JP4574558B2 - 通信品質変更システム、通信品質変更方法および通信品質変更プログラム - Google Patents
通信品質変更システム、通信品質変更方法および通信品質変更プログラム Download PDFInfo
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Description
最初に、図1を用いて、実施例1に係る通信品質変更システムの概要および特徴を説明する。図1は、実施例1の概要および特徴を説明するための図である。
続いて、図2〜図6を用いて、実施例1に係る通信品質変更システムを構成する通信品質変更サーバの構成を説明する。図2は、通信品質変更サーバの構成を示すブロック図であり、図3は、利用者情報DBに記憶される情報の例を示す図であり、図4は、通信因子DBに記憶される情報の例を示す図であり、図5は、品質ポリシーDBに記憶される情報の例を示す図であり、図6は、課金情報DBに記憶される情報の例を示す図である。
続いて、図2の他に、図7を用いて、実施例1に係る通信品質変更システムを構成する携帯電話装置10および20の構成を説明する。図7は、携帯電話装置に表示される情報の例を示す図である。
続いて、図8を用いて、実施例1による通信品質変更処理の流れを説明する。図8は、実施例1による通信品質変更処理の流れを示すフローチャートである。
上述してきたように、実施例1によれば、管理事業者が異なる複数のネットワーク(例えば、A社の携帯電話網とB社の携帯電話網など)を介して通信を行う携帯電話装置10の利用者から受け付けた当該携帯電話装置10の通信品質(例えば、音声品質)に対する変更要求に沿うように、複数のネットワーク1Aおよびネットワーク1Bにおいて通信品質に影響を与える通信因子(例えば、経路、基地局など)を制御するので、管理事業者が異なる複数のネットワークを介して行われる通信においても、通信品質の変更による満足感を利用者に付与することが可能である。
例えば、通信品質変更サーバ30の制御下にあるネットワーク1Aとネットワーク1Bとを介して行われる通信の品質を変更する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、通信品質変更サーバ30の制御下にあるネットワーク1Aと制御下にないネットワーク1Bとを介して行われる通信の品質を変更する場合にも同様に適用することができる。そこで、図9を用いて、通信品質変更サーバ30Aの制御下にあるネットワーク1Aと制御下にないネットワーク1B(通信品質変更サーバ30Bの制御下にあるネットワーク1B)とを介して行われる通信の品質を変更する実施例を説明する。なお、図9は、制御下にあるネットワークと制御下にないネットワークとを介して行われる通信の品質を変更する実施例を説明するための図である。
また、上記の実施例では、発側の携帯電話装置10から品質変更要求を受け付ける場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、着側の携帯電話装置20から品質変更要求を受け付けるようにしてもよい。すなわち、図10は、着側が品質変更要求を行う実施例を説明するための図であるが、この場合には、同図に示すように、携帯電話装置10と携帯電話装置20との間で回線が接続されて通話が開始された後(同図の(2)参照)、品質変更プログラム11(図2参照)が組み込まれた着側の携帯電話装置20から通信品質変更サーバ30に品質変更要求が送出され(同図の(3)参照)、上記の実施例1と同様に品質変更処理が行われる(図の(4)〜(6)参照)。
また、上記の実施例では、品質変更要求を行う利用者の通信機器からみて下り方向および上り方向の通信品質に対する相対的な変更要求を受け付ける場合(つまり、品質変更要求側の音声品質だけでなく、通話相手側の音声品質も変更する場合)を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、下り方向のみ(品質変更要求側のみ)、若しくは上り方向のみ(通話相手側のみ)について、通信品質に対する相対的な変更要求を受け付けるようにしてもよい。
