JP4575747B2 - 電子内視鏡用光源装置及び電子内視鏡装置 - Google Patents
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Description
さらに、カバー筒状部材を具備する場合は、上記カバー筒状部材の押込力は、該カバー筒状部材を回転中心軸端部に固定する固定ねじの螺合量で調節可能とするのが好ましい。
この機械的ストッパは、一方の開口角制御回転板に、回転中心からの径方向距離が等しい位置に形成された最小開口角規定用凹部及び最大開口角規定用凹部と、他方の開口角制御回転板に、上記回転中心からの径方向距離が最小開口角規定用凹部及び最大開口角規定用凹部と等しくなるように突設された、最小開口角規定用凹部に係合することにより上記最小開口角を規定し、かつ、最大開口角規定用凹部に係合することにより上記最大開口角を規定するストッパピンと、を具備するのが好ましい。
この場合は、固定軸受によって第二内歯ギヤを回転自在に支持するのが好ましい。
この場合は、固定軸受によって第一内歯ギヤを回転自在に支持するのが好ましい。
図1に示すように、本実施形態の電子内視鏡1は、操作者が把持する操作部11と、この操作部11から延出する細長で可撓性を有する挿入部12と、操作部11から延出する接続連結管13と、を備えている。操作部11、挿入部12、及び接続連結管13の内部には、先端に設けられた射出端面から電子内視鏡1外部に照明光を出射するライトガイド(導光ファイバ)20が配設されている。
電子内視鏡1は接続連結管13を介して光源装置30に接続されている。光源装置30内にはランプ(光源)31が配置されており、このランプ31が出射した照明光は、ライトガイド20の入射端面からライトガイド20に入り、ライトガイド20を通って挿入部12先端から電子内視鏡1の外部へ出射される。照明光による観察部位からの反射光は、挿入部12先端に配置された対物光学系15から挿入部12内に入射してCCD(固体撮像素子)16(図2参照)に電荷として蓄積される。CCD16の全画素データは画像処理装置18で処理され、画素データに基づく画像が表示装置19に表示される。
図3(a)及び図4に示す第一開口角制御回転板41は、光軸31aに対して直交するアルミニウム製の平板状部材であり、円形の中央部41aと、これに連続する一対の遮光部41eと遮光部41fとを備える。中央部41aは、その中心部に円形の中心孔41bが穿設され、その周囲から120°間隔で3つの突部41gが径方向外向きに延出している。各突部41gは、中央部41aの中心(回転中心)41hを中心とする径方向を向く一対の側面41i、側面41jを備えており(図4参照)、隣り合う突部41gの隣接する側面41i、側面41j同士は、中央部41aの中心41hを中心に90°の角度をなしている。さらに、2つの突部41gの互いに隣接する2つの側面41jには、中心41hからの径方向距離が等しい位置に、同一形状の最小開口角規定用凹部(機械的ストッパ)41k、最大開口角規定用凹部(機械的ストッパ)41mが設けられている。
遮光部41eと遮光部41fは、中心41hに関して対称であり、それぞれ中心41hを中心とする中心角90°の略扇形をなしており、遮光部41eと遮光部41fの間には、中心41hを中心とする中心角90°の開口部41c、41dが形成されている。図3に示すように、中心41hから遮光部41e及び遮光部41fの外周縁までの直線距離(=第一開口角制御回転板41の半径)はR41である。
ここで半径R41及びR42は、ランプ31からロータリシャッタ40に入射する照明光の光束の直径と同じ又はそれ以上として設定する。この条件を満たせばR41=R42であってもよいし、R41<R42であってもよい。また、図示した第一開口角制御回転板41及び第二開口角制御回転板42では、中心41hと中心42hを中心として中心角90°の開口部及び遮光部を構成したが、90°以外の中心角を備える円弧とすることもできるし、第一開口角制御回転板41と第二開口角制御回転板42の形状が異なっていてもよい。
