JP4578779B2 - 磁気記録媒体用磁気転写方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は磁気記録媒体用磁気転写方法に関し、より詳細には、現在コンピュータの外部記憶装置として主流となっている磁性膜を記憶材料として用いるハードディスクドライブ(以下、「HDD」と略記する)において、磁気記録媒体の表面へ書き込まれているデータ書き込み/読み出しヘッドの位置決め用サーボ信号を磁気的な転写技術を用いて書き込む方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
HDDでは、回転している磁気記録媒体の表面上を、磁気ヘッドがスライダーと呼ばれる浮上機構によってディスク表面上数十nmの距離を保って浮上しながらデータの記録・再生が行われている。磁気記録媒体上のビット情報はディスクに同心円上に配置されたデータトラックに格納されており、データ記録・再生ヘッドは磁気記録媒体表面上の目的のデータトラックに高速で移動・位置決めされることによってデータの記録・再生を行っている。
【0003】
磁気記録媒体表面上には、ヘッドとデータトラックとの相対位置を検出するための位置決め信号(サーボ信号)が同心円状に記録されており、データの記録・再生を行うヘッドは一定の時間間隔毎にその相対位置を検知している。このサーボ信号は、ハードディスク装置に磁気記録媒体を組み込んだ後に、サーボライタと呼ばれる専用の装置を用いて磁気記録媒体に書き込まれるもので、ヘッドの検知するサーボ信号の中心(あるいはヘッド軌道の中心)から偏心しないようにするためのものである。
【0004】
このような磁気記録媒体の記録密度は、開発段階の磁気記録媒体では100Gbits/in2に達し、記録容量は年率60%以上もの増加傾向にある。これに伴って、ヘッドがデータトラックとの相対位置を検知するためのサーボ信号の密度も増大するとともに、サーボ信号の書き込み時間も年々増加する傾向にある。このサーボ信号の書き込み時間の増加は、HDDの生産性低下やコストの増大をもたらす1つの大きな要因になっている。
【0005】
このような問題を背景として、最近では、上述したサーボライタの信号書き込みヘッドを用いてサーボ信号を書き込む方式に対して、磁気的な転写によって磁気記録媒体にサーボ信号を一括して書き込み、飛躍的にサーボ情報の書き込み時間を短縮させる技術の開発が行われている。
【0006】
図8は、サーボ信号の磁気転写の工程を説明するための図である。初期消磁工程では、図8(a)に示すように消磁用の永久磁石82を磁気記録媒体81の表面上を1mm以下の一定間隔を保ちながら移動させる。磁気記録媒体81上に成膜された磁性層は、この工程前には一定の方向に磁化された状態にはないが、永久磁石82のギャップから漏れた磁界によって図中に矢印で示した方向に一様に磁化される。
【0007】
マスタディスク位置合わせ工程では、図8(b)に示すように磁気転写用のマスタディスク83を磁気記録媒体81の上に配置させて位置合わせを行う。この位置合わせの信頼性を高める技術として、例えば特許文献1には、マスタディスクと媒体の中心の位置合わせを行うためにマーカを設けることが記載されている。
【0008】
転写パターン書き込み工程では、図8(c)に示すようにマスタディスク83を磁気記録媒体81の表面に密着させ、磁気転写用の永久磁石82を図中に矢印で示した移動路に沿って移動させることによって磁気転写を行う。
【0009】
図9は、磁気転写の初期消磁工程と転写パターン書き込み工程における永久磁石と磁気記録媒体との相互の位置関係を説明するための図で、図9(a)は初期消磁工程における位置関係、図9(b)は転写パターン書き込み工程における位置関係をそれぞれ示している。
【0010】
図9(b)に示したように、転写パターン書き込み工程においては、Si基板94の片面にCo系の軟磁性層が埋め込まれた軟磁性膜95を備えるマスタディスクの軟磁性膜側の表面と、基板91上に磁性層92を備える磁気記録媒体の磁性層側の表面とを密着させて配置し、磁気転写用の永久磁石93がSi基板94上を移動するように走査させる。
【0011】
永久磁石93と磁性層92との間には、Co系の軟磁性層がパターン状に埋め込まれた軟磁性膜95が介在しているため、永久磁石93によってSi基板94中に形成される磁界は、軟磁性膜95中のCo系軟磁性層のない位置に対応する部分の磁性層92を磁化することができるが、Co系軟磁性層が存在する位置に対応する部分の磁性層92では、磁気抵抗の小さい磁気経路となるように軟磁性膜95中を通過するために、Si基板94から漏れ出す磁界が弱くなり、新たな信号書き込みは行われない。このようなメカニズムによってサーボ信号の磁気転写が行われる。なお、図9(b)に示したように、転写信号書き込みの磁界の向きは消磁磁界とは反対方向である。
