JP4588766B2 - マルチキャリア通信における基地局装置、移動局装置およびブロック設定方法 - Google Patents

マルチキャリア通信における基地局装置、移動局装置およびブロック設定方法 Download PDF

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Description

本発明は、マルチキャリア通信における基地局装置、移動局装置およびブロック設定方法に関する。
近年、無線通信、特に移動体通信では、音声以外に画像やデータなどの様々な情報が伝送の対象になっている。今後は、さらに高速な伝送に対する要求がさらに高まるであろうと予想され、高速伝送を行うために、限られた周波数資源をより効率よく利用して、高い伝送効率を実現する無線伝送技術が求められている。
このような要求に応え得る無線伝送技術の一つにOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)がある。OFDMは、多数のサブキャリアを用いてデータを並列伝送するマルチキャリア伝送技術であり、高い周波数利用効率、マルチパス環境下のシンボル間干渉低減などの特徴を持ち、伝送効率の向上に有効であることが知られている。
このOFDMを下り回線に用い、複数の無線通信移動局装置(以下、単に移動局という)へのデータを複数のサブキャリアに周波数多重する場合に、周波数スケジューリング送信および周波数ダイバーシチ送信を行うことが検討されている(例えば、非特許文献1参照)。
周波数スケジューリング送信では、無線通信基地局装置(以下、単に基地局という)が各移動局での周波数帯域毎の受信品質に基づいて各移動局に対して適応的にサブキャリアを割り当てるため、最大限のマルチユーザダイバーシチ効果を得ることができ、非常に効率良く通信を行うことができる。このような周波数スケジューリング送信は、主に、移動局の低速移動時のデータ通信に適した方式である。一方で、周波数スケジューリング送信には各移動局からの受信品質情報のフィードバックが必要となるため、周波数スケジューリング送信は移動局の高速移動時のデータ通信には不向きである。また、周波数スケジューリングは、通常、隣接するサブキャリアをいくつかまとめてブロック化したサブバンド毎に行われるため、それほど高い周波数ダイバーシチ効果は得られない。
非特許文献1では、このような周波数スケジューリング送信を行うためのチャネルをLocalized Channel(以下、Lchという)と称している。従来、Lchは、サブバンド単位や、連続した複数のサブキャリア単位で割り当てられる。また、通常、Lchについては、適応変調等の適応制御がサブバンド毎(周波数軸)およびサブフレーム毎(時間軸)に行われる。例えば、基地局は、所要誤り率を満たすべく、移動局からフィードバックされた受信品質情報に基づいて、Lchのデータシンボルの変調方式および符号化率(Modulation and Coding Scheme:MCS)を適応制御する。
なお、非特許文献1では、1フレーム(10ms)が20サブフレーム(1サブフレーム=0.5ms)に分割され、1サブフレームに6個または7個のOFDMシンボルが含まれる例が示されている。
これに対し、周波数ダイバーシチ送信は、各移動局へのデータを全帯域のサブキャリアに分散させて割り当てるため、高い周波数ダイバーシチ効果を得ることができる。また、周波数ダイバーシチ送信は、移動局からの受信品質情報を必要としないため、上記のように周波数スケジューリング送信が適用困難な状況において有効な方式である。一方で、周
波数ダイバーシチ送信は、各移動局での受信品質と無関係に行われるため、周波数スケジューリング送信のようなマルチユーザダイバーシチ効果を得られない。非特許文献1では、このような周波数ダイバーシチ送信を行うためのチャネルをDistributed Channel(以下、Dchという)と称している。従来、Dchは、OFDMシンボルの全帯域に渡るFH(Frequency Hopping)パターンにより設定される。
R1-050604 "Downlink Channelization and Multiplexing for EUTRA"3GPP TSG RAN WG1 Ad Hoc on LTE,Sophia Antipolis, France, 20-21 June, 2005
ここで、非特許文献1では、周波数スケジューリング送信と周波数ダイバーシチ送信とを同時に行うにあたり、DchをOFDMシンボルの全帯域に渡るFHパターンにより設定しているため、Lchが割り当てられたサブバンド中にDchのデータシンボルが割り当てられる。このため、基地局と通信する移動局の数が変化してDchの設定数が変化すると、1Lchのリソースサイズ、つまり、1サブバンドおよび1サブフレームにおいてLchにより伝送されるビット数が変化する。つまり、Lchの符号化ブロックサイズがサブフレーム毎に異なってしまう。