また、上記の実施例では、品質変更要求として「音声品質を現状よりも上げて下さい」といった音声品質アップの要求を受け付ける場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図11にも例示したように、「音声品質を現状よりも下げて下さい」といった音声品質ダウンの要求を受け付けるようにしてもよい。
また、上記の実施例では、携帯電話装置10において表示部および操作部を介して品質変更要求の入力を受け付ける場合を説明したが(図7参照)、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、音声命令によって品質変更要求の入力を受け付ける、さらには、携帯電話装置10が何回か振られることを契機にして品質変更要求を送出するなど、品質変更要求の入力形態を問わず本発明を適用することができる。
また、上記の実施例では、品質変更要求を1回だけ受け付けて品質変更処理を行う場合を説明したが(図8参照)、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、品質変更後に更なる音声品質アップの要求を受け付けて音声品質をさらに上げる、また、品質変更後に通信品質を元に戻す要求を受け付けて音声品質を元に戻すなど、通話中に複数回に渡って品質変更要求を受け付けて要求の度に品質変更処理を行うようにしてもよい。
また、上記の実施例1では、複数のネットワークの全て(例えば、ネットワーク1Aおよびネットワーク1B)に対して品質変更指示を送出する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数のネットワークから通信因子が変更されるべき一つまたは複数のネットワークを選択し、当該選択したネットワークに対して品質変更指示を送出するようにしてもよい。また、このように制御対象となるネットワークを選択する場合には、変更要求を行う利用者からみて下り方向のみを変更するか、上り方向のみを変更するか、下り方向および上り方向の両者を変更するかも含めて、通信因子が変更されるべきネットワークを選択するようにしてもよい。そこで、以下では、図12を用いて、複数のネットワークから制御対象を選択する場合を説明する。なお、図12は、複数のネットワークから制御対象を選択する実施例を説明するための図である。
ところで、上記では、携帯電話装置から品質変更要求を受け付けたタイミングで、制御対象(ネットワークや方向)を選択して品質変更指示または品質変更依頼を送出する場合を説明したが(図12および図13参照)、本発明はこれに限定されるものではなく、携帯電話装置から品質変更要求を受け付けたタイミングで制御対象の選択を行うだけでなく、その後も継続して制御対象を選択し継続して品質変更指示または品質変更依頼を送出するようにしてもよい。
また、上記の実施例では、通話開始後に品質変更要求を受け付ける場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、通話開始前に品質変更要求を受け付けるようにしてもよい。すなわち、図14は、通話開始前に品質変更要求を行う実施例を説明するための図であるが、この場合には、同図に示すように、発側の携帯電話装置10からネットワーク1に対して通話要求とともに品質変更要求が送出されると(同図の(1)参照)、かかる品質変更要求を受け付けた通信品質変更サーバ30は、通話開始前に、ネットワーク1Aおよびネットワーク1Bに対して通信品質の変更を指示する(同図の(2)参照)。
また、上記の実施例では、携帯電話装置10から品質変更要求を受け付ける場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、利用者から事前に受け付けた品質変更要求をDB(データベース)に記憶しておき、通話要求を契機にしてDBから品質変更要求を読み出して品質変更処理を実行するようにしてもよい。すなわち、図15は、事前に品質変更要求を受け付ける実施例を説明するための図であるが、この場合には、同図に示すように、通信品質変更サーバ30は、利用者情報DB32aに、サービス契約内容として、利用者から事前に受け付けた通信品質に対する相対的な変更要求を記憶する。つまり、例を挙げれば、同図に示すように、「AM10時からPM5時の間は常に音声品質を通常時よりもアップすること」や「特定の電話番号が通話要求先になる場合に限って音声品質を通常時よりもアップすること」といった品質変更要求を記憶する。
