JP4574050B2 - 電子透かし加工サービス方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子透かし加工サービス方法に関し、特にインターネットなどの通信回線を介して容易に流通する静止画や動画などの画像データ、記事やレポートなどのテキストデータ、音楽や声などの音声データ、動画データおよびプログラムソフトなどのディジタル情報に変換可能な総てのディジタル著作物の流通を支援する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネットの普及により、総てのディジタル著作物は通信回線を介して一般公衆に配信すること可能となった。一方、これらの量子化された著作物であるディジタル著作物は、品質の劣化を伴わずに多数の複製を制作することができるため、不正コピーなどに対処する必要がある。そこで、ディジタル著作物そのものに著作権情報などを埋め込む電子透かしの技術が種々提案されている。ここで電子透かしとは、著作権情報などの透かし情報を、ディジタルデータの中に電子的に埋め込み、必要に応じてこれを取り出すことで、著作権などの存在を第三者に対して明確にしようとする技術である。
【0003】
これらインターネットなどの通信技術、著作権保護などの電子透かし技術の融合により、ディジタル著作物の通信による配信の構造基盤が整った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような構造基盤の整備にも拘わらず、その利用には多くの課題が残されている。第一に、電子透かしの技術は日々進歩しており、配信したいディジタル著作物に最適な方法、例えば可視または不可視であってディジタル著作物の変質を抑えながら必要な情報を埋め込むことができる電子透かし方法を選択し、かつ、その方法を実行するために必要となる各種パラメータを決定するには、高度の専門的な知識や技術が必要である。
【0005】
第二に、ディジタル著作物は、情報通信網の中という仮想空間に存在する。このため情報利用者にとっては、必要とするディジタル著作物の存在を知ることが困難であり、またその存在を知ったとしてもそれを配信しているサーバコンピュータの所在を探し出すために相当の労力を必要とする。
【0006】
第三に、ディジタル著作物に埋め込まれた電子透かしには、当該コンテンツの著作者など当該ディジタル著作物に関係の深い情報が記録されており、コンテンツの利用者にとっても有益な情報源となる。しかし、一般の利用者は、前述のように日々進歩する多数の電子透かし方法の総てについて精通することは事実上困難であり、電子透かしにより埋め込まれた情報を再生利用することができない。
【0007】
この様な多くの課題のため、ディジタル著作物の通信による配信の構造基盤は整備されているにも拘わらず、その利用は一部に止まっており、一大市場を形成するには至っていない。本発明の電子透かし加工サービス方法は、著作者と利用者との最適な需給関係を構築し、構造基盤が整備されたディジタル著作物の通信による配信の利用を促進することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上記目的を達成するためになされた本発明は、
クライアントコンピュータの管理下で、
通信回線を介してディジタル著作物と当該ディジタル著作物の著作権に関する著作権情報とをサーバコンピュータへ送信する手順と、
サーバコンピュータの管理下で、
前記クライアントコンピュータから送信された前記ディジタル著作物と前記著作権情報とを受信する手順と、
前記ディジタル著作物に所定の電子透かし加工を施して前記著作権情報を埋め込む電子透かし加工手順と、
該埋め込みを行なった前記ディジタル著作物を所定の記憶領域に記憶する手順と、
該記憶されたディジタル著作物に前記電子透かし加工により埋め込まれた情報の再生の制限を、権限を有する者から受け付ける手順と、
該所定の記憶領域に記憶された前記ディジタル著作物の前記通信回線を介したダウンロードを、前記クライアントコンピュータおよび/またはその他のクライアントコンピュータに許可する手順と
前記クライアントコンピュータおよび/またはその他のクライアントコンピュータから前記ディジタル著作物を指定して要求があったとき、該ディジタル著作物が、前記埋め込まれた情報の再生が制限されたディジタル著作物でなければ、ディジタル著作物に埋め込まれた情報を検出する検出プログラムの前記通信回線を介してのダウンロードを、前記要求したクライアントコンピュータに許可し、当該ディジタル著作物が、前記埋め込まれた情報の再生が制限されたディジタル著作物である場合には、前記要求したクライアントコンピュータに対して、前記ディジタル著作物に埋め込まれた情報を検出する検出プログラムのダウンロードを拒否または前記検出機能を制限した前記検出ブログラムのダウンロードを許可する手順と、