このように、サブフレーム毎にLchの符号化ブロックサイズが異なると、サブフレーム毎に符号化ゲインが異なり、ある受信品質において達成可能な誤り率がサブフレーム毎に変化する。つまり、非特許文献1記載のようにDchをOFDMシンボルの全帯域に渡るFHパターンによって設定すると、Dchの設定数の変化により、LchのBER(Bit Error Rate)特性が変化してしまう。上記のように、Lchについては、通常、サブフレーム毎に適応変調が行われるため、Dchの設定数の変化によりLchのBER特性が変化してしまうと、基地局では、そのBER特性の変化に合わせて、適応変調における受信品質とMCSとの対応関係をサブフレーム毎に変化させる必要が生じ、Lchの適応制御が複雑となる。
また、Dchの設定数の変化によりサブフレーム毎にLchの符号化ブロックサイズが変化すると、基地局は、Lchのデータシンボルを受信して復号する移動局に対して、変化の都度、符号化ブロックサイズを通知する必要が生じ、通信システムの設計が複雑となる。
本発明の目的は、マルチキャリア通信において周波数スケジューリング送信と周波数ダイバーシチ送信とを同時に行う際に、周波数スケジューリング送信を行うためのチャネルについての適応制御が複雑となることを防ぐことができる基地局装置、移動局装置及びブロック設定方法を提供することである。
本発明の態様に一つに係るサブバンド設定方法は、マルチキャリア信号を構成する複数のサブキャリアを複数のサブバンドに分け、前記複数のサブバンドにおいて、複数の無線通信移動局装置それぞれへのデータが含まれる第1サブバンド、および、1つの無線通信移動局装置だけへのデータが含まれる第2サブバンドの双方を設定するようにした。
本発明によれば、マルチキャリア通信において周波数スケジューリング送信と周波数ダイバーシチ送信とを同時に行う際に、周波数スケジューリング送信を行うためのチャネルについての適応制御が複雑となることを防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
本実施の形態に係る基地局100の構成を図1に示す。基地局100は、マルチキャリア信号であるOFDMシンボルを構成する複数のサブキャリアを複数のサブバンドに分け、それら複数のサブバンドにおいて、サブバンド毎にDchまたはLchを設定する。
基地局100において、Dchデータのための符号化部11および変調部12からなる符号化・変調部101−1〜101−n、Lchデータのための符号化部21および変調部22からなる符号化・変調部102−1〜102−n、および、復調部31および復号部32からなる復調・復号部115−1〜115−nは、基地局100が通信可能な移動局(MS)の数nだけ備えられる。
符号化・変調部101−1〜101−nにおいて、符号化部11は、移動局#1〜#n毎のDchデータ#1〜#nに対してターボ符号等の符号化処理を行い、変調部12は、符号化後のDchデータに対して変調処理を行ってDchデータシンボルを生成する。
符号化・変調部102−1〜102−nにおいて、符号化部21は、移動局#1〜#n毎のLchデータ#1〜#nに対してターボ符号等の符号化処理を行い、変調部22は、符号化後のLchデータに対して変調処理を行ってLchデータシンボルを生成する。このときの符号化率および変調方式は、適応制御部116から入力されるMCS情報に従う。
割当部103は、適応制御部116からの制御に従って、DchデータシンボルおよびLchデータシンボルを、OFDMシンボルを構成する各サブキャリアに割り当てて多重部104に出力する。この際、割当部103は、DchデータシンボルおよびLchデータシンボルを、サブバンド毎にそれぞれまとめて、各サブキャリアに割り当てる。すなわち、割当部103は、DchデータシンボルをDch用のサブバンドに割り当て、LchデータシンボルをLch用のサブバンドに割り当てる。また、割当部103は、Dchデータシンボルの割当情報(どの移動局のDchデータシンボルをどのサブキャリアに割り当てたかを示す情報)およびLchデータシンボルの割当情報(どの移動局のLchデータシンボルをどのサブキャリアに割り当てたかを示す情報)を制御情報生成部105に出力する。
制御情報生成部105は、Dchデータシンボルの割当情報、Lchデータシンボルの割当情報、および、適応制御部116から入力されるMCS情報からなる制御情報を生成して符号化部106に出力する。
符号化部106は、制御情報に対して符号化処理を行い、変調部107は、符号化後の制御情報に対して変調処理を行って多重部104に出力する。
多重部104は、割当部103から入力される各データシンボルに制御情報を多重してIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部108に出力する。なお、制御情報の多重は、例えばサブフレーム毎に行われる。また、本実施の形態においては、制御情報の多重は、時間多重または周波数多重のいずれでもよい。
IFFT部108は、制御情報およびデータシンボルが割り当てられた複数のサブキャリアに対してIFFTを行って、マルチキャリア信号であるOFDMシンボルを生成する。
CP(Cyclic Prefix)付加部109は、OFDMシンボルの後尾部分と同じ信号をCPとしてOFDMシンボルの先頭に付加する。
無線送信部110は、CP付加後のOFDMシンボルに対しD/A変換、増幅およびアップコンバート等の送信処理を行ってアンテナ111から各移動局へ送信する。
