JP4583134B2 - 型枠の取外治具及び取外方法 - Google Patents

型枠の取外治具及び取外方法 Download PDF

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Description

本発明は、建築工事や土木工事の際に、組み立てた型枠にコンクリートを流し込んで硬化した後、硬化したコンクリート面から型枠を取り外す際に用いる取外治具と、取外方法とに関するものである。
建築工事や土木工事では、複数の型枠を組み立てた後、生コンクリートを流し込んで養生し、このコンクリートが硬化した後、型枠を取り外すことで基礎等を構築することが行われている。硬化し且つ強度が確認されたコンクリートから型枠を取り外す場合、ハンマーや楔を利用して型枠と硬化したコンクリート面との間に若干の隙間を形成し、この隙間にバールを差し込んでコジルように操作するのが一般的である。またこの一連の作業でも型枠を取り外すことが出来ない場合、型枠をハンマーで打撃して取り外すこともある。
上記の如き作業では、型枠に対するハンマーの打撃音による騒音が発生する。特に、コンクリート構築物が住宅建築に於ける基礎コンクリートであるような場合、前記騒音は周囲の住環境に対して悪影響を与えるという問題や、ハンマーで型枠を打撃する際にコンクリート表面を傷つけたり、型枠を変形させてしまう等の問題が生じている。
上記問題を解決するために、特許文献1に記載した型枠剥がし工具が提案されている。この剥がし工具は、テコ棒に型枠の上端部を係止するフック部材を取り付けておき、テコ棒の先端部を型枠の下端部分に当接させると共にフック部材を型枠の上端部分のフランジに係止し、この状態で、作業員がテコ棒の自由端に力を掛けることで型枠を剥がすものである。この剥がし工具を使用することによって、硬化したコンクリートから騒音を発生することなく、且つコンクリート表面を傷つけることなく型枠を剥がすことが出来る。
特開2003−253883号公報
しかし、上記特許文献1の技術であっても未だ完全なものではなく、幾つかの改良すべき課題も有している。例えば、現にコンクリート面に密着している型枠を一気に剥がそうとすることにより、型枠を剥がす際に力が掛かる部位はコンクリートの天端と型枠との接触部分である線状の部分から高さ方向に掛けての面状の部分となり、剥がし作業を開始する初期の段階では大きな力が必要となる。またテコ棒を動かす角度範囲が大きく型枠の正面に広い空間が必要となるという問題、個々の型枠の正面から作業を行うことが必要となるため、作業員の移動範囲が大きくなって作業が煩雑になるという問題、或いは入隅用,出隅用の型枠を外す際に、これらの型枠の上端部を係止することが困難になるという問題等がある。
本発明の目的は、打撃音を発生することなく、且つ大きな力や作業員の広範囲の移動を必要とせず、且つ入隅用,出隅用の型枠であっても容易に取り外すことが出来る型枠の取外治具と、取外方法を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る型枠の取外治具は、硬化したコンクリート面から型枠を取り外す際に用いる取り外し治具であって、取り外すべき型枠の上部隅部を拘束する拘束部材と、前記拘束部材に対し該拘束部材をコンクリート面から略水平に離隔させる方向の力を作用させる際の支点となる支点部材と、前記拘束部材及び支点部材が配置された支持部材と、前記支点部材を支点として前記拘束部材に対し型枠の上部隅部をコンクリート面から略水平に離隔させる方向の力を作用させる操作部材と、を有するものである。
上記型枠の取外治具に於いて、拘束部材は型枠の上部隅部を厚さ方向に挟み又は型枠の上部隅部に於ける厚さ方向の面に形成された穴に嵌合して型枠の上部隅部を拘束し得るように構成され、前記支持部材は拘束部材及び支点部材を互いに離隔又は接近させ得るように構成されていることが好ましい。
また本発明に係る型枠の取外方法は、打設されたコンクリートが硬化した後、コンクリート面から型枠を取り外す方法であって、拘束部材によって取り外すべき型枠の一方の上部隅部を拘束すると共に支点部材を隣接する他の型枠又は取り外すべき型枠の上部隅部から離隔した位置に係合させ、前記支点部材を支点として前記拘束部材に対しコンクリート面から略水平に離隔させる方向の力を作用させることで、取り外すべき型枠の一方の上部隅部をコンクリート面から捲りあげて剥離させた後、今度は前記拘束部材を支点部材とし、且つ前記支点部材を拘束部材として、取り外すべき型枠に隣接する他の型枠の上部隅部をコンクリート面から捲りあげて剥離させて取り外すことを特徴とするものである。
