JP4574177B2 - 新規スクリーニング方法 - Google Patents
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Description
[1](1)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表わされるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩および(2)脂肪酸またはその塩を用いることを特徴とする該レセプター蛋白質またはその塩と脂肪酸またはその塩との結合性を変化させる化合物またはその塩のスクリーニング方法、
[2](1)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表わされるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩および(2)脂肪酸またはその塩を含有することを特徴とする該レセプター蛋白質またはその塩と脂肪酸またはその塩との結合性を変化させる化合物またはその塩のスクリーニング用キット、
[3]上記[1]記載のスクリーニング方法または上記[2]記載のスクリーニング用キットを用いて得られる、脂肪酸またはその塩と配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表わされるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその塩との結合性を変化させる化合物またはその塩、
[4](1)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表わされるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩および(2)該レセプター蛋白質またはその塩と脂肪酸またはその塩との結合性を変化させる化合物またはその塩を用いることを特徴とする該レセプター蛋白質またはその塩に対するアゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニング方法、
[5](1)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表わされるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩および(2)該レセプター蛋白質またはその塩と脂肪酸またはその塩との結合性を変化させる化合物またはその塩を含有することを特徴とする該レセプター蛋白質またはその塩に対するアゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニング用キット、
[6]上記[4]記載のスクリーニング方法または上記[5]記載のスクリーニング用キットを用いて得られる、配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表わされるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその塩に対するアゴニストまたはアンタゴニスト、
[7]脂肪酸またはその塩と配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表わされるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその塩との結合性を変化させる化合物またはその塩を含有してなる医薬、
[8]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表わされるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその塩に対するアゴニストを含有してなる糖尿病、耐糖能障害、ケトーシス、アシドーシス、糖尿病神経障害、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、高脂血症、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、性機能障害、肥満、肥満症、下垂体機能障害、癌、記憶学習障害、膵臓疲弊、低血糖症、インスリンアレルギー、脂肪毒性、脂肪萎縮、癌性悪液質、高インスリン血症、高血糖症、高FFA症、高中性脂肪症、脂肪肝、熱産生機能障害、胆石症、摂食障害、拒食症、腸管ホルモンの分泌障害または循環器疾患(特に、糖尿病、高脂血症、肥満、動脈硬化、狭心症または心筋梗塞)の予防・治療剤、
[9]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表わされるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその塩に対するアゴニストを含有してなるストレス調節剤、脂肪細胞からのグリセロール生成抑制剤、血中グルセロール低下剤、脂肪分解抑制剤またはインスリン抵抗抑制剤、
[10]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表わされるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその塩に対するアゴニストを含有してなる副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌抑制剤、
[11]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表わされるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその塩に対するアゴニストを含有してなるACTH産生腫瘍、クッシング病、感染症、続発性副腎皮質機能不全、消化性潰瘍、糖尿病、精神障害、白内障、緑内障、結核性疾患、高血圧、クッシング症候群または副腎皮質の萎縮の予防・治療剤、
[12]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表わされるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその塩に対するアンタゴニストを含有してなる糖尿病、耐糖能障害、ケトーシス、アシドーシス、糖尿病神経障害、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、高脂血症、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、性機能障害、肥満、肥満症、下垂体機能障害、癌、記憶学習障害、膵臓疲弊、低血糖症、インスリンアレルギー、脂肪毒性、脂肪萎縮、癌性悪液質、高インスリン血症、高血糖症、高FFA症、高中性脂肪症、脂肪肝、熱産生機能障害、胆石症、摂食障害、拒食症、腸管ホルモンの分泌障害または循環器疾患(特に、拒食症、肥満症、とりわけ内臓脂肪蓄積型肥満症)の予防・治療剤、
[13]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表わされるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその塩に対するアンタゴニストを含有してなるストレス調節剤、脂肪細胞からのグリセロール生成促進剤、血中グルセロール上昇剤、脂肪分解促進剤またはインスリン抵抗促進剤、
[14]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表わされるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその塩に対するアンタゴニストを含有してなる副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌促進剤、
[15]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表わされるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその塩に対するアンタゴニストを含有してなる慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎、リウマチ熱、強皮症、腎疾患、気管支喘息、肺結核性胸膜炎、サルコイドーシス、びまん性間質性肺炎、潰瘍性大腸炎、胆汁うっ滞型急性肝炎、劇症肝炎、慢性肝炎、肝硬変、脳脊髄炎、末梢神経炎、多発性硬化症、重症筋無力症、顔面神経麻痺、溶血性貧血、顆粒球減少症、紫斑病、再生不良性貧血、白血病、悪性リンパ腫、急性慢性副腎皮質機能不全、副腎性器症候群、甲状腺疾患による悪性眼球突出症、ACTH単独欠損症、蕁麻疹、湿疹、皮膚炎、帯状疱疹、乾癬、薬剤アレルギーまたはアナフィラキシーショックの予防・治療剤、
[16]試験化合物を配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質を含有する細胞(例、CHO細胞、脂肪細胞、AtT−20細胞、3T3−L1細胞)に接触させた場合における細胞内Ca2+濃度上昇活性、細胞内cAMP生成抑制活性、MAPキナーゼのリン酸化もしくは活性化、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌抑制活性、グリセロール生成抑制活性、または脂肪分解抑制活性を測定することを特徴とする該レセプター蛋白質またはその塩に対するアゴニストのスクリーニング方法、
[17]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質もしくはその部分ペプチドまたはその塩を含有してなる糖尿病、耐糖能障害、ケトーシス、アシドーシス、糖尿病神経障害、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、高脂血症、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、性機能障害、肥満、肥満症、下垂体機能障害、癌、記憶学習障害、膵臓疲弊、低血糖症、インスリンアレルギー、脂肪毒性、脂肪萎縮、癌性悪液質、高インスリン血症、高血糖症、高FFA症、高中性脂肪症、脂肪肝、熱産生機能障害、胆石症、摂食障害、拒食症、腸管ホルモンの分泌障害または循環器疾患(特に、糖尿病、高脂血症、肥満、動脈硬化、狭心症または心筋梗塞)の予防・治療剤、
[18]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質もしくはその部分ペプチドまたはその塩を含有してなるストレス調節剤、脂肪細胞からのグリセロール生成抑制剤、血中グルセロール低下剤、脂肪分解抑制剤またはインスリン抵抗抑制剤、
[19]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質もしくはその部分ペプチドまたはその塩を含有してなる副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌抑制剤、
[20]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質もしくはその部分ペプチドまたはその塩を含有してなるACTH産生腫瘍、クッシング病、感染症、続発性副腎皮質機能不全、消化性潰瘍、糖尿病、精神障害、白内障、緑内障、結核性疾患、高血圧、クッシング症候群または副腎皮質の萎縮の予防・治療剤、
[21]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有するポリヌクレオチドを含有してなる糖尿病、耐糖能障害、ケトーシス、アシドーシス、糖尿病神経障害、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、高脂血症、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、性機能障害、肥満、肥満症、下垂体機能障害、癌、記憶学習障害、膵臓疲弊、低血糖症、インスリンアレルギー、脂肪毒性、脂肪萎縮、癌性悪液質、高インスリン血症、高血糖症、高FFA症、高中性脂肪症、脂肪肝、熱産生機能障害、胆石症、摂食障害、拒食症、腸管ホルモンの分泌障害または循環器疾患(特に、糖尿病、高脂血症、肥満、動脈硬化、狭心症または心筋梗塞)の予防・治療剤、
[22]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有するポリヌクレオチドを含有してなるストレス調節剤、脂肪細胞からのグリセロール生成抑制剤、血中グルセロール低下剤、脂肪分解抑制剤またはインスリン抵抗抑制剤、
[23]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有するポリヌクレオチドを含有してなる副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌抑制剤、
[24]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有するポリヌクレオチドを含有してなるACTH産生腫瘍、クッシング病、感染症、続発性副腎皮質機能不全、消化性潰瘍、糖尿病、精神障害、白内障、緑内障、結核性疾患、高血圧、クッシング症候群または副腎皮質の萎縮の予防・治療剤、
[25]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有するポリヌクレオチドを含有してなる糖尿病、耐糖能障害、ケトーシス、アシドーシス、糖尿病神経障害、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、高脂血症、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、性機能障害、肥満、肥満症、下垂体機能障害、癌、記憶学習障害、膵臓疲弊、低血糖症、インスリンアレルギー、脂肪毒性、脂肪萎縮、癌性悪液質、高インスリン血症、高血糖症、高FFA症、高中性脂肪症、脂肪肝、熱産生機能障害、胆石症、摂食障害、拒食症、腸管ホルモンの分泌障害または循環器疾患の診断剤、
[26]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有するポリヌクレオチドを含有してなるストレスの診断剤、
