JP4586969B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機 Download PDF

Info

Publication number
JP4586969B2
JP4586969B2 JP2004341440A JP2004341440A JP4586969B2 JP 4586969 B2 JP4586969 B2 JP 4586969B2 JP 2004341440 A JP2004341440 A JP 2004341440A JP 2004341440 A JP2004341440 A JP 2004341440A JP 4586969 B2 JP4586969 B2 JP 4586969B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brush
air filter
cleaning
filter
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004341440A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006153313A (ja
Inventor
正人 織田
裕之 濱野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu General Ltd filed Critical Fujitsu General Ltd
Priority to JP2004341440A priority Critical patent/JP4586969B2/ja
Publication of JP2006153313A publication Critical patent/JP2006153313A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4586969B2 publication Critical patent/JP4586969B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

本発明は汚れたフィルタを自動的に清掃するフィルタ清掃機能を備えた空気調和機に関し、さらに詳しく言えば、フィルタに付着したゴミを長期間にわたって確実に回収できる空気調和機に関する。
空気調和機(室内ユニット)には、空気吸込口から内部にゴミが流入するのを防止するための防塵用のエアフィルタが取り付けられている。通常、このエアフィルタは室内ユニットに着脱可能に取り付けられており、その清掃は使用者が時期を見て適宜行うようにしている。
しかしながら、空気調和機は一般的に室内の高所に設けられているため、エアフィルタの取り外し作業は面倒であり、特に高齢者や女性にとっては困難な作業となる。そこで、本出願人はエアフィルタの清掃作業を自動化した空気調和機を提案している。
その一例として、特許文献1に記載の発明においては、エアフィルタを移動可能にするとともに、室内ユニット内に清掃ブラシを内蔵させた清掃部を設け、その清掃部内にエアフィルタを通過させることにより、自動的にエアフィルタの清掃が行われるようにしている。
これによれば、人手を煩わすことなくエアフィルタを清掃することができる。通常、このフィルタ清掃は一定の運転時間毎(例えば200時間毎)に自動的に行われている。しかしながら、従来のフィルタには運転時や停止時にかかわらず常にブラシが接触しているため、長期間にわたってブラシがフィルタに接触した状態のまま放置されるとブラシが癖付きし、ゴミの掻き出し・回収効果が下がるおそれがあった。
特開2004−28487号公報
そこで、本発明は上述した課題を解決するためになされたものであって、その目的は長期間使用しても回収能力の低下しないフィルタ清掃機能を有する空気調和機を提供することにある。
上述した目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、空気吸込口と空気吹出口とを有し、上記空気吸込口の内側にエアフィルタが配置されている室内機筐体を備え、上記室内機筐体内に、上記エアフィルタを清掃する清掃ブラシを有する清掃部と、上記エアフィルタもしくは上記清掃部のいずれか一方を移動させる清掃時駆動手段とが設けられており、上記清掃時駆動手段にて上記エアフィルタと上記清掃部とを相対的に移動させて上記エアフィルタを清掃する空気調和機において、上記清掃ブラシは、上記清掃部に軸支された回動アームによって支持されており、上記エアフィルタには所定の移動位置において上記清掃ブラシを上記エアフィルタから離反させるブラシ離反手段として上記回動アームを押圧して上記清掃ブラシを上記エアフィルタから離反させる凸部が設けられていることを特徴としている。