一方、無線受信部112は、最大n個の移動局から同時に送信されたn個のOFDMシンボルをアンテナ111を介して受信し、これらのOFDMシンボルに対しダウンコンバート、D/A変換等の受信処理を行う。
CP除去部113は、受信処理後のOFDMシンボルからCPを除去する。
FFT(Fast Fourier Transform)部114は、CP除去後のOFDMシンボルに対してFFTを行って、周波数軸上で多重された移動局毎の信号を得る。ここで、各移動局は互いに異なるサブキャリアまたは互いに異なるサブバンドを用いて信号を送信しており、移動局毎の信号にはそれぞれ、各移動局から報告されるサブバンド毎の受信品質情報が含まれている。なお、各移動局では、サブバンド毎の受信品質の測定を、受信SNR、受信SIR、受信SINR、受信CINR、受信電力、干渉電力、ビット誤り率、スループット、所定の誤り率を達成できるMCS等により行うことができる。また、受信品質情報は、CQI(Channel Quality Indicator)やCSI(Channel State Information)等と表されることがある。
復調・復号部115−1〜115−nにおいて、復調部31は、FFT後の信号対して変調処理を行い、復号部32は、復調後の信号に対して復号処理を行う。これにより、受信データが得られる。受信データのうちサブバンド毎の受信品質情報が適応制御部116に入力される。
適応制御部116は、各移動局から報告されたサブバンド毎の受信品質情報に基づいてLchデータに対する適応制御を行う。すなわち、適応制御部116は、サブバンド毎の受信品質情報に基づいて、符号化・変調部102−1〜102−nに対しては、所要誤り率を満たすことができるMCSの選択をサブバンド毎に行ってMCS情報を出力し、割当部103に対しては、Max SIR法やProportional Fairness法等のスケジューリングアルゴリズムを用いて、サブバンド単位で、Lchデータ#1〜#nの各々をどのサブキャリア
に割り当てるかを決定する周波数スケジューリングを行う。また、適応制御部116は、サブバンド毎のMCS情報を制御情報生成部105に出力する。
次いで、本実施の形態におけるサブバンドの設定例について説明する。以下の説明では、図2に示すように、1OFDMシンボルがサブキャリアf〜f72で構成され、これらのサブキャリアがサブバンド(SB)1〜12に均等に分けられている場合を一例に挙げて説明する。よって、1サブバンドには6個のサブキャリアが含まれる。また、1サブフレームには6個のOFDMシンボルが含まれるものとする。また、以下に示すサブバンドの設定はあらかじめ割当部103になされているものとして説明するが、本発明はこれに限定されず、サブバンドの設定はサブフレーム毎に変化してもよい。
<サブバンド設定例1(図3)>
本設定例では、図3に示すように、サブバンド1,4,7,10をDch用のサブバンドに設定し、サブバンド2,3,5,6,8,9,11,12をLch用のサブバンドに設定する。つまり、サブバンド1〜12において、Dch用のサブバンド(Dchだけを収容するサブバンド)を一定の間隔で設定し、周期的に配置する。
ここで、Lchについてはサブバンド単位で周波数スケジューリングが行われるため、Lch用の各サブバンドには、それぞれ1つの移動局だけへのLchデータシンボルが含まれる。つまり、1つのサブバンドにより1つの移動局に対する1つのLchが構成される。よって、図3に示す例では、Lch1〜8の8個のLchが設定される。
一方、Dchについては、周波数ダイバーシチ送信を行う必要があるため、Dch用サブバンド1,4,7,10にはそれぞれ、複数の移動局それぞれへのDchデータシンボルが含まれる。図3に示す例では、各Dch用サブバンドにはそれぞれ6個の移動局へのDchデータシンボルが含まれている。つまり、各Dch用サブバンドでは、複数の移動局の複数のDchが周波数多重される。よって、図3に示す例では、4個のDch用サブバンドにより6個の移動局それぞれに対するそれぞれのDch1〜6が構成される。
本設定例では、このようにして8個のLchと6個のDchを周波数多重する。
このように、本実施の形態では、DchをOFDMシンボルの全帯域f〜f72に渡るFHパターンによって設定するのでなく、サブバンド単位で設定するため、Lch用のサブバンド中にDchデータシンボルが割り当てられることがなくなる。よって、基地局100と通信する移動局の数が変化してDchの設定数が変化しても、各Lchの符号化ブロックサイズは「1サブバンド×1サブフレーム」で一定に保たれる。よって、本実施の形態によれば、Lchにおける周波数スケジューリング送信とDchにおける周波数ダイバーシチ送信とを同時に行う際に、Lchについての適応制御が複雑となることを防ぐことができる。また、Dchの設定数が変化しても各Lchの符号化ブロックサイズは「1サブバンド×1サブフレーム」で一定に保たれるため、移動局に対する符号化ブロックサイズの通知が不要となり、よって、通信システムの設計が簡易になる。
<サブバンド設定例2(図4)>
