JP2004110492A - 情報提供システム、情報提供方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが端末を用いてコンテンツ提供サーバからネットワークを介して取得したコンテンツ情報の閲覧をコンテンツ提供サーバが制御を行う情報提供システム、情報提供方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】端末3からの要求に応じて、コンテンツ提供サーバ1は、閲覧プログラムとビューワID及びコンテンツとデータIDを要求元の端末3に提供する。また、端末3がコンテンツの閲覧を行う際に、閲覧要求とともに送信してきたビューワID及びデータIDと保存しておいたビューワID及びデータIDとの比較を行う。この比較結果が同一でない場合には閲覧禁止指令を閲覧要求元の端末3に送出する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、閲覧許可を正規に取得した利用者だけにコンテンツ情報を閲覧可能にする情報提供システムおよび情報提供方法及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワークとして急速に広がったインターネットを用いることにより、電子化された小説や画像あるいは音楽データなどの著作物は、極めて短時間で一般ユーザに提供される様になってきた。しかし、提供された著作物は電子化されているので比較的容易に複製できることになる。この場合、著作者の許可を得ずして複製すると、その複製は不正行為となる。
【0003】
従来はこのような不正行為による著作物の複製を防止するために、暗号化を施した著作物を提供する方法が取られている。例えば、ユーザ認証を行った要求元に暗号化を行った著作物を提供する際に、その著作物の復号化を行うための復号鍵を著作物と共に要求元に提供し、提供を受けた要求元の端末では復号鍵を用いて暗号化された著作物を復号化し閲覧ソフトウェアの制御下で表示等を行っている。(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、端末には予めネットワークやCD―ROMなどの記憶媒体から読み出した文書データを暗号化して格納させておき、該端末から閲覧を行う対象の文書データを識別する文書IDを受け取ると、文書認証用コードを端末に送出すると共に保存しておき、端末から文書認証用コードに基づいた文書認証情報が返信されると、端末から受け取った文書認証情報とすでに保存しておいた文書認証用コードに基づいた文書認証情報との比較を行って、その比較結果が同一であれば、復号鍵の送出を行う様にし、復号鍵を受けた端末では、その復号鍵を用いて文書データを復号化し、復号化した文書データを閲覧ソフトウェアの制御下で表示を行う方法もある。(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平07−239828号公報
【特許文献2】
WO98/027494号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の方法では、端末に格納された暗号化されている文書データをその文書データを識別する文書IDを用いて閲覧対象の文書データが正当に取得されたものか、或いは違法に複製されたものかの認証を行った後に復号鍵を発行することで文書データを閲覧可能にする否かを著作物の提供元が制限を行うことができるが、端末に暗号化された文書を復号化処理を行うための特別のハードウェアやソフトウェアを追加する必要があり、汎用性が制限される問題があった。
【0007】
本発明は上記実状に鑑みてなされたもので、特別のハードウェアやソフトウェアを用いて電子化されたコンテンツを暗号化及び復号化する必要がなく、正規に取得したコンテンツであることを認証できる情報提供システム、情報提供方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかる情報提供システムは、通信ネットワークに接続され、連続した記述を含む情報を示す複数のページを構成するコンテンツ情報を、前記通信ネットワークを介して提供する情報提供システムであって、前記コンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶部と、前記コンテンツ情報を閲覧可能に制御する閲覧プログラムを記憶する閲覧プログラム記憶部と、要求元からの前記閲覧プログラムの送信要求に応じて、前記閲覧プログラム記憶部に記憶されている閲覧プログラムを当該閲覧プログラムを識別する識別情報とともに前記要求元に送出する閲覧プログラム提供部と、前記コンテンツ情報の送信要求に応じて、前記コンテンツ情報記憶部に記憶されているコンテンツ情報のうち、要求されたコンテンツ情報を当該コンテンツ情報に対応する付加情報とともに要求元に送出するコンテンツ情報提供部と、前記要求元が、前記コンテンツ情報提供部が送出した前記コンテンツ情報を構成するページの閲覧を行うための閲覧許可要求を行う度に、要求元から返送される識別情報及び付加情報を受信する受信部と、該受信部が受信した識別情報及び付加情報が前記閲覧プログラム提供部と前記コンテンツ情報提供部とが夫々要求元に送出した前記識別情報及び前記付加情報と同一か否かを判別する判別部と、該判別部による判別結果が同一でなければ、閲覧禁止を示す指令を識別情報及び付加情報を返送してきた要求元に対して送出する閲覧禁止指令送出部と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
