JP4585633B2 - ラマン分光法のオンライン適用による部分水素化アクリロニトリル−ブタジエンゴム(hnbr)の製造方法 - Google Patents

ラマン分光法のオンライン適用による部分水素化アクリロニトリル−ブタジエンゴム(hnbr)の製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ラマン分光法の適用により均一触媒又は不均一触媒によるアクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)の水素化によって加圧された反応器中で部分水素化(partially hydrogenated)アクリロニトリル−ブタジエンゴム(HNBR)を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR))のC−C−二重結合の部分水素化により、特殊なゴム、即ち水素化ニトリルゴム(HNBR)が得られる。
【0003】
現在工業的に行われる水素化方法においては、NBR溶液を均一触媒又は不均一触媒の存在下にバッチ式で撹拌式の加圧されたオートクレブ中で水素により水素化する。水素化されるべき溶液中のポリマーの濃度は、約15重量%である。“Ulman′s Encyclopedia of Industrial Chemistry” dated 1993[1]において、水素化のために使用される均一触媒及び不均一触媒及び水素化の反応条件が記載されている。
【0004】
均一水素化においては、水素化のために使用される触媒及び基質(substrate)の両方共溶液中にある。塩素化芳香族炭化水素、例えばクロロベンゼンが溶媒として使用される。ロジウム−ホスフィン錯体又はルテニウム−ホスフィン錯体が触媒として使用されるのが好ましい。選ばれた触媒及びその濃度に依存して、反応温度は100〜150℃の範囲内にある。実質的に水素分圧により決定される反応圧力は数バールから約190バールまで変わることができる。
【0005】
NBRの不均一水素化においては、例えば炭素、炭酸カルシウム又は二酸化ケイ素上のパラジウム触媒が使用されるのが好ましく、触媒は溶解された基質中に分散させられる。反応は、一般に約50℃の温度及び約50バールの圧力で溶媒としてのケトン中で行われる。
【0006】
硫黄又は硫黄供与体を部分水素化HNBRの加硫のために使用することができるが、完全に水素化された製品の場合には加硫のために過酸化物又は高エネルギービームが必要である。良好な破断点伸び及び引裂強度の故に、部分水素化HNBRタイプは完全に水素化された製品より好ましい。
【0007】
特に部分水素化HNBR製品の製造において重要な問題は、要求される水素化の程度の正確で再現可能な確立である。NBR中の1,2−ビニル−配置(1,2−vinyl−configured)ブタジエン単位のC−C−二重結合は、非常に迅速に水素化され、続いて1,4−シス配置単位(1,4−cis configured units)が水素化される。1,4−トランス配置(1,4−trans−configured)ブタジエン単位は、比較的ゆっくりと水素化される。水素化のために使用されるNBR製品は、1,4−トランス配置二重結合(1,4−trans configured double bonds)の主要な割合(predominant proportion)により区別される。
【0008】
水素化の進行は、水素吸収の決定により見いだすことができ、又は更に正確には反応器から抜き取られたサンプルの赤外分光(IR)分析により見いだすことができる。IR分析の適切な方法は、ASTM D 5670−95に記載されている。この方法の欠点は、分析結果が得られるまでに一般に約20〜30分が経過するということである。この期間中、反応は既に所望の終点以上に及び終点を越えて続けられていることがある。水素化処理は費用のかかる耐圧性反応器を必要とするので、全体のフプロセスの経済的効率は空間−時間収率に実質的に依存している。水素化プロセスの経済的効率は、明細に従って製品品質を同時に改良しながら、製品生産高を増加させることにより明らかに改良することができる。
【0009】