を備えることを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、クライアントコンピュータの管理下で、通信回線を介してディジタル著作物とそのディジタル著作物の著作権に関する著作権情報とをサーバコンピュータへ送信する手順が行なわれる。これにより、クライアントコンピュータ毎に分散的に存在しているディジタル著作物とその著作権情報とをサーバコンピュータに集中させることができる。一方、サーバコンピュータの管理下では、前記クライアントコンピュータから送信された前記ディジタル著作物と前記著作権情報とを受信する手順と、前記ディジタル著作物に所定の電子透かし加工を施して前記著作権情報を埋め込む電子透かし加工手順とが行なわれ、サーバコンピュータのシステム管理者による専門的、技術的な管理の下で電子透かし加工が行なわれる。そして、このサーバコンピュータの管理下に、電子透かし埋め込みを行なった前記ディジタル著作物を所定の記憶領域に記憶する手順と、該所定の記憶領域に記憶された前記ディジタル著作物の前記通信回線を介したダウンロードを、前記クライアントコンピュータおよび/またはその他のクライアントコンピュータに許可する手順とが行なわれる。これにより、多くのクライアントコンピュータは、サーバコンピュータにより一括管理された多数のディジタル著作物へのアクセスが簡単に行なわれ、必要なディジタル著作物を簡単に入手することができる。
【0010】
ここで、電子透かし加工手順は、電子透かしの埋め込みに起因するディジタル著作物の品質の低下を所定値以下とすることが好ましい。電子透かし方法には、直交変換したデータの高周波成分にデータを重畳する手法や、色彩などの信号にデータを重畳する手法など、そのディジタル著作物の特徴に適した各種の方法が提案されており、ディジタル著作物の品質を低下させずに電子透かしを付加することが可能である。従って、電子透かし加工手順では、これら複数の電子透かし方法を選択的に実行することで、ディジタル著作物の品質を保持するのである。
【0011】
また、電子透かし加工手順は、クライアントコンピュータから選択された方法によって行なわれることがより好ましい。複数の方法が存在し、これからも新たな方法が提案されるであろう電子透かし方法は、それぞれに一長一短がある。従ってサーバコンピュータの管理下において一方的に電子透かしの方法を決定するのではなく、電子透かしの方法をクライアントの選択に任せ、クライアントの希望に沿うことがディジタル著作物の流通をより促進することができる。
【0012】
更に電子透かし加工手順は、クライアントコンピュータを特定する識別情報を含んで行なわれることがより好ましい。ディジタル著作物を商品として捉えるとき、そのディジタル著作物には著作権者以外に、そのディジタル著作物の配布を担当する者、例えばクライアントコンピュータによって電子透かしの付加を要求した加工依頼者などの関係人が複数存在することが一般的である。そこで、識別情報として加工依頼者のIDや著作物登録番号などを含むように、ディジタル著作物への電子透かし付加が行なわれることが望まれる。
【0013】
ここで、識別情報は、クライアントコンピュータからの選択により決定されるようにすれば、クライアントの要求に直接応えながら識別情報をディジタル著作物に埋め込むことができ、より好ましい態様となる。
【0014】
一方、サーバコンピュータは、電子透かし埋め込みによってディジタル著作物に付加された情報を検出する検出プログラムの通信回線を介してのダウンロードを、前記クライアントコンピュータおよび/またはその他のクライアントコンピュータに許可することが望ましい。上記のようにディジタル著作物に電子透かし方法により埋め込まれ情報は、著作権情報あるいはその他の識別情報、更にはクライアントからの要求に応じた多用な情報であり、これらの情報は多くのクライアントに対して有意なものとなり得る。しかし、これらの情報を忠実に再現する手法は、その電子透かし方法を実行したサーバコンピュータのシステム管理者しか知り得ないことが一般的である。そこで、ディジタル著作物に付加された情報を検出する検出プログラムを、サーバコンピュータから通信回線を介してダウンロードすることを許可し、付加された情報の忠実な再現を簡易なものとすることでディジタル著作物の普及を図ることができる。