【0012】
図10は、マスタディスクへの軟磁性層の埋め込み工程を説明するための図で、(a)はレジストの塗布工程、(b)はレジストパターン形成工程、(c)はSi基板のエッチング工程、図10(d)はCo軟磁性膜を形成するためのスパッタリング工程、(e)は余分なCo膜を除去するためのリフトオフ工程をそれぞれ示している。
【0013】
先ず、図10(a)に示すように、厚み500μm程度のSi基板1001の表面に厚さ1μmのレジストをスピンコータを用いて塗布した後、図10(b)に示すように通常のSi半導体の製造方法と同様の光リソグラフィ法によりパターンニングされたレジスト層1002を形成する。次に、図10(b)に示すように、三塩化メタンを反応ガスとして反応性プラズマエッチング法によるドライエッチングを行ない、レジスト層1002で被覆されていない領域のSi基板1001表面を500nm程度の深さにエッチングで除去する。更に、図10(d)に示すように、レジスト層1002を残した状態で、500nm厚のCo系軟磁性膜1003a、1003bをスパッタリング法により成膜する。最後に、図10(e)に示すように、レジストを溶かす溶剤中にSi基板1001ごと浸漬(必要に応じて超音波等も使用て)し、レジスト層1002を溶解させ、レジスト層1002およびこの上のCo軟磁性膜1003bを取り除く。
【0014】
現在、HDDの磁気記録媒体は、1枚あたりの記録容量を増やすために、表裏に磁性膜を形成して両面の読書きを行う方法が主流である。このような磁気記録媒体の製造方法は、例えば特許文献2に記載されている。
【0015】
【特許文献1】
特開平11−175973号公報
【0016】
【特許文献2】
特開2002−319128号公報
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
磁気記録媒体に記録される磁気パターンは、上記のサーボパターンと、データパターンとがある。現行のHDD装置では、多数枚の磁気ディスクが搭載されており、それらの表面および裏面の各々に磁気ヘッドが個々に設けられている。そして、データ領域が指定された場合、そのデータ領域のあるシリンダに該当するヘッドが搭載されたHSA(ヘッド・スタック・アセンブリ)のみがサーボ制御により所定の位置まで移動するように制御され、その他のHSAは制御されない状態となる。
【0018】
読み書きするシリンダが例えば表面から裏面に変わった場合、表裏のサーボパターンのズレが大きいと、裏面でのHSAのサーボによる位置の安定までに時間を要し、結果的にはシリンダ切替え後のデータの読み出し時間に相当するセットリング時間が大きくなり、HDDの高速データアクセスが損なわれる。このため、磁気記録媒体の表裏の磁気パターンのズレがないことが非常に重要となる。
【0019】
また、従来の磁気転写の対象のパターンは、マスタディスクを形成するフォトプロセス技術がμmルールであったため、パターン幅の大きいサーボパターンのみであった。しかし、磁気転写の有用性およびフォトプロセス技術が進歩し、サブμmルールになったことを考慮すると、従来のサーボパターン以外にデータパターンも転写の対象として考えるべきで、磁気記録媒体への高密度マスタディスクによる磁気転写が必要となる。
【0020】
しかしながら、従来は、磁気記録媒体の表面用マスタディスクの磁気パターンと裏面用マスタディスクの磁気パターンの位置合わせを行うことができないという問題があった。
【0021】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、両面にズレのない磁気パターンを容易に設けることができる磁気記録媒体用磁気転写方法を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、転写すべき磁気パターンに対応するパターンで軟磁性体を埋め込んだマスタディスクを用いて、磁気記録媒体に磁気パターンを転写する磁気記録媒体用磁気転写方法において、前記マスタディスクは前記磁気記録媒体の第1の面に磁気パターンを転写するための第1の面用のマスタディスクと、前記磁気記録媒体の第2の面に磁気パターンを転写するための第2の面用のマスタディスクとを含み、前記第1の面用のマスタディスクおよび第2の面用のマスタディスクの軟磁性体が埋め込まれている面には、それぞれかつ相互の転写すべき磁気パターンに対して所定の位置関係で1対のアライメントマークがそれぞれ設けられており、前記磁気記録媒