
一方携帯電話機24は、データ通信モード時に画像データを送信する場合、CCDカメラ320で撮像された画像データをカメラインターフェース部305を介して画像エンコーダ304に供給する。
因みに携帯電話機24は、画像データを送信しない場合には、CCDカメラ320で撮像した画像データをカメラインターフェース部305及びLCD制御部306を介して液晶ディスプレイ319に直接表示することも可能である。
画像エンコーダ304は、CCDカメラ320から供給された画像データを例えばMPEG(Moving Picture Experts Group)2やMPEG4等の所定の符号化方式によって圧縮符号化することにより符号化画像データに変換し、これを多重分離部308に送出する。
このとき同時に携帯電話機24は、CCDカメラ320で撮像中にマイクロフォン313で集音した音声を音声コーデック311を介してディジタルの音声データとして多重分離部308に送出する。
多重分離部308は、画像エンコーダ304から供給された符号化画像データと音声コーデック311から供給された音声データとを所定の方式で多重化し、その結果得られる多重化データを変復調回路部310でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部314でディジタルアナログ変換処理及び周波数変換処理を施した後にアンテナ315を介して送信する。
これに対して携帯電話機24は、データ通信モード時に例えば簡易ホームページ等にリンクされた動画像ファイルのデータを受信する場合、アンテナ315を介して基地局から受信した受信信号を変復調回路部310でスペクトラム逆拡散処理し、その結果得られる多重化データを多重分離部308に送出する。
多重分離部308は、多重化データを分離することにより符号化画像データと音声データとに分け、同期バス312バス312を介して当該符号化画像データを画像デコーダ307に供給すると共に当該音声データを音声コーデック311に供給する。
画像デコーダ307は、符号化画像データをMPEG2やMPEG4等の所定の符号化方式に対応した復号化方式でデコードすることにより再生動画像データを生成し、これをLCD制御部306を介して液晶ディスプレイ319に供給し、これにより、例えば、簡易ホームページにリンクされた動画像ファイルに含まれる動画データが表示される。
このとき同時に音声コーデック311は、音声データをアナログ音声信号に変換した後、これをスピーカ316に供給し、これにより、例えば、簡易ホームページにリンクされた動画像ファイルに含まる音声データが再生される。
この場合も電子メールの場合と同様に携帯電話機24は、受信した簡易ホームページ等にリンクされたデータをユーザの操作により記録再生部309を介してメモリースティック351に記録することが可能である。
図4と図6との対応関係を例示すれば、記憶部51は、主制御部301のRAMに対応し、処理部52は、主制御部301のCPU、ROM、およびRAMに対応し、入力部53は、操作キー317およびジョグダイヤル318に対応する。また、出力部54は、液晶ディスプレイ319およびスピーカ316に対応し、通信部55は、送受信回路部314に対応し、外部記憶装置56は、メモリースティック351に対応する。
サービス提供装置12は、例えば、図7で示されるように構成される。CPU401は、ROM402、または記録部408に記録されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM403には、CPU401が実行するプログラムやデータなどが適宜記憶される。これらのCPU401、ROM402、およびRAM403は、バス404により相互に接続されている。
CPU401にはまた、バス404を介して入出力インタフェース405が接続されている。入出力インタフェース405には、キーボード、マウス、マイクロホンなどよりなる入力部406、ディスプレイ、スピーカなどよりなる出力部407が接続されている。CPU401は、入力部406から入力される指令に対応して各種の処理を実行する。そして、CPU401は、処理の結果得られた画像や音声等を出力部407に出力する。
入出力インタフェース405に接続されている記録部408は、例えばハードディスクなどで構成され、CPU401が実行するプログラムや各種のデータを記録する。通信部409は、インターネット、その他のネットワークを介して外部の装置と通信する。
また、通信部409を介してプログラムを取得し、記録部408に記録してもよい。
入出力インタフェース405に接続されているドライブ410は、磁気ディスク451、光ディスク452、光磁気ディスク453、或いは半導体メモリ454などが装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータなどを取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて記録部408に転送され、記録される。
図4と図7との対応関係を例示すれば、記録部81は、記録部408に対応し、処理部82は、CPU401、ROM402、およびRAM403に対応し、入力部83は、入力部406に対応する。また、出力部54は、出力部407に対応し、通信部55は、通信部409に対応する。
なお、楽曲提供装置13は、サービス提供装置12と同様のハードウェア構成を有するので、その説明は省略する。なお、この場合の図4と図7との対応関係を例示すれば、記録部101は、楽曲提供装置13の記録部408に対応し、処理部102は、楽曲提供装置13のCPU401、ROM402、およびRAM403に対応し、入力部103は、楽曲提供装置13の入力部406に対応する。また、出力部104は、楽曲提供装置13の出力部407に対応し、通信部105は、楽曲提供装置13の通信部409に対応する。
次に、本発明に係る、コンテンツ再生プログラムを実行するPDA21、コンテンツ再生プログラムを実行する携帯電話機24、コンテンツ配信プログラムを実行するサービス提供装置12、およびコンテンツ提供プログラムを実行する楽曲提供装置13による、コンテンツの提供の処理について説明する。
コンテンツの提供の処理を実行する前に、PDA21および携帯電話機24のユーザは、コンテンツ提供システムに登録し、それぞれ、ユーザ識別番号を取得し、暗証番号を登録している必要がある。なお、以下に示す処理の例において、PDA21のユーザと、携帯電話機24のユーザとは、同じユーザ群1に属していることを前提としている。
図8および図9は、コンテンツの提供の処理を説明するフローチャートである。ステップS1001において、コンテンツ再生プログラムは、楽曲情報を取得する。例えば、コンテンツ再生プログラムは、ユーザの操作に対応したタッチパッド242からの信号を基に、コンテンツである楽曲を特定する楽曲情報を取得し、取得した楽曲情報を送信可能な方式に変換する。楽曲情報は、楽曲を特定する情報である。コンテンツの提供の処理において、楽曲情報は、提供を要求するコンテンツを特定するために使用される。
ステップS1002において、コンテンツ再生プログラムは、ネットワーク31に接続したか否かを判定し、ネットワーク31に接続していないと判定された場合、ネットワーク31に接続されるまで、判定の処理を繰り返す。例えば、コンテンツ再生プログラムは、無線LANインターフェース215からの信号を基に、ネットワーク31に接続したか否かを判定する。