請求項に記載の発明は、上記請求項1において、上記凸部は上記エアフィルタの表面および裏面に表裏一対となって対向的に設けられており、いずれか一方の上記凸部が上記回動アームと接触した際に反動によって上記エアフィルタが沈降するのを防止するため、上記清掃部にはいずれか他方の上記凸部を受け止める凸部受けが設けられていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、清掃ブラシをフィルタから離反した状態とするためのブラシ離反手段を設けたことにより、運転停止時に清掃ブラシがフィルタから離れるため、フィルタによって清掃ブラシが癖付けされるのを防ぐことができる。
また、フィルタの一部に設けられた凸部清掃ブラシを支持する回動アームを押圧することにより、複雑な機構を持たずに清掃ブラシをフィルタから離すことができる。
請求項に記載の発明によれば、エアフィルタの両面に凸部を形成し、凸部を受ける凸部受けを設けたことにより、回動アームの反発力を凸部受けで受け止めることができ、清掃ブラシをフィルタから確実に浮き上がらせることができる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明するが本発明はこれに限定されるものではない。図1は本発明の一実施形態に係る空気調和機(室内機ユニット)を示す断面図である。
この室内機ユニット1は、図示しない取付金具を介して壁面に据え付けられるベースパネル100と、ベースパネル100の前面から上面に掛けてを覆うようにベースパネル100に取り付けられる上面パネル200とを備えており、いずれも合成樹脂の成型品からなる。
ベースパネル100は、壁面に沿って平行な背面パネル110と、背面パネル110の下端から前面に向けて張り出すように形成されたアンダーパネル120とを含み、全体が断面L字状に形成されている。
このベースパネル100には、送風ファンとしてのクロスフローファン2,熱交換器ユニット3およびドレンパン4などが格納されている。ベースパネル100の両端には熱交換器ユニット3を支持する側板(図示しない)が左右一対に設けられており、この側板の間に熱交換器ユニット3が掛け渡されている。
この例において、熱交換器ユニット3は3つの熱交換器ユニット31〜33をほぼラムダ(Λ)型に組み合わせて連結したものからなり、クロスフローファン2の上部を覆うように取り付けられている。
前面側熱交換器ユニット31,32と背面側熱交換器ユニット33とは、その頂部が連結板34によって連結されている。連結板34は、吸い込まれる空気が熱交換器ユニット3をバイパスしないようにするための封止板としても機能している。ベースパネル100の一方の側板の隣には、室内機ユニット1を駆動するための各種電源装置や電子部品などが格納された電装品箱(図示しない)が設けられている。
背面パネル110には、背面側熱交換器ユニット33によって生成されるドレン水を受け止める露受け部111が形成されており、露受け部111の背面下部には、各種配管や電線などが収納される収納部112が設けられている。
アンダーパネル120には、クロスフローファン2の送風作用によって空気を室内に向けて送出するための空気吹出口121が形成されている。空気吹出口121には、空気の吹出方向を変えるための上下風向板および左右風向板のほかに、例えば急速暖房もしくは急速冷房運転時に床方向に向かって開くディフューザー(ともに図示しない)が設けられてよい。
ベースパネル100には熱交換器ユニット3を覆うように上面パネル200が取り付けられる。上面パネル200は後端側に設けられた図示しない係止爪を介してベースパネル100の背面パネル110の上端に固定され、先端がアンダーパネル120の先端側に向かってアーチ状に掛け渡されている。
この例によると、上面パネル200にはほぼ全面にわたって空気吸込口210が設けられている。空気吸込口210はグリル桟状に形成されてよく、その開口面積は熱交換器ユニット3の上部投影面積よりも大きいことが好ましい。
この例において、上面パネル200の前面には、室内ユニットの外に向けて移動するエアフィルタによって押し開かれる開閉パネル220が設けられている。開閉パネル220は上端側を中心に回転可能に軸支されており、エアフィルタ5の往方向移動時(室内ユニットの外に向けて排出される移動時)には、他端側がエアフィルタ5によって持ち上げられ、これによりエアフィルタ5が室内ユニットの外に引き出される。