このような構成によれば、提供した閲覧プログラムの制御下で提供したコンテンツの閲覧を行う端末から閲覧許可要求を受信すると、該閲覧許可要求に付加されている閲覧プログラムの識別情報及びコンテンツの付加情報と要求元の端末に提供した閲覧プログラムの識別情報及びコンテンツの付加情報とが同一かどうかを判別し、少なくとも識別情報と付加情報のいずれかが同一でなければ、閲覧禁止を示す指令を閲覧許可要求の端末に対して送出することができる。こうすることにより、コンテンツを不正に複製した端末が閲覧要求を行った際は閲覧禁止指令を送出することができ、コンテンツの不正利用を防止できる。
【0010】
なお、本発明の第1の観点にかかる情報提供システムにおける閲覧プログラム提供部が提供する閲覧プログラムは、該閲覧プログラムの提供先である要求元内で、コンテンツ情報の閲覧を行うための閲覧許可要求の送信と該要求に対する応答の受信を行ってもよい。
こうすることにより、要求した閲覧プログラムの提供を受けた要求元が、WWW(World Wide Web)対応ブラウザを用いることなく、閲覧許可要求の送信と該要求に対応する応答を受信できるようになるので、閲覧を行うコンテンツに対し、拡張性に富む閲覧を行うことができる。
【0011】
また、本発明の第1の観点にかかる情報提供システムにおける閲覧許可要求元の端末から送信される識別情報と付加情報は、通信プロトコルの要求メッセージに組み込んでもよい。
【0012】
また、本発明の第1の観点にかかる情報提供システムにおける閲覧禁止を示す指令は、通信プロトコルの応答メッセージに組み込んでもよい。
【0013】
また、本発明の第1の観点にかかる情報提供システムにおける閲覧禁止を示す指令は要求元の閲覧プログラムの状態を動作状態から非動作状態に状態遷移させるようにしてもよい。
【0014】
また、本発明の第1の観点にかかる情報提供システムにおける要求元の端末から返送された閲覧プログラムの識別情報及びコンテンツの付加情報が共に、要求元の端末に送信した閲覧プログラムの識別情報及びコンテンツの付加情報と同一かどうかを判別して、識別情報及び付加情報が共に同一であれば、コンテンツの閲覧許可を示す指令を端末に対して送出するようにしてもよい。
【0015】
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点にかかる情報提供方法は、連続した記述を含む情報を示す複数のページを構成するコンテンツ情報を、通信ネットワークを介してサーバが複数の端末装置に提供する情報提供方法であって、前記コンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶ステップと、前記コンテンツ情報を閲覧可能に制御する閲覧プログラムを記憶する閲覧プログラム記憶ステップと、前記端末装置からの閲覧プログラムの送信要求に応じて、閲覧プログラムを当該閲覧プログラムを識別する識別情報と共に要求元に送出する閲覧プログラム提供ステップと、前記端末装置からの前記コンテンツ情報の送信要求に応じて、要求されたコンテンツ情報を当該コンテンツ情報に対応する付加情報と共に要求元に送出するコンテンツ情報提供ステップと、前記要求元の端末装置が、前記コンテンツ情報を構成するページの閲覧を行うための閲覧許可要求を行う度に、要求元から返送される識別情報及び付加情報を受信する受信ステップと、受信した識別情報及び付加情報が要求元に送出した前記識別情報及び前記付加情報と同一か否かを判別する判別ステップと、該判別ステップによる判別結果が同一でなければ、閲覧禁止を示す指令を識別情報及び付加情報を返送してきた要求元に対して送出する閲覧禁止指令送出ステップと、を備えることを特徴とする。
【0016】
また、本発明の第2の観点にかかる情報提供システムにおける閲覧禁止を示す指令は要求元の閲覧プログラムの状態を動作状態から非動作状態に状態遷移させるようにしてもよい。
【0017】
また、本発明の第2の観点にかかる情報提供システムにおける要求元の端末から返送された閲覧プログラムの識別情報及びコンテンツの付加情報が共に、要求元の端末に送信した閲覧プログラムの識別情報及びコンテンツの付加情報と同一かどうかを判別して、識別情報及び付加情報が共に同一であれば、コンテンツの閲覧許可を示す指令を端末に対して送出するようにしてもよい。
【0018】
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点にかかるプログラムは、通信ネットワークに接続された端末装置に、該端末装置からの要求に応じて連続した記述を含む情報を示す複数のページを構成するコンテンツ情報の提供を行う処理をコンピュータに行わせるプログラムであって、前記端末装置が接続される通信ネットワークに接続を行う処理と、前記端末装置からの閲覧プログラムの送信要求に応じて、閲覧プログラムを当該閲覧プログラムを識別する識別情報と共に要求元の端末装置に送出を行う処理と、前記端末装置からのコンテンツ情報の送信要求に応じて、コンテンツ情報を対応する付加情報とともに要求元の端末装置に送出を行う処理と、前記閲覧プログラムと前記コンテンツ情報の送出を受けた端末装置が前記コンテンツ情報を構成するページの閲覧を行うための閲覧許可要求を行う度に、該端末装置から返送される識別情報及び付加情報を、前記通信ネットワークを介して受信する処理と、受信した識別情報及び付加情報が要求元の端末装置に送出した前記識別情報及び前記付加情報と同一か否かを判別する処理と、判別した結果が同一でなければ、閲覧禁止を示す指令を前記端末装置に対して前記通信ネットワークを介して送出を行う処理と、をコンピュータに行わせるためのプログラムであることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に関して図面を参照して説明する。
【0020】
図1は、本発明のコンテンツ提供システムを用いたネットワーク全体の概念図である。図示するように、このネットワーク全体は、コンテンツ提供サーバ1、通信ネットワーク2および複数の端末3−1〜3−n(以下、夫々の端末を端末3と略称する)から構成される。
【0021】
