JP4582582B2 - 粉体吸引器 - Google Patents

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Description

本発明は、粉体吸引器、例えば経口剤乃至経鼻剤として粉末化された薬剤を吸引するための吸引器に関する。
例えば気管支炎喘息の患者に投与する薬剤は粉末化されてカプセルに収納されて提供されている。こうした薬剤を吸引するため、複数のカプセル収容用の蓋付きケースの本体側に、穿孔用ピンを内装したカプセル挿入穴と穿孔したカプセルをセットする部屋とを形成し、カプセルをセットした状態で蓋を閉じて、この蓋の一部に付した吸い口を介してカプセルの穿孔より内容物を吸引するものが知られている(特許文献1)。
又、ケース体内にセットしたブリスタパックのブリスタを、操作部の押下げ操作或いはピポット操作により、この操作部と連動した穿孔用ピンで突き刺し、破断させて吸込みノズルから粉末薬剤を吸引可能とした吸引器も知られている(特許文献2乃至特許文献3)。
特表平3−505679号 特公平5−77433号 特開2001−161788号
上記各特許文献の吸引器は、何れも穿孔用ピンで粉末入りカプセル又はブリスタを破断するように構成していたから、カプセル等の一部に孔があくだけであるので、粉体の種類や性質にもよるが、破断操作だけではカプセル等の内部の粉体が空気中に拡散されず、更に破砕器を振るなどしても、粉末の一部がカプセル等の内部に残る可能性があった。
本発明は、簡易な構成で簡単かつ確実にカプセル内の粉体が空気中に拡散され、吸引できるようにするため、細長いカプセルの先部及び基部を着脱自在に固定する一対の固定具を備え、かつこれら固定具の少なくとも一方を回動させることでカプセルが先部と基部との接合箇所から破断するように構成した粉体吸引器を提供することを目的とする。
第1の手段は、粉体入りカプセルを破断して空気とともに粉体を吸引可能に設けた粉体吸引器であって、細長いカプセル80の先部82及び基部84を着脱自在に固定する一対の固定具62,62を備え、かつこれら固定具の少なくとも一方をカプセル80の長手方向と直交する軸を中心に回動可能に設けたカプセル収納室Cと、このカプセル収納室Cに連通する吸引ノズル20と、その固定具62を回動させるための回動機構50とを有し、その固定具を回転させることでカプセル80が先部82と基部84との接合箇所から破断するように構成している。
尚、「固定具」は、相互に向き合う一対の部材で、カプセルの先部及び基部をそれぞれ着脱自在に固定して異なる平行な軸の回りを回動するか、或いは一方のみ回転することでカプセルの先部及び基部が捻じれて破断し、その衝動でカプセル内の粉末がカプセル収納室内に振り出されるように形成されている。上記各固定具は、上記カプセルの表面のうち上記回動軸回りの周方向側部分を挟持する挟持具とするとよく、これによりカプセルの抜け出しを防止することができるとともに、回動軸方向からカプセルの着脱も容易に行うことができる。
「カプセル収納室」は、カプセルを収納するとともに、カプセルの先部及び基部をそれぞれ回転させることができる程度の大きさを有する。又、カプセル収納室は、カプセルが破断した後に空気中に拡散した粉末を一時停留させる機能を有し、吸引ノズルと連通し、かつこの吸引ノズルを通じて粉末の吸込みを可能とするための外気導入路を通じて外部と連通する他には、気密に形成することが望ましい。
「吸引ノズル」は、先端に経口用の単一の吸口を開口したもの、或いは、先端が二叉に分かれた経鼻用の吸引孔としたものの何れでも良い。
又、カプセル収納室から吸引ノズルへ至る流路の適所には粉末が口又は鼻からの吸引に適したサイズとなるように微粒子化するための粉末フィルタを形成すると良い。このフィルタは多数の細孔を形成した合成樹脂製の板部として形成することができる。各細孔の大きさは、カプセル破断後の粉末粒子が通過できる程度であれば足り、かつ細孔の開口面積の総和に比べて吸引ノズルの流路面積を大とすることで乱流を発生させ、粉末が微粒子化するように形成すれば良い。
