JP4586793B2 - ワイヤハーネス用バンド - Google Patents
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Description
本出願人は、特開平10−339309号公報(特許文献1)において、前記のようなバンドを備えたバンドクリップ1を提供している。該バンドクリップ1は、図7に示すように、電線群Wに巻き付けたバンド部2を該バンド部2の端部に設けたバンドロック部3内に挿入し、バンド部2の鋸歯状の係止歯2aをバンドロック部3の内部に設けた係止片4の係止爪4aに係止することにより電線群Wに取り付けている。また、係止片4には、係止爪4aを設けた面と反対側の面に係止片4の長さ方向に延在する補強リブ4bを突設している。これにより、バンド部2に引っ張りが生じても係止片4が根元部分で折れ曲がるのを防止でき、バンド部2と係止片4の係止保持力を高めることができる。
前記バンドロック部の係止片は、前記貫通孔を囲む下壁の内面よりバンド挿入側からバンド引出側へ上壁側に向けて傾斜して突出するアーム状の係止片として屈曲可能に設け、該係止片の突出端に前記バンド部の係止歯と係止する係止爪を設けていると共に、該係止片の突出基部の傾斜方向反対面に屈曲支点となる溝を係止片の幅方向に設け、該溝の幅方向の中央あるいは幅方向両側に、溝を横断する補強リブを設けていることを特徴とするワイヤハーネス用バンドを提供している。
このように、係止片はバンド部と接触し、押圧されて屈曲するため、屈曲支点となる溝には負荷が集中し、溝を設けて薄肉となっているために損傷が発生する恐れがあるが、該溝を横断する補強リブを設けているため、溝を設けた係止片の基部が破損することを確実に防止できる。
このように、本発明のワイヤハーネス用バンドでは、バンド部のバンドロック部への低挿入力とバンド部を係止する係止片の補強とを両立することができる。
特に、バンド部と係止片との間に高い係止保持力が必要な場合には、前記補強リブを係止片の幅方向の両側に設けていることが好ましい。
前記範囲外であると、バンド部のバンドロック部への低挿入力とバンド部と係止片との高係止保持力を両立できないからである。
このように、本発明のワイヤハーネス用バンドでは、バンド部のバンドロック部への低挿入力とバンド部と係止片との高係止保持力を両立することができる。
図1乃至図5は、本発明の第1実施形態を示し、ワイヤハーネス用バンド10は、自動車に配索されるワイヤハーネスW/Hに巻き付ける帯状のバンド部11と、該バンド部11の基端に一体的に形成されたバンドロック部12と、該バンドロック部12の外面に突設した車体係止用のクリップ13からなる。
一方、係止片12dの下壁部12c側の下面は、基部側を垂直面12k、先端側を前記第2傾斜面12iと同一角度で傾斜する傾斜面12lとし、垂直面12kと傾斜面12lを連続させている。また、係止片12dの上面の第1傾斜面12hと垂直面12jとの境界部と、下面の垂直面12kと傾斜面12lとの境界部とを係止片12dの厚さ方向に対向する位置に設けている。
よって、係止片12dの基部は先端側へいくに従って薄肉となり、溝12fを設けた位置で最も薄肉となる。一方、係止片12dの先端側は係止爪12eを設けた箇所を除いて均一な厚さとなる。
また、溝12fに設けた補強リブ12gの先端面12g−1は第2傾斜面12iと同一の傾斜角度とし、第2傾斜面12iと同一平面を形成している。また、補強リブ12gの幅Lは、図3に示すように、0.5mmとしている。
前記クリップ13を車体パネル20の円形状の貫通穴20aに挿入し、環状突起13bを貫通孔20aの周縁に係止して、ワイヤハーネスW/Hを車体パネル20の所要箇所に取り付ける構成としている。なお、貫通孔20aは六角形としてもよい。
また、係止片12dに屈曲支点となる溝12fを設けているが、該溝12f内に補強リブ12gを設けているため、係止片12dが溝12fを設けた部分で折れ曲がるのを防止することができ、バンド部11と係止片12dとの十分な係止保持力を得ることができる。 バンド部11の引っ張りを停止した時点で、係止片12dの先端の係止爪12eがバンド部11の係止歯11aと係止して、バンド部11を固定する。
なお、ワイヤハーネス用バンド10にクリップを設けず、ワイヤハーネス用バンド10を電線群の結束用バンドとしてもよい。
本実施形態では、バンドロック部12の係止片12dに設けた補強リブ12gを第1実施形態と相違させており、補強リブ12gを係止片12dの幅方向の両側に設けている。これら2つの補強リブ12gの幅Lは第1実施形態と同様0.5mmとしている。
なお、本実施形態では、各補強リブの幅を第1実施形態と同様としているが、補強リブ1つあたりの幅を小さくして、2本の補強リブの幅の合計を第1実施形態の補強リブの幅と同程度としてもよい。
また、他の構成及び作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
11 バンド部
11a 係止歯
12 バンドロック部
12a 貫通孔
12d 係止片
12f 溝
12g 補強リブ
13 クリップ
W/H ワイヤハーネス
Claims (3)
- バンドロック部の一側端から延在させたバンド部をワイヤハーネスに巻き付け、その先端を前記バンドロック部の貫通孔に挿入し、該バンド部に設けた鋸歯状の係止歯に前記貫通孔内に突設した係止片を係止して締結するワイヤハーネス用バンドにおいて、
前記バンドロック部の係止片は、前記貫通孔を囲む下壁の内面よりバンド挿入側からバンド引出側へ上壁側に向けて傾斜して突出するアーム状の係止片として屈曲可能に設け、該係止片の突出端に前記バンド部の係止歯と係止する係止爪を設けていると共に、該係止片の突出基部の傾斜方向反対面に屈曲支点となる溝を係止片の幅方向に設け、該溝の幅方向の中央あるいは幅方向両側に、溝を横断する補強リブを設けていることを特徴とするワイヤハーネス用バンド。 - 前記係止片は、基部側の上面は傾斜角度が緩やかな第1傾斜面、先端側を第1傾斜面より傾斜角度を大きくした第2傾斜面とし、該第1傾斜面と第2傾斜面との境界に三角形状の前記溝を設け、前記補強リブの幅は0.3〜0.7mmとしている請求項1に記載のワイヤハーネス用バンド。
- 前記バンドロック部の外面に車体係止用のクリップを突設している請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス用バンド。
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JP2006298104A JP4586793B2 (ja) | 2006-11-01 | 2006-11-01 | ワイヤハーネス用バンド |
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JP2008118751A JP2008118751A (ja) | 2008-05-22 |
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2005073406A (ja) * | 2003-08-25 | 2005-03-17 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 自動車用樹脂成形品 |
JP2006111272A (ja) * | 2004-10-12 | 2006-04-27 | Toska Co Ltd | 封緘性能に優れた封緘バンド |
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2006
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JP2006111272A (ja) * | 2004-10-12 | 2006-04-27 | Toska Co Ltd | 封緘性能に優れた封緘バンド |
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