JP2007014549A - 電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電源コードに負荷を与えず、また使用者に意識させることなく、圧縮機構を駆動させることができる電気掃除機を提供する。
【解決手段】 電動送風機2、電動送風機2により発生した吸気流で塵埃を吸い込む吸込口16、及び吸込口16から吸い込まれた塵埃を集塵する集塵袋3が収容される集塵室1aを有する本体部1に対して、外力により回転移動する把持部5と、集塵室1aに収容された集塵袋3を圧縮する回動自在の圧縮板4とを備える電気掃除機に、一端6aが把持部5に当接し、他端6bが圧縮板4に当接しており、把持部5に加えられた外力を、圧縮板4を駆動させる駆動力として圧縮板4へ伝達する線状の駆動力伝達部6を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 電動送風機2、電動送風機2により発生した吸気流で塵埃を吸い込む吸込口16、及び吸込口16から吸い込まれた塵埃を集塵する集塵袋3が収容される集塵室1aを有する本体部1に対して、外力により回転移動する把持部5と、集塵室1aに収容された集塵袋3を圧縮する回動自在の圧縮板4とを備える電気掃除機に、一端6aが把持部5に当接し、他端6bが圧縮板4に当接しており、把持部5に加えられた外力を、圧縮板4を駆動させる駆動力として圧縮板4へ伝達する線状の駆動力伝達部6を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、集塵した塵埃を圧縮する圧縮機構、又は集塵袋を振動させることで集塵袋内に付着した塵埃を除塵する除塵機構を有する電気掃除機に関する。
一般に、電気掃除機は、電動送風機により吸気流を発生させ、発生した吸込流とともに塵埃を集塵室内に集塵するよう構成されている。かかる従来の電気掃除機には、集塵容量を高めるために、集塵した塵埃を圧縮する圧縮機構が設けられている。
図14は、従来の圧縮機構が設けられた電気掃除機の略示側断面図である。該電気掃除機は、フィルタ17にて塵埃と空気とを分離し、分離した塵埃を集塵室501a内に集塵する構成を有している。掃除機本体部501内の後部には、吸気流を発生する電動送風機2が設けられ、掃除機本体部501内の前部には、吸気流により塵埃を集塵する集塵室501aが設けられている。フィルタ17は、集塵室501aの電動送風機2側に設けられ、塵埃と空気とを分離する。
吸込口516から吸い込まれた塵埃は、フィルタ17に衝突して集塵室501a内に溜まっていく。集塵室501a内に溜まった塵埃は、集塵室501aの上部に設けられた圧縮板504を矢符Hで示すように下方に移動させることで、集塵室501aの下側に設けられた底面部511に対して圧縮される。圧縮板504を吸込口516の下部まで移動させることで、塵埃が底面部511の上面と吸込口516の下部との間に圧縮された状態で溜まり、吸込口516の下部と集塵室501aの上部との間に、吸込口516から電動送風機2への吸気流の通路が確保される。
塵埃が圧縮板504により幾度となく圧縮され、これ以上圧縮できない状態にまで溜まると、集塵室501aの底面部511を90度回動させることで、集塵室501aの下側が開口し、塵埃は集塵室501aから外部へ排出される(特許文献1)。
特許文献1に係る電気掃除機においては、使用者が意識して定期的に本体部501に設けられた圧縮釦を操作し、圧縮板を駆動させる必要があり、圧縮釦の操作を怠った場合、塵埃は圧縮されないという問題がある。
この問題を解決するために、電気掃除機の電源コードを本体部内に巻き取るコードリールを回転させるバネの弾性力を、圧縮板にも伝達して圧縮板を駆動させるように構成した電気掃除機が提供されている(特許文献2)。
特許文献2に係る電気掃除機においては、電源コードを巻き取る度に、バネの弾性力によって、圧縮板が駆動されるため、使用者は意識することなく、塵埃を圧縮することができる。
図15は、他の従来の電気掃除機の略示側断面図である。該電気掃除機は、集塵袋3を振動させる振動板82、振動板82に当接していて、回転運動によって振動板82を振動させる回転振動子81、電源コードを巻き取るコードリール9、及びコードリール9の回転力を回転振動子81へ伝達する歯車機構606を備えている。
図15に示した電気掃除機においては、コードリール9が回転して電源コードが巻き取られた場合、コードリール9の回転に連動して振動板82が振動するため、使用者は意識することなく、集塵袋3を振動させ、集塵袋3内に付着した塵埃を落とすことができる。