【0015】
また、サーバコンピュータは、電子透かし埋め込みによってディジタル著作物に付加された情報の検索を可能とするデータベースを備え、所定の記憶領域に記憶されたディジタル著作物のダウンロードに際して当該データベースの検索を通じてディジタル著作物を特定することが好ましい。この様な手順を備えることでクライアントは、電子透かし方法により付加された各種情報をキーとして、サーバコンピュータにて管理される多数のディジタル著作物の中から所望のディジタル著作物を簡単に選別することができる。
【0016】
更にサーバコンピュータは、前記クライアントコンピュータからの選択に基づいて、電子透かし埋め込みによってディジタル著作物に付加された情報を検出する検出プログラムおよび/または付加された情報の検索を可能とするデータベースの機能を制限することがより好ましい。上記のようなサーバコンピュータ側のサービスによりクライアントは容易にディジタル著作物を入手することが可能となるが、その反面、ディジタル著作物の配布が無作為に行なわれる可能性もある。そこで、ディジタル著作物の権利者を保護するため、クライアントコンピュータからの選択に基づいて検出プログラムやデータベースの検索機能を制限するのである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例について説明する。図1は、本発明の電子透かし加工サービス方法を具現化する一実施形態の概略説明図である。図示するように本実施例の電子透かし加工サービス方法は、クライアントコンピュータ70とサーバコンピュータ100との通信にインターネットINを利用することで、汎用性、利便性および経済性に優れた情報通信網としている。
【0018】
クライアントコンピュータ70は、インターネットに接続される多数のコンピュータであって、かつ、サーバコンピュータ100により会員登録されたコンピュータ群である。またクライアントコンピュータ70は、その会員登録時の設定によって、単純にディジタル著作物を利用するのみの利用者群60と、ディジタル著作物をサーバコンピュータ100に登録する著作者ともなり得る著作者群50とからなる。
【0019】
サーバコンピュータ100は、図2に内部構成を示すように、各種サーバ110とこれら各種サーバ110を制御する端末コンピュータ130とから構成されている。各種サーバ110とは、クライアントコンピュータ70の管理下の下で作動するウェブブラウザによって視聴されるホームページ112を管理するウェブサーバ114、利用者群60や著作者群50からなる会員の登録を記憶している会員データベース116,著作者群50からアップロードされたディジタル著作物を記憶しているコンテンツデータベース118,後述する各種処理の進捗状況を記憶している進捗管理データベース120の3つのデータベースを統合管理するデータベースサーバ122、上記の総てを制御するアプリケーションサーバ124とからなるコンピュータ群である。
【0020】
図3は、クライアントコンピュータ70の管理下で実行されるウェブブラウザにより視聴されるサーバコンピュータ100のウェブサイトマップである。このサイトでは、ディジタル著作物についての総合的なサービスを受けることができる。図3に示すサイトは例示である。本実施例のサーバコンピュータ100により運営されるウェブサイトは、会員に限定したサービスを前提とするために、サイトの利用規約ページが用意されている。このページでは通常の会員に要求される義務、会員のみが有する権利、その他サイトの利用に関する注意事項などが掲載される。
【0021】
この利用規約ページに同意するクライアントには、会員登録ページが用意されている。会員登録ページには、会員を特定するための個人情報の入力、電子メールアドレスの入力、各種の有料サービスを利用した場合の支払い方法などの入力画面が用意されている。この会員登録ページを介して正規に登録された会員の入力データは、会員データベース116に登録される。また、新規に登録された会員には、その電子メールアドレス宛に当サイトが発行するIDナンバーやパスワードがアプリケーションサーバ124より送信され、当サイトへのアクセス権の管理などが行なわれる。
【0022】