また、上記の実施例では、通信因子である経路や基地局を制御して音声品質を変更する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図16に示すように、音声品質を変更する上で、帯域、コーデック、優先度など、他の通信因子を制御するようにしてもよい。なお、図16は、複数の通信因子を制御する実施例において、品質ポリシーDB32cに記憶される情報の例を示す図である。このように、より多数の通信因子を制御するようにすれば、通信品質を一層効率的に変更することが可能になる。
また、上記の実施例では、単に音声品質について変更要求を受け付ける場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図17に示すように、ノイズに係る音声品質(通話音以外に他の音が混入しないこと)、明瞭度に係る音声品質(通話音が高情報量で送られること)、遅延に係る音声品質(通話音が遅れずに届くこと)など、音声品質について細かな変更要求を受け付けるようにしてもよい。なお、図17は、複数の品質変更要求を受け付ける実施例において、品質ポリシーDB32cに記憶される情報の例を示す図である。このように、音声品質について細かな変更要求を受け付けるようにすれば、利用者に対しても高い満足感を付与することが可能になる。
また、上記の実施例では、携帯電話装置間で行われる通話サービスについて通信品質を変更する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図18に示すように、携帯電話装置間で行われるTV電話サービス、固定電話装置間で行われる通話サービス、携帯電話装置と固定電話装置との間で行われる通話サービスなど、あらゆる通信機器に提供されるあらゆる通信サービスが、管理事業者が異なる複数のネットワークを介して行われる場合において同様に適用することができる。なお、図18は、本発明が適用され得る通信サービスの例を示す図である。
また、図18に例示した各通信サービスにおいて本発明による変更受付が可能な通信品質の種類を説明すると、図19に示すように、例えば、電話(音声通話)サービスでは、接続品質(相手方の通信機器と円滑に回線が接続されるかに係る品質)、音声品質(ノイズ、明瞭度、遅延に係る品質)、安全性(通信内容が漏洩することがないかに係る品質)などについて品質変更要求を受け付けることができ、また、TV電話サービスや、コンテンツDL(ダウンロード)サービス、放送型配信サービスでも、同図に例示する各品質について品質変更要求を受け付けることができる。なお、図19は、通信サービスごとに、変更受付が可能な品質の例を示す図である。
さらに、図19に例示した各品質において本発明により制御され得る通信因子の種類を説明すると、図20に示すように、例えば、接続品質を変更する場合には、優先度、帯域、サーバ(接続先)を通信因子として制御し、また、音声品質(ノイズ)、音声品質(明瞭度)、音声品質(遅延)、画質(画像サイズ、圧縮レート、サンプリングレート、キャプチャーレート、ストリーミングレートなど)、DL時間(遅延)、安全性、料金(料金の高低、割引など)を変更する場合も、同図に例示する各通信因子を制御する。なお、図20は、通信品質ごとに、制御され得る通信因子の例を示す図である。
また、上記の実施例では、現状の通信品質に対する相対的な変更要求を行う場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、「帯域10Mbps以上、遅延50msec以下」といった固定的な数値で通信品質の変更要求を行う場合にも同様に適用することができる。すなわち、固定的な通信品質変更(いわゆるQoSやSLAのような通信品質変更)を行う通信品質変更サーバ30に対して、携帯電話装置10から通信の度に品質変更要求を行うような場合にも本発明を同様に適用することで、管理事業者が異なる複数のネットワークを介して行われる通信の品質を固定的に変更するようにしてもよい。
また、上記の実施例では、通信機器が1対1で接続される通信サービスについて本発明を適用する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図21に例示するように、通信機器が1対N(複数)で接続される通信サービス、通信機器がN(複数)対N(複数)で接続される通信サービスであっても本発明を同様に適用することできる。なお、図21は、通信サービスごとに、接続形態の例を示す図である。