本発明に係る型枠の取外治具では、拘束部材によって取り外すべき型枠の上部隅部、即ち、型枠の上部の端部付近を拘束し、操作部材を操作して、支点部材を支点として型枠をコンクリート面から略水平に離隔させる方向の力を型枠を隅から捲るように作用させることで、型枠の上部隅部をコンクリート面から捲り上げて両者の間を離隔させることが出来る。型枠の隅部がコンクリート面から僅かに離隔して剥離すると、引き続き作用する力によって型枠のコンクリート面からの剥離は楔状に一気に拡大し、この型枠は再度付着することはない。従って、型枠の全表面をコンクリート面から離隔させることによって容易に取り外すことが出来る。
取外治具の拘束部材を、型枠の上部隅部を厚さ方向に挟み、又は厚さ方向の面に形成された穴に嵌合して拘束し得るように構成することで、型枠の厚さに関わらず拘束することが可能であり、或いは型枠の上部フランジに穴が形成されているような場合でも確実に拘束することが出来る。そして支持部材を拘束部材と支点部材を互いに離隔させ又は接近させるように構成することによって、型枠を取り外す際の拘束部分と支点となる部分とを選択する際の自由度を高くすることが出来る。
また本発明に係る型枠の取外方法では、拘束部材によって取り外すべき型枠の一方の上部隅部を拘束し、支点部材を隣接する他の型枠又は取り外すべき型枠の上部隅部から離隔したに係合させ、この支点部材を支点として拘束部材に対しコンクリート面から略水平に離隔させる方向の力を作用させることで、取り外すべき型枠の一方の上部隅部をコンクリート面から捲りあげて剥離させることが出来る。そして、取り外すべき型枠の一方の隅部を捲りあげた後、拘束部材による取り外すべき型枠の一方の上部隅部に対する拘束状態、及び支点部材による隣接する他の型枠に対する係合状態を保持して操作部材を前記方向とは反対方向に操作することで、取り外すべき型枠に隣接する型枠の上部隅部をコンクリート面から捲りあげて剥離させることで、取り外すべき型枠と、この型枠に隣接する他の型枠をコンクリート面から離脱させることが出来る。
従って、型枠にはコンクリート面との付着力がなくなっているので、単に型枠の重量のみが作用することになり、型枠をコンクリート面から取り外すことが出来る。
本発明に係る取外治具の最も好ましい実施の形態について説明する。本発明の取外治具は、騒音を発することなく、且つ大きな力を必要とせず、更に個々の型枠毎に正面まで移動する必要なく、簡単に取り外すことを可能としたものである。
特に、本発明は本件発明者等の、型枠のコンクリート面に対する付着は両者の間が密着することに起因するのであって、接着剤等による強固な接着によるものではないため、型枠とコンクリート面の間を僅かに離隔させて剥離することが出来ると、この剥離部分に再度付着力が作用することはないという知見、型枠の上部隅部はコンクリート面に対しコーナーで付着しているため、付着面積が小さく外部から付与される型枠の上部隅部をコンクリート面から略水平に離隔させる方向の力が小さくとも、付着部位に作用する単位面積当たりの力は大きくなり容易に剥離することが出来るという知見、型枠の上部隅部がコンクリート面から離隔すると、この離隔状況は両者の付着面に楔状に進行して離隔寸法が小さくとも、大きい離隔面積を得ることが可能であるという知見、に基づいてなされたものである。
このため、本発明の取外治具は、型枠の上部隅部を拘束して該上部隅部をコンクリート面から略水平に離隔させる方向に力を作用させることで、型枠の上部の隅部分を僅かにコンクリート面から捲るように離隔させ、該離隔を進行させて型枠の大分をコンクリート面から剥離させるものであり、取り外すべき型枠の上部隅部を拘束する拘束部材と、この拘束部材に対しコンクリート面から略水平に離隔させる方向の力を作用させる際の支点となる支点部材と、拘束部材及び支点部材が配置された支持部材と、拘束部材に対し支点部材を支点として型枠をコンクリート面から略水平に離隔させる方向の力を作用させる操作部材とを有して構成されている。