第一開口角制御回転板41及び第二開口角制御回転板42に対して直交する(光軸31aと平行な)駆動軸(回転軸)(回転中心軸)50は、第一開口角制御回転板41の中心に穿設された中心孔41bを相対回転可能に貫通している(駆動軸50の軸線C(図9参照)上に上記中心41h及び中心42hが位置する)。駆動軸50の一方の端部には、光源装置30に対して固定されたチョッパモータ(モータ)M1の駆動軸が同心的に固着され(矢印A方向に見たときに同心をなす。以下、同心という場合は矢印A方向に見たときをいう)、チョッパモータM1が駆動すると駆動軸50がその軸線C回りに回転する。駆動軸50の周囲には、駆動軸50と同心をなす円環状をなし、かつ、光源装置30に対して固定された内歯ギヤ(第一内歯ギヤ)51が位置している(内歯ギヤ51が固定部材であることを示すために、図8では内歯ギヤ51にハッチングを付している)。この内歯ギヤ51は、その内周面全体に等ピッチの60枚の内周歯52を具備している(内周歯52の具体的な形状の図示は便宜上省略している。後述する他のギヤ部材の歯についても同様である)。駆動軸50には、内歯ギヤ51より小径で、かつ内歯ギヤ51と同一平面上に位置する円形の第一太陽ギヤ53の中心部が同軸的に固着されている。この第一太陽ギヤ53の外周面全体には等ピッチ間隔で24枚の外周歯54が形成されている。さらに内歯ギヤ51と第一太陽ギヤ53の間には、第一太陽ギヤ53と同径で、かつ、等ピッチ間隔で18枚の外周歯56を具備する2つの第一遊星ギヤ55が、第一太陽ギヤ53に関して対称な位置に位置しており、両第一遊星ギヤ55の外周歯56は、内歯ギヤ51の内周歯52と第一太陽ギヤ53の外周歯54にそれぞれ噛合している。2つの第一遊星ギヤ55の中心部には円形の取付孔55aがそれぞれ穿設されており、各取付孔55aには、駆動軸50と平行な従動軸57のチョッパモータM1側の端部近傍が嵌合固定されている。内歯ギヤ51、第一太陽ギヤ53、及び第一遊星ギヤ55とチョッパモータM1の間には、内歯ギヤ51の径方向を向く第一キャリア(キャリア)58が位置しており、第一キャリア58の中心部に穿設された中心孔59を駆動軸50が相対回転可能に貫通している。さらに、第一キャリア58の両端部には、両従動軸57のチョッパモータM1側の端部が相対回転可能に嵌合する係合孔60が穿設されている。
そして、内歯ギヤ51、第一太陽ギヤ53、及び第一遊星ギヤ55によって第一遊星ギヤ機構GM1が構成されている。
そして、第二太陽ギヤ66、内外両歯ギヤ68、及び第二遊星ギヤ70によって第二遊星ギヤ機構GM2が構成されている。
即ち、図9を用いて説明すると、まず第二太陽ギヤ66の嵌合突部66aに回転板支持盤64の円形凹部64cを嵌合し、固定ねじ90によって第二太陽ギヤ66と回転板支持盤64を固定し、取付用突部64aに第一開口角制御回転板41の中心孔41bを嵌合固定する。さらに、図9の右側から第二開口角制御回転板42と一体化している回転板支持盤91の中心孔92を同心筒部50aに嵌合し、嵌合取付面50cに接触させる。次いで、図9の右側から無位相固定筒体100の挿入用筒部101を同心筒部50aと同心筒部93の間の環状空間に圧入し、さらに、図9の右側からカバー筒状部材106を同心筒部93に被せて、最後に、固定ねじ110を雌ねじ孔50bに螺合させる。固定ねじ110の螺合量が増えるに従ってカバー筒状部材106と同心筒部93の嵌合量が増加し、さらに、カバー筒状部材106によって図9の左側に押し込まれる無位相固定筒体100の挿入用筒部101の、同心筒部50aと同心筒部93の間の環状隙間への嵌合量(押込力)、即ち、挿入用筒部101と同心筒部50a及び同心筒部93との結合力が増大する。即ち、固定ねじ110によって、無位相固定筒体100の挿入用筒部101の上記環状隙間への嵌合量(押込力)を調整可能である。
駆動機構DM1の各構成要素には、チョッパモータM1及び位相差モータM2の駆動力が伝達されるが、駆動機構DM1の動作を理解し易くするために、まずはチョッパモータM1の駆動力のみを考える。