「回動機構」は、上記固定具の一方又は双方を回動させるためのもので、歯車やラックなどを組み合わせてカプセルの先部及び基部の接合部分が同一方向又は反対方向に向くように構成すれば良い。上記接合部分が同一方向に向くようにするためには、後述の図示例の如く各固定具の回動軸に相互に係合する歯車を付設してこれら歯車が反対方向に向くように設けるとともに、その一方回動軸から倍力手段としての操作レバーを外方へ突出すれば良い。又、接合部分が反対方向へ向くようにするときには、例えば各回動軸に付設した歯車を直接係合させる代わりに第3の中継歯車を介して係合させたり、或いは外部から進退操作可能なラックを介して係合させたりすることができる。こうした各種の力伝達機構に関しては、従来良く知られているため、これ以上の説明は省略する。
第2の手段は、上記第1の手段を有し、かつ上記両固定具62は、上記回動機構50によりそれぞれの回動軸の回りを回動されるものに形成し、かつカプセル80の先部82及び基部84の各破断部分が同一方向へ向くように回動可能としている。
本手段では、各固定具を、それぞれの回動軸の回りに回動させることでカプセルの先部及び基部内の粉体を外部へ振り出すようにしたものである。
各回動軸の向きは、例えば鉛直方向としてカプセル先部及び基部を回転させるときの遠心力だけで粉末が外部に振り出されるようにしてもよいが、後述の第3の手段で述べるように先部及び基部の接合部分が下方に向くように各回動軸を水平方向に設定すると、遠心力の他に重力が加わって粉体の振り出しが一層スムーズになる。
又、各回動軸の位置は、カプセルの長手方向の何れかに設定すると良い。カプセルの先端部及び基端部付近、或いはこれら両端部よりも長手方向に外側とすると、カプセルの先部及び基部内の粉末に加わる遠心力を大きくすることができる。
第3の手段は、上記第2の手段を有し、かつ上記固定具62,62は、カプセル80の長手方向が水平となるように配置され、かつ上記カプセル80の先部82及び基部84の各破断部分がともに下方へ配向するように形成している。
第4の手段は、上記第1の手段乃至第3の手段の何れかを有し、かつ箱形のケーシング2内の空間を垂直な隔壁32で前後に仕切って、その空間前半に左右一対の固定具62,62を上記隔壁32に軸着させて支持させ、かつその支持軸のうち一方を第1回動軸52Aとして隔壁32後方へ突出するとともに、この第1回動軸から上記ケーシング2に穿設した操作窓14を介して操作レバーその他の操作部58を突出して、これら回動軸52A,52Bと操作部58とで上記回動機構50を形成し、更に上記ケーシング2から上記吸引ノズル20を突出している。
「ケーシング」は、上記隔壁と向かい合う前壁を有し、これら両壁の間にカプセル収納室を形成している。又、ケーシングの後壁の上端から頂壁を経て前壁上部に亘る部分を蓋に形成して、開蓋により上記固定具に対してカプセルを着脱可能とすると良い。
「隔壁」は、カプセルをセットする固定具と回動機構とを仕切って、粉末が回転機構側へ漏出することを防止している。尚、隔壁と固定具と回動機構とはカセットとしてケーシングから着脱自在に形成することができる。
第5の手段は、上記第4の手段を有し、かつ上記回動機構50は、上記両固定具62,62の支持軸のうち他方を第2回動軸52Bとして隔壁32後方へ突出するとともに、隔壁32後方の第1、第2回動軸部分にそれぞれ相互に係合する歯車54,54を付設している。
第6の手段は、上記第1の手段乃至第4の手段の何れかを有し、かつ上記固定具62の回動軸52A,52Bの回りに係合歯56…を列設し、これら係合歯列に、弾性板48を粉体吸引器の非回転部分から突設した弾性板48の先端部を係合させて、歯車54の回転により一つの係合歯を乗り越えた弾性板48が次の係合歯に衝突することで固定具62に振動を与えるように構成している。
「係合歯」は、第5手段にいう第1、第2回動軸間の回転力伝達手段である歯車の歯としても良いが、回転力伝達手段とは無関係に各回動軸の回りに歯列を周設しても良い。
「弾性板」は、下端部を上記ケーシングの底壁又は隔壁下部に固定して起立すると良い。弾性板は上下方向に長い弾性帯板として形成することができる。
第1の手段に係る発明によれば、次の効果を奏する。