コンテンツ提供サーバ1は本発明の情報提供システムから構成されており、コンテンツ提供サービスを実施するサービス提供事業者のサーバである。このコンテンツ提供サーバ1は通信ネットワーク2を介して、小説やコラムなどの文書情報(電子書籍)を端末3に配信する。なお、小説やコラムなどの電子書籍のようなコンテンツと同様に、音楽や静止画像や動画像等のコンテンツもそれぞれ通信ネットワーク2を介して端末3に配信できる。
【0022】
通信ネットワーク2は、例えば電話回線やLAN、WAN、インターネットなどであり、コンテンツ提供サーバ1と端末3との間でデータを送受信させるものである。なお、本実施の形態では、通信ネットワーク2としてインターネットが利用されるものとする。
【0023】
端末3は、例えば、パソコン、PDA等の携帯情報端末、携帯電話等の移動体通信端末などであり、通信によるデータ送受信が可能な情報端末である。端末3は通信ネットワーク2を介してコンテンツ提供サーバ1から提供される文書情報を受信して表示する。
【0024】
次に図2のブロック図を参照して、コンテンツ提供サーバ1の構成を説明する。コンテンツ提供サーバ1はバスライン10を介して通信部11、顧客情報管理部12、ビューワ提供部13、コンテンツ提供部14、閲覧制御管理部15、顧客管理データベース16、ビューワ提供管理データベース17、コンテンツ提供管理データベース18、HTMLドキュメント格納部19、ビューワ格納部20、およびコンテンツ格納部21が接続されている。
【0025】
通信部11は、端末3との間でHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)プロトコルに基づきドキュメントの送受信を行うものである。即ち、HTTPプロトコルはWWWサービスにおけるHTML(Hyper Text Markup Language)言語で記述されたドキュメントを送受信するための通信プロトコルであり、クライアント(本実施の形態では端末3)からのリクエストとサーバ(本実施の形態ではコンテンツ提供サーバ1)のレスポンスを送受信する。
【0026】
また、通信部11は、端末3からユーザの顧客情報を受信すると、この顧客情報を顧客情報管理部12に送出する。顧客情報管理部12は、通信部11から受信した端末3のユーザの顧客情報を受け取ると、顧客を識別する顧客固有のユーザIDを発行し、発行したユーザIDと受け取った顧客情報とを後述する顧客管理データベース16に登録すると共に、発行したユーザIDを端末3に送出させるため通信部11に送出する。
【0027】
図4は顧客管理データベース16の詳細を示すもので、顧客情報管理部12が発行した端末3の顧客のユーザIDを記憶するユーザID記憶領域16Aと端末3から送られてきた氏名、住所、電話番号等の個人情報を記憶する個人情報記憶領域16Bから構成されている。
【0028】
後述する如く、端末3はコンテンツ提供サーバ1に対してコンテンツ閲覧プログラム(以下、ビューワと称す)の提供を要求する様になっており、通信部11はこの提供要求を受け取るとその要求をビューワ提供部13に出力する。ビューワ提供部13は、通信部11が受信したビューワの提供要求に応えてビューワ格納部20内に格納されているビューワを読み出し、提供するビューワを識別するビューワIDを発行して、読み出したビューワと共に通信部11に出力を行うことにより、提供元の端末3に送出を行う。更に、発行したビューワIDを要求元を識別するユーザIDに対応付けて以下に述べるビューワ提供管理データベース17に登録を行う。
【0029】
図5はビューワ提供管理データベース17の詳細を示すもので、提供要求した端末3のユーザIDを記憶するユーザID記憶領域17Aとビューワ提供部13で発行したビューワIDを記憶するビューワID記憶領域17Bと、提供日を記憶する提供日記憶領域17Cから構成されている。
【0030】
図2に戻り、コンテンツ提供部14は、通信部11が受信した端末3からのコンテンツ提供要求に応えて、後述するコンテンツ格納部21内に格納している複数のコンテンツの中から提供要求のあったコンテンツ及び該コンテンツの管理番号を示すコンテンツ番号を読み出すと共に、この読み出されたコンテンツを識別するデータIDをコンテンツの付加情報として発行し、この発行されたデータIDを読み出されたコンテンツと共に通信部11に出力して端末3に送る。尚、データIDは、提供要求されたコンテンツがコンテンツ格納部21から読み出される毎に順次番号が+1されて更新されていくデータであり換言すれば、コンテンツの提供順序を示すデータである。更に、コンテンツ提供部14は発行したデータIDと読み出したコンテンツ番号及び提供日をユーザIDに対応付けて提供コンテンツの管理を行うコンテンツ提供管理データベース18に登録を行う。
【0031】
図6はコンテンツ提供管理データベース18の詳細を示すもので、提供先の端末3に対応するユーザIDを記憶するユーザID記憶領域18Aと、このユーザIDの端末3に提供したコンテンツのコンテンツ番号を記憶するコンテンツ番号記憶領域18Bと、発行したデータIDを記憶するデータID記憶領域18Cと、提供日を記憶する提供日記憶領域18D及び詳細を後述する閲覧許可頁番号を記憶する閲覧許可頁番号記憶領域18Eとから構成されている。
【0032】
図2の閲覧制御管理部15は、通信部11が受信した端末3からの閲覧許可要求に応えて、閲覧禁止または閲覧許可を判別して判別結果を記憶する許可フラグ(F)151を備えており、記憶されたフラグ内容に応じて閲覧処理を制御すると同時に、判別結果に対応した応答を端末3に送出させるため通信部11に送出を行う。
【0033】
HTMLドキュメント格納部19は、端末3からの要求に応じて応答する様々なHTMLドキュメント(Webページ)を格納している。例えば、本サービスのホームページ或いは、本サービスを会員制で実施する際の募集や会員登録ページ等であり、端末3内のブラウザから要求されたURL(Uniform Resource Locator)に対応するHTMLドキュメントを通信部11に送出する。