特許文献2及び図15に示した電気掃除機においては、電源コードを巻き取るバネの弾性力によって圧縮板又は回転振動子を駆動させているが、弾性力は、電源コードを本体部から引き出す際に、電源コードに加えられる張力によってバネに蓄えられる。つまり、電源コードの引き出し操作が重くなる。
従って、電源コードを引き出す度に電源コードに無理な負荷が加わるため、電源コードが破損し、又は電源コードの劣化を促進させる虞があるという問題があった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、本体部に対して移動する把持部に連動して、把持部に加えられた外力を駆動力として圧縮機構へ伝達する駆動力伝達機構を備えることにより、電源コードに負荷を与えず、また使用者に意識させることなく、圧縮機構を駆動させることができる電気掃除機を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、一端が把持部に当接し、他端が圧縮板に当接していて、把持部に加えられた外力を前記圧縮板を回動させる駆動力として伝達する線状の駆動力伝達部を備えることにより、従来の電気掃除機に比べて構成を複雑化することなく、駆動力伝達機構を構成することができる電気掃除機を提供することにある。
更に、本発明の他の目的は、集塵室に設けられた挿通孔に挿通した駆動力伝達部によって、把持部に加えられた外力を圧縮板に駆動力として伝達するように構成することにより、駆動力伝達機構が集塵室の一部を占めることなく、駆動力伝達機構を構成することができ、従来の電気掃除機と同量の塵埃を集塵することができる電気掃除機を提供することにある。
更にまた、本発明の他の目的は、把持部が移動した場合、駆動力伝達部が挿通孔を中心にして回動し、把持部に加えられた外力を圧縮板に与えるように構成することにより、駆動力伝達部が挿通孔に対して直線移動する場合に比べて、駆動力伝達部が安定して圧縮板に駆動力を伝達することができる電気掃除機を提供することにある。
更にまた、本発明の他の目的は、集塵室の挿通孔と駆動力伝達部との間をシールするシール部材を備えることにより、集塵室内の塵埃が本体部の電動送風機側に進入することを防ぐことができる電気掃除機を提供することにある。
更にまた、本発明の他の目的は、本体部に対して移動する把持部に連動して、把持部に加えられた外力を駆動力として除塵機構へ伝達する駆動力伝達機構を備えることにより、電源コードに負荷を与えず、また使用者に意識させることなく、除塵機構を駆動させることができる電気掃除機を提供することにある。
本発明に係る電気掃除機は、吸気流を発生する電動送風機、該電動送風機により発生した吸気流で塵埃を吸い込む吸込口、及び該吸込口から吸い込まれた塵埃を集塵する集塵袋が収容される集塵室を有する本体部に対して、外力により移動する把持部と、前記集塵室に収容された集塵袋を圧縮する圧縮機構とを備える電気掃除機において、前記把持部に加えられた外力を、前記圧縮機構を駆動させる駆動力として前記圧縮機構へ伝達する駆動力伝達機構を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、電気掃除機を持ち運びする際に使用される把持部に加えられた外力を、駆動力伝達機構が駆動力として圧縮機構へ伝達する。そして、圧縮機構は、伝達された駆動力によって、集塵袋を圧縮する。
特に、使用者が把持部を使用して本体部を持ち上げた場合、電気掃除機の自重も把持部に加わるため、電気掃除機の自重によって、圧縮機構が駆動される。
特に、使用者が把持部を使用して本体部を持ち上げた場合、電気掃除機の自重も把持部に加わるため、電気掃除機の自重によって、圧縮機構が駆動される。
本発明に係る電気掃除機は、前記圧縮機構が、前記吸気流を通す通気孔を有し、一部が前記集塵室の前記電動送風機側に枢支されており、前記電動送風機側から前記吸込口側へ回動する圧縮板を備え、前記駆動力伝達機構は、一端が前記把持部に当接し、他端が前記圧縮板に当接する線状の駆動力伝達部を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、外力によって把持部が移動した場合、把持部に一端が当接している線状の駆動力伝達部は、把持部に連動して移動し、他端が当接している圧縮板を押圧する。駆動力伝達部によって押圧された圧縮板は、回動し、集塵袋を圧縮する。