○本発明の粉体吸引器では、カプセルの先部及び基部をそれぞれ固定具で支持して、これら固定具を外部から操作することでカプセルが先部と基部との接合部分で割れるように設けたから、カプセルの側壁に粉体流出用の孔を開ける従来の吸引器に比べて、粉末の流出口の大きさ及び向きの何れにおいてもカプセル内の粉末を外部に流出させるのに適しており、カプセル内の粉体を残らず取り出し易い。
○上記カプセルを破断させるために、上記両固定具のうち少なくとも一方を回動させるから、破断操作がカプセルから粉体を振り出す振出操作を兼ねており、更にカプセルが破断するときのショックが加わってカプセル内から確実に粉体を外部へ放出させることができる。
第2の手段に係る発明によれば、両固定具62は、上記回動機構50によりそれぞれの回動軸の回りを回動されるのでより確実にカプセル内の粉体を外部へ取り出すことができる。
第3の手段に係る発明によれば、上記カプセル80の先部82及び基部84の各破断部分がともに下方へ配向するように形成したから、固定具62の回動による遠心力の他に重力が加わって粉体の取り出しが更に確実となる。
第4の手段に係る発明によれば、箱形のケーシング2内の空間を垂直な隔壁32で前後に仕切って、その空間前半に左右一対の固定具62,62を設け、空間後半に操作部など回転機構の主要部分を設けたから、これら操作部などに粉体が付着することを防止することができ、更に粉体が吸引ノズル以外から無駄に外部へ流出することを防止できる。
第5の手段に係る発明によれば、上記回動機構50は、隔壁32後方の第1、第2回動軸部分にそれぞれ相互に係合する歯車54,54を付設したから、粉体が歯車に付着して歯車の円滑な回動を阻害することを防止できる。
第6の手段に係る発明によれば、上記固定具62の回動軸52A,52Bの回りに設けた係合歯56…の先端に弾性板48が衝突して固定具62に振動を与えるようにしたから、カプセル先部及び基部からの粉体の放出を更に確実とすることができる。
本発明に係る粉体吸引器は、ケーシング2とキャップ26と内部ユニット30とで構成されている。
ケーシング2は、ケーシング本体4と吸引ノズル20とで形成している。
上記ケーシング本体4は、内部ユニット30を内装するためのほぼ長方体形の箱体であり、後述の固定具を収納するために前後の厚さに比べて左右巾及び高さを大きくとっている。このケーシング本体4のうち、その頂壁6Tから前壁6F上部に亘る壁部は、その下端及び左右両端を切割りするとともに、その後壁6R上端に沿ってヒンジ8を形成することで、このヒンジを中心に回動可能な蓋10に形成している。又、ケーシング本体4の左右側壁6Sの一方の上半部から頂壁6Tに亘る部分には、ケーシング本体4の後壁6R寄りに位置させてL字形の操作窓14を穿設している。又、図2に点線で示す如く、ケーシング2の後壁6R前面の左右方向中間部分下部には、内部ユニット固定用の係止板16を縦設している。又、上記蓋10の前壁部分左右方向中央部には浅い指掛け凹部12を形成している。
上記吸引ノズル20は、図1に示す如く上記ケーシング本体4の側壁6S下部から側外方へ突設している。図示の吸引ノズル20は、粉末薬剤を吸飲し易いように水平方向に扁平とした経口用の吸い口を開口している。もっとも吸引ノズルの形状及び設置箇所は適宜変更することができる。吸引ノズル20の基端部に面するケーシング本体4の側壁部分では、この側壁部分前部を、多数の細孔を穿設することで形成する粉末フィルタ22に形成する。
キャップ26は、上記吸引ノズル20の外面に嵌合させている。
内部ユニット30は、上記ケーシング本体4内の空所を前後に仕切る隔壁32を有し、この隔壁に回動機構50と固定具62,62とを付設している。
上記隔壁32は、上記ケーシング本体4の頂壁6Tと底壁6Bと左右側壁6Sとの内面に壁体の周縁部分を密接可能としている。又、この隔壁32の前面からは、枠板34と、補助板36と、支持板38とをほぼ同じ突出長で前方突出している。上記枠板34は、図2に示す例では、隔壁32前面中央部を囲うほぼ方形であり、この枠板34内面と枠板内方の隔壁部分前面とケーシング本体4前壁の後面対応部分とでカプセル収納室Cを形成している。もっとも上記枠板34のうち吸引ノズル20寄り側板部分の一部はきり欠いてあり、この切欠き34aから吸引ノズル20基端の粉末フィルタ22へ一対の補助板36を延出して、粉末フィルタ22を介してカプセル収納室Cと吸引ノズル20とを連通させている。