ステップS1002において、ネットワーク31に接続したと判定された場合、ステップS1003に進み、コンテンツ再生プログラムは、設定情報記憶部61に記憶されている設定情報を読み出す。設定情報には、ユーザ情報が含まれている。
ステップS1004において、コンテンツ再生プログラムは、ユーザ情報および楽曲情報を、ネットワーク31を介して、サービス提供装置12に送信する。例えば、コンテンツ再生プログラムは、無線LANインターフェース215に、ユーザ情報および楽曲情報を、ネットワーク31を介して、サービス提供装置12宛てに送信させる。ユーザ情報は、楽曲を要求したユーザ、すなわちリクエストをしたユーザの特定に用られるユーザ特定情報の一例である。楽曲情報は、要求する楽曲、すなわちリクエストされた楽曲の特定に用いられる楽曲特定情報の一例である。
図10は、コンテンツ再生プログラムがサービス提供装置12に送信する、ユーザ情報および楽曲情報の例を示す図である。ユーザ情報には、ユーザを識別するためのユーザ識別番号、およびユーザが正規のユーザであるか否かを判定するための暗証番号(パスワード)が含まれている。または、楽曲情報には、例えば、アーティスト名および曲名が含まれている。
図10に示す例において、ユーザ情報には、”xxxx”であるユーザ識別番号、および”yyyy”である暗証番号が含まれている。また、楽曲情報には、”zzzz”であるアーティスト名、および”aaaa”である曲名が含まれている。
なお、楽曲情報は、楽曲を特定するID(Identifier(識別子))を含むようにしてもよい。
ステップS2001において、サービス提供装置12のコンテンツ配信プログラムは、PDA21から送信されてきたユーザ情報および楽曲情報を受信する。例えば、コンテンツ配信プログラムは、PDA21から送信されてきたユーザ情報および楽曲情報を通信部409に受信させる。ステップS2002において、コンテンツ配信プログラムは、受信されたユーザ情報を基に、接続認証するか否かを判定し、接続認証する、すなわち、接続を許可すると判定された場合、ステップS2003に進み、ユーザ関係情報データベース91に記録されている、受信されたユーザ情報で特定されるユーザのユーザ関係情報を読み出す。ユーザ関係情報は、ユーザに関係する情報である。
図11は、ユーザ関係情報データベース91に記録されているユーザ関係情報の例を示す図である。ユーザ関係情報は、例えば、ユーザ識別番号、暗証番号、アドレス、住所、性別、年齢、所属ユーザ群、およびリクエスト回数などを含む。
ユーザ識別番号および暗証番号は、ユーザの特定と、ユーザが正規のユーザであるか否かの判定の処理に使用される。アドレスは、ユーザの機器のネットワーク31上のアドレスを示す。アドレスは、接続認証の処理毎に更新するようにしてもよい。
住所は、ユーザの住所を示し、性別は、ユーザの性別を示し、年齢は、ユーザの年齢を示す。所属ユーザ群は、そのユーザが属するユーザ群1を示す。リクエスト回数は、ユーザからのリクエスト、すなわち、楽曲の提供の要求の回数を示す。
なお、リクエスト回数は、ユーザがコンテンツ提供システムに登録してからのリクエスト回数、または1日若しくは1週間などの所定の単位期間におけるリクエスト回数を個々に記録するようにしてもよい。
例えば、PDA21のユーザのユーザ関係情報として、”xxxx”であるユーザ識別番号、”yyyy”である暗証番号、”AAAA”であるアドレス、”bbbb”である住所、”男”である性別、”20”である年齢、”cccc”である所属ユーザ群、および”5”であるリクエスト回数がユーザ関係情報データベース91に記録されている。
また、例えば、携帯電話機24のユーザのユーザ関係情報として、”hhhh”であるユーザ識別番号、”jjjj”である暗証番号、”CCCC”であるアドレス、”kkkk”である住所、”男”である性別、”35”である年齢、”cccc”である所属ユーザ群、および”7”であるリクエスト回数がユーザ関係情報データベース91に記録されている。
さらに、例えば、他のユーザ群1に属するユーザのユーザ関係情報として、”dddd”であるユーザ識別番号、”eeee”である暗証番号、”BBBB”であるアドレス、”ffff”である住所、”女”である性別、”18”である年齢、”gggg”である所属ユーザ群、および”2”であるリクエスト回数がユーザ関係情報データベース91に記録されている。
例えば、ステップS2003において、ユーザ関係情報データベース91から、受信された”xxxx”であるユーザ情報で特定されるユーザのユーザ関係情報、すなわち、”AAAA”であるアドレス、”bbbb”である住所、”男”である性別、”20”である年齢、”cccc”である所属ユーザ群、および”5”であるリクエスト回数が読み出される。
ステップS2004において、コンテンツ配信プログラムは、楽曲関係情報を読み出す。例えば、ステップS2004において、コンテンツ配信プログラムは、楽曲関係情報データベース92から、受信された楽曲情報で特定される楽曲に関係する楽曲関係情報を読み出す。楽曲関係情報は、コンテンツに関係するコンテンツ関係情報の一例である。
図12は、楽曲関係情報データベース92に記録されている楽曲関係情報の例を示す図である。楽曲関係情報データベース92に記録されている楽曲関係情報には、例えば、楽曲名、アーティスト名(実演者名)、発売日、作曲家名、作詞家名、楽曲提供会社アドレス、ジャンル、リクエスト回数、ランキング、前回ランキング、配信の可否設定などが含まれる。
発売日は、いわゆる商業用レコードの発売日を示す。作曲家名は、その楽曲の作曲家の名前を示し、作詞家名は、その楽曲の作詞家の名前を示す。
楽曲提供会社アドレスは、その楽曲を提供する楽曲提供会社3が管理する楽曲提供装置13のネットワーク31上のアドレスである。楽曲提供会社アドレスは、例えば、URL(Uniform Resource Locator)方式で記述される。リクエスト回数は、その楽曲に対するリクエストがあった回数、すなわち、情報処理装置11から楽曲情報を受信した回数を示す。
ランキングは、現在の、その楽曲の順位を示し、リクエスト回数、その楽曲の売り上げなどを考慮して、サービス提供装置12によって決定される。ランキングは、1日または1週間などを単位として決定される。
前回ランキングは、前回の最終的なランキングを示す。例えば、ランキングが、1日を単位として決定される場合、前回ランキングは、昨日のランキングを示し、ランキングが、1週を単位として決定される場合、前回ランキングは、先週のランキングを示す。
配信の可否設定は、その楽曲の配信を許可するか否かを示す設定である。”yes”である配信の可否設定は、その楽曲の配信を許可することを示し、”no”である配信の可否設定は、その楽曲の配信を許可しない(禁止する)ことを示す。
配信の可否設定は、その楽曲を提供する楽曲提供会社3からの指示を基に設定するようにしてもよく、また、サービス提供会社2が設定するようにしてもよい。