NIR(近赤外)分光法がプロセス制御の目的でしばしば使用される。NIR技術のための適当な光ファイバーが入手可能であるので、当該NIR分光計を反応器から相対的に大きな距離のところに設置することすらできる。しかしながら、NIR技術の欠点は、IRスペクトルの基本振動は測定されないで、むしろ一般に重ね合わされる倍音(overtone)及び組み合わせ(combination)振動が測定されるということである。水素化は常に同じ条件下に(温度、ポリマー濃度、圧力)進行するとの条件下に、水素化の程度は化学測定法(chemometric method)により決定され得る。工業プロセスは常に或る変動幅(bandwidth)内で変わるので、必要な反応変数の信頼できる決定は実行可能ではない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従って本発明の目的は、同時に空間−時間収率が改良されているHNBRの必要な水素化の程度の調節を可能にする新規な方法を見いだすことである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
従って本発明は、均一触媒又は不均一触媒によるアクリロニトリル−ブタジエンゴムの水素化によって加圧された反応器で部分水素化アクリロニトリル−ブタジエンゴム(HNBR)を製造する方法であって、反応器内容物を水素化の開始前に不活性にし、反応器内容物のラマンスペクトルを短い時間間隔で記録し、生成物の実際の水素化の程度をラマン放出線(Raman emission lines)の強度から決定し、必要な水素化の程度が達成されると、適当な手段により反応を停止させることを特徴とする方法を提供する。
【0012】
ポリマーのラマン効果は、文献[例えば、P.J.Hendra,C.H.Jones and G.Warnes:Fourier Transform Raman Spectroscopy,Techniques and Chemical Applications,Ellis Horwood,Chichester(UK)(1991)参照]に記載されている。強い光源により励起される放出されたラマン信号が測定される。一般に、ラマン効果を励起するために、規定された波長λ0のレーザー光が使用される。慣用されるレーザーは、1.06μmの波長で放出するネオジム−イットリウム−アルミニウム−ガーネット(Nd:YAG)レーザー、ヘリウム−ネオン(λ=633nm)レーザー、アルゴンイオン(λ=488,515nm)レーザー又は半導体レーザー(種々の波長)である。Nd:YAGレーザーの使用は、より長い励起波長により、有機材料の妨害蛍光があまり強く生成されないという、ヘリウム−ネオンレーザーを越える利点を有する。
【0013】
一般に、ラマンスペクトルの“ストークス線(λi>λ0)”が分析のために使用される(λi:ラマンシグナルの波長)。特により高められた温度では、“反ストークス線(anti−Stokes lines)(λi<λ0)”も又ラマンスペクトルを分析するために重要でありうる。
【0014】
ラマンスペクトルは、C.HenryによりAnalytical Chemistry News & Features,May(1997)309Aに記載の、市場で入手可能な分散分光計(dispersive spectrometer)又は干渉計によりラマンスペクトルを生成するフーリエ変換(FT)ラマン分光計(Fourier Transform(FT)−Raman spectrometers)により測定することができる。分散分光計の場合には、CCD検出器を使用することができ、一方、液体窒素で冷却されたInGaAs検出器又はゲルマニウム検出器はFTラマン装置に適当である。本発明に従う方法においては、Nd:YAGレーザーによるラマン放射の励起を伴ってFT−ラマン分光計を使用するのが好ましい。何故ならば、それにより妨害蛍光の励起が大幅に回避されるからである。
【0015】
加圧された反応器においてラマン分光法を実施するための本発明に従う適当な装置は、検査ガラス(inspection glasses)、好ましくは、反応器への励起放射の導入及び反応器からのラマン放射の出を可能とする直接反応器上の検査ガラスである。検査ガラスの使用により特に容易に工業的安全要求に従うことができる。何故ならば、これらは加圧された反応器の内容物の視覚による制御(visual control)のための標準構造部品として販売されうるからである。
【0016】