また、上記の実施例で説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報(特に、図3〜図6に示した情報)については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
10 携帯電話装置(発側)
11 品質変更プログラム
20 携帯電話装置(着側)
30、30A、30B 通信品質変更サーバ
31 通信制御IF部
32 記憶部
32a 利用者情報DB
32b 通信因子DB
32c 品質ポリシーDB
32d 課金情報DB
33 制御部
33a 変更要求受付部
33b ネットワーク監視部
33c 変更内容決定部
33d 変更内容指示部
33e 課金処理部
Claims (8)
- ネットワークに接続される通信機器の通信品質を利用者から受け付けた要求に応じて変更する通信品質変更システムであって、
第一の通信品質変更サーバは、
管理事業者が異なる複数のネットワークを介して通信を行う通信機器の利用者から当該通信機器の通信品質に対する変更要求を受け付ける変更要求受付手段と、
前記変更要求受付手段による変更要求を受け付けたタイミングだけでなく、その後も継続して、前記変更要求受付手段によって受け付けられた変更要求に沿うように、前記複数のネットワークから通信因子が変更されるべき一つまたは複数のネットワークを選択し、前記複数のネットワークのうち自己の制御下にあるネットワークについては、継続して前記変更要求に沿った前記通信因子の変更内容を含んだ品質変更指示を当該ネットワークに対して送出することで前記通信因子を制御し、前記複数のネットワークのうち自己の制御下にないネットワークについては、継続して前記変更要求に沿った品質変更依頼を当該ネットワークに設けられた第二の通信品質変更サーバに対して送出することで、前記複数のネットワークにおいて前記通信品質に影響を与える通信因子を制御する第一の通信因子制御手段と、
を備え、
前記第二の通信品質変更サーバは、
前記第一の通信品質変更サーバから受信した品質変更依頼に沿うように、前記品質変更依頼に沿った前記通信因子の変更内容を含んだ品質変更指示を自己の制御下にあるネットワークに対して送出することで前記通信因子を制御する第二の通信因子制御手段と、
を備えたことを特徴とする通信品質変更システム。 - 前記第一の通信品質変更サーバおよび第二の通信品質変更サーバは、
前記通信品質に影響を与える通信因子の種類並びに当該通信品質の変更内容を決定する際に考慮すべき基準を記憶する品質ポリシー記憶手段と、
前記品質ポリシー記憶手段に記憶された通信品質に影響を与える通信因子について、現状の通信で用いられている通信因子の情報並びに現状から変更可能な通信因子の情報を前記自己の制御下にあるネットワークから収集する通信因子情報収集手段と、
前記変更要求受付手段によって受け付けた変更要求に係る通信品質に影響を与える通信因子の情報であって、前記通信因子情報収集手段によって収集された現状の通信で用いられる通信因子の情報並びに現状から変更可能な通信因子の情報を記憶する通信因子情報記憶手段と、
をさらに備え、
前記第一の通信因子制御手段は、前記変更要求受付手段による変更要求を受け付けたタイミングだけでなく、その後も継続して、前記変更要求受付手段によって受け付けられた変更要求に沿うように、前記複数のネットワークから前記通信因子が変更されるべき一つまたは複数のネットワークを選択し、前記通信因子情報記憶手段に記憶された現状の通信で用いられる通信因子の情報並びに現状から変更可能な通信因子の情報および前記品質ポリシー記憶手段に記憶された基準を参照し、前記変更要求に沿った通信品質になるように通信因子の変更内容を決定し、継続して当該変更内容を含んだ変更指示を前記自己の制御下にあるネットワークに対して送出し、