図12で示される楽曲関係情報データベース92には、”aaaa”である楽曲名、および”zzzz”であるアーティスト名に対応して、”qqqq”である発売日、”rrrr”である作曲家名、”ssss”である作詞家名、”tttt”である楽曲提供会社アドレス、”ポップス”であるジャンル、”30”であるリクエスト回数、”1”であるランキング、”2”である前回ランキング、および”yes”である配信の可否設定が格納されている。また、楽曲関係情報データベース92には、”αααα”である楽曲名、および”ββββ”であるアーティスト名に対応して、”γγγγ”である発売日、”δδδδ”である作曲家名、”εεεε”である作詞家名、”uuuu”である楽曲提供会社アドレス、”ジャズ”であるジャンル、”20”であるリクエスト回数、”6”であるランキング、”7”である前回ランキング、および”no”である配信の可否設定が格納されている。
同様に、楽曲関係情報データベース92には、”イイイイ”である楽曲名、および”ロロロロ”であるアーティスト名に対応して、”ハハハハ”である発売日、”ニニニニ”である作曲家名、”ホホホホ”である作詞家名、”vvvv”である楽曲提供会社アドレス、”クラッシック”であるジャンル、”10”であるリクエスト回数、”15”であるランキング、”15”である前回ランキング、および”yes”である配信の可否設定が格納されている。
ステップS2005において、コンテンツ配信プログラムは、楽曲を配信するか否かを判定し、楽曲を配信すると判定された場合、ステップS2006に進み、ネットワーク31を介して、楽曲提供装置13に、楽曲の提供要求を送信する。
例えば、ステップS2005において、コンテンツ配信プログラムは、楽曲関係情報データベース92に記録されている、受信した楽曲情報に対応する、配信の可否の設定を基に、楽曲を配信するか否かを判定する。より詳細には、例えば、”zzzz”であるアーティスト名および”aaaa”である曲名を含む楽曲情報をステップS2001の処理で受信した場合、コンテンツ配信プログラムは、”zzzz”であるアーティスト名および”aaaa”である曲名に対応して、楽曲関係情報データベース92に記録されている配信の可否の設定が”yes”である場合、楽曲を配信すると判定し、その配信の可否の設定が”no”である場合、楽曲を配信しないと判定する。
なお、ステップS2005において、コンテンツ配信プログラムは、全ての楽曲の配信の要求に対して、楽曲を配信すると判定するようにしてもよい。
例えば、ステップS2006において、コンテンツ配信プログラムは、通信部409に、ネットワーク31を介して、楽曲提供装置13宛てに、楽曲の提供要求を送信させる。より詳細には、例えば、”zzzz”であるアーティスト名および”aaaa”である曲名を含む楽曲情報をステップS2001の処理で受信した場合、コンテンツ配信プログラムは、”zzzz”であるアーティスト名および”aaaa”である曲名に対応して、楽曲関係情報データベース92に記録されている、楽曲提供装置13のアドレスを示す、”tttt”である楽曲提供会社アドレス宛てに、通信部409に、ネットワーク31を介して、楽曲の提供要求を送信させる。この場合、楽曲の提供要求には、例えば、”zzzz”であるアーティスト名および”aaaa”である曲名などの楽曲情報が含まれている。
ステップS2002において、接続認証しない、すなわち、接続を許可しないと判定された場合、または、ステップS2005において、楽曲を配信しないと判定された場合、ステップS2007に進み、コンテンツ配信プログラムは、ネットワーク31を介して、PDA21に拒否を通知する。この場合、コンテンツ配信プログラムは、これ以降の処理を実行しないで、処理は終了する。サービス提供装置12から拒否が通知されてくると、ステップS1005において、PDA21のコンテンツ再生プログラムは、拒否の通知を受信し、エラーメッセージを表示するなどの処理を実行して、これ以降の処理を実行しないで、処理は終了する。
すなわち、ステップS2002において、接続認証しない、すなわち、接続を許可しないと判定された場合、PDA21および携帯電話機24には、楽曲は配信されない。
一方、サービス提供装置12から楽曲の提供要求が送信されてくると、ステップS3001において、楽曲提供装置13のコンテンツ提供プログラムは、楽曲の提供要求を受信する。
ステップS3002において、コンテンツ提供プログラムは、楽曲の提供の可否設定を読み出す。例えば、コンテンツ提供プログラムは、楽曲の提供要求に含まれている楽曲情報によって特定される楽曲についての楽曲の提供の可否設定を楽曲データベース111から読み出す。
図13は、楽曲データベース111に格納されているデータの例を示す図である。楽曲データベース111には、楽曲名、アーティスト名、発売日、作曲家名、作詞家名、音声データ、および提供の可否設定が格納されている。
楽曲データベース111に記録されている楽曲名、アーティスト名、発売日、作曲家名、および作詞家名は、楽曲関係情報データベース92に記録されている楽曲名、アーティスト名、発売日、作曲家名、および作詞家名と同様の情報とすることができる。
音声データは、楽曲のデータ(コンテンツ)である。提供の可否設定は、その楽曲の提供を許可するか否かを示す設定である。”yes”である提供の可否設定は、その楽曲の提供を許可することを示し、”no”である提供の可否設定は、その楽曲を提供を許可しない(禁止する)ことを示す。
例えば、図13で示される例において、楽曲データベース111には、”aaaa”である楽曲名、および”zzzz”であるアーティスト名に対応して、”qqqq”である発売日、”rrrr”である作曲家名、”ssss”である作詞家名、”DDDD”である音声データ、”yes”である提供の可否設定が格納されている。
また、図13で示される例において、楽曲データベース111には、”トトトト”である楽曲名、および”チチチチ”であるアーティスト名に対応して、”リリリリ”である発売日、”ヌヌヌヌ”である作曲家名、”ルルルル”である作詞家名、”EEEE”である音声データ、”no”である提供の可否設定が格納されている。また、楽曲データベース111には、”ヲヲヲヲ”である楽曲名、および”ワワワワ”であるアーティスト名に対応して、”カカカカ”である発売日、”ヨヨヨヨ”である作曲家名、”タタタタ”である作詞家名、”FFFF”である音声データ、”yes”である提供の可否設定が格納されている。
例えば、”aaaa”である楽曲名および”zzzz”であるアーティスト名である楽曲情報が楽曲の提供要求に含まれていると、ステップS3002において、コンテンツ提供プログラムは、”aaaa”である楽曲名および”zzzz”であるアーティスト名である楽曲情報で特定される楽曲に対する、”yes”である楽曲の提供の可否設定を楽曲データベース111から読み出す。
ステップS3003において、コンテンツ提供プログラムは、読み出した楽曲の提供の可否設定を基に、楽曲を提供するか否かを判定する。すなわち、例えば、楽曲の提供の可否設定が”yes”である場合、コンテンツ提供プログラムは、楽曲を提供すると判定し、楽曲の提供の可否設定が”no”である場合、コンテンツ提供プログラムは、楽曲を提供しないと判定する。
ステップS3003において、楽曲を提供しないと判定された場合、ステップS3004に進み、コンテンツ提供プログラムは、ネットワーク31を介して、サービス提供装置12に拒否を通知する。この場合、コンテンツ提供プログラムは、これ以降の処理を実行しないで、処理は終了する。
