JP4585378B2 - 光空間通信システムのハイブリッド光軸補正装置 - Google Patents

光空間通信システムのハイブリッド光軸補正装置 Download PDF

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本発明は、空間中にレーザー光を伝播させて通信を行う光空間通信システムにおいて、送受信装置間の相対位置・姿勢変化に伴う光軸のズレを検出して補正を行うことの可能なハイブリッド光軸補正装置に関するものである。
従来、例えば2つの送受信機を対向配置してビル−ビル間光空間通信を行う場合、風や振動などによる軸ズレの影響を補正するメカニズムがシステムに組み込まれていることがあるが、想定されている送受信機の相対的な位置姿勢の変化は微小なものである。これに対し端末の移動を伴う大きな相対位置の変化に対応するための反射鏡付モーターを組み合わせた光軸調整メカニズムが提案されている(例えば、非特許文献1参照。)。一方、角度調整の範囲を大きくすることは微小な角度調整のための分解能や変化に素早く対応するための高速応答性能が必ずしも十分でない場合が起こりえる。この場合、送受信機間の距離が大きくなったり突発的な外乱が作用したときに送受信機間の光軸ズレが増大して通信品質を劣化させる要因となることが考えられる。
Koichi Yoshida,Tatsuro Yano,and Takeshi Tsujimura:"Automatic Optical Axis Alignment for Active Free Space Optics",SICE Annual Conference in Sapporo,August4-6,2004,Hokkaido Institute of Tecnology,Japan,p.2035-2040 美多著 「H∞制御」昭晃堂出版 1994
本発明の目的は、上記従来技術の課題を克服し、広範囲の移動領域をカバーしブレや振動といった移動状況に左右されにくい通信品質を保ちえる光空間通信システムに有利なハイブリッド光軸補正装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の光空間通信システムのハイブリッド光軸補正装置は、空間中にレーザー光を伝播させて通信を行う光空間通信システム送信装置側に、送信用レーザー光源によるレーザー光の発射方向(パン・チルト角)が調整可能なように回転軸に反射鏡が取り付けられた2つの反射鏡付モーターを備え、前記光空間通信システムの受信装置側に、送信側から到達したレーザー光の向きを調整し直列に配置された2つのビームスプリッターへ導く2つの反射鏡付モーターと、最初のビームスプリッターにより2分した一方の分岐光を次のビームスプリッターによりさらに2分した光それぞれの照射位置を検知する2つのPSD(Position Sensing Device)と、最初のビームスプリッターによるもう1つの分岐光を受光する受信用PD(Photo Detector)を備え、前記送信用レーザー光源と最初のビームスプリッターの間の光路に介在して設けられた2組の2自由度の反射鏡駆動素子を備えた光空間通信システムのハイブリッド光軸補正装置において、PSD上のレーザースポットの基準位置からの変位を表す誤差ベクトルをフィードバックして2組の反射鏡駆動素子と4つの反射鏡付モーターへの入力とする制御装置を設け、送受信装置の2組の反射鏡駆動素子の微小な方向角変化に対するPSD上のレーザースポット座標の微小変化を関係付けるヤコビ行列と4つの反射鏡付モーターの微小回転に対するPSD上のレーザースポット座標の微小変化を関係付けるヤコビ行列の推定値を介して導出される線形システムに対して、反射鏡駆動素子と関連した入力については低周波数領域で重みを設定し、反射鏡付モーターに関する入力については高周波数領域で重みを設定してレーザースポット誤差ベクトルを出力とした周波数応答特性を最適化することを特徴とするものである。
また本発明は、前記光空間通信システムのハイブリッド光軸補正装置において、反射鏡駆動素子として、2軸制御式の反射鏡付圧電素子を用いることを特徴とするものである。
本発明は、光空間通信システムの送信装置が発射したレーザー光と受信装置との間の軸ズレ量を検出しこれを補正するように送受信装置の反射鏡駆動素子の方向角と反射鏡付モーターの回転角を調整することにより、送受信装置間の相対位置関係が変化しても光軸を一致させることが可能となる。特に、可動範囲が小さいが高速応答が可能な反射鏡駆動素子と時間応答性は低いものの大角度の調整範囲を有する反射鏡付モーターの特性を相補的に利用することによって、広範囲の移動領域をカバーしながら高い通信品質を維持することが可能となる。