電子透かし埋め込みサービスページは、本実施例に特徴的なページであり、会員データベース116に登録され、かつ、上記のように当サイトから発行されたIDナンバーとパスワードにより確認された会員のみがアクセスできるページである。このページへのアクセスは、クライアントコンピュータ70の中でも自らが著作者群50の1つとなってディジタル著作物に対して電子透かし方法により著作権情報を埋め込み、そのディジタル著作物を広く一般に配布することを目的としてコンテンツデータベース118に登録する際に行なわれる。このページの下位には、標準ページとカスタマイズページが用意されている。ディジタル著作物に電子透かし加工を施して著作権情報などを埋め込む処理は、極めて専門的、技術的なものであり、またディジタル著作物をコンテンツデータベース118にアップロードするクライアントの著作物に対する拘りもある。そこで、電子透かし加工に対して技術的な知識の乏しいクライアントに対しては、サイトの運営者にその加工を一任する標準ページを用意し、電子透かし加工に必要な設定や選択などを省略する。
【0023】
一方、カスタマイズページは、電子透かし加工に対してこだわりを有するクライアント用に用意されるページであり、このページの中には電子透かし加工の方法を詳細に設定する電子透かし方法ページ,利用者群60に対するディジタル著作物そのものの配布や電子透かし加工によりディジタル著作物に埋め込まれた各種情報の再生を制限する配布制限ページ,ディジタル著作物に電子透かし加工により埋め込むことを希望する著作権情報以外の識別情報、例えばそのディジタル著作物に対して頒布権を有する権利者情報やID,著作物登録番号などを入力するための識別情報付加ページなどが用意されている。なお、標準ページが選択された場合の電子透かし加工は、複数用意される電子透かし方法の中から、ディジタル著作物の性質に応じて、そのディジタル著作物の品質の低下を一定以下に抑える方法が自動的に選択される。
【0024】
電子透かし再現プログラムダウンロードページは、当サイトのコンテンツデータベース118に登録されたディジタル著作物に埋め込まれている電子透かし情報を検出する検出プログラムを、インターネットINを介してクライアント70がダウンロードするためのページである。クライアント70の中の利用者群60にとっては、ディジタル著作物に電子透かし方法により埋め込まれ情報である著作権情報あるいはその他の識別情報そのものが有意なものとなり得る。例えばクライアントは、あるディジタル著作物に興味を持ったとき、その著作者を知りたいと考える。また、有益な情報をディジタル著作物から得たとき、同種の情報を得るためにその情報提供者の識別情報を知りたいと考える。しかし、ディジタル著作物から直接的に電子透かし情報を検出することは一般的に困難である。ところが、当サイトから配信されるディジタル著作物は、当サイトにて電子透かし加工を施したものであり、どの種の電子透かし方法を採用したか、その際の各種パラメータの設定をどの様に行なったかの情報は総てデータベースに格納されており、そのディジタル著作物から電子透かし情報を検出する検出プログラムを特定することは至って簡単である。そこで、その検出プログラムの入手を要望するクライアント70に応えるために、この電子透かし再現プログラムダウンロードページが用意されている。なお、このページによる検出プログラムのダウンロードの要求が、前述した配布制限ページを用いて電子透かし情報の再現に対して制限を希望しているディジタル著作物に対して行なわれたとき、アプリケーションサーバ124はダウンロードを許可する検出プログラムの機能を制限したり、ダウンロードを拒否することで、著作者群50からの要望を優先する。
【0025】
ギャラリーページは、コンテンツデータベース118に記憶されている総てのディジタル著作物をそのカテゴリー別に閲覧するためのページであり、音楽、グラフィック、動画、ソフトウェア、テキストなどのカテゴリー別に整理して表示を行なっている。なお、このギャラリーページで行なわれるディジタル著作物の閲覧は、著作権の保護のための一部制限が施されている。例えば、テキスト著作物はサマリーのみを表示し、グラフィックは縮小版としたり可視型の電子透かし情報にて「見本」などの文字を付加し、音楽は数小節のみの再現に止めている。
【0026】
コンテンツサーチページは、カテゴリー別の閲覧機能を提供するギャラリーページを補償するページであり、各種のキーワードにより直接的にディジタル著作物を検索することができる。例えば、特定の著作者のディジタル著作物が複数のカテゴリーに渡って登録されている場合などに、このコンテンツサーチページを利用することで目的とするディジタル著作物を検索することができる。
【0027】
