JP4584843B2 - 引出形回路遮断器のシャッタ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、引出形回路遮断器の主回路のシャッタ装置に関する。
引出形回路遮断器は、外部導体を接続する枠端子が設けられた引出枠と、この引出枠内の断路位置と接続位置との間を直線状に移動することによって枠端子と接触及び開離する本体端子が背面に設けられた遮断器本体を有する。
この枠端子は引出枠の奥に位置するが正面方向に突き出しており、遮断器本体を引出枠から取り外したとき、枠端子が正面側に露出して感電の危険が生じるという問題があった。このため、遮断器本体を取り外す前に自動的に枠端子を覆うシャッタ装置を備えることがある。
図10及び図11は、特開2001−157330号公報に開示されている従来のシャッタ装置を装着した3極形の引出形回路遮断器の引出枠50を示す図であって、それぞれ正面から見た図及び側面から見た部分図である。この引出枠50には、3個の上側端子51及び3個の下側端子52が設けられている。上側端子51と下側端子52は上下対称の形状であるため上側端子51について説明すると、図11を参照して、上側端子51は側面から見たとき十字状であって遮断器本体53方向にある水平部分51aの上面と下面に、遮断器本体53に設けられた上下一対の引出主接触子54が接触する。
従来のシャッタ装置は、いずれも絶縁物からなり、上側端子51の水平部分51aの根元側半分を覆う固定筒55と、水平部分51aの先端側半分を覆う遮断器本体53方向に付勢されているスライド筒56を有している。なお、両筒には水平部分51aの遮断器本体53との対向面51bを覆う機能はない。
図10を参照して、このシャッタ装置は、さらに、3個の上側端子51を覆う絶縁物からなる可動シャッタ板57と3個の下側端子52を覆う絶縁物からなる可動シャッタ板58とを有している。なお、図10は比較するのに便利なように、便宜的に図の上半分はこのシャッタ装置が閉じた状態を示し、下半分は開いた状態を示している。すなわち、遮断器本体が取り外された状態にあっては、図の上半分に示されているように上側の可動シャッタ板57が上側端子51の対向面51bを覆う位置にあり、図示していないが、下側の可動シャッタ板58も下側端子52の対向面52bを覆う位置となっている。一方、遮断器本体が接続位置にある状態にあっては、図の下半分に示されているように下側の可動シャッタ板58が下側端子52の対向面52bが露出する位置にあり、図示していないが、上側の可動シャッタ板57も上側端子51の対向面51bが露出する位置になっている。なお、図10では、遮断器本体53の図示が省略されている。
以下、シャッタ板の構造及び動作について、上下に対称構造である上側下側のシャッタ装置を代表して、上側のシャッタ装置について簡単に説明する。
可動シャッタ板57は、その両端が保持されている保持機構59を介して図示されていないばねによって上方に付勢されている。図11を参照して、遮断器本体53が接続位置にあるときは、可動シャッタ板57は保持機構59の動作により下方位置に移動しており、スライド筒56が引出主接触子54によって押し込まれており、接触子54と上側端子51の水平部分51aが接触している。
図11の状態から引出操作によって遮断器本体53を左方向へ移動させると、遮断器本体53の移動に追随して、スライド筒56が左方向に移動して上側端子51の水平部分51aの先端部分を覆う。そして、保持機構59が動作して、可動シャッタ板57が上方に移動して上側端子51の対向面51bを覆う。
図12は、遮断器本体53が取り外されているとき、不用意に可動シャッタ板57を移動させ上側端子51の対向面51bが露出することがないように設けられたロック装置を説明する図である。このロック装置のロックレバー60及びロックレバー61は、それぞれ時計方向及び反時計方向へ付勢されている。ロックレバー60は、図11において引出主接触子54が断路位置方向、すなわち左方向へ移動するのに追随して時計方向へ回転し、可動シャッタ板57が上側端子51の対向面51bを覆ったとき回転が停止する。この状態で、ロックレバー61を時計方向へ回転させて双方に形成されたロック孔60a、61aを合致させて南京錠62を装着する。この状態において、ロックレバー60の先端部60bが可動シャッタ板57の上部左側に位置し、ロックレバー61の端部が可動シャッタ板57の下辺部に位置するため、両部材によって抱え込まれるような状態にある可動シャッタ板57を下方に移動させることはできない。
特開2001−157330号公報
上述した従来の引出形回路遮断器のシャッタ装置は、可動シャッタ板57,58が3極形回路遮断器としての横幅寸法を有するものである。しかし、回路遮断器には4極形のものもあり、この場合は別の寸法のものを用意する必要があった。また、横幅が大きくなると撓みが生じるため特開2001−157330号公報で提案されているような撓み対策の構成も必要としていた。
したがって、本願発明は、以上のような問題を解決し、構成が簡単で回路遮断器の仕様に対応して融通性のある引出形回路遮断器のシャッタ装置を提供することを目的とする。
上記の問題を解決するために、請求項1の発明は、正面側に突き出た本体接触部(4c)を有する左右方向に複数並んだ枠端子(4,5)を備えた引出枠(1)と、背面に枠端子に対応する本体端子(9,10)を備え引出枠内の断路位置と接続位置との間を水平に移動する遮断器本体(6)と、を有する多極形の引出形回路遮断器の、遮断器本体が引出枠から取り外されたとき枠端子の本体接触部を自動的に覆うシャッタ装置において、枠端子の本体接触部が挿通する開口部(7a)が形成され、該本体接触部に沿って遮断器本体の移動方向にスライド自在の絶縁板製の水平スライド板(7)と、水平スライド板に沿って垂直方向にスライド自在なるように該水平スライド板に保持されるとともに枠端子の本体接触部が挿通する開口部(8a)が形成され、該開口部と水平スライド板の開口部とが一致した状態で本体接触部に沿って遮断器本体の移動方向にスライド自在の絶縁板製の垂直スライド板(8)と、水平スライド板を遮断器本体方向に付勢するばね(18)と、垂直スライド板を水平スライド板の開口部を覆う方向に付勢するばね(20)と、を枠端子ごとに設け、遮断器本体が接続位置に挿入される途中で垂直スライド板を、垂直スライド板の開口部と水平スライド板の開口部とが一致する位置まで垂直移動させる垂直スライド板動作部材(11)と、両開口部が一致した状態でさらに遮断器本体が挿入されたとき、水平スライド板と垂直スライド板とを枠端子の本体接触部に沿って移動させるシャッタ板水平動作部材(10)と、を枠端子ごとに対応して遮断器本体に設け、更に、垂直スライド板と水平スライド板のいずれか一方に設けられる変位自在の凸部材(14a)と他方に設けられる凹部材(7d)からなる係合手段を有し、垂直スライド板が水平スライド板の開口部を覆っている状態で係合手段が係合して垂直スライド板の垂直方向へのスライドを阻止するスライド阻止部材(12)を有し、遮断器本体が接続位置に挿入される途中で凸部材を変位させ係合手段の係合を解除する解除手段(11)が遮断器本体に設けられることとしている。
さらに、請求項の発明では、左右方向に並んだ全ての枠端子に対応する複数の垂直スライド板と係合して垂直スライド板を水平スライド板の開口部を覆う位置にロックするロック部材(23)と南京錠を取り付けるロック孔(21e)を備えるとともに、引出枠からの取外し可能位置と取外し不可能位置との間で引出枠上を左右方向にスライド自在のスライドロック板(2)と、引出枠上の固定部材(17)と係合してスライド不可能であるとともに、スライドロック板が取外し不可能位置にあるとき該スライドロック板に形成されたロック孔と一致する位置に南京錠を取り付けるロック孔(22c)を有する固定ロック板(22)とを有することとしている。
請求項1の発明は、シャッタ装置を枠端子ごとに構成しているため、ユニット構成とすることができ、構成が簡単で回路遮断器の仕様に対応して融通性のあるシャッタ装置を提供できるという効果を奏する。
また、請求項の発明は、遮断器本体を引出枠から取り外した状態で垂直スライド板が不用意にスライドされることがなく、本体接触部が露出しないため安全性が確保されるという効果を奏する。
さらに、請求項の発明は、シャッタ装置を枠端子ごとに構成しても、左右に並んだ複数の端子を一括してロックできる構成であるため、簡単に安全を確保できるという効果を奏する。
本発明による引出形回路遮断器のシャッタ装置の実施の形態を、図1ないし図9に示されている実施例において説明する。
図2は、この引出形回路遮断器の遮断器本体を取り外した引出枠1を正面から見た図である。なお、図2では、説明の都合上、後述する案内ピン17を除いて本実施例のシャッタ装置の構成部材の図示が省略されている。図2を参照して、この引出形回路遮断器は4極形であって、各極ごとに設けられた4個の端子絶縁ベース2が左右方向に並べて引出枠1の枠部材3に取り付けられている。それぞれの端子絶縁ベース2には、上側枠端子4と、下側枠端子5と、これらの端子の両側に位置する合計4本の案内ピン17が設けられている。なお、引出枠1全体では16本の同一構造の案内ピン17が設けられるが、以下の説明において特定する必要のある案内ピンには、図中で、17C,17D,17E,17F及び17Gの符号を付してある。
なお、上側枠端子4と下側枠端子5、及びこれらの端子に対応して設けられるシャッタ装置は、上下対称の同一構造であるため、以下、特記しない限り代表して上側枠端子4、及び、上側枠端子4のシャッタ装置について説明する。
図3を参照して、本実施例のシャッタ装置は、いずれも絶縁板からなる、図3において左右方向にのみ移動する水平スライド板7と、水平スライド板7に沿って遮断器本体6側に位置する、垂直方向と左右方向に移動する垂直スライド板8とを有する。
図3(a)及び(b)は、それぞれ、遮断器本体6が断路位置及び接続位置にあるときの、遮断器本体6と、水平スライド板7と、垂直スライド板8と、上側枠端子4との関係を説明する部分側面図であって、後述するシャッタ動作機構12の図示は省略されている。
図2及び図3を参照して、上側枠端子4は、1極あたり一対の端子ベース4aと、それぞれの端子ベース4aから引出枠1の裏面に突き出る垂直の接続面を有する外線接続部4bと、引出枠1の正面側に突き出る水平の接触面を有する本体接触部4cとを有しており、上側枠端子4には1極あたり4個の本体接触部4cが下駄の歯状に左右に2対設けられている。
図3を参照して、遮断器本体6は、その背面に上側枠端子4の本体接触部4cに対応して設けられる本体端子9と、本体端子9と本体接触部4cとを接続する引出主接触子10と、垂直スライド板8を移動させる傾斜縁を有するシャッタ動作板11とを、上側枠端子4ごとに設けている。
図4及び図5は、それぞれ水平スライド板7及び垂直スライド板8の正面図である。
図4を参照して、水平スライド板7には、上側枠端子4の本体接触部4cが挿入する左右2列4個の矩形の端子孔7aと、左右2列の端子孔7aの間を上下方向に並ぶばねピン移動孔7b、シャッタ動作板逃がし孔7c及び係止孔7dと、左右両辺の突起部に形成された一対のU字切欠き7eとが形成されている。また、図5を参照して、垂直スライド板8には、上側枠端子4の上側の本体接触部4cが挿入する左右2個の矩形の端子孔8aと、左右2個の端子孔8aの間に位置するシャッタ動作板逃がし孔8bが形成されている。
図6(a)及び(b)は、それぞれ、遮断器本体6が断路位置及び接続位置にあるときの、シャッタ動作機構12の状態を説明する部分側面図である。シャッタ動作機構12は、下端部にストッパ片14aを有し上端部にローラ15を備えたストッパレバー14と、ストッパレバー14を反時計方向に付勢する板ばね16を有し垂直スライド板8に取り付けられている。
図1及び図7は、上側枠端子4に対して上述のシャッタ装置を取り付けたときの、それぞれ正面図及び要部側面図である。水平スライド板7は、端子絶縁ベース2の正面側に立脚する一対の案内ピン17に、左右両側のU字切欠き7eをはめ込んで取り付けられており、ばね18によって遮断器本体6方向に付勢されている。
垂直スライド板8は、水平スライド板7の左右両縁近くに設けられた一対の段付ピン19によって水平スライド板7に沿うように保持されるとともに、水平スライド板7に設けられたピンと、水平スライド板7のばねピン移動孔7bを挿通するように垂直スライド板8に設けられピンとの間に設けられたばね20によって上方に付勢されている。
このようなシャッタ装置の動作について説明する。図3(a)を参照して、遮断器本体6が断路位置にあるとき、上側枠端子4の正面側は、端子孔7aと対向している本体接触部4cの先端部分を除いて、水平スライド板7によって覆われている。また、垂直スライド板8は、ばね20の作用により上方に位置し、端子孔8aより上の面及び下の面で、それぞれ水平スライド板7の上側の端子孔7a及び下側の端子孔7aを覆っている。すなわち、本体接触部4cの先端部分も覆われてシャッタ装置が閉じた状態にあり、人が正面から上側枠端子4に触れることができないようになっている。また、図6(a)を参照して、人が不注意で垂直スライド板8を下方にスライドさせようとしても、ストッパレバー14のストッパ片14aが係止孔7dにはまり込んでいるためスライド動作が阻止される。
図6(a)を参照して、このような断路位置にあるとき、水平スライド板7のシャッタ動作板逃がし孔7cと垂直スライド板8のシャッタ動作板逃がし孔8bとが重なった状態で、シャッタ動作板11の先端部と対向するように位置している。この状態で遮断器本体6を接続位置方向へ移動させると、シャッタ動作板11が右に移動してその傾斜縁上をローラ15が移動してストッパレバー14が時計方向に回転してストッパ片14aが係止孔7dから脱出する。さらに、遮断器本体6が移動すると、シャッタ動作板11の傾斜縁がストッパレバー14を介して垂直スライド板8を下方へ移動させる。垂直スライド板8が、その端子孔8aが水平スライド板7の下側の端子孔7aと一致する位置に達したとき、垂直スライド板8の上縁8cが水平スライド板7の上側の端子孔7aより下の位置にあり、上側と下側の本体接触部4cの先端が露出した状態となる。
さらに、遮断器本体6が移動すると、引出主接触子10の右先端部が垂直スライド板8と接触して垂直スライド板8と水平スライド板7を諸に右方向へ移動させる。このとき、端子孔8aと端子孔7aが本体接触部4cに沿って移動し、引出主接触子10も本体接触部4c上を摺動して接続位置に達する。この状態が、図3(b)及び図6(b)に示されている。なお、遮断器本体6を接続位置から断路位置方向へ移動させたときは、上述の動作と逆の動作で図3(a)及び図6(a)で示されている状態となる。
次に、図7及び図8を参照して、上述のシャッタ装置のロック装置について説明する。遮断器本体6を接続位置から断路位置に移動させて引出枠1から取り外したとき、上述のごとく自動的に閉じたシャッタ装置を、南京錠でロックすることができる。このロック装置は、上側枠端子4ごとに設けられる4個の前述のシャッタ装置にまたがる断面がL字状のスライドロック板21と、スライドロック板21と協働して南京錠によるロック機能を持たせる断面がL字状の固定ロック板22とを有する。後述するように、スライドロック板21と固定ロック板22は重ね合わされて、図7に鎖線で示されているごとく、案内ピン17の先端部に取り付けられる。
案内ピン17の先端には頭部17aと首部17bが形成されており、図8を参照して、固定ロック板22の垂直方向の面には、案内ピン17の頭部17aの直径よりやや大きい丸い係止孔22aと2個の長孔22bとが一列に形成されている。また、固定ロック板22の水平方向の面には3個のロック孔22cが形成されている。
図8に部分図として示されているスライドロック板21の垂直方向の面には、案内ピン17の頭部17aの直径よりやや大きい丸孔部分21aと頭部17aの直径より小さく首部17bの直径より大きい幅の長孔部分21bとがつながったロック異形孔21cと、ロック異形孔21cと一列に並んだ2個の丸孔21dが形成されている。さらに、スライドロック板21の垂直方向の面には各極ごとに2個のロックピン23が裏面方向に立脚している。また、スライドロック板21の水平方向の面には、固定ロック板22のロック孔22cと同じ間隔で3個のロック孔21eが形成されている。
以下に、このロック装置の取付について説明する。図9を参照して、まず、それぞれ2個の長孔22bと2個の丸孔21dが一致するように、固定ロック板22をスライドロック板21の手前に重ね合わせる。そして、長孔22bの幅より小さい直径の首部と大きい頭部を有する2個のスライドピン24を丸孔21dに取り付けて、固定ロック板22がスライドロック板21上をスライド可能なように一体化する。
次に、スライドロック板21のロック異形孔21cの丸孔部分21aと固定ロック板22の係止孔22aが一致するように、スライドロック板21上で固定ロック板22をスライドさせて、シャッタ装置が閉じた状態で、ロック異形孔21cを案内ピン17にはめ込む。このようにはめ込むことにより、図9に示すごとくロックピン23が垂直スライド板8の端子孔8aの上縁に接する部分に位置するため、垂直スライド板8を下方にスライドさせることができずシャッタ装置が閉じた状態を維持できる。
次に、3個のロック孔22cと3個のロック孔21eが重なる位置まで、スライドロック板21を、案内ピン17の首部17bがロック異形孔21cの丸孔部分21aから長孔部分21b方向へ位置するようにスライドさせる。
なお、スライドロック板21のロック異形孔21cの丸孔部分21aと長孔部分21bとの間隔及び長孔部分21bの長さ、並びに、固定ロック板22の係止孔22aと長孔22bとの間隔及び長孔22bの長さは、上述のごとく3個のロック孔22cと3個のロック孔21eが重なる位置までスライドロック板21をスライドできるとともに、前述のごとく、スライドロック板21のロック異形孔21cの丸孔部分21aと固定ロック板22の係止孔22aが一致するように固定ロック板22をスライドできる寸法となっている。
上述の3個のロック孔22cと3個のロック孔21eが重なる位置では、長孔部分21bの幅が案内ピン17の頭の大きさより小さいため、スライドロック板21を案内ピン17から取り外すことができない。また、ロック異形孔21cの丸孔部分21aが案内ピン17の位置になるように、スライドロック板21と固定ロック板22とを諸にしてスライドさせようとしても、固定ロック板22の係止孔22aが案内ピン17の頭部17aと係合するためスライドすることができない。したがって、最大3個の南京錠をこのロック孔に装着してロック状態を実現することができる。
以上のようなロック機能を実現するためには、スライドロック板21のロック異形孔21cを、4極分の上側枠端子4に設けられる8本の案内ピン17のいずれかに対応する位置に形成し、残りの案内ピン17に対応する位置には、案内ピン17の頭部17aがはまり込むとともに、スライドロック板2のスライドを阻害しない程度の大きさの長孔21fを形成しておけばよい。しかし、左右に長いスライドロック板2が撓むことによるロック機能の不完全さを防止するため、他の案内ピンに対応する部分にもロック異形孔21cと同一形状の補助異形孔を形成しておいたほうがよい。例えば、図2において、左右両端の案内ピン17C,17D及び中間部の案内ピン17E,17Fに対応する位置に、上述のロック異形孔21cと同形状の異形孔を形成し、いずれか一つの異形孔をロック異形孔21cとし残りのものを補助異形孔としてもよい。スライドロック板21を部分的に示している図8のロック異形孔21c、補助異形孔21g及び長孔21fは、それぞれ案内ピン17E、案内ピン17F及び案内ピン17Gに対応する位置に形成されたものである。
このようなスライドロック板21と固定ロック板22とを上下対称に下側枠端子5にも取り付けることができる。
本発明による実施例の引出形回路遮断器のシャッタ装置を、1極分の上側端子に取り付けた状態を示す正面図である。 図1のシャッタ装置を取り付ける引出形回路遮断器の、遮断器本体を取り外した引出枠を正面から見た図である。 遮断器本体6と水平スライド板7と垂直スライド板8と上側枠端子4との関係を説明する、(a)遮断器本体が断路位置、及び(b)接続位置、にあるときの部分側面図である。 水平スライド板7の正面図である。 垂直スライド板8の正面図である。 シャッタ動作機構12の状態を説明する図であって、(a)遮断器本体6が断路位置、及び(b)接続位置、にあるときの部分側面図である。 図1の要部側面図である。 スライドロック板21の部分斜視図及び固定ロック板22の斜視図である。 スライドロック板21と固定ロック板22を取り付けたときの部分側面図である。 従来のシャッタ装置を装着した引出形回路遮断器の引出枠50を示す正面図である。 図10の部分側面断面図である。 従来のシャッタ装置のロック装置を説明する側面図である。
符号の説明
1 引出枠
2 端子絶縁ベース
3 枠部材
4 上側枠端子
4a 端子ベース
4b 外線接続部
4c 本体接触部
5 下側枠端子
6 遮断器本体
7 水平スライド板
7a 端子孔
7b ばねピン移動孔
7c シャッタ動作板逃がし孔
7d 係止孔
7e U字切欠き
8 垂直スライド板
8a 端子孔
8b シャッタ動作板逃がし孔
8c 上縁
9 本体端子
10 引出主接触子
11 シャッタ動作板
12 シャッタ動作機構
14 ストッパレバー
14a ストッパ片
15 ローラ
16 板ばね
17,17C,17D,17E,17F,17G 案内ピン
17a 頭部
17b 首部
18 ばね
19 段付ピン
20 ばね
21 スライドロック板
21a 丸孔部分
21b 長孔部分
21c ロック異形孔
21d 丸孔
21e ロック孔
21f 長孔
21g 補助異形孔
22 固定ロック板
22a 係止孔
22b 長孔
22c ロック孔
23 ロックピン
24 スライドピン




Claims (2)

  1. 正面側に突き出た本体接触部(4c)を有する左右方向に複数並んだ枠端子(4,5)を備えた引出枠(1)と、背面に前記枠端子に対応する本体端子(9,10)を備え前記引出枠内の断路位置と接続位置との間を水平に移動する遮断器本体(6)と、を有する多極形の引出形回路遮断器の、前記遮断器本体が前記引出枠から取り外されたとき前記枠端子の本体接触部を自動的に覆うシャッタ装置において、
    前記枠端子の本体接触部が挿通する開口部(7a)が形成され、該本体接触部に沿って前記遮断器本体の移動方向にスライド自在の絶縁板製の水平スライド板(7)と、
    前記水平スライド板に沿って垂直方向にスライド自在なるように該水平スライド板に保持されるとともに前記枠端子の本体接触部が挿通する開口部(8a)が形成され、該開口部と前記水平スライド板の開口部とが一致した状態で前記本体接触部に沿って前記遮断器本体の移動方向にスライド自在の絶縁板製の垂直スライド板(8)と、
    前記水平スライド板を前記遮断器本体方向に付勢するばね(18)と、
    前記垂直スライド板を前記水平スライド板の開口部を覆う方向に付勢するばね(20)と、を前記枠端子ごとに設け、
    前記遮断器本体が接続位置に挿入される途中で前記垂直スライド板を、前記垂直スライド板の開口部と前記水平スライド板の開口部とが一致する位置まで垂直移動させる垂直スライド板動作部材(11)と、
    前記両開口部が一致した状態でさらに前記遮断器本体が挿入されたとき、前記水平スライド板と前記垂直スライド板とを前記枠端子の本体接触部に沿って移動させるシャッタ板水平動作部材(10)と、を前記枠端子ごとに対応して前記遮断器本体に設け
    更に、前記垂直スライド板と前記水平スライド板のいずれか一方に設けられる変位自在の凸部材(14a)と他方に設けられる凹部材(7d)からなる係合手段を有し、前記垂直スライド板が前記水平スライド板の開口部を覆っている状態で前記係合手段が係合して前記垂直スライド板の垂直方向へのスライドを阻止するスライド阻止部材(12)を有し、前記遮断器本体が接続位置に挿入される途中で前記凸部材を変位させ前記係合手段の係合を解除する解除手段(11)が前記遮断器本体に設けられることを特徴とする引出形回路遮断器のシャッタ装置。
  2. 正面側に突き出た本体接触部(4c)を有する左右方向に複数並んだ枠端子(4,5)を備えた引出枠(1)と、背面に前記枠端子に対応する本体端子(9,10)を備え前記引出枠内の断路位置と接続位置との間を水平に移動する遮断器本体(6)と、を有する多極形の引出形回路遮断器の、前記遮断器本体が前記引出枠から取り外されたとき前記枠端子の本体接触部を自動的に覆うシャッタ装置において、
    前記枠端子の本体接触部が挿通する開口部(7a)が形成され、該本体接触部に沿って前記遮断器本体の移動方向にスライド自在の絶縁板製の水平スライド板(7)と、
    前記水平スライド板に沿って垂直方向にスライド自在なるように該水平スライド板に保持されるとともに前記枠端子の本体接触部が挿通する開口部(8a)が形成され、該開口部と前記水平スライド板の開口部とが一致した状態で前記本体接触部に沿って前記遮断器本体の移動方向にスライド自在の絶縁板製の垂直スライド板(8)と、
    前記水平スライド板を前記遮断器本体方向に付勢するばね(18)と、
    前記垂直スライド板を前記水平スライド板の開口部を覆う方向に付勢するばね(20)と、を前記枠端子ごとに設け、
    前記遮断器本体が接続位置に挿入される途中で前記垂直スライド板を、前記垂直スライド板の開口部と前記水平スライド板の開口部とが一致する位置まで垂直移動させる垂直スライド板動作部材(11)と、
    前記両開口部が一致した状態でさらに前記遮断器本体が挿入されたとき、前記水平スライド板と前記垂直スライド板とを前記枠端子の本体接触部に沿って移動させるシャッタ板水平動作部材(10)と、を前記枠端子ごとに対応して前記遮断器本体に設け
    更に、左右方向に並んだ全ての前記枠端子に対応する複数の前記垂直スライド板と係合して前記垂直スライド板を前記水平スライド板の開口部を覆う位置にロックするロック部材(23)と南京錠を取り付けるロック孔(21e)を備えるとともに、前記引出枠からの取外し可能位置と取外し不可能位置との間で前記引出枠上を左右方向にスライド自在のスライドロック板(21)と、
    前記引出枠上の固定部材(17)と係合してスライド不可能であるとともに、前記スライドロック板が取外し不可能位置にあるとき該スライドロック板に形成されたロック孔と一致する位置に南京錠を取り付けるロック孔(22c)を有する固定ロック板(22)とを有することを特徴とする引出形回路遮断器のシャッタ装置。
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