前記第二の通信因子制御手段は、前記第一の通信品質変更サーバから受信した品質変更依頼に沿うように、前記通信因子情報記憶手段に記憶された現状の通信で用いられる通信因子の情報並びに現状から変更可能な通信因子の情報および前記品質ポリシー記憶手段に記憶された基準を参照し、前記品質変更依頼に沿った通信品質になるように通信因子の変更内容を決定し、当該変更内容を含んだ変更指示を前記自己の制御下にあるネットワークに対して送出することを特徴とする請求項1に記載の通信品質変更システム。 - 前記第一の通信因子制御手段は、前記変更要求の要求元、当該要求元からの指示、前記変更要求の頻度、自己の制御下にあるネットワークの状況、自己の制御下にないネットワークの状況、自己の制御下にないネットワークの通信品質変更サーバの状況、前記通信品質の状況のいずれか一つまたは複数に基づいて、前記通信因子が変更されるべき一つまたは複数のネットワークを選択することを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の通信品質変更システム。
- 前記変更要求受付手段は、現状の通信品質に対する相対的な変更要求を受け付け、
前記第一の通信因子制御手段は、前記変更要求受付手段によって受け付けられた相対的な変更要求に沿うように、前記通信因子を制御することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の通信品質変更システム。 - ネットワークに接続される通信機器の通信品質を利用者から受け付けた要求に応じて変更する通信品質変更サーバの通信品質変更方法であって、
第一の通信品質変更サーバが、
管理事業者が異なる複数のネットワークを介して通信を行う通信機器の利用者から当該通信機器の通信品質に対する変更要求を受け付ける変更要求受付工程と、
前記変更要求受付工程による変更要求を受け付けたタイミングだけでなく、その後も継続して、前記変更要求受付工程によって受け付けられた変更要求に沿うように、前記複数のネットワークから通信因子が変更されるべき一つまたは複数のネットワークを選択し、前記複数のネットワークのうち自己の制御下にあるネットワークについては、継続して前記変更要求に沿った前記通信因子の変更内容を含んだ品質変更指示を当該ネットワークに対して送出することで前記通信因子を制御し、前記複数のネットワークのうち自己の制御下にないネットワークについては、継続して前記変更要求に沿った品質変更依頼を当該ネットワークに設けられた第二の通信品質変更サーバに対して送出することで、前記複数のネットワークにおいて前記通信品質に影響を与える通信因子を制御する通信因子制御工程と、
を含み、
前記第二の通信品質変更サーバが、
前記第一の通信品質変更サーバから受信した品質変更依頼に沿うように、前記品質変更依頼に沿った前記通信因子の変更内容を含んだ品質変更指示を自己の制御下にあるネットワークに対して送出することで前記通信因子を制御する第二の通信因子制御工程と、
を含んだことを特徴とする通信品質変更方法。 - 前記第一の通信品質変更サーバおよび第二の通信品質変更サーバは、
前記通信品質に影響を与える通信因子の種類並びに当該通信品質の変更内容を決定する際に考慮すべき基準を品質ポリシー記憶手段に格納する品質ポリシー格納工程と、
前記品質ポリシー記憶手段に記憶された通信品質に影響を与える通信因子について、現状の通信で用いられている通信因子の情報並びに現状から変更可能な通信因子の情報を前記自己の制御下にあるネットワークから収集する通信因子情報収集工程と、
前記変更要求受付工程によって受け付けた変更要求に係る通信品質に影響を与える通信因子の情報であって、前記通信因子情報収集工程によって収集された現状の通信で用いられる通信因子の情報並びに現状から変更可能な通信因子の情報を通信因子情報記憶手段に格納する通信因子情報格納工程と、
をさらに含み、
前記第一の通信因子制御工程は、前記変更要求受付工程による変更要求を受け付けたタイミングだけでなく、その後も継続して、前記変更要求受付工程によって受け付けられた変更要求に沿うように、前記複数のネットワークから前記通信因子が変更されるべき一つまたは複数のネットワークを選択し、前記通信因子情報記憶手段に記憶された現状の通信で用いられる通信因子の情報並びに現状から変更可能な通信因子の情報および前記品質ポリシー記憶手段に記憶された基準を参照し、前記変更要求に沿った通信品質になるように通信因子の変更内容を決定し、継続して当該変更内容を含んだ変更指示を前記自己の制御下にあるネットワークに対して送出し、
