JP4590235B2 - 内視鏡用光源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数種の内視鏡のうち、1つを選択的に接続可能な内視鏡用光源装置に関する。
従来より、内視鏡は、医療分野等で広く利用されている。内視鏡は、細長な挿入部を有して構成されている。内視鏡は、体腔内に上記挿入部を挿入することによって、体腔内の臓器等を観察したり、必要に応じて処置具挿通チャンネル内に挿入した処置具を用いて各種処置をすることができる。
このような内視鏡を備えた内視鏡装置では、光源装置からの照明光をライトガイド等を用いて導光して被検体も目的部位を照明し、その戻り光を取り込んで内視鏡像を得ている。
上記内視鏡装置は、撮像手段により内視鏡像を撮像し、信号処理装置(以下、プロセッサ)にて信号処理することにより、観察モニタに内視鏡画像を表示して生体組織を観察できるようになっている。
内視鏡装置は、通常の生体組織観察を行う場合、光源装置で可視光領域の白色光(以下、通常光)を発光し、例えばRGB等の回転フィルタを介することで面順次光として被検体の目的部位を照明し、戻り光に基づく画像信号をプロセッサで同時化して画像処理することでカラー画像を得るようなっている(以下、面順次方式)。
もしくは、内視鏡装置は、内視鏡に内蔵される固体撮像素子の撮像面前面にカラーチップを配し、通常光による戻り光をカラーチップにてRGBに分離して撮像し、プロセッサで画像処理することによりカラー画像を得るようになっている(以下、同時方式)。
一方、生体組織においては、照射される光の波長により光の吸収特性及び散乱特性が異なるため、種々の特殊光観察用内視鏡装置が提案されている。
例えば、面順次方式では、近年、特開2002−336196号公報に示されているように、紫外光や青色光を励起光として生体組織に照射して生体組織から発生させた自家蛍光が正常部と病変部とで異なることを利用して診断を行う蛍光観察用内視鏡装置が提案されている。
また、特開2000−41942号公報に示されているように、赤外光を照明光として生体組織に照射し、生体組織の深部の観察が可能な赤外光観察用内視鏡装置が提案されている。更に、特開2002−95635号公報に示されているように、青色の狭帯域光を照明光として生体組織に照射し、生体組織の粘膜表層付近の観察が可能な狭帯域光観察用内視鏡装置が提案されている。
これらの観察に用いられる内視鏡は、最低でも通常光観察と、少なくとも1つの特殊光観察との2種類の観察が行えるようになっている。例えば、蛍光観察用内視鏡では、通常光観察、蛍光観察が可能である。また、赤外光観察用内視鏡装置では、通常光観察と赤外光観察が可能である。更に、狭帯域光観察用内視鏡装置では、通常光観察と狭帯域光観察が可能である。
一方、同時方式においても、同様に、最近でも通常光観察と少なくとも1つの特殊光観察が行え、例えば、狭帯域光観察用内視鏡では、通常光観察と狭帯域光観察、蛍光観察用内視鏡では通常光観察と蛍光観察が可能等である。
これら特殊光観察用内視鏡装置において、通常光観察と特殊光観察の切換操作は、内視鏡の操作部やプロセッサ,光輝装置のフロントパネル上に設けられたスイッチ、内視鏡のフットスイッチの操作等によって行われるようになっている。
また、近年、複数の特殊光観察モードを、1セットのプロセッサ、光源装置にて使用可能にしたいという要望が高まっている。例えば、ある内科用ユーザは狭帯域観察用内視鏡として用いたり、外科用ユーザは蛍光観察用内視鏡として用い、別の外科用のユーザは赤外光観察用内視鏡として用いるといった、ユーザ特に内科外科によるといった用途が考えられる。
ここで、特殊光観察は、観察モードに応じて、光源装置から供給される照明光の分光特性、内視鏡の対物光学系の透過特性や固体撮像素子の種類、プロセッサ装置内の信号処理等が異なる。
このように、従来の光源装置は、観察モードに応じた観察モードフィルタを複数設けた観察モード切換ターレットにある特殊観察モード用のフィルタを設けることが考えられる。
特開2002−336196号公報 特開2000−41942号公報 特開2002−95635号公報
一方で、内視鏡の中でも内科用と外科用等々、種類に応じて内視鏡入射端に入光できる最大の許容光量が決まっている。このため、光源装置は、内視鏡の種類に応じて供給する最大の光量を自動で規制する必要があり、内視鏡の種類に適用した減光フィルタを設ける必要がある。
しかしながら、例えば、通常の外科用の内視鏡の最大許容光量を「1」とすると、高輝度の外科用の内視鏡は2倍、内科用の内視鏡が1.3〜1.6倍と様々あり、減光フィルタで減光する必要がある。
そこで、ターレット板にこれらの減光フィルタから光学フィルタ、特殊な光フィルタ全てを上記観察モード切換ターレットに設けると、このターレットが巨大化してしまい、結果として装置自体が大型化してしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、様々な光学フィルタ、特殊観察用フィルタ、減光フィルタを設けても小型な光源装置を提供することを目的とする。
本発明による内視鏡用光源装置は、複数種の内視鏡のうち、1つを選択的に接続可能な内視鏡接続部と、前記内視鏡接続部に接続された内視鏡に供給するための照明光を発生する光源と、前記光源により発生した照明光を前記接続された内視鏡に導光する光学系と、前記複数種の内視鏡のそれぞれの観察モードに応じて前記光源からの光の波長領域を制限する複数種の観察フィルタを設け、前記接続された内視鏡の観察モードに応じて該当する観察フィルタを前記光学系の光路上に配置可能な観察フィルタ用ターレットと、前記複数種の内視鏡のそれぞれの観察モードに応じて前記光源からの光を減光する複数種の減光フィルタを設け、前記接続された内視鏡に応じて該当する減光フィルタを前記光学系の光路上に配置可能な減光フィルタ用ターレットと、を具備し、前記減光フィルタ用ターレットは、前記複数種の減光フィルタが設けられていない部分に、前記光源からの光を透過するように、前記光学系の光路上に配置され得る部分に沿って光通過用小孔を複数設けたことを特徴としている。

本発明の内視鏡用光源装置は、様々な光学フィルタ、特殊観察用フィルタ、減光フィルタを設けても小型化できるという効果を有する。
以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
図1ないし図30は本発明の一実施例に係わり、図1は一実施例の内視鏡用光源装置を備えた内視鏡システムを示す全体構成図、図2は図1の光源装置の内部構成を示すブロック図、図3は図2の制御基板の内部構成を示すブロック図、図4は図1の光源装置の正面図、図5は図4の操作パネルの構成を示す拡大図、図6は図4の変形例を示す光源装置の正面図、図7は図6の操作パネルの構成を示す拡大図、図8は図2のキセノンランプからの光路を示す概略斜視図、図9は図8の観察モード切換ターレット付近を示す正面図、図10は図8の減光メッシュターレット付近を示す正面図、図11は図10の第1の変形例を示す減光メッシュターレットの正面図、図12は図10の第2の変形例を示す減光メッシュターレットの正面図、図13は図10の減光メッシュターレットの詳細構成を示す斜視図、図14は図13の減光メッシュの貼り方の変更例を示す斜視図、図15は図14の減光メッシュターレットの裏側を示す斜視図、図16は図1の内視鏡のコネクタが光源に接続された状態の位置関係を示す概略説明図、図17は図8のコネクタ受け部付近を示す斜視図、図18は図17のコネクタ受け部付近の断面図、図19は図18のコネクタ受け部に通常軟性内視鏡の光源コネクタが接続された際の断面図、図20は図18のコネクタ受け部に高輝度硬性内視鏡の光源コネクタが接続された際の断面図、図21は図18のコネクタ受け部に通常硬性内視鏡の光源コネクタが接続された際の断面図、図22は図18における第1,第2フォトセンサと第1,第2突起部との関係を示す概略説明図、図23は図19における第1,第2フォトセンサと第1,第2突起部との関係を示す概略説明図、図24は図20における第1,第2フォトセンサと第1,第2突起部との関係を示す概略説明図、図25は第3フォトセンサと第3突起部との関係を示し、第3フォトセンサがオフしている状態の概略説明図、図26は第3フォトセンサと第3突起部との関係を示し、第3フォトセンサがオンしている状態の概略説明図、図27はMPUが行うメインフローチャート、図28はMPUが行う内視鏡切換制御フローチャート、図29はMPUが行うメモリ書き込み制御フローチャート、図30はMPUが行う観察モード切換制御フローチャートである。