上記のように高速移動する移動局に対しては周波数スケジューリング送信は不向きであるため、基地局100は、高速移動する移動局に対しては、LchおよびDchのうちDchを用いてデータを送信する。そこで、本設定例では、各セル毎に、高速移動する移動局(移動速度がしきい値を超える移動局)の数に合わせてDchの設定数を異ならせる。つまり、図4に示すように、高速移動する移動局の数が多いほど、Dchの設定数を増加させる。図3では8個のLchと6個のDchを周波数多重していたのに対し、図4では、サブバンド1,2,4,5,7,8,10,11をDch用のサブバンドに設定し、サブバン
ド3,6,9,12をLch用のサブバンドに設定することにより、4個のLchと12個のDchを周波数多重する。これにより、高速移動する移動局の数が多くなるほど、基地局100がDchを用いてデータ送信可能な移動局の数を増加させることができる。
<サブバンド設定例3(図5,6)>
1OFDMシンボル内の複数のサブバンド1〜12において、同一の移動局へのDchデータシンボルが含まれる複数のDch用サブバンド間の間隔41が小さくなるほど、1つのDchを構成するDch用サブバンドの数が多くなるため、周波数ダイバーシチ効果が大きくなる。そこで、本設定例では、マクロセル等、伝搬路の遅延分散が大きい(つまり、伝搬路の周波数軸方向でのフェージング変動が速い、伝搬路のコヒーレント帯域幅が狭い)伝搬環境では、大きい周波数ダイバーシチ効果を得るために、図5に示すように間隔41を小さく設定し、マイクロセル等、伝搬路の遅延分散が小さい(つまり、伝搬路の周波数軸方向でのフェージング変動が遅い、伝搬路のコヒーレント帯域幅が広い)伝搬環境では、そもそも周波数ダイバーシチ効果が得られにくいため、図6に示すように間隔41を大きく設定する。つまり、本設定例では、伝搬路の遅延分散が大きくなるほど、同一の移動局へのDchデータシンボルが含まれる複数のDch用サブバンドの設定間隔を小さくする。
また、設定間隔41の大きさにかかわらず1OFDMシンボルによって各移動局へ送信するDchデータのデータ量を一定とするために、図5のように間隔41を小さく設定した場合には、各Dch用サブバンドにおいて1つの移動局に対して割り当てるサブキャリアの数を少なくして周波数多重する移動局の数を多くし、図6のように間隔41を大きく設定した場合には、各Dch用サブバンドにおいて1つの移動局に対して割り当てるサブキャリアの数を多くして周波数多重する移動局の数を少なくする。具体的には、各Dch用サブバンドにおいて周波数多重される移動局の数は、図5の場合は6個であるのに対し、図6の場合は3個となる。つまり、本設定例では、伝搬路の遅延分散が大きくなるほど、間隔41を小さくするとともに、各Dch用サブバンドにおいて周波数多重する移動局の数を多くする。
このように、本設定例では、伝搬路の遅延分散が小さい場合には、図6に示すように、間隔41を大きくする一方で、各Dch用サブバンドにおいて周波数多重する移動局の数を少なくする。このため、本設定例によれば、伝搬路の遅延分散が小さい場合(図6の場合)は、伝搬路の遅延分散が大きい場合(図5の場合)に比べ、Dch数の増減をより小さな単位で行うことができる。具体的には、図5の場合はDchの増減を6個単位で行う必要があるのに対し、図6の場合は、Dchの増減を3個単位で行うことができる。このように、本設定例によれば、伝搬路の遅延分散が小さい場合は、大きい場合に比べ、より柔軟にLch数とDch数との比を設定することができる。
<サブバンド設定例4(図7)>
設定例1〜3では各Dch用サブバンドにおいて複数のDchを周波数多重したのに対し、本設定例では、図7に示すように、各Dch用サブバンドにおいて複数のDchを時間多重する。つまり、本設定例では、Dch用サブバンドにおいて複数の移動局を時間多重する。これにより、Dch内において周波数ダイバーシチ効果が得られる。また、各移動局は自局に割り当てられた時間帯においてだけFFT等の受信処理を行えば足りるようになるため、移動局の消費電力を減少させることができる。また、基地局100が、Dchデータシンボルの割当情報をMCS情報等の他の制御情報より早く送信したり、Dchデータシンボルの割当情報に対しては簡易な符号化を施すことにより、移動局は自局にDchが割り当てられた時間帯をより早く知って、より早く受信処理を停止させることが可能になるため、さらに移動局の消費電力を減少させることができる。
<サブバンド設定例5(図8)>
本設定例では、設定例4(図7)に加え、さらに図8に示すように、複数のDch用サブバンドにおいて各Dchを時間多重する位置を互いに相違させる。つまり、本設定例では、複数のDch用サブバンドにおいて、複数の移動局それぞれの時間多重の位置を互いに相違させる。これにより、Dchについて、周波数軸方向のみならず、時間軸方向でもダイバーシチ効果を得ることができる。また、パイロット信号が各サブフレームの前後に配置される場合は、パイロット信号に近くチャネル推定精度が良い部分と、パイロット信号から遠くチャネル推定精度が悪い部分とが各サブバンドにおいて混在するため、本設定例のように複数のDch用サブバンドにおいて各Dchを時間多重する位置を互いに相違させることにより、各Dchのチャネル推定精度を互いに等しくすることができる。
<サブバンド設定例6(図9)>
本設定例では、図9に示すように、各Dch用サブバンドにおいて、各移動局へのDchデータシンボルを周波数ホッピングさせる。これにより、各Dch用サブバンド内での時間軸方向および周波数軸方向の変動に対しダイバーシチ効果を得ることができる。