【0034】
ビューワ格納部20は、ビューワ提供部13が端末3からの要求に応じて提供するコンテンツに対する共通のビューワを格納している。このビューワはコンテンツ提供部14によるコンテンツの提供以前に、端末3からの要求に基づき端末3に予め提供されるものであり、提供されたビューワは端末3の後述するビューワ格納部6に格納される。
【0035】
コンテンツ格納部21は、コンテンツ提供部14が端末3からの要求に応じて提供するコンテンツ見出し情報と多数のコンテンツとを格納している。図7(a)はコンテンツ見出し情報の記憶領域の構成を示すもので、各コンテンツの管理番号を示すコンテンツ番号の記憶領域21Aと、前記コンテンツ番号に対応させて設けられたコンテンツ名を記憶するコンテンツ名記憶領域21Bとを備えている。尚、コンテンツ名は、例えばエッセイ、小説、漫画本等のタイトルデータであり、コンテンツ番号はこれらを識別及び管理する番号データである。また、コンテンツ名記憶領域21Bに対応して、作者などの情報記憶領域21Cが設けられている。図7(b)は各コンテンツを記憶するコンテンツファイルの詳細を示している。このコンテンツファイルはコンテンツ番号を記憶するコンテンツ番号記憶領域21D、頁番号を記憶する頁番号記憶領域21E、各頁における実際の内容(コンテンツ)を記憶するコンテンツ記憶領域21Fとから構成される。このコンテンツファイルにおいては、各コンテンツにおける内容(コンテンツ)の記述、例えば小説等における連続した記述内容が複数の頁に分けられ、頁毎に記述内容が記憶されるものである。例えばコンテンツ番号「A0001」で示されるコンテンツ名「○○○○」の記述内容は、図7(b)に示すように第1頁から第N頁に分けられ、各頁の記述内容がコンテンツ記憶領域21Fに記憶されているものである。
【0036】
次に図3のブロック図を参照して、端末3の構成を説明する。端末3はブラウザ4、ビューワ機能部5、ビューワ格納部6、コンテンツ格納部7、閲覧管理データ格納部8及び表示装置9とから構成されている。
【0037】
ブラウザ4は通信部41と表示制御部42から構成される。通信部41は、コンテンツ提供サーバ1との相互通信によりコンテンツ提供サーバ1に対してユーザ個人情報の送出、又はコンテンツ提供サーバ1が提供するビューワ及びコンテンツのダウンロードを行うものであって、HTTPプロトコルに基づいて制御を行う。尚、表示制御部42は、表示装置9に対して受信したデータの表示処理を行わせるもので、例えばコンテンツ提供サーバ1に格納されたHTMLドキュメント(Webページ)の表示処理を行うものである。
【0038】
ビューワ機能部5は、通信部51、閲覧制御部52、表示制御部53から構成されている。
【0039】
通信部51は、コンテンツ提供サーバ1から提供されたコンテンツの閲覧許可のリクエストを送出する処理と、コンテンツ提供サーバ1からのリクエストに応答するレスポンスの受信処理をHTTPプロトコルに基づいて行う。
【0040】
閲覧制御部52は、図示しないRAM(Random Access Memory)等の記憶領域を有し、ビューワ格納部6に格納されているビューワを読み出して前記RAMに記憶させた後、この記憶されたビューワに基づいて、上記リクエストやレスポンスをはじめ、送られて来たコンテンツの閲覧等の各種の動作を行わせるものである。また、閲覧制御部52は閲覧を希望するコンテンツに属するページが選択確定したことを示す確定フラグ(F1)521と閲覧禁止フラグ(F2)522とを含み、確定フラグがセットされ、閲覧禁止フラグがリセットされている状態で、閲覧許可の要求をコンテンツ提供サーバ1へ送信し、また、コンテンツ提供サーバ1からの応答に基づいて閲覧の禁止・許可の制御を行う。
【0041】
表示制御部53はユーザのキー操作に基づいた表示処理を行うもので表示内容については後述する。
【0042】
ビューワ格納部6は、図8(a)に示す様に、コンテンツ提供サーバ1から提供されたビューワIDを記憶する記憶領域6Aとビューワを記憶するプログラム記憶領域6Bとから構成されている。このビューワ格納部6のプログラム記憶領域6Bに記憶されたビューワはコンテンツの閲覧の時にユーザの起動操作により実行される。
【0043】
コンテンツ格納部7には、コンテンツ提供サーバ1から提供されたコンテンツ見出し情報とコンテンツとが格納されるもので、格納されたコンテンツはビューワ機能部5の表示制御部53により表示装置9に表示される。図8(b)はコンテンツ見出し情報を記憶する記憶領域を示し、コンテンツを示すコンテンツ番号の記憶領域7Aと夫々ユーザID、データID、閲覧頁番号、閲覧希望頁番号、コンテンツ名及び作者を記憶する記憶領域7B乃至7Gを備えている。図8(c)はコンテンツを記憶する記憶領域を示しており、コンテンツ提供サーバ1から提供されたコンテンツ番号、頁番号及びコンテンツ(内容)を夫々記憶する記憶領域7H、7I、7Jから構成されている。
【0044】
閲覧管理データ格納部8は、図8(d)に示すようにユーザID、ビューワID、データID、閲覧頁番号及び閲覧希望頁番号を夫々記憶する記憶領域8A乃至8Eから構成されている。
【0045】
次に、上記の如く構成された本実施の形態の動作につき、図9乃至図13のフローチャートを参照して説明する。
【0046】