又、支持板38は、上記枠板34の左右側板部分の上部から左右外方へ突出した後に上方へケーシング本体4の側壁6S内面に沿って伸び、隔壁32のがたつきを防止している。尚、カプセル収納室Cは、枠板34及び支持板38に穿設した通気孔40,42を介して外部と連通している。尚、上記枠板34、補助板36、及び支持板38の形状及び配置は適宜変更することができる。又図8に示す如く下側の枠板部分の前端からは、ケーシング本体4の前壁後面に沿って短い縦板を起立している。更に又、隔壁32の後面には、ケーシング2内部を後方から描いた図6のように、その下端部左右両部分に、挟持リブ46を付設しており、この挟持リブに下端部を挟持させて弾性板48をそれぞれ起立している。尚、この弾性板は、ケーシング本体4の底壁6Bから起立させても良い。
回動機構50は、図6に示す如く上記枠板34内の隔壁32部分の上部を前後方向に貫通する左右一対の第1、第2回動軸52A,52Bと、これら各回動軸に、相互に係合する歯車54,54と、操作窓14側の第1回動軸52Aの歯車後方部分より、操作窓14を介して外方突出させた操作レバーである操作部58とで形成している。上記歯車54,54が有する係合歯56…は、歯車の上側から下側まで約半周に及んで形成されており、最下端の係合歯56は、上記弾性板48の上端に歯車54の回動による強制乗越え可能に係合させている。
上記固定具62,62は、図2に示す如く上記カプセル収納室Cの上部に左右一対として上記回動機構50の各回動軸52で支持されている。各固定具62,62は、相互の対向方向と前方とに開口するカプセル嵌合溝64をそれぞれ有しており、その溝底壁66に図3に示す如く上記各回動軸52A、52Bを回動不能に連結するとともに、上下一対の溝側壁68,68の間にカプセル80を確実に挟持するように形成している。図示例では、図3に示す如く縦断面図において、溝底壁66及び溝側壁68,68は回動軸52A、52Bの軸線に対して対称に形成している。
上記内部ユニット30は、図5に示す如く一つの部材として形成され、ケーシング本体4に対して一体的に着脱することができる。
図7は、本発明に使用されるカプセル80を示している。このカプセル80は、細長い筒状のもので、先部82と基部84との間に破断線88を周設して破断可能に形成している。又、基部のうち底壁部分86は、残余のカプセル部分と別体として、底壁側から粉体をカプセル80内へ充填可能に形成している。
上記構成において、図1の状態から指掛け凹部12に指をかけて蓋10を図8の如く開き、次にカプセル80の先部82及び基部84を矢示の如く固定具62,62内へ挿入し、蓋10を閉じる。次に図1に示す操作部58をつかんで矢示の如く回動すると、この回動力が順方向への回転として第1回動軸52Aへ、又歯車54,54を介して逆方向への回転として第2回動軸52Bへそれぞれ伝達され、その結果、図9に示す如くカプセル80の先部82及び基部84の接合部分が各歯車54,54の噛合い箇所から同一方向(図示例では下方)へ引き込まれ、カプセル80の破断線88が下側から裂ける。従ってその裂目からカプセル内の粉体が下方に流出する。更に図9及び図10に示す如く操作部58を回動させていくことにより、弾性板48が歯車54の係合歯56により左右側外方へ弾性変形して、その係合歯の乗り越え後の弾性復元により次の係合歯56に衝突する。この衝突により固定具62にセットしたカプセルの先部82及び基部84が振動して、これら各部内に残った粉体の下方流出を促す。下方へ流出した粉体は、カプセル収納室Cの底面に衝突するなどして空気中に舞い上がり、浮遊する。この状態でキャップ26を外し、吸引ノズル20に口をつけて吸うと、空気とともに浮遊した粉末薬剤を吸引することができる。
尚、図示例の構成から第2回動軸52B側の歯車を省略して、両固定部が第1、第2回動軸52A、52Bを中心に相互に無関係に回動可能としても良い。この場合には、操作部58を回動したときに、図示例では、第1回動軸52Aと連動して、この軸を中心に、カプセル80の先部82を挟持している固定具62と、カプセルとが順次回動しようとするが、カプセル80の基部84は他方の固定具62に固定されているため、カプセルの破断線88が下方から裂けるとともに、各固定具62,62が順逆各方向に回転することになる。尚、この場合には、第1回動軸52A側の歯車54には回転力伝達手段としての機能はなく、弾性板との衝突によりカプセル80に振動を与える作用のみを果たすことになる。