体用磁気転写方法は、前記磁気記録媒体の内周または外周を観察して該磁気記録媒体の中心を原点として求める工程と、該求められた原点を基準として、前記磁気記録媒体の第1の面に、前記第2の面用のマスタディスクに設けられたアライメントマークに合致させることにより前記第2の面用のマスタディスクに対する回転方向の位置決めが可能な1対のアライメントマークを設ける工程と、該第1の面の1対のアライメントマークを基準として、前記磁気記録媒体の第2の面の所定の位置に、前記第1の面用のマスタディスクに設けられたアライメントマークに合致させることにより前記第1の面用のマスタディスクに対する位置決めが可能な1対のアライメントマークを前記所定の位置関係で設ける工程と、前記磁気記録媒体の第1または第2の面に設けられた1対のアライメントマークに、対応する前記マスタディスクに設けられた1対のアライメントマークを合致させて、前記軟磁性体上に形成された磁気パターンを前記磁気記録媒体に転写する工程とを備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、転写すべき磁気パターンに対応するパターンで軟磁性体を埋め込んだマスタディスクを用いて、磁気記録媒体に磁気パターンを転写する磁気記録媒体用磁気転写方法において、前記マスタディスクは前記磁気記録媒体の第1の面に磁気パターンを転写するための第1の面用のマスタディスクと、前記磁気記録媒体の第2の面に磁気パターンを転写するための第2の面用のマスタディスクとを含み、前記第1の面用のマスタディスクおよび第2の面用のマスタディスクの軟磁性体が埋め込まれている面の反対側には、それぞれかつ相互の転写すべき磁気パターンに対して所定の位置関係で1対のアライメントマークがそれぞれ設けられており、前記磁気記録媒体用磁気転写方法は、前記磁気記録媒体の内周または外周を観察して該磁気記録媒体の中心を原点として求める工程と、該求められた原点を基準として、前記磁気記録媒体の第1の面に、前記第1の面用のマスタディスクに設けられたアライメントマークに合致させることにより前記第1の面用のマスタディスクに対する回転方向の位置決めが可能な1対のアライメントマークを設ける工程と、該第1の面の1対のアライメントマークを基準として、前記磁気記録媒体の第2の面の所定の位置に、前記第2の面用のマスタディスクに設けられたアライメントマークに合致させることにより前記第2の面用のマスタディスクに対する位置決めが可能な1対のアライメントマークを前記所定の位置関係で設ける工程と、前記磁気記録媒体の第1または第2の面に設けられた1対のアライメントマークに、対応する前記マスタディスクに設けられた1対のアライメントマークを合致させて、前記軟磁性体上に形成された磁気パターンを前記磁気記録媒体に転写する工程と
を備えることを特徴とする。
【0023】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の磁気記録媒体用磁気転写方法において、前記第1の面にアライメントマークを設ける工程および前記第2の面にアライメントマークを設ける工程の少なくとも一方は、前記磁気記録媒体上の磁気情報を読み書きする領域外に前記アライメントマークを設けることを特徴とする。
【0024】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の磁気記録媒体用磁気転写方法において、前記第1の面にアライメントマークを設ける工程および前記第2の面にアライメントマークを設ける工程は、フォトプロセスにより前記アライメントマークを設けることを特徴とする。
【0025】
また、請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の磁気記録媒体用磁気転写方法において、前記第2の面にアライメントマークを設ける工程は、前記第2の面にアライメントマークを設けるためのフォトマスクを所定の位置に配置し、該フォトマスクの画像を記録する工程と、前記磁気記録媒体を所定の位置に配置し、前記第1の面に設けられたアライメントマークを撮影する工程と、前記記録された画像と、前記撮影された画像とを比較する工程と、該比較の結果に基づいて前記磁気記録媒体の位置を補正する工程とを有することを特徴とする。
【0027】
また、請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の磁気記録媒体用磁気転写方法において、前記磁気記録媒体の各面に設けられたアライメントマークおよび対応する前記マスタディスクに設けられたアライメントマークは、互いに嵌合する形状であることを特徴とする。
【0030】