本発明に係る電気掃除機は、前記集塵室が、前記駆動力伝達部が挿通している挿通孔を有することを特徴とする。
本発明にあっては、集塵室に設けられた挿通孔を駆動力伝達部が挿通していて、把持部に加えられた外力を電動送風機側から集塵室側の圧縮板へ伝達する。
本発明に係る電気掃除機は、前記駆動力伝達部が、前記挿通孔に挿通している線状部分の中心線を回動中心にして回動するようにしてあり、前記線状部分に対して一端側及び他端側の線状部分は屈曲していることを特徴とする。
本発明にあっては、線状の駆動力伝達部は、挿通孔を中心にして回動することで、把持部に加えられた外力を、駆動力として圧縮板へ伝達する。つまり、把持部が移動した場合、把持部に当接している駆動力伝達部の一端側が移動し、集塵室の挿通孔を挿通している線状部分が軸回りに回動する。そして、線状部分の回動によって他端側も移動し、圧縮板を移動させる。
駆動力伝達部は、挿通孔に対して回動して駆動力を伝達するため、挿通孔の中心線方向に直線移動する場合に比べて、より安定して動作する。例えば、駆動力伝達部が直線移動する場合に、駆動力伝達部が挿通孔に引っ掛るような虞はない。
駆動力伝達部は、挿通孔に対して回動して駆動力を伝達するため、挿通孔の中心線方向に直線移動する場合に比べて、より安定して動作する。例えば、駆動力伝達部が直線移動する場合に、駆動力伝達部が挿通孔に引っ掛るような虞はない。
本発明に係る電気掃除機は、前記集塵室の前記挿通孔と前記駆動力伝達部との間をシールするシール部材を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、シール部材が、集塵室の挿通穴と駆動力伝達部との間をシールし、集塵室に吸い込まれた塵埃が電動送風機側に進入することを防ぐ。
本発明に係る電気掃除機は、吸気流を発生する電動送風機、該電動送風機により発生した吸気流で塵埃を吸い込む吸込口、及び該吸込口から吸い込まれた塵埃を集塵する集塵袋が収容される集塵室を有する本体部に対して、外力により移動する把持部と、前記集塵室に収容された集塵袋を振動させて該集塵袋内に付着した塵埃を除去する除塵機構とを備える電気掃除機において、前記把持部に加えられた外力を、前記除塵機構を駆動させる駆動力として前記除塵機構へ伝達する駆動力伝達機構を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、電気掃除機を持ち運びする際に使用される把持部に加えられた外力を、駆動力伝達機構が駆動力として除塵機構へ伝達する。そして、除塵機構は、伝達された駆動力によって、集塵袋に付着した塵埃を除塵する。
特に、使用者が把持部を使用して本体部を持ち上げた場合、電気掃除機の自重も把持部に加わるため、電気掃除機の自重によって、除塵機構が駆動される。
特に、使用者が把持部を使用して本体部を持ち上げた場合、電気掃除機の自重も把持部に加わるため、電気掃除機の自重によって、除塵機構が駆動される。
本発明によれば、電源コードに負荷を与えず、また使用者に意識させることなく、圧縮機構を駆動させることができる。
本発明によれば、従来の電気掃除機に比べて構成を複雑化することなく、駆動力伝達機構を構成することができる。
本発明によれば、駆動力伝達機構が集塵室の一部を占めることなく、駆動力伝達機構を構成することができ、従来の電気掃除機と同量の塵埃を集塵することができる。
本発明によれば、駆動力伝達部が挿通孔に対して直線移動する場合に比べて、駆動力伝達部は安定して圧縮板に駆動力を伝達することができる。
本発明によれば、集塵室内の塵埃が本体部の電動送風機側に進入することを防ぐことができる。
本発明によれば、電源コードに負荷を与えず、また使用者に意識させることなく、除塵機構を駆動させることができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の略示側断面図、図2は、図1の要部拡大図である。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る電気掃除機の略示側断面図、図2は、図1の要部拡大図である。
図中1は、中心部分に円形の吸込口16を有する正面壁12、背面壁13、及び正面側と背面側とを仕切る仕切板14を形成した中空の本体部であり、本体部1の仕切板14より背面側には電動送風機2が配設されている。