コンテンツ利用ページは、上記ギャラリーページやコンテンツサーチページから利用したいディジタル著作物が見つかったとき、そのディジタル著作物の利用を申請するために用意されたページである。このページへのアクセスは、前記IDナンバーやパスワードによって会員であると確認されたクライアント70のみが許可される。このページには、利用したいディジタル著作物の特定、そのディジタル著作物の利用規約、利用制限への同意、利用料金の支払い方法などの入力画面が用意されている。
【0028】
その他、当サイトのウェブページとしては、会員相互の自由な討議の場となる掲示板ページや当サイトへの要望などを送信するためのメールページが用意されている。
【0029】
以上のように各種のページが用意されるサーバコンピュータ100の基本機能を説明したが、これらの各種ページの利用は実際には時系列的に行なわれるものである。例えば、会員登録ページでの入会希望を受け取った後にIDナンバーやパスワードを会員へ送信したり、ディジタル著作物の利用料金の支払い方法が入力されると、実際に入金があったことを確認してディジタル著作物のダウンロードを行なうなどである。かかる手順を例示したのが、図4である。図示するように、利用者は、まずサービスの仕組みを確認し(ステップS100)、次に利用規約を確認する(ステップS110)。その上で、会員基本情報NIDを登録する処理を行なう(ステップS120)。会員基本情報NIDの内容は、姓名、住所、メールアドレス、希望するパスワードなど、利用者を特定するに足りる基本情報である。この譲歩は、会員IDとして登録される。この登録を行なった後、電子透かしサイトに入って、ソフトウエアの販売などの各種サービスを受けたり(ステップS130)、電子透かしの埋込サービスなどを受けたりすることができる(ステップS140)。
【0030】
電子透かしの埋込サービスを行なう場合には、会員の詳細情報SIDを登録する処理を予め行なう(ステップS200)。会員の詳細情報SIDとは、支払い方法や、その確認用のメールアドレスや希望パスワードなどであり、これらの情報SIDは、透かしバンクに登録される。登録した詳細情報は、ディジタル著作物の利用や申請時に用いられる。
【0031】
この様な時系列的に行なわれる当サイトのデータは進捗管理データベース120に記憶され、データベースサーバ122にて管理されている。データベースサーバ122において管理されているデータへのアクセスの様子を図5に示す。もとより、図5はその一例である。図5は、会員登録、電子透かし埋め込みの要求から埋め込まれたディジタル著作物をクライアントへダウンロードするまでの一連の処理を行なう際の進捗管理データベース120の更新状況を例示している。
【0032】
会員登録が正規に完了すると、ユーザーIDのフィールドに会員を特定するためのIDナンバーが登録される(処理▲1▼)。そして、ディジタル著作物への電子透かし加工が要求され、ディジタル著作物のアップロードが行なわれると、受付番号の付与や受付日付などが自動的に付与される(処理▲2▼)。その後、アップロードされたディジタル著作物に対して最適と思われる、あるいはクライアントからの要望に従った電子透かし加工の管理が開始され(処理▲3▼)、その処理に要した当サイトの技術、負荷量などから費用が算出される(処理▲4▼)。こうして算出された費用は、インターネットINを介してクライアントに送信され(処理▲5▼)、クライアントからの請求確認の入力(処理▲6▼)が行なわれるのを確認する。そして、実際に請求した費用が銀行に振り込まれたことを別途の方法で確認すると(処理▲7▼)、電子透かし加工を施したディジタル著作物のダウンロードをクライアントに対して行ない(処理▲8▼)、クライアントから加工内容の確認入力が行なわれたことを確認し(処理「▲9▼」)、一連の時系列処理を完了する。なお、図5に示す処理の流れは銀行振込による入金確認を例示しているが、クレジットカードでの支払いについてはカード番号の有効性の照会、当該カード番号への支払い請求などが行なわれる。また、この様にして電子透かし加工が行なわれたディジタル著作物は、前述のようにコンテンツデータベース118に登録され、ホームページ112のギャラリーページから閲覧したり、コンテンツサーチページから検索することができる。
【0033】
この様なディジタル著作物への電子透かし加工サービスによれば、多数のクライアントコンピュータ70に分散的に存在しているディジタル著作物をサーバコンピュータ100に集中させることができ、かつ、その情報を必要としている多数のクライアントコンピュータ70へ配信することができる。しかも、集中管理に際して著作権情報などが電子透かし加工により埋め込まれているため、ディジタル著作物の正規利用が担保される。これにより、ディジタル著作物の流通を阻害していた要因は総て解消され、ディジタル著作物の市場を自由化し、拡大することができる。
