JP4578424B2 - ヒンジ構造および携帯端末装置 - Google Patents

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本発明は、携帯端末装置およびそのヒンジ構造に関するものである。
いわゆる折り畳み式の携帯電話端末では、LCD等の表示部を有する上側筐体と、テンキー等の操作部を有する下側筐体とをヒンジユニットで回転可能に結合している。ヒンジユニットは、その強度および剛性を維持するため、少なくともそのヒンジシャフト部分は金属製とすることが多い。
また、折り畳み型の携帯端末ではアンテナをヒンジユニットの近傍に設けることが多い(特許文献1参照)。
このような、アンテナの近傍に金属製のヒンジシャフトを有する折り畳み型携帯電話端末においては、ヒンジシャフトがアンテナにより励振され、携帯電話端末の使用周波数帯域に共振が生じてアンテナ特性の劣化要因となる場合がある。
特開2004−304744号公報
上記のような問題に対しては、ヒンジシャフトの長さを変えヒンジ部の共振周波数を所望の周波数からずらすことで特性劣化を回避することが可能である。しかし、単にヒンジシャフトの長さを変更したのでは端末の幅が拡大してしまう。これは現実的な解決策とは言えない。
本発明はこのような背景においてなされたものであり、ヒンジ部の構造を変えることなくヒンジ部によるアンテナ特性への悪影響を軽減することができるヒンジ構造およびこれを用いた携帯端末装置を提供しようとするものである。
本発明によるヒンジ構造は、上側筐体と下側筐体とを回転可能に結合するヒンジ部と、無線通信用のアンテナとを備えた携帯端末装置のヒンジ構造であって、前記ヒンジ部を構成する少なくとも導電性のヒンジシャフトと、前記ヒンジシャフトの少なくとも一端に対して接続された、前記ヒンジシャフトの電気的な長さを変更するための導電部材とを備えたことを特徴とする。
ヒンジシャフトに導電部材を接続することによりヒンジシャフトの電気的な長さが変わり、その結果、ヒンジシャフトの共振周波数が変わり、アンテナ特性への悪影響が軽減される。
前記導電部材は、例えば、前記筐体の内側表面と前記ヒンジシャフトの端部との間に挟持された状態で前記筐体の外部から前記ヒンジシャフトの端部に固定される。これにより、ヒンジ部の構造を変えることなく、ヒンジシャフトの電気的な長さを変えることができる。
本発明によれば、ヒンジ部の構造を変えることなくヒンジ部によるアンテナ特性への悪影響を軽減することができる。その結果、ヒンジ部の共振によるアンテナ特性の劣化を抑制することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1に、本実施の形態に係るヒンジ構造の分解斜視図を示す。
ヒンジユニット20は、ほぼ筒状の形状を有するシャフト受け23、このシャフト受け23の透孔を貫通し、シャフト受け23内で回転可能に支持されるヒンジシャフト21、シャフト受け23の胴体側部を支持柱25を介して支持する台座27により構成される。ヒンジシャフト21は金属製であり、導電性を有する。シャフト受け23は合成樹脂等の絶縁性部材で形成されている。支持柱25および台座27の材質は特に問わないが、シャフト受け23と一体成型してもよいし、シャフト受け23と別個に形成されてもよい。
携帯端末の組み立て時に、ヒンジユニット20の近傍にはアンテナユニット11が配設される。すなわち、アンテナ素子はヒンジシャフト21との距離が極めて近い状態にある。そのためアンテナが動作した場合に、金属製のヒンジシャフト21の長さによってはアンテナと同じ共振周波数で共振してしまう。
この不具合を防止するために、同じく携帯端末の組み立て時に、本実施の形態では、ヒンジシャフト21を一方の筐体に固定する際に、ヒンジシャフト21の両端に、ほぼ棒状の細長い導電部材31を機械的および電気的に結合させる。これにより、ヒンジシャフト21の電気的な長さが変化する。
図2に、図1のヒンジ構造を携帯端末の筐体とともに組み立てた状態を示す。
ヒンジシャフト21には、一方の筐体(この例では上側筐体41)が取り付けられる。この際、ヒンジシャフト21の端部と筐体側板との間に導電部材31が挟持された状態で、筐体側板の外側から固定手段の一種としてのネジ43により、筐体側板がヒンジシャフト21に締め付け固定される。これにより、ヒンジシャフト21と導電部材31との電気的接続も確保される。その結果、等価的にヒンジシャフトの長さを長くすることができ、ヒンジシャフト21の共振周波数を使用周波数帯からずらすことが可能となる。
ヒンジユニット20の台座27は、他方の筐体(この例では下側筐体42)に取り付けられる。これにより、上側筐体41と下側筐体42がヒンジユニット(ヒンジ部)20で回転可能な状態で連結される。
本実施の形態によれば、ヒンジユニット20の構造を何ら変更することなく、ヒンジシャフト21の両端のねじ止め部分に導電部材32を共締めすることで課題を解決することが可能となる。これは、大幅な機構の変更をすることなく実施可能である。また、導電部材32は筐体内部に隠れるので、携帯端末の外観を損なうことがない。
図3は、本発明の他の実施の形態を示している。図2に示した要素と同じ要素には同じ参照符号を付して、重複した説明は省略する。この実施の形態における導電部材32は、上側筐体41の側板の内側表面に形成または固着された箔状の部材である。これはメッキにより導電箔を形成するか、別途形成された導電箔を側板の内側表面に接着したものである。この構成によっても、ヒンジシャフト21の共振周波数を使用周波数帯からずらすことが可能となる。また、筐体の内側表面に導電部材32を予め形成しておくことにより、組み立てが容易になるとともにその工数が低減される。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、上記で言及した以外にも種々の変形、変更を行うことが可能である。
例えば、導電部材はヒンジシャフトの両端に設けたが、一端にのみ設ける構成であってもよい。アンテナユニット11は下側筐体42に内蔵されることを想定しているが、上側筐体41に内蔵される構成であってもよい。また、導電部材32は直線状の形状としたが、屈曲または湾曲した形状であってもよい。
本発明の実施の形態に係るヒンジ構造の分解斜視図である。 図1のヒンジ構造を携帯端末の筐体とともに組み立てた状態を示す図である。 本発明の他の実施の形態に係る携帯端末の構成を示す図である。
符号の説明
11…アンテナユニット、20…ヒンジユニット、21…ヒンジシャフト、25…支持柱、27…台座、31…導電部材、32…導電部材、41…上側筐体、42…下側筐体

