JP4573892B2 - 情報保管サーバ及びシステム環境通知方法 - Google Patents

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本発明は、情報保管サーバ及びシステム環境通知方法に関し、例えば、ユーザ又はその関係者が、指示したファイル情報を情報保管サーバが保管し、外出先からでもユーザが情報呼出通信端末(例えばマルチメディアキオスク端末(MMK))を利用して情報保管サーバに保管されているファイル情報を印刷するプリントネットワークシステムに適用し得る。
近年、ネットワーク上のサーバの情報をユーザからの要求に応じて提供する種々のWebを使用したサービスがあり、このようなWebを使用したサービスにおいて、ユーザの利用状況に応じて、ユーザの満足度を満たすために、提供する情報を変更させる技術が種々ある。下記の特許文献1及び2は、かかる技術例である。
特許文献1は、複数のサービス提供を要求するユーザにとって、その要求に見合った適切な金額を設定する技術が記載されている。
特許文献2は、デジタルコンテンツの不正利用するユーザに対しても、コンテンツの保護レベル、サービスレベル、価格を適切に設定する技術が記載されている。
特開2000−181964号公報 特開2002−297929号公報
しかしながら、ユーザやその関係者が、外出先からでも情報呼出通信端末(例えばMMK端末)を利用して取得・印刷するファイル情報をネットワーク上の情報保管サーバに保管するプリントネットワークシステムにおいて、ユーザが利用する情報