JP4579754B2 - ウイング開閉補助装置 - Google Patents
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Description
M2=M1・L4/L3
となる。距離L3、L4は、それぞれ、ウイングWの回転角度θによって変化する。従って、開放モーメントM2は、ウイングWの回転角度θによって変化する。
1)ウイングWの歪み、製造誤差や取付誤差に基づいて第2リンク14の先端の位置がずれ、ウイング開放時の開放モーメントM2が大きく変化したときは、第2リンク14の長さを増加又は減少させると、ウイングWの歪みなどに基づくウイング開放時の開放モーメントM2の変化量を低減することができる、ことに気付いた。
具体的には、第2リンクは、ウイングに連結する先端側の部材と、第1リンクに連結する基端側の部材との2部材で構成する。一方の部材には螺子軸を、他方の部材には螺子孔を形成する。両部材は、螺子軸と螺子孔を螺合して一本に連結する。この第2リンクは、一方の部材を他方の部材に対して回転すると、螺子軸と螺子孔の螺子機構によって長さが増減する。一方向に回転すると、伸長する。他方向に回転すると、短縮する。1回転すると、螺子機構のピッチ分の長さが増減する。半回転すると、螺子機構の半ピッチ分の長さが増減する。第2リンクの長さは、微小量ずつ簡単に調整される。
そこで、その取付誤差をなくすため、ウイング開閉補助装置は、これにウイングを回転可能に取り付ける構成にする、ことを着想した。
補助装置は、貨物室に固定する基体を設け、基体に第1リンクを回転可能に取り付け、また、基体に弾性力発生機構を設け、弾性力発生機構の弾性力による牽引力を回転力にする回転力発生機構を設け、第1リンクは、弾性力発生機構に回転力発生機構を経て連結して弾性力によって回転力を受ける構成にし、
第1リンクの先端には、第2リンクの基端を連結し、第2リンクの先端をウイングに連結可能にし、第2リンクは、ウイングに開放モーメントを与える構成にし、
ウイング閉鎖時に、第1リンクは倒伏し、第2リンクは第1リンクの回転中心側に倒れて傾斜し、ウイング開放時に、第1リンクは起立し、第2リンクは、鉛直線からの傾斜角度が緩くなる構成にし、
ウイング開放時には、ウイングが自重による閉鎖モーメントに抗して開放状態に維持され、かつ、作業者がウイングを開放モーメントに抗して閉鎖し易くなるように、開放モーメントの値を設定するウイング開閉補助装置であって、
第2リンクは、先端側の部材と基端側の部材との2部材で構成し、一方の部材には螺子軸を、他方の部材には螺子孔を形成し、螺子軸と螺子孔を螺合して両部材を一本に連結し、一方の部材を他方の部材に対して回転すると、長さが増減する構成にし、
第2リンクの先端をウイングに連結する位置がずれてウイング開放時の開放モーメントが大きく変化したときには、第2リンクの長さを調整し、ウイング開放時の開放モーメントの変化量を低減する構成にし、
第2リンクは、ウイングと第1リンクとの間に連結した後、長さを調整するときに、一方の部材をウイング又は第1リンクから取り外して他方の部材に対して回転し、長さを増加又は減少させた後、その部材を再びウイング又は第1リンクに連結する構成にしたことを特徴とする。
第1リンクの先端には、第2リンクの基端を軸で回転可能に連結し、軸を抜き取ると、第1リンクと第2リンクの連結が解かれる構成にし、
第2リンクの先端には、ウイングが固定される取付部材を軸で回転可能に連結し、軸を抜き取ると、第2リンクと取付部材の連結が解かれる構成にしたことを特徴とする。
基体は、ウイングが固定される取付部材を回転可能に取り付けたことを特徴とする。
本例において、貨物自動車の貨物室に設けるウイング開閉機構は、作業者が手でロープを掴んでウイングを開閉操作する操作機構、ウイングを下降端の閉鎖位置に保持するロック機構と、ウイングの自重による閉鎖モーメントMと逆向きの開放モーメントM2をウイングに作用させる開閉補助装置を設けている。
本例のウイング開閉補助装置は、図8と図9に示すように、第1例におけるウイングの取付軸2と取付部材3、ウイング取付機構を基体1に設けていない。ウイング取付機構2、3は、貨物室に直接設ける。
その他の点は、第1例におけるのと同様である。
1)上記の実施形態においては、第2リンク14は、先端部材17に螺子軸を、基端部材18に螺子孔を形成しているが、逆に、先端部材17に螺子孔を基端部材18に螺子軸を形成する。
2)上記の実施形態においては、牽引部材22、23の湾曲可能な先端側部分は、ローラチェーン22であるが、ローラチェーンとは異なる湾曲可能な牽引用機械要素、例えばベルトやワイヤーロープにする。ベルトやワイヤーロープにしたときには、スプロケット24は、プーリに代える。