上面パネル200の前面にはさらに、フィルタ駆動手段としての駆動モータ(図示しない)が設けられており、上面パネル200の一部には駆動モータに連結された駆動ギアの一部が露出している。駆動モータは図示しない制御手段によって制御される
上面パネル200の内側(熱交換器30側)には空気中のゴミを捕捉するためのエアフィルタ5が空気吸込口210に沿って配置されている。図2に示すように、エアフィルタ5はゴミを捕捉する網目状のフィルタシート51と、フィルタシート51を支持するメインフレーム52とを備えている。また、この例ではエアフィルタ5は熱交換器3全体を覆うように2枚設けられている。
フィルタシート51は、ポリプロピレンなどの合成樹脂製のシート体からなり、防かび処理や抗菌処理、さらには、ブラシによる帯電を防止するため導電防止処理などが施されていることが好ましい。この例ではフィルタシート51はポリプロピレン製であるが、材質やメッシュなどは仕様に応じて任意に変更可能である。
メインフレーム52は空気吸込口210の開口面積のほぼ半分の面積を有する矩形状に構成されており、メインフレーム52の中央には、レールフレーム53がエアフィルタ5の移動方向に沿って平行に形成されている。
レールフレーム53はメインフレーム52のフィルタ移動方向に沿って平行に掛け渡されており、図示しないが、その裏面側には室内機ユニット1側に設けられる駆動ギアが歯合されるラックギアが形成されている。
フィルタシート51は、メインフレーム52とレールフレーム53とに囲まれた2箇所の開口部(フィルタ面)に張設されている。この例においてはフィルタシート51はメインフレーム52とともにインサート成型によって一体的に形成されている。なお、メインフレーム5に対してフィルタシート5を貼り付けてもよい。
メインフレーム52とレールフレーム53とに囲まれたフィルタ面には、フィルタシート51を支持する縦フレーム54と横フレーム55とが設けられている。縦フレーム54および横フレーム55はいずれもフィルタシート5の裏面側(図2では紙面裏側)に形成されている。
なお、フィルタ5の移動時にフィルタ5とモータにかかる負荷を低減するため、各フレーム54,55の高さが頂部から両側に向かうにつれて暫時減少するように形成されていることが好ましい。これにより、スムーズにエアフィルタ5を筐体内に回収することができる。
この例において、縦フレーム54および横フレーム55はエアフィルタ5の裏面側にのみ設けられているが、そうした場合表面の外観がよくない場合がある。そのため、表面側にも回収に影響しない程度の高さに桟を形成してもよい。
再び図2を参照して、エアフィルタ5には清掃部300内に設けられた清掃ブラシ32、34の毛先を整えるための平坦部57が設けられている。平坦部57はメインフレーム5の先端側(図2では左下側)にフィルタ面に沿って平坦な板状に形成されている。
平坦部57は、移動方向の長さが後述する清掃部300内の清掃ブラシ320、340のブラシ幅よりも若干長い長さを有するように形成されている。この平坦部57もメインフレーム5の成型時に一体成型によって形成される。
平坦部57にはフィルタ5の停止時に後述するフィルタ5に接触した清掃ブラシ340aをフィルタ5から離反させるためのブラシ離反手段としての凸部58がフィルタ5の幅方向に沿って所定間隔で4カ所設けられている。
図2の部分拡大断面図に示すように、凸部58は平坦部57の表面および裏面にそれぞれ上下一対となって対向的に設けられている。各凸部58a,58bは、フィルタ5の移動方向(図中矢印方向)に沿って断面台形状に形成されており、フィルタ5への負荷を減らすように移動方向の角部分が面取りされている。
上面パネル200と開閉パネル220との間には、エアフィルタ5に付着したゴミを除去する清掃部300が設けられている。この例において、室内機ユニット1には2枚のエアフィルタ5が設置されており、これに伴い清掃部300も2箇所に設置されているが、各清掃部300はいずれも同じ構成であるため、いずれか一方のみについて説明を行う。
図3および図4を参照して、清掃部300は熱交換器30側に載置されるボトムカバー310と、同ボトムカバー310に被せられるトップカバー330とからなるダストボックスを備えている。ダストボックスを合成樹脂製とする場合には、その樹脂材に防かび剤や抗菌剤などを含有させることが好ましい。
ボトムカバー310とトップカバー330は、図3に示すように、一端側がヒンジ部301を介して連結され他端側が開閉可能である。なお、トップカバー330の両端には、ボトムカバー310に対するスライド式のロックレバーが設けられている。