また、移動端末におけるブレや振動といった外乱に対しては高速応答をもつ反射鏡駆動素子が光軸ズレを補正するように動作し、立ち上がりの急峻なステップ外力などに対しては最初に高速応答の反射鏡駆動素子が対応し時間の経過とともに大角度の可動範囲を持つ反射鏡付モーターが引き継ぐといった異なる性質を持ったアクチュエータの協調動作により通信品質を保持させることが可能となる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態例を詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態例に係る光空間通信システムのハイブリッド光軸補正装置を示す構成説明図である。図1において、送信装置11には、送信用レーザー光源例えばレーザーダイオードLDが設けられ、レーザーダイオードLDから発射されるレーザー光Lの光路には2自由度の反射鏡駆動素子例えば2軸制御式のミラー(反射鏡)付圧電素子であるミラー付2軸圧電素子A1が設けられる。前記ミラー付2軸圧電素子A1で反射されるレーザー光Lの光路にはレーザー光の発射方向(パン・チルト角)が調整可能なようにそれぞれ対応して回転軸にミラー(反射鏡)M1,M2を取り付けた2つのミラー付モーターD1,D2が互いに回転軸を直交するように配置して設けられる。一方、受信装置12には、送信装置11側から到達したレーザー光Lの向きを調整するようにそれぞれ対応して回転軸にミラー(反射鏡)M3,M4を取り付けた2つのミラー付モーターD3,D4が互いに回転軸を直交するように配置して設けられる。前記ミラー付モーターD3,D4で反射されたレーザー光Lの光路には2自由度の反射鏡駆動素子例えば2軸制御式のミラー(反射鏡)付圧電素子であるミラー付2軸圧電素子A2が設けられる。前記ミラー付2軸圧電素子A2で反射されたレーザー光Lの光路にはそれぞれ対応してプリズム斜面P1,P2を有する2つのビームスプリッターB1,B2が直列に配置されて設けられる。最初のビームスプリッターB1により2分した一方の分岐光を次のビームスプリッターB2によりさらに2分したレーザー光Lそれぞれの照射位置にはレーザー光Lの照射位置を検知する2つのPSD1,PSD2が設けられ、最初のビームスプリッターB1によるもう1つの分岐光を受光する位置には受信用PDが設けられる。
すなわち、送信装置11では,送信用LDから発射されるレーザー光Lをミラー付2軸圧電素子A1で反射させた後、さらにミラーM1,M2での反射を経て受信装置12側へ送出する。受信装置12では、送信装置11側からの到達光をミラーM3,M4を経てさらにミラー付2軸圧電素子A2で反射させて2つのビームスプリッターB1,B2へ導いている。最初のビームスプリッターB1で2分されたレーザー光の一方を受信用PDで受光し、最初のビームスプリッターB1で2分されたレーザー光のもう一方はさらに次のビームスプリッターB2で2分されレーザービームスポット検出用の2つのPSD1,PSD2に到達する。また、送信装置11と受信装置12間はそれぞれ対応して設けられた制御部13,14を用いて通常の電波無線や赤外線などによる無線LANにより互いの情報を交換できるようになっている。非特許文献1で示されているように本来送受信装置それぞれに設置された一対のモーター付ミラーの回転角を調整することにより、LDからのレーザー光をPDへ導くことが可能であるが、一般にこれらを大きな角度変化に対応させる場合、微小角度の変化に対する分解能が低下したり、必ずしも十分な高速応答性が確保できないことが起こりうる。そこで本実施形態例ではLDからPDまでの光路中に角度調整範囲は小さくとも高分解能・高速応答性に優れたミラー付2軸圧電素子A1,A2を介在させ、ミラー付モーターD1〜D4はミラー付2軸圧電素子A1,A2より大角度の調整を行い、ミラー付2軸圧電素子A1,A2はミラー付モーターD1〜D4より高速応答を行うことによって、送信装置11と受信装置12間の高範囲な相対位置姿勢変化に対しても常に高精度な光軸調整が可能となり通信品質の向上が期待できる。
次に、本発明の別の実施形態例について説明する。
前記光空間通信システムのハイブリッド光軸補正装置において、PSD1,PSD2上のレーザースポットの基準位置からの変位を表す誤差ベクトルをフィードバックして2組のミラー付2軸圧電素子A1,A2と4つのミラー付モーターD1〜D4への入力とする制御装置を設け、送信装置11及び受信装置12の2組のミラー付2軸圧電素子A1,A2の微小な方向角変化に対するPSD1,PSD2上のレーザースポット座標の微小変化を関係付けるヤコビ行列と4つのミラー付モーターD1〜D4の微小回転に対するPSD1,PSD2上のレーザースポット座標の微小変化を関係付けるヤコビ行列の推定値を介して導出される線形システムに対して、ミラー付2軸圧電素子A1,A2と関連した入力については低周波数領域で大きな重みを設定し、ミラー付モーターD1〜D4に関する入力については高周波数領域で大きな重みを設定してレーザースポット誤差ベクトルを出力とした周波数応答特性を最適化する。