チョッパモータM1を時計方向に回転させると、駆動軸50と第一太陽ギヤ53が時計方向に速度SP1で回転する。すると、2つの第一遊星ギヤ55が従動軸57回りに反時計方向に自転し、かつ、駆動軸50を中心に時計方向に公転する。さらに、従動軸57によって第一キャリア58との同期がとられている(内歯ギヤ51と内外両歯ギヤ68に対して常に同一位相位置に位置する)第二キャリア61が時計方向に回転し、2つの第二遊星ギヤ70が、従動軸57回りに反時計方向に自転し、かつ、駆動軸50回りに時計方向に公転する。このときの第二遊星ギヤ70の自転速度及び公転速度は第一遊星ギヤ55と同じである。従って、第二太陽ギヤ66は時計方向に速度SP1で回転する。
即ち、位相差モータM2がチョッパモータM1と逆方向に回転して内外両歯ギヤ68が時計方向に回転すると、内外両歯ギヤ68の回転力が第二遊星ギヤ70に伝達され、第二遊星ギヤ70の反時計方向の自転速度が、チョッパモータM1からの駆動力だけで回転する場合に比べて速くなる。従って、第二遊星ギヤ70と噛合している第二太陽ギヤ66は、第一太陽ギヤ53の回転速度SP1より速い回転速度SP2で時計方向に回転する。
一方、位相差モータM2をチョッパモータM1と同方向に回転させると、内外両歯ギヤ68が反時計方向に回転し、第二遊星ギヤ70の反時計方向の自転速度がチョッパモータM1の駆動力のみを受ける場合より遅くなるので、第二太陽ギヤ66の時計方向の自転速度は、上記SP1より遅いSP3となる。
そして、第二開口角制御回転板42が第一開口角制御回転板41に対して反時計方向に相対回転し、図6に示すように開口角θが0°になりストッパピン42gが最小開口角規定用凹部41kに係合すると、開口角θがそれ以上小さくなるのが規制され、一方、第二開口角制御回転板42が第一開口角制御回転板41に対して時計方向に相対回転し、図7に示すように開口角θが90°になりストッパピン42gが最大開口角規定用凹部41mに係合すると、開口角θがそれ以上大きくなるのが規制される。
自動調光スイッチS1をONにすると、自動調光スイッチS1から指令を受けたコントローラ35が、CCD16からの輝度信号に基づいてチョッパモータM1及び位相差モータM2の回転速度及び回転方向を自動制御し、開口部40cと開口部40dの開口角θを0°〜90°の間で変化させる。すると、ロータリシャッタ40を通過する照明光量が変化して、観察部位の輝度値が常に所望値となる。
この場合はまず、チョッパモータ制御ボタンS2と位相差モータ制御ボタンS3により、チョッパモータM1及び位相差モータM2を回転させる。そして、開口部40cと開口部40dの開口角θが所望値となったら、位相差モータ制御ボタンS3により位相差モータM2を停止させ、開口部40cと開口部40dの開口角θを該所望値に保持する。このように位相差モータM2から第二太陽ギヤ66への駆動力を遮断し、チョッパモータM1だけで第二太陽ギヤ66を回転させると、第一開口角制御回転板41と第二開口角制御回転板42は所望の開口角θを保ったまま同じ方向に同じ速度で回転する。さらに、チョッパモータ制御ボタンS2と位相差モータ制御ボタンS3を操作することにより、チョッパモータM1と位相差モータM2の回転速度を調整できるので、術者はライトガイド20に送る照明光の光量を手動により自由に調整できる。
駆動機構DM1のチョッパモータM1と位相差モータM2の本体は回転せず、それぞれのハーネス(配線)M1a、M2aがチョッパモータM1及び位相差モータM2の回転に伴って捻れたり曲折したりしないので、ハーネスM1a、M2aに対して特別な処理を行う必要がない。
駆動軸50及びチョッパモータM1の駆動軸の周囲には、これらと同心をなし両端が開口する円筒形状の固定軸受ASが、光源装置30に固定された状態で設けられている。内外両歯ギヤ(第一内歯ギヤ)80は略円筒形状であり、そのチョッパモータM1側の面の中心部には、駆動軸50と同心をなす円筒状嵌合部80aが一体的に形成されている。そして、この円筒状嵌合部80aが固定軸受ASに、駆動軸50回りに相対回転可能として嵌合している。内外両歯ギヤ80は内歯ギヤ51と同径であり、その第一開口角制御回転板41側の端面には、駆動軸50と同心をなす円形開口が形成されている。そして、この円形開口全周には内周歯52と同一仕様の内周歯81が形成されており、第一開口角制御回転板41側の端部の外周面全体には、外周歯72と同一仕様の外周歯82が形成されている。そして、外周歯82には、光源装置30に対して固定された位相差モータM2によって回転駆動される駆動ギヤ73の外周歯74が噛合している。