ボトムカバー310は内部にゴミを収納可能な収納スペース311を有する細長いペン皿状に形成されている。ボトムカバー310は少なくともエアフィルタ5の幅よりも長い長さを備えている。ボトムカバー310の内部には、エアフィルタ5の裏面側(熱交換器側)に接触する一対の下ブラシ320a,320bが設けられている。
収納スペース311にはフィルタ5に形成された凸部58の下側の凸部58bを受ける凸部受け面312が所定の間隔で4カ所設けられている。凸部受け面312は図に示すように、ボトムカバー310の底部から放面に向けて一体的に突設されており、それらがフィルタ5を移動させた際に凸部58の移動軌跡上に設置されている。
この例において、凸部受け面312はフィルタ5の凸部58の数に応じて4カ所設けられているが、凸部受け面312は凸部58の移動軌跡上に設けられていれば、凸部58の数に応じて任意に設けられてよい。
ブラシ320a、320bはボトムカバー310の底部に一体的に形成されたブラシ台321a,321bに設けられており、下ブラシ320a、320bの間に収納スペース311の一部が形成されている。
ブラシ台321a,321bは、ボトムカバー310の底部の一部をトップカバー320に向けて張り出した状態で一体成型されており、このブラシ台321a,321bの形成に伴って、ボトムカバー310の底面(図では下面)が凹まされている。
この例ではブラシ台321a,321bは一体成型であるが、別部材を取り付けてもよい。また、その間に圧縮バネなどの押圧手段を設けて下ブラシ320a、320bをエアフィルタ5に向けて強制的に押し付けるようにしてもよい。
下ブラシ320a、320bは所定の植設密度でブラシ線が植設され、ブラシ線がエアフィルタ5に対して所定角度をもって斜めに接触する傾斜ブラシからなる。下ブラシ320a、320bは、収納スペース311を挟んで互いに向き合う方向に傾斜するように設けられている。
すなわち、図4に示すように、一方の下ブラシ320aは左斜め上方向に傾斜するように設置されており、他方の下ブラシ320bは右斜め上方向に傾斜するように設置されている。
図3に示すように、下ブラシ320a,320bは、それらの間にあるエアフィルタ5の縦フレーム54を逃がすための逃がし溝31によって2分割(計4分割)されていることが好ましい。これによれば、縦フレーム54付近のフィルタシート51を確実に清掃できる。なお、ボトムカバー320の長手方向に沿って1枚であってもよい。
次に、トップカバー330は、ボトムカバー310の開口部周縁を塞ぐように取り付けられ、少なくともエアフィルタ5の幅よりも長い箱体に形成されており、内部に中空な収納スペース331を備えている。
トップカバー330の収納スペース331内にはエアフィルタ5の表面(空気吸込口210側)に付着したゴミを除去するため、エアフィルタ5に接触する一対の上ブラシ340a,340bが設けられている。図に示すように、上ブラシ340a,340bはそれぞれエアフィルタ5を挟んで下ブラシ320a,320bと対向する位置に設けられている。
上ブラシ340a,340bはそれぞれ一端側がトップカバー330に回転可能に軸支される回転軸342a、342bを有するアーム部(回動アーム)341a,341bと、同アーム部341a,341bの自由端側に取り付けられたブラシ台343a,343bとを備えている。
図4に示すように、一方のアーム部341aは、トップカバー330の上面から開放面(下面)に向けてほぼL字状に形成され、その一端側には回転軸342aを備えている。このアーム部341aの他端側にブラシ台343aが一体的に形成されている。
アーム部341aのほぼ中央の折曲部には、フィルタ5の凸部58の側の凸部58aに接触して、上ブラシ340aをフィルタ5から離反する方向(図4では上方向)に持ち上げるための押圧部346aが形成されている。
押圧部346aは図4に示すように、清掃部300を閉じた際に、ボトムカバー310側の凸部受け面312に対向する位置に形成されており、凸部受け面312と同じくフィルタ5の凸部58の移動軌跡上に4カ所設けられている。この押圧部346aも凸部58の数に応じて任意に設けられてよい。
他方のアーム部341bはトップカバー330の上面から開放面(下面)に向けてほぼL字状に形成され、その一端側には回転軸342bを備えている。このアーム部341bの他端側にブラシ台343bが一体的に形成されている。