本発明に於いて、型枠を捲る、とは、例えば板状の物体の表面に付着させた可撓性を持ったシートを該板状の物体から剥がす際に、シートの隅部を持って撓ませながら捲る作業と同様の作業、即ち、点状に開始した剥離を面状に拡大させて剥離する作業を想定している。しかし、型枠は可撓性を持ったシートと比較すると格段に高い剛性を有しており、コンクリート面から取り外す際には略剛体としての挙動を示す。本発明では、拘束部材によって型枠の上部隅部を拘束すると共に、この拘束部材を支点部材を支点としてコンクリート面から略水平に離れる方向に移動させることで、型枠には上部隅部の一点に力を作用させて僅かに捲りあげるような操作を行うようにしている。
従って、以下の説明に於いて、「捲る」,「コンクリート面から離隔させる」,「コンクリート面から剥離させる」との表現は何れも型枠をコンクリート面から取り外す際の挙動を示すものである。
本発明の取外治具によって取り外すことが可能な型枠は特に限定するものではなく、鋼製の型枠やコンパネを利用した木製の型枠等全ての型枠を対象としている。しかし、取り外す際に、型枠の上部隅部にコンクリート面から略水平に離隔させる(剥離させる或いは捲る)方向の力を作用させ、この力によって型枠の上部隅部がコンクリート面から捲られたとき、この型枠のコンクリート面からの剥離状態が円滑に型枠の可及的に広い面に進行することが好ましい。このため、本発明は高い剛性を持つ型枠の場合により有利である。しかし、可撓性を有するものであっても(例えばコンパネ)型枠として充分に機能し得る程度の剛性を有するものであれば全く問題なく適用することが可能である。
拘束部材は、型枠の上部隅部を拘束して該拘束部位にコンクリート面から略水平に離隔させる方向の力を作用させるものである。このため、拘束部材の形状は対象となる型枠の上部隅部の形状や構造に応じて最も拘束し易く、且つ力を作用させ易い形状や構造に設定することが好ましい。
例えば、型枠が鋼板や合板等の板材そのもので構成されていたり、板材の一方側の面に形鋼や木材によって補強枠を形成したパネル状に形成されているような場合、拘束部材はこれらの板材や補強枠を厚さ方向に挟む一対のバーを有する刺股状に形成したものであって良い。また型枠が板材の一方側の面の周囲にフランジ状の部材からなる補強枠を有するものであり、このフランジに隣接する型枠を連結するような場合に利用する穴が形成されているような場合、拘束部材は前記穴に嵌合するピンであっても良い。
支点部材は、操作部材に付与された力によって拘束部材が動く際の支点となるものであり、この機能を発揮し得るものであれば形状や構造を限定するものではない。また支点部材を係止する部位も特に限定するものではなく、型枠やコンクリート面或いは周辺にある他の部材や機器類であっても良い。
例えば、型枠が板材の一方側の面の周囲にフランジ状の部材からなる補強枠を有し、このフランジに複数の穴が形成されているような場合、支点部材を前記穴に嵌合するピンとして構成することが可能である。またコンクリートの天端に鉄筋等が露出しているような場合、この鉄筋と係合して係止されるフック状の部材であっても良い。
また先端部分を尖らせた支点部材を用い、この尖端部分をコンクリートの天端に係止しても良く、更に、対向して配置された型枠の内面に当接させ得るように構成した部材を用い、この部材を突っ張らせて支点部材とすることも可能である。何れにしても、支点部材は、拘束部材をコンクリート面から略水平に離隔する方向に移動させる際の支点としての機能を発揮し得るものであれば、その形状や構造を問うものではない。
本発明に於いて、拘束部材は型枠の上部隅部を拘束する機能を有し、支点部材は拘束部材をコンクリート面から略水平に離隔させる方向に移動させる際の支点となる機能を有する。このため、型枠を支点の位置として設定することで、拘束部材と支点部材の形状や構造を同じものとすることが可能である。特に、拘束部材と支点部材を同じ形状,構造とすることによって、使い勝手を良くすることが可能となり好ましい。また、この場合、型枠を取り外す際に、力の入れ方によって、何れか一方を拘束部材とし、他方を支点部材として機能させることが可能となる。