内歯ギヤ(第二内歯ギヤ)83は内外両歯ギヤ68と同径で、その内周面全体には内周歯69と同一仕様の内周歯84が形成されており、第二太陽ギヤ66と同心をなしている。この内歯ギヤ83は光源装置30に固定されており回転不能である(内歯ギヤ83が固定部材であることを示すために、図10では内歯ギヤ83にハッチングを付している)。
本実施形態では、内外両歯ギヤ80、第一太陽ギヤ53、及び第一遊星ギヤ55によって第一遊星ギヤ機構GM1が構成されており、第二太陽ギヤ66、内外両歯ギヤ83、及び第二遊星ギヤ70によって第二遊星ギヤ機構GM2が構成されている。
まず、自動調光スイッチS1をONにした場合について説明する。
コントローラ35がCCD16からの輝度信号に基づいてチョッパモータM1を回転させると、チョッパモータM1の回転力は、第一の実施形態と同じ経路で第二太陽ギヤ66に伝わるので、第一太陽ギヤ53、第二太陽ギヤ66、及び第二開口角制御回転板42が全てSP1の速度で回転する。コントローラ35がCCD16からの輝度信号に基づいて、位相差モータM2をチョッパモータM1と逆方向に回転させると、内外両歯ギヤ80が第一遊星ギヤ55の自転方向とは逆向きに回転し、第一遊星ギヤ55の自転速度が増速されるので、第一太陽ギヤ53及び駆動軸50の回転速度は第二太陽ギヤ66の自転速度SP1より速いSP2となる。すると、第一開口角制御回転板41と第二開口角制御回転板42の間に回転速度差が生じ、開口部40cと開口部40dの開口角θが0°〜90°の範囲で変化するので、ロータリシャッタ40を透過する照明光量が自動的に変化し、観察部位が常に所望の輝度値となる。
一方、コントローラ35がCCD16からの輝度信号に基づいて位相差モータM2をチョッパモータM1と同方向に回転させると、内外両歯ギヤ80の回転方向と第一遊星ギヤ55の自転方向が同じになり、第一遊星ギヤ55の自転速度は位相差モータM2が停止している場合より遅くなり、第一太陽ギヤ53及び駆動軸50の回転速度SP3はSP1より遅くなる。すると、第一開口角制御回転板41と第二開口角制御回転板42の間に回転速度差が生じ、開口部40cと開口部40dの開口角θが0°〜90°の範囲で変化するので、ロータリシャッタ40を透過する照明光量が自動的に変化し、観察部位が常に所望の輝度値となる。
まずチョッパモータ制御ボタンS2と位相差モータ制御ボタンS3を手動操作して、チョッパモータM1及び位相差モータM2を回転させ、開口部40cと開口部40dの開口角θが所望値となったら、位相差モータ制御ボタンS3を操作して位相差モータM2を停止させ、その後はチョッパモータM1のみによって第一太陽ギヤ53を回転させる。このように位相差モータM2が停止して内外両歯ギヤ80を固定し、チョッパモータM1の駆動力のみによって駆動機構DM2を動作させると、上述のように第一太陽ギヤ53と第二太陽ギヤ66が同じ方向に同じ速度SP1で回転し、第一開口角制御回転板41と第二開口角制御回転板42が所望の開口角θを保ったまま同方向に回転する。従って、術者はライトガイド20に送る照明光の光量を手動により自由に調整できる。
例えば、ストッパピン42gを第一開口角制御回転板41に設け、最小開口角規定用凹部41k及び最大開口角規定用凹部41mを第二開口角制御回転板42に設けて実施してもよい。
さらに、第一の実施形態において、内外両歯ギヤ68を第二の実施形態の内外両歯ギヤ80と同様に略円筒形状とし、その円筒状嵌合部を、回転板支持盤64または第二太陽ギヤ66の外周側に位置する(光源装置30に固定された)固定軸受ASで回転自在に支持してもよい。このようにすれば、内外両歯ギヤ68の重量が第二遊星ギヤ70を介して駆動軸50に伝わらなくなるので、駆動軸50やチョッパモータM1に掛かる負荷を軽減できる。