図4に示すように、各アーム部341a,341bはトップカバー330の上面にそれぞれが互いに交差するように軸支されている。すなわち、アーム部341aの回転軸342aは上ブラシ340bのブラシ台343bの上部側に設置されており、アーム部341bの回転軸342bはブラシ340aのブラシ台343aの上部側に設置されている。
一方のブラシ台343aは、下面側が平坦なブラシ面とされており、そのブラシ面にブラシ線が設けられている。他方のブラシ台343bも同様に下面側が平坦なブラシ面とされており、そのブラシ面に沿ってブラシ線が設けられている。
上ブラシ340a,340bはともに所定の植設密度でブラシ線が植設され、ブラシ線がエアフィルタ5に対して所定角度をもって斜めに接触する傾斜ブラシからなる。上ブラシ340a,340bは収納スペース331を挟んで互いに向き合う方向に傾斜するように設置されている。すなわち、一方の上ブラシ340aは左斜め下方向を向くように配置されており、他方の上ブラシ340bは右斜め下方向を向くように配置されている。
図4を参照して、トップカバー330と各ブラシ台343a,343bとの間には常にブラシ台343a,343bエアフィルタ5方向(図では下方向)に向けて押圧する押圧手段としての圧縮バネ345a,345bが設けられている。
圧縮バネ345a,345bはそれぞれトップカバー330の一部に設けられた円筒状のバネホルダー(図示しない)によって収納されている。圧縮バネ345a,345bはブラシ台345a,345bの裏面側(反傾斜ブラシ側)の一部に接触することにより、ブラシ台343a,343bをエアフィルタ5方向に押圧する。
このトップカバー330とボトムカバー310とからなるダストボックスの両端部は、清掃部300内にエアフィルタ5を引き込むためのフィルタ出入口350a,350bとなっている。
これにより、一方のフィルタ出入口350aの下ブラシ320aと上ブラシ340aとが対となって清掃ユニット300Aとして用いられ、他方のフィルタ出入口350bの下ブラシ320bと上ブラシ340bとが対となって清掃ユニット300Bとして用いられる。
この例において、下ブラシ320a,320bは固定式であるが、上ブラシ340a,340bに採用した可変レバー機構を同様に採用してもよい。これによれば、よりゴミの捕捉力がアップする
また、この例では各ブラシ320,340は多数の線状のブラシを束ねたものから構成されているが、これ以外にフィン状の板ブラシを進行方向に沿って並べたものを用いてもよい。
次に、図1および図5(a),(b)を参照して、清掃部300の動作の一例について説明する。エアフィルタ5は常にその一部分が清掃部300内に置かれるが、図5(b)はエアフィルタ5が図1のように室内機ユニット1内に引き込まれ上面パネル200の空気吸込口を覆っているときの状態を示している。
エアフィルタ5が図1の状態にあるとき、例えばリモコンからフィルタ清掃指示信号が出されると図示しないモータが駆動され、エアフィルタ5がの室内機内部から外部への往方向(排出方向)に移動を開始する。このとき、フィルタ出入口350aが「入口側」となり、他方のフィルタ出入口350bは「出口側」となる。
この往方向移動時、エアフィルタ5は入口350a側の清掃ユニット300Aに含まれる下ブラシ32aと上ブラシ34aとに対して、その傾斜方向に対して逆らうことなく、いわゆる順目方向に移動する。
可動側の上ブラシ34aは、圧縮バネ345aによりエアフィルタ5に密着するように付勢されているが、エアフィルタ5の移動が順目方向であることと、上ブラシ34aを支持しているアーム部341aの回転軸342aの軸位置との関係から、エアフィルタ5に対してより強く密着する。これにより、エアフィルタ5は下ブラシ32aと上ブラシ34aとに強くこすられ、エアフィルタ5に付着しているゴミのほとんどが掻き取られる。
他方、出口350b側の清掃ユニット300Bに含まれる下ブラシ32bと上ブラシ34bは、エアフィルタ5の移動方向に対して逆向きのいわゆる逆目となるため、可動側の上ブラシ34bは、これを支持するアーム部341bの回転軸342bの軸位置との関係から、エアフィルタ5から浮き上がろうとするが、その浮き上がりが圧縮バネ345bにて阻止される。
これにより、入口350a側の清掃ユニット300Aで取り残されたゴミが出口350b側の清掃ユニット300Bで掻き落とされるとともに、清掃部300のダストボックス内に溜められたゴミがエアフィルタ5によって室内に持ち出されない。
また、エアフィルタ5のフレーム5はフィルタ面から見て裏側(熱交換器3側)に設けられていることにより、上面側(空気吸込口210側)には邪魔するものがないため、エアフィルタ5の上面に溜まったゴミを上ブラシ340aによって確実に捕捉することができる。