楽曲提供装置13から拒否が通知されてくると、ステップS2008において、コンテンツ配信プログラムは、拒否の通知を受信し、ステップS2009において、ネットワーク31を介して、PDA21に拒否を通知して、エラーメッセージを表示するなどの処理を実行して、これ以降の処理を実行しないで、処理は終了する。この場合、コンテンツ配信プログラムは、コンテンツを配信しないで、処理は終了する。
サービス提供装置12から拒否が通知されてくると、ステップS1006において、PDA21のコンテンツ再生プログラムは、拒否の通知を受信し、エラーメッセージを表示するなどの処理を実行して、これ以降の処理を実行しないで、処理は終了する。この場合、コンテンツ再生プログラムは、コンテンツを取得しないで、処理は終了する。
ステップS3003において、楽曲を提供すると判定された場合、ステップS3005に進み、コンテンツ提供プログラムは、楽曲を読み出す。楽曲は、コンテンツの一例である音声データである。
例えば、コンテンツ提供プログラムは、楽曲の提供要求に含まれている楽曲情報によって特定される楽曲の音声データを楽曲データベース111から読み出す。より詳細には、例えば、”aaaa”である楽曲名および”zzzz”であるアーティスト名である楽曲情報が楽曲の提供要求に含まれていると、ステップS3003において、コンテンツ提供プログラムは、”aaaa”である楽曲名および”zzzz”であるアーティスト名である楽曲情報で特定される楽曲に対する、”DDDD”である音声データを楽曲データベース111から読み出す。
ステップS3006において、コンテンツ提供プログラムは、ネットワーク31を介して、楽曲、すなわち、ステップS3005の処理で読み出した音声データをサービス提供装置12に送信する。
ステップS2010において、コンテンツ配信プログラムは、楽曲提供装置13から送信されてきた楽曲(音声データ)を受信する。例えば、コンテンツ配信プログラムは、楽曲提供装置13から送信されてきた楽曲を、通信部409に受信させる。
ステップS2011において、コンテンツ配信プログラムは、楽曲の配信先を決定する。例えば、PDA21および携帯電話機24が配信先に決定されると、ステップS2011において、コンテンツ配信プログラムは、ネットワーク31を介して、PDA21および携帯電話機24に楽曲を送信する。ステップS2011における配信先の決定の処理の詳細は、後述する。
ステップS1007において、PDA21のコンテンツ再生プログラムは、サービス提供装置12から送信されてきた楽曲を受信する。例えば、PDA21のコンテンツ再生プログラムは、無線LANインターフェース215に、サービス提供装置12から送信されてきた楽曲を受信させる。
PDA21のコンテンツ再生プログラムは、ステップS1008において、受信した楽曲を記録して、ステップS1009において、受信した楽曲を再生する。例えば、ステップS1008において、PDA21のコンテンツ再生プログラムは、受信した音声データをフラッシュメモリ213に記憶させる。そして、ステップS1009において、PDA21のコンテンツ再生プログラムは、オーディオ符号化/復号部219に、受信した音声データを再生させて、スピーカに音声を出力させる。
ステップS4001において、携帯電話機24のコンテンツ再生プログラムは、サービス提供装置12から送信されてきた楽曲を受信する。例えば、携帯電話機24のコンテンツ再生プログラムは、送受信回路部314に、サービス提供装置12から送信されてきた楽曲を受信させる。
携帯電話機24のコンテンツ再生プログラムは、ステップS4002において、受信した楽曲を記録して、ステップS4003において、受信した楽曲を再生して、処理は終了する。例えば、ステップS4002において、携帯電話機24のコンテンツ再生プログラムは、受信した音声データをメモリースティック351に記憶させる。そして、例えば、ステップS4003において、携帯電話機24のコンテンツ再生プログラムは、音声コーデック311に、受信した音声データを再生させて、スピーカ316に音声を出力させる。
このように、サービス提供装置12は、携帯電話機24のユーザが好む可能性の高いコンテンツを、携帯電話機24により多く配信することができる。
すなわち、例えば、PDA21のユーザ、およびPDA21のユーザと同じユーザ群1に属する携帯電話機24のユーザは、PDA21のユーザがリクエストした楽曲を聴くことが出来る。
以上のように、本発明においては、ユーザが好む可能性の高いコンテンツを、そのユーザにより多く配信することができる。その結果、ユーザは、自分が好む可能性の高いコンテンツをより多く知ることができるようになる。
なお、図8および図9の例において、1つの楽曲を提供する例を示したが、複数の楽曲を提供するようにしてもよい。この場合、例えば、PDA21は、複数の楽曲情報を送信し、サービス提供装置12は、複数の楽曲情報で示される楽曲毎に、上述した処理を実行する。
図14は、図8のステップS2005の楽曲の配信の可否の判定の処理の詳細の他の例を説明するフローチャートである。
ステップS11において、コンテンツ配信プログラムは、受信した楽曲情報に対応する、楽曲のランキングを更新する。例えば、”zzzz”であるアーティスト名および”aaaa”である曲名を含む楽曲情報をステップS2001の処理で受信した場合、コンテンツ配信プログラムは、”zzzz”であるアーティスト名および”aaaa”である曲名に対応して、楽曲関係情報データベース92に記録されているランキングを、その楽曲のリクエスト回数若しくはその楽曲の商業用レコードの売り上げ、または他の楽曲のリクエスト回数若しくは他の楽曲の売り上げなどを考慮して更新する。
また、ステップS11において、コンテンツ配信プログラムは、受信した楽曲情報に対応する、楽曲関係情報データベース92に記録されている楽曲関係情報のリクエスト回数を更新する。例えば、”zzzz”であるアーティスト名および”aaaa”である曲名を含む楽曲情報をステップS2001の処理で受信した場合、ステップS11において、コンテンツ配信プログラムは、”zzzz”であるアーティスト名および”aaaa”である曲名に対応して、楽曲関係情報データベース92に記録されている”30”であるリクエスト回数をインクリメントして”31”として、楽曲関係情報データベース92に記録する。
ステップS12において、コンテンツ配信プログラムは、楽曲関係情報データベース92に記録されている配信の可否の設定を基に、楽曲の配信が許可されているか否かを判定し、楽曲の配信が許可されていると判定された場合、ステップS13に進み、楽曲が既に配信されているか否かを判定する。
例えば、”zzzz”であるアーティスト名および”aaaa”である曲名を含む楽曲情報をステップS2001の処理で受信した場合、ステップS12において、コンテンツ配信プログラムは、”zzzz”であるアーティスト名および”aaaa”である曲名に対応して、楽曲関係情報データベース92に記録されている配信の可否の設定が”yes”である場合、楽曲の配信が許可されていると判定し、その配信の可否の設定が”no”である場合、楽曲の配信が許可されていないと判定する。