Claims (5)

  1. 上側筐体と下側筐体とを回転可能に結合するヒンジ部と、無線通信用のアンテナとを備えた携帯端末装置のヒンジ構造であって、
    前記ヒンジ部を構成する少なくとも導電性のヒンジシャフトと、
    前記ヒンジシャフトの少なくとも一端に対して接続された、前記ヒンジシャフトの電気的な長さを変更するための導電部材と
    を備え
    前記導電部材を設けることにより、前記ヒンジシャフトの共振周波数を前記アンテナの使用周波数帯に対してずらしたことを特徴とするヒンジ構造。
  2. 上側筐体と、
    下側筐体と、
    前記上側筐体と下側筐体とを回転可能に結合する少なくとも導電性のヒンジシャフトを含むヒンジ部と、
    無線通信用のアンテナとを備え、
    前記ヒンジシャフトの少なくとも一端に対して、前記ヒンジシャフトの電気的な長さを変更するための導電部材を接続することにより前記ヒンジシャフトの共振周波数を前記アンテナの使用周波数帯に対してずらしたことを特徴とする携帯端末装置。
  3. 前記導電部材は細長い部材であることを特徴とする請求項2記載の携帯端末装置。
  4. 前記導電部材は前記筐体の内側表面に設けられた導電性の箔状部材であることを特徴とする請求項2記載の携帯端末装置。
  5. 前記導電部材は、前記筐体の内側表面と前記ヒンジシャフトの端部との間に挟持された状態で前記筐体の外部から前記ヒンジシャフトの端部に固定されることを特徴とする請求項3または4記載の携帯端末装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0344315U (ja) * 1989-09-04 1991-04-24
JP2002335180A (ja) * 2001-05-08 2002-11-22 Mitsubishi Electric Corp 携帯電話機
JP2006050056A (ja) * 2004-08-02 2006-02-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 折り畳み式携帯無線機

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