エアフィルタ5の往方向の移動が終了すると、図示しないモータが逆回転し、今度はエアフィルタ5が図5(a)の右向き矢印に示す復方向(収納方向)に移動を開始する。このとき、フィルタ出入口350bが「入口側」となり、フィルタ出入口350aは「出口側」となる。
このエアフィルタ5の復方向移動時には、入口350b側の清掃ユニット300Bが上記した往方向移動時の清掃ユニット300Aと同様に動作し、出口350a側の清掃ユニット300Aが上記した往方向移動時の清掃ユニット300Bと同様に動作する。したがって、清掃部300のダストボックス内に溜められたゴミがエアフィルタ5によって室内機ユニット1内に持ち出されることもない。
エアフィルタ5の清掃を終えると、制御部は駆動モータに指令を出し、エアフィルタ5の先端を清掃部350に突き当たるまで押し戻す。このとき、清掃ユニット300Aの上ブラシ340aと下ブラシ320aは逆目であるため、エアフィルタ5の接触により移動方向に向かってブラシが反った状態となる。
そこで、エアフィルタ5が室内機ユニット1内に完全に引き戻されると同時に、フィルタ5に設けられた下側の凸部58bがボトムカバー310の凸部受け面312に乗り上げ、さらに上側の凸部58aが回動アーム341aの押圧部346aを押し上げる。
これにより、図5(b)に示すように、回動アーム341が強制的に持ち上げられ、これに伴い上ブラシ340aがフィルタ5から離反する方向(図5(b)では上方向)に持ち上げられ、フィルタ5に対して無負荷状態となる。なお、本発明において離反とはブラシ340aがフィルタ5によって受けている変形が軽減されている状態をいう。
これによれば、清掃ユニット300Aの上ブラシ340aがエアフィルタ5から離されるため、上ブラシ340aの傾斜を保つことができる。また、下ブラシ320aの毛先もエアフィルタ5に対して無負荷となるため、正常な傾斜位置に戻される。
このとき、他方の清掃ユニット300Bの上ブラシ340bと下ブラシ320bとは準目方向であるため毛先が反ることはないが、各ブラシ間に平坦部57が間に挟まれることにより、フィルタ面による摩擦の影響を受けずに単に滑るだけであるため、毛先が逆に反り返ることはなく、常に毛先が正常な傾斜位置に保たれる。
清掃部300内がゴミで一杯になった場合には、上面パネル200を開けて清掃部300を取り出して開き、中に溜まったゴミを掃除機などで吸引して回収すればよい。
なお、上ブラシ34a,34bを下ブラシ32a,32bと同じく固定ブラシとしてもよく、このような態様も本発明に含まれるが、上記の例のように上ブラシ34a,34bを圧縮バネ345a,345bの付勢力に抗して可動とすることにより、逆目となる側の上ブラシとエアフィルタ5との摩擦抵抗が低減されるため、モータの負荷を軽くすることができる。また、下ブラシ側を可動とし上ブラシ側を固定、下ブラシおよび上ブラシをともに可動としてもよい。
また、上記実施形態においてはブラシ離反手段は一方の上ブラシ340aのみに設けられているが、他方の上ブラシ340b側に設けてもよいし、両方の上ブラシ340a,340bにそれぞれ設けてもよい。また、ブラシ離反手段は凸部58と回動アーム341aとを用いてブラシ340aを持ち上げているが、モータなどの駆動手段を専用に用いてもよい。
さらに、上記した例では、図1に示すように清掃部300に対してエアフィルタ5を移動させるようにしているが、エアフィルタ5の位置を固定とし、清掃部300側をそのエアフィルタ5に沿って移動させるようにしてもよい。
また、本発明において清掃部300は清掃ブラシとゴミ保管部とが一体となってユニット化されているが、例えば本出願人による特開2002−340395号公報に記載された清掃ブラシとゴミ保管部とを別部材とした空気調和機においては、清掃ブラシをフィルタの外側に移動させるなどして、本発明のブラシ離反手段を適用してもよい。
以上、室外機と室内機とが分離されているスプリット型でシーリングウォール型の空気調和機の室内機ユニットを例にして本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明は、例えば床起き式空気調和機,一つの筐体内に室内機と室外機とを収納した一体型空気調和機,また、熱源で言えばガス燃焼式空気調和機,温水循環式空気調和機など、エアフィルタを有する空気調和機に広く利用することができる。