[27]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有するポリヌクレオチドを含有してなるACTH産生腫瘍、クッシング病、感染症、続発性副腎皮質機能不全、消化性潰瘍、糖尿病、精神障害、白内障、緑内障、結核性疾患、高血圧、クッシング症候群、副腎皮質の萎縮、慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎、リウマチ熱、強皮症、腎疾患、気管支喘息、肺結核性胸膜炎、サルコイドーシス、びまん性間質性肺炎、潰瘍性大腸炎、胆汁うっ滞型急性肝炎、劇症肝炎、慢性肝炎、肝硬変、脳脊髄炎、末梢神経炎、多発性硬化症、重症筋無力症、顔面神経麻痺、溶血性貧血、顆粒球減少症、紫斑病、再生不良性貧血、白血病、悪性リンパ腫、急性慢性副腎皮質機能不全、副腎性器症候群、甲状腺疾患による悪性眼球突出症、ACTH単独欠損症、蕁麻疹、湿疹、皮膚炎、帯状疱疹、乾癬、薬剤アレルギーまたはアナフィラキシーショックの診断剤、
[28]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質もしくはその部分ペプチドまたはその塩に対する抗体を含有してなる糖尿病、耐糖能障害、ケトーシス、アシドーシス、糖尿病神経障害、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、高脂血症、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、性機能障害、肥満、肥満症、下垂体機能障害、癌、記憶学習障害、膵臓疲弊、低血糖症、インスリンアレルギー、脂肪毒性、脂肪萎縮、癌性悪液質、高インスリン血症、高血糖症、高FFA症、高中性脂肪症、脂肪肝、熱産生機能障害、胆石症、摂食障害、拒食症、腸管ホルモンの分泌障害または循環器疾患(特に、拒食症、肥満症、とりわけ内臓脂肪蓄積型肥満症)の予防・治療剤、
[29]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質もしくはその部分ペプチドまたはその塩に対する抗体を含有してなるストレス調節剤、脂肪細胞からのグリセロール生成促進剤、血中グルセロール上昇剤、脂肪分解促進剤またはインスリン抵抗促進剤、
[30]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質もしくはその部分ペプチドまたはその塩に対する抗体を含有してなる副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌促進剤、
[31]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質もしくはその部分ペプチドまたはその塩に対する抗体を含有してなる慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎、リウマチ熱、強皮症、腎疾患、気管支喘息、肺結核性胸膜炎、サルコイドーシス、びまん性間質性肺炎、潰瘍性大腸炎、胆汁うっ滞型急性肝炎、劇症肝炎、慢性肝炎、肝硬変、脳脊髄炎、末梢神経炎、多発性硬化症、重症筋無力症、顔面神経麻痺、溶血性貧血、顆粒球減少症、紫斑病、再生不良性貧血、白血病、悪性リンパ腫、急性慢性副腎皮質機能不全、副腎性器症候群、甲状腺疾患による悪性眼球突出症、ACTH単独欠損症、蕁麻疹、湿疹、皮膚炎、帯状疱疹、乾癬、薬剤アレルギーまたはアナフィラキシーショックの予防・治療剤、
[32]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質もしくはその部分ペプチドまたはその塩に対する抗体を含有してなる糖尿病、耐糖能障害、ケトーシス、アシドーシス、糖尿病神経障害、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、高脂血症、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、性機能障害、肥満、肥満症、下垂体機能障害、癌、記憶学習障害、膵臓疲弊、低血糖症、インスリンアレルギー、脂肪毒性、脂肪萎縮、癌性悪液質、高インスリン血症、高血糖症、高FFA症、高中性脂肪症、脂肪肝、熱産生機能障害、胆石症、摂食障害、拒食症、腸管ホルモンの分泌障害または循環器疾患の診断剤、
[33]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質もしくはその部分ペプチドまたはその塩に対する抗体を含有してなるストレスの診断剤、
[34]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質もしくはその部分ペプチドまたはその塩に対する抗体を含有してなるACTH産生腫瘍、クッシング病、感染症、続発性副腎皮質機能不全、消化性潰瘍、糖尿病、精神障害、白内障、緑内障、結核性疾患、高血圧、クッシング症候群、副腎皮質の萎縮、慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎、リウマチ熱、強皮症、腎疾患、気管支喘息、肺結核性胸膜炎、サルコイドーシス、びまん性間質性肺炎、潰瘍性大腸炎、胆汁うっ滞型急性肝炎、劇症肝炎、慢性肝炎、肝硬変、脳脊髄炎、末梢神経炎、多発性硬化症、重症筋無力症、顔面神経麻痺、溶血性貧血、顆粒球減少症、紫斑病、再生不良性貧血、白血病、悪性リンパ腫、急性慢性副腎皮質機能不全、副腎性器症候群、甲状腺疾患による悪性眼球突出症、ACTH単独欠損症、蕁麻疹、湿疹、皮膚炎、帯状疱疹、乾癬、薬剤アレルギーまたはアナフィラキシーショックの診断剤、
[35]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有するポリヌクレオチドと相補的な塩基配列またはその一部を含有してなるポリヌクレオチドを含有してなる糖尿病、耐糖能障害、ケトーシス、アシドーシス、糖尿病神経障害、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、高脂血症、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、性機能障害、肥満、肥満症、下垂体機能障害、癌、記憶学習障害、膵臓疲弊、低血糖症、インスリンアレルギー、脂肪毒性、脂肪萎縮、癌性悪液質、高インスリン血症、高血糖症、高FFA症、高中性脂肪症、脂肪肝、熱産生機能障害、胆石症、摂食障害、拒食症、腸管ホルモンの分泌障害または循環器疾患(特に、拒食症、肥満症、とりわけ内臓脂肪蓄積型肥満症)の予防・治療剤、
[36]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有するポリヌクレオチドと相補的な塩基配列またはその一部を含有してなるポリヌクレオチドを含有してなるストレス調節剤、脂肪細胞からのグリセロール生成促進剤、血中グルセロール上昇剤、脂肪分解促進剤またはインスリン抵抗促進剤、
[37]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有するポリヌクレオチドと相補的な塩基配列またはその一部を含有してなるポリヌクレオチドを含有してなる副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌促進剤、
[38]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有するポリヌクレオチドと相補的な塩基配列またはその一部を含有してなるポリヌクレオチドを含有してなる慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎、リウマチ熱、強皮症、腎疾患、気管支喘息、肺結核性胸膜炎、サルコイドーシス、びまん性間質性肺炎、潰瘍性大腸炎、胆汁うっ滞型急性肝炎、劇症肝炎、慢性肝炎、肝硬変、脳脊髄炎、末梢神経炎、多発性硬化症、重症筋無力症、顔面神経麻痺、溶血性貧血、顆粒球減少症、紫斑病、再生不良性貧血、白血病、悪性リンパ腫、急性慢性副腎皮質機能不全、副腎性器症候群、甲状腺疾患による悪性眼球突出症、ACTH単独欠損症、蕁麻疹、湿疹、皮膚炎、帯状疱疹、乾癬、薬剤アレルギーまたはアナフィラキシーショックの予防・治療剤、
[39]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドの発現量を増加させる化合物またはその塩を含有してなる糖尿病、耐糖能障害、ケトーシス、アシドーシス、糖尿病神経障害、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、高脂血症、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、性機能障害、肥満、肥満症、下垂体機能障害、癌、記憶学習障害、膵臓疲弊、低血糖症、インスリンアレルギー、脂肪毒性、脂肪萎縮、癌性悪液質、高インスリン血症、高血糖症、高FFA症、高中性脂肪症、脂肪肝、熱産生機能障害、胆石症、摂食障害、拒食症、腸管ホルモンの分泌障害または循環器疾患(特に、糖尿病、高脂血症、肥満、動脈硬化、狭心症または心筋梗塞)の予防・治療剤、
[40]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドの発現量を増加させる化合物またはその塩を含有してなるストレス調節剤、脂肪細胞からのグリセロール生成抑制剤、血中グルセロール低下剤、脂肪分解抑制剤またはインスリン抵抗抑制剤、
[41]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドの発現量を増加させる化合物またはその塩を含有してなる副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌抑制剤、
[42]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドの発現量を増加させる化合物またはその塩を含有してなるACTH産生腫瘍、クッシング病、感染症、続発性副腎皮質機能不全、消化性潰瘍、糖尿病、精神障害、白内障、緑内障、結核性疾患、高血圧、クッシング症候群または副腎皮質の萎縮の予防・治療剤、
[43]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドの発現量を減少させる化合物またはその塩を含有してなる糖尿病、耐糖能障害、ケトーシス、アシドーシス、糖尿病神経障害、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、高脂血症、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、性機能障害、肥満、肥満症、下垂体機能障害、癌、記憶学習障害、膵臓疲弊、低血糖症、インスリンアレルギー、脂肪毒性、脂肪萎縮、癌性悪液質、高インスリン血症、高血糖症、高FFA症、高中性脂肪症、脂肪肝、熱産生機能障害、胆石症、摂食障害、拒食症、腸管ホルモンの分泌障害または循環器疾患(特に、拒食症、肥満症、とりわけ内臓脂肪蓄積型肥満症)の予防・治療剤、
[44]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドの発現量を減少させる化合物またはその塩を含有してなるストレス調節剤、脂肪細胞からのグリセロール生成促進剤、血中グルセロール上昇剤、脂肪分解促進剤またはインスリン抵抗促進剤、
[45]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドの発現量を減少させる化合物またはその塩を含有してなる副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌促進剤、
[46]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドの発現量を減少させる化合物またはその塩を含有してなる慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎、リウマチ熱、強皮症、腎疾患、気管支喘息、肺結核性胸膜炎、サルコイドーシス、びまん性間質性肺炎、潰瘍性大腸炎、胆汁うっ滞型急性肝炎、劇症肝炎、慢性肝炎、肝硬変、脳脊髄炎、末梢神経炎、多発性硬化症、重症筋無力症、顔面神経麻痺、溶血性貧血、顆粒球減少症、紫斑病、再生不良性貧血、白血病、悪性リンパ腫、急性慢性副腎皮質機能不全、副腎性器症候群、甲状腺疾患による悪性眼球突出症、ACTH単独欠損症、蕁麻疹、湿疹、皮膚炎、帯状疱疹、乾癬、薬剤アレルギーまたはアナフィラキシーショックの予防・治療剤、
[47]脂肪酸またはその塩を含有してなる配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質のシグナル伝達作用増強剤、
[48]糖尿病、耐糖能障害、ケトーシス、アシドーシス、糖尿病神経障害、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、高脂血症、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、性機能障害、肥満、肥満症、下垂体機能障害、癌、記憶学習障害、膵臓疲弊、低血糖症、インスリンアレルギー、脂肪毒性、脂肪萎縮、癌性悪液質、高インスリン血症、高血糖症、高FFA症、高中性脂肪症、脂肪肝、熱産生機能障害、胆石症、摂食障害、拒食症、腸管ホルモンの分泌障害または循環器疾患(特に、糖尿病、高脂血症、肥満、動脈硬化、狭心症または心筋梗塞)の予防・治療剤である上記[47]記載の剤、
[49]ストレス調節剤、脂肪細胞からのグリセロール生成抑制剤、血中グルセロール低下剤、脂肪分解抑制剤またはインスリン抵抗抑制剤である上記[47]記載の剤、
[50]副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌抑制剤である上記[47]記載の剤、
[51]ACTH産生腫瘍、クッシング病、感染症、続発性副腎皮質機能不全、消化性潰瘍、糖尿病、精神障害、白内障、緑内障、結核性疾患、高血圧、クッシング症候群または副腎皮質の萎縮の予防・治療剤である上記[47]記載の剤、
[52]副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌抑制剤である上記[47]記載の剤、
[53]哺乳動物に対して、(i)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩、(ii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有するポリヌクレオチド、または(iii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその塩に対するアゴニストの有効量を投与することを特徴とする糖尿病、耐糖能障害、ケトーシス、アシドーシス、糖尿病神経障害、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、高脂血症、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、性機能障害、肥満、肥満症、下垂体機能障害、癌、記憶学習障害、膵臓疲弊、低血糖症、インスリンアレルギー、脂肪毒性、脂肪萎縮、癌性悪液質、高インスリン血症、高血糖症、高FFA症、高中性脂肪症、脂肪肝、熱産生機能障害、胆石症、摂食障害、拒食症、腸管ホルモンの分泌障害または循環器疾患(特に、糖尿病、高脂血症、肥満、動脈硬化、狭心症または心筋梗塞)の予防・治療方法、