支持部材は、拘束部材と支点部材とが配置され両部材を支持する機能を有するものであり、この機能を有するものであれば形状や構造を限定するものではない。即ち、支持部材は拘束部材や支点部材の形状に応じて形状と、拘束部材と支点部材との間隔と、に応じて最適な形状と寸法を持って構成されることが好ましい。
例えば、拘束部材が型枠を厚さ方向に挟むような形状であり、支点部材も同様に型枠を厚さ方向に挟むような形状である場合、支持部材はプレート状に形成されて該プレートに拘束部材と支点部材とを起立させて支持し得るように構成することが可能である。また拘束部材が型枠のフランジに形成された穴に嵌合するピンであり、支点部材も同様のピンである場合、支持部材をプレートによって構成し、このプレートに拘束部材となるピンと支点部材となるピンを起立させて支持し得るように構成することが可能である。
また拘束部材が型枠を厚さ方向に挟む刺股状か、フランジに形成された穴に嵌合するピンによって構成され、支点部材がコンクリート天端の鉄筋と係合する部材であるような場合、支持部材をプレートによって構成し、所定位置に拘束部材を起立させて配置すると共に該拘束部材から所定距離離隔した位置に鉄筋を係合する係合部を設けることが可能である。同様にして、拘束部材の形状や構造と、支点部材の形状や構造に対応させて支持部材の形状や構造も適宜設定することが可能となる。
上記支持部材では、拘束部材と支点部材との間隔が一定の値に設定される。しかし、型枠を捲る際に、型枠の拘束位置と支点の位置が相対的に離れることがあることに対し、またサイズの異なる型枠や機能の異なる型枠(入隅用型枠,出隅用型枠,一般型枠等)に対する汎用性を向上させるためには、拘束部材と支点部材との間隔を自由に調整し得るように構成することが好ましい。
この場合、拘束部材を支持する片と支点部材を支持する片とからなる複数の片を相対的に回動可能に構成し、前記複数の片と回動を支持する部材とによって支持部材を構成することが可能である。このように構成された支持部材では、拘束部材によって型枠の上部隅部を拘束したとき、支点部材は拘束部材からの距離に関わらずその支点機能を充分に発揮することが可能である。
操作部材は、型枠を取り外す際に、支持部材を介して拘束部材に型枠の上部隅部をコンクリート面から略水平に離隔させる方向の力を付与するものであり、この機能を有するものであれば形状や構造を限定するものではない。即ち、操作部材は作業員が把持して、拘束部材を支点部材を中心として回動させる際の力を付与するものである。
上記操作部材としては、使い勝手の良さから考慮したとき、操作部材は適度な長さと太さを持ち、且つ軽量なパイプ状の部材であることが好ましい。このパイプ状の部材は、必ずしも直線状の部材である必要はなく、クランク状に屈折していたとしても、支点部材を支点として拘束部材を型枠の上部隅部をコンクリート面から略水平に離隔させる方向に回動させるような力を付与し得るものであれば良い。
また本発明に係る型枠の取外方法は、打設されたコンクリートが硬化した後、拘束部材によって取り外すべき型枠の一方の上部隅部を拘束すると共に支点部材を隣接する他の型枠又は取り外すべき型枠の上部隅部から離隔した位置或いはコンクリート面に係合させ、この支点部材を支点として拘束部材に対しコンクリート面から略水平に離隔させる方向の力を作用させることで、取り外すべき型枠の一方の上部隅部をコンクリート面から捲りあげて剥離させ、その後、同様にして、取り外すべき型枠の他方の上部隅部をコンクリート面から捲りあげて剥離させて取り外すものである。
前述したように、取り外すべき型枠の形状や構造は特に限定するものではなく、板状の型枠や、フランジを有する型枠に対して適用することが可能である。
次に、取外治具の実施例について図を用いて説明する。図1は取外治具の構成を説明する図である。図に示す取外治具Aは、鋼板の一方側の面の周囲にアングル材からなるフランジを取り付けて補強すると共に該フランジに所定の間隔で複数の穴を形成した型枠(鋼製型枠という)を取り外すようにしたものであり、型枠の上部隅部を拘束する拘束部材をフランジに形成した穴に嵌合するピンとし、且つ支点部材も型枠上部のフランジに形成した穴に嵌合するピンとして構成されている。本実施例に係る取外治具Aは、鋼製型枠の取り外しに好適な例である。