検査ガラスとして使用するのに適当な材料は、ラマン散乱の当該波長範囲(λ0±λi)を包含する励起波長λ0の範囲において吸収又は蛍光を示さない、例えば、ホウケイ酸塩ガラス、石英又はサファイアであり、DIN7080、7081、8902及び8903に従うガラスの場合には、ドイツ圧力容器規則(German Pressure Vessel Order)(AD−N4)に従う選ばれた圧力範囲で使用するための官庁の認可(official registration)が得られるような方法で製造された。このようなガラスは例えば、“Technische Glaswerke Ilmenau GmbH”D98684 Ilmenauのパンフレットの11頁に記載されている。
検査ガラスは、当該反応器の壁に取り付けることができ、又は、反応器の壁、基部又はカバーを通って反応溶液中に漬かる(dips)耐圧性金属管の端部に取り付けることができる。
【0017】
ラマンシグナルを励起するために、レーザー光は検査ガラスを通して反応器中に通される。ラマン散乱放射は、再び同じ検査ガラスを通って反応器を去り、そして適当なレンズ系によって、ラマン分光計の検出器に集束される(focussed)ことができる。
【0018】
ラマン分光計が反応器からさらに離れた部位に取り付けられるべき場合には、励起光を伝送するため及びラマンシグナルを運ぶ(lead away)ために適当な光ファイバーが使用される。ラマン放射がNd:YAGレーザーによって励起される場合には、低い自己吸収の故に、石英光ファイバーを使用することができる。レーザ放射のために提供される光ファイバーの端部に、適当な光学装置(プローブ)を取り付けることが可能であり、この光学装置(プローブ)は励起光を検査ガラスを通して溶液中に集束させ、所定の立体角からのラマンシグナルを集め、必要ならば、レイリー散乱をろ過して取り除き(filters out)そして他の光ファイバーと接続する。このような光学機器はダイロー・アンド・ブルカー(Dilor and Bluker)のような会社から購入することができる。
【0019】
反応溶液中の焦点が検査ガラスの後ろ0〜5cm、好ましくは0〜1cmのところにあるように、プローブの焦点距離が設計されるか又はプローブが配置される。厚さが1.5〜3cmの検査ガラスでは、得られる焦点距離はかくして例えば2〜3.5cmである。大きなビーム幅を有する固定焦点又は可変対物レンズ(vario−objectives)を使用することができる。熱伝導を回避するために、プローブは、好ましくは、検査ガラスの前に或る距離のところに取り付けられる(プローブの対物レンズの選ばれた焦点距離に依存して例えば2〜5mm)。
【0020】
化学工業VBG93“レーザー放射”(“Laserstrahlung”)の同業者の安全規制を認めて、本発明に従う装置においては、レーザー放射の制御されていない放出(uncontrolled release)が起こり得ないようにプローブは外側で(outwardly)シールドされる。これは、好ましくは検査ガラスの前方の或る距離のところに取り付けられるダイアフラムの開口を通して同一平面のプローブの対物レンズを案内することにより達成される。プローブはこの場合に反応器内容物の最適ラマンシグナルが測定されるまで検査ガラスの方向にシフトされる。
【0021】
本発明に従う方法の他の態様は、光ファイバーに接続されそして反応溶液中に浸るプローブによってラマン効果を測定することにある。光ファイバーに接続されたプローブであって、それを通して励起光が反応溶液中に直接通されそしてラマンシグナルを集めるプローブは原理的には知られている。圧力抵抗及び温度抵抗に関する高い安全要求により、これらの光ファイバー−プローブは今は、圧力下に水素化反応を監視するために限られた程度にのみ使用可能である。
【0022】
上記した方法において、ラマン放射用の励起光源としてのレーザー放射の使用は、反応器内容物が不活性にされることが前提とならなければならない。何故ならば、集束条件下に反応器中に送られたレーザー放射は高いエネルギー密度に達し、従って可能な着火源(potential ignition source)であるからである。これは、水素化の開始前に反応器から酸素が完全に除去されなければならないことを意味する。このために、全体の反応溶液は、レーザー放射のスイッチが入れられる前及び水素が反応器に入れられる前に数回窒素でフラッシュされる。好ましくは反応器内容物は酸素の存在について常に検査される。
【0023】
必要な水素化の程度が達成されると、レーザーのスイッチを切り、そして水素圧を解放することにより反応を停止させる。
【0024】
シグナル対ノイズ比を改良するために所定の時間期間内に蓄積されたラマンスペクトル(例えば4cm-1のスペクトル解像力で200スキャン)は、次いでストークス範囲及び反ストークス範囲、好ましくはストークス範囲2500〜1500cm-1における励起レーザー放射と比較してラマンシグナルの4000−50cm-1相対的シフトのスペクトル範囲において分析される。