図1に示すように内視鏡システム1は、複数種の内視鏡2と、内視鏡用光源装置(以下、単に光源装置)3と、ビデオプロセッサ4と、モニタ5とを有して構成されている。尚、前記光源装置3にはフットスイッチ6が接続されるようになっている。
前記複数種の内視鏡2は、通常軟性内視鏡11と、通常硬性内視鏡13と、高輝度硬性内視鏡14である。
前記通常硬性内視鏡13及び前記高輝度硬性内視鏡14は、それぞれカメラヘッド15が取り付けられている。これらカメラヘッド15は、延出するカメラケーブル16の端部に電気コネクタ17が設けられており、前記ビデオプロセッサ4に着脱自在に接続されるようになっている。尚、図示しないが前記カメラヘッド15には、前記通常硬性内視鏡13又は前記高輝度硬性内視鏡14から供給される内視鏡像を撮像する撮像素子が内蔵されている。
また、通常硬性内視鏡13及び高輝度硬性内視鏡14は、図示しないトラカールを介して患者の腹腔内に挿入される挿入部21と、この挿入部21の基端側に連設する接眼部22とを有している。
前記通常硬性内視鏡13は、前記接眼部22から延出するライトガイドケーブル23の端部に前記光源装置3と着脱自在に接続される光源コネクタ24cを設けている。また、前記高輝度硬性内視鏡14は、前記接眼部22から延出するライトガイドケーブル23の端部に前記光源装置3と着脱自在に接続される光源コネクタ24dを設けている。
前記通常軟性内視鏡11は、体腔内に挿入される細長な挿入部31と、この挿入部31の基端側に連設される操作部32とを有している。
前記通常軟性内視鏡11は、前記操作部32から延出するユニバーサルケーブル33の端部に前記光源装置3と着脱自在に接続される光源コネクタ24aを設けている。
この光源コネクタ24aの側部には、電気ケーブル35が延出してこの端部に前記ビデオプロセッサ4に着脱自在に接続される電気コネクタ36を設けている。
前記挿入部31は、軟性を有する可撓管部37と、この可撓管部37の先端側に設けられた湾曲部38と、この湾曲部38の先端側に設けられた先端部39とを有して構成されている。前記先端部39には、体腔内の観察部位を撮像する後述の撮像素子が内蔵されている。尚、図1中、前記光源装置3及び前記ビデオプロセッサ4には、前記通常軟性内視鏡11が接続されている。
図2に示すように前記通常軟性内視鏡11は、ライトガイド31aが挿通配設されている。このライトガイド31aは、前記光源コネクタ24aが前記光源装置3に着脱自在に接続されて照明光を供給されるようになっている。
光源装置3から供給される照射光は、ライトガイド31aにより前記挿入部31の先端側に伝達される。このライトガイド31aの出射端面に伝送された照明光は、その端面に配設される照明光学系39aから被検体の観察対象部位を照明するようになっている。
また、挿入部31の先端部39には、前記照明光学系39aに隣接して観察対象部位からの光を取り込み、光学像を結ぶための対物光学系39bが配設されている。前記対物光学系39bの後方には、撮像素子としてCCD39cが配設されている。
前記CCD39cから延出する信号線31bは、前記挿入部31を挿通して更に電気ケーブル35と通って前記電気コネクタ36に至り、この電気コネクタ36を介して前記ビデオプロセッサ4に電気的に接続するようになっている。前記CCD39cは、前記ビデオプロセッサ4内に設けた図示しないCCD駆動回路から出力される駆動信号により駆動されるようになっている。このCCD39cは、結像された光学像を光電変換して撮像信号を前記ビデオプロセッサ4に出力するようになっている。
前記ビデオプロセッサ4は、前記通常軟性内視鏡11の前記CCD39cから出力される撮像信号を図示しない映像信号処理回路により信号処理して標準的な映像信号を生成し、モニタ5に出力してこのモニタ5の表示画面に表示するようになっている。
また、前記通常軟性内視鏡11は、送気管路31cが挿通配設されている。この送気管路31cは、前記光源コネクタ24aが前記光源装置3に着脱自在に接続されて空気を供給されるようになっている。
光源装置3から供給される空気は、送気管路31cにより挿入部31の先端側に伝達される。この送気管路31cの出射端面に伝送された空気は、その端面に設けたノズル39dから前記対物光学系39bの最先端側に向けて送気するようになっている。
また、前記通常硬性内視鏡13及び前記高輝度硬性内視鏡14においては、ライトガイド31a,照明光学系39a及び対物光学系39bのみ同様な構成である。尚、前記通常硬性内視鏡13及び前記高輝度硬性内視鏡14は、前記対物光学系39bの後方にリレーレンズ系等の図示しない像伝達光学系が設けられており、前記接眼部22まで光学像を伝達可能に構成されている。
次に、前記光源装置3について説明する。
前記光源装置3は、内視鏡接続部としてのコネクタ受け部41と、光源であるキセノンランプ42と、スイッチングレギュレータ43と、温度スイッチ44と、制御基板45と、内視鏡接続検知センサ46と、フロントパネル47と、光学系48と、絞り49と、観察モード切換ターレット51と、減光メッシュターレット52と、送気ポンプ(以下、単にポンプ)53と、フットスイッチ接続部54と、自動/手動点灯切換スイッチ55と、通信コネクタ56とを有して構成されている。
前記コネクタ受け部41には、前記内視鏡2(通常軟性内視鏡11(2種類の最大光量が設定できる)、通常硬性内視鏡13、高輝度硬性内視鏡14)の光源コネクタ24a,24c,24dのうち、1つが選択的に着脱自在に接続されるようになっている。
このコネクタ受け部41には、前記内視鏡接続検知センサ46が設けられている。
この内視鏡接続検知センサ46は、例えば、後述する第1〜第3の3つのフォトセンサにより構成されており、接続される内視鏡2の種類を検知するようになっている。尚、前記内視鏡接続検知センサ46の詳細構成についても後述する。
ここで、前記内視鏡2(通常軟性内視鏡11、通常硬性内視鏡13、高輝度硬性内視鏡14)では、種類に応じて光源装置3の設定内容が異なる。
例えば、前記通常軟性内視鏡11は、上述したように送気管路31cが配設されているので、光源装置3のポンプ53により空気を送気可能となっている。一方、前記通常硬性内視鏡13及び前記高輝度硬性内視鏡14は、送気の必要がないのでポンプ53を使用しないようになっている。
また、前記内視鏡2(通常軟性内視鏡11、通常硬性内視鏡13、高輝度硬性内視鏡14)では、種類に応じて入光可能な照明光の最大光量が決まっている。
本実施例では、光源装置3に接続される内視鏡2(通常軟性内視鏡11、通常硬性内視鏡13、高輝度硬性内視鏡14)の種類を検知し、光源装置3を自動設定するように構成している。また、本実施例では、光源装置3に接続される内視鏡2の種類に応じて供給する照明光の最大光量を自動設定するように構成している。
前記キセノンランプ42は、キセノンガス中の放電を利用したランプである。このキセノンランプ42のスペクトルは、自然太陽光に近似しており、自然光照明(高照度)光が得られる。
前記スイッチングレギュレータ43は、入力電圧を高速にオン/オフ(スイッチング)してパルスに変換し、平滑した安定した直流電圧を得る方式の電源安定装置である。このスイッチングレギュレータ43は、前記制御基板45から供給される入力電圧を直流電圧に変換し、装置各部へ供給するようになっている。