取外治具Aは、周囲に所定の間隔で複数の穴を設けたフランジを有する型枠をコンクリート面から取り外すために、型枠の上部隅部を拘束する拘束部材が該型枠のフランジに設けた穴に嵌合するピン1を有して構成されると共に、支点部材が隣接する他の型枠のフランジに設けた穴に嵌合するピン2を有して構成され、拘束部材と支点部材を構成する2本のピン1,2を夫々支持部材となる異なるプレート部材3,4に起立させて固定し、一方のプレート部材3に棒状の操作部材6を固定すると共に他方のプレート部材4を重ね合わせて回動可能に構成されている。
特に、回動可能に構成された2枚のプレート部材3,4のうち、ピン1,2を型枠のフランジに設けた穴に嵌合させたときに上方に配置されるプレート部材(例えば4)のピン2を起立させた面に、下方に配置されたプレート部材(例えば3)の厚さと略等しい厚さを持ったスペーサー7を固定して構成することによって、2枚のプレート部材3,4の下面のレベルを同一平面内に配置し得るように構成されている。
即ち、図に示す取外治具Aは、拘束部材と支点部材が夫々ピン1,2によって構成されており、支持部材が、夫々ピン1,2を起立させて取り付けたプレート部材3,4と、これらのプレート部材3,4を相対的に回動可能に支持する軸5とによって構成され、更に、操作部材6がパイプからなる棒状に形成されている。
プレート部材3は平面視がく字状に形成されており、一方の端部側の所定位置にピン1が一方側の面(本実施例では下面)に向けて起立した状態で固定され、略中央に軸5がピン1の起立方向とは反対側の面に向けて起立した状態で固定され、更に、他方の端部側に操作部材6が溶接等の手段で固定されている。
プレート部材4は平面視が略直線状に形成されており、一方の端部側の所定位置にピン2が一方側の面(本実施例では下面)に向けて起立した状態で固定され、他方の端部側の所定位置に軸5(プレート部材3に於けるピン1と軸5との間隔と等しい位置)に嵌合する穴が形成されている。
そしてプレート部材4の穴にプレート部材3に固定した軸5を嵌合させることで、プレート部材4がプレート部材3の上方に重なって回動し得るように取り付けられている。このため、ピン2の長さはピン1の長さにプレート部材3の厚さを加えた分の値に形成されている。またプレート部材4から起立したピン2にはプレート部材3の厚さと等しいスペーサー7が座金状に設けられており、このスペーサー7がプレート部材4に固定されている。
上記の如く、プレート部材4がプレート部材3に対して回動可能に取り付けられるため、プレート部材3の上面(ピン1が起立している面とは反対側の面)にストッパー8が固定されており、該ストッパー8によってプレート部材4のプレート部材3側への回動を制限している。
ピン1,2の材質等は特に限定するものではないが、曲げや剪断に対して充分な強さを有することが必要である。またピン1,2の形状も特に限定するものではないが、プレート部材3,4の基部では太さが変化することのない所謂ストレート状で、先端に向けて太さが減少するようなテーパ状に形成されたものであることが好ましい。
操作部材6を構成するパイプの径は特に限定するものではないが、作業員が把持したときになじみ易い太さであることが好ましい。また長さも同様に特に限定するものではないが、作業員が同一個所から複数枚の型枠を取り外すことが可能な程度の長さを有することが好ましい。本実施例では操作部材6の長さは約750mm程度であり、取外治具Aの全長が約1000mm程度に構成されている。
また取外治具Aの所定位置(本実施例では軸5と同じ位置)にL字状に形成されたハンドル9が設けられている。このハンドル9は、作業員が取外治具Aを持って移動する際の、或いはピン1,2を型枠に形成されている穴に嵌合させる際の操作を容易に行うことが可能となるように設けたものである。このため、前記作業を行う際には、片手でハンドル9を把持すると共に他の片手で操作部材6を把持することが可能となる。
次に、上記取外治具Aを用いて一般の型枠を取り外す際の取外方法について図を用いて説明する。図2は取外方法の手順を説明する図である。図3は1個所から複数の型枠を取り外す状態を説明する図である。本実施例では、住宅の基礎を構成するための型枠を用いており、基礎が硬化した後、この基礎から型枠を取り外すものとしている。