[54]哺乳動物に対して、(i)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩、(ii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有するポリヌクレオチド、または(iii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその塩に対するアゴニストの有効量を投与することを特徴とするストレス調節方法、脂肪細胞からのグリセロール生成抑制方法、血中グルセロール低下方法、脂肪分解抑制方法またはインスリン抵抗抑制方法、
[55]哺乳動物に対して、(i)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩、(ii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有するポリヌクレオチド、または(iii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその塩に対するアゴニストの有効量を投与することを特徴とする副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌抑制方法、
[56]哺乳動物に対して、(i)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩、(ii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有するポリヌクレオチド、または(iii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその塩に対するアゴニストの有効量を投与することを特徴とするACTH産生腫瘍、クッシング病、感染症、続発性副腎皮質機能不全、消化性潰瘍、糖尿病、精神障害、白内障、緑内障、結核性疾患、高血圧、クッシング症候群または副腎皮質の萎縮の予防・治療方法、
[57]哺乳動物に対して、(i)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩に対する抗体、(ii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有するポリヌクレオチドと相補的な塩基配列またはその一部を含有してなるポリヌクレオチド、または(iii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその塩に対するアンタゴニストの有効量を投与することを特徴とする糖尿病、耐糖能障害、ケトーシス、アシドーシス、糖尿病神経障害、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、高脂血症、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、性機能障害、肥満、肥満症、下垂体機能障害、癌、記憶学習障害、膵臓疲弊、低血糖症、インスリンアレルギー、脂肪毒性、脂肪萎縮、癌性悪液質、高インスリン血症、高血糖症、高FFA症、高中性脂肪症、脂肪肝、熱産生機能障害、胆石症、摂食障害、拒食症、腸管ホルモンの分泌障害または循環器疾患(特に、拒食症、肥満症、とりわけ内臓脂肪蓄積型肥満症)の予防・治療方法、
[58]哺乳動物に対して、(i)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩に対する抗体、(ii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有するポリヌクレオチドと相補的な塩基配列またはその一部を含有してなるポリヌクレオチド、または(iii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその塩に対するアンタゴニストの有効量を投与することを特徴とするストレス調節方法、脂肪細胞からのグリセロール生成促進方法、血中グルセロール上昇方法、脂肪分解促進方法またはインスリン抵抗促進方法、
[59]哺乳動物に対して、(i)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩に対する抗体、(ii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有するポリヌクレオチドと相補的な塩基配列またはその一部を含有してなるポリヌクレオチド、または(iii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその塩に対するアンタゴニストの有効量を投与することを特徴とする副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌促進方法、
[60]哺乳動物に対して、(i)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩に対する抗体、(ii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有するポリヌクレオチドと相補的な塩基配列またはその一部を含有してなるポリヌクレオチド、または(iii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその塩に対するアンタゴニストの有効量を投与することを特徴とする慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎、リウマチ熱、強皮症、腎疾患、気管支喘息、肺結核性胸膜炎、サルコイドーシス、びまん性間質性肺炎、潰瘍性大腸炎、胆汁うっ滞型急性肝炎、劇症肝炎、慢性肝炎、肝硬変、脳脊髄炎、末梢神経炎、多発性硬化症、重症筋無力症、顔面神経麻痺、溶血性貧血、顆粒球減少症、紫斑病、再生不良性貧血、白血病、悪性リンパ腫、急性慢性副腎皮質機能不全、副腎性器症候群、甲状腺疾患による悪性眼球突出症、ACTH単独欠損症、蕁麻疹、湿疹、皮膚炎、帯状疱疹、乾癬、薬剤アレルギーまたはアナフィラキシーショックの予防・治療方法、
[61]糖尿病、耐糖能障害、ケトーシス、アシドーシス、糖尿病神経障害、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、高脂血症、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、性機能障害、肥満、肥満症、下垂体機能障害、癌、記憶学習障害、膵臓疲弊、低血糖症、インスリンアレルギー、脂肪毒性、脂肪萎縮、癌性悪液質、高インスリン血症、高血糖症、高FFA症、高中性脂肪症、脂肪肝、熱産生機能障害、胆石症、摂食障害、拒食症、腸管ホルモンの分泌障害または循環器疾患(特に、糖尿病、高脂血症、肥満、動脈硬化、狭心症または心筋梗塞)の予防・治療剤を製造するための(i)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩、(ii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有するポリヌクレオチド、または(iii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質に対するアゴニストの使用、
[62]ストレス調節剤、脂肪細胞からのグリセロール生成抑制剤、血中グルセロール低下剤、脂肪分解抑制剤またはインスリン抵抗抑制剤を製造するための(i)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩、(ii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有するポリヌクレオチド、または(iii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質に対するアゴニストの使用、
[63]副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌抑制剤を製造するための(i)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩、(ii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有するポリヌクレオチド、または(iii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質に対するアゴニストの使用、
[64]ACTH産生腫瘍、クッシング病、感染症、続発性副腎皮質機能不全、消化性潰瘍、糖尿病、精神障害、白内障、緑内障、結核性疾患、高血圧、クッシング症候群または副腎皮質の萎縮の予防・治療剤を製造するための(i)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩、(ii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有するポリヌクレオチド、または(iii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質に対するアゴニストの使用、
[65]糖尿病、耐糖能障害、ケトーシス、アシドーシス、糖尿病神経障害、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、高脂血症、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、性機能障害、肥満、肥満症、下垂体機能障害、癌、記憶学習障害、膵臓疲弊、低血糖症、インスリンアレルギー、脂肪毒性、脂肪萎縮、癌性悪液質、高インスリン血症、高血糖症、高FFA症、高中性脂肪症、脂肪肝、熱産生機能障害、胆石症、摂食障害、拒食症、腸管ホルモンの分泌障害または循環器疾患(特に、拒食症、肥満症、とりわけ内臓脂肪蓄積型肥満症)の予防・治療剤を製造するための(i)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩に対する抗体、(ii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有するポリヌクレオチドと相補的な塩基配列またはその一部を含有してなるポリヌクレオチド、または(iii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質に対するアンタゴニストの使用、
[66]ストレス調節剤、脂肪細胞からのグリセロール生成促進剤、血中グルセロール上昇剤、脂肪分解促進剤またはインスリン抵抗促進剤を製造するための(i)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩に対する抗体、(ii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有するポリヌクレオチドと相補的な塩基配列またはその一部を含有してなるポリヌクレオチド、または(iii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質に対するアンタゴニストの使用、
[67]副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌促進剤を製造するための(i)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩に対する抗体、(ii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有するポリヌクレオチドと相補的な塩基配列またはその一部を含有してなるポリヌクレオチド、または(iii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質に対するアンタゴニストの使用、
[68]慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎、リウマチ熱、強皮症、腎疾患、気管支喘息、肺結核性胸膜炎、サルコイドーシス、びまん性間質性肺炎、潰瘍性大腸炎、胆汁うっ滞型急性肝炎、劇症肝炎、慢性肝炎、肝硬変、脳脊髄炎、末梢神経炎、多発性硬化症、重症筋無力症、顔面神経麻痺、溶血性貧血、顆粒球減少症、紫斑病、再生不良性貧血、白血病、悪性リンパ腫、急性慢性副腎皮質機能不全、副腎性器症候群、甲状腺疾患による悪性眼球突出症、ACTH単独欠損症、蕁麻疹、湿疹、皮膚炎、帯状疱疹、乾癬、薬剤アレルギーまたはアナフィラキシーショックの予防・治療剤を製造するための(i)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩に対する抗体、(ii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドを含有するポリヌクレオチドと相補的な塩基配列またはその一部を含有してなるポリヌクレオチド、または(iii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質に対するアンタゴニストの使用、