尚、図9のフローチャートが実行される以前に、既に以下の処理が端末3及びコンテンツ提供サーバ1の間で完了しているものとする。即ち、コンテンツ提供を所望するユーザがユーザ個人情報をコンテンツ提供サーバ1に送信し、コンテンツ提供サーバ1では顧客情報管理部12が送られてきたユーザ個人情報を顧客管理データベース16に正規の登録者(会員)として登録を行うと共にユーザIDをユーザに送信し、また、ビューワ提供部13がユーザの要求に応じてコンテンツを閲覧するために用いるビューワを要求元であるユーザに提供し、更に、ユーザの課金支払いを確認した後コンテンツ提供部14がユーザの要求に応じたコンテンツをユーザに提供してあるものとする。また、この結果、ビューワ提供管理データベース17には提供したビューワを識別するビューワIDなどのビューワ管理情報がユーザ毎(ユーザID毎)に格納され、また、コンテンツ提供管理データベース18には提供したコンテンツを識別するデータIDがユーザIDやコンテンツ番号、提供日等と共にコンテンツ提供管理情報として格納されているものとして説明する。更に、ビューワとコンテンツの提供を受けた端末3には提供を受けたビューワとコンテンツがそれぞれビューワ格納部6とコンテンツ格納部7に格納されて閲覧可能な状態にあるものとして説明する。
【0047】
図9は、端末3において実行されるコンテンツの閲覧動作の詳細のフローチャートである。
【0048】
ステップS101(以下、ステップを省略してS101の如く記載する。)で、ユーザが端末3のビューワ機能部5の起動操作をすることにより以下の処理が開始される。まず、最初にビューワ機能部5の動作を開始させるオープン処理を行い(S102)、図14(a)に示すコンテンツ選択・メニュー画面を表示する(S103)。即ち、既にコンテンツ格納部7に格納されているコンテンツのコンテンツ名を表示するもので、例えばコンテンツ名の記憶領域7Fから読み出されたコンテンツ名データが、図14(a)の如く表示されるものである。
【0049】
次にユーザが図示しないキー操作により、表示されているコンテンツ名の中から閲覧するコンテンツを選択すると(S104)、コンテンツを表示するためのS106、S200、S107、S300、S108の処理を実行する。
【0050】
S106では、選択されたコンテンツ名に対応するコンテンツ番号を記憶領域7Aから読み出し、この読み出されたコンテンツ番号を用いてコンテンツ格納部7に格納されている同じコンテンツ番号のコンテンツデータのうち頁番号が「1」のコンテンツデータを図8(c)に示すコンテンツファイルから読み込み表示装置9に表示させる。図14(b)は、記憶領域7Jに記憶されているコンテンツデータと表示装置9に表示されるデータとの関係を示すもので、表示装置9の表示領域9Aには、読み出されたコンテンツデータの頁番号(この場合は「1」)が表示され、表示領域9Bには頁1のコンテンツデータのうち前半部分が表示される。尚、表示領域9Cは頁1のコンテンツデータの後半部分の表示領域であるが、このS106では、後半部分のコンテンツデータは表示されない様になっている。然して、表示領域9Dには頁の選択及び頁の確定の為の確定、前頁、次頁、終了の釦表示がなされる。
【0051】
図9に戻り、S200は、ユーザが閲覧したい頁をキー操作で選択するための頁選択処理である。この処理はユーザが図14(b)に示すコンテンツの頁表示画面を見ながら、次頁キー、前頁キー、確定キー、終了キーを使用して閲覧したい頁を選択する処理である。
【0052】
図10はS200の詳細フローチャートであり、まず、コンテンツ格納部7の閲覧希望頁番号の記憶領域7Eのうち選択したコンテンツ名に対応する閲覧希望頁番号の記憶領域(以後、N2と称する。)に初期値「1」をセットし(S201)、閲覧制御部52の確定フラグ(F1)を”0”状態にする(S202)。
【0053】
次にユーザにより表示装置9の表示領域9Dに表示されている操作キーのいずれかが操作されると、操作されたキーの種類を判別する(S203、S204、S205)。
【0054】
ここで、操作されたキーが次頁キーなら、頁を次に進めるために閲覧希望頁番号(N2)を+1カウントアップし(S206)、カウントアップされた閲覧希望頁番号(N2)に対応するコンテンツデータをコンテンツ格納部7から読込んで、図14(b)に示す様に1頁のコンテンツデータの前半部だけを表示する(S207)。そして、S203に戻り、次の頁操作を待つ。
【0055】
また、操作されたキーが前頁キーなら、頁を後ろに戻すために閲覧希望頁番号(N2)を−1カウントダウンし(S208)、カウントダウンされた閲覧希望頁番号(N2)に対応するコンテンツデータをコンテンツ格納部7から読込み、同様に1頁のコンテンツデータの前半部だけを表示する(S207)。そして、S203に戻り、次の頁操作を待つ。
【0056】
この様に、各頁の前半部分だけは表示されるが後半部分は表示されない。後半部分が読みたい(表示させたい)場合には、確定キーを操作する。この確定キーの操作が行われると、S204でYesと判別され、閲覧したい頁が確定したことを示す確定フラグ(F1)を”1”状態にする(S209)。そして、図9のS107の処理に進む。また、操作されたキーが確定キーでなく終了キーなら(S205:Yes)、何もせずにS107の処理に進む。
【0057】
そして、S107では頁選択処理(S200)の終了により確定フラグ(F1)に閲覧したい頁が確定した”1”状態か確定していない”0”状態かがセットされているので、これの判別を行う。判別の結果、確定フラグ(F1)が”0”状態なら、終了キーが押されたと判断し、ビューワのファイルや画面などのクローズ処理を行い(S109)、処理を終了する。他方、S107で確定フラグ(F1)が”1”状態なら(S107)、閲覧したい頁が確定したと判断され次のS300で、コンテンツ提供サーバ1に対して閲覧したい頁の閲覧許可の要求をする閲覧制御処理を実行する。
【0058】
図11は閲覧制御処理(S300)のフローチャートを示している。この処理は閲覧制御部52によりコンテンツ提供サーバ1に対して閲覧許可要求を送信し、それに対する応答を受信して閲覧禁止または閲覧許可の応答の内容によって処理を制御する処理である。
【0059】