図2(a)に於いて、基礎Bの一般部は板状の型枠10によって成形され、角部は入隅用の型枠20によって成形される。各型枠10,20は、鋼板の一方側の面に上部フランジ11,21が固定されており、該上部フランジ11,21に予め設定された間隔を持った複数の穴12,22が形成されている。そして本実施例及び後述する実施例3では、前記穴12,22を利用してこれらの型枠10,20を取り外すようにしている。
先ず、同図に示すように、一般部の型枠10と入隅用の型枠20が隣接した部位で、型枠10を取り外す場合、取外治具Aのピン1,2を隣接する一般部の型枠10と入隅用の型枠20の穴12,22に嵌合させる。このとき、一方のピン1は取り外すべき型枠10の上部隅部(上端部)に形成されている穴に嵌合させる。
また他方のピン2は、入隅用の型枠20に形成されている穴22の何れかに嵌合させれば良い。このとき、取外治具Aのプレート部材3,4が軸5を中心として回動可能に構成されているため、両型枠10,20の穴12,22の間隔にピン1,2の間隔を合わせることが可能である。
ピン1,2を型枠10,20の穴12,22に嵌合させた後、操作部材6を操作して型枠10に嵌合したピン1を該型枠10の穴12(上部隅部)が基礎Bから略水平に離隔する方向に移動させる。即ち、入隅用の型枠20の穴22に嵌合しているピン2を支点としてピン1によって型枠10の上部隅部を基礎Bから略水平に離隔させるように、操作部材6に対し同図に於ける時計方向への力を水平方向に付与する。この力は、ピン1から上部隅部の穴12,上部フランジ11を介して型枠10に伝達され、該型枠10の上部隅部を基礎Bから剥離させる。
この結果、同図(b)に示すように、型枠10と基礎Bとの間に間隙30が形成され、これにより、型枠10の一方の端部側が基礎Bから剥離する。その後、取外治具Aを外して移動させ、型枠10の反対側に隣接させた型枠との間で同様の作業を行うことで、型枠10を完全に基礎Bから取り外すことが可能である。
特に、反対側に隣接した型枠10との間に取外治具Aを取り付ける場合、ピン2が取り外すべき型枠10の上部隅部の穴12に嵌合し、ピン1が隣接する型枠10の何れかの穴12に嵌合することになる。このように、本実施例の取外治具Aでは、ピン1,2が何れも拘束部材,支点部材として機能することが可能となり、高い汎用性を発揮することが可能である。
図3(a)は作業員から向かって基礎bの手前側にある型枠10を前述と同様の手順で取り外した状態を説明しており、同図(b)は作業員から向かって基礎bの反対側にある型枠10を取り外した状態を説明している。このように、型枠10の取外作業を行う際に、作業員が取り外すべき型枠の正面に位置することなく取り外すことが可能である。このため、作業員が大きく移動することなく、取外治具Aの届く範囲の型枠10を取り外すことが可能となり、作業性の向上をはかることが可能である。
次に、上記取外治具Aを用いて連続して配置された一般部の型枠10のうち、隣接する2枚の型枠10を一度の操作で取り外す際の取外方法について図を用いて説明する。図4は基礎の一般部に連続して配置された型枠を取り外す際の手順を説明する図である。
先ず、同図(a)に示すように、取外治具Aのピン1,2をいずれも取り外すべき隣接する2つの型枠10,10を構成するフランジ11,11の夫々の上部隅部にある穴12,12に嵌合させる。このとき、穴12,12の間隔が如何なる寸法であっても、プレート部材3,4が回動してピン1,2を穴12,12に嵌合させることが可能である。
ピン1,2を型枠10,10の穴12,12に嵌合させた後、操作部材6を同図(b)に示す矢印方向に水平方向に操作して、図に於ける右側の型枠10に嵌合したピン1(2)を該型枠10の上部隅部の穴12が基礎Bから略水平に離隔する方向に移動させる。この結果、右側の型枠10と基礎Bとの間に間隙30が形成され、これにより、右側の型枠10の一方の端部側が基礎Bから剥離する。
その後、同図(c)に示すように、取外治具Aの型枠10,10に対するピン1,2の嵌合状態を保持して、操作部材6を矢印方向に水平方向に操作することで、図に於ける左側の型枠10に嵌合したピン1(2)を該型枠10の上部隅部の穴12が基礎Bから略水平に離隔する方向に移動させる。このとき、右側の型枠10の大部分は基礎Bから剥離しているが、操作部材6の矢印方向への操作に伴って該型枠10には基礎Bに圧接する方向の力が作用して該型枠10が停止することになり、右側の型枠10の穴12に嵌合しているピン1(2)を支点部材として機能させることが可能となる。