いま、受信装置12へのレーザー光が直列に配置された2つのビームスプリッターB1,B2を貫通するように送信装置11及び受信装置12のミラー付モーターD1〜D4のモーター回転角とミラー付2軸圧電素子A1,A2の方向角が調整されているものとする。このときプリズム斜面P1に対する受信用PDの鏡像をPD’、プリズム斜面P2に対するPSD2の鏡像をPSD2’とするとき、PSD1とPSD2’が重ならないように配置されていればミラー付2軸圧電素子A2からの反射光とPD’の光軸との関係は反射光とPSD1及びPSD2’受光面との交点の座標によりパラメトライズされることがわかる。従って、ミラー付2軸圧電素子A2からの反射光とPDの光軸が一致する場合の2つのPSD1,PSD2上のレーザースポット座標を基準点とすれば、送信装置11及び受信装置12の相対位置が変化して光軸が外れたときもPSD1,PSD2上のレーザースポットが基準点に戻るようにミラー付モーターD1〜D4のモーター回転角を調整することにより常に光軸を一致させることが可能となる。特に、送信装置11と受信装置12間相対位置の突発的な変化に対してはミラー付2軸圧電素子A1,A2を活用し、持続的で大きな角度変化を伴う場合にはミラー付モーターD1〜D4を活用するように両アクチュエータの相補的な役割分担を行う制御ができればより効率的な光軸調整が可能となる。
このような制御システムを設計するため、先ず送信装置11及び受信装置12のミラー付モーターD1〜D4のモーター回転角とミラー付2軸圧電素子A1,A2の方向角の変化に対してPSD1,PSD2上のレーザー光スポット座標値の変化を関係付けることを考える。このため、送信側LDから受信側PSD1,PSD2までの光線追跡を行う。送信側LDからのレーザー光発射点と発射方向ベクトルをそれぞれrLD,pLD、送信側ミラー付2軸圧電素子A1から受信側ミラー付2軸圧電素子A2までの光路における各ミラー反射面でのレーザー光の反射点と反射方向ベクトルをそれぞれr,p(i=0,…,5)とする。また、ミラー付2軸圧電素子A2からの反射光とPSD1及びPSD2’(PSD2の鏡像)との交点をそれぞれrp1,rp2で表す。各ミラーの中心位置ベクトルと反射面の法線ベクトルをそれぞれm,nとし、4つのモーター付ミラーM1〜M4の回転軸ベクトル及びこれと法線ベクトルの外積によって定義されるベクトルをそれぞれa,b(=a×n)(i=1,…,4)とする。また、送信装置11及び受信装置12それぞれのミラー付2軸圧電素子A1,A2によるミラー中心まわりの回転軸をa,b(i=0,5)とおく。PSD1及びPSD2’の中心位置をmP1,m′P2、受光面法線ベクトルをnP1,n′P2、x座標軸ベクトルをexP1,e′xP2、y座標軸ベクトルをeyP1,e′yP2とおく。
このときrLD,pLDをr−1,p−1と読み替えればr,pとri+1,pi+1(i=−1,…,4)の関係は次のように記述できる。
Figure 0004585378
また、rP1,r′P2はi=5に対するi+1=6をP1のように読み替えれば次式で与えられる。
Figure 0004585378
各ミラーの角度調整速度と比較して送信装置11及び受信装置12の相対位置変化速度が十分に小さいと仮定して式(1)と式(2)の両辺を微分し整理すれば次式が導かれる。
Figure 0004585378
ただし、I3は3×3の単位行列を表す。
ここで、式(5)と式(6)をまとめて次のように表すことにする。
Figure 0004585378
このとき、rP1,pP1の微分は前述の添え字の読み替えを行って次のように求められる。
Figure 0004585378
ただし、AP1,i=AP1,55,4…Ai+1,i(i=0,…,5)である。
送信装置11及び受信装置12のミラー付2軸圧電素子A1,A2のa及びb軸回りの方向調整角をそれぞれα,β(j=0,5)、モーター付ミラーM1〜M4のa軸回りの回転角をθ(i=1,…,4)とすれば、各ミラーの法線ベクトルの微分に関して次式が得られる。
Figure 0004585378
このときPSD1上のレーザー光スポット位置の時間微分
Figure 0004585378
は次のように与えられる。
Figure 0004585378
ここで、
Figure 0004585378
ただし、Om,nはm×nの零行列を表す。同様に、PSD2上のレーザー光スポット位置の時間微分
Figure 0004585378
は次のように与えられる。
Figure 0004585378
ここで、
Figure 0004585378
結局、ミラー付2軸圧電素子A1,A2の方向角とミラー付モーターD1〜D4のモーター回転角の微小変化に対するPSD1,PSD2上のレーザー光スポットの位置変化を関係付けるヤコビ行列J,Kは次式で定義することができる。
Figure 0004585378