15 対物光学系(撮像手段)
16 CCD(撮像手段)
18 画像処理装置
19 表示装置
20 ライトガイド
30 光源装置
31 ランプ(光源)
31a 光軸
35 コントローラ(制御手段)
40 ロータリシャッタ
41 第一開口角制御回転板
41a 中央部
41b 中心孔
41c 41d 開口部
41e 41f 遮光部
41g 突部
41h 中心(回転中心)
41i 41j 側面
41k 最小開口角規定用凹部(機械的ストッパ)
41m 最大開口角規定用凹部(機械的ストッパ)
42 第二開口角制御回転板
42a 円盤部
42b 中心孔
42c 42d 開口部
42e 42f 遮光部
42g ストッパピン(機械的ストッパ)
42h 中心(回転中心)
50 駆動軸(回転軸)(回転中心軸)
50a 同心筒部
50b 雌ねじ孔
50c 嵌合取付面
50d 環状テーパ面
51 内歯ギヤ(第一内歯ギヤ)
52 内周歯
53 第一太陽ギヤ
54 外周歯
55 第一遊星ギヤ
55a 取付孔
56 外周歯
57 従動軸
58 第一キャリア(キャリア)
59 中心孔
60 係合孔
61 第二キャリア(キャリア)
62 係合孔
63 取付孔
64 回転板支持盤(第二回転板支持盤)
64a 取付用突部
64b 貫通孔
64c 円形凹部
65 外周歯
66 第二太陽ギヤ
66a 嵌合突部
66b 取付孔
67 中心孔
68 内外両歯ギヤ(第二内歯ギヤ)
69 内周歯
70 第二遊星ギヤ
70a 中心孔
71 外周歯
72 外周歯
73 駆動ギヤ
74 外周歯
75 中心回転軸
80 内外両歯ギヤ(第一内歯ギヤ)
80a 円筒状嵌合部
81 内周歯
82 外周歯
83 内歯ギヤ(第二内歯ギヤ)
84 内周歯
90 固定ねじ
91 回転板支持盤(第一回転板支持盤)
92 中心孔
93 同心筒部
94 環状テーパ面
95 円筒面
96 円形凹部
97 円形突部
100 無位相固定筒体
101 挿入用筒部
102 環状テーパ面
103 環状テーパ面
104 壁部
105 貫通孔
106 カバー筒状部材
107 筒状部
108 壁部
109 中心孔
110 固定ねじ
111 雄ねじ部
AS 固定軸受
DM1 DM2 駆動機構
GM1 第一遊星ギヤ機構
GM2 第二遊星ギヤ機構
M1 チョッパモータ(モータ)
M2 位相差モータ
S1 自動調光スイッチ
S2 チョッパモータ制御ボタン
S3 位相差モータ制御ボタン
Claims (12)
- 光源と、回転軸が前記光源の光軸と平行に配置され、前記光源から入射した照明光を遮光するまたはライトガイドへ向けて出射するロータリシャッタと、を備え、前記ロータリシャッタは、相対回転と一体回転が選択して可能でそれぞれが回転方向に遮光部と開口部を交互に備えた一対の同軸の開口角制御回転板を有し、前記一対の開口角制御回転板を相対回転させて前記ロータリシャッタ全体としての開口部の開口角を変更させることで出射光量を調整し、一体化して回転させることにより調整後の出射光量を出射する電子内視鏡用光源装置であって、
回転駆動される回転中心軸;
この回転中心軸と同心の同心筒部を有し、上記一対の開口角制御回転板の一方を固定する第一回転板支持盤;
この回転中心軸に対する相対回転が自在で他方の開口角制御回転板を固定する第二回転板支持盤;
回転中心軸と第一回転板支持盤の同心筒部との間の環状隙間に挿入され、該回転中心軸と同心筒部を回転方向に一体化する無位相固定筒体;
を有し、
上記無位相固定筒体は軸線を通る断面においてその筒部壁面が先細の楔状をなし、上記回転中心軸と第一回転板支持盤の同心筒部は、この先細楔状の無位相固定筒体に面接触する断面形状を有していることを特徴とする電子内視鏡用光源装置。 - 請求項1記載の電子内視鏡用光源装置において、
回転中心軸及び同心筒部の無位相固定筒体との接触面は、無位相固定筒体の対向面と同一傾斜の環状テーパ面である電子内視鏡用光源装置。 - 請求項1または2記載の電子内視鏡用光源装置において、
無位相固定筒体に上記環状隙間内への押込力を与えるカバー筒状部材を備えている電子内視鏡用光源装置。 - 請求項3記載の電子内視鏡用光源装置において、