【0025】
NBRのラマンスペクトルは、ブタジエン単位のC−C二重結合に対する下記の特徴的シグナル:約1667cm-1における1,4−トランスC=Cに対するI0(1667)、約1654cm-1における1,4−シスC=Cに対するI0(1654)、及び約1641cm-1における1,2−ビニル−C=Cに対するI0(1641)を示す。CN−基(ニトリル基)は約2237cm-1におけるラマンシグナルI0(2237)を生じる。
【0026】
1,4−トランス配置ブタジエン単位は、漸次の水素化を伴って比較的ゆっくりと水素化されるので、生成物の残存二重結合含有率は実質的に1,4−トランス配置二重結合によってのみ決定される。ニトリル基は水素化期間中変化しないので、それは例えば中間標準として使用することができる。従って1,4−シス−及び1,2−ビニル−C=C構造の水素化の時間tの後における残存二重結合含有率RDt(%)は、商Qt=It(1667)/It(2237)、ここにIt(1667)及びIt(2237)は部分的に水素化された生成物の1667cm-1及び2237cm-1におけるラマンスペクトルの強度を示す、にほぼ比例している。
【0027】
今水素化のために使用されたNBR製品の1,4−トランス−C−C−二重結合[DB(1,4−トランス)]の含有率が水素化前に古典的な実験室方法によって決定されるならば、水素化の開始及び時間tにおけるそれぞれのラマン強度、I0及びItを使用して、実際の[濃度RD(1,4−トランス)]tは、
(1) [RD(1,4-トランス)]t=[It(1667)/It(2237)]/[I0(1667)/I0(2237)]*
[DB(1.4-トランス)]
として決定することができる。
【0028】
同様に、濃度[RD(1,4−シス)]t及び[RD(1,2−ビニル)]tも必要ならば決定することができる。
【0029】
それ故、好ましくは、部分水素化HNBRの必要な水素化の程度は、水素化の前(t=0)及び水素化の時間tでの2237cm-1におけるNBR中のACN基に対する1667cm-1における1,4−トランス−C−C−二重結合のラマン放出線の強度比Q0=I0(1667)/I0(2237)及びQt=It(1667)/It(2237が決定されるような方法で上記詳細及び式(1)に従って決定され、そして実際の水素化の程度[RD(1,4−トランス)]tは出発生成物中の1,4−トランス−C−C−二重結合の百分率含有率にQt/Q0を乗じることにより計算される。
【0030】
例えば酢酸ビニル、スチレン及びビニルイミダゾール、スチレン並びにメチルメタクリレートの重合のためのラマン分光法の使用は、T.Oezpozan,B.Schrader,St.Keller,Spectrochimica Acta Part A 53(1997)1 to7,E.P.C.Lai,H.S.Ghaziakar,Applied Spectroscopy48(1994)1011並びにJ.Haigh,A Brookes,P.J.Hendra,A Strawen,C.Nicolas,M.Purprik,Spectrochimica Acta Part A 53(1997)9/19及びE.Gulari,K.McKeigue,K.Y.Sng,Macromolecules1984,17,1822 to 1825から知られるけれども、それにもかかわらずラマン分光法がNBRのHNBRへの接触水素化に使用できることは驚くべきことである。何故ならば、この反応は圧力下に且つ高められた温度で行われるからである。すなわち、特に工業製品(ポリマー、触媒)の場合には、ラマン散乱の強度は非常に弱くそして蛍光により破壊される(destroyed)ことは知られている。更に、より高められた温度で、特に大きな反応器では、熱放射の割合が大きく、これは測定の妨害を生じることがある。それ故、有機金属触媒の存在下に、例えば135℃で厚い検査ガラスを通して弱いラマン散乱が観測されうるということは、説明したとおり、予測されなかった。これに関して、ラマン分光法の使用による酢酸ビニルの重合を記載しているOezpozanによる上記の報告を参照することもでき、そして特に、実験の章では、ポリ酢酸ビニルの慣用の製造方法がラマン分光法のためのより良好な条件を得るために改変されたことを指摘している該報告の2頁を参照することもできる。