前記温度スイッチ44は、前記キセノンランプ42の近傍に配置され、このキセノンランプ42付近の温度が所定値になると、オンして前記制御基板45にオン信号を出力するようになっている。この信号のやりとりをすることにより、制御基板45はキセノンランプ42をオフするようになっている。
自動/手動点灯切換スイッチ55は、光源装置3の電源をオンしたときに前記キセノンランプ42を自動点灯するか、手動点灯するかを選択可能なスイッチである。
前記通信コネクタ56は、前記ビデオプロセッサ4の通信用ケーブル57が接続されるようになっている。
前記光学系48は、前記キセノンランプ42により発生した光を前記光源コネクタ24a,24c,24dのうち、選択的に接続された1つの光源コネクタから突出するライトガイド58の入射端面に集光するレンズ群により構成されている。
これらレンズ群により構成される光路上には、前記観察モード切換ターレット51と前記減光メッシュターレット52及び前記絞り49が配置されるようになっている。
これらターレット51,52及び絞り49にはそれぞれモータ59a,59b,59cが設けられている。
前記絞り49には扇状の凹部49aが形成されており(図8参照)、モータ59cの駆動によって光路上をその扇状の凹部49aの位置が移動することで、照明光を所望の光量に絞るようになっている。
また、前記観察モード切換ターレット51及び前記減光メッシュターレット52は、モータ59a,59bの駆動によって所望のフィルタが光路上に配置されるようになっている。尚、前記観察モード切換ターレット51及び前記減光メッシュターレット52の詳細構成は、後述する。
前記フットスイッチ接続部54には、前記フットスイッチ6のフットスイッチケーブル6aが接続されるようになっている。前記フロントパネル47は、各種設定、各種表示が行えるようになっている。尚、このフロントパネル47の詳細構成は、後述する。
前記ポンプ53は、前記通常軟性内視鏡11に送気として空気(Air)を供給するようになっている。このポンプ53からの空気は、図示しない管路を通って前記コネクタ受け部41から通常軟性内視鏡11に供給されるようになっている。
前記制御基板45は、装置各部を制御するMPU( Micro Processing Unit )61と、このMPU61のプログラムを保存するための図示しないROM( Read Only Memory )又はSRAM( Static Random Access Memory )及び動作中のデータを記憶するためのFRAM( Ferroelectric Random Access Memory )62が設けられている。
尚、前記FRAM62は、後述するように接続される内視鏡2の種類に応じて光源装置3の設定内容を予め記憶している。また、この設定内容は、書き換え可能である。
図3に示すように制御基板45は、前記MPU61及び前記FRAM62の他に、前記MPU61によって制御される観察モード切換ターレット制御部63、減光メッシュターレット制御部64、絞り制御部65、内視鏡接続検知部66、ポンプ制御部67、ランプ点灯制御部68、温度スイッチ検知部69、フットスイッチ検知部71、通信制御部72、自動/手動点灯切換制御部73、フロントパネル制御部74が設けられている。
前記観察モード切換ターレット制御部63は、前記観察モード切換ターレット51の所望の光学フィルタが光路上に配置されるように前記モータ59aを制御するようになっている。尚、この観察モード切換ターレット51には、前記キセノンランプ42が切れたときのために、スペア用ハロゲンランプ75が設けられている。
前記観察モード切換ターレット制御部63は、前記キセノンランプ42が切れた際、前記スペア用ハロゲンランプ75が光路上に入るように観察モード切換ターレット51のモータ59aを駆動して前記内視鏡2に光を供給するようになっている。
前記減光メッシュターレット制御部64は、前記減光メッシュターレット52を所望のフィルタが光路上に配置されるように前記モータ59bを制御するようになっている。
前記絞り制御部65は、前記キセノンランプ42からの照明光が所望の光量となるように前記絞り49の位置を調整するために前記モータ59cを制御するようになっている。
本実施例では、前記内視鏡2の光源コネクタ(24a,24c,24d)がコネクタ受け部41から抜けているときや、通信用ケーブル57が抜けているとき、内視鏡接続検知部66の故障、ビデオプロセッサ4の電源がオフの際に、前記絞り49を所定の開度となるように制御している。
これにより、光源装置3は検査中に、内視鏡接続検知部66が故障などして誤検知したときや、通信用ケーブル57が断線したり、抜けたりした際に、前記絞り49を全閉にすることなく、医療処置に必要な照明光の光量を保てる。
尚、前記コネクタ受け部41は、前記内視鏡2の光源コネクタ(24a,24c,24d)が未接続の場合、開閉部材(後述する図18のフレキシブル部材106)により意図しない照明光が前記コネクタ受け部41から外に出ないようになっている。
一方、前記内視鏡接続検知部66は、前記内視鏡接続検知センサ46からのオンオフ信号を検知して前記MPU61に出力するようになっている。
前記ポンプ制御部67は、前記ポンプ53を制御駆動するようになっている。
前記温度スイッチ検知部69は、前記温度スイッチ44からのオン信号を検知して前記MPU61に出力するようになっている。
前記フットスイッチ検知部71は、前記フットスイッチのオンオフ信号を検知して前記MPU61に出力するようになっている。
前記通信制御部72は、前記ビデオプロセッサ4等と前記MPU61との通信を制御するようになっている。
前記ランプ点灯制御部68は、前記キセノンランプ42の点灯を制御するようになっている。
前記自動/手動点灯切換制御部73は、前記自動/手動点灯切換スイッチ55の信号を検知して前記MPU61に出力するようになっている。
ここで、従来の光源装置は、電源オンしたとき、使用環境の違いから外科用(硬性内視鏡)では自動点灯、内科用(軟性内視鏡)では手動点灯となるようにしていた。
本実施例では、ユーザの使用環境に合わせて、光源装置3の電源オン時にキセノンランプ42が自動点灯、手動点灯ができるようにしている。
即ち、自動/手動点灯切換スイッチ55は、予めユーザにより押下操作されて自動設定をしている際、電源オンした起動時に自動的にキセノンランプ42を点灯するように構成している。また、この自動/手動点灯切換スイッチ55は、手動設定をしている際、ユーザが電源オンした起動時にキセノンランプ42の点灯は操作パネルのスイッチ(例えば、図5「LAMP」スイッチ87a)等で手動で行うようになっている。
これにより、光源装置3は、ユーザの使用環境に合わせて、電源オン時にキセノンランプ42が自動点灯、手動点灯可能である。
前記フロントパネル制御部74は、前記MPU61の制御により前記フロントパネル47における各種設定、各種表示を制御するようになっている。
前記MPU61は、前記フロントパネル74で操作される各種設定に基づき、前記制御基板45の各部を制御することで、前記光源装置3内の各部を制御するようになっている。
本実施例では、前記コネクタ受け部41における接続状態を検出してこの接続状態に基づき、前記FRAM62に記憶されている各種設定内容を自動設定するように構成されている。
次に、前記光源装置3のフロントパネル47を説明する。
図4に示すように前記光源装置3のフロントパネル47には、電源スイッチ81と、操作パネル82と、前記コネクタ受け部41とを設けている。
前記電源スイッチ81の上には、電源表示81aが設けられている。即ち、電源スイッチ81が押下操作されて装置の電源がオンした際、前記電源表示81aが点灯して電源オン状態を告知するようになっている。
前記コネクタ受け部41は、前記内視鏡2(通常軟性内視鏡11、通常硬性内視鏡13、高輝度硬性内視鏡14)の光源コネクタ24a,24c,24dのうち、1つが選択的に接続されるようになっている。