本発明は、以下の手段を講ずることにより上記の目的を達成する。
【0031】
(1)磁気記録媒体の表/裏面へのアライメントマークの付与
磁気記録媒体の内周または外周をTVカメラで観察し、磁気記録媒体の原点(中心)を求める。この中心に、表面用のアライメントパターンが描画されたフォトマスクの原点を合致させ、フォトプロセスにより、フォトマスクに描画された表面用アライメントマークを、磁気記録媒体の表面に形成する。次に、磁気記録媒体の表面に形成されたアライメントマークを観察し、このアライメントマークに、裏面用のフォトマスクに描画されている表面との位置合わせ用のアライメントマークが合致するよう裏面用のフォトマスクの位置を調整する。そして、裏面用のフォトマスクに描画されている裏面用のアライメントマークを磁気記録媒体の裏面に形成する。
【0032】
なお、磁気記録媒体の表面のアライメントマークは裏面用マスタディスクのアライメントマークとの位置合わせ用に、また磁気記録媒体の裏面のアライメントマークは表面用マスタディスクのアライメントマークとの位置合わせ用に使用する。従って、アライメントマークの形状および位置に関しては、磁気記録媒体の表/裏面で同一にすることはなく、嵌合しあうアライメントマーク毎に一致していれば良い。
【0033】
また、磁気記録媒体へのアライメントマークの付与は、磁気記録媒体のHDD組み込み時のスピンドルモータの軸に挿入される内孔の形状を観察し、内孔に内接する円の中心を原点として行う。
【0034】
(2)マスタディスクヘの位置合わせ用のアライメントマークの付与
磁気記録媒体に磁気転写すべき磁気パターンが埋め込まれた表面用および裏面用マスタディスクにおいて、磁気パターンの埋め込まれた面に、位置合わせ用のアライメントマークを設ける。このアライメントマークを設ける位置は、表面用のマスタディスクにおいては、磁気記録媒体の裏面のアライメントマークと同一位置とする。そして、裏面用のマスタディスクは、磁気記録媒体の表面のアライメントマークと同一位置とする。また、アライメントマークの形状は、互いのアライメントマークが嵌合するような形状が望ましい。
【0035】
(3)磁気記録媒体とマスタディスクのアライメントマークの位置合わせ
マスタディスクの磁気転写面上にある2個のアライメントマークの位置および形状を、拡大機能を伴ったCCDカメラなどで観察し、記録する。次に、マスタディスクとCCDカメラとの間に磁気記録媒体を挿入し、磁気記録媒体の磁気転写面と反対の面に設けられたアライメントマークを観察し、記録されたマスタディスクのアライメントマークの位置および向き、ならびに観察された磁気記録媒体のアライメントマークの位置および向きの相違を求める。そして、磁気記録媒体を保持している2方向の直交ステージおよび回転ステージを移動させ、両方のアライメントマークを合致させる。この後、磁気記録媒体とマスタディスクを密着させ、永久磁石を回転接近させ周回することにより、片面の磁気転写を完了する。次に、他面に関しても同様の手法でマスタディスクと磁気記録媒体との位置合わせを行う。
【0036】
なお、本発明において「マスタディスク」は、磁気ディスク媒体への転写のための「マスタ情報担持体」を意味し、外形がディスク状であるものには限定されない。
【0037】
【発明の実施の形態】
図1は、本実施形態において磁気記録媒体にアライメントマークを設ける手順を示す図である。また、図2は、磁気記録媒体の表/裏面にフォトマスクのアライメントマークを露光する描画装置を、図3は、磁気記録媒体の表/裏面にアライメントマークを設けるためのフォトマスクを、図4は、描画装置において、磁気記録媒体の表面に設けられた裏面用のアライメントマークに、裏面用のフォトマスクのアライメントマークを合致させる手順を示す図である。以下、図1に示す手順の詳細について、図2〜4を併用して説明を行う。
【0038】
(a)磁気記録媒体の表面へのレジストの塗布
まず、磁気記録媒体404の表面に、アライメントマークをパターンニングするためのフォトレジスト402を塗布する。
【0039】
(b)磁気記録媒体の表面へのアライメントマークのパターンニング
本実施形態における磁気記録媒体へのアライメントマークの描画装置は図2に示すように、TVカメラ用X,Yステージ202、CCDカメラ204、信号処理装置212、磁気記録媒体用X,Yステージ208、磁気記録媒体用回転ステージ216およびアライメントマーク合致用顕微鏡210から構成される。CCDカメラ204は、TVカメラ用X,Yステージ202上を移動し、磁気記録媒体404、あるいはフォトマスク214の表面を撮影し、磁気記録媒体のエッジや当該媒体に設けられたアライメントマークを検出するものであり、高解像度のものが使用されることが望ましい。撮影された画像信号は、信号処理装置212に送信される。