【0031】
【実施例】
実施例1
NBR(アクリロニトリル成分約40%及びブタジエン成分約60%を含んで成り、ブタジエン成分は1,4−トランス85.5%を含有し、7.3%は1,4−シスでありそして7.2%は1,2−ビニルブタジエン単位である)225g、トリフェニルホスフィン2.25g、ロジウム触媒0.675g及びクロロベンゼン1275gの溶液を多段階インパルス向流撹拌器(multistage impulse contercurrent agitator)及び厚さ1.5cm及び透明幅3.9cmの検査ガラスを備えた2リットルのオートクレーブ中に窒素下に入れる。次いで溶液を280分-1の回転の速度で窒素により3回フラッシングしそして各回圧力は普通の値に解放される。
【0032】
穴を備えたプラスチックディスクが検査ガラスの外側フランジに取り付けられる。FT−ラマン分光計(1WNd:YAGレーザーを伴うRFS100、カールスルーエのブルーカー社)に長さ15cmの2つの光ファイバーを介して接続されている2cmの焦点距離を有するプローブの対物レンズ(objective)(カールスルーエのブルーカー社)を、最大ラマンシグナルが測定されるまで検査ガラスの方向にプラスチックディスクの穴を通して移動させる。検査ガラスから対物レンズの距離はこの点で4mmであった。窒素を使用してプローブを冷却しそして検査ガラスとプラスチックディスクとの間の空間を不活性にし、その結果80℃以下の温度が常に維持されうる。
【0033】
次いで反応溶液を135℃の反応温度に加熱する。次いでラマン強度I0(1667)とI0(2237)の比を、ラマンスペクトル(4cm-1スペクトル解像力で200スキャン)を記録することにより決定する。ラマン強度It(i)は、ベースライン法(base−line method)により決定される。下記のベースラインが使用される。すなわち、It(1667)については1686cm-1と1647cm-1の間のベースラインが使用され、そしてIt(2237)については、2263cm-1と2212cm-1との間のベースラインが使用される。それにより、135℃での出発物質のラマン強度の比I0(1667)/I0(2237)については、下記の値、(0.0274/0.0341)=0.8035、が確立される。
【0034】
次いで水素を35バールの全圧となるように圧力下に加える。同時に、スペクトル測定及び評価プログラムが開始され、これは時間tにおけるラマン強度It(1667)とIt(2237)の比の決定により水素化のオンライン監視を可能とし、そして取り付けられたコンピューターのスクリーン上に式(1)に従う瞬間の残留二重結合含有率(momentary residual double bond content)(RD)tの表示を可能とする。各場合に4cm-1の解像力での200スキャンの記録で、スペクトル当たり6.5分の時間要求があった。t=6.5時間の水素化時間の後、ラマン強度の比It(1667)/It(2237)は0.18であった。この故に、
[RD(1,4-トランス)]6.5h=[0.18/0.8035]*85.5%=19.2%
の残留二重結合含有率が式(1)を使用して計算される。
【0035】
この値で、圧力を普通の値に解放することにより反応を停止させた。
【0036】
本発明の主なる特徴及び態様は以下のとおりである。
【0037】
1.均一触媒又は不均一触媒によるアクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)の水素化によって加圧された反応器で部分水素化アクリロニトリル−ブタジエンゴム(HNBR)を製造する方法であって、反応器内容物を水素化の開始前に不活性にし、反応器内容物のラマンスペクトルを短い時間間隔で記録し、生成物の実際の水素化の程度をラマン放出線の強度から決定し、必要な水素化の程度が達成されると、適当な手段により反応を停止させることを特徴とする方法。
【0038】
2.水素化の前(t=0)及び水素化の時間tでの2237cm-1におけるNBR中のACN基に対する1667cm-1における1,4−トランス−C−C−二重結合のラマン放出線の強度比Q0=I0(1667)/I0(2237)及びQt=It(1667)/It(2237)が決定され、そして実際の水素化の程度[RD(1,4−トランス)]tは出発生成物中の1,4−トランス−C−C−二重結合の百分率含有率にQt/Q0を乗じることにより計算されることを特徴とする上記1に従う方法。
【0039】