前記操作パネル82は、例えば、図5に示すように構成されている。
図5に示すように前記操作パネル82には、ブライトネス表示部83と、スペアランプ表示部84と、送気設定表示部85と、使用時間表示部86と、ランプ制御設定表示部87と、イルミネーションモード設定表示部88とを設けている。
前記ブライトネス表示部83には、前記キセノンランプ42の明るさを表示するインジケータ83aが設けられている。また、前記スペアランプ表示部84は、前記キセノンランプ42が切れて前記観察モード切換ターレット51の前記スペア用ハロゲンランプ75に切り換わったとき、点灯するようになっている。
また、この表示は、スペア用ハロゲンランプ75が断線したり、外れたり、装着されていないときは点滅するようになっている。
前記送気設定表示部85は、送気オンオフスイッチ85aと、送気レベルスイッチ85bとを設けている。送気オンオフスイッチ85aは、内視鏡2に空気を送気するためのスイッチである。また、送気レベルスイッチ85bは、前記送気レベルを設定するスイッチである。
前記使用時間表示部86は、カウンタリセットスイッチ86aと、キセノンランプ42の使用時間を表示する使用時間表示部86bが設けられている。
前記ランプ制御設定表示部87は、ランプオンオフスイッチ87aと、自動/手動設定スイッチ87bと、操作ボタン87cとを設けている。
前記ランプオンオフスイッチ87aは、前記電源スイッチ81のオン後、ランプをオンオフするためのスイッチである。このランプオンオフスイッチ87aにおいて、オフは不用意にランプが消灯しないように長押しで実施される。
前記自動/手動設定スイッチ87bは、前記ブライトネス調整を自動/手動で行うための切換スイッチである。
また、操作ボタン87cは、前記ブライトネス調整が手動で行われる際に、このブライトネス調整値をアップ、ダウンするためのボタンである。これらアップ、ダウンボタンを適宜操作することによって設定値を徐々に高くなる方向、又は、前記設定値を徐々に低くなる方向に変化させられるようになっている。
前記イルミネーションモード設定表示部88は、フィルタモードスイッチ88aと、特殊光観察表示部88bとを設けている。
前記フィルタモードスイッチ88aは、特殊光観察を行う際に特殊光観察モードを選択するスイッチである。
前記特殊光観察表示部88bは、特殊光観察の狭帯域光観察や蛍光観察等の使用可能(有効)な3つの特殊光観察モードを表すモードLED88cが設けられている。尚、図5中、これらモードLED88cは、特殊光観察モード「A」,「B」及び「C」の3つのモード名を表示している。
この特殊光観察表示部88bは、前記ビデオプロセッサ4に上記特殊光観察のオプション機能を搭載した基板が存在した(ディップスイッチ等でもよい)際、前記電源スイッチ81が押下操作されて装置が電源オン状態のとき、使用可能な特殊光観察モードに対応するモードLED88cが緑色に点灯するようになっている。例えば、特殊光観察のAとBとが備わっていれば、特殊光観察モード「A」と「B」とが緑色に点灯し、「C」は消灯のままとなる。
また、特殊光観察表示部88bは、各特殊光観察に対応した内視鏡2が接続されると、接続された内視鏡2の特殊観察モードに対応した特殊光観察モードに対応するモードLED88cのみが緑色に点灯したまま、他の表示を消灯するようになっている。例えば、特殊光観察のAが可能な内視鏡の接続であれば、特殊光観察モード「A」は緑色の点灯のまま、「B」は消灯へ、「C」は消灯のままとなる。
更に、このとき、フィルタモードスイッチ88aも点灯し、フィルタモードスイッチ88aとして使えるようになる。これにより、特殊光観察表示部88bは、フィルタモードスイッチ88aを押下操作し特殊光観察モードとなり、各特殊光観察に対応した表示が緑色から白色に点灯するようになっている(切換スイッチは、設定により、フットスイッチ、内視鏡のスイッチ等でもよい)。例えば、「A」が緑色の点灯から白色の点灯へ切り換わる。また、特殊光観察表示部88bは、点灯していないときは表示(文字)がほとんど認識できないようにモードLED88cが形成されている。
尚、前記操作パネルは、図6及び図7に示すように構成してもよい。
図6及び図7に示すように操作パネル82Bは、イルミネーションモード設定表示部88Bに特殊光観察モード表示部88dを設けている。
前記特殊光観察モード表示部88dは、前記モードLED88cのそれぞれの上部にドットLED88eを設けている。
この特殊光観察モード表示部88dは、特殊光観察に対応した内視鏡2が接続され、該当する特殊光観察モードの準備が整ったときにドットLED88eが点灯するようになっている。
即ち、この特殊光観察モード表示部88dは、例えば、特殊光観察「A」と「B」とのの機能が搭載されていない特殊光観察モード「A」と「B」とは緑色に点灯し、「C」は消灯のままである。
更に、この状態のまま、特殊光観察「A」を行える内視鏡2が光源装置3に接続されると、特殊光観察モード表示部88dは、特殊光観察「A」の上部に設けられたドットLED88eのみが点灯する。もし、「B」が行える内視鏡2であれば、特殊光観察モード表示部88dは、「B」の上部のLED88eのみが点灯する。
また、このとき、フィルタモードスイッチ88aも点灯し、このフィルタモードスイッチ88aが使える状態になる。
そして、光源装置3は、フィルタモードスイッチ88aを押下操作されることで、前記モードLED88cの特殊光観察「A」が白色に点灯して特殊光観察「A」による観察が行えるようになっていることを示せる。
通常の観察に戻る場合、光源装置3は、再びフィルタモードスイッチ88aを押下操作すれば、前記モードLED88cの特殊光観察「A」が緑色に点灯し、通常の観察が行えるようになる。
次に、前記観察モード切換ターレット51及び前記減光メッシュターレット52の詳細構成を説明する。
図8に示すように前記観察モード切換ターレット51は前記キセノンランプ42側に配置され、前記減光メッシュターレット52は前記コネクタ受け部41側に配置されている。尚、前記コネクタ受け部41には、前記内視鏡接続検知センサ46が設けられている。この内視鏡接続検知センサ46の詳細構成は、後述する。
前記観察モード切換ターレット51及び前記減光メッシュターレット52には、それぞれ初期位置検知ピン89が設けられている。
図9及び図10に示すように観察モード切換ターレット51及び減光メッシュターレット52は、それぞれ初期位置検知ピン89を初期位置検知スイッチ90により検知されることで、回転位置の初期位置が検知されるようになっている。
図9に示すように観察モード切換ターレット51には、前記スペア用ハロゲンランプ75の他に観察フィルタが5個設けられている。
これら観察フィルタは、例えば前記スペア用ハロゲンランプ75の右側から順に赤外用特殊観察光透過フィルタ91a、通常観察光透過フィルタ91b、狭帯域用特殊観察光透過フィルタ91c、蛍光用特殊観察光透過フィルタ91d、蛍光/赤外用通常観察光透過フィルタ91eである。
尚、このような配列にしたのは、a:通常91b⇔狭帯域91c、b:蛍光/赤外91e⇔蛍光91d、c:蛍光/赤外91e⇔赤外91aの使い方が主なためであり、これら3つの場合に対し必ず1度は初期位置検知ピン89が初期位置検知スイッチ90により検知される基準位置にいく必要がある。ターレット51は、図9に示すα方向(順送り)と、β方向(逆方向)とがある。ターレット51は、上記aと上記bとをα方向(順送り)、上記cをβ方向(逆送り)に回りはじめるとすることで、それぞれの切り換えスピードを最大限に速くすることができるフィルタの配置となっている。
図10に示すように前記減光メッシュターレット52には、4個の減光メッシュフィルタ92a〜92dが設けられている。
これら減光メッシュフィルタ92a〜92dは、例えば左側から順に透過率(空間率)が高くなるようになっており、透過率50、65、75、100%(メッシュ無し)となっている。