電動送風機2は、本体部1の吸込口16から塵埃を吸い込むための吸気流を発生させるファン及び該ファンを回転させるモータを備えている。仕切板14及び背面壁13には、夫々複数のスリットが形成されており、電動送風機2によって発生した吸気流は、本体部1の正面側から背面側を通過するように構成してある。
また、本体部1の吸込口16と電動送風機2との間には、吸気流によって吸込口16から吸い込まれた塵埃を集塵する集塵袋3を収容する集塵室1aが形成されている。集塵室1aは、底面部11、底面部11の正面側及び背面側に略垂直に形成されている正面壁12、仕切板14、底面部11の両側に略垂直に形成された両側壁15によって構成されている。
集塵袋3は、開口を有しており、吸込口16に集塵袋3の開口を対向させた状態で集塵室1aに収容される。
集塵室1aの電動送風機2側、即ち仕切板14には、フィルタが取り着けられており、集塵袋3を通過した微細粉塵を捕集する。
集塵室1aの電動送風機2側、即ち仕切板14には、フィルタが取り着けられており、集塵袋3を通過した微細粉塵を捕集する。
また、両側壁15の仕切板14寄りの下側部分には、略矩形の圧縮板4の一端4aが、両側壁15に略垂直な回動軸4cによって回動自在に支持されている。圧縮板4は、格子状又は網目状に形成された複数の通気孔4dを有している。圧縮板4の横方向及び上下方向の長さは、集塵室1aの横方向及び上下方向の長さと略同一、つまり集塵室1aに対して回動した場合、集塵袋3を背面側から吸込口16側へ圧縮できる長さである。また、圧縮板4の一端4aには、圧縮板4を仕切板14側へ付勢する図示しないねじりコイルバネが設けられている。
更に、電動送風機2側の側壁15の上下方向略中央部には、略U字状に湾曲した把持部5の端部5aが夫々横方向の回動軸5bによって回動自在に支持されている。把持部5の湾曲部5dは、本体部1の背面側と上側とで、本体部1に当接して係止する。また、把持部5の端部5a、特に回動軸5bより適宜長湾曲部5d寄り部分には、把持部5に加えられた外力を、駆動力として圧縮板4へ伝達する駆動力伝達部6に当接する当接部5cを有している。
駆動力伝達部6は、仕切板14に設けられた挿通孔14aに挿通していて、把持部5の当接部5cに当接している把持部側当接端6aと、圧縮板4の他端4bに当接する圧縮板側当接端6bとを有する線材からなる。外力によって、把持部5の湾曲部5dが背面側から上側に回動した場合、把持部5を回動させる回動力は、把持部5の当接部5cから駆動力伝達部6を背面側から正面側に長手方向に直線移動させる力として伝達される。駆動力伝達部6は、圧縮板4を正面側に押圧して回動させる力を圧縮板4に与える。
仕切板14に設けられた挿通孔14aには、仕切板14と駆動力伝達部6との間をシールする環状のシール部材7が接着されている。
上述のように構成された電気掃除機にあっては、電動送風機2が駆動した場合、電動送風機2により発生された吸気流とともに、吸込口16から吸い込まれた塵埃は、集塵袋3の背面側内面に衝突し、該内面に沿って上方及び下方へ移動し、更に正面側へ移動して、集塵袋3内の上側及び下側に溜まる。
図1に示すように、矢符Aで示す方向、つまり把持部5を背面側から上側に回動させた場合、把持部5に形成された当接部5cは正面側に回動し、駆動力伝達部6は、矢符Cで示すように長手方向、正面側に直線移動する。駆動力伝達部6が正面側に直線移動した場合、圧縮板4には、圧縮板4を矢符Bで示す正面側に回動させる駆動力が駆動力伝達部6から伝達され、圧縮板4は集塵袋3を正面側に圧縮する。
以上のように、実施の形態1に係る電気掃除機によれば、圧縮板4を駆動する力を電源コードに加える必要はなく、また使用者に意識させることなく、集塵袋3を圧縮することができる。
また、使用者が把持部5を用いて電気掃除機を持ち上げた場合、電気掃除機の自重によって把持部5が回動し、電気掃除機の自重によって把持部5に加えられた外力が、圧縮板4を回動させる。従って、使用者は、無意識に把持部5に外力を加え、圧縮板4を駆動させることができ、集塵袋3を圧縮することができる。
更に、把持部5及び駆動力伝達部6の把持部側当接端6aは電動送風機2側に位置しているため、駆動力伝達機構が集塵室1aの一部を占めることはなく、従来の電気掃除機と同量の塵埃を集塵することができる。
更にまた、挿通孔14aと駆動力伝達部6との間は、シール部材7によってシールされているため、集塵室1aに吸い込まれ、集塵袋3から漏れ出た微細な塵埃が、本体部1の電動送風機2側に進入することを防ぐことができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2に係る電気掃除機の略示側断面図、図4は、電気掃除機の要部を示す斜視図、図5は、電気掃除機の要部を示す部分側断面図、図6は、電気掃除機の要部を示す部分平面断面図である。