3)上記の実施形態においては、牽引部材22、23は、ローラチェーン22と棒23との2つの機械要素を連結して構成しているが、1つの湾曲可能な牽引用機械要素、例えばチェーン、ベルト又はワイヤーロープにする。ベルト又はワイヤーロープにしたときには、スプロケット24は、プーリに代える。
4)上記の実施形態においては、第1リンク13とカム21は、円筒12を介して結合しているが、直接に結合する。
5)上記の実施形態においては、弾性力発生機構31は、螺旋ばね34、42、43を用いているが、螺旋とは異なる形状のばねを用いる。又は、ばねとは異なる弾性体を用いる。
w ウイングの回転中心、取付軸の中心、取付部材の回転中心
b 第1リンクの回転中心、支軸の中心、カムの回転中心
M ウイングの自重による閉鎖モーメント
M1 ばねの弾性力によって第1リンクが受けるモーメント
M2 ウイング開閉補助装置の弾性力による開放モーメント
θ ウイングの回転角度
L3 第1リンクの回転中心から、第1リンクが第2リンクを押す力の作用線までの距離
L4 ウイングの回転中心から、第2リンクがウイングを押す力の作用線までの距離
1 基体
2、3 ウイング取付機構
2 取付軸
3 取付部材
11 支軸
12 円筒
13 第1リンク
14 第2リンク
15 軸
16 軸
17 第2リンクの先端部材
18 第2リンクの基端部材
21〜24 回転力発生機構
21 カム
22、23 牽引部材
22 牽引部材のローラチェーン、先端側部分
23 牽引部材の棒、基端側部分
24 スプロケット
31 弾性力発生機構
32 螺旋ばねの受け部
33 螺旋ばねの受け部材
34 螺旋ばね
35 螺旋ばねの座屈防止部材
41 取付部材
42 大径の螺旋ばね
43 小径の螺旋ばね
44 円筒状のカバー
Claims (3)
- 貨物自動車の貨物室に設けたウイングを作業者が手で開閉操作する操作機構と、ウイングの自重による閉鎖モーメントと逆向きの開放モーメントをウイングに作用させる補助装置を設けたウイング開閉機構において、
補助装置は、貨物室に固定する基体を設け、基体に第1リンクを回転可能に取り付け、また、基体に弾性力発生機構を設け、弾性力発生機構の弾性力による牽引力を回転力にする回転力発生機構を設け、第1リンクは、弾性力発生機構に回転力発生機構を経て連結して弾性力によって回転力を受ける構成にし、
第1リンクの先端には、第2リンクの基端を連結し、第2リンクの先端をウイングに連結可能にし、第2リンクは、ウイングに開放モーメントを与える構成にし、
ウイング閉鎖時に、第1リンクは倒伏し、第2リンクは第1リンクの回転中心側に倒れて傾斜し、ウイング開放時に、第1リンクは起立し、第2リンクは、鉛直線からの傾斜角度が緩くなる構成にし、
ウイング開放時には、ウイングが自重による閉鎖モーメントに抗して開放状態に維持され、かつ、作業者がウイングを開放モーメントに抗して閉鎖し易くなるように、開放モーメントの値を設定するウイング開閉補助装置であって、
第2リンクは、先端側の部材と基端側の部材との2部材で構成し、一方の部材には螺子軸を、他方の部材には螺子孔を形成し、螺子軸と螺子孔を螺合して両部材を一本に連結し、一方の部材を他方の部材に対して回転すると、長さが増減する構成にし、
第2リンクの先端をウイングに連結する位置がずれてウイング開放時の開放モーメントが大きく変化したときには、第2リンクの長さを調整し、ウイング開放時の開放モーメントの変化量を低減する構成にし、
第2リンクは、ウイングと第1リンクとの間に連結した後、長さを調整するときに、一方の部材をウイング又は第1リンクから取り外して他方の部材に対して回転し、長さを増加又は減少させた後、その部材を再びウイング又は第1リンクに連結する構成にしたことを特徴とするウイング開閉補助装置。 - 第1リンクの先端には、第2リンクの基端を軸で回転可能に連結し、軸を抜き取ると、第1リンクと第2リンクの連結が解かれる構成にし、
第2リンクの先端には、ウイングが固定される取付部材を軸で回転可能に連結し、軸を抜き取ると、第2リンクと取付部材の連結が解かれる構成にしたことを特徴とする請求項1に記載のウイング開閉補助装置。 - 基体は、ウイングが固定される取付部材を回転可能に取り付けたことを特徴とする請求項2に記載のウイング開閉補助装置。
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- 2005-04-12 JP JP2005114296A patent/JP4579754B2/ja not_active Expired - Fee Related
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