3.ラマン効果を実施するための装置として耐圧性検査ガラスが反応器に取り付けられており、該検査ガラスを通して励起光が反応溶液中に通され、そしてラマン散乱が観測されることを特徴とする上記1に従う方法。
【0040】
4.検査ガラスが、反応器の適当な開口を通って反応溶液中に漬かる耐圧性管内に位置していることを特徴とする上記1及び3に従う方法。
【0041】
5.光ファイバーを介してラマン分光計と接続された光学装置(プローブ)が該検査ガラスの前に取り付けられており、該光学装置の対物レンズは、励起光が検査ガラスの後ろ0〜5cmの範囲において反応溶液中に集束されそしてこの範囲からのラマン散乱が集められるような焦点距離を有することを特徴とする上記1〜4に従う方法。
【0042】
6.該光学装置がレーザー光の出を防止するダイアフラムの開口を通されることを特徴とする上記1〜4に従う方法。
【0043】
7.耐圧性浸漬プローブがラマン効果を実施するための装置として使用されることを特徴とする上記1に従う方法。
【0044】
8.ラマン放射がNd:YAGレーザーの助けにより励起され、そしてフーリエ変換原理に従って作動するFT−ラマン分光計がラマンスペクトルを測定するために使用されることを特徴とする上記1に従う方法。
【0045】
9.1667、1654及び1641cm-1におけるラマンスペクトルの強度が水素化の程度を決定するために使用されることを特徴とする上記1に従う方法。
【0046】
10.必要な水素化の程度が達成されると、圧力の解放により反応を停止させることを特徴とする上記1に従う方法。

Claims (8)

  1. 均一触媒又は不均一触媒によるアクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)の水素化により、加圧された反応器であって耐圧性検査ガラスが反応器に取り付けられており検査ガラスを通して励起光が反応溶液中に通されそしてラマン散乱が観測される反応器を用い、反応器をNBR溶液と触媒で満たして、部分水素化アクリロニトリル−ブタジエンゴム(HNBR)を製造する方法において、水素化の開始前に全反応溶液を数回窒素でフラッシュして反応器内容物を不活性にし、反応器内容物のラマンスペクトルを短い時間間隔で記録し、生成物の実際の水素化の程度をラマン放出線の強度から決定し、必要な水素化の程度が達成されると、適当な手段により反応を停止させることを特徴とする方法。
  2. 水素化の前(t=0)及び水素化の時間tでの2237cm−1におけるNBR中のアクリルニトリル基に対する1667cm−1における1,4−トランス−C−C−二重結合のラマン放出線の強度比Q=I(1667)/I(2237)及びQ=I(1667)/I(2237)が決定され、そして実際の水素化の程度[RD(1,4−トランス)]は出発生成物中の1,4−トランス−C−C−二重結合の百分率含有率にQ/Qを乗じることにより計算されることを特徴とする請求項1に従う方法。
  3. 光ファイバーを介してラマン分光計と接続された光学装置(プローブ)が該検査ガラスの前に取り付けられており、該光学装置の対物レンズは、励起光が検査ガラスの後ろ0〜5cmの範囲において反応溶液中に集束されそしてこの範囲からのラマン散乱が集められるような焦点距離を有することを特徴とする請求項1または2に従う方法。
  4. 該光学装置がレーザー光の出を防止するダイアフラムの開口を通されることを特徴とする請求項に従う方法。
  5. 耐圧性浸漬プローブがラマン効果を実施するための装置として使用されることを特徴とする請求項1に従う方法。
  6. ラマン放射がNd:YAGレーザーの助けにより励起され、そしてフーリエ変換原理に従って作動するFT−ラマン分光計がラマンスペクトルを測定するために使用されることを特徴とする請求項1に従う方法。
  7. 1667、1654及び1641cm−1におけるラマンスペクトルの強度が水素化の程度を決定するために使用されることを特徴とする請求項1に従う方法。
  8. 必要な水素化の程度が達成されると、圧力の解放により反応を停止させることを特徴とする請求項1に従う方法。
JP24437098A 1997-08-21 1998-08-17 ラマン分光法のオンライン適用による部分水素化アクリロニトリル−ブタジエンゴム(hnbr)の製造方法 Expired - Fee Related JP4585633B2 (ja)

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