この結果、左側の型枠10と基礎Bとの間に間隙30が形成され、これにより、左側の型枠10の一方の端部側が基礎Bから剥離する。従って、隣接する型枠10の夫々対向する隅部が基礎Bから剥離したこととなり、次いで、取外治具Aを移動させて同様の操作を行うことで、連続した型枠10を順に取り外すことが可能となる。
次に、上記取外治具Aを用いて入隅用の型枠を取り外す際の取外方法について図を用いて説明する。図5は入隅用の型枠20を取り外す際の手順を説明する図である。入隅用の型枠20は平面視がL字型に形成されることから、従来の技術ではコンクリート面から取り外すことが困難であったが、取外治具Aを利用することによって極めて容易に取り外すことが可能となった。
先ず、同図(a)に示すように、型枠20の上部フランジ21に形成された穴22にピン1,2を嵌合させる。このとき、一方のピン2は型枠20の上部隅部(上端部)に形成された穴に嵌合させ、他方のピン1は何れの穴22であっても良い。特に、ピン1,2が互いに回動可能に構成されたプレート部材3,4に固定されているため、穴22の間隔が如何なる値であっても対応することが可能である。
上記の状態で、操作部材6に対し図に於ける反時計方向に力を付与すると、この力はピン1を支点としてピン2を反時計方向に移動させるように作用し、これに伴って、型枠20の上部隅部が基礎Bから略水平な方向に離隔して隙間が形成される。
次に、操作部材6に図に於ける時計方向の力を付与すると、この力はピン2を支点としてピン1を時計方向に移動させるように作用し、この結果、同図(b)に示すように、型枠20を基礎Bから取り外すことが可能である。
上記各実施例に於いて、操作部材6に付与する力は極めて小さく、容易に型枠の取外作業を進めることが可能である。
本発明の取外治具は、建物の基礎や壁等のように型枠を組み合わせた空間にコンクリートを打設し、硬化した後、型枠を取り外すような作業を行う場合に用いて有利である。
取外治具の構成を説明する図である。 取外方法の手順を説明する図である。 1個所から複数の型枠を取り外す状態を説明する図である。 基礎の一般部に連続して配置された型枠を取り外す際の手順を説明する図である。 入隅用の型枠20を取り外す際の手順を説明する図である。
符号の説明
A 取外治具
B 基礎
1,2 ピン(拘束部材,支点部材)
3,4 プレート部材(支持部材)
5 軸
6 操作部材
7 スペーサー
8 ストッパー
9 ハンドル
10,20 型枠
11,21 上部フランジ
12,22 穴

Claims (3)

  1. 硬化したコンクリート面から型枠を取り外す際に用いる取り外し治具であって、取り外すべき型枠の上部隅部を拘束する拘束部材と、前記拘束部材に対し該拘束部材をコンクリート面から略水平に離隔させる方向の力を作用させる際の支点となる支点部材と、前記拘束部材及び支点部材が配置された支持部材と、前記支点部材を支点として前記拘束部材に対し型枠の上部隅部をコンクリート面から略水平に離隔させる方向の力を作用させる操作部材と、を有することを特徴とする型枠の取外治具。
  2. 前記拘束部材は型枠の上部隅部を厚さ方向に挟み又は型枠の上部隅部に於ける厚さ方向の面に形成された穴に嵌合して型枠の上部隅部を拘束し得るように構成され、前記支持部材は拘束部材及び支点部材を互いに離隔又は接近させ得るように構成されていることを特徴とする請求項1に記載した型枠の取外治具。
  3. 打設されたコンクリートが硬化した後、コンクリート面から型枠を取り外す方法であって、拘束部材によって取り外すべき型枠の一方の上部隅部を拘束すると共に支点部材を隣接する他の型枠又は取り外すべき型枠の上部隅部から離隔した位置に係合させ、前記支点部材を支点として前記拘束部材に対しコンクリート面から略水平に離隔させる方向の力を作用させることで、取り外すべき型枠の一方の上部隅部をコンクリート面から捲りあげて剥離させた後、今度は前記拘束部材を支点部材とし、且つ前記支点部材を拘束部材として、取り外すべき型枠に隣接する他の型枠の上部隅部をコンクリート面から捲りあげて剥離させて取り外すことを特徴とする型枠の取外方法。
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