<サブバンド設定例7(図10)>
本設定例では、図10に示すように、サブバンド1〜12におけるDch用サブバンドの設定位置をサブフレーム毎に変化させる。これにより、Dchについての周波数ダイバーシチ効果をさらに高めることができる。また、本設定例によれば、移動局における受信品質が高いサブバンドが継続してDchとして使用されることがなくなる、つまり、移動局における受信品質が低いサブバンドが継続してLchとして使用されることがなくなるため、Lchのスループットを向上させることができる。
以上、本実施の形態におけるサブバンド設定例1〜7について説明した。
このように、本実施の形態によれば、Lchにおける周波数スケジューリング送信とDchにおける周波数ダイバーシチ送信とを同時に行う際に、サブバンド毎にDchまたはLchを設定するため、Lchについての適応制御が複雑となることを防ぐことができる。また、Dchの設定数が変化しても各Lchの符号化ブロックサイズは「1サブバンド×1サブフレーム」で一定に保たれるため、移動局に対する符号化ブロックサイズの通知が不要となる。また、Dch用サブバンドを一定の間隔で設定し、周期的に配置するため、Dch用サブバンドの位置情報を移動局に通知する必要がない。よって、本実施の形態によれば、通信システムの設計が簡易になる。
なお、Dch用サブバンド間の間隔は必ずしも一定である必要はなく、あらかじめ設定された間隔であれば上記の効果を得ることができる。
また、上記説明では割当部103から制御情報生成部105へDchデータシンボルの割当情報およびLchデータシンボルの割当情報が入力されているが、これらの割当情報は適応制御部116から制御情報生成部105へ直接入力されてもよい。この場合、割当部103から制御情報生成部105へはサブバンド毎のMCS情報、Dchデータシンボルの割当情報、および、Lchデータシンボルの割当情報が入力される。
(実施の形態2)
本実施の形態に係る基地局は、移動局毎の伝搬路の遅延分散の大きさに応じて、移動局毎にDch用サブバンドを異ならせる点で実施の形態1と相違する。
本実施の形態に係る基地局200の構成を図11に示す。図11において、実施の形態1(図1)と同一の構成部分には同一符号を付し、説明を省略する。
基地局200において、伝搬路変動測定部201には、FFT部114で得られた移動局毎の信号が入力される。伝搬路変動測定部201は、移動局毎の信号に含まれるパイロット信号を用いて、移動局毎の周波数軸方向での伝搬路変動の大きさ、つまり、移動局毎に伝搬路の遅延分散の大きさを測定し、割当部103に出力する。
割当部103は、移動局毎の伝搬路の遅延分散の大きさに応じて、各移動局へのDchデータシンボルを各Dch用サブバンドに以下のようにして割り当てる。
すなわち、本実施の形態においては、図12に示すように、Dch用サブバンドは、設定間隔41が大きいサブバンドと、設定間隔41が小さいサブバンドとに区別される。すなわち、1OFDMシンボル中に、設定間隔41が大きいDch用サブバンドと、設定間隔41が小さいDch用サブバンドの両者が設定される。
なお、ここでの設定間隔41は、実施の形態1のサブバンド設定例3における設定間隔41と同一のものである。また、サブバンド設定例3同様、本実施の形態においても、設定間隔41の大きさにかかわらず、1OFDMシンボルによって各移動局へ送信するDchデータのデータ量を一定とするために、図12に示すように、設定間隔41が小さいDch用サブバンドでは、Dch用サブバンドの数が多いため1つの移動局に対して割り当てるサブキャリアの数を少なくして周波数多重する移動局の数を多くし、設定間隔41が大きいDch用サブバンドでは、Dch用サブバンドの数が少ないため1つの移動局に対して割り当てるサブキャリアの数を多くして周波数多重する移動局の数を少なくする。
割当部103は、サブバンド1〜12において、伝搬路の遅延分散が小さい移動局へのDchデータシンボルを設定間隔41が大きいDch用サブバンド(サブバンド1,7)に割り当て、伝搬路の遅延分散が大きい移動局へのDchデータシンボルを設定間隔41が小さいDch用サブバンド(サブバンド2,5,8,11)に割り当てる。なお、割当部103は、移動局毎の伝搬路の遅延分散の値と閾値とを比較することにより、移動局毎に、伝搬路の遅延分散が小さいか大きいかを判断する。
このようにして、本実施の形態では、1OFDMシンボル内に移動局毎の伝搬路環境にそれぞれ適した複数のDch用サブバンドを設定するため、移動局毎に必要かつ十分な周波数ダイバーシチ効果を得ることができる。
次いで、本実施の形態に係る制御情報のフォーマットについて説明する。基地局200における制御情報生成部105は、図13に示すフォーマットに従って制御情報を生成する。図13に示すフォーマットにおいて、‘MS−ID’にはデータシンボル送信先の移動局のIDがセットされ、‘チャネル区分’にはDchまたはLchのいずれかを示す区分情報がセットされ、‘サブバンド番号’にはDch用サブバンドの番号またはLch用サブバンドの番号がセットされ、‘MCS情報’には各サブバンドのMCS情報がセットされる。なお、‘チャネル区分’に、上記区分情報に加え、Dch用サブバンドの間隔をセットしてもよい。例えば、制御情報生成部105は、‘チャネル区分’に、「Lch」,「2サブバンド間隔のDch」,「3サブバンド間隔のDch」,「6サブバンド間隔のDch」のうちいずれか1つを選択してセットしてもよい。