本実施例の光源装置3は、前記内視鏡2(通常軟性内視鏡11、通常硬性内視鏡13、高輝度硬性内視鏡14)の光源コネクタ24a,24c,24dをコネクタ受け部41から引き抜くとき、又は、初期設定にする場合、ターレット52を初期位置にして一旦、透過率50%である減光メッシュフィルタ92aを光路上に配置するようにしている。
尚、仮に上記減光メッシュフィルタ92a〜92d以外の透過しない部分に何らかの理由で停止したとしても、光が遮断されないように減光メッシュターレットを、図11に示すような構成としてもよい。
図11に示すように減光メッシュターレット52Bは、照明光が完全に遮られて内視鏡2に供給されなくなるの防止するために、光通過用小孔93を形成している。
また、減光メッシュターレット52はモータ59bによって回転可能に構成されているが、図12に示すようにスライド減光メッシュ52Cとしてもよく、略長方形状に形成してモータでリニア駆動させることにより平行駆動するように構成している。
これにより、減光メッシュターレット52Cは、リニア駆動により平行移動することでモータを使用する回転移動と同様に構成が可能である。
次に、減光メッシュターレット52の更なる詳細構成を説明する。
図13〜図15に示すように減光メッシュターレット52は、ターレット板52aに4つの円を数珠繋ぎ状に形成した孔部94に対して台形状の減光メッシュフィルタ92a〜92dを貼り付けて構成されている。
前記減光メッシュフィルタ92a〜92dは、金属材料等の線径の細線を組み編んで単層又は複数層に形成しており、前記孔部94に対して(片面又は表裏に)張り合わせて孔部94に応じて上述したように例えば、透過率50、65、75、100(メッシュ無し)%となるように形成されている。
尚、図14,15では、前記減光メッシュフィルタ92a〜92dは、前記孔部94に対して表、裏から隙間無く張り合わせている。これにより、図13で示した片面のみに貼り付けるものに比べて何らかの理由でメッシュがずれ、隙間となったときに最大光量が設定以上になる虞れがなく、隣り合うメッシュを重なりあうように貼ることができ、意図しない漏れ光をより防止できると共に、加工し易く構成されている。
後述するように前記減光メッシュフィルタ92a〜92dと前記観察フィルタ91a〜91eとの組み合わせは、前記内視鏡2(通常軟性内視鏡11(2種類の最大光量が設定できる)、通常硬性内視鏡13、高輝度硬性内視鏡14)と、観察モード(通常観察、狭帯域観察、赤外観察、狭帯/赤外用通常観察)との組み合わせにより決定される。
先ず、内視鏡種類の検知について説明する。
光源装置3は、前記コネクタ受け部41に前記内視鏡2(通常軟性内視鏡11、通常硬性内視鏡13、高輝度硬性内視鏡14)の光源コネクタ24a,24c,24dのうち、1つが選択的に接続されることにより、内視鏡接続検知センサ46により内視鏡種類を検知するようになっている。
ここで、前記内視鏡2(通常軟性内視鏡11、通常硬性内視鏡13、高輝度硬性内視鏡14)は、図16に示すように光源コネクタ24a,24c,24dが構成されている。
前記通常軟性内視鏡11の光源コネクタ24aには、前記ライトガイド31aの入射端面であるライトガイド端部95と、前記送気管路31cの送気端部96とが延出している。
一方、通常硬性内視鏡13及び高輝度硬性内視鏡14は、ライトガイド端部95のみ延出している。
前記高輝度硬性内視鏡14の光源コネクタ24dには、前記ライトガイド端部95に突起部97が設けられている。これにより、前記内視鏡接続検知センサ46は、後述するように通常硬性内視鏡13と高輝度硬性内視鏡14との違いを検知可能となっている。
尚、高輝度対応の軟性内視鏡も考えられるが、通常軟性内視鏡の先端コネクタ24aに対して後述する図17等の進退部材104を押す位置に図16で示す破線のように溝を形成して高輝度硬性内視鏡と同じ位置までしか押し込むことのできないようにすれば、容易に達成できる。
次に、内視鏡接続検知センサ46の詳細構成について説明する。
図17及び図18に示すように前記内視鏡接続検知センサ46は、コネクタ受け部41に設けられている。
前記内視鏡接続検知センサ46は、第1〜第3フォトセンサ101a〜101cの3つにより構成されている。
前記第1,第2フォトセンサ101a,101bは、第1固定部材102に取り付けられて軸方向に配置されている。前記第3フォトセンサ101cは、第2固定部材103に取り付けられて前記第1,第2フォトセンサ101a,101bとは異なる向きに配置されている。尚、第1固定部材102と第2固定部材103とは同一部材としてもよい。
また、前記コネクタ受け部41には、前記光源コネクタ24a,24c,24dのうち、接続される1つの内視鏡の挿入に伴って先端側により押圧されて進退動する押さえ部材104aに押さえられた進退部材104が設けられている。
この進退部材104には、前記第1,第2フォトセンサ101a,101bを通過可能な第1,第2突起部105a,105bが設けられている。また、前記進退部材104の先端側にはフレキシブル部材(弾性材、例えば板ばね)106が延出している。このフレキシブル部材106の端部には、前記ライトガイド端部95の挿入に伴い、このライトガイド端部95に押圧されて前記第3フォトセンサ101cを通過可能な第3突起部105cが設けられている。
ここで、前記第1〜第3フォトセンサ101a〜101cは、光が遮られていない状態を1(オン)とし、前記第1〜第3突起部105a〜105cによって光が遮られている状態を0(オフ)としている。
図17及び図18に示す光源コネクタ24a,24c,24dが未接続の状態のとき、前記第1,第2フォトセンサ101a,101bは前記第1,第2突起部105a,105bによって光が遮られていないので1となり、前記第3フォトセンサ101cは第3突起部105cによって光が遮られているので0となる。即ち、前記第1〜第3フォトセンサ101a〜101cは、(1,1,0)となる(図22,25参照)。
ここで、内視鏡2(通常軟性内視鏡11、通常硬性内視鏡13、高輝度硬性内視鏡14)の光源コネクタ24a,24c,24dは、前記コネクタ受け部41に挿入されたとき、図19、図20、図21に示すような状態となっている。また、第1〜第3フォトセンサ101a〜101cと第1〜第3突起部105a〜105cとの関係は、図22〜図26に示すような状態となっている。
更に具体的に説明する。
図19に示すように前記通常軟性内視鏡11の光源コネクタ24aは、前記コネクタ受け部41に挿入される。このとき、前記第1,第2フォトセンサ101a,101bは、図22に示す状態から図24に示す状態に移行する。
図24に示すように前記第1フォトセンサ101aは前記第1突起部105aによって光が遮られているのでオフし、前記第2フォトセンサ101bは前記第2突起部105bにより光が遮られていないのでオンする。
また、前記第3フォトセンサ101cは、図25に示す状態から図26に示す状態に移行する。図26に示すように第3フォトセンサ101cは、ライトガイド端部95の先端側により第3突起部105cが移動し、光が遮れていない状態でオンとなる。
これにより、前記第1〜第3フォトセンサ101a〜101cは、前記通常軟性内視鏡11の光源コネクタ24aがコネクタ受け部41に接続された際、未接続(1,1,0)の状態から(0,1,1)となる。
また、図20に示すように前記高輝度硬性内視鏡14の光源コネクタ24dは、前記コネクタ受け部41に挿入される。このとき、前記第1,第2フォトセンサ101a,101bは、図22に示す状態から図23に示す状態に移行する。
図23に示すように前記第1フォトセンサ101aは光が遮られていないのでオンし、前記第2フォトセンサ101bは前記第2突起部105bによって光が遮られているのでオフする。