[69]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表わされるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその塩を用いることを特徴とする、(i)糖尿病、耐糖能障害、ケトーシス、アシドーシス、糖尿病神経障害、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、高脂血症、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、性機能障害、肥満、肥満症、下垂体機能障害、癌、記憶学習障害、膵臓疲弊、低血糖症、インスリンアレルギー、脂肪毒性、脂肪萎縮、癌性悪液質、高インスリン血症、高血糖症、高FFA症、高中性脂肪症、脂肪肝、熱産生機能障害、胆石症、摂食障害、拒食症、腸管ホルモンの分泌障害もしくは循環器疾患(特に、糖尿病、高脂血症、肥満、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、拒食症、肥満症)の予防・治療薬、(ii)ストレス調節薬、脂肪細胞からのグリセロール生成調節薬、血中グルセロール調節薬、脂肪分解調節薬、インスリン抵抗調節薬、(iii)副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌調節薬、(iv)ACTH産生腫瘍、クッシング病、感染症、続発性副腎皮質機能不全、消化性潰瘍、糖尿病、精神障害、白内障、緑内障、結核性疾患、高血圧、クッシング症候群もしくは副腎皮質の萎縮の予防・治療薬、または(v)慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎、リウマチ熱、強皮症、腎疾患、気管支喘息、肺結核性胸膜炎、サルコイドーシス、びまん性間質性肺炎、潰瘍性大腸炎、胆汁うっ滞型急性肝炎、劇症肝炎、慢性肝炎、肝硬変、脳脊髄炎、末梢神経炎、多発性硬化症、重症筋無力症、顔面神経麻痺、溶血性貧血、顆粒球減少症、紫斑病、再生不良性貧血、白血病、悪性リンパ腫、急性慢性副腎皮質機能不全、副腎性器症候群、甲状腺疾患による悪性眼球突出症、ACTH単独欠損症、蕁麻疹、湿疹、皮膚炎、帯状疱疹、乾癬、薬剤アレルギーもしくはアナフィラキシーショックの予防・治療薬が該レセプター蛋白質またはその塩に結合することを確認する方法、
[70]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表わされるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその塩を用いることを特徴とする、(i)糖尿病、耐糖能障害、ケトーシス、アシドーシス、糖尿病神経障害、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、高脂血症、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、性機能障害、肥満、肥満症、下垂体機能障害、癌、記憶学習障害、膵臓疲弊、低血糖症、インスリンアレルギー、脂肪毒性、脂肪萎縮、癌性悪液質、高インスリン血症、高血糖症、高FFA症、高中性脂肪症、脂肪肝、熱産生機能障害、胆石症、摂食障害、拒食症、腸管ホルモンの分泌障害もしくは循環器疾患(特に、糖尿病、高脂血症、肥満、動脈硬化、狭心症もしくは心筋梗塞)の予防・治療薬、(ii)ストレス調節薬、脂肪細胞からのグリセロール生成抑制薬、血中グルセロール低下薬、脂肪分解抑制薬、インスリン抵抗抑制薬、(iii)副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌抑制薬、または(iv)ACTH産生腫瘍、クッシング病、感染症、続発性副腎皮質機能不全、消化性潰瘍、糖尿病、精神障害、白内障、緑内障、結核性疾患、高血圧、クッシング症候群もしくは副腎皮質の萎縮の予防・治療薬が該レセプター蛋白質またはその塩に対するアゴニストであることを確認する方法、
[71]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表わされるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその塩を用いることを特徴とする、(i)糖尿病、耐糖能障害、ケトーシス、アシドーシス、糖尿病神経障害、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、高脂血症、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、性機能障害、肥満、肥満症、下垂体機能障害、癌、記憶学習障害、膵臓疲弊、低血糖症、インスリンアレルギー、脂肪毒性、脂肪萎縮、癌性悪液質、高インスリン血症、高血糖症、高FFA症、高中性脂肪症、脂肪肝、熱産生機能障害、胆石症、摂食障害、拒食症、腸管ホルモンの分泌障害もしくは循環器疾患(特に、拒食症、肥満症、とりわけ内臓脂肪蓄積型肥満症)の予防・治療薬、(ii)ストレス調節薬、脂肪細胞からのグリセロール生成促進薬、血中グルセロール上昇薬、脂肪分解促進薬、インスリン抵抗促進薬、(iii)副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌促進薬、または(iv)慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎、リウマチ熱、強皮症、腎疾患、気管支喘息、肺結核性胸膜炎、サルコイドーシス、びまん性間質性肺炎、潰瘍性大腸炎、胆汁うっ滞型急性肝炎、劇症肝炎、慢性肝炎、肝硬変、脳脊髄炎、末梢神経炎、多発性硬化症、重症筋無力症、顔面神経麻痺、溶血性貧血、顆粒球減少症、紫斑病、再生不良性貧血、白血病、悪性リンパ腫、急性慢性副腎皮質機能不全、副腎性器症候群、甲状腺疾患による悪性眼球突出症、ACTH単独欠損症、蕁麻疹、湿疹、皮膚炎、帯状疱疹、乾癬、薬剤アレルギーもしくはアナフィラキシーショックの予防・治療薬が該レセプター蛋白質またはその塩に対するアンタゴニストであることを確認する方法、
[72]各薬を該レセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩に接触させた場合における、各薬と該レセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩との結合量を測定することを特徴とする上記[69]〜[71]記載の確認方法、
[73](1)(i)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表わされるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質に対するアゴニストまたはアンタゴニスト、または(および)(ii)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表わされるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドの発現量を変化させる化合物またはその塩、と(2)(i)糖尿病、耐糖能障害、ケトーシス、アシドーシス、糖尿病神経障害、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、高脂血症、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、性機能障害、肥満、肥満症、下垂体機能障害、癌、記憶学習障害、膵臓疲弊、低血糖症、インスリンアレルギー、脂肪毒性、脂肪萎縮、癌性悪液質、高インスリン血症、高血糖症、高FFA症、高中性脂肪症、脂肪肝、熱産生機能障害、胆石症、摂食障害、拒食症、腸管ホルモンの分泌障害もしくは循環器疾患(特に、糖尿病、高脂血症、肥満、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、拒食症、肥満症)の予防・治療薬、(ii)ストレス調節薬、脂肪細胞からのグリセロール生成調節薬、血中グルセロール調節薬、脂肪分解調節薬、インスリン抵抗調節薬、(iii)副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌調節薬、(iv)ACTH産生腫瘍、クッシング病、感染症、続発性副腎皮質機能不全、消化性潰瘍、糖尿病、精神障害、白内障、緑内障、結核性疾患、高血圧、クッシング症候群もしくは副腎皮質の萎縮の予防・治療薬、または(v)慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎、リウマチ熱、強皮症、腎疾患、気管支喘息、肺結核性胸膜炎、サルコイドーシス、びまん性間質性肺炎、潰瘍性大腸炎、胆汁うっ滞型急性肝炎、劇症肝炎、慢性肝炎、肝硬変、脳脊髄炎、末梢神経炎、多発性硬化症、重症筋無力症、顔面神経麻痺、溶血性貧血、顆粒球減少症、紫斑病、再生不良性貧血、白血病、悪性リンパ腫、急性慢性副腎皮質機能不全、副腎性器症候群、甲状腺疾患による悪性眼球突出症、ACTH単独欠損症、蕁麻疹、湿疹、皮膚炎、帯状疱疹、乾癬、薬剤アレルギーもしくはアナフィラキシーショックの予防・治療薬とを組み合わせてなる医薬、
[74]配列番号:8で表されるアミノ酸配列からなるG蛋白質共役型レセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩、
[75]上記[74]記載のG蛋白質共役型レセプター蛋白質をコードするポリヌクレオチドを含有するポリヌクレオチド、
[76]配列番号:9で表される塩基配列からなるDNA、
[77]上記[75]記載のポリヌクレオチドを含有する組換えベクター、
[78]上記[77]記載の組換えベクターで形質転換させた形質転換体、および
[79]上記[78]記載の形質転換体を培養し、上記[74]記載のG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその塩を生成せしめることを特徴とする上記[74]記載のG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその塩の製造法を提供する。
[80](i)配列番号:1または配列番号:3で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有することを特徴とするG蛋白質共役型レセプター蛋白質(以下、14273と略記する場合もある)、その部分ペプチドまたはその塩と、脂肪酸またはその塩とを接触させた場合と、(ii)14273、その部分ペプチドまたはその塩と、脂肪酸またはその塩および試験化合物とを接触させた場合との比較を行なうことを特徴とする上記[1]記載のスクリーニング方法、
[81](i)標識した脂肪酸またはその塩を14273、その部分ペプチドまたはその塩に接触させた場合と、(ii)標識した脂肪酸またはその塩および試験化合物を14273、その部分ペプチドまたはその塩に接触させた場合における、標識した脂肪酸またはその塩の14273、その部分ペプチドまたはその塩に対する結合量を測定し、比較することを特徴とする上記[1]記載のスクリーニング方法、
[82](i)標識した脂肪酸またはその塩を14273を含有する細胞に接触させた場合と、(ii)標識した脂肪酸またはその塩および試験化合物を14273を含有する細胞に接触させた場合における、標識した脂肪酸またはその塩の該細胞に対する結合量を測定し、比較することを特徴とする上記[1]記載のスクリーニング方法、
[83](i)標識した脂肪酸またはその塩を14273を含有する細胞の膜画分に接触させた場合と、(ii)標識した脂肪酸またはその塩および試験化合物を14273を含有する細胞の膜画分に接触させた場合における、標識した脂肪酸またはその塩の該細胞の膜画分に対する結合量を測定し、比較することを特徴とする上記[1]記載のスクリーニング方法、
[84](i)標識した脂肪酸またはその塩を、14273をコードするDNAを含有するDNAを含有する組換えベクターで形質転換した形質転換体を培養することによって当該形質転換体の細胞膜に発現した14273に接触させた場合と、(ii)標識した脂肪酸またはその塩および試験化合物を当該質転換体の細胞膜に発現した14273に接触させた場合における、標識した脂肪酸またはその塩の14273に対する結合量を測定し、比較することを特徴とする上記[1]記載のスクリーニング方法、
[85](i)14273を活性化する化合物を14273を含有する細胞に接触させた場合と、(ii)14273を活性化する化合物および試験化合物を14273を含有する細胞に接触させた場合における、14273を介した細胞刺激活性を測定し、比較することを特徴とする上記[1]記載のスクリーニング方法、
[86]14273を活性化する化合物を、14273をコードするDNAを含有するDNAを含有する組換えベクターで形質転換した形質転換体を培養することによって当該形質転換体の細胞膜に発現した14273に接触させた場合と、14273を活性化する化合物および試験化合物を当該形質転換体の細胞膜に発現した14273に接触させた場合における、14273を介する細胞刺激活性を測定し、比較することを特徴とする上記[1]記載のスクリーニング方法、
[87]14273を活性化する化合物が脂肪酸またはその塩である上記[85]または[86]記載のスクリーニング方法、
[88]14273を含有する細胞またはその膜画分を含有することを特徴とする上記[2]記載のスクリーニング用キット、
[89]14273をコードするDNAを含有するDNAを含有する組換えベクターで形質転換した形質転換体を培養することによって当該形質転換体の細胞膜に発現した14273を含有することを特徴とする上記[2]記載のスクリーニング用キット、
[90](1)(i)標識された脂肪酸またはその塩または(ii)該レセプター蛋白質またはその塩と脂肪酸またはその塩との結合性を変化させる標識された化合物またはその塩を、該レセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩に接触させた場合と、(2)各薬および(i)標識された脂肪酸またはその塩または(ii)該標識された化合物またはその塩を、該レセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩に接触させた場合における、(i)標識された脂肪酸またはその塩または(ii)該標識された化合物またはその塩と、該レセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩との結合量を測定することを特徴とする上記[69]〜[71]記載の確認方法、
[91](1)(i)標識された脂肪酸またはその塩または(ii)該レセプター蛋白質またはその塩と脂肪酸またはその塩との結合性を変化させる標識された化合物またはその塩を、該レセプター蛋白質を含有する細胞またはその細胞膜画分に接触させた場合と、(2)各薬および(i)標識された脂肪酸またはその塩または(ii)該標識された化合物またはその塩を、該レセプター蛋白質を含有する細胞またはその細胞膜画分に接触させた場合における、(i)標識された脂肪酸またはその塩または(ii)該標識された化合物またはその塩と、該レセプター蛋白質を含有する細胞またはその細胞膜画分との結合量を測定することを特徴とする上記[69]〜[71]記載の確認方法、
[92](1)(i)脂肪酸またはその塩または(ii)該レセプター蛋白質またはその塩と脂肪酸またはその塩との結合性を変化させる化合物またはその塩を、該レセプター蛋白質を含有する細胞またはその細胞膜画分に接触させた場合と、(2)各薬および(i)脂肪酸またはその塩または(ii)該レセプター蛋白質またはその塩と脂肪酸またはその塩との結合性を変化させる化合物またはその塩を、該レセプター蛋白質を含有する細胞またはその細胞膜画分に接触させた場合における、細胞内Ca2+濃度上昇活性、細胞内cAMP生成抑制活性、MAPキナーゼのリン酸化もしくは活性化、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌抑制活性、グリセロール生成抑制活性、または脂肪分解抑制活性を測定することを特徴とする上記[69]〜[71]記載の確認方法、