上記カバー筒状部材の押込力は、該カバー筒状部材を回転中心軸端部に固定する固定ねじの螺合量で調節される電子内視鏡用光源装置。 - 請求項1から4のいずれか1項記載の電子内視鏡用光源装置において、
一対の開口角制御回転板の間に、該一対の開口角制御回転板の相対回転範囲を特定の最大開口角から最小開口角の間に制限する機械的ストッパを設けた電子内視鏡用光源装置。 - 請求項5記載の電子内視鏡用光源装置において、
上記機械的ストッパが、
一方の開口角制御回転板に、回転中心からの径方向距離が等しい位置に形成された最小開口角規定用凹部及び最大開口角規定用凹部と、
他方の開口角制御回転板に、上記回転中心からの径方向距離が最小開口角規定用凹部及び最大開口角規定用凹部と等しくなるように突設された、最小開口角規定用凹部に係合することにより上記最小開口角を規定し、かつ、最大開口角規定用凹部に係合することにより上記最大開口角を規定するストッパピンと、を具備する電子内視鏡用光源装置。 - 請求項1から6のいずれか1項記載の電子内視鏡用光源装置において、
ロータリシャッタの回転軸と同軸の第一内歯ギヤ、この第一内歯ギヤと同軸の第一太陽ギヤ、及びこの第一内歯ギヤと第一太陽ギヤに同時に噛み合う第一遊星ギヤを有する第一遊星ギヤ機構と;
ロータリシャッタの回転軸と同軸で第一内歯ギヤと同一仕様の第二内歯ギヤ、この第二内歯ギヤと同軸で第一太陽ギヤと同一仕様の第二太陽ギヤ、及びこの第二内歯ギヤと第二太陽ギヤに同時に噛み合う第一遊星ギヤと同一仕様の第二遊星ギヤを有する第二遊星ギヤ機構と;
第一と第二の遊星ギヤを、第一と第二の内歯ギヤに対して同一位相位置に保持しかつ該第一と第二の遊星ギヤの相対回転を自由にして支持する、ロータリシャッタの回転軸を中心に回動自由なキャリアと;
を有し、
第一遊星ギヤ機構の第一太陽ギヤと第一内歯ギヤの一方を固定して、他方を一方の開口角制御回転板と一緒にモータで回転駆動し、
第二遊星ギヤ機構の第二太陽ギヤと第二内歯ギヤの一方を、他方の開口角制御回転板と一緒に位相差モータで駆動する電子内視鏡用光源装置。 - 請求項7記載の電子内視鏡用光源装置において、
第一内歯ギヤを固定し、
上記モータが、第一太陽ギヤと一方の開口角制御回転板を原動駆動し、
位相差モータが第二内歯ギヤを駆動する電子内視鏡用光源装置。 - 請求項8記載の電子内視鏡用光源装置において、
固定軸受によって第二内歯ギヤを回転自在に支持した電子内視鏡用光源装置。 - 請求項1から6のいずれか1項記載の電子内視鏡用光源装置において、
ロータリシャッタの回転軸と同軸の第一内歯ギヤ、この第一内歯ギヤと同軸の第一太陽ギヤ、及びこの第一内歯ギヤと第一太陽ギヤに同時に噛み合う第一遊星ギヤを有する第一遊星ギヤ機構と;
ロータリシャッタの回転軸と同軸で第一内歯ギヤと同一仕様の第二内歯ギヤ、この第二内歯ギヤと同軸で第一太陽ギヤと同一仕様の第二太陽ギヤ、及びこの第二内歯ギヤと第二太陽ギヤに同時に噛み合う第一遊星ギヤと同一仕様の第二遊星ギヤを有する第二遊星ギヤ機構と;
第一と第二の遊星ギヤを、第一と第二の内歯ギヤに対して同一位相位置に保持しかつ該第一と第二の遊星ギヤの相対回転を自由にして支持する、ロータリシャッタの回転軸を中心に回動自由なキャリアと;
を有し、
第二内歯ギヤを固定し、
第二太陽ギヤと一方の開口角制御回転板とを一緒に回転するようにし、
モータにより第一太陽ギヤと他方の開口角制御回転板とを原動駆動し、
位相差モータにより第一内歯ギヤを駆動する電子内視鏡用光源装置。 - 請求項10記載の電子内視鏡用光源装置において、
固定軸受によって第一内歯ギヤを回転自在に支持した電子内視鏡用光源装置。 - 請求項1から11のいずれか1項の電子内視鏡用光源装置を備える電子内視鏡装置であって、
操作部と、
該操作部から延び、観察対象内部に挿入される挿入部と、
前記操作部及び前記挿入部に内挿され、その先端が前記挿入部先端まで延びるライトガイドと、
前記ライトガイドに照明光を与える前記光源装置と、を備えることを特徴とする電子内視鏡装置。
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