図3は、本発明の実施の形態2に係る電気掃除機の略示側断面図、図4は、電気掃除機の要部を示す斜視図、図5は、電気掃除機の要部を示す部分側断面図、図6は、電気掃除機の要部を示す部分平面断面図である。
実施の形態2に係る電気掃除機は、実施の形態1と同様の本体部101、電動送風機2、把持部105、及び圧縮板4を備えている。図3及び図4に示すように、実施の形態2に係る電気掃除機は、本体部101の側面視が略L字状の線材からなる駆動力伝達部106を備えており、把持部105に加えられた外力を、駆動力伝達部106の回動によって圧縮板4へ伝達するように構成されている。
本体部101の仕切板114は、平面視が背面方向に凹状となるように、両側壁115側にて背面側に屈曲しており、駆動力伝達部106が横方向に挿通する挿通孔114aを形成した側面部114bを有している。
駆動力伝達部106は、把持部105の当接部105cに当接する把持部側当接端106aをなす線状部分、該線状部分に対して略直角であり、側面部114bの挿通孔114aに本体部101の横方向に挿通する挿通線状部分106c、該挿通線状部分106c及び前記線状状部分夫々に対して、略直角であり、圧縮板側当接端106bを有する線状部分を備えている。
把持部105の端部105aに形成された当接部105cは、駆動力伝達部106の把持部側当接端106aの上側に当接しており、把持部105が本体部101の背面側から上側に回動した場合、把持部側当接端106aは、矢符Dで示すように下側に回動する。圧縮板4には、駆動力伝達部106の圧縮板側当接端106bが当接しており、把持部側当接端106aが下側に回動した場合、挿通線状部分106cが回動して、圧縮板側当接端106bが圧縮板4を押圧しながら、矢符Fで示すように上側に回動し、圧縮板4を正面側に回動させる(図4、図8参照)。
また、仕切板114の挿通孔114aには、挿通孔114aと駆動力伝達部106との間をシールする環状のシール部材7が挿通孔114aに接着されている。
駆動力伝達部106及び仕切板114以外の実施の形態2に係る電気掃除機の他の構成、作用及び効果は、実施の形態1に係る構成、作用及び効果と同様であるため、対応する箇所には同様の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
このように構成される電気掃除機の動作を説明する。
図7は、把持部105から伝達された駆動力によって圧縮板4が回動した状態にある電気掃除機の略示側断面図、図8は、図7の要部を示す斜視図である。把持部105の湾曲部105dが背面側から上側に回動した場合、把持部105に形成された当接部105cは、駆動力伝達部106の把持部側当接端106aを下側に押圧する。把持部側当接端106aが下側に押圧された場合、駆動力伝達部106の挿通線状部分106cは、挿通孔114aの中心線を回動中心として回動し、圧縮板側当接端106bは、上側に回動し、圧縮板4を正面側に押圧する。正面側に押圧された圧縮板4は、集塵袋3を正面側に圧縮する。
図7は、把持部105から伝達された駆動力によって圧縮板4が回動した状態にある電気掃除機の略示側断面図、図8は、図7の要部を示す斜視図である。把持部105の湾曲部105dが背面側から上側に回動した場合、把持部105に形成された当接部105cは、駆動力伝達部106の把持部側当接端106aを下側に押圧する。把持部側当接端106aが下側に押圧された場合、駆動力伝達部106の挿通線状部分106cは、挿通孔114aの中心線を回動中心として回動し、圧縮板側当接端106bは、上側に回動し、圧縮板4を正面側に押圧する。正面側に押圧された圧縮板4は、集塵袋3を正面側に圧縮する。
実施の形態2に係る電気掃除機にあっては、駆動力伝達部106の回動によって、把持部105に加えられた外力を圧縮板4の駆動力として圧縮板4へ伝達するため、実施の形態1に係る駆動力伝達部106のように挿通孔114aの中心線方向に直線移動する場合に比べて、駆動力伝達部106は安定して動作する。
また、挿通孔114aを駆動力伝達部106が直線移動する場合に比べて、挿通孔114aと駆動力伝達部106との隙間をより狭く構成することができるため、集塵室101aから電動送風機2側に塵埃が進入する虞をより低くすることができる。