例えば、楽曲関係情報データベース92に楽曲を配信したか否かを示す配信済みフラグ(図示せず)を記録するようにし、ステップS13において、コンテンツ配信プログラムは、楽曲関係情報データベース92に記録されている配信済みフラグを基に、楽曲が既に配信されているか否かを判定する。例えば、コンテンツ配信プログラムは、配信済みフラグを、所定の期間(1週間)毎にリセットする。
ステップS13において、楽曲がまだ配信されていないと判定された場合、ステップS14に進み、コンテンツ配信プログラムは、受信したユーザ情報に対応する、ユーザ関係情報データベース91に記録されている、そのユーザに対応するリクエスト回数を更新する。例えば、”xxxx”であるユーザ識別番号および”yyyy”である暗証番号を含むユーザ情報をステップS2001の処理で受信した場合、ステップS14において、コンテンツ配信プログラムは、”xxxx”であるユーザ識別番号および”yyyy”である暗証番号に対応して、ユーザ関係情報データベース91に記録されている”5”であるリクエスト回数をインクリメントして”6”として、ユーザ関係情報データベース91に記録する。
ステップS15において、コンテンツ配信プログラムは、ユーザ関係情報データベース91のそのユーザに対応するリクエスト回数から、そのユーザから送信されてきた最初の楽曲情報であるか否か、すなわち、そのユーザの最初のリクエストであるか否かを判定し、そのユーザの最初のリクエストであると判定された場合、そのユーザからのリクエストに少なくとも1度は応えるようにするため、ステップS16に進み、楽曲を配信すると判定し、楽曲の配信の可否の判定の処理は終了する。
ステップS15において、そのユーザの最初のリクエストでないと判定された場合、ステップS17に進み、コンテンツ配信プログラムは、そのユーザのユーザ関係情報が楽曲提供条件に一致するか否かを判定する。例えば、楽曲提供条件は、性別が”女”である、年齢が”20”以下である、または性別が”男”であって年齢が”30”以上であるなどとすることができる。楽曲提供条件は、サービス提供会社2が任意に決めることができる。
例えば、楽曲提供条件が、性別が”男”であって年齢が”20”以上である場合、”xxxx”であるユーザ識別番号および”yyyy”である暗証番号を含むユーザ関係情報をステップS2001の処理で受信したとき、コンテンツ配信プログラムは、”xxxx”であるユーザ識別番号および”yyyy”である暗証番号に対応するユーザ関係情報と楽曲提供条件とを比較し、”xxxx”であるユーザ識別番号および”yyyy”である暗証番号に対応するユーザ関係情報として、”男”である性別および”20”である年齢が格納されているので、そのユーザのユーザ関係情報が楽曲提供条件に一致すると判定する。
なお、ステップS17における提供条件に比較されるユーザ関係情報は、性別または年齢などに限らず、ユーザに関係する情報であれば、いずれの情報であってもよい。
ステップS17において、そのユーザのユーザ関係情報が楽曲提供条件に一致すると判定された場合、ステップS16に進み、コンテンツ配信プログラムは、楽曲を配信すると判定し、楽曲の配信の可否の判定の処理は終了する。
楽曲提供条件は、サービス提供会社2が任意に定めることができる。これにより、特定のユーザ層からのリクエストに対してのみ、コンテンツ配信プログラムは、楽曲を配信することができる。
ステップS17において、そのユーザのユーザ関係情報が楽曲提供条件に一致しないと判定された場合、ステップS18に進み、コンテンツ配信プログラムは、受信した楽曲情報に対応する、楽曲のリクエスト回数が閾値を超えたか否かを判定する。
ステップS18において、楽曲のリクエスト回数が閾値を超えたと判定された場合、多数のリクエストがその楽曲によせられているので、ステップS16に進み、コンテンツ配信プログラムは、楽曲を配信すると判定し、楽曲の配信の可否の判定の処理は終了する。例えば、リクエスト回数と比較する閾値を1000とすれば、1000人のユーザからリクエストされた場合、楽曲を配信することになる。
これにより、コンテンツ配信プログラムは、一定数以上のリクエストがあった楽曲を配信することができる。
ステップS18において、楽曲のリクエスト回数が閾値を超えていないと判定された場合、ステップS19に進み、コンテンツ配信プログラムは、受信した楽曲情報に対応する、楽曲のランキングが閾値以下であるか否かを判定する。
ステップS19において、楽曲のランキングが閾値以下であると判定された場合、ステップS16に進み、コンテンツ配信プログラムは、楽曲を配信すると判定し、楽曲の配信の可否の判定の処理は終了する。例えば、ランキングと比較する閾値を10とすれば、楽曲のランキングがトップテンに入った場合、楽曲を配信することになる。
ステップS19において、楽曲のランキングが閾値以下でないと判定された場合、ステップS20に進み、コンテンツ配信プログラムは、受信した楽曲情報に対応する、楽曲のランキングの変化が閾値を超えたか否かを判定する。例えば、ステップS20において、コンテンツ配信プログラムは、楽曲関係情報のうちの、受信した楽曲情報に対応する前回ランキングからランキングを引き算することにより、楽曲のランキングの変化を求めて、これを閾値と比較する。
ステップS20において、楽曲のランキングの変化が閾値を超えたと判定された場合、その楽曲の人気が急速に高まっているので、ステップS16に進み、コンテンツ配信プログラムは、楽曲を配信すると判定し、楽曲の配信の可否の判定の処理は終了する。
ステップS20において、楽曲のランキングの変化が閾値を超えていないと判定された場合、ステップS15およびステップS17乃至ステップS20の処理で判定される楽曲の配信の条件がいずれも満たされないので、ステップS21に進み、コンテンツ配信プログラムは、楽曲を配信しないと判定し、楽曲の配信の可否の判定の処理は終了する。
ステップS13において、楽曲が既に配信されていると判定された場合、同じ楽曲を何度も配信する必要はないので、ステップS21に進み、コンテンツ配信プログラムは、楽曲を配信しないと判定し、楽曲の配信の可否の判定の処理は終了する。
ステップS12において、楽曲の配信が許可されていないと判定された場合、楽曲を配信することはできないので、ステップS21に進み、コンテンツ配信プログラムは、楽曲を配信しないと判定し、楽曲の配信の可否の判定の処理は終了する。
このように、サービス提供装置12は、ユーザ関係情報または楽曲関係情報を基に、任意に選択した所定の要件を満たす楽曲のみを配信すると判定することができる。
図15は、図9のステップS2011の楽曲の配信先の決定の処理の詳細の例を説明するフローチャートである。ステップS41において、コンテンツ配信プログラムは、ユーザ情報および楽曲情報を送信してきたユーザのユーザ群1を特定する。例えば、コンテンツ配信プログラムは、ステップS2001の処理で受信したユーザ識別番号および暗証番号に一致するユーザ識別番号および暗証番号に対応して記録されている、ユーザ関係情報の所属ユーザ群を取得することにより、ユーザのユーザ群1を特定する。
例えば、コンテンツ配信プログラムは、”xxxx”であるユーザ識別番号および”yyyy”である暗証番号からなるユーザ情報を送信してきた、ユーザの属するユーザ群1が、ユーザ関係情報データベース91から読み出されたユーザ関係情報において、”xxxx”であるユーザ識別番号および”yyyy”である暗証番号に対応する”cccc”である所属ユーザ群から、”cccc”であることを特定する。