いま、ヤコビ行列の推定値を
Figure 0004585378
とおきミラー付2軸圧電素子A1,A2の方向角とミラー付モーターD1〜D4のモーター回転角の微分の代わりにそれぞれ新たに次のような入力変数を考える。
Figure 0004585378
このとき
Figure 0004585378
とみなせれば次式が成り立つ。
Figure 0004585378
ただし、eはx0P1,y0P1,x0P2,y0P2を光軸が一致したときの各PSD1,PSD2の出力値としたときに次式で定義される。
Figure 0004585378
過渡応答を考慮する必要がない場合は例えばu=0,v=−keとしてミラー付モーターD1〜D4の応答速度に応じた適当なゲインk>0を設定すればt→∞においてε→0を得ることは明らかである。
一方、方向角の調整範囲は小さいが高速応答可能なミラー付2軸圧電素子A1,A2と時間応答性能は低いが大角度の調整範囲を持つミラー付モーターD1〜D4それぞれの特性を相補的に組み合わせて効率的な光軸補正制御を行いたい場合には例えば非特許文献2にあるような周波数分離制御が利用できる。式(11)が示すように新たに定義された入力変数u,vはそれぞれミラー付2軸圧電素子A1,A2とミラー付モーターD1〜D4の入力のみに関連していることから、uには低周波領域で大きな重みをvには高周波領域で大きな重みを与えて周波数応答を最適化することが可能となる。このようにして設計されたコントローラをまた式(11)を使ってそれぞれのアクチュエータの制御入力として与えることによりミラー付2軸圧電素子A1,A2とミラー付モーターD1〜D4のそれぞれの特性を活かした光軸調整制御が実現できる。
なお、本発明は、上記実施形態例そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態例に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態例に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態例に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
本発明の実施形態例に係る光空間通信システムのハイブリッド光軸補正装置を示す構成説明図である。
符号の説明
11…送信装置、12…受信装置、13,14…制御部、LD…レーザーダイオード、A1,A2…ミラー付2軸圧電素子、M1〜M4…ミラー(反射鏡)、D1〜D4…ミラー付モーター、B1,B2…ビームスプリッター、P1,P2…プリズム斜面、PD…フォトディテクタ、PSD1,PSD2…ポジションセンシングデバイス。

Claims (2)

  1. 空間中にレーザー光を伝播させて通信を行う光空間通信システム送信装置側に、送信用レーザー光源によるレーザー光の発射方向(パン・チルト角)が調整可能なように回転軸に反射鏡が取り付けられた2つの反射鏡付モーターを備え、
    前記光空間通信システムの受信装置側に、送信側から到達したレーザー光の向きを調整し直列に配置された2つのビームスプリッターへ導く2つの反射鏡付モーターと、最初のビームスプリッターにより2分した一方の分岐光を次のビームスプリッターによりさらに2分した光それぞれの照射位置を検知する2つのPSD(Position Sensing Device)と、最初のビームスプリッターによるもう1つの分岐光を受光する受信用PD(Photo Detector)を備え、
    前記送信用レーザー光源と最初のビームスプリッターの間の光路に介在して設けられた2組の2自由度の反射鏡駆動素子を備えた光空間通信システムのハイブリッド光軸補正装置において、
    PSD上のレーザースポットの基準位置からの変位を表す誤差ベクトルをフィードバックして2組の反射鏡駆動素子と4つの反射鏡付モーターへの入力とする制御装置を設け、
    送受信装置の2組の反射鏡駆動素子の微小な方向角変化に対するPSD上のレーザースポット座標の微小変化を関係付けるヤコビ行列と4つの反射鏡付モーターの微小回転に対するPSD上のレーザースポット座標の微小変化を関係付けるヤコビ行列の推定値を介して導出される線形システムに対して、反射鏡駆動素子と関連した入力については低周波数領域で重みを設定し、反射鏡付モーターに関する入力については高周波数領域で重みを設定してレーザースポット誤差ベクトルを出力とした周波数応答特性を最適化することを特徴とする光空間通信システムのハイブリッド光軸補正装置。
  2. 請求項に記載の光空間通信システムのハイブリッド光軸補正装置において、
    反射鏡駆動素子として、2軸制御式の反射鏡付圧電素子を用いることを特徴とする光空間通信システムのハイブリッド光軸補正装置。
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