そして、このようにして生成された制御情報は、多重部104により、図12に示すようにサブフレームの先頭に時間多重され、SCCH(Shared Control Channel)の制御データとしてすべての移動局に送信される。つまり、本実施の形態では、サブバンド1〜12におけるDch用サブバンドおよびLch用サブバンドの設定結果を、すべての移動局に共通のフォーマットを有する1つの制御情報にて各移動局へ通知する。
このように、本実施の形態では、すべての移動局に共通のフォーマットを有する制御情報を用いて、Dch用サブバンドおよびLch用サブバンドの設定結果を同時に各移動局に通知するため、DchおよびLchの数がサブフレーム毎に変化しても、データシンボル伝送用のリソースを消費することなく制御情報を伝送することができる。また、DchおよびLchに共通の1つの制御情報フォーマットを用いるため、通信システムの設計が簡易になる。
なお、本実施の形態では、基地局200において各移動局の伝搬路変動の大きさを測定するようにしたが、各移動局において自局の伝搬路変動の大きさを各々測定し、測定結果を基地局200に報告するようにしてもよい。
また、図13に示す制御情報のフォーマットを実施の形態1において用いることも可能である。この場合、‘チャネル区分’にはDchまたはLchのいずれかを示す区分情報がセットされる。
(実施の形態3)
本実施の形態に係る基地局は、サブバンド毎に送信電力制御を行う点で実施の形態1と相違する。
セル間における干渉軽減技術の1つにInterference Coordinationという技術がある。Interference Coordinationでは、各セルの基地局が協調してリソース割当を行うとともに、各セルの基地局が協調して送信電力制御を行うことで、セル間における干渉を軽減する。本実施の形態では、実施の形態1に、このInterference Coordinationを適用する。
本実施の形態に係る基地局300の構成を図14に示す。図14において、実施の形態1(図1)と同一の構成部分には同一符号を付し、説明を省略する。
基地局300において、送信電力制御部301は、DchデータシンボルおよびLchデータシンボルの送信電力制御をサブバンド毎に行う。具体的には、互いに隣接する各セルの基地局300が、図15に示すような送信電力制御を行う。すなわち、セル1の基地局300は、サブバンド1〜12において、サブバンド1から順に、送信電力を大,中,小,大,中,小,…の順に設定する。セル2の基地局300は、サブバンド1〜12において、サブバンド1から順に、送信電力を中,小,大,中,小,大,…の順に設定する。また、セル3の基地局300は、サブバンド1〜12において、サブバンド1から順に、送信電力を小,大,中,小,大,中…の順に設定する。なお、大、中、小の送信電力は、例えば、送信電力「中」を基準(0dB)として、送信電力「大」はその基準より5dB大きい送信電力、送信電力「小」はその基準より5dB小さい送信電力とする。このようにセル間において、互いに同一のサブバンドの送信電力を互いに異ならせることにより、Interference Coordinationを実現して、セル間における干渉を軽減することができる。
また、従来はDch同士またはLch同士でInterference Coordinationを行う必要があったため、Dchの数およびLchの数をセル間において互いに同一にする必要があった。これに対し、実施の形態1記載のようにしてDch用サブバンドおよびLch用サブバンドを設定すると、各セルで自由にDchの数およびLchの数が設定されても、図15に示すように、Interference Coordinationを実現することができる。
また、従来はDch同士でInterference Coordinationを行う必要があったため、互いに隣接するセルすべてにおいてDchを送信電力「大」に設定することができなかった。これに対し、実施の形態1記載のようにしてDch用サブバンドを設定すると、図15に
示すように、隣接するセルすべてにおいてDchを送信電力「大」に設定することができる。
以上、本発明の各実施の形態について説明した。
なお、上記各実施の形態では、基地局が受信する信号(すなわち、移動局が上り回線で送信する信号)はOFDM方式で伝送されるものとして説明したが、この信号は、例えばシングルキャリア方式やCDMA方式等、OFDM方式以外の伝送方式で伝送されてもよい。
また、上記各実施の形態では、Lchに対してのみ適応変調を行ったが、Dchに対しても同様に適応変調を行ってもよい。
また、Lchは周波数スケジューリングチャネル。Dchは周波数ダイバーシチチャネルと呼ばれることもある。
また、移動局はUE、基地局装置はNode B、サブキャリアはトーンと称されることもある。また、サブバンドは、サブチャネル、サブキャリアブロック、リソースブロック、または、チャンクと称されることもある。また、CPは、ガードインターバル(Guard Interval:GI)と称されることもある。