更に、挿通孔114aは、電動送風機2による吸気流の流れ方向に対して略垂直方向を向いているため、挿通孔114aが吸気流の流れ方向を向いている場合に比べて、集塵室101aに吸い込まれた塵埃が本体部101の電動送風機2側に侵入する虞は低い。
(実施の形態3)
図9は、実施の形態3に係る電気掃除機の略示要部側断面図である。実施の形態3に係る電気掃除機は、実施の形態1と同様の本体部201、電動送風機2、把持部205、及び圧縮板4を備えている。図9に示すように、実施の形態3に係る電気掃除機は、本体部201に対して上下移動する把持部205、及び本体部201の側面視が略L字状の線材からなる駆動力伝達部206を備えており、把持部205に加えられた外力を、駆動力伝達部206の回動によって圧縮板4へ伝達するように構成されている。
図9は、実施の形態3に係る電気掃除機の略示要部側断面図である。実施の形態3に係る電気掃除機は、実施の形態1と同様の本体部201、電動送風機2、把持部205、及び圧縮板4を備えている。図9に示すように、実施の形態3に係る電気掃除機は、本体部201に対して上下移動する把持部205、及び本体部201の側面視が略L字状の線材からなる駆動力伝達部206を備えており、把持部205に加えられた外力を、駆動力伝達部206の回動によって圧縮板4へ伝達するように構成されている。
本体部201の仕切板214は、実施の形態2と同様、平面視が背面方向に凹状となるように、両側壁215側にて背面側に屈曲しており、駆動力伝達部206が横方向に挿通する挿通孔214aを形成した側面部214bを有している。
挿通孔214aには、実施の形態2と同様に、本体部201の側面視が略L字状の駆動力伝達部206が挿通している。
また、本体部201は、仕切板214より電動送風機2側の側壁215に、把持部205を上下移動可能に支持する凸状の支持部215aを有しており、把持部205は、支持部215aが嵌り、把持部205が上下動するように案内する案内溝205eが形成されている。案内溝205eの上端に支持部215aが当接している場合、把持部205は本体部201に収容された状態になり、案内溝205eの下端に支持部215aが当接している場合、把持部205は、本体部201から突出した状態になる(図10参照)。
把持部205の端部205aには、把持部205が本体部201に収容されている状態で、駆動力伝達部206の把持部側当接端206aの下側に当接する当接部205cを挿通孔214aの下側に有している。
図10は、把持部205から伝達された駆動力によって圧縮板4が回動した状態にある電気掃除機の略示要部側断面図である。把持部205が本体部201に収容されている状態から上側に直線移動した場合、当接部205cは、矢符Fで示すように把持部側当接端206aを上側に押圧しながら直線移動し、把持部側当接端206a及び圧縮板側当接端206bは、正面側に回動する。圧縮板側当接端206bが正面側に回動した場合、圧縮板4は、正面側に回動し、集塵袋3を圧縮する。
把持部205、駆動力伝達部206及び仕切板214以外の実施の形態3に係る電気掃除機の他の構成、作用及び効果は、実施の形態1に係る構成、作用及び効果と同様であるため、対応する箇所には同様の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
実施の形態3に係る電気掃除機にあっては、把持部205が本体部201に対して上下動するため、使用者が把持部205を用いて電気掃除機を持ち上げた場合、把持部205に加わる電気掃除機の自重の方向は、把持部205の直線移動方向に一致する。従って、本体部201に対して回転移動する把持部205を備える電気掃除機に比べて、使用者は、より違和感無く把持部205を使用することができ、集塵袋3を圧縮することができる。
(実施の形態4)
図11及び図12は、本発明の実施の形態4に係る電気掃除機の略示側断面図である。
実施の形態4に係る電気掃除機は、実施の形態1と同様の本体部301、電動送風機2を備えている。実施の形態4に係る電気掃除機は、本体部301に対して上下移動する把持部305、集塵袋3内に付着した塵埃を落とす除塵機構、及び把持部305に加えられた外力を除塵機構に駆動力として伝達する駆動力伝達機構を有している。
図11及び図12は、本発明の実施の形態4に係る電気掃除機の略示側断面図である。