まず、閲覧禁止フラグ(F2)を”0”状態にし(S301)、閲覧制御部52により閲覧許可の要求データを作成し、通信部51によりコンテンツ提供サーバ1に送信する(S302)。S302によって作成される閲覧許可の要求データは、コンテンツ格納部7の記憶領域7Bに記憶されているコンテンツ名に対応するユーザIDと、ビューワ格納部6の記憶領域7Aに記憶されているビューワIDと、コンテンツ格納部7記憶領域7C、7D及び7Eに夫々記憶されているデータID、閲覧頁番号(以下、N1と称する)及び閲覧希望頁番号とから構成される。この要求データは上述した如く、コンテンツ提供サーバ1に送信されると共に閲覧管理データ格納部8に記憶される。
【0060】
S302で閲覧許可の要求データを送信した後はコンテンツ提供サーバ1の応答を待機し、応答を受信すると(S303)、受信した内容を判別する(S304)。ここで、上記要求データを受け、応答データを送信するコンテンツ提供サーバ1の動作について説明する。
【0061】
図12はコンテンツ提供サーバ1のフローチャートを示すもので、まず、インターネット2を介して、端末3から閲覧許可の要求データを、受信したか否か(S401)により処理を開始する。
【0062】
既に閲覧許可リクエストを行っている該端末3とのセッションが確立しているかどうかを通信部11が判別し(S403)、判別の結果、セッションが確立していなければ該端末3とのセッションを確立する処理を行う(S404)。
【0063】
セッションが確立されたら、閲覧制御管理部15は閲覧許可要求データに対して閲覧を許可するか禁止するかの判定をする閲覧許可処理(S500)を行う。
【0064】
図13はS500の閲覧許可処理のフローチャートである。まず、閲覧制御管理部12により端末3から通信部11が受信したユーザID、ビューワIDをキーとして図5に示すビューワ提供管理データベース17のレコードを照合して、一致するレコードがあるかどうかを判別する(S501)。判別の結果、一致(S501:Yes)ならば次の照合チェックS502へ進み、他方、不一致(S501:No)ならば閲覧禁止の処理を行うS507に進む。
【0065】
S502では閲覧制御管理部12により端末3から通信部11が受信したユーザID、データIDと図6に示すコンテンツ提供管理データベース18のユーザID、データIDとを照合して、一致するものがあるかどうかを判別する(S502)。判別の結果、一致(S502:Yes)であれば次の照合チェックS503へ進み、他方、不一致(S502:No)ならば閲覧禁止の処理であるS507に進む。
【0066】
S503では閲覧制御管理部12により端末3から受信した閲覧頁番号(N1)がコンテンツ提供管理データベース18の閲覧許可頁番号(後述するN3)と一致するかを判別する(S503)。尚、このS503における判別に関しては後述する。判別の結果、一致(S503:Yes)ならばS504へ進み、他方、不一致(S503:No)ならば閲覧禁止の処理を行うS507に進む。
【0067】
S504ではS501〜S503の照合チェックが全てOKとなり閲覧許可と判別されたので閲覧許可の処理を行う。閲覧を許可した頁番号を更新するために端末3より受信した閲覧希望頁番号(N2)をコンテンツ提供管理データベース18の記憶領域18Eの閲覧許可頁番号(以下、N3と称する)にセットして(S504)、端末3からの閲覧許可の要求データに対する応答として閲覧許可の応答データを作成し、通信部11に送出する(S505)。 そして許可フラグ(F)を”1”状態にして(S506)、図12のS405の処理に進む。
【0068】
一方、S507では、閲覧制御管理部12により端末3からの閲覧許可要求データに対する応答として閲覧禁止の応答データを作成して通信部11により端末3に送出し、許可フラグ(F)を”0”状態にして(S508)、図12のS405の処理に進む。
【0069】
S405では、S500の閲覧許可処理の判定結果を反映する許可フラグ(F)状態がセットされているかの判別を行う。ここで許可フラグ(F)が”1”状態であればコンテンツ閲覧許可を示し、他方、”0”状態であればコンテンツ閲覧禁止を示す。判別の結果、許可フラグ(F)が”1”状態ならば(S405:No)、S401に戻り、次に到来する閲覧許可リクエストを待つ。他方、許可フラグ(F)が”0”状態ならば(S405:Yes)、正規な手続きを行った閲覧ではなく端末3に閲覧禁止のレスポンスを送信していると判定して端末3とのセッションを終了し(S406)、閲覧処理を終了する。
【0070】
また、S401で受信したリクエストが終了要求リクエストであれば(S402)、現在のセッションを終了し(S406)、閲覧処理を終了する。
【0071】
以上がコンテンツ提供サーバ1の動作であり、端末3のS303(図11)では、このコンテンツ提供サーバ1からの応答データの受信を判断し、S304で閲覧禁止または許可を判別する。判別の結果、閲覧を許可の場合(S304:Yes)は、閲覧を許可してほしい頁番号である閲覧希望頁番号(N2)の値を閲覧を実施する頁番号である閲覧頁番号(N1)にセットする(S305)。そして、図14(b)に示す頁データの後半部を表示させることにより頁データの全体を表示して(S306)、元の処理へ戻る(S108)。他方、閲覧を禁止の場合(S304:No)は、表示制御部53により閲覧禁止のメッセージを作成して表示し(S307)、閲覧禁止のメッセージを確認したユーザによる確定キーの操作を検出する(S308)。
【0072】
S308で確定キーを検出すると、閲覧頁番号(N1)と閲覧希望頁番号(N2)を「1」にリセットし(S309)、閲覧を強制終了させるために閲覧禁止フラグ(F2)を”1”状態にして(S310)、S108の処理に進む。
【0073】