本発明の一実施形態に係る空気調和機(室内機ユニット)の断面図。 上記実施形態のエアフィルタの斜視図 清掃部を開いた状態を示す斜視図。 清掃部の内部構造を模式的に示した断面図。 フィルタ清掃時の清掃部の内部における動作を説明する説明図。
1 空気調和機(室内機ユニット)
2 クロスフローファン
3 熱交換器
4 ドレンパン
5 エアフィルタ
51 フィルタシート
58 凸部
100 ベースパネル
200 上面パネル
300 清掃部
310 ボトムカバー
312 凸部受け面
340a,340b 上ブラシ
346a 押圧部
320a,320b 下ブラシ
330 トップカバー
340a,340b 上ブラシ

Claims (2)

  1. 空気吸込口と空気吹出口とを有し、上記空気吸込口の内側にエアフィルタが配置されている室内機筐体を備え、上記室内機筐体内に、上記エアフィルタを清掃する清掃ブラシを有する清掃部と、上記エアフィルタもしくは上記清掃部のいずれか一方を移動させる清掃時駆動手段とが設けられており、上記清掃時駆動手段にて上記エアフィルタと上記清掃部とを相対的に移動させて上記エアフィルタを清掃する空気調和機において、
    上記清掃ブラシは、上記清掃部に軸支された回動アームによって支持されており、上記エアフィルタには所定の移動位置において上記清掃ブラシを上記エアフィルタから離反させるブラシ離反手段として上記回動アームを押圧して上記清掃ブラシを上記エアフィルタから離反させる凸部が設けられていることを特徴とする空気調和機。
  2. 上記凸部は上記エアフィルタの表面および裏面に表裏一対となって対向的に設けられており、いずれか一方の上記凸部が上記回動アームと接触した際に反動によって上記エアフィルタが沈降するのを防止するため、上記清掃部にはいずれか他方の上記凸部を受け止める凸部受けが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
JP2004341440A 2004-11-26 2004-11-26 空気調和機 Expired - Fee Related JP4586969B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004341440A JP4586969B2 (ja) 2004-11-26 2004-11-26 空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004341440A JP4586969B2 (ja) 2004-11-26 2004-11-26 空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006153313A JP2006153313A (ja) 2006-06-15
JP4586969B2 true JP4586969B2 (ja) 2010-11-24

Family

ID=36631831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004341440A Expired - Fee Related JP4586969B2 (ja) 2004-11-26 2004-11-26 空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4586969B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102608925B1 (ko) * 2023-10-06 2023-12-01 박문수 먼지 제거가 가능한 필터

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4254832B2 (ja) * 2006-09-25 2009-04-15 ダイキン工業株式会社 空気調和機
JP4433090B2 (ja) * 2008-01-16 2010-03-17 ダイキン工業株式会社 空気調和装置の室内ユニット

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63130116A (ja) * 1986-11-19 1988-06-02 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機のフイルタ清掃装置
JPH03236079A (ja) * 1990-02-14 1991-10-22 Konica Corp 画像形成装置
JPH0792823A (ja) * 1993-09-22 1995-04-07 Toshiba Corp 画像形成装置