ステップS42において、コンテンツ配信プログラムは、ステップS41の処理で特定されたユーザ群1と同じユーザ群1に属するユーザのアドレスを取得する。例えば、コンテンツ配信プログラムは、ユーザ関係情報データベース91から、ステップS41の処理で特定されたユーザ群1に対応して記録されているアドレスを取得する。すなわち、例えば、ステップS41の処理で”cccc”である所属ユーザ群を特定した場合、コンテンツ配信プログラムは、ユーザ関係情報データベース91から、”cccc”である所属ユーザ群を検出し、”cccc”である所属ユーザ群が検出されたとき、検出された所属ユーザ群に対応して記録されているアドレス(例えば、図11の”AAAA”または”CCCC”であるアドレス)を取得する。
ステップS43において、コンテンツ配信プログラムは、取得したアドレスを配信先として、処理は終了する。
このようにすることで、ユーザ情報および楽曲情報を送信してきたユーザが属するユーザ群1と同じユーザ群1に属するユーザのアドレスを、配信先とすることができる。その結果、ユーザ情報および楽曲情報を送信してきたユーザと同じユーザ群1に属するユーザは、楽曲情報で特定される楽曲、すなわち、リクエストされた楽曲を受信することができる。言い換えれば、本発明に係るコンテンツ提供システムからサービスを受けるユーザは、他のユーザがリクエストした楽曲を受信することができる。
同じユーザ群1に属するユーザは、コンテンツに対する嗜好が共通しているので、他のユーザがリクエストすることによって、そのユーザが受信した楽曲は、そのユーザに好まれる可能性が高い。
所定の条件を満たす場合に、他のユーザに楽曲を配信し、その条件を満たさない場合には、リクエストしたユーザにのみ楽曲を配信するようにもできる。
図16は、所定の条件を満たす場合に、他のユーザに楽曲を配信し、その条件を満たさない場合に、リクエストしたユーザにのみ楽曲を配信するときの、図9のステップS2011の楽曲の配信先の決定の処理の詳細の他の例を説明するフローチャートである。
ステップS61において、コンテンツ配信プログラムは、受信した楽曲情報に対応する、楽曲のリクエスト回数が閾値を超えたか否かを判定し、リクエスト回数が閾値を超えたと判定された場合、ステップS62に進み、ユーザ情報および楽曲情報を送信してきたユーザが属するユーザ群1を特定する。例えば、ステップS62において、コンテンツ配信プログラムは、ステップS2001の処理で受信したユーザ識別番号および暗証番号に一致するユーザ識別番号および暗証番号に対応して記録されている、ユーザ関係情報の所属ユーザ群を取得することにより、ユーザのユーザ群1を特定する。
ステップS63において、コンテンツ配信プログラムは、ステップS62の処理で特定されたユーザ群1と同じユーザ群1に属するユーザのアドレスを取得する。例えば、ステップS63において、コンテンツ配信プログラムは、ユーザ関係情報データベース91から、ステップS62の処理で特定されたユーザ群1に対応して記録されているアドレスを取得する。
ステップS64において、コンテンツ配信プログラムは、取得したアドレスを配信先として、処理は終了する。
ステップS61において、リクエスト回数が閾値を超えていないと判定された場合、ステップS65に進み、コンテンツ配信プログラムは、受信した楽曲情報に対応する、楽曲のランキングが閾値以下であるか否かを判定する。ステップS65において、ランキングが閾値以下であると判定された場合、ステップS62に進み、コンテンツ配信プログラムは、上述したステップS62乃至ステップS64の処理を実行して、ユーザ情報および楽曲情報を送信してきたユーザと同じユーザ群1に属するユーザのアドレスを配信先として、処理は終了する。
ステップS65において、ランキングが閾値以下でないと判定された場合、ステップS66に進み、コンテンツ配信プログラムは、受信した楽曲情報に対応する、楽曲のランキングの変化が閾値を超えたか否かを判定する。ステップS66において、ランキングの変化が閾値を超えたと判定された場合、ステップS62に進み、コンテンツ配信プログラムは、上述したステップS62乃至ステップS64の処理を実行して、ユーザ情報および楽曲情報を送信してきたユーザと同じユーザ群1に属するユーザのアドレスを配信先として、処理は終了する。
ステップS66において、ランキングの変化が閾値を超えていないと判定された場合、ステップS67に進み、コンテンツ配信プログラムは、ユーザ情報および楽曲情報を送信してきたユーザのアドレスを取得し、ステップS64に進む。ステップS64において、コンテンツ配信プログラムは、ユーザ情報および楽曲情報を送信してきたユーザのアドレスを配信先として、処理は終了する。例えば、ステップS67において、コンテンツ配信プログラムは、ユーザ関係情報データベース91から、受信したユーザ識別番号および暗証番号に一致するユーザ識別番号および暗証番号に対応して記録されているアドレスを取得する。
このように、サービス提供装置12は、楽曲関係情報と、所望の判定条件とを基にして、リクエストしたユーザにのみ楽曲を配信するか、リクエストしたユーザと同じユーザ群1に属する他のユーザに楽曲を配信するかを決定することができる。
図17は、コンテンツの提供の他の処理を説明するフローチャートである。ステップS3101において、楽曲提供装置13のコンテンツ提供プログラムは、楽曲データベースから配信しようとする楽曲、すなわち、音声データを読み出す。ステップS3102において、コンテンツ提供プログラムは、ユーザ群1の指定を取得する。例えば、コンテンツ提供プログラムは、楽曲提供装置13の管理者の操作に対応する入力部103からの信号、または予め記録されているユーザ群1を指定するデータを読み出すことによりを基に、ユーザ群1の指定を取得する。
ステップS3103において、コンテンツ提供プログラムは、ネットワーク31を介して、通信部105に、サービス提供装置12宛てに、ユーザ群1の指定および楽曲を送信させる。
ステップS2101において、サービス提供装置12のコンテンツ配信プログラムは、通信部85に、楽曲提供装置13から送信されてきた、ユーザ群1の指定および楽曲を受信させる。ステップS2102において、コンテンツ配信プログラムは、ユーザ関係情報データベース91から、ユーザ関係情報を読み出す。ステップS2103において、コンテンツ配信プログラムは、コンテンツの配信先を決定する。
図18は、ステップS2103の配信先の決定の処理の詳細の例を示すフローチャートである。ステップS81において、コンテンツ配信プログラムは、ユーザ関係情報データベース91から、指定されたユーザ群1に属するユーザのアドレスを取得する。すなわち、例えば、コンテンツ配信プログラムは、ユーザ関係情報データベース91に記録されているユーザ関係情報の所属ユーザ群のうち、指定されたユーザ群1と同じユーザ群1を示す所属ユーザ群を検索する。そして、コンテンツ配信プログラムは、検索された、指定されたユーザ群1と同じユーザ群1を示す所属ユーザ群に対応してユーザ関係情報データベース91に格納されているアドレスを読み出すことにより、指定されたユーザ群1に属するユーザのアドレスを取得する。