また、前記第3フォトセンサ101cは、上記通常軟性内視鏡11の挿入と同様に図25に示す状態から図26に示す状態に移行し、光が遮れていない状態となりオンする。
これにより、前記第1〜第3フォトセンサ101a〜101cは、前記高輝度硬性内視鏡14の光源コネクタ24dがコネクタ受け部41に接続された際、未接続(1,1,0)の状態から(1,0,1)となる。
また、図21に示すように前記通常硬性内視鏡13の光源コネクタ24cは、前記コネクタ受け部41に挿入される。このとき、前記進退部材104は押されず平行移動がないので前記第1,第2フォトセンサ101a,101bは、未接続と同様な図22に示す状態であり両方共光が遮られていないのでオンになる。
また、前記第3フォトセンサ101cは、上記通常軟性内視鏡11の挿入と同様に図25に示す状態から図26に示す状態に移行し、光が遮れていない状態となりオンになる。
これにより、前記第1〜第3フォトセンサ101a〜101cは、前記通常硬性内視鏡13の光源コネクタ24cがコネクタ受け部41に接続された際、未接続(1,1,0)の状態から(1,1,1)となる。
上記第1〜第3フォトセンサ101a〜101cの状態をまとめると、表1に示すようになる。
Figure 0004590235
尚、表1の最下段は、エラーとなった場合である。この場合、第1〜第3フォトセンサ101a〜101cは、上記以外の組み合わせとなる。
これにより、光源装置3は、コネクタ受け部41における接続状態を判別可能であり、接続される内視鏡2(通常軟性内視鏡11、通常硬性内視鏡13、高輝度硬性内視鏡14)の種類を判別可能となっている。
従って、前記光源装置3は、コネクタ受け部41における接続状態D(後述する)に基づき、各最大許容光量を決めるメッシュターレットのメッシュの位置を設定することができる。更にその他の設定内容を自動的に設定することも可能である。
この設定内容は、例えば、表2に示すようになっており、設定情報として前記FRAM62に予め記憶されている。
Figure 0004590235
尚、前記通常軟性内視鏡11は、上述したように送気管路31cが配設されているので、光源装置3のポンプ53により空気を送気可能となっている。一方、前記通常硬性内視鏡13及び前記高輝度硬性内視鏡14は、ポンプ53を使用しないようになっている。
更に、これらの設定項目に合わせて操作パネルの照光式スイッチや表示が点灯/消灯するようになっていてもよい。
また、前記内視鏡2(通常軟性内視鏡11、通常硬性内視鏡13、高輝度硬性内視鏡14)の種類に加えて、観察モード(通常観察、狭帯域観察、赤外観察、狭帯/赤外用通常観察)の種類との組み合わせにより、表3に示すように前記減光メッシュフィルタ92a〜92dと前記観察フィルタ91a〜91eとの組み合わせが決定される。
Figure 0004590235
ここで、前記内視鏡2へ入光する光は、ランプ光を100とすると、例えば、高輝度光量は、
100(ランプ光量)×0.85(観察モード切換ターレット51の透過率85%)×1(減光メッシュターレット52の透過率100%)=85となる。
このように構成されている光源装置3は、図1に示すように前記内視鏡2(通常軟性内視鏡11、通常硬性内視鏡13、高輝度硬性内視鏡14)の光源コネクタ24a,24c,24dのうち、1つが選択的に着脱自在に接続されて内視鏡検査に用いられる。
ユーザは、光源装置3の電源オンして光源装置3を起動し、内視鏡検査を行う。
ここで、前記自動/手動点灯切換スイッチ55が自動側になっていると、この自動/手動点灯切換スイッチ55の信号を受信した前記自動/手動点灯切換制御部73からの検知信号により、前記MPU61は、前記電源スイッチ81をオンした起動時に前記キセノンランプ42が点灯するように前記ランプ点灯制御部68を制御する。
一方、前記自動/手動点灯切換スイッチ55が手動側になっていると、前記MPU61は、前記電源スイッチ81をオンした起動後、前記操作パネル82のランプオンオフスイッチ87aが押下操作されることで、前記キセノンランプ42が点灯するように前記ランプ点灯制御部68を制御する。
ここで、光源装置3のMPU61は、図27に示すメインフローチャートに従って制御基板45の各部を制御して装置各部を制御する。
図27に示すようにMPU61は、電源スイッチ81をオンされて光源装置3を電源オンする(ステップS1)と、初期設定(ステップS2)を行う。
と同時にMPU61は、100msタイマによる100msカウントを開始する(ステップS3)。
ここで、MPU61は、100ms毎に接続状態判別バッファSJへそのときの接続検知結果である接続状態Dを代入し、200ms間(ノイズ、チャタリング除去)まで接続状態判別バッファSJ(D)に変化が無ければ、接続状態は接続状態Dであるとして判別するようになっている。尚、接続状態判別バッファSJは、前記FRAM62に設けられている。
先ず、MPU61は、接続判別時間カウンタtに0を代入し(ステップS4)、内視鏡接続検知部66により検知した前記コネクタ受け部41における接続状態Dを判定する(ステップS5)。尚、接続判別時間カウンタtは、t=1であると100ms経過、t=2であると200ms経過したことを表すようになっている。
ここで、前記内視鏡接続検知部66は、前記内視鏡接続検知センサ46(第1〜第3フォトセンサ101a〜101c)から入力されるオンオフ信号に基づき、上述の表1に示したように接続状態Dとして以下に示す1〜5までの5つの値を取るようになっている。
通常軟性内視鏡11が接続されているとき、接続状態D=0、
通常硬性内視鏡13が接続されているとき、接続状態D=2、
高輝度硬性内視鏡14が接続されているとき、接続状態D=3、
未接続のとき、接続状態D=4
エラーが発生しているとき、接続状態D=5。
次に、MPU61は、接続判別時間カウンタtが0以外であるか否かを判断する(ステップS6)。
接続判別時間カウンタtが0以外である場合、MPU61は接続状態判別バッファSJが接続状態Dであるか否かを判断する(ステップS7)。
接続状態判別バッファSJが接続状態Dである場合、MPU61は、次のステップに進む。
接続状態判別バッファSJが接続状態Dでない場合、MPU61は、接続判別時間カウンタtに0を代入し(ステップS8)、次のステップに進む。
接続判別時間カウンタtが0である場合、MPU61は接続状態判別バッファSJに0を代入する(ステップS9)。
次に、MPU61は、100ms経過したか否かを判断する(ステップS10)。
MPU61は、100ms経過するまでS10を繰り返す。
次に、MPU61は、接続判別時間カウンタtがt=2になったか否かを判断する(ステップS11)。
接続判別時間カウンタtがt=2でない場合、MPU61は、接続判別時間カウンタtにt+1を代入し(ステップS12)、S5〜S12を繰り返す。
接続判別時間カウンタtがt=2である場合、MPU61は、内視鏡2の接続状態がDであるとし(ステップS13)、接続状態Dの設定情報をFRAM62から読み出して光源の動作設定を行う(ステップS14)。
ここで、接続状態Dの設定情報は、上述の表2に示したような設定内容であり、この設定内容に従って光源装置3の設定が行われる。
そして、MPU61は、光源装置3の通常動作を開始する(ステップS15)。
ユーザは、イルミネーションモード設定表示部88のフィルタモードスイッチ88aを押下操作し、特殊光観察表示部88bに表示される特殊光観察モードを選択する。
光源装置3は、選択された特殊光観察モードに基づき、MPU61が制御基板45の各部を制御して装置各部を制御する。
ここで、MPU61は、観察フィルタ91a〜91eのうち、選択された観察モードに応じた観察フィルタが光路上に配置されるように前記観察モード切換ターレット制御部63を制御してモータ59aを制御駆動させる。
同時に、MPU61は、減光メッシュフィルタ92a〜92dのうち、選択された観察モードに応じた減光メッシュフィルタが光路上に配置されるように前記減光メッシュターレット制御部64を制御してモータ59bを制御駆動させる。