本発明の1の実施形態に係る粉体吸引器の斜視図である。 図1の粉体吸引器の左右方向断面図である。 図1の粉体吸引器の前後方向断面図である。 図1の粉体吸引器の分解斜視図である。 図1の粉体吸引器の要部を一部破断して示す斜視図である。 図3のVII−VII方向に見た粉体吸引器の断面図である。 図1の粉体吸引器に使用するカプセルの分解斜視図である。 図1の粉体吸引器の開蓋状態での縦断面図である。 図1の粉体吸引器の使用工程の説明図である。 図1の粉体吸引器の他の使用工程の説明図である。
符号の説明
2…ケーシング 4…ケーシング本体 6R…同後壁 6T…同頂壁 6F…同前壁
6S…同側壁 6B…底壁 8…ヒンジ 10…蓋 12…指掛け凹部 14…操作窓
16…係止板 20…吸引ノズル 22…粉末フィルタ 26…キャップ
30…内部ユニット 32…隔壁 34…枠板 36…補助板 38…支持板
40,42…通気孔 46…挟持リブ 48…弾性板
50…回動機構 52A…第1回動軸 52B…第2回動軸 54…歯車 56…係合歯
58…操作部 62…固定具 64…カプセル嵌合溝 66…溝底壁 68…溝側壁
80…カプセル 82…同先部 84…同基部 86…同底壁部分 88…破断線
C…カプセル収納室

Claims (6)

  1. 粉体入りカプセルを破断して空気とともに粉体を吸引可能に設けた粉体吸引器であって、細長いカプセル80の先部82及び基部84を着脱自在に固定する一対の固定具62,62を備え、かつこれら固定具の少なくとも一方をカプセル80の長手方向と直交する軸を中心に回動可能に設けたカプセル収納室と、このカプセル収納室に連通する吸引ノズル20と、その固定具62を回動させるための回動機構50とを有し、その固定具を回転させることでカプセル80が先部82と基部84との接合箇所から破断するように構成したことを特徴とする、粉体吸引器。
  2. 上記両固定具62は、上記回動機構50によりそれぞれの回動軸の回りを回動されるものに形成し、かつカプセル80の先部82及び基部84各破断部分が同一方向へ向くように回動可能としたことを特徴とする、請求項1記載の粉体吸引器。
  3. 上記固定具62,62は、カプセル80の長手方向が水平となるように配置され、かつ上記カプセル80の先部82及び基部84の各破断部分がともに下方へ配向するように形成したことを特徴とする、請求項2記載の粉体吸引器。
  4. 箱形のケーシング内の空間を垂直な隔壁32で前後に仕切って、その空間前半に左右一対の固定具62,62を上記隔壁32に軸着させて支持させ、かつその支持軸のうち一方を第1回動軸52Aとして隔壁32後方へ突出するとともに、この第1回動軸から上記ケーシングに穿設した操作窓14を介して操作レバーその他の操作部58を突出して、これら回動軸52A,52Bと操作部58とで上記回動機構50を形成し、更に上記ケーシングから上記吸引ノズル20を突出したことを特徴とする、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の粉体吸引器。
  5. 上記回動機構50は、上記両固定具62,62の支持軸のうち他方を第2回動軸52Bとして隔壁32後方へ突出するとともに、隔壁32後方の第1、第2回動軸部分にそれぞれ相互に係合する歯車54,54を付設してなることを特徴とする、請求項4記載の粉体吸引器。
  6. 上記固定具62の回動軸52A,52Bの回りに係合歯56を列設し、これら係合歯列に、弾性板48を粉体吸引器の非回転部分から突設した弾性板48の先端部を係合させて、歯車54の回転により一つの係合歯を乗り越えた弾性板48が次の係合歯に衝突することで固定具62に振動を与えるように構成したことを特徴とする、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の粉体吸引器。
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