【0040】
信号処理装置212は、CCDカメラ204から受信した画像信号を処理して磁気記録媒体404のエッジを求め、磁気記録媒体404の原点を計算するものである。
【0041】
アライメントマーク合致用顕微鏡210は、磁気記録媒体404、あるいはフォトマスク214を図面下側から観察可能に配置された顕微鏡である。
【0042】
フォトマスク214は描画装置内を水平方向に移動させることができるように配置される。磁気記録媒体用X,Yステージ208は磁気記録媒体404を水平方向に移動させるものである。また、磁気記録媒体用回転ステージ216は、この上に配置された磁気記録媒体404を回転させることができるように構成される。
【0043】
本工程では、磁気記録媒体404の内孔を、図2に示す描画装置に設けられたCCDカメラ204で観察し、信号処理装置212が該CCDカメラからの画像信号を処理することにより磁気記録媒体404の中心位置を求める。
【0044】
本工程で使用される磁気記録媒体表面用フォトマスクには、図3(a)に示すように磁気記録媒体中心との合致用アライメントマーク(センターマーク)106、磁気記録媒体裏面との合致用アライメントマーク102が左右に2個設けられている。本工程では、この表面用フォトマスクを、そのセンターマーク106が画像処理によって求められた磁気記録媒体404の中心位置と合致するように調整し、合致用アライメントマーク102を露光し、現像する。これにより、合致用アライメントマーク102に相当する部位(露光部)406のレジストが除去されるため、フォトレジスト402はエッチングのマスクとして作用する。
【0045】
(c)磁気記録媒体の表面へのアライメントマークのエッチング
フォトレジスト402によるエッチングマスクを用いてドライエッチングを行うと、レジストのないアライメントマークに相当する部位が削れ、窪み408が形成される。
【0046】
(d)裏面のレジスト塗布
磁気記録媒体404の裏面に、アライメントマークをパターンニングするためのフォトレジスト402を塗布する。
【0047】
(e)磁気記録媒体の裏面へのアライメントマークのパターンニング
本工程については、図4に示すような手順で行われる。
・裏面用フォトマスクのアライメントマークの観察および記録
裏面用フォトマスクは図3(b)の例に示すように、磁気記録媒体404の表面との合致用アライメントマーク104が左右に2個設けられている。本工程は、図4(a)に示すように、裏面用フォトマスク310に設けられた合致用アライメントマーク104をアライメントマーク合致用顕微鏡210で観察し、その画像を記録する。
このようにして、裏面にアライメントマークを設ける際に、フォトマスクを所定の位置に配置し、フォトマスクの画像を記録する処理が実現される。
・磁気記録媒体の装着
図4(b)に示すように、磁気記録媒体が搭載された磁気記録媒体用X,Yステージおよび磁気記録媒体用回転ステージ(以下、単に「ステージ」と略記する)306を矢印a方向に移動し、装着する。
・磁気記録媒体のアライメントマークの観察および微調整
図4(c)に示すように、磁気記録媒体404の表面に設けられた裏面用アライメントマーク304をアライメントマーク合致用顕微鏡210で観察し、上記の記録されたアライメントマークと比較する。そして、比較の結果に基づいて、ステージ306を矢印b,c,dが示す方向に移動し、そのズレ量を補正する。
このようにして、裏面にアライメントマークを設ける際に、磁気記録媒体を所定の位置に配置し、表面に設けられた裏面用アライメントマークを撮影し、記録された画像および撮影された画像を比較し、比較の結果に基づいて磁気記録媒体の位置を補正する処理が実現される。
・裏面用アライメントパターンの露光
前工程で、裏面用アライメントマークと、記録されたアライメントマークとが合致した状態で、フォトマスクの上面から露光して、磁気記録媒体404の裏面にアライメントマークを描画する。現像すると、アライメントマークに相当する部位410のフォトレジスト402が除去されるため、フォトレジスト402はエッチングのマスクとして作用する。
【0048】
(f)磁気記録媒体の裏面へのアライメントマークのエッチング
フォトレジスト402によるエッチングマスクを用いて、ドライエッチングを行うと、フォトレジスト402のないアライメントマークに相当する部位410が削れ、窪み412が形成される。
【0049】
(g)リフトオフ
不要なレジストをレジスト剥離剤で溶解し、アライメントマークの部位が窪んだ磁気記録媒体404を完成させる。