[93]配列番号:1または配列番号:3で表わされるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質、その部分ペプチドまたはその塩を含有することを特徴とする、(i)糖尿病、耐糖能障害、ケトーシス、アシドーシス、糖尿病神経障害、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、高脂血症、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、性機能障害、肥満、肥満症、下垂体機能障害(例えば、下垂体前葉機能低下症、下垂体性小人症、尿崩症、先端巨大症、クッシング病、高プロラクチン血症、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群)、癌(例えば、大腸癌)、記憶学習障害、膵臓疲弊、低血糖症、インスリンアレルギー、脂肪毒性、脂肪萎縮、癌性悪液質、高インスリン血症、高血糖症、高FFA症、高中性脂肪症、脂肪肝、熱産生機能障害、胆石症、摂食障害、拒食症、腸管ホルモンの分泌障害もしくは循環器疾患(特に、糖尿病、高脂血症、肥満、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、拒食症、肥満症)の予防・治療薬、(ii)ストレス調節薬、脂肪細胞からのグリセロール生成調節薬、血中グルセロール調節薬、脂肪分解調節薬もしくはインスリン抵抗調節薬、(iii)副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌調節薬、(iv)ACTH産生腫瘍、クッシング病、感染症、続発性副腎皮質機能不全、消化性潰瘍、糖尿病、精神障害、白内障、緑内障、結核性疾患、高血圧、クッシング症候群(例、中心性肥満、浮腫、高血圧、月経異常、伸展性皮膚線条、多毛症、糖尿病、満月顔、骨粗しょう症、出血性素因、精神障害、筋萎縮、筋力低下、低カリウム血症、高コレステロール血、耐糖能異常、白血球増多症)もしくは副腎皮質の萎縮の予防・治療薬、または(v)結合組織疾患(例えば、慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎、リウマチ熱、強皮症)、腎疾患(例、ネフローゼ)、呼吸器系疾患(例、気管支喘息、肺結核性胸膜炎、サルコイドーシス、びまん性間質性肺炎)、消化器系疾患(例えば、潰瘍性大腸炎、胆汁うっ滞型急性肝炎、劇症肝炎、慢性肝炎、肝硬変)、神経・筋疾患(例えば、脳脊髄炎、末梢神経炎、多発性硬化症、重症筋無力症、顔面神経麻痺)、血液疾患(例えば、溶血性貧血、顆粒球減少症、紫斑病、再生不良性貧血、白血病、悪性リンパ腫)、内分泌・代謝疾患(例えば、急性慢性副腎皮質機能不全、副腎性器症候群、甲状腺疾患による悪性眼球突出症、ACTH単独欠損症)、皮膚疾患(例えば、蕁麻疹、湿疹、皮膚炎、帯状疱疹、乾癬、薬剤アレルギー)もしくはアナフィラキシーショックの予防・治療薬が該レセプター蛋白質またはその塩に結合することを確認するためのキット、
[94]配列番号:1または配列番号:3で表わされるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質に対するアゴニストまたはアンタゴニストである、(i)糖尿病、耐糖能障害、ケトーシス、アシドーシス、糖尿病神経障害、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、高脂血症、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、性機能障害、肥満、肥満症、下垂体機能障害(例えば、下垂体前葉機能低下症、下垂体性小人症、尿崩症、先端巨大症、クッシング病、高プロラクチン血症、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群)、癌(例えば、大腸癌)、記憶学習障害、膵臓疲弊、低血糖症、インスリンアレルギー、脂肪毒性、脂肪萎縮もしくは癌性悪液質、高インスリン血症、高血糖症、高FFA症、高中性脂肪症、脂肪肝、熱産生機能障害、胆石症、摂食障害、拒食症、腸管ホルモンの分泌障害もしくは循環器疾患(特に、糖尿病、高脂血症、肥満、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、拒食症、肥満症)の予防・治療薬、(ii)ストレス調節薬、脂肪細胞からのグリセロール生成調節薬、血中グルセロール調節薬、脂肪分解調節薬もしくはインスリン抵抗調節薬、(iii)副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌調節薬、(iv)ACTH産生腫瘍、クッシング病、感染症、続発性副腎皮質機能不全、消化性潰瘍、糖尿病、精神障害、白内障、緑内障、結核性疾患、高血圧、クッシング症候群(例、中心性肥満、浮腫、高血圧、月経異常、伸展性皮膚線条、多毛症、糖尿病、満月顔、骨粗しょう症、出血性素因、精神障害、筋萎縮、筋力低下、低カリウム血症、高コレステロール血、耐糖能異常、白血球増多症)もしくは副腎皮質の萎縮の予防・治療薬、または(v)結合組織疾患(例えば、慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎、リウマチ熱、強皮症)、腎疾患(例、ネフローゼ)、呼吸器系疾患(例、気管支喘息、肺結核性胸膜炎、サルコイドーシス、びまん性間質性肺炎)、消化器系疾患(例えば、潰瘍性大腸炎、胆汁うっ滞型急性肝炎、劇症肝炎、慢性肝炎、肝硬変)、神経・筋疾患(例えば、脳脊髄炎、末梢神経炎、多発性硬化症、重症筋無力症、顔面神経麻痺)、血液疾患(例えば、溶血性貧血、顆粒球減少症、紫斑病、再生不良性貧血、白血病、悪性リンパ腫)、内分泌・代謝疾患(例えば、急性慢性副腎皮質機能不全、副腎性器症候群、甲状腺疾患による悪性眼球突出症、ACTH単独欠損症)、皮膚疾患(例えば、蕁麻疹、湿疹、皮膚炎、帯状疱疹、乾癬、薬剤アレルギー)もしくはアナフィラキシーショックの予防・治療薬、
[95]配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列と同一もしくは実質的に同一のアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその部分ペプチドをコードするポリヌクレオチドに対するsiRNA、
[96]配列番号:21で表わされる塩基配列からなるセンス鎖と配列番号:22で表わされる塩基配列からなるアンチセンス鎖で構成されるsiRNA(実施例11のm14i561)である上記[95]記載のsiRNA、
[97]上記[95]記載のsiRNAを含有してなる診断薬、
[98]上記[95]記載のsiRNAを含有してなる医薬、
[99]上記[95]記載のsiRNAを含有してなる糖尿病、耐糖能障害、ケトーシス、アシドーシス、糖尿病神経障害、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、高脂血症、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、性機能障害、肥満、肥満症、下垂体機能障害、癌、記憶学習障害、膵臓疲弊、低血糖症、インスリンアレルギー、脂肪毒性、脂肪萎縮、癌性悪液質、高インスリン血症、高血糖症、高FFA症、高中性脂肪症、脂肪肝、熱産生機能障害、胆石症、摂食障害、拒食症、腸管ホルモンの分泌障害または循環器疾患(特に、拒食症、肥満症、とりわけ内臓脂肪蓄積型肥満症)の予防・治療剤、
[100]上記[95]記載のsiRNAを含有してなるストレス調節剤、脂肪細胞からのグリセロール生成促進剤、血中グルセロール上昇剤、脂肪分解促進剤またはインスリン抵抗促進剤、
[101]上記[95]記載のsiRNAを含有してなる副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌促進剤、および
[102]上記[95]記載のsiRNAを含有してなる慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎、リウマチ熱、強皮症、腎疾患、気管支喘息、肺結核性胸膜炎、サルコイドーシス、びまん性間質性肺炎、潰瘍性大腸炎、胆汁うっ滞型急性肝炎、劇症肝炎、慢性肝炎、肝硬変、脳脊髄炎、末梢神経炎、多発性硬化症、重症筋無力症、顔面神経麻痺、溶血性貧血、顆粒球減少症、紫斑病、再生不良性貧血、白血病、悪性リンパ腫、急性慢性副腎皮質機能不全、副腎性器症候群、甲状腺疾患による悪性眼球突出症、ACTH単独欠損症、蕁麻疹、湿疹、皮膚炎、帯状疱疹、乾癬、薬剤アレルギーまたはアナフィラキシーショックの予防・治療剤等を提供する。
b)SchroederおよびLuebke、ザ ペプチド(The Peptide), Academic Press, New York (1965年)
c)泉屋信夫他、ペプチド合成の基礎と実験、 丸善(株) (1975年)
d)矢島治明 および榊原俊平、生化学実験講座 1、 蛋白質の化学IV、 205、(1977年)
e)矢島治明監修、続医薬品の開発 第14巻 ペプチド合成 広川書店
また、反応後は通常の精製法、例えば、溶媒抽出・蒸留・カラムクロマトグラフィー・液体クロマトグラフィー・再結晶などを組み合わせて本発明の部分ペプチドを精製単離することができる。上記方法で得られる部分ペプチドが遊離体である場合は、公知の方法によって適当な塩に変換することができるし、逆に塩で得られた場合は、公知の方法によって遊離体に変換することができる。
(a)モノクローナル抗体産生細胞の作製
14273は、哺乳動物に対して投与により抗体産生が可能な部位にそれ自体あるいは担体、希釈剤とともに投与される。投与に際して抗体産生能を高めるため、完全フロイントアジュバントや不完全フロイントアジュバントを投与してもよい。投与は通常2〜6週毎に1回ずつ、計2〜10回程度行なわれる。用いられる哺乳動物としては、例えば、サル、ウサギ、イヌ、モルモット、マウス、ラット、ヒツジ、ヤギが挙げられるが、マウスおよびラットが好ましく用いられる。
モノクローナル抗体の分離精製は、通常のポリクローナル抗体の分離精製と同様に免疫グロブリンの分離精製法〔例、塩析法、アルコール沈殿法、等電点沈殿法、電気泳動法、イオン交換体(例、DEAE)による吸脱着法、超遠心法、ゲルろ過法、抗原結合固相またはプロテインAあるいはプロテインGなどの活性吸着剤により抗体のみを採取し、結合を解離させて抗体を得る特異的精製法〕に従って行なうことができる。
本発明のポリクローナル抗体は、それ自体公知あるいはそれに準じる方法にしたがって製造することができる。例えば、免疫抗原(14273抗原)とキャリアー蛋白質との複合体をつくり、上記のモノクローナル抗体の製造法と同様に哺乳動物に免疫を行ない、該免疫動物から14273に対する抗体含有物を採取して、抗体の分離精製を行なうことにより製造できる。
(1)14273の機能不全に関連する疾患の予防・治療剤
例えば、生体内において14273が減少しているために、リガンドである脂肪酸の生理作用が期待できない(14273の欠乏症)患者がいる場合に、a)14273を該患者に投与し14273の量を補充したり、b)(イ)14273をコードするDNAを該患者に投与し発現させることによって、あるいは(ロ)対象となる細胞に14273をコードするDNAを挿入し発現させた後に、該細胞を該患者に移植することなどによって、患者の体内における14273の量を増加させ、リガンドの作用を充分に発揮させることができる。
(2)遺伝子診断剤
本発明のDNAおよびアンチセンスDNAは、プローブとして使用することにより、ヒトまたは哺乳動物(例えば、ラット、マウス、ウサギ、ヒツジ、ブタ、ウシ、ネコ、イヌ、サルなど)における14273またはその部分ペプチドをコードするDNAまたはmRNAの異常(遺伝子異常)を検出することができるので、例えば、該DNAまたはmRNAの損傷、突然変異あるいは発現低下や、該DNAまたはmRNAの増加あるいは発現過多などの遺伝子診断剤として有用である。
(3)14273の発現量を変化させる化合物またはその塩を含有する医薬
本発明のDNAは、プローブとして用いることにより、14273の発現量を変化させる化合物またはその塩のスクリーニングに用いることができる。
(i)正常あるいは疾患モデル非ヒト哺乳動物に対して、薬剤あるいは物理的ストレスなどを与える一定時間前(30分前〜24時間前、好ましくは30分前〜12時間前、より好ましくは1時間前〜6時間前)もしくは一定時間後(30分後〜3日後、好ましくは1時間後〜2日後、より好ましくは1時間後〜24時間後)、または薬剤あるいは物理的ストレスと同時に試験化合物を投与し、投与後一定時間経過後(30分後〜3日後、好ましくは1時間後〜2日後、より好ましくは1時間後〜24時間後)、細胞に含まれる14273のmRNA量を定量、解析することにより行なうことができ、
(ii)形質転換体を常法に従い培養する際に試験化合物を培地中に混合させ、一定時間培養後(1日後〜7日後、好ましくは1日後〜3日後、より好ましくは2日後〜3日後)、該形質転換体に含まれる14273のmRNA量を定量、解析することにより行なうことができる。
(4)14273の定量法および診断方法
本発明の抗体は、14273を特異的に認識することができるので、被検液中の14273の定量、特にサンドイッチ免疫測定法による定量などに使用することができる。
(i)本発明の抗体と、被検液および標識化された14273とを競合的に反応させ、該抗体に結合した標識化された14273の割合を測定することを特徴とする被検液中の14273の定量法、および
(ii)被検液と担体上に不溶化した本発明の抗体および標識化された本発明の別の抗体とを同時あるいは連続的に反応させたのち、不溶化担体上の標識剤の活性を測定することを特徴とする被検液中の14273の定量法を提供する。
(5)14273に対するアゴニストのスクリーニング方法
脂肪酸が14273に結合することによって、細胞内Ca2+濃度の上昇、細胞内cAMP生成の抑制、MAPキナーゼの活性化、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の分泌抑制、脂肪細胞からのグリセロール生成抑制、脂肪分解抑制などが見られることから、14273はこれらの細胞内シグナルを指標として14273に対する脂肪酸以外のアゴニスト(天然リガンドを含む)を探索し、または決定するための試薬として有用である。