ステップS82において、コンテンツ配信プログラムは、ステップS81の処理で取得したアドレスを配信先として、処理は終了する。
図17に戻り、ステップS2104において、コンテンツ配信プログラムは、ステップS2103の処理で決定した配信先宛てに、ネットワーク31を介して、評価依頼と共に楽曲を送信する。
ステップS1101において、PDA21のコンテンツ再生プログラムは、通信部55に、サービス提供装置12から送信されてきた、評価依頼および楽曲を受信させる。ステップS1102において、PDA21のコンテンツ再生プログラムは、受信した楽曲を楽曲記憶部62または外部記憶装置56に記憶する。ステップS1103において、PDA21のコンテンツ再生プログラムは、受信した楽曲を再生して、出力部55に出力させる。ステップS1104において、PDA21のコンテンツ再生プログラムは、ユーザの操作に対応した入力部53からの信号を基に、”好き”または”嫌い”などの楽曲の評価を取得する。ステップS1105において、PDA21のコンテンツ再生プログラムは、通信部55に、ネットワーク31を介して、取得した評価をサービス提供装置12宛てに送信させる。
ステップS4101において、携帯電話機24のコンテンツ再生プログラムは、サービス提供装置12から送信されてきた、評価依頼および楽曲を受信する。ステップS4102において、携帯電話機24のコンテンツ再生プログラムは、受信した楽曲を記憶する。ステップS4103において、携帯電話機24のコンテンツ再生プログラムは、受信した楽曲を再生する。ステップS4104において、携帯電話機24のコンテンツ再生プログラムは、楽曲の評価を取得する。ステップS4105において、コンテンツ再生プログラムは、ネットワーク31を介して、取得した評価をサービス提供装置12宛てに送信する。
コンテンツ配信プログラムは、ステップS2105において、PDA21から送信されてきた評価を受信し、ステップS2106において、携帯電話機24から送信されてきた評価を受信する。ステップS2107において、コンテンツ配信プログラムは、評価の結果を集計する。ステップS2108において、コンテンツ配信プログラムは、通信部85に、ネットワーク31を介して、評価の集計結果を楽曲提供装置13に送信させる。
評価の集計結果は、例えば、その楽曲を好むユーザの割合、または、その楽曲を好むユーザとユーザ関係情報との相関などからなる。
ステップS3104において、コンテンツ提供プログラムは、サービス提供装置12から送信されてきた、評価の集計結果を受信する。ステップS3105において、コンテンツ提供プログラムは、受信した評価の集計結果を、送信した楽曲の楽曲関係情報に記録して、処理は終了する。
図19は、コンテンツの提供のさらに他の処理を説明するフローチャートである。ステップS3201において、楽曲提供装置13のコンテンツ提供プログラムは、楽曲データベースから配信しようとする楽曲、すなわち、音声データを読み出す。ステップS3202において、コンテンツ提供プログラムは、楽曲データベース111から、楽曲名またはアーティスト名などを含む楽曲関係情報を読み出す。ステップS3203において、コンテンツ提供プログラムは、通信部105に、ネットワーク31を介して、サービス提供装置12宛てに、楽曲関係情報および楽曲を送信させる。
ステップS2201において、サービス提供装置12のコンテンツ配信プログラムは、通信部85に、楽曲提供装置13から送信されてきた、楽曲関係情報および楽曲を受信させる。ステップS2202において、コンテンツ配信プログラムは、記録部81からユーザ群情報93を読み出し、ユーザ関係情報データベース91からユーザ関係情報を読み出す。
ユーザ群情報93は、例えば、図20で示されるように、ユーザ群特定情報と、ユーザ群に対応する嗜好情報とを含む。ユーザ群情報93のユーザ群特定情報は、ユーザ群1を特定する情報である。嗜好情報は、対応するユーザ群特定情報で特定されるユーザ群1に属するユーザの嗜好(特定の嗜好または曖昧な嗜好)を示す情報である。ユーザの嗜好とは、ユーザの楽曲についての好みをいい、例えば、楽曲のジャンル(ポップス、ジャズ、クラッシック、演歌など)、楽曲を演奏するアーティストの年齢層、楽曲を演奏するアーティストのルックスの分類などをいう。楽曲のジャンルは、さらに、アイドルの楽曲、バンドの楽曲、ソングライターの楽曲、シンガーが実演する楽曲など詳細に分類してもよい。また、楽曲のジャンルは、例えば、ポップスを、さらに、ブルース系、コーラス系、60年代系、テクノ系などに分類するように、さらに詳細に分類してもよい。
例えば、図20で示されるユーザ群情報93は、”cccc”であるユーザ群特定情報で特定されるユーザ群1のユーザは、”ポップス”である楽曲のジャンルを好むことを示す。また、図12で示されるユーザ群情報93は、”gggg”であるユーザ群特定情報で特定されるユーザ群1のユーザは、”ジャズ”である楽曲のジャンルを好むことを示す。
ステップS2203において、コンテンツ配信プログラムは、コンテンツの配信先を決定する。
図21は、ステップS2203の配信先の決定の処理の詳細の例を示すフローチャートである。ステップS101において、コンテンツ配信プログラムは、受信した楽曲関係情報から、受信した楽曲のジャンルを特定する。例えば、コンテンツ配信プログラムは、受信した楽曲関係情報に含まれる楽曲名およびアーティスト名と同じ楽曲名およびアーティスト名の楽曲関係情報を楽曲関係情報データベース92から検索し、検索された楽曲名およびアーティスト名に対応して記録されているジャンルを楽曲関係情報データベース92から取得することにより、受信した楽曲のジャンルを特定する。
ステップS102において、コンテンツ配信プログラムは、楽曲のジャンルを好むユーザが属するユーザ群1を特定する。例えば、コンテンツ配信プログラムは、ステップS101の処理で特定されたジャンルと同じジャンルを、ユーザ群情報93から検索し、検索されたジャンルに対応して格納されているユーザ群特定情報を取得することにより、楽曲のジャンルを好むユーザが属するユーザ群1を特定する。
例えば、ステップS101の処理で特定されたジャンルが”ポップス”である場合、ステップS102において、コンテンツ配信プログラムは、ユーザ群情報93の嗜好情報から”ポップス”を検索し、検索された”ポップス”に対応してユーザ群情報93に格納されている”cccc”であるユーザ群特定情報を取得することにより、”ポップス”を好む、すなわち送信されてきた楽曲を好むユーザが属するユーザ群1を特定する。
ステップS103において、コンテンツ配信プログラムは、ユーザ関係情報データベース91から、特定されたユーザ群1に属するユーザのアドレスを取得する。ステップS104において、コンテンツ配信プログラムは、ステップS103の処理で取得したアドレスを配信先として、処理は終了する。
図19に戻り、ステップS2204において、コンテンツ配信プログラムは、ステップS2203の処理で決定した配信先宛てに、ネットワーク31を介して、評価依頼と共に楽曲を送信する。