また、上記各実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はソフトウェアで実現することも可能である。
また、上記各実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適応等が可能性としてありえる。
本明細書は、2005年11月4日出願の特願2005−321110に基づくものである。この内容はすべてここに含めておく。
本発明は、移動体通信システム等に適用することができる。
本発明の実施の形態1に係る基地局の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係るサブバンド分割例 本発明の実施の形態1に係るサブバンド設定例(設定例1) 本発明の実施の形態1に係るサブバンド設定例(設定例2) 本発明の実施の形態1に係るサブバンド設定例(設定例3) 本発明の実施の形態1に係るサブバンド設定例(設定例3) 本発明の実施の形態1に係るサブバンド設定例(設定例4) 本発明の実施の形態1に係るサブバンド設定例(設定例5) 本発明の実施の形態1に係るサブバンド設定例(設定例6) 本発明の実施の形態1に係るサブバンド設定例(設定例7) 本発明の実施の形態2に係る基地局の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2に係るサブバンド設定例 本発明の実施の形態2に係る制御情報フォーマット 本発明の実施の形態3に係る基地局の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3に送信電力制御例

Claims (19)

  1. 周波数領域において連続する複数のサブキャリアを分割してなる、それぞれが同数のサブキャリアからなる複数のブロックのそれぞれに、一つの移動局に対するデータが、局在して割り当てられる第1のブロックと、一つの移動局に対するデータが、分散して割り当てられる第2のブロックとのいずれかを配置する配置部と、
    前記第1のブロックと前記第2のブロックとのいずれが前記移動局に割り当てられたかを示す情報と、前記移動局に割り当てられた前記第1のブロック又は前記第2のブロックを示す情報とからなる制御情報を、割り当てられた前記第1のブロック及び前記第2のブロックに対して共通のフォーマットで送信し、
    それぞれに前記第1のブロック又は前記第2のブロックが配置された前記複数のブロックを用いて、前記データを送信する送信部と、を有し、
    前記配置部は、複数の前記第2のブロックに割り当てられた前記データが、前記周波数領域において所定間隔で分散するように、前記複数の第2のブロックを配置し、
    前記データに対する前記複数の第2のブロックのリソースサイズが、前記所定間隔によらず、一定である、
    基地局装置。
  2. 周波数領域において連続する複数のサブキャリアを分割してなる、それぞれが同数のサブキャリアからなる複数のブロックのそれぞれに、一つの移動局に対するデータが、局在して割り当てられる第1のブロックと、一つの移動局に対するデータが、分散して割り当てられる第2のブロックとのいずれかを配置する配置部と、
    前記第1のブロックと前記第2のブロックとのいずれが前記移動局に割り当てられたかを示す情報と、前記移動局に割り当てられた前記第1のブロック又は前記第2のブロックを示す情報とからなる制御情報を、割り当てられた前記第1のブロック及び前記第2のブロックに対して共通のフォーマットで送信し、
    それぞれに前記第1のブロック又は前記第2のブロックが配置された前記複数のブロックを用いて、前記データを送信する送信部と、を有し、
    前記データに対する前記第1のブロックのリソースサイズと、前記データに対する複数の前記第2のブロックのリソースサイズが、同じである、
    基地局装置。
  3. 周波数領域において連続する複数のサブキャリアを分割してなる、それぞれが同数のサブキャリアからなる複数のブロックのそれぞれに、一つの移動局に対するデータが、局在して割り当てられる第1のブロックと、一つの移動局に対するデータが、分散して割り当てられる第2のブロックとのいずれかを配置する配置部と、
    前記第1のブロックと前記第2のブロックとのいずれが前記移動局に割り当てられたかを示す情報と、前記移動局に割り当てられた前記第1のブロック又は前記第2のブロックを示す情報とからなる制御情報を、割り当てられた前記第1のブロック及び前記第2のブロックに対して共通のフォーマットで送信し、
    それぞれに前記第1のブロック又は前記第2のブロックが配置された前記複数のブロックを用いて、前記データを送信する送信部と、を有し、
    複数の前記第2のブロックにおいて、複数の異なる移動局への複数のデータが多重され、前記複数の第2ブロックの数と、多重されるデータ数とが同じである、
    基地局装置。
  4. 前記配置部は、複数の前記第2のブロックに割り当てられた前記データが、前記周波数領域において所定の間隔で分散するように、前記複数の第2のブロックを配置する、
    請求項2又は3に記載の基地局装置。