また、MPU61は、選択された観察モードに応じて前記絞り49が照明光の光量を絞るように前記絞り制御部65を制御してモータ59cを制御駆動させる。
また、ユーザは、内視鏡検査中、例えば、高輝度硬性内視鏡14を光源装置3から取り外して通常硬性内視鏡13を光源装置3に接続して用いる場合もある。
この場合、光源装置3は、高輝度モード中、コネクタ受け部41から高輝度硬性内視鏡14の光源コネクタ24dが引き抜かれ、新たに通常硬性内視鏡13の光源コネクタ24cがコネクタ受け部41に接続される。
このとき、通常硬性内視鏡13は、光源装置3から高輝度の照明光が供給されないようにする必要がある。
このため、光源装置3は、高輝度モードにおいて、高輝度硬性内視鏡14の光源コネクタ24dをコネクタ受け部41から抜いたとき、照明光の光量の最大が低い状態に設定する。また、高輝度硬性内視鏡14から通常軟性内視鏡11に接続し直したときも同様である。
前記MPU61は、上述の表3に示したように観察モード切換ターレット51の観察フィルタ91a〜91eと、減光メッシュターレット52の減光メッシュフィルタ92a〜92dとの組み合わせにより高輝度の光量が通常の内視鏡11に供給されないように制御している。
ここで、前記内視鏡接続検知部66は、前記内視鏡接続検知センサ101a〜101cが検知するオンオフ信号の検知時間を光源コネクタ(24a,24c,24d)が前記コネクタ受け部41に接続されたときと、抜かれたときとで変更している。
即ち、前記内視鏡接続検知部66は、前記光源コネクタ(24a,24c,24d)が前記コネクタ受け部41に接続されたときの前記内視鏡接続検知センサ101a〜101cが検知するオンオフ信号の検知時間を長くして内視鏡2を検知する。
一方、前記内視鏡接続検知部66は、前記光源コネクタ(24a,24c,24d)が前記コネクタ受け部41から抜かれたときの前記内視鏡接続検知センサ101a〜101cが検知するオンオフ信号の検知時間を短くして光源装置3の設定を未接続時の設定に素早く変更する。また、このとき、前記絞り49は、上述したように例えば、半開となるように制御されている。
ここで、光源装置3のMPU61は、図28に示す内視鏡切換制御フローチャートに従って制御基板45の各部を制御して装置各部を制御する。
図28に示すようにMPU61は、通常動作中(ステップS15’)から100ms経過したか否かを判断する(ステップS16)。
MPU61は、100ms経過するまでS16を繰り返す。
次に、MPU61は、上記S5と同様に内視鏡接続検知部66により検知した接続状態Dを判定する(ステップS17)。
次に、MPU61は、接続状態判別バッファSJが接続状態Dであるか否かを判断する(ステップS18)。
接続状態判別バッファSJが接続状態Dでない場合、MPU61は、接続状態判別バッファSJにDを代入する(ステップS19)、接続判別時間カウンタtに0を代入し(ステップS20)、S16に戻る。
一方、接続状態判別バッファSJが接続状態Dである場合、MPU61は、接続判別時間カウンタtが0であるか否かを判断する(ステップS21)。
接続判別時間カウンタtが0である場合、MPU61は接続判別時間カウンタtにt+1を代入し(ステップS22)、S16に戻る。
接続判別時間カウンタtが0でない場合、MPU61は接続状態Dが0か2か3かを判断する(ステップS23)。
接続状態Dが0か2か3である場合、MPU61は接続判別時間カウンタtが14であるか否かを判断する。
接続判別時間カウンタtが14でない場合、MPU61は接続判別時間カウンタtにt+1を代入し(ステップS22)、S16に戻る。
一方、接続判別時間カウンタtが14である場合、MPU61は内視鏡2の接続状態がDであるとし(ステップS25)、接続状態Dの設定情報をFRAM62から読み出して光源の動作設定を行う(ステップS26)。
そして、MPU61は、光源装置3の通常動作に戻る(ステップS27)。
一方、接続状態Dが0か2か3でない場合、MPU61は接続状態Dが4であるか否かを判断する(ステップS28)。
接続状態Dが4である場合、MPU61は接続判別時間カウンタtが1であるか否かを判断する(ステップS29)。
接続判別時間カウンタtが4でない場合、MPU61は接続判別時間カウンタtにt+1を代入し(ステップS22)、S16に戻る。
一方、接続判別時間カウンタtが4である場合、MPU61は内視鏡2の接続状態がDであるとし(ステップS25)、接続状態Dの設定情報をFRAM62から読み出して光源の動作設定を行う(ステップS26)。
そして、MPU61は、光源装置3の通常動作に戻る(ステップS27)。
一方、接続状態Dが0か4でない場合、MPU61は接続状態Dが5であるとし(ステップS30)、次に接続判別時間カウンタtが4であるか否かを判断する(ステップS31)。
接続判別時間カウンタtが4でない場合、MPU61は接続判別時間カウンタtにt+1を代入し(ステップS22)、S16に戻る。
一方、接続判別時間カウンタtが4である場合、MPU61は内視鏡2の接続状態がDであるとし(ステップS25)、接続状態Dの設定情報をFRAM62から読み出して光源の動作設定を行う(ステップS26)。
そして、MPU61は、光源装置3の通常動作に戻る(ステップS27)。
これにより、光源装置3は、内視鏡検査中、例えば、内視鏡2を取り換えて接続しても、接続した内視鏡2に応じて設定内容を設定可能である。
尚、接続状態Dが5である場合、MPU61は、エラー告知すると共に、必要最低限の検査が続行できるように設定を通常硬性内視鏡13の接続設定とするようになっている。
また、ユーザは、内視鏡検査中、例えば、フロントパネル47の操作パネル82で設定内容を変更する場合がある。この場合、光源装置3は、MPU61の制御により設定変更された設定内容に基づき、制御基板45の各部を制御して装置各部を制御する。
ここで、光源装置3のMPU61は、図29に示すメモリ書き込み制御フローチャートに従ってFRAM62に変更した設定内容を書き込む。
図29に示すようにMPU61は、通常動作中(ステップS15’)、フロントパネル47の操作パネル82に設けたスイッチ(SW)により設定変更されたか否かを判断する(ステップS32)。
MPU61は、操作パネル82のスイッチにより設定変更するまで、S32を繰り返す。
操作パネル82のスイッチで設定変更されている場合、MPU61は、接続状態Dが4又は5でないか否かを判断する(ステップS33)。
接続状態Dが4又は5でない場合、MPU61は、現在の接続状態Dに対応したFRAM62のメモリ領域と、接続状態D=4のFRAM62のメモリ領域へ設定変更内容を書き込み(ステップS34)、S32へ戻る。
一方、接続状態Dが4又は5である場合、MPU61は、接続状態Dが4であるか否かを判断する(ステップS35)。
接続状態Dが4である場合、MPU61は、接続状態D=4のFRAM62のメモリ領域と接続状態D=4に対応する接続状態D(0か2か3)のFRAM62のメモリ領域へ設定変更内容を書き込み(ステップS36)、S32へ戻る。
一方、接続状態Dが4でない場合、MPU61は、S32へ戻る。
これにより、光源装置3は、変更された設定内容をFRAM62に記憶して次に起動した際、この記憶した設定内容に従って装置各部を設定可能である。
また、ユーザは、内視鏡検査中、例えば、フロントパネル47の操作パネル82で観察モードを変更する場合がある。
ユーザは、イルミネーションモード設定表示部88のフィルタモードスイッチ88aを押下操作し、特殊光観察表示部88bに表示される特殊光観察モードを選択する。
光源装置3は、選択された特殊光観察モードに基づき、MPU61が制御基板45の各部を制御して装置各部を制御する。
ここで、光源装置3のMPU61は、図30に示す観察モード切換制御フローチャートに従って観察モード切換を行う。