S108では、S300における閲覧制御処理が終了すると閲覧禁止”1”状態または閲覧許可”0”状態を示す閲覧禁止フラグ(F2)に値がセットされているので、閲覧禁止フラグ(F2)の判別を行う。判別の結果、閲覧禁止フラグ(F2)が”1”状態なら、閲覧禁止なのでビューワのファイルや画面などのクローズ処理を行い(S109)、処理を終了する。他方、閲覧禁止フラグ(F2)が”0”状態なら、閲覧許可なので引き続きS200へ進み頁選択処理をする。
【0074】
また、S104でコンテンツの選択終了操作がされた場合は(S105)、ビューワのファイルや画面などのクローズ処理を行い(S109)、処理を終了する。
【0075】
以上説明したように、上記実施の形態によれば、正規の登録者である要求元の端末3に閲覧プログラムとコンテンツとを提供すると共に、閲覧プログラムを識別するビューワIDとコンテンツを識別するデータIDとを提供する。要求元がコンテンツの閲覧を行う際に、閲覧要求と共に送信してくるビューワID及びデータIDをあらかじめ保存しておいたビューワID及びデータIDと比較し、この比較結果が同一でない場合には閲覧禁止指令を要求元の端末3に送出して閲覧が出来ない様にする。また、同一であった場合には閲覧許可指令を要求元の端末3に送出して閲覧が出来る様にする。この様な構成とすることにより、コンテンツを暗号化することなく、すなわち復号化の処理を行うための特別なハードウェアやソフトウェアを追加することなく正規の登録者のみ閲覧を可能にすることが出来る。
【0076】
尚、上記実施の形態におけるコンテンツ提供サーバ1は、本発明にかかるプログラムを実行可能であれば、任意のコンピュータ装置を用いることができる。この場合、上述の各処理を実行するためのプログラムを格納した媒体(フレクシブルディスク、CD−ROMなど)から当該プログラムをコンピュータ装置にインストールすることにより、上述の処理を実行するコンテンツ提供サーバ1を構成することができる。
【0077】
また、各種通信手段を用いてコンピュータ装置にプログラムを供給することが可能であり、この場合コンピュータ装置にプログラムを供給するための手段は任意である。例えば、プログラムを搬送波に重畳させ、通信回線、通信ネットワーク、通信システムなどを介して供給してもよい。
【0078】
また、上記実施の形態では、各頁のコンテンツの前半部分を無条件で表示させ後半部分の表示は許可を得るようにしたが、例えば前半の数行のみ表示させ残りを許可を得て表示させるようにしてもよい。
【0079】
更に、また、1頁を前半、後半に分けるのではなく、例えば1頁のみを無条件で表示させ、それ以降の頁は許可を得て表示させるようにしてもよい。
【0080】
また、頁単位で制御するのではなく、例えばコンテンツ名が複数の記事が載せられている雑誌等の場合にあっては目次データを無条件に表示させ、その中から閲覧を希望する記事を選択させ、選択された記事のコンテンツの表示に対して許可を与えるようにしてもよいものである。
【0081】
更に、上記実施の形態では、文書データの閲覧に本発明を適用した例について説明したが、例えば画像の配信や音楽等の音声の配信にも適用出来るもので、端末において一部の画像或いは音声を無条件で表示或いは音声出力出来る様にし、残りをコンテンツ提供サーバの許可を得て表示或いは音声出力出来る様にしてもよいものである。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、コンテンツを暗号化することなく、即ち、復号化の処理を行う為の特別なハードウェアやソフトウェアを追加することなく、正規の登録者のみの閲覧を可能にすることが出来るもので、登録者以外のコンテンツの閲覧を防止出来る効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるコンテンツ提供システムの概念図である。
【図2】図1に示すコンテンツ提供サーバの構成を示すブロック図である。
【図3】図1に示す端末の構成を示すブロック図である。
【図4】図2に示すコンテンツ提供サーバで使用するデータファイルの内容を示す図であり、顧客管理データベースの内容を示す。
【図5】図2に示すコンテンツ提供サーバで使用するデータファイルの内容を示す図であり、ビューワ提供管理データベースの内容を示す。
【図6】図2に示すコンテンツ提供サーバで使用するデータファイルの内容を示す図であり、コンテンツ提供管理データベースの内容を示す。
【図7】図2に示すコンテンツ提供サーバで使用するデータファイルの内容を示す図であり、(a)はコンテンツ格納部のコンテンツ見出し情報の内容を示し、(b)はコンテンツ格納部のコンテンツの内容を示す。
【図8】図3に示す端末で使用するデータファイルの内容を示す図であり、(a)はビューワ格納部の内容を示し、(b)はコンテンツ格納部のコンテンツ見出し情報の内容を示し、(c)はコンテンツ格納部のコンテンツの内容を示し、(d)は閲覧許可処理の時にコンテンツ提供サーバへ送信する閲覧管理データを示す。
【図9】図3に示す端末におけるコンテンツの閲覧動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】図9に示す頁選択処理を説明するためのフローチャートである。
【図11】図9に示す閲覧制御処理を説明するためのフローチャートである。
【図12】図2に示すコンテンツ提供サーバにおけるコンテンツの閲覧動作を説明するためのフローチャートである。
【図13】図12に示す閲覧許可処理を説明するためのフローチャートである。
【図14】図1に示す端末に表示される画面の例を示す図であり、(a)はコンテンツ選択時の表示例を示し、(b)はコンテンツ選択後の表示例を示す。
【符号の説明】
1…コンテンツ提供サーバ
2…通信ネットワーク
3…利用者端末
4…ブラウザ
5…ビューワ機能部

Claims (11)

  1. 通信ネットワークに接続され、連続した記述を含む情報を示す複数のページを構成するコンテンツ情報を、前記通信ネットワークを介して提供する情報提供システムであって、
    前記コンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶部と、
    前記コンテンツ情報を閲覧可能に制御する閲覧プログラムを記憶する閲覧プログラム記憶部と、
    要求元からの前記閲覧プログラムの送信要求に応じて、前記閲覧プログラム記憶部に記憶されている閲覧プログラムを当該閲覧プログラムを識別する識別情報とともに前記要求元に送出する閲覧プログラム提供部と、
    前記コンテンツ情報の送信要求に応じて、前記コンテンツ情報記憶部に記憶されているコンテンツ情報のうち、要求されたコンテンツ情報を当該コンテンツ情報に対応する付加情報とともに要求元に送出するコンテンツ情報提供部と、
    前記要求元が、前記コンテンツ情報提供部が送出した前記コンテンツ情報を構成するページの閲覧を行うための閲覧許可要求を行う度に、要求元から返送される識別情報及び付加情報を受信する受信部と、
    該受信部が受信した識別情報及び付加情報が前記閲覧プログラム提供部と前記コンテンツ情報提供部とが夫々要求元に送出した前記識別情報及び前記付加情報と同一か否かを判別する判別部と、
    該判別部による判別結果が同一でなければ、閲覧禁止を示す指令を識別情報及び付加情報を返送してきた要求元に対して送出する閲覧禁止指令送出部と、
    を備えたことを特徴とする情報提供システム。
  2. 前記閲覧プログラム提供部が提供する閲覧プログラムは、該閲覧プログラムの提供先である要求元内で、前記コンテンツ情報の閲覧を行うための閲覧許可要求の送信と該要求に対する応答の受信を行うことを特徴とする請求項1記載の情報提供システム。
  3. 前記要求元から返送される識別情報及び付加情報は、通信プロトコルの要求メッセージに組み込まれて返送されることを特徴とする請求項1記載の情報提供システム。
  4. 前記閲覧禁止を示す指令は、通信プロトコルの応答メッセージに組み込まれて送出されることを特徴とする請求項1記載の情報提供システム。
  5. 前記通信プロトコルが、HTTPプロトコルであることを特徴とする請求項3または請求項4記載の情報提供システム。
  6. 前記閲覧禁止を示す指令は、要求元における閲覧プログラムの動作状態を非動作状態に状態遷移を行わせる制御指令であることを特徴とする請求項1記載の情報提供システム。
  7. 前記判別部による判別結果が同一であれば、閲覧許可を示す指令を前記識別情報及び付加情報を返送してきた要求元に対して送出する閲覧許可指令送出部を、更に備えたことを特徴とする請求項1記載の情報提供システム。
  8. 連続した記述を含む情報を示す複数のページを構成するコンテンツ情報を、通信ネットワークを介してサーバが複数の端末装置に提供する情報提供方法であって、
    前記コンテンツ情報を記憶するコンテンツ情報記憶ステップと、
    前記コンテンツ情報を閲覧可能に制御する閲覧プログラムを記憶する閲覧プログラム記憶ステップと、
    前記端末装置からの閲覧プログラムの送信要求に応じて、閲覧プログラムを当該閲覧プログラムを識別する識別情報とともに要求元に送出する閲覧プログラム提供ステップと、
    前記端末装置からの前記コンテンツ情報の送信要求に応じて、要求のコンテンツ情報を当該コンテンツ情報に対応する付加情報とともに要求元に送出するコンテンツ情報提供ステップと、
    前記要求元の端末装置が、前記コンテンツ情報を構成するページの閲覧を行うための閲覧許可要求を行う度に、要求元から返送される識別情報及び付加情報を受信する受信ステップと、
    受信した識別情報及び付加情報が要求元に送出した前記識別情報及び前記付加情報と同一か否かを判別する判別ステップと、
    該判別ステップによる判別結果が同一でなければ、閲覧禁止を示す指令を識別情報及び付加情報とを返送してきた要求元に対して送出する閲覧禁止指令送出ステップと、
    を備えたことを特徴とする情報提供方法。
  9. 前記閲覧禁止を示す指令は、要求元の端末装置における閲覧プログラムの動作状態を非動作状態に状態遷移を行わせる制御指令であることを特徴とする請求項8記載の情報提供方法。
  10. 前記判別ステップによる判別結果が同一であれば、閲覧許可を示す指令を識別情報及び付加情報を返送してきた要求元の端末装置に対して送出する閲覧許可指令ステップを、更に備えたことを特徴とする請求項8記載の情報提供方法。
  11. 通信ネットワークに接続された端末装置に、該端末装置からの要求に応じて連続した記述を含む情報を示す複数のページを構成するコンテンツ情報を提供する処理をコンピュータに行わせるプログラムであって、
    前記端末装置が接続される通信ネットワークに接続する処理と、
    前記端末装置からの閲覧プログラムの送信要求に応じて、閲覧プログラムを当該閲覧プログラムを識別する識別情報とともに前記端末装置に送出する処理と、
    前記端末装置からのコンテンツ情報の送信要求に応じて、コンテンツ情報を対応する付加情報とともに前記端末装置に送出する処理と、
    前記閲覧プログラムと前記コンテンツ情報の送出を受けた端末装置が前記コンテンツ情報を構成するページの閲覧を行うための閲覧許可要求を行う度に、該端末装置から返送される識別情報及び付加情報を前記通信ネットワークを介して受信する処理と、
    受信した識別情報及び付加情報が前記端末装置に送出した前記識別情報及び前記付加情報と同一か否かを判別する処理と、
    判別した結果が同一でなければ、閲覧禁止を示す指令を前記通信ネットワークを介して前記端末装置に送出する処理と、
    をコンピュータに行わせるためのプログラム。
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