【0050】
上記に示す工程を経過して、図5の例に示すように本発明におけるアライメントマーク付きの磁気記録媒体が得られる。磁気記録媒体の表面には、図5(a)および(b)に示すように、磁気記録媒体の裏面に磁気転写するマスタディスクに設けられたアライメントマークと嵌合する裏面用アライメントマーク502が左右に設けられている。同様に、磁気記録媒体の裏面には、図5(b)および(c)に示すように、磁気記録媒体の表面に磁気転写するマスタディスクに設けられたアライメントマークと嵌合する表面用アライメントマーク504が上下に設けられている。なお、磁気記録媒体における表面用および裏面用アライメントマークの位置は、データの読み書きが行われる領域外が望ましい。
【0051】
図6(a)および(b)は、表面用および裏面用マスタディスクをそれぞれ示す。図6(a)に示すように、表面用マスタディスクには、磁気記録媒体との位置含わせを行うための合致用アライメントマーク602がマスタディスクの上下に設けられている。また、図6(b)に示すように、裏面用マスタディスクには、磁気記録媒体との位置含わせを行うための合致用アライメントマーク604がマスタディスクの左右に設けられている。更に、磁気転写のための軟磁性膜の磁気パターン(軟磁性体パターン)606がシリコン基板に埋め込まれている。なお、マスタディスクヘのアライメントマークの付与は、図10に示すマスタディスクの製作工程で、磁気パターンの露光およびエッチングを同時に行うことにより、工程を増やすことなく実施することができる。
【0052】
なお、図6でのマスタディスクの形状は方形であるが、Si基板のようにオリフラが付いた円形でも全く問題はない。
【0053】
このようにして、アライメントマークが付与された磁気記録媒体およびマスタディスクを用いて、図2に示す機構で位置合わせを行う。
【0054】
次に、図7を参照し、磁気転写を行う手順について説明する。
【0055】
(a)マスタディスクのアライメントマークの記憶
ここではアライメントマーク位置合わせ機構を有する磁気転写装置が使用される。この機構は、図7(a)に示すように、既存の磁気転写装置に2つのアライメントマーク合致用のCCDカメラ710および712を配置することにより実現される。具体的には、アライメントマーク合致用CCDカメラ710および712は、マスタディスクのアライメントマーク704を観察可能な位置に配置される。
【0056】
このような磁気転写装置に、アライメントマーク合致用CCDカメラ710および712の視野にマスタディスクの磁気転写面に設けられたアライメントマーク704が入るようにマスタディスク702をセットする。そして、CCDカメラによって撮影された画像を記録する。アライメントマーク合致用CCDカメラ710および712により撮影され記録された画像(記録画像)をA1およびA2にそれぞれ示す。
【0057】
(b)磁気記録媒体のアライメントマークの観察
マスタディスク702の下面に磁気記録媒体404をセットする。この際、図7(b)に示すように、磁気転写を行うマスタディスクに該当する表面用アライメントマーク708が設けられた面を下側にして、アライメントマーク合致用CCDカメラ710および712の視野に表面用アライメントマーク708が入るように、磁気記録媒体404をセットする。そして、アライメントマーク合致用CCDカメラ710および712によって撮影された画像と、記録されたマスタディスクのアライメントマーク704とを重畳させる。図7(b)には、記録画像A1およびA2に、CCDカメラ710および712により新たに撮影された画像(観察画像)B1およびB2が重畳されている様子が示されている。
【0058】
(c)磁気記録媒体の位置合わせ
各々のアライメントマークを重畳した画像において、マスタディスク702と磁気記録媒体404のアライメントマークが嵌合するように、磁気記録媒体404が設置されたX−Yステージおよび回転ステージを調整する。磁気記録媒体の位置が調整されたときの記録画像A1、A2および観察画像B1、B2は、図7(c)に示されている。
【0059】
(d)図7(c)に示すように、片面の磁気転写(図示せず)アライメントマークが嵌合した状態で、磁気記録媒体とマスタディスクを密着させ、図9に示したように外部磁界を与え、磁気転写を行う。以上の手順で、片面の磁気転写が終了する。
【0060】
他方の面については、図7において、マスタディスク702を裏面用に交換し、磁気記録媒体については、裏返して同一工程を行うことにより、両面の磁気転写が可能となる。以上のような手順により、両面での位置合わせなされた磁気パターンが埋め込まれた磁気記録媒体が提供できるようになる。