(1)試験化合物を14273を含有する細胞(例、CHO細胞、脂肪細胞、AtT−20細胞、3T3−L1細胞)に接触させた場合における細胞内Ca2+濃度上昇活性、細胞内cAMP生成抑制活性、MAPキナーゼのリン酸化もしくは活性化、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌抑制活性、グリセロール生成抑制活性、または脂肪分解抑制活性を測定することを特徴とする14273に対するアゴニストの決定方法、および
(2)試験化合物を14273DNAを含有する形質転換体を培養することによって細胞膜上に発現した14273に接触させた場合における14273を介する細胞内Ca2+濃度上昇活性、細胞内cAMP生成抑制活性、MAPキナーゼのリン酸化もしくは活性化、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌抑制活性、グリセロール生成抑制活性、または脂肪分解抑制活性を測定することを特徴とする14273に対するアゴニストの決定方法を提供する。
(6)14273とリガンドとの結合性を変化させる化合物(アゴニスト、アンタゴニストなど)またはその塩のスクリーニング方法、および14273とリガンドとの結合性を変化させる化合物またはその塩を含有する医薬
14273を用いるか、または組換え型の14273発現系を構築し、該発現系を用いたレセプター結合アッセイ系を用いることによって、リガンドである脂肪酸と14273との結合性を変化させる化合物(例えば、ペプチド、蛋白質、非ペプチド性化合物、合成化合物、発酵生産物など)またはその塩を効率よくスクリーニングすることができる。
a)標識した脂肪酸を、14273に接触させた場合と、標識した脂肪酸および試験化合物を14273に接触させた場合における、標識した脂肪酸の14273に対する結合量を測定し、比較することを特徴とする脂肪酸と14273との結合性を変化させる化合物またはその塩のスクリーニング方法、
b)標識した脂肪酸を、14273を含有する細胞または該細胞の膜画分に接触させた場合と、標識した脂肪酸および試験化合物を14273を含有する細胞または該細胞の膜画分に接触させた場合における、標識した脂肪酸の該細胞または該膜画分に対する結合量を測定し、比較することを特徴とする脂肪酸と14273との結合性を変化させる化合物またはその塩のスクリーニング方法、
c)標識した脂肪酸を、本発明のDNAを含有する形質転換体を培養することによって細胞膜上に発現した14273に接触させた場合と、標識した脂肪酸および試験化合物を本発明のDNAを含有する形質転換体を培養することによって細胞膜上に発現した14273に接触させた場合における、標識した脂肪酸の14273に対する結合量を測定し、比較することを特徴とする脂肪酸と14273との結合性を変化させる化合物またはその塩のスクリーニング方法、
d)14273を活性化する化合物(例えば、脂肪酸など)を14273を含有する細胞(例、CHO細胞、脂肪細胞、AtT−20細胞、3T3−L1細胞)に接触させた場合と、14273を活性化する化合物および試験化合物を14273を含有する細胞に接触させた場合における、14273を介した細胞刺激活性を測定し、比較することを特徴とするリガンドと14273との結合性を変化させる化合物またはその塩のスクリーニング方法、および
e)14273を活性化する化合物(例えば、脂肪酸など)を本発明のDNAを含有する形質転換体を培養することによって細胞膜上に発現した14273に接触させた場合と、14273を活性化する化合物および試験化合物を本発明のDNAを含有する形質転換体を培養することによって細胞膜上に発現した14273に接触させた場合における、レセプターを介する細胞刺激活性を測定し、比較することを特徴とする脂肪酸と14273との結合性を変化させる化合物またはその塩のスクリーニング方法を提供する。
a)測定用緩衝液および洗浄用緩衝液
Hanks' Balanced Salt Solution(ギブコ社製)に、0.05%のウシ血清アルブミン(シグマ社製)を加えたもの。
14273を発現させたCHO細胞を、12穴プレートに5×105個/穴で継代し、37℃、5%CO2、95%airで2日間培養したもの。
市販の〔3H〕、〔125I〕、〔14C〕、〔35S〕などで標識した脂肪酸
水溶液の状態のものを4℃あるいは−20℃にて保存し、用時に測定用緩衝液にて1μMに希釈する。
脂肪酸を0.1%ウシ血清アルブミン(シグマ社製)を含むPBSで1mMとなるように溶解し、−20℃で保存する。
a)12穴組織培養用プレートにて培養した14273発現CHO細胞を、測定用緩衝液1mlで2回洗浄した後、490μlの測定用緩衝液を各穴に加える。
PMB:Percent Maximum Binding
B :検体を加えた時の値
NSB:Non-specific Binding(非特異的結合量)
B0 :最大結合量
本発明のスクリーニング方法またはスクリーニング用キットを用いて得られる化合物またはその塩は、脂肪酸と14273との結合性を変化させる作用を有する化合物またはその塩であり、具体的には、(イ)G蛋白質共役型レセプターを介して細胞刺激活性を有する化合物またはその塩(いわゆる、14273に対するアゴニスト)、(ロ)該細胞刺激活性を有しない化合物またはその塩(いわゆる、14273に対するアンタゴニスト)、(ハ)脂肪酸と14273との結合力を増強する化合物またはその塩、あるいは(ニ)脂肪酸と14273との結合力を減少させる化合物またはその塩である。本発明のスクリーニング方法またはスクリーニング用キットを用いて得られる化合物は、天然リガンドである脂肪酸以外の脂肪酸であっても良い。
(7)各種薬物の作用メカニズムの解明方法
14273を用いることによって、各種薬物が14273を介して薬理効果を発揮しているか否かを確認することができる。
(1)14273を用いることを特徴とする、(i)糖尿病、耐糖能障害、ケトーシス、アシドーシス、糖尿病神経障害、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、高脂血症、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、性機能障害、肥満、肥満症、下垂体機能障害(例えば、下垂体前葉機能低下症、下垂体性小人症、尿崩症、先端巨大症、クッシング病、高プロラクチン血症、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群)、癌(例えば、大腸癌)、記憶学習障害、膵臓疲弊、低血糖症、インスリンアレルギー、脂肪毒性、脂肪萎縮、癌性悪液質、高インスリン血症、高血糖症、高FFA症、高中性脂肪症、脂肪肝、熱産生機能障害、胆石症、摂食障害、拒食症、腸管ホルモン(例、コレシストキニン(CCK)、ガストリックインヒビトリーペプチド(GIP)、ガストリン、グルカゴン様ペプチドー1(GLP−1)、ソマトスタチン、ガストリン放出ペプチド、セクレチン、バソアクティブインテスティナルペプチド、モチリン、サブスタンスP、ニューロテンシン、ガラニン、ニューロペプチドY、エンケファリン類、ペプチドYYなど)の分泌障害、循環器疾患(特に、糖尿病、高脂血症、肥満、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、拒食症、肥満症)の予防・治療薬、(ii)ストレス調節薬、脂肪細胞からのグリセロール生成調節薬、血中グルセロール調節薬、脂肪分解調節薬、インスリン抵抗調節薬、(iii)動脈硬化、動脈硬化性疾患およびそれらの続発症〔例えば、アテローム性動脈硬化症、末梢動脈閉塞症、急性心筋梗塞、不安定狭心症等の急性冠動脈症候群、経皮的冠動脈形成術(PTCA)後の再狭搾、心筋梗塞、狭心症等の虚血性心疾患、血管石灰化等を含む動脈硬化症、間歇性跛行、脳卒中(脳梗塞、脳塞栓、脳出血など)、ラクネ梗塞、脳血管性痴呆、壊疽、糸球体硬化症、腎症、Tangier病など〕、アテローム性動脈硬化血管病変およびそれらの続発症〔例えば、冠動脈疾患(CHD)、脳虚血など〕、脂質代謝異常症およびその続発症などの疾患の予防・治療薬、(iv)副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌調節薬(例、分泌抑制薬、分泌促進薬)、(v)ACTH産生腫瘍、クッシング病、感染症、続発性副腎皮質機能不全、消化性潰瘍、糖尿病、精神障害、白内障、緑内障、結核性疾患、高血圧、クッシング症候群(例、中心性肥満、浮腫、高血圧、月経異常、伸展性皮膚線条、多毛症、糖尿病、満月顔、骨粗しょう症、出血性素因、精神障害、筋萎縮、筋力低下、低カリウム血症、高コレステロール血、耐糖能異常、白血球増多症)、副腎皮質の萎縮などの疾患の予防・治療薬、または(vi)結合組織疾患(例えば、慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎、リウマチ熱、強皮症)、腎疾患(例、ネフローゼ)、呼吸器系疾患(例、気管支喘息、肺結核性胸膜炎、サルコイドーシス、びまん性間質性肺炎)、消化器系疾患(例えば、潰瘍性大腸炎、胆汁うっ滞型急性肝炎、劇症肝炎、慢性肝炎、肝硬変)、神経・筋疾患(例えば、脳脊髄炎、末梢神経炎、多発性硬化症、重症筋無力症、顔面神経麻痺)、血液疾患(例えば、溶血性貧血、顆粒球減少症、紫斑病、再生不良性貧血、白血病、悪性リンパ腫)、内分泌・代謝疾患(例えば、急性慢性副腎皮質機能不全、副腎性器症候群、甲状腺疾患による悪性眼球突出症、ACTH単独欠損症)、皮膚疾患(例えば、蕁麻疹、湿疹、皮膚炎、帯状疱疹、乾癬、薬剤アレルギー)、アナフィラキシーショックなどの予防・治療薬が該レセプター蛋白質またはその塩に結合することを確認する方法、
(2)14273を用いることを特徴とする、糖尿病、耐糖能障害、ケトーシス、アシドーシス、糖尿病神経障害、糖尿病腎症、(i)糖尿病網膜症、高脂血症、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、性機能障害、肥満、肥満症、下垂体機能障害(例えば、下垂体前葉機能低下症、下垂体性小人症、尿崩症、先端巨大症、クッシング病、高プロラクチン血症、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群)、癌(例えば、大腸癌)、記憶学習障害、膵臓疲弊、低血糖症、インスリンアレルギー、脂肪毒性、脂肪萎縮、癌性悪液質、高インスリン血症、高血糖症、高FFA症、高中性脂肪症、脂肪肝、熱産生機能障害、胆石症、摂食障害、拒食症、腸管ホルモン(例、コレシストキニン(CCK)、ガストリックインヒビトリーペプチド(GIP)、ガストリン、グルカゴン様ペプチドー1(GLP−1)、ソマトスタチン、ガストリン放出ペプチド、セクレチン、バソアクティブインテスティナルペプチド、モチリン、サブスタンスP、ニューロテンシン、ガラニン、ニューロペプチドY、エンケファリン類、ペプチドYYなど)の分泌障害、循環器疾患(特に、糖尿病、高脂血症、肥満、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞)の予防・治療薬、(ii)ストレス調節薬、脂肪細胞からのグリセロール生成抑制薬、血中グルセロール低下薬、脂肪分解抑制薬、インスリン抵抗抑制薬、(iii)動脈硬化、動脈硬化性疾患およびそれらの続発症〔例えば、アテローム性動脈硬化症、末梢動脈閉塞症、急性心筋梗塞、不安定狭心症等の急性冠動脈症候群、経皮的冠動脈形成術(PTCA)後の再狭搾、心筋梗塞、狭心症等の虚血性心疾患、血管石灰化等を含む動脈硬化症、間歇性跛行、脳卒中(脳梗塞、脳塞栓、脳出血など)、ラクネ梗塞、脳血管性痴呆、壊疽、糸球体硬化症、腎症、Tangier病など〕、アテローム性動脈硬化血管病変およびそれらの続発症〔例えば、冠動脈疾患(CHD)、脳虚血など〕、脂質代謝異常症およびその続発症などの疾患の予防・治療薬、(iv)副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌抑制薬、または(v)ACTH産生腫瘍、クッシング病、感染症、続発性副腎皮質機能不全、消化性潰瘍、糖尿病、精神障害、白内障、緑内障、結核性疾患、高血圧、クッシング症候群(例、中心性肥満、浮腫、高血圧、月経異常、伸展性皮膚線条、多毛症、糖尿病、満月顔、骨粗しょう症、出血性素因、精神障害、筋萎縮、筋力低下、低カリウム血症、高コレステロール血、耐糖能異常、白血球増多症)、副腎皮質の萎縮などの疾患の予防・治療薬が該レセプター蛋白質またはその塩に対するアゴニストであることを確認する方法、
(3)14273を用いることを特徴とする、(i)糖尿病、耐糖能障害、ケトーシス、アシドーシス、糖尿病神経障害、糖尿病腎症、糖尿病網膜症、高脂血症、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞、性機能障害、肥満、肥満症、下垂体機能障害(例えば、下垂体前葉機能低下症、下垂体性小人症、尿崩症、先端巨大症、クッシング病、高プロラクチン血症、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群)、癌(例えば、大腸癌)、記憶学習障害、膵臓疲弊、低血糖症、インスリンアレルギー、脂肪毒性、脂肪萎縮、癌性悪液質、高インスリン血症、高血糖症、高FFA症、高中性脂肪症、脂肪肝、熱産生機能障害、胆石症、摂食障害、拒食症、腸管ホルモン(例、コレシストキニン(CCK)、ガストリックインヒビトリーペプチド(GIP)、ガストリン、グルカゴン様ペプチドー1(GLP−1)、ソマトスタチン、ガストリン放出ペプチド、セクレチン、バソアクティブインテスティナルペプチド、モチリン、サブスタンスP、ニューロテンシン、ガラニン、ニューロペプチドY、エンケファリン類、ペプチドYYなど)の分泌障害、循環器疾患(特に、拒食症、肥満症、とりわけ内臓脂肪蓄積型肥満症)の予防・治療薬、(ii)ストレス調節薬、脂肪細胞からのグリセロール生成促進薬、血中グルセロール上昇薬、脂肪分解促進薬、インスリン抵抗促進薬、(iii)動脈硬化、動脈硬化性疾患およびそれらの続発症〔例えば、アテローム性動脈硬化症、末梢動脈閉塞症、急性心筋梗塞、不安定狭心症等の急性冠動脈症候群、経皮的冠動脈形成術(PTCA)後の再狭搾、心筋梗塞、狭心症等の虚血性心疾患、血管石灰化等を含む動脈硬化症、間歇性跛行、脳卒中(脳梗塞、脳塞栓、脳出血など)、ラクネ梗塞、脳血管性痴呆、壊疽、糸球体硬化症、腎症、Tangier病など〕、アテローム性動脈硬化血管病変およびそれらの続発症〔例えば、冠動脈疾患(CHD)、脳虚血など〕、脂質代謝異常症およびその続発症などの疾患の予防・治療薬、(iv)副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌促進薬、または(v)結合組織疾患(例えば、慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、多発性筋炎、リウマチ熱、強皮症)、腎疾患(例、ネフローゼ)、呼吸器系疾患(例、気管支喘息、肺結核性胸膜炎、サルコイドーシス、びまん性間質性肺炎)、消化器系疾患(例えば、潰瘍性大腸炎、胆汁うっ滞型急性肝炎、劇症肝炎、慢性肝炎、肝硬変)、神経・筋疾患(例えば、脳脊髄炎、末梢神経炎、多発性硬化症、重症筋無力症、顔面神経麻痺)、血液疾患(例えば、溶血性貧血、顆粒球減少症、紫斑病、再生不良性貧血、白血病、悪性リンパ腫)、内分泌・代謝疾患(例えば、急性慢性副腎皮質機能不全、副腎性器症候群、甲状腺疾患による悪性眼球突出症、ACTH単独欠損症)、皮膚疾患(例えば、蕁麻疹、湿疹、皮膚炎、帯状疱疹、乾癬、薬剤アレルギー)、アナフィラキシーショックなどの予防・治療薬が該レセプター蛋白質またはその塩に対するアンタゴニストであることを確認する方法、