ステップS1201乃至ステップS1205の処理、ステップS4201乃至ステップS4205の処理、ステップS2205乃至ステップS2208の処理、並びにステップS3204およびステップS3205の処理は、それぞれ、図17のステップS1101乃至ステップS1105の処理、ステップS4101乃至ステップS4105の処理、ステップS2105乃至ステップS2108の処理、並びにステップS3104およびステップS3105の処理と同様なのでその説明は省略する。
なお、楽曲提供装置13は、楽曲と共に嗜好情報をネットワーク31を介してサービス提供装置12に送信し、サービス提供装置12は、楽曲提供装置13から送信されてきた嗜好情報を基に、楽曲の配信先を決定するようにしてもよい。
コンテンツ提供システムは、リクエストされた楽曲に関係する楽曲をユーザ群1に属するユーザに配信するようにしてもよい。
図22および図23は、リクエストされた楽曲に関係する楽曲をユーザ群1に属するユーザに配信する場合の、コンテンツの提供のさらに他の処理を説明するフローチャートである。ステップS1301乃至ステップS1304の処理およびステップS2301乃至ステップS2305の処理は、それぞれ、図8のステップS1001乃至ステップS1004の処理およびステップS2001乃至ステップS2005の処理と同様なので、その説明は省略する。
ステップS2306において、サービス提供装置12のコンテンツ配信プログラムは、ステップS2301の処理で受信した楽曲情報から特定される、要求された楽曲に関係する楽曲を選択する。
例えば、コンテンツ配信プログラムは、1つの楽曲情報から、関係する楽曲を選択する。例えば、コンテンツ配信プログラムは、楽曲関係情報データベース92に格納されている楽曲関係情報を基に、受信した楽曲情報に含まれるアーティスト名から同じアーティストの他の楽曲を選択する。また、例えば、コンテンツ配信プログラムは、楽曲関係情報データベース92に格納されている楽曲関係情報を基に、受信した楽曲情報に含まれる楽曲名から、同じ発売日の他の楽曲を選択する。さらに例えば、コンテンツ配信プログラムは、作曲家または作詞家が共通する楽曲を選択するようにしてもよい。
コンテンツ配信プログラムは、複数の情報を組み合わせて、関係する楽曲を選択するようにしてもよい。例えば、コンテンツ配信プログラムは、同じ楽曲提供会社3から提供される楽曲であって、ランキングが20以内の楽曲を選択するようにしてもよい。
ステップS2307において、コンテンツ配信プログラムは、ネットワーク31を介して、要求された楽曲および選択された楽曲の提供要求を楽曲提供装置13に送信する。
ステップS3301乃至ステップS3306の処理、ステップS2308乃至ステップS2313の処理、ステップS1305乃至ステップS1309の処理、およびステップS4301乃至ステップS4303の処理のそれぞれは、1または複数の楽曲を提供する点を除いて、図8または図9のステップS3001乃至ステップS3006の処理、ステップS2007乃至ステップS2012の処理、ステップS1005乃至ステップS1009の処理、およびステップS4001乃至ステップS4003の処理のそれぞれと同様なので、その説明は省略する。
以上のように、本発明においては、コンテンツの配信を要求した情報処理装置11のユーザと同じ嗜好の他のユーザの他の情報処理装置11に、ネットワークを介して、コンテンツを送信するようにしたので、ユーザが好む可能性の高いコンテンツを、そのユーザにより多く配信することができる。その結果、ユーザは、自分が好む可能性の高いコンテンツをより多く知ることができるようになる。
なお、サービス提供装置12および楽曲提供装置13は、異なる装置として説明したが、1つの装置として実現することもできる。この場合、1つの装置に、サービス提供装置12の対応する機能および楽曲提供装置13に対応する機能を設けるようにすればよい。
このように、コンテンツの配信先を基に、ネットワークを介して、コンテンツを送信するようにした場合には、コンテンツを配信することができる。また、コンテンツの配信を要求した第1の情報処理装置および第1の情報処理装置に対して所定の関係を有する第2の情報処理装置の中から、コンテンツの配信先を選択し、選択されたコンテンツの配信先を基に、ネットワークを介した、コンテンツの送信を制御するようにした場合には、ユーザが好む可能性の高いコンテンツを、そのユーザにより多く配信することができる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、図5または図7に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク261若しくは磁気ディスク451(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク262若しくは光ディスク452(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク263若しくは光磁気ディスク453(MD(Mini-Disc)(商標)を含む)、若しくは半導体メモリ264若しくは半導体メモリ454などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているフラッシュメモリ213またはROM402や、記録部408に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、上述した一連の処理を実行させるプログラムは、必要に応じてルータ、モデムなどのインタフェースを介して、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を介してコンピュータにインストールされるようにしてもよい。
また、本明細書において、記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
なお、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
1 ユーザ群, 11 情報処理装置, 12 サービス提供装置, 13 楽曲提供装置, 21 PDA, 22 無線LAN, 23 インターネット, 24 携帯電話機, 25 携帯電話回線網, 26 ポータブルプレーヤ, 27 無線LAN, 28 パーソナルコンピュータ, 29 衛星放送回線, 31 ネットワーク, 51 記憶部, 52 処理部, 53 入力部, 54 出力部, 55 通信部, 56 外部記憶装置, 61 設定情報記憶部, 62 楽曲記憶部, 81 記録部, 82 処理部, 83 入力部, 84 出力部, 85 通信部, 91 ユーザ関係情報データベース, 92 楽曲関係情報データベース, 93 ユーザ群情報, 101 記録部, 102 処理部, 103 入力部, 104 出力部, 105 通信部, 111 楽曲データベース, 211 CPU, 212 SDRAM, 213 フラッシュメモリ, 215 無線LANインターフェース, 219 オーディオ符号化/復号部, 261 磁気ディスク, 262 光ディスク, 263 光磁気ディスク, 264 半導体メモリ, 301 主制御部, 314 送受信回路部, 401 CPU, 402 ROM, 403 RAM, 408 記録部, 409 通信部, 451 磁気ディスク, 452 光ディスク, 453 光磁気ディスク, 454 半導体メモリ