【0061】
なお、本実施例ではマスタディスクのアライメントマークの位置を、軟磁性体の埋め込み面と同一としたが、軟磁性体の埋め込み面と反対側の面でも良い。この場合は図7に示すアライメントマーク位置合わせ機構において、CCDカメラ710および712をマスタディスクの上方に設置する。そして、先に磁気記録媒体404を設置してアライメントマークを記憶し、その次にマスタディスクを設置してアライメントマークが嵌合するようにマスタディスクの位置を調整する。しかし、この場合マスタディスクを磁気記録媒体の上方で移動することによりマスタディスクへのコンタミが発生する可能性がある。また、マスタディスクへの軟磁性膜の埋め込み工程とアライメントマーク製作工程とが別々となる。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、マスタディスクを用いた磁気転写法において、磁気記録媒体の表面の磁気パターンと裏面の磁気パターンの位置合わせが可能となり、読み書きするシリンダが表面→裏面、裏面→表面と変わっても、HSAの位置安定までの時間を大きく変化させることなく、データ読み書き時間を一様にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による磁気記録媒体へのアライメントマークの設置方法の各工程を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態による磁気記録媒体へのアライメントマークの描画装置の構成を概略的に示す図である。
【0063】
【図3】本発明の一実施形態による磁気記録媒体用アライメントマーク付きフォトマスクを示す図である。
【図4】本発明の一実施形態による磁気記録媒体へのアライメントマークの調整手順を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態によるアライメントマーク付き磁気記録媒体を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態による表面用および裏面用マスタディスクを示す図である。
【図7】本発明の一実施形態による磁気記録媒体とマスタディスクの位置合わせ工程を示す図である。
【図8】従来の磁気記憶媒体における磁気転写の工程を示す図である。
【図9】従来の磁気記録媒体における磁気転写の原理を示す図である。
【図10】本発明の一実施形態によるマスタディスクの製作工程を示す図である。
【符号の説明】
81 磁気記録媒体
82 永久磁石
83 マスタディスク
91 基板
92 磁性層
93 永久磁石
94 Si基板
95 軟磁性膜
102 磁気記録媒体表面との合致用アライメントマーク
104 磁気記録媒体裏面との合致用アライメントマーク
106 センターマーク
202 TVカメラ用X,Yステージ
204 CCDカメラ
208 磁気記録媒体用X,Yステージ
210 アライメントマーク合致用顕微鏡
212 信号処理装置
214 フォトマスク
216 磁気記録媒体用回転ステージ
304 裏面用アライメントマーク
306 磁気記録媒体用X,Yステージおよび磁気記録媒体用回転ステージ
310 裏面用フォトマスク
402 フォトレジスト
404 磁気記録媒体
406 露光部
408 窪み
410 露光部
412 窪み
502 裏面用アライメントマーク
504 表面用アライメントマーク
602 磁気記録媒体裏面との合致用アライメントマーク
604 磁気記録媒体表面との合致用アライメントマーク
606 軟磁性体パターン
702 マスタディスク
704 マスタディスクのアライメントマーク
708 表面用アライメントマーク
710,712 アライメントマーク合致用CCDカメラ
1001 Si基板
1002 レジスト層
1003a、1003b Co系軟磁性膜
A1,A2 記録画像
B1,B2 観察画像
a,b,c,d 矢印
Claims (6)
- 転写すべき磁気パターンに対応するパターンで軟磁性体を埋め込んだマスタディスクを用いて、磁気記録媒体に磁気パターンを転写する磁気記録媒体用磁気転写方法において、前記マスタディスクは前記磁気記録媒体の第1の面に磁気パターンを転写するための第1の面用のマスタディスクと、前記磁気記録媒体の第2の面に磁気パターンを転写するための第2の面用のマスタディスクとを含み、前記第1の面用のマスタディスクおよび第2の面用のマスタディスクの軟磁性体が埋め込まれている面には、それぞれかつ相互の転写すべき磁気パターンに対して所定の位置関係で1対のアライメントマークがそれぞれ設けられており、前記磁気記録媒体用磁気転写方法は、