(4)各薬を14273に接触させた場合における、各薬と14273との結合量を測定することを特徴とする上記(1)〜(3)記載のスクリーニング方法を提供する。
(8)細胞膜における14273またはその部分ペプチドの量を変化させる化合物またはその塩を含有する医薬
本発明の抗体は、14273を特異的に認識することができるので、細胞膜における14273の量を変化させる化合物またはその塩のスクリーニングに用いることができる。
(i)非ヒト哺乳動物のa)血液、b)特定の臓器、c)臓器から単離した組織もしくは細胞等を破壊した後、細胞膜画分を単離し、細胞膜画分に含まれる14273を定量することによる、細胞膜における14273の量を変化させる化合物またはその塩のスクリーニング方法、
(ii)14273を発現する形質転換体等を破壊した後、細胞膜画分を単離し、細胞膜画分に含まれる14273を定量することによる、細胞膜における14273の量を変化させる化合物またはその塩のスクリーニング方法、
(iii)非ヒト哺乳動物のa)血液、b)特定の臓器、c)臓器から単離した組織もしくは細胞等を切片とした後、免疫染色法を用いることにより、細胞表層での該受容体蛋白質の染色度合いを定量化することにより、細胞膜上の該蛋白質を確認することによる、細胞膜における14273の量を変化させる化合物またはその塩のスクリーニング方法を提供する。
(i)正常あるいは疾患モデル非ヒト哺乳動物に対して、薬剤あるいは物理的ストレスなどを与える一定時間前(30分前〜24時間前、好ましくは30分前〜12時間前、より好ましくは1時間前〜6時間前)もしくは一定時間後(30分後〜3日後、好ましくは1時間後〜2日後、より好ましくは1時間後〜24時間後)、または薬剤あるいは物理的ストレスと同時に被検化合物を投与し、投与後一定時間経過後(30分後〜3日後、好ましくは1時間後〜2日後、より好ましくは1時間後〜24時間後)、細胞膜における14273の量を定量することにより行なうことができ、
(ii)形質転換体を常法に従い培養する際に被検化合物を培地中に混合させ、一定時間培養後(1日後〜7日後、好ましくは1日後〜3日後、より好ましくは2日後〜3日後)、細胞膜における14273の量を定量することにより行なうことができる。
(9)14273に対する抗体を含有してなる医薬
14273に対する抗体の中和活性とは、14273の関与するシグナル伝達機能を不活性化する活性を意味する。従って、該抗体が中和活性を有する場合は、14273の関与するシグナル伝達、例えば、14273を介する細胞刺激活性を不活性化することができる。
(10)本発明のアンチセンスDNAまたはsiRNAを含有してなる医薬
本発明のアンチセンスDNAまたはsiRNAは、例えば、脂肪細胞からのグリセロール生成調節作用、血中グルセロール調節作用、脂肪分解調節作用、インスリン抵抗調節作用、ストレス調節作用、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌調節作用(好ましくは、脂肪細胞からのグリセロール生成促進作用、血中グルセロール上昇作用、脂肪分解促進作用、インスリン抵抗促進作用、ストレス調節作用、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌促進作用)などを有しているので、脂肪細胞からのグリセロール生成調節剤、血中グルセロール調節剤、脂肪分解調節剤、インスリン抵抗調節剤、ストレス調節剤、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌調節剤(好ましくは、脂肪細胞からのグリセロール生成促進剤、血中グルセロール上昇剤、脂肪分解促進剤、インスリン抵抗促進剤、ストレス調節剤、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)分泌促進剤)などとして有用である。
(11)本発明のDNA導入動物の作製
本発明は、外来性の本発明のDNA(以下、本発明の外来性DNAと略記する)またはその変異DNA(本発明の外来性変異DNAと略記する場合がある)を有する非ヒト哺乳動物を提供する。
〔1〕本発明の外来性DNAまたはその変異DNAを有する非ヒト哺乳動物、
〔2〕非ヒト哺乳動物がゲッ歯動物である第〔1〕記載の動物、
〔3〕ゲッ歯動物がマウスまたはラットである第〔2〕記載の動物、および
〔4〕本発明の外来性DNAまたはその変異DNAを含有し、哺乳動物において発現しうる組換えベクターを提供するものである。
(i)組織培養のための細胞源としての使用、
(ii)本発明のDNA転移動物の組織中のDNAもしくはRNAを直接分析するか、またはDNAにより発現された14273を分析することによる、14273により特異的に発現あるいは活性化する14273との関連性についての解析、
(iii)DNAを有する組織の細胞を標準組織培養技術により培養し、これらを使用して、一般に培養困難な組織からの細胞の機能の研究、
(iv)上記(iii)記載の細胞を用いることによる細胞の機能を高めるような薬剤のスクリーニング、および
(v)本発明の変異14273を単離精製およびその抗体作製などが考えられる。
(12)ノックアウト動物
本発明は、本発明のDNAが不活性化された非ヒト哺乳動物胚幹細胞および本発明のDNA発現不全非ヒト哺乳動物を提供する。
〔1〕本発明のDNAが不活性化された非ヒト哺乳動物胚幹細胞、
〔2〕該DNAがレポーター遺伝子(例、大腸菌由来のβ−ガラクトシダーゼ遺伝子)を導入することにより不活性化された第〔1〕項記載の胚幹細胞、
〔3〕ネオマイシン耐性である第〔1〕項記載の胚幹細胞、
〔4〕非ヒト哺乳動物がゲッ歯動物である第〔1〕項記載の胚幹細胞、
〔5〕ゲッ歯動物がマウスである第〔4〕項記載の胚幹細胞、
〔6〕本発明のDNAが不活性化された該DNA発現不全非ヒト哺乳動物、
〔7〕該DNAがレポーター遺伝子(例、大腸菌由来のβ−ガラクトシダーゼ遺伝子)を導入することにより不活性化され、該レポーター遺伝子が本発明のDNAに対するプロモーターの制御下で発現しうる第〔6〕項記載の非ヒト哺乳動物、
〔8〕非ヒト哺乳動物がゲッ歯動物である第〔6〕項記載の非ヒト哺乳動物、
〔9〕ゲッ歯動物がマウスである第〔8〕項記載の非ヒト哺乳動物、および
〔10〕第〔7〕項記載の動物に、試験化合物を投与し、レポーター遺伝子の発現を検出することを特徴とする本発明のDNAに対するプロモーター活性を促進または阻害する化合物またはその塩のスクリーニング方法を提供する。
(12a)本発明のDNAの欠損や損傷などに起因する疾病に対して治療・予防効果を有する化合物のスクリーニング方法
本発明のDNA発現不全非ヒト哺乳動物は、本発明のDNAの欠損や損傷などに起因する疾病に対して治療・予防効果を有する化合物のスクリーニングに用いることができる。
(12b)本発明のDNAに対するプロモーターの活性を促進または阻害する化合物またはその塩をスクリーニング方法
本発明は、本発明のDNA発現不全非ヒト哺乳動物に、試験化合物を投与し、レポーター遺伝子の発現を検出することを特徴とする本発明のDNAに対するプロモーターの活性を促進または阻害する化合物またはその塩のスクリーニング方法を提供する。
cDNA :相補的デオキシリボ核酸
A :アデニン
T :チミン
G :グアニン
C :シトシン
RNA :リボ核酸
mRNA :メッセンジャーリボ核酸
dATP :デオキシアデノシン三リン酸
dTTP :デオキシチミジン三リン酸
dGTP :デオキシグアノシン三リン酸
dCTP :デオキシシチジン三リン酸
ATP :アデノシン三リン酸
EDTA :エチレンジアミン四酢酸
SDS :ドデシル硫酸ナトリウム
Gly :グリシン
Ala :アラニン
Val :バリン
Leu :ロイシン
Ile :イソロイシン
Ser :セリン
Thr :スレオニン
Cys :システイン
Met :メチオニン
Glu :グルタミン酸
Asp :アスパラギン酸
Lys :リジン
Arg :アルギニン
His :ヒスチジン
Phe :フェニルアラニン
Tyr :チロシン
Trp :トリプトファン
Pro :プロリン
Asn :アスパラギン
Gln :グルタミン
pGlu :ピログルタミン酸
* :終止コドンに対応する
Me :メチル基
Et :エチル基
Bu :ブチル基
Ph :フェニル基
TC :チアゾリジン−4(R)−カルボキサミド基
また、本明細書中で繁用される置換基、保護基および試薬を下記の記号で表記する。
CHO :ホルミル
Bzl :ベンジル
Cl2Bzl :2,6−ジクロロベンジル
Bom :ベンジルオキシメチル
Z :ベンジルオキシカルボニル
Cl−Z :2−クロロベンジルオキシカルボニル
Br−Z :2−ブロモベンジルオキシカルボニル
Boc :t−ブトキシカルボニル
DNP :ジニトロフェノール
Trt :トリチル
Bum :t−ブトキシメチル
Fmoc :N−9−フルオレニルメトキシカルボニル
HOBt :1−ヒドロキシベンズトリアゾール
HOOBt :3,4−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−4−オキソ−
1,2,3−ベンゾトリアジン
HONB :1-ヒドロキシ-5-ノルボルネン-2,3-ジカルボキシイミド
DCC :N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド
本明細書の配列表の配列番号は、以下の配列を示す。
配列番号:1
ヒト由来14273のアミノ酸配列を示す。
配列番号:2
ヒト由来14273をコードするcDNAの塩基配列を示す。
配列番号:3
マウス由来14273のアミノ酸配列を示す。
配列番号:4
マウス由来14273をコードするcDNAの塩基配列を示す。
配列番号:5
実施例2におけるPCR反応で使用したプライマーの塩基配列を示す。
配列番号:6
実施例2におけるPCR反応で使用したプライマーの塩基配列を示す。
配列番号:7
実施例2におけるPCR反応で使用したプローブの塩基配列を示す。
配列番号:8
ラット由来14273のアミノ酸配列を示す。
配列番号:9
ラット由来14273をコードするcDNAの塩基配列を示す。
配列番号:10
実施例3におけるPCR反応で使用したプライマーの塩基配列を示す。
配列番号:11
実施例3におけるPCR反応で使用したプライマーの塩基配列を示す。
配列番号:12
実施例3におけるPCR反応で使用したプローブの塩基配列を示す。
配列番号:13
実施例4におけるPCR反応で使用したプライマー1の塩基配列を示す。
配列番号:14
実施例4におけるPCR反応で使用したプライマー2の塩基配列を示す。
配列番号:15
実施例7におけるPCR反応で使用したプライマーの塩基配列を示す。
配列番号:16
実施例7におけるPCR反応で使用したプライマーの塩基配列を示す。
配列番号:17
実施例7におけるPCR反応で使用したプローブの塩基配列を示す。
配列番号:18
実施例8におけるPCR反応で使用したプライマーの塩基配列を示す。
配列番号:19
実施例8におけるPCR反応で使用したプライマーの塩基配列を示す。
配列番号:20
実施例8におけるPCR反応で使用したプローブの塩基配列を示す。
配列番号:21
siRNA m14i561のセンス鎖の塩基配列を示す。
配列番号:22
siRNA m14i561のアンチセンス鎖の塩基配列を示す。
ヒトおよびマウス14273をコードするDNA断片はそれぞれ、WO2002/67868およびWO2000/00611に記載の配列に従ってPCRを用いてMTCパネル(クロンテック)からクローンし、得られたDNA断片をpAKKO−111ベクターのSalI、SpeI部位に導入し、それぞれの発現プラスミドを構築した。続いて自体公知の方法でCHO(dhfr−)細胞にこれらの発現プラスミドをトランスフェクションし、発現プラスミドが導入された細胞をチミジンを含まない培地によって選択し、各受容体の安定発現細胞を取得した。
CHO−K1細胞株は、特に記載が無い限り10% 牛胎児血清(Invitrogen)を含むハムF−12培地(Invitrogen)を用いて培養した。トランスフェクションを行う前日に10cm2あたり4.5x105個の細胞を播き、5%CO2濃度に調整されたCO2培養器にて37℃で15時間以上培養した。トランスフェクションはLipofectamine試薬(Invitrogen)を用い、試薬添付の方法に準じて操作を行った。培養器に6−wellプレートを使用する場合は、以下のように行った。まず、1.5ml容チューブを2本用意し、それぞれにOpti−MEM−I培地(Invitrogen)を100μl分注した。次に、片方のチューブに発現ベクターを1μg、もう片方にLipofectamine試薬を6μl添加後、両者を混合し、20分間室温に静置した。この溶液にOpti−MEM−I培地を800μl加えたトランスフェクション用混合液を、あらかじめOpti−MEM−I培地を用いて洗浄したCHO−K1細胞に添加後、CO2培養器にて6時間培養した。培養後の細胞は、PBS(Invitrogen)を用いてリンスした後、0.05% トリプシン・EDTA溶液(Invitrogen)を用いて剥がし、遠心操作にて回収した。得られた細胞の数を測定し、培地100μlあたり5x104個の細胞が含まれるように希釈し、Black walled 96−well plate(Costar)に1穴あたり100μlずつ分注後、CO2培養器にて一晩培養した。上記トランスフェクション操作にて一過性に受容体を発現したCHO−K1細胞に各種試験サンプルを添加し、この際の細胞内カルシウム濃度の変動をFLIPR(Molecular Device)を用いて測定した。FLIPRにて細胞内カルシウム濃度の変動を測定するために、以下の前処置を施した。まず、細胞に蛍光色素Fluo3−AM(DOJIN)を添加するため、あるいはFLIPRアッセイを行う直前に細胞を洗浄するためのアッセイバッファーを作成した。HBSS(Invitrogen)1000mlに1M HEPES(pH7.4)(DOJIN)20mlを加えた溶液(以下、HBSS/HEPES溶液)に、プロべネシド(Sigma)710mgを1N NaOH 5mlに溶解後さらにHBSS/HEPES溶液5mlを加え混合した溶液10mlを添加し、この溶液をアッセイバッファーとした。次にFluo3−AM 50μgを21μl DMSO(DOJIN)に溶解し、さらに等量の20%プルロン酸(Molecular Probes)を加え混合後、105μlの牛胎児血清を添加した10.6mlのアッセイバッファーに加え、蛍光色素溶液を調製した。トランスフェクション処理を施したCHO−K1細胞の培地を除き、直ちに蛍光色素溶液を1穴あたり100μlずつ分注後、CO2培養器にて1時間培養し、細胞に蛍光色素を取り込ませた。培養後の細胞は上記のアッセイバッファーを用いて洗浄した後、FLIPRにセットした。また、受容体発現CHO−K1細胞に添加する試験サンプルはアッセイバッファーを用いて調製し、同時にFLIPRにセットした。以上の前処置を施した後、FLIPRにて各種試験サンプル添加後の細胞内カルシウム濃度の変動を測定した。その結果、パルミトレイン酸(Palmitoleic acid)(図1)、リノール酸(Linoleic acid)(図2)、γ−リノレン酸(γ−Linolenic acid)(図3)、アラキドン酸(Arachidonic acid)(図4)、ドコサヘキサエン酸(Docosahexaenoic acid, DHA)(図5)等を加えたときに、ヒトおよびマウス14273を発現するCHO−K1細胞が特異的に応答(細胞内カルシウム濃度の上昇)することが分かった。コントロールの発現ベクターのみを導入したCHO−K1細胞では、このような応答は見られなかった。すなわち、ヒトおよびマウス14273の内因性リガンドが脂肪酸であることが明らかになった。