前記第二の通信因子制御工程は、前記第一の通信品質変更サーバから受信した品質変更依頼に沿うように、前記通信因子情報記憶手段に記憶された現状の通信で用いられる通信因子の情報並びに現状から変更可能な通信因子の情報および前記品質ポリシー記憶手段に記憶された基準を参照し、前記品質変更依頼に沿った通信品質になるように通信因子の変更内容を決定し、当該変更内容を含んだ変更指示を前記自己の制御下にあるネットワークに対して送出することを特徴とする請求項5に記載の通信品質変更方法。 - ネットワークに接続される通信機器の通信品質を利用者から受け付けた要求に応じて変更する通信品質変更方法をコンピュータに実行させる通信品質変更プログラムであって、
第一のコンピュータに、
管理事業者が異なる複数のネットワークを介して通信を行う通信機器の利用者から当該通信機器の通信品質に対する変更要求を受け付ける変更要求受付手順と、
前記変更要求受付手順による変更要求を受け付けたタイミングだけでなく、その後も継続して、前記変更要求受付手順によって受け付けられた変更要求に沿うように、前記複数のネットワークから通信因子が変更されるべき一つまたは複数のネットワークを選択し、前記複数のネットワークのうち自己の制御下にあるネットワークについては、継続して前記変更要求に沿った前記通信因子の変更内容を含んだ品質変更指示を当該ネットワークに対して送出することで前記通信因子を制御し、前記複数のネットワークのうち自己の制御下にないネットワークについては、継続して前記変更要求に沿った品質変更依頼を当該ネットワークに設けられた第二の通信品質変更サーバに対して送出することで、前記複数のネットワークにおいて前記通信品質に影響を与える通信因子を制御する通信因子制御手順と、
を実行させ、
前記第二のコンピュータに、
前記第一のコンピュータから受信した品質変更依頼に沿うように、前記品質変更依頼に沿った前記通信因子の変更内容を含んだ品質変更指示を自己の制御下にあるネットワークに対して送出することで前記通信因子を制御する第二の通信因子制御手順と、
を実行させることを特徴とする通信品質変更プログラム。 - 前記第一のコンピュータおよび第二のコンピュータに、
前記通信品質に影響を与える通信因子の種類並びに当該通信品質の変更内容を決定する際に考慮すべき基準を品質ポリシー記憶手段に格納する品質ポリシー格納手順と、
前記品質ポリシー記憶手段に記憶された通信品質に影響を与える通信因子について、現状の通信で用いられている通信因子の情報並びに現状から変更可能な通信因子の情報を前記自己の制御下にあるネットワークから収集する通信因子情報収集手順と、
前記変更要求受付手順によって受け付けた変更要求に係る通信品質に影響を与える通信因子の情報であって、前記通信因子情報収集工程によって収集された現状の通信で用いられる通信因子の情報並びに現状から変更可能な通信因子の情報を通信因子情報記憶手段に格納する通信因子情報格納手順と、
をさらに実行させ、
前記第一の通信因子制御手順は、前記変更要求受付手順による変更要求を受け付けたタイミングだけでなく、その後も継続して、前記変更要求受付手順によって受け付けられた変更要求に沿うように、前記複数のネットワークから前記通信因子が変更されるべき一つまたは複数のネットワークを選択し、前記通信因子情報記憶手段に記憶された現状の通信で用いられる通信因子の情報並びに現状から変更可能な通信因子の情報および前記品質ポリシー記憶手段に記憶された基準を参照し、前記変更要求に沿った通信品質になるように通信因子の変更内容を決定し、継続して当該変更内容を含んだ変更指示を前記自己の制御下にあるネットワークに対して送出し、
前記第二の通信因子制御手順は、前記第一のコンピュータから受信した品質変更依頼に沿うように、前記通信因子情報記憶手段に記憶された現状の通信で用いられる通信因子の情報並びに現状から変更可能な通信因子の情報および前記品質ポリシー記憶手段に記憶された基準を参照し、前記品質変更依頼に沿った通信品質になるように通信因子の変更内容を決定し、当該変更内容を含んだ変更指示を前記自己の制御下にあるネットワークに対して送出することを特徴とすることを特徴とする請求項7に記載の通信品質変更プログラム。
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