前記磁気記録媒体の内周または外周を観察して該磁気記録媒体の中心を原点として求める工程と、
該求められた原点を基準として、前記磁気記録媒体の第1の面に、前記第2の面用のマスタディスクに設けられたアライメントマークに合致させることにより前記第2の面用のマスタディスクに対する回転方向の位置決めが可能な1対のアライメントマークを設ける工程と、
該第1の面の1対のアライメントマークを基準として、前記磁気記録媒体の第2の面の所定の位置に、前記第1の面用のマスタディスクに設けられたアライメントマークに合致させることにより前記第1の面用のマスタディスクに対する位置決めが可能な1対のアライメントマークを前記所定の位置関係で設ける工程と、
前記磁気記録媒体の第1または第2の面に設けられた1対のアライメントマークに、対応する前記マスタディスクに設けられた1対のアライメントマークを合致させて、前記軟磁性体上に形成された磁気パターンを前記磁気記録媒体に転写する工程と
を備えることを特徴とする磁気記録媒体用磁気転写方法。 - 転写すべき磁気パターンに対応するパターンで軟磁性体を埋め込んだマスタディスクを用いて、磁気記録媒体に磁気パターンを転写する磁気記録媒体用磁気転写方法において、前記マスタディスクは前記磁気記録媒体の第1の面に磁気パターンを転写するための第1の面用のマスタディスクと、前記磁気記録媒体の第2の面に磁気パターンを転写するための第2の面用のマスタディスクとを含み、前記第1の面用のマスタディスクおよび第2の面用のマスタディスクの軟磁性体が埋め込まれている面の反対側には、それぞれかつ相互の転写すべき磁気パターンに対して所定の位置関係で1対のアライメントマークがそれぞれ設けられており、前記磁気記録媒体用磁気転写方法は、
前記磁気記録媒体の内周または外周を観察して該磁気記録媒体の中心を原点として求める工程と、
該求められた原点を基準として、前記磁気記録媒体の第1の面に、前記第1の面用のマスタディスクに設けられたアライメントマークに合致させることにより前記第1の面用のマスタディスクに対する回転方向の位置決めが可能な1対のアライメントマークを設ける工程と、
該第1の面の1対のアライメントマークを基準として、前記磁気記録媒体の第2の面の所定の位置に、前記第2の面用のマスタディスクに設けられたアライメントマークに合致させることにより前記第2の面用のマスタディスクに対する位置決めが可能な1対のアライメントマークを前記所定の位置関係で設ける工程と、
前記磁気記録媒体の第1または第2の面に設けられた1対のアライメントマークに、対応する前記マスタディスクに設けられた1対のアライメントマークを合致させて、前記軟磁性体上に形成された磁気パターンを前記磁気記録媒体に転写する工程と
を備えることを特徴とする磁気記録媒体用磁気転写方法。 - 請求項1または2に記載の磁気記録媒体用磁気転写方法において、前記第1の面にアライメントマークを設ける工程および前記第2の面にアライメントマークを設ける工程の少なくとも一方は、前記磁気記録媒体上の磁気情報を読み書きする領域外に前記アライメントマークを設けることを特徴とする磁気記録媒体用磁気転写方法。
- 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の磁気記録媒体用磁気転写方法において、前記第1の面にアライメントマークを設ける工程および前記第2の面にアライメントマークを設ける工程は、フォトプロセスにより前記アライメントマークを設けることを特徴とする磁気記録媒体用磁気転写方法。
- 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の磁気記録媒体用磁気転写方法において、前記第2の面にアライメントマークを設ける工程は、
前記第2の面にアライメントマークを設けるためのフォトマスクを所定の位置に配置し、該フォトマスクの画像を記録する工程と、
前記磁気記録媒体を所定の位置に配置し、前記第1の面に設けられたアライメントマークを撮影する工程と、
前記記録された画像と、前記撮影された画像とを比較する工程と、
該比較の結果に基づいて前記磁気記録媒体の位置を補正する工程と
を有することを特徴とする磁気記録媒体用磁気転写方法。 - 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の磁気記録媒体用磁気転写方法において、前記磁気記録媒体の各面に設けられたアライメントマークおよび対応する前記マスタディスクに設けられたアライメントマークは、互いに嵌合する形状であることを特徴とする磁気記録媒体用磁気転写方法。
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