  5. 前記配置部は、前記第1のブロック及び前記第2のブロックを、一サブフレーム単位で配置し、
    前記送信部は、前記制御情報を、サブフレーム毎に送信する、
    請求項1から4のいずれかに記載の基地局装置。
  6. 前記配置部は、前記第1のブロック又は前記第2のブロックの配置を、前記ブロック単位で可変とする、
    請求項1からのいずれかに記載の基地局装置。
  7. 前記配置部は、前記第1のブロック又は前記第2のブロックの配置を、一サブフレーム単位で可変とする、
    請求項1からのいずれかに記載の基地局装置。
  8. 複数の前記第2のブロックにおいて、複数の異なる移動局への複数のデータが時間多重される、
    請求項1からのいずれかに記載の基地局装置。
  9. 複数の前記第2のブロックにおいて、前記データが、時間領域の異なる位置に割り当てられる、
    請求項1からのいずれか記載の基地局装置。
  10. 前記送信部は、前記データの変調方式及び符号化率を含むMCS情報を、前記移動局に送信する、
    請求項1からのいずれかに記載の基地局装置。
  11. 前記第1のブロックは、周波数スケジューリング送信のために用いられる、
    請求項1から10のいずれかに記載の基地局装置。
  12. 前記第2のブロックは、周波数ダイバーシチ送信のために用いられる、
    請求項1から11のいずれかに記載の基地局装置。
  13. 周波数領域において連続する複数のサブキャリアを分割してなる、それぞれが同数のサブキャリアからなる複数のブロックのそれぞれに、データが局在して割り当てられている第1のブロックと、データが分散して割り当てられている第2のブロックとのいずれかが配置されて、基地局から送信されたデータと、
    前記第1のブロックと前記第2のブロックとのいずれが割り当てられたかを示す情報と、割り当てられた前記第1のブロック又は前記第2のブロックを示す情報とからなる制御情報であって、割り当てられた前記第1のブロック及び前記第2のブロックに対して共通のフォーマットで前記基地局から送信された前記制御情報と、
    を受信する受信部、を有し、
    複数の前記第2ブロックが、前記複数の第2のブロックに割り当てられた前記データが、前記周波数領域において所定間隔で分散するように、配置されており、
    前記データに対する前記複数の第2のブロックのリソースサイズが、前記所定間隔によらず、一定である、
    移動局装置。
  14. 周波数領域において連続する複数のサブキャリアを分割してなる、それぞれが同数のサブキャリアからなる複数のブロックのそれぞれに、データが局在して割り当てられている第1のブロックと、データが分散して割り当てられている第2のブロックとのいずれかが配置されて、基地局から送信されたデータと、
    前記第1のブロックと前記第2のブロックとのいずれが割り当てられたかを示す情報と、割り当てられた前記第1のブロック又は前記第2のブロックを示す情報とからなる制御情報であって、割り当てられた前記第1のブロック及び前記第2のブロックに対して共通のフォーマットで前記基地局から送信された前記制御情報と、
    を受信する受信部、を有し、
    前記データに対する前記第1のブロックのリソースサイズと、前記データに対する複数の前記第2のブロックのリソースサイズが、同じである、
    移動局装置。
  15. 周波数領域において連続する複数のサブキャリアを分割してなる、それぞれが同数のサブキャリアからなる複数のブロックのそれぞれに、データが局在して割り当てられている第1のブロックと、データが分散して割り当てられている第2のブロックとのいずれかが配置されて、基地局から送信されたデータと、
    前記第1のブロックと前記第2のブロックとのいずれが割り当てられたかを示す情報と、割り当てられた前記第1のブロック又は前記第2のブロックを示す情報とからなる制御情報であって、割り当てられた前記第1のブロック及び前記第2のブロックに対して共通のフォーマットで前記基地局から送信された前記制御情報と、
    を受信する受信部、を有し、
    複数の前記第2のブロックにおいて、複数の異なる移動局への複数のデータが多重され、前記複数の第2ブロックの数と、多重されるデータ数とが同じである、
    移動局装置。
  16. 複数の前記第2のブロックは、前記複数の第2のブロックに割り当てられている前記データが、前記周波数領域において所定の間隔で分散するように、配置されている、
    請求項14又は15に記載の移動局装置。
  17. 前記第1のブロック及び前記第2のブロックは、一サブフレーム単位で配置され、
    前記受信部は、前記制御情報を、サブフレーム毎に受信する、
    請求項13から16のいずれかに記載の移動局装置。
  18. 前記受信部は、前記基地局から送信された、前記データの変調方式及び符号化率を含むMCS情報を受信する、
    請求項13から17のいずれかに記載の移動局装置。
  19. 前記ブロック毎の受信品質を測定する測定部をさらに有する、
    請求項13から18のいずれかに記載の移動局装置。
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