実施の形態4に係る電気掃除機は、実施の形態1と同様の本体部301、電動送風機2を備えている。実施の形態4に係る電気掃除機は、本体部301に対して上下移動する把持部305、集塵袋3内に付着した塵埃を落とす除塵機構、及び把持部305に加えられた外力を除塵機構に駆動力として伝達する駆動力伝達機構を有している。
本体部301は、両側壁315の仕切板314の背面側に、把持部305を上下移動可能に支持する凸状の支持部315aを有しており、把持部305には、支持部315aが嵌り、把持部305が上下動するように案内する案内溝305eが形成されている。案内溝305eの上端に支持部315aが当接している場合、把持部305は本体部301に収容された状態になり、案内溝305eの下端に支持部315aが当接している場合、把持部305は、本体部301から突出した状態になる。
把持部305の案内溝305eより下側部分には、把持部305に加えらた外力を除塵機構へ伝達するためのラック6dが形成されている。
ラック6dには、仕切板314に略垂直な回転軸6fを有するピニオン6eが噛合しており、ピニオン6eの回転軸6fは、仕切板314の挿通孔314aを挿通して除塵機構を構成する回転振動子81に接続されている。
回転振動子81は、集塵袋3を振動させる振動板82に当接しており、回転振動子81の回転によって振動板82を振動させる。振動板82の振動は、集塵袋3に伝わり、集塵袋3内に付着した塵埃は落ちる。
把持部305、回転振動子81、及び振動板82以外の実施の形態4に係る電気掃除機の他の構成、作用及び効果は、実施の形態1に係る構成、作用及び効果と同様であるため、対応する箇所には同様の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
実施の形態4に係る電気掃除機にあっては、把持部305が上下移動した場合、把持部305に加えられた外力は、ラック6d及びピニオン6eを介して、回転振動子81及び振動板82からなる除塵機構に伝達され、除塵機構が駆動する。従って、除塵機構を駆動する力を電源コードに加える必要はなく、また使用者に意識させることなく、集塵袋3に付着した塵埃を落とすことができる。
(実施の形態5)
図13は、実施の形態5に係る電気掃除機の略示側断面図である。実施の形態5に係る電気掃除機は、実施の形態4と同様の本体部401、電動送風機2、回転振動子81、振動板82、及び実施の形態1と同様の把持部405を備えている。
図13は、実施の形態5に係る電気掃除機の略示側断面図である。実施の形態5に係る電気掃除機は、実施の形態4と同様の本体部401、電動送風機2、回転振動子81、振動板82、及び実施の形態1と同様の把持部405を備えている。
把持部405の回動軸405bには、把持部405の回動に連動して回動する大傘歯車6gが接続されており、該大傘歯車6gには、仕切板414に略垂直な回転軸6fを有する小傘歯車6hが噛合している。小傘歯車6hの回転軸6fは、仕切板414の挿通孔414aに相通して、回転振動子81の中心部分に接続されている。
把持部405が回動した場合、把持部405の回動力は、大傘歯車6g及び小傘歯車6hを介して回転振動子81へ伝達され、回転振動子81の回転によって振動板82が振動する。
把持部405、大傘歯車6g、及び小傘歯車6h以外の実施の形態5に係る電気掃除機の構成、作用及び効果は、実施の形態1及び実施の形態4に係る電気掃除機と同様であるため、対応する箇所には同様の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
実施の形態5に係る電気掃除機にあっては、回転振動子81を回転させる力を電源コードに加える必要がなく、また使用者に意識させることなく、集塵袋3を振動させ、集塵袋3内に付着した塵埃を落とすことができる。
1 本体部
1a 集塵室
2 電動送風機
3 集塵袋
4 圧縮板
4a 圧縮板の一端
4b 圧縮板の他端
4c 回動軸
4d 通気孔
5 把持部
5c 当接部
6 駆動力伝達部
6d ラック
6e ピニオン
6g 大傘歯車
6h 小傘歯車
7 シール部材
14 仕切板
14a 挿通孔
16 吸込口
81 回転振動子
82 振動板
1a 集塵室
2 電動送風機
3 集塵袋
4 圧縮板
4a 圧縮板の一端
4b 圧縮板の他端
4c 回動軸
4d 通気孔
5 把持部
5c 当接部
6 駆動力伝達部
6d ラック
6e ピニオン
6g 大傘歯車
6h 小傘歯車
7 シール部材
14 仕切板
14a 挿通孔
16 吸込口
81 回転振動子
82 振動板
Claims (6)