mRNAの発現量の定量にはABI PRISM 7700 SequenceDetector(アプライドバイオシステムズ社)を用いた。発現量の定量に用いるプライマー[5’-GCTGTGGCATGCTTTTAAAC-3’(配列番号:5)、5’-CGCTGTGGATGTCTATTTGC-3’(配列番号:6)]とプローブ[5’-AGTTCATTTCCAGTACCCTCCATCAGTGGC-3’(配列番号:7)]は、ヒト型14273の塩基配列(配列番号:2)をもとにABI PRISM SequenceDetector専用のソフトウエアPrimerExpress(アプライドバイオシステムズ社)を利用してデザインした。鋳型となるcDNAは、ヒト各種組織由来のtotal RNA(クロンテック社)1μgからランダムプライマーを用いて逆転写反応して合成したものを使用した。逆転写反応は逆転写酵素としてSuperScriptII(GIBCO BRL社)を使用し、添付のプロトコールにしたがって行った。ABI PRISM 7700 SequenceDetectorの反応液はTaqMan Universal PCR Master Mix (アプライドバイオシステムズ社)を12.5μl、各プライマーを0.9μM、プローブを0.25μM、cDNA溶液を混ぜ合わせ、蒸留水で25μlとして調製した。ABI PRISM 7700 SequenceDetectorでの反応は、50℃で2分、95℃で10分の後、95℃・15秒、60℃・1分のサイクルを40回繰り返して行った。ヒト各種組織でのmRNAの発現分布を図6に示す。下垂体や脂肪組織や大腸で高い発現が見出された。
mRNAの発現量の定量にはABI PRISM 7700 SequenceDetector(アプライドバイオシステムズ社)を用いた。発現量の定量に用いるプライマー[5’-GTGGTGGCCTTCACGTTTG-3’(配列番号:10)、5’-CGCTCCTGAACAGCGACAT-3’(配列番号:11)]とプローブ[5’-CAACTCCGCCCTAAACCCCATTCTGT-3’(配列番号:12)]は、ラット型14273の塩基配列(配列番号:9)をもとにABI PRISM SequenceDetector専用のソフトウエアPrimerExpress (アプライドバイオシステムズ社)を利用してデザインした。鋳型となるcDNAは、正常および水浸拘束ストレスを負荷したラットより各種臓器を摘出し、total RNAをIsogen(ニッポンジーン社)、poly(A)+RNAをmRNA purification kit(Pharmacia社)により、それぞれのマニュアルにしたがって調製した。得られたpoly(A)+RNA 1μgをDnaseI(Amplification Grade, GIBCO BRL社)処理後、160ng分をRNA PCR Kit(Takara社)を用いて、マニュアルに従い42℃でcDNAを合成した。ABI PRISM 7700 SequenceDetectorの反応液はTaqMan Universal PCR Master Mix(アプライドバイオシステムズ社)を12.5μl、各プライマーを0.9μM、プローブを0.25μM、cDNA溶液を混ぜ合わせ、蒸留水で25μlとして調製した。ABI PRISM 7700 SequenceDetectorでの反応は、50℃で2分、95℃で10分の後、95℃・15秒、60℃・1分のサイクルを40回繰り返して行った。各種組織でのmRNAの発現分布を図7に示す。下垂体、肺、脂肪組織や腸管で高い発現が検出された。また、水浸拘束ストレスを負荷したラットの下垂体では14273mRNAの発現量の上昇が検出され、14273がストレスの調節に関与していることが明らかとなった(図8)。
ラット脳DNAを鋳型として、プライマー1(配列番号:13)及びプライマー2(配列番号:14)を用いてPCRを行なった。PCRには Klentaq DNA Polymerase(クローンテック)を用い、(i)95℃・2分、(ii)98℃・10秒、63℃・20秒、72℃・1分を35回の後、72℃・7分の伸長反応を行なった。反応後、増幅産物をTOPO TA Cloning Kit(Invitrogen社)の処方にしたがってプラスミドベクターpCR2.1TOPO(Invitrogen社)にクローニングした。これを大腸菌JM109(宝酒造)に導入して、プラスミドを持つクローンをampicilinを含むLB寒天培地中で選択した。個々のクローンの塩基配列を解析した結果、新規G蛋白質共役型レセプター蛋白質をコードするcDNA配列(配列番号:9)を得た。このcDNAより導き出されるアミノ酸配列(配列番号:8)を含有する新規レセプター蛋白質をrat14273と命名した。また、形質転換体を大腸菌(Escherichia coli)JM109/pTArat14273と命名した。
ヒト14273発現CHO細胞を、1×105/wellの濃度で96−well Plateで20時間培養した。細胞は100μlのAssay Buffer(0.1mM IBMX(和光純薬)および0.1mM Ro−20−1724(Biomol)を含むDMEM(Invitrogen))で2回洗浄後、2μMのフォルスコリン(Forskolin、和光純薬)を含むまたは含まないAssay Bufferに溶解した酪酸、γ−リノレン酸、リノール酸、DHAおよびオレイン酸(ともにSIGMA)を加えて37℃で10分間反応した。反応後、cAMP Screen(ABI)の処方に従って細胞を溶解し、細胞内のcAMP量を測定した。その結果、フォルスコリンを含まない条件では、各脂肪酸はヒト14273発現CHO細胞に対してcAMP産生活性は示さなかった。一方、フォルスコリン(2μM)存在下では、ヒト14273発現CHO細胞に対してγ−リノレン酸、リノール酸、DHAおよびオレイン酸はcAMP産生抑制活性を示したのに対して酪酸では抑制活性は見られなかった(図9)。対照のヒト14273を発現していないCHO細胞では、このようなcAMP産生抑制活性は見られなかった。
参考例1で作製したヒト14273発現ベクターを用いて自体公知の方法で作製したヒト14273発現CHO(CHO−h14273)またはCHO−mock細胞を3x105/wellの濃度で6ウェルプレートに撒いて、血清低濃度培地(核酸不含MEMα培地に0.5%の透析ウシ胎児血清を添加したもの)にて一晩培養し、さらに無血清培地(核酸不含MEMα培地)に交換して一晩培養した。新しい無血清培地に交換して4時間培養後、30μMの各種脂肪酸を添加した。10分間インキュベーションしたのち、サンプルバッファー(TEFCO社)で細胞を溶解・抽出しSDS−PAGEによって分離を行った。その後PhosphoPlus p44/42 MAP kinase(Thr202/Tyr204) Antibody Kit(Cell Signaling Technology,Inc)を用いたウエスタンブロッテイングを行った。その結果、図10に示す通り、ヒト14273発現CHO細胞でのみ、脂肪酸添加後にMAPキナーゼのリン酸化によって示される当該蛋白質の活性化が起こることが分かった。
マウス繊維芽細胞様細胞株・3T3−L1細胞の脂肪細胞への分化誘導に伴う14273受容体の発現変動を以下の要領で解析した。
S.D.ラット皮下脂肪由来白色前駆脂肪細胞、肩甲骨褐色脂肪由来褐色前駆脂肪細胞(HOKUDO社)について、それぞれ初代培養前駆脂肪細胞の脂肪細胞への分化誘導に伴う14273受容体の発現変動を以下の要領で解析した。
マウス下垂体コルチコトロフ細胞株AtT−20細胞に対する遊離脂肪酸のACTH分泌に与える影響を以下の要領で解析した。
脂肪細胞への分化能を有するマウス線維芽細胞株3T3−L1細胞を用いて脂肪分解作用への影響を検討した。培地には4.5g/lのグルコースを含むDMEM(Dulbecco’s Modified Eagle Medium、Invitrogen)に10%ウシ胎児血清(FBS、Invitrogen)と100units/mlペニシリンおよび100μg/mlストレプトマイシンを添加したものを用いた。3T3−L1細胞をプレートに播種しコンフルエントになるまで培養した後に、10μg/mlインスリン、0.5mM 3−イソブチル−1−メチルキサンチン(IBMX)、2.5μMデキサメタゾンを含む上記培地で48時間処理することにより脂肪への分化誘導処理を行った。その後11日間培養継続することにより3T3−L1細胞を脂肪分化させた後、脂肪分解により生じるグリセロール生成量変化のアッセイを行った。細胞を、改変したKrebs−Ringer緩衝液にて洗浄後、イソプロテレノールを1x10−9Mで添加し、同時に脂肪酸を加えて2時間処理し上清を回収した。上清中のグリセロール含量はFree Glycerol Determination Kit(Sigma)を用いて測定した。その結果、14273に対するアゴニスト活性を有する脂肪酸であるγ−リノレン酸(γ−LA)を添加することにより、イソプロテレノール刺激で上昇したグリセロール生成量の低下が認められた。一方、アゴニスト活性を示さないリノール酸メチル(ML)ではこのような活性は認められなかった(図14)。
自体公知の方法にて作製したマウス14273とGFPの融合タンパク質発現プラスミド(pAKKO−14273−GFP)(0.2μg/well)とマウス14273特異的なsiRNAであるm14i561(Dharmacon社)(20nM)をCHO細胞(4x104/well:96ウェルプレート)にLipofectamine2000試薬(インビトロゲン社)を用いて同時にトランスフェクションし、1日培養した。マウス14273−GFPの発現量の検出は以下に示す通りのエンザイムイムノアッセイにて行った。培養上清を捨ててHBSS(インビトロゲン社)にて洗浄後、0.01%グルタルアルデヒド(和光純薬社)で5分間固定し、2%BSAを含むPBS(宝酒造社)にてブロッキングした。500倍希釈した抗GFPモノクローナル抗体3E6(ニッポンジーン社)を添加後室温で2時間インキュベーションした後、洗浄し500倍希釈したHRP標識化抗マウスIgG抗体(ICN)を添加し、室温で2時間インキュベーションした。洗浄後、TMBマイクロウェルペルオキシダーゼ基質(フナコシ社)を添加し、30分間インキュベーション後、硫酸を添加して発色反応を停止させ、450nmで吸光度を測定した。その結果、m14i561の導入によりpAKKO−14273−GFPの発現量を97%抑制した。一方、ネガティブコントロールsiRNAであるScrambleII(Dharmacon社)の導入ではpAKKO−14273−GFPの顕著な発現抑制は見られず、m14i561がマウス14273を特異的に抑制するsiRNAであることが確認された。
m14i561の配列(上段がセンス鎖、下段がアンチセンス鎖)
5’ GGACCAGGAAAUUCCGAUUdTdT 3’ (配列番号:21)
3’ dTdTCCUGGUCCUUUAAGGCUAA 5’ (配列番号:22)
Claims (4)
- (1)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列中の1または数個のアミノ酸が欠失、付加、または置換されたアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその塩、および
(2)脂肪酸またはその塩
を用いることを特徴とする、該レセプター蛋白質またはその塩と脂肪酸またはその塩との結合性を変化させる化合物またはその塩のスクリーニング方法。 - (1)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列中の1または数個のアミノ酸が欠失、付加、または置換されたアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその塩、および
(2)脂肪酸またはその塩
を含有することを特徴とする、該レセプター蛋白質またはその塩と脂肪酸またはその塩との結合性を変化させる化合物またはその塩のスクリーニング用キット。 - (1)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列中の1または数個のアミノ酸が欠失、付加、または置換されたアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその塩、および
(2)該レセプター蛋白質またはその塩と脂肪酸またはその塩との結合性を変化させる化合物またはその塩
を用いることを特徴とする、該レセプター蛋白質またはその塩に対するアゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニング方法。 - (1)配列番号:1、配列番号:3または配列番号:8で表されるアミノ酸配列中の1または数個のアミノ酸が欠失、付加、または置換されたアミノ酸配列を含有するG蛋白質共役型レセプター蛋白質またはその塩、および
(2)該レセプター蛋白質またはその塩と脂肪酸またはその塩との結合性を変化させる化合物またはその塩
を含有することを特徴とする、該レセプター蛋白質またはその塩に対するアゴニストまたはアンタゴニストのスクリーニング用キット。
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