図30に示すように光源装置3は、フロントパネル47の操作パネル82に設けたスイッチ(イルミネーションモード設定表示部88のフィルタモードスイッチ88a)により、観察モード変更要求が発生する(ステップS41)。
すると、MPU61は、現在の観察モード切換ターレット51の透過率が減光メッシュターレット52の透過率よりも大きいか否かを判断する(ステップS42)。
現在の観察モード切換ターレット51の透過率が減光メッシュターレット52の透過率よりも大きい場合、MPU61は、観察モード切換ターレット51の切換を開始する(ステップS43)。
MPU61は、観察フィルタ91a〜91eのうち、選択された観察モードに応じた観察フィルタが光路上に配置されるように前記観察モード切換ターレット制御部63を制御してモータ59aを制御駆動させる。
そして、MPU61は、観察モード切換ターレット51の切換を完了する(ステップS44)。
次にMPU61は、減光メッシュターレット52の切換を開始する(ステップS45)。MPU61は、減光メッシュフィルタ92a〜92dのうち、選択された観察モードに応じた減光メッシュフィルタが光路上に配置されるように前記減光メッシュターレット制御部64を制御してモータ59bを制御駆動させる。
そして、MPU61は、減光メッシュターレット52の切換を完了し(ステップS46)、観察モード変更が完了となる(ステップS47)。
一方、現在の観察モード切換ターレット51の透過率が減光メッシュターレット52の透過率よりも小さい場合、MPU61は、減光メッシュターレット52の切換を開始する(ステップS48)。
MPU61は、減光メッシュフィルタ92a〜92dのうち、選択された観察モードに応じた減光メッシュフィルタが光路上に配置されるように前記減光メッシュターレット制御部64を制御してモータ59bを制御駆動させる。
そして、MPU61は、減光メッシュ切換ターレットの切換を完了する(ステップS49)。
次にMPU61は、観察モード切換ターレット51の切換を開始する(ステップS50)。
MPU61は、観察フィルタ91a〜91eのうち、選択された観察モードに応じた観察フィルタが光路上に配置されるように前記観察モード切換ターレット制御部63を制御してモータ59aを制御駆動させる。
そして、MPU61は、観察モード切換ターレット51の切換を完了し(ステップS51)、観察モード変更が完了となる(ステップS47)。
これにより、光源装置3は、動作中に観察モードを変更してもこの変更した観察モードに応じて設定を自動的に変更可能である。
尚、本発明は、以上述べた実施例のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
本発明の内視鏡用光源装置は、減光フィルタを設けても小型化できるので、医療用分野、工業用分野、特に複数種の内視鏡のうち、1つを選択的に接続可能な場合に適している。
一実施例の内視鏡用光源装置を備えた内視鏡システムを示す全体構成図である。 図1の光源装置の内部構成を示すブロック図である。 図2の制御基板の内部構成を示すブロック図である。 図1の光源装置の正面図である。 図4の操作パネルの構成を示す拡大図である。 図4の変形例を示す光源装置の正面図である。 図6の操作パネルの構成を示す拡大図である。 図2のキセノンランプからの光路を示す概略斜視図である。 図8の観察モード切換ターレット付近を示す正面図である。 図8の減光メッシュターレット付近を示す正面図である。 図10の第1の変形例を示す減光メッシュターレットの正面図である。 図10の第2の変形例を示す減光メッシュターレットの正面図である。 図10の減光メッシュターレットの詳細構成を示す斜視図である。 図13の減光メッシュの貼り方の変更例を示す斜視図である。 図14の減光メッシュターレットの裏側を示す斜視図である。 図1の内視鏡のコネクタが光源に接続された状態の位置関係を示す概略説明図である。 図8のコネクタ受け部付近を示す斜視図である。 図17のコネクタ受け部付近の断面図である。 図18のコネクタ受け部に通常軟性内視鏡の光源コネクタが接続された際の断面図である。 図18のコネクタ受け部に高輝度硬性内視鏡の光源コネクタが接続された際の断面図である。 図18のコネクタ受け部に通常硬性内視鏡の光源コネクタが接続された際の断面図である。 図18における第1,第2フォトセンサと第1,第2突起部との関係を示す概略説明図である。 図19における第1,第2フォトセンサと第1,第2突起部との関係を示す概略説明図である。 図20における第1,第2フォトセンサと第1,第2突起部との関係を示す概略説明図である。 第3フォトセンサと第3突起部との関係を示し、第3フォトセンサがオフしている状態の概略説明図である。 第3フォトセンサと第3突起部との関係を示し、第3フォトセンサがオンしている状態の概略説明図である。 MPUが行うメインフローチャートである。 MPUが行う内視鏡切換制御フローチャートである。 MPUが行うメモリ書き込み制御フローチャートである。 MPUが行う観察モード切換制御フローチャートである。
符号の説明
1 内視鏡システム
2 内視鏡
3 光源装置
4 ビデオプロセッサ
11 通常軟性内視鏡
13 通常硬性内視鏡
14 高輝度硬性内視鏡
15 カメラヘッド
24a,24c,24d 光源コネクタ
41 コネクタ受け部
42 キセノンランプ
45 制御基板
46 内視鏡接続検知センサ
47 フロントパネル
49 絞り
51 観察モード切換ターレット
52 減光メッシュターレット
61 MPU
62 FRAM
63 観察モード切換ターレット制御部
64 減光メッシュ切換ターレット制御部
65 絞り制御部
66 内視鏡接続検知部
91a〜91e 観察フィルタ
92a〜92d 減光メッシュフィルタ
101a〜101c 第1〜第3フォトセンサ
代理人 弁理士 伊藤 進

Claims (4)

  1. 複数種の内視鏡のうち、1つを選択的に接続可能な内視鏡接続部と、
    前記内視鏡接続部に接続された内視鏡に供給するための照明光を発生する光源と、
    前記光源により発生した照明光を前記接続された内視鏡に導光する光学系と、
    前記複数種の内視鏡のそれぞれの観察モードに応じて前記光源からの光の波長領域を制限する複数種の観察フィルタを設け、前記接続された内視鏡の観察モードに応じて該当する観察フィルタを前記光学系の光路上に配置可能な観察フィルタ用ターレットと、
    前記複数種の内視鏡のそれぞれの観察モードに応じて前記光源からの光を減光する複数種の減光フィルタを設け、前記接続された内視鏡に応じて該当する減光フィルタを前記光学系の光路上に配置可能な減光フィルタ用ターレットと、
    を具備し、
    前記減光フィルタ用ターレットは、前記複数種の減光フィルタが設けられていない部分に、前記光源からの光を透過するように、前記光学系の光路上に配置され得る部分に沿って光通過用小孔を複数設けたことを特徴とする内視鏡用光源装置。
  2. 前記減光フィルタ用ターレットに設けられる前記減光フィルタは、減光メッシュフィルタであることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用光源装置。
  3. 前記減光フィルタ用ターレットは、前記内視鏡に応じて該当する前記減光フィルタを前記光学系の光路上に配置可能とするために回転可能又は平行移動可能であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内視鏡用光源装置。
  4. 前記観察フィルタ用ターレットは、前記光源が切れた際に、前記内視鏡接続部に接続された内視鏡に供給するための照明光を発生するスペア用ランプをさらに有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の内視鏡用光源装置。
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