JP2000181091A (ja) * 1998-12-21 2000-06-30 Kyocera Mita Corp 感光体ドラム素管のブラシ式洗浄装置
JP2002258668A (ja) * 2000-12-28 2002-09-11 Ricoh Co Ltd ブラシ処理装置及び画像形成装置
JP2004028487A (ja) * 2002-06-27 2004-01-29 Fujitsu General Ltd 空気調和機
JP2004245544A (ja) * 2003-02-17 2004-09-02 Fujitsu General Ltd 空気調和機

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63130116A (ja) * 1986-11-19 1988-06-02 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機のフイルタ清掃装置
JPH03236079A (ja) * 1990-02-14 1991-10-22 Konica Corp 画像形成装置
JPH0792823A (ja) * 1993-09-22 1995-04-07 Toshiba Corp 画像形成装置
JP2000181091A (ja) * 1998-12-21 2000-06-30 Kyocera Mita Corp 感光体ドラム素管のブラシ式洗浄装置
JP2002258668A (ja) * 2000-12-28 2002-09-11 Ricoh Co Ltd ブラシ処理装置及び画像形成装置
JP2004028487A (ja) * 2002-06-27 2004-01-29 Fujitsu General Ltd 空気調和機
JP2004245544A (ja) * 2003-02-17 2004-09-02 Fujitsu General Ltd 空気調和機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102608925B1 (ko) * 2023-10-06 2023-12-01 박문수 먼지 제거가 가능한 필터

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006153313A (ja) 2006-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4110375B2 (ja) 空気調和機
JP4182328B2 (ja) 空気調和機
JP4748249B2 (ja) 空気調和機
US8282695B2 (en) Air conditioner
JP4779771B2 (ja) 天井埋込形空気調和機
JP4154574B2 (ja) 空気調和機
KR20060050921A (ko) 공기조화기
JP4661661B2 (ja) 空気調和機
CN100575807C (zh) 空气调节器
JP4563877B2 (ja) 空気調和機
JP2005300154A5 (ja)
JP4340850B2 (ja) 空気調和機
JP4586969B2 (ja) 空気調和機
JP4692571B2 (ja) 空気調和機
JP2006292364A (ja) 空気調和機
WO2008038570A1 (en) Air conditioner
JP3519236B2 (ja) 空気調和機の室内ユニット
JP4110420B2 (ja) 空気調和機
JP4513957B2 (ja) 空気調和機
JP2008180507A (ja) 空気調和機
JP3907680B2 (ja) 空気調和機
JP4577529B2 (ja) 空気調和機
TWM644991U (zh) 具有空氣對流清潔過濾功能的玻璃鋁窗扇改良結構及玻璃鋁窗改裝套件
JP4125359B2 (ja) エアフィルタの自動清掃機能付き室内ユニットを備えた空気調和機
JPH03135409A (ja) 空気清浄機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100811

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100824

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4586969

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees