JP4584793B2 - 電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、集塵フィルタの除塵を行う除塵装置が備わる電気掃除機に関する。
一般的な電気掃除機は、吸口から吸い込んだ含塵空気を掃除機本体に導き、この掃除機本体内の集塵部を通して集塵し、塵埃が補足され清浄になった空気を掃除機本体外に排気する構成である。集塵部は、紙フィルタによる濾過によって塵埃を捕捉して集塵する紙袋式フィルタ方式と、サイクロン分離筒による遠心分離によって塵埃を捕捉して集塵するサイクロン型方式の2系統が主流となっている。特に最近の電気掃除機は、紙袋式の集塵フィルタを使用する形態ものが徐々に主流になっている。
紙袋式集塵フィルタを使用する電気掃除機は、捕獲した塵によって紙袋内が満杯になったときには集塵フィルタを取り外して使い捨て(新しい集塵フィルタと交換)することができるので、取り扱いが便利である。
しかしながら、紙袋式集塵フィルタは、紙袋内が塵で満杯になる前から濾過面に付着した微細な塵によって目詰り現象を起こして通気抵抗が増加することから、所定の時期に集塵フィルタに振動を与えて濾過面に付着した微細塵を紙袋内の底部に震い落すようにして除塵する除塵機構を設けることが提案されている。
除塵機構は、紙袋式集塵フィルタの外周面に作用する除塵子を振動させることによって該紙袋式集塵フィルタの内面(濾過面)に付着した微細な塵を震い落す構成である。除塵子を振動させる除塵子駆動機構としては、電磁振動で振動させる構成の電磁式駆動機構や、電源コードの巻き取りに用いるコードリールの回転を伝達して振動させる構成のコードリール式駆動機構が、特許文献1,特許文献2に提案されている。
特開平5−192278号公報 特開2004−174268号公報
紙袋式集塵フィルタを除塵する除塵機構は、集塵フィルタの外周面に外側から力を作用させて振動を発生させる構成となるが、集塵室内にて通気圧力により膨らんでいる紙袋式集塵フィルタに外側から大きな力を繰り返し与えることは、紙袋式集塵フィルタの破れ等の問題が発生し構成が非常に難しい。
従って、除塵機構は、紙袋式集塵フィルタに効率良く振動を発生させることを目的に、小さな振動で効率良く塵を震い落すことができ、更に震い落した塵がその後の使用(通風)で再び舞い上がって濾過面に付着して目詰りするのを抑制するようにすることが望ましい。
また、除塵機構における除塵子駆動機構は、掃除機本体内の限られたスペースに簡単に取り付けて収容することができるように構成することが望まれる。
また、除塵機構の駆動は、コードリールユニットの電源コードの引き出しに行うので、除塵機構の駆動力はできるだけ軽減することが求められる。
本発明は、上記の問題に鑑み、除塵機構を駆動する電源コードの引き出しに過大な負荷がかからない電気掃除機を提供することを目的とする。
本発明は、掃除機本体内の後部側に設けられる電動送風機およびコードリールユニットと、掃除機本体内の前部側に設けられる集塵フィルタと、コードリールユニットに駆動され、集塵フィルタに付着する塵埃を除塵する除塵装置とを有する電気掃除機において、除塵装置は、集塵フィルタに除塵振動を加える除塵振動部材と、除塵駆動回転筒体と、除塵振動部材に摺接し、回転により除塵振動部材に振動を生じさせるところの除塵駆動回転筒体の外周に設けられたカムバネとを有することを特徴とする。
本発明によれば、除塵機構を駆動操作する電源コードの引き出しが軽く行なえる電気掃除機を提供することができる。
本発明の実施例に係わる図に沿って本発明を説明する。
図1は、電気掃除機の外観図であり、後端面を床に当接して起立させた収納状態を示している。そして、1は掃除機本体、2はホースユニット、3は延長管、4は吸口である。
掃除機本体1は、具体的には後述するが、吸気用の電動吸引ファン(電動送風機)と紙袋式の集塵フィルタを設置する集塵室と除塵機構を内蔵する。電動送風機は掃除機本体1の後部側に、集塵フィルタは掃除機本体1の前部側に内置される。コードリールユニットも後部側に電動送風機の隣りに隣接して置かれる。
この掃除機本体1は、主車輪5とキャスター6によって床面を走行するように横長にした姿勢(通常の使用時の姿勢)にして使用する。そして、この掃除機本体1は、ハンドル7を引き起こして持ち運びする。
ホースユニット2は、ホース2aの後端に掃除機本体1の集塵室に連通するように該掃除機本体1に嵌着する本体接続管2bを備え、先端に延長管3を嵌着すると共に使用(掃除)時に把持するホースグリップ2cを備える。ホースグリップ2cは、電動吸引ファン(電動送風機)を運転制御するための指示スイッチ(図示省略)を備える。
延長管3は、後端が前記ホースグリップ2cに嵌着され、先端に吸口4が嵌着される。
図2〜図4は、掃除機本体1を断面して内部構造を示す図面である。図2は、掃除機本体1の中央部を切断した縦断側面図、図3は、掃除機本体1における除塵機構を示すように切断した横断平面図、図4は、掃除機本体1における除塵機構の除塵子駆動機構を示すように切断した縦断側面図である。また、図5は、紙袋式集塵フィルタの着脱形態を示す掃除機本体1の縦断側面図である。
掃除機本体1の外殻は、主として、本体下ケース8と本体上ケース9と集塵室蓋10によって構成し、その内部の前半部分に集塵室11を形成し、後半部分に電動ファン室12を形成する。
掃除機本体1の内部を集塵室11と電動ファン室12に仕切って区画する仕切り壁は、本体下ケース8の底部から上向きに伸び、中央部に通気窓8aを備えた下ケース仕切り壁部8bと、本体上ケース9から下向きに伸びる上ケース仕切り壁部9aを接合することによって構成する。
集塵室11は、その上方を開放して集塵室蓋10によって開閉自在に構成する。集塵室11の上方開放端縁は、本体下ケース8によって構成し、この端縁には集塵室蓋パッキン13を設置し、集塵室11の上方開放端を閉じるように倒した集塵室蓋10の下端縁を密接させて気密状態を実現する構成とする。
この集塵室11の前側の壁部には、ホースユニット2の本体接続管2bを嵌着してホース2aを集塵室11に連通させるように貫通したホース差込口14aを備えたホース嵌着部材14を取り付ける。
このホース嵌着部材14の内端は、集塵室11の前側壁部に位置して該集塵室11内に露出させ、集塵室11内に挿入してフィルタクランプ15によって拘束した紙袋式の集塵フィルタ16の口紙16aに密接するように構成する。
下ケース仕切り壁部8bにおける前記通気窓8aの集塵室11側には、前記下ケース仕切り壁部8bに沿って除塵子17(除塵振動部材)を設置する。
この除塵子17(除塵振動部材)は、図6に示すように、通気性に富んだ方形の格子状枠体17aを主体にして構成し、上端部分の両側に支軸17b,17cを突設して前記下ケース仕切り壁部8bの上端部分に揺動可能(振揺自在)に係止するように取り付ける構成である。つまり、除塵子17(除塵振動部材)は、上側を支点として振揺自在に垂れ下がる。このため、除塵子17(除塵振動部材)の支持構成が簡単で振揺作動も円滑に行なわれる。
除塵子17(除塵振動部材)は、付勢バネ17dを備える。この付勢バネ17dにより、除塵子17(除塵振動部材)は、後側に引かれる。除塵子17(除塵振動部材)は、付勢バネ17dで常に引かれているので、除塵振動部材の往復振動が確実に行なわれる。
また、除塵子17(除塵振動部材)は、紙袋式の集塵フィルタの底部が接する底辺部170aと紙袋式の集塵フィルタ16の後部が接する側辺部170bよりなるL形を有することを特徴とする。
その下端部分を背後から除塵子駆動機構により、繰り返し押圧駆動することによって揺動させて集塵室11内で膨らんだ紙袋式の集塵フィルタ16の濾過用紙袋16bの外周面(膨らんだ紙袋の口紙16aに対向する奥側壁面部)を繰り返し押圧する構成である。この除塵子駆動機構(除塵装置)の詳細については後述する。
このように構成した集塵室11には、集塵室蓋10を開放して紙袋式集塵フィルタ16を着脱する。紙袋式集塵フィルタ16は、吸気窓16a1を形成した口紙16aと、濾過用紙袋16bによって構成される。
この紙袋式集塵フィルタ16の装着は、集塵室蓋10を起立させて集塵室11の上方を開放した状態で紙袋式集塵フィルタ16を該集塵室11内に挿入し、口紙16aをフィルタクランプ15で拘束して該口紙16aをホース嵌着部材14の内端に密着させて該口紙16aの吸気窓16a1とホース嵌着部材14のホース差込口14aを整合させることによって濾過用紙袋16b内とホース2aを連通させるようにして行う。
そして、集塵室蓋10を倒して集塵室11の上方を閉じる。このようにして装着されている紙袋式集塵フィルタ16の取り外しは、集塵室蓋10を起立させて集塵室11の上方を開放して紙袋式集塵フィルタ16の口紙16aの拘束を解くようにフィルタクランプ15を操作することにより、該紙袋式集塵フィルタ16を自由な状態にして行う。
この実施例で使用する紙袋式集塵フィルタ16について、図7の(a)〜(c)および図8の(a),(b)を参照して説明する。
濾過用紙袋16bは、特公平7−85736号公報に記載されているように、吸込口16b1を設けた方形の濾紙を両端開口の筒状体に形成し、前記吸込口16b1が平面に位置するように前記筒状体を押し潰し(折り曲げ)ながら、両折り曲げ部分を蛇腹16b2に形成した開口端方向に細長い長方形の偏平形状に整形し、両端開口端縁部分を丸め込むように折り返しながら糊付けして塞ぐ封止縁部16b3を形成する。
このように偏平形状に形成した濾過用紙袋16bは、前記吸込口16b1が位置する平面を方形の口紙16aの後側に前記吸込口16b1を吸気窓16a1に整合させるように接着し、口紙16aから長くはみ出した封止縁部16b3方向のはみ出し部分を口紙16aの後方に重ねるように後側に折り返す。
濾過用紙袋16bを構成する濾紙は、この実施例1においては3層構造であり、濾過用紙袋16bの内側になる内側層は比較的大きな塵を捕捉する目の粗い層であり、中間層は微細塵を捕捉する目の極めて細かい層であり、外側になる外側層は補強層である。
このように構成した紙袋式集塵フィルタ16は、周囲に対して濾過用紙袋16内の気圧が高くなって偏平形状から立方形状に膨らむときに、両側の蛇腹16b2の部分が後方に伸びると共に後側に重ねるように折り返した部分が復元して口板16aからはみ出す方向に長く伸びることになる。
この実施例において、この紙袋式の集塵フィルタ16は、前記濾過用紙袋16bにおける口紙16aの後側に重ねるように折り返した部分が上下方向に伸びて縦長状態に膨らむような姿勢に集塵室11内に設置する。
すなわち、掃除機本体1を主車輪5とキャスター6によって走行させる姿勢にした状態において、濾過用紙袋16bの蛇腹16b2の部分が両横側方向に位置し、両端開口端を丸め込むように折り返して塞いだ封止縁部16b3が上下方向に位置する姿勢で集塵室11内に納まるように設置する。
電動ファン室12内には、電動吸引ファン18(電動送風機)とコードリールユニット19と制御装置20を内蔵する。
電動吸引ファン18は、集塵室11内の空気を通気窓8aを通して吸い出すように下ケース仕切り壁部8bにファンパッキン21を介して気密状態に接合させて取り付ける。
コードリールユニット19は、回転して電源コード22を巻き込み/巻き出しする巻き付けドラム23と、この巻き付けドラム23の両側端に設けたドラム側板24,25を備える。ドラム側板25の外周縁にはドラム側板歯車部25aを一体的に形成する。そして、このコードリールユニット19は、前記電動吸引ファン18の横に位置させてドラム回転軸心が本体下ケース8の底面に対して平行で横向きの状態となるように設置する。
前記除塵子17(除塵振動部材)を押圧する除塵子駆動機構(除塵装置)を構成する除塵子駆動ユニット26の具体的な構成を図9および図10を参照して説明する。
除塵子駆動ユニット26は、前記コードリールユニット19の回転によって駆動されて回転する除塵子駆動回転筒体27を備え、この除塵子駆動回転筒体27を回転させることにより該除塵子駆動回転筒体27に装着されたカムバネ28によって除塵子17(除塵振動部材)の後面を繰り返し押圧して該除塵子17を揺動させる構成である。
除塵子17(除塵振動部材)には、カムバネ28の押圧に抗する方向の力を付与する付勢バネ17dが設けられているので、除塵子駆動回転筒体27の回転にともなって除塵子17(除塵振動部材)は振動するのである。
前記下ケース仕切り壁8における前記通気窓8aの下側で集塵室11内側に位置して前記除塵子17の下端部分に対向するように本体下ケース8の底部に設置するように固定し、支軸17b,17cを支点にして格子状枠体17aを揺動させるように駆動する。
除塵子駆動回転筒体27は、除塵子駆動ユニット基板29の内側に除塵子駆動回転筒体軸支持部29a,29bを起立させ、この除塵子駆動回転筒体軸支持部29a,29b間に前記除塵子駆動回転筒体27を回転可能状態に支持する。
除塵子駆動回転筒体軸支持部29aの外側に延長した除塵子駆動回転筒体軸30は、その外端部に除塵子駆動回転筒体軸歯車31を備え、この除塵駆動ユニット26が掃除機本体1に組み付けられた状態で前記コードリールユニット19のドラム側板歯車部25aと噛み合ってドラム側板25の回転に従動して除塵子駆動回転筒体軸30を回転させるように機能する。
この除塵子回転筒体駆動軸30は、除塵子駆動回転筒体27内に位置させたワンウェイクラッチ(図示省略)を介して該除塵子駆動回転筒体27と係合し、電源コード22を引き出すときのドラム側板25の回転に伴う除塵子駆動回転筒体駆動軸30の回転を除塵子駆動回転筒体27に伝達し、電源コード22を巻き込むときのドラム側板25の回転に伴う除塵子駆動回転筒体駆動軸30の回転は除塵子駆動回転筒体27に伝達しないように構成する。
除塵子駆動回転筒体27の周り螺旋状に巻装されたカムバネ28は、螺旋を構成する個々の輪が多角形状を有する。このため、除塵子駆動回転筒体27の回転によりカムバネ28の突出部28a(角部)が除塵子17を押し上げる。
除塵子駆動回転筒体27の回転が進むに連れ、除塵子17(除塵振動部材)と接触してカムバネ28の部位は突出部28a(角部)から平滑部28bに移動し、その繰り返しにより除塵子17(除塵振動部材)に一定周期、もしくは不定周期の振動を発生させる。
カムバネ28を構成する輪が正多角形の場合には、振動が一定周期になる。正多角形でない場合には、不定周期になる。
除塵子17(除塵振動部材)はプラスチック材や金属製の弾性体であり、その弾性力を活かし紙袋式集塵フィルタ16の濾過用紙袋16bに対し効率の良い振動を与える。
このカムバネ28の弾力の強さは、紙袋式集塵フィルタ16の濾過用紙袋16bが強く膨らんで除塵子17(除塵振動部材)の揺動に大きな抵抗が作用するときに撓んで除塵子駆動回転筒体27に大きな回転抵抗が作用するのを避けることができる強さとする。このため、除塵機構を駆動する駆動力が大きくならなく、電源コードの引き出しに過大な負荷がかからないのである。
もしも大きな抵抗が発生する状態に陥った場合でも、除塵子駆動回転筒体27に対してスライド移動、もしくはカムバネ28自体が斜めに逃げる形状にすることにより、電源コード22を引き出すときに過大な引き出し抵抗が発生することを防止する。
カムバネ28は多角形状を有するので、除塵子17(除塵振動部材)の揺動数は高くなる。紙袋式集塵フィルタ16は高い振動数で振られるので、効率良く除塵が行なわれる。
また、カムバネ28は、除塵子駆動回転筒体27に着脱自在に装着されている。カムバネ28をメンテナンスする際に、カムバネ28を除塵子駆動回転筒体27から容易に外すことができる。
さらに、カムバネ28が有している個々の輪の突出部28a(角部)は、除塵子駆動回転筒体27の長手方向に揃っている。このため、個々の輪の突出部28a(角部)は除塵子17(除塵振動部材)の幅方向に揃って接触するので、部分的に接触するものに比べ、除塵子17(除塵振動部材)の振動が安定する。安定した除塵が行なわれる。
また、カムバネ28の形状は、多角形状以外、例えば楕円形状にすることも可能である。
図9に沿って除塵子駆動ユニット基板29について説明する。
除塵子駆動ユニット基板29における前記除塵子駆動回転筒体軸支持部29a,29bの外周端縁面29c,29dと該除塵子駆動回転筒体軸支持部29a,29b間を結ぶ除塵子駆動ユニット基板29の両側の端縁面29eは、この除塵子駆動ユニット基板29を本体下ケース8の底壁から集塵室11に連なるように形成した除塵子駆動ユニット取り付け窓8cに下側から挿入するように嵌着した状態で該本体下ケース8に当接して前記集塵室11の気密を保持するように機能し、除塵子駆動回転筒体軸支持部29a,29b間の除塵子駆動回転筒体27を集塵室11内の除塵子17の下端部分の後側に位置させる。
また、除塵子駆動ユニット基板29は、除塵子駆動回転筒体軸支持部29a,29b間の前側部分の一部に凹んだ湾曲部分29fを有する。この湾曲部分29fは、本体下ケース8の底部に設けるキャスター収容空間8dの一部を構成する。キャスター6は、キャスター収容空間8dに取り付けられる。
この除塵子駆動ユニット基板29の湾曲部分29fは、除塵子駆動ユニット基板29の全体的な剛性を高めるようにも機能する。そして、この除塵子駆動ユニット基板29の両端部分には、取り付けねじ貫通穴29g,29hを設ける。
本体下ケース8への除塵子駆動ユニット26の取り付け方法について図10を参照して説明する。
まず、底面を上向きにすることにより除塵子駆動ユニット取り付け窓8cを上側に位置させた姿勢に本体下ケース8を置き、除塵子駆動ユニット26を下向きにして前記除塵子駆動ユニット取り付け窓8cに嵌着して取り付けねじ32,33によって本体下ケース8にねじ止め固定する。
その際、除塵子駆動ユニット基板29における前記除塵子駆動回転筒体軸支持部29a,29bの外周端縁面29c,29dおよび該除塵子駆動回転筒体軸支持部29a,29b間を結ぶ除塵子駆動ユニット基板29の両側の端縁面29eには集塵室11内の気密を保持するため、本体下ケース8と端縁面29eの間には気密を保つ部材が必要である。気密を保つ部材として、除塵子駆動ユニットパッキン34を介在させる。
この除塵子駆動ユニットパッキン34の介在は、予め、除塵子駆動ユニット基板29側または本体下ケース8側に取り付けた状態で除塵子駆動ユニット26を本体下ケース8の除塵子駆動ユニット取り付け窓8cに嵌着することによって実現する。
除塵子駆動ユニット26は、本体下ケース8の下部に設けるので、集塵室の小さなスペースに簡単に収納される。
主車輪5は、電動ファン室12の両側に位置させて本体下ケース8の外側に取り付ける。
キャスター6は、本体下ケース8における集塵室11の底部を本体内側に凹めるように湾曲させて形成したキャスター収容空間8dに設置する。
このキャスター6は、中心に取り付け穴6aを形成した車輪支持体6bと該車輪支持体6bの偏心位置に取り付けたキャスター車輪6cを備える。
そして、前記本体下ケース8における前記キャスター収容空間8dの中心に該本体下ケース8から突出させたキャスター支持軸8eを前記車輪支持体6bの取り付け穴6aに嵌入するように該車輪支持体6bを嵌着して取り付ける。
制御装置20は、電源コード22から給電を受け、前記コードグリップ2cに設けた指示スイッチからの指示に従って電動吸引ファン18の運転を制御する。
このように構成した電気掃除機を使用するときには、掃除機本体1におけるホース嵌着部材14のホース差込口14aにホースユニット2の本体接続管2bを嵌着し、ホースユニット2のホースグリップ2cに延長管3を嵌着し、この延長管3の先に吸口4を嵌着し、掃除機本体1を横長にして主車輪5とキャスター6によって床面を走行するような姿勢にする。この状態で電源コード22を引き出して商用電源コンセントに接続する。
電源コード22を引き出すときに回転する巻き付けドラム23が回転してドラム側板25も回転することから、このドラム側板25に形成されているドラム側板歯車部25aと噛み合う除塵子駆動回転筒体軸歯車31が回転して除塵子駆動回転筒体軸30を回転させ、除塵子駆動回転筒体27を回転駆動する。
除塵子駆動回転筒体27が回転すると、その外周面に取り付けた接触子28が除塵子17の後面を繰り返し押圧して該除塵子17を揺動させる。
このとき、図11の(a)〜(c)に示すように、前の吸引掃除によって紙袋式集塵フィルタ16の濾過用紙袋16bが膨らんでその奥側面が除塵子17に接触していれば、除塵子駆動回転筒体27の回転に伴う除塵子17の揺動に伴って濾過用紙袋16bも揺動(振動)することから、濾過用紙袋16bの濾過面の内面に付着した塵が震い落される。
また、この実施例における紙袋式集塵フィルタ16は、集塵室11内において濾過用紙袋16bが縦長に伸びるように膨らんでいることから、除塵子17の揺動が濾過用紙袋16bにおいて目詰りし易い奥側面の壁に広く作用して該奥側壁を効果的に振動させて該奥側壁の内面に付着した塵を効率良く振るい落とすことができる。
上記実施例では、紙袋式集塵フィルタを挙げて述べたが、本発明は紙袋式集塵フィルタ以外のフィルタ、例えば多重に折った波形フィルタにも適用できる。
上述した主な特徴を以下に列挙する。
(1).除塵装置は、集塵フィルタに除塵振動を加える除塵振動部材と、除塵駆動回転筒体と、除塵振動部材に摺接し、回転により除塵振動部材に振動を生じさせるところの除塵駆動回転筒体の外周に設けられたカムバネとを有することを特徴とする。
このような特徴の構成を備えるので、カムバネは、除塵子(除塵振動部材)の揺動に大きな抵抗が作用するときに撓んで除塵子駆動回転筒体に大きな回転抵抗が作用するのを避けることができる。このため、除塵機構を駆動する駆動力が大きくならなく、電源コードの引き出しに過大な負荷がかからないのである。
(2).カムバネは、除塵駆動回転筒体の周りに螺旋状に巻装されていることを特徴とする。
このような特徴の構成を備えるので、除塵子(除塵振動部材)の押圧負荷が重くなるとカムバネはスライド移動、もしくは斜めに逃げるようになる。このため、電源コード22を引き出しに過大な負荷がかからない。
(3).カムバネは、螺旋を構成する個々の輪が多角形状を有することを特徴とする。
このような特徴の構成を備えるので、集塵フィルタは多角形状のカムバネで高い振動数で振られ、効率良く除塵が行なわれる。
(4).カムバネは、螺旋を構成する個々の輪が楕円形状を有することを特徴とする。
このような特徴の構成を備えるので、大きな振動振幅を必要とする除塵に好適である。
(5).カムバネは、除塵駆動回転筒体に着脱自在に装着されていることを特徴とする。
このような特徴の構成を備えるので、カムバネのメンテナンスが容易である。
(6).カムバネは、個々の輪が有する多角形状の角部を前記除塵駆動回転筒体の長手方向に揃えたことを特徴とする。
このような特徴の構成を備えるので、除塵振動部材の振動が安定する。安定した除塵が行なわれる。
(7).除塵振動部材は、上側を支点として振揺自在に垂れ下がることを特徴とする。
このような特徴の構成を備えるので、除塵振動部材の支持構成が簡単で振揺作動も円滑に行なわれる。
(8).除塵振動部材は、振揺自在に支持され、カムバネの押圧に抗する方向の力を付与する付勢バネを除塵振動部材に設けたことを特徴とする。
このような特徴の構成を備えるので、除塵振動部材の往復振動が確実に行なわれる。
(9).除塵振動部材は、紙袋式集塵フィルタの底部が接する底辺部と紙袋式フィルタの後部が接する側辺部よりなるL形を有することを特徴とする。
このような特徴の構成を備えるので、紙袋式集塵フィルタは底部と後部が振揺されるので除塵が良く行なわれる。
本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、電気掃除機の収納状態の外観側図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、掃除機本体の中央部を切断した縦断側面図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、掃除機本体の除塵機構を示すように切断した横断平面図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、掃除機本体の除塵機構の除塵子駆動機構を示すように切断した縦断側面図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、紙袋式集塵フィルタの着脱形態を示す掃除機本体の縦断側面図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、本発明の除塵斜視図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、本発明の紙パック断側面図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、本発明の紙パック斜視図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、本発明の被除塵部ユニットの斜視図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、掃除機本体と被除塵部ユニットの分解図。 本発明の実施形態に係る実施例に関するもので、本発明の被除塵部における伝達方法を示した図。
符号の説明
1…掃除機本体、18…電動送風機、19…コードリールユニット、16…紙袋式の集塵フィルタ、26…除塵子駆動ユニット、17…除塵子(除塵振動部材)、27…除塵駆動回転筒体、28…カムバネ。

Claims (11)

  1. 掃除機本体内の後部側に設けられる電動送風機およびコードリールユニットと、前記掃除機本体内の前部側に設けられる集塵フィルタと、前記コードリールユニットに駆動され、前記集塵フィルタに付着する塵埃を除塵する除塵装置とを有する電気掃除機において、
    前記除塵装置は、前記集塵フィルタに除塵振動を加える除塵振動部材と、除塵駆動回転筒体と、前記除塵振動部材に摺接し、回転により除塵振動部材に振動を生じさせるところの前記除塵駆動回転筒体の外周に設けられたカムバネとを有し、
    前記カムバネは、前記除塵駆動回転筒体の周りに螺旋状に巻装され、
    前記カムバネは、螺旋を構成する個々の輪が多角形状を有し、
    前記カムバネは、前記除塵振動部材の押圧負荷が重くなると、前記除塵駆動回転筒体に対してスライド移動、または当該カムバネ自体が斜めに逃げるように設けられていることを特徴とする電気掃除機。
  2. 掃除機本体内の後部側に設けられる電動送風機およびコードリールユニットと、前記掃除機本体内の前部側に設けられる集塵フィルタと、前記コードリールユニットに駆動され、前記集塵フィルタに付着する塵埃を除塵する除塵装置とを有する電気掃除機において、
    前記除塵装置は、前記集塵フィルタに除塵振動を加える除塵振動部材と、除塵駆動回転筒体と、前記除塵振動部材に摺接し、回転により除塵振動部材に振動を生じさせるところの前記除塵駆動回転筒体の外周に設けられたカムバネとを有し、
    前記カムバネは、前記除塵駆動回転筒体の周りに螺旋状に巻装され、
    前記カムバネは、螺旋を構成する個々の輪が楕円形状を有し、
    前記カムバネは、前記除塵振動部材の押圧負荷が重くなると、前記除塵駆動回転筒体に対してスライド移動、または当該カムバネ自体が斜めに逃げるように設けられていることを特徴とする電気掃除機。
  3. 請求項1に記載された電気掃除機において、
    前記カムバネは、前記除塵駆動回転筒体に着脱自在に装着されていることを特徴とする電気掃除機。
  4. 請求項1記載の電気掃除機において、
    個々の輪が有する多角形状の角部を前記除塵駆動回転筒体の長手方向に揃えたことを特徴とする電気掃除機。
  5. 請求項1、3または4の何れに記載された電気掃除機において、
    前記除塵振動部材は、上側を支点として振揺自在に垂れ下がることを特徴とする電気掃除機。
  6. 請求項1、3、4または5の何れに記載された電気掃除機において、
    前記除塵振動部材は、振揺自在に支持され、
    前記カムバネの押圧に抗する方向の力を付与する付勢バネを前記除塵振動部材に設けたことを特徴とする電気掃除機。
  7. 請求項1、3、4、5または6の何れに記載の電気掃除機において、
    前記集塵フィルタとして紙袋式集塵フィルタを用い、
    前記除塵振動部材は、前記紙袋式集塵フィルタの底部が接する底辺部と前記紙袋式集塵フィルタの後部が接する側辺部よりなるL形を有することを特徴とする電気掃除機。
  8. 請求項2記載の電気掃除機において、
    前記カムバネは、前記除塵駆動回転筒体に着脱自在に装着されていることを特徴とする電気掃除機。
  9. 請求項2記載の電気掃除機において、
    前記除塵振動部材は、上側を支点として振揺自在に垂れ下がることを特徴とする電気掃除機。
  10. 請求項2記載の電気掃除機において、
    前記除塵振動部材は、振揺自在に支持され、
    前記カムバネの押圧に抗する方向の力を付与する付勢バネを前記除塵振動部材に設けたことを特徴とする電気掃除機。
  11. 請求項2記載の電気掃除機において、
    前記集塵フィルタとして紙袋式集塵フィルタを用い、
    前記除塵振動部材は、前記紙袋式集塵フィルタの底部が接する底辺部と前記紙袋式集塵フィルタの後部が接する側辺部よりなるL形を有することを特徴とする電気掃除機。
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