- 吸気流を発生する電動送風機、該電動送風機により発生した吸気流で塵埃を吸い込む吸込口、及び該吸込口から吸い込まれた塵埃を集塵する集塵袋が収容される集塵室を有する本体部に対して、外力により移動する把持部と、前記集塵室に収容された集塵袋を圧縮する圧縮機構とを備える電気掃除機において、
前記把持部に加えられた外力を、前記圧縮機構を駆動させる駆動力として前記圧縮機構へ伝達する駆動力伝達機構を備える
ことを特徴とする電気掃除機。 - 前記圧縮機構は、
前記吸気流を通す通気孔を有し、一部が前記集塵室の前記電動送風機側に枢支されており、前記電動送風機側から前記吸込口側へ回動する圧縮板を備え、
前記駆動力伝達機構は、
一端が前記把持部に当接し、他端が前記圧縮板に当接する線状の駆動力伝達部を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。 - 前記集塵室は、
前記駆動力伝達部が挿通している挿通孔を有する
ことを特徴とする請求項2に記載の電気掃除機。 - 前記駆動力伝達部は、
前記挿通孔に挿通している線状部分の中心線を回動中心にして回動するようにしてあり、前記線状部分に対して一端側及び他端側の線状部分は屈曲している
ことを特徴とする請求項3に記載の電気掃除機。 - 前記集塵室の前記挿通孔と前記駆動力伝達部との間をシールするシール部材を備える
ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の電気掃除機。 - 吸気流を発生する電動送風機、該電動送風機により発生した吸気流で塵埃を吸い込む吸込口、及び該吸込口から吸い込まれた塵埃を集塵する集塵袋が収容される集塵室を有する本体部に対して、外力により移動する把持部と、前記集塵室に収容された集塵袋を振動させて該集塵袋内に付着した塵埃を除去する除塵機構とを備える電気掃除機において、
前記把持部に加えられた外力を、前記除塵機構を駆動させる駆動力として前記除塵機構へ伝達する駆動力伝達機構を備える
ことを特徴とする電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005199133A JP2007014549A (ja) | 2005-07-07 | 2005-07-07 | 電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005199133A JP2007014549A (ja) | 2005-07-07 | 2005-07-07 | 電気掃除機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007014549A true JP2007014549A (ja) | 2007-01-25 |
Family
ID=37752218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005199133A Pending JP2007014549A (ja) | 2005-07-07 | 2005-07-07 | 電気掃除機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007014549A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102100507A (zh) * | 2009-12-18 | 2011-06-22 | 乐金电子(天津)电器有限公司 | 一种具有手动压缩结构的新型吸尘器集尘桶 |
CN117339664A (zh) * | 2023-12-04 | 2024-01-05 | 河北国惠环保科技有限公司 | 一种结块污泥破碎装置 |
-
2005
- 2005-07-07 JP JP2005199133A patent/JP2007014549A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN117339664A (zh) * | 2023-12-04 | 2024-01-05 | 河北国惠环保科技有限公司 | 一种结块污泥破碎装置 |
CN117339664B (zh) * | 2023-12-04 | 2024-02-13 | 河北国惠环保科技有限公司 | 一种结块污泥破碎装置 |
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