【0034】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の電子透かし加工サービス方法は上記形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない各種の方法により具現化されるものである。例えば、会員であるクライアントと事業者であるサーバとの情報通信をインターネットなどのオープンな通信ネットを介して行なう場合には、通信内容の秘密性を確保するために各種の暗号化技術を併用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例である電子透かし加工サービス方法の概念説明図である。
【図2】そのサーバコンピュータの構成説明図である。
【図3】そのサーバコンピュータにより提供されるウェブサイトのサイトマップである。
【図4】利用者が行なう処理の概要を示す説明図である。
【図5】データベースサーバにおける管理の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
50…著作者群
60…利用者群
70…クライアントコンピュータ
100…サーバコンピュータ
110…サーバ
112…ホームページ
114…ウェブサーバ
116…会員データベース
118…コンテンツデータベース
120…進捗管理データベース
122…データベースサーバ
124…アプリケーションサーバ
130…端末コンピュータ

Claims (5)

  1. クライアントコンピュータの管理下で、
    通信回線を介してディジタル著作物と当該ディジタル著作物の著作権に関する著作権情報とをサーバコンピュータへ送信する手順と、
    サーバコンピュータの管理下で、
    前記クライアントコンピュータから送信された前記ディジタル著作物と前記著作権情報とを受信する手順と、
    前記ディジタル著作物に所定の電子透かし加工を施して前記著作権情報を埋め込む電子透かし加工手順と、
    該埋め込みを行なった前記ディジタル著作物を所定の記憶領域に記憶する手順と、
    該記憶されたディジタル著作物に前記電子透かし加工により埋め込まれた情報の再生の制限を、権限を有する者から受け付ける手順と、
    該所定の記憶領域に記憶された前記ディジタル著作物の前記通信回線を介したダウンロードを、前記クライアントコンピュータおよび/またはその他のクライアントコンピュータに許可する手順と
    前記クライアントコンピュータおよび/またはその他のクライアントコンピュータから前記電子ディジタル著作物を指定して要求があったとき、該ディジタル著作物が、前記埋め込まれた情報の再生が制限されたディジタル著作物でなければ、ディジタル著作物に埋め込まれた情報を検出する検出プログラムの前記通信回線を介してのダウンロードを、前記要求したクライアントコンピュータに許可し、当該ディジタル著作物が、前記埋め込まれた情報の再生が制限されたディジタル著作物である場合には、前記要求したクライアントコンピュータに対して、前記ディジタル著作物に埋め込まれた情報を検出する検出プログラムのダウンロードを拒否または前記検出機能を制限した前記検出ブログラムのダウンロードを許可する手順と、
    を備える電子透かし加工サービス方法。
  2. 前記電子透かし加工手順は、クライアントコンピュータから選択された方法によって行なわれる請求項1記載の電子透かし加工サービス方法。
  3. 前記電子透かし加工手順で埋め込まれる著作権情報は、クライアントコンピュータを特定する識別情報を含む請求項1または請求項2記載の電子透かし加工サービス方法。
  4. 前記識別情報は、前記クライアントコンピュータからの選択により決定される請求項3記載の電子透かし加工サービス方法。
  5. 前記サーバコンピュータは、電子透かし埋め込みによってディジタル著作物に付加された情報の検索を可能とするデータベースを備え、前記所定の記憶領域に記憶されたディジタル著作物のダウンロードに際して当該データベースの検索を通じてディジタル著作物を特定する請求項1ないし請求項4いずれか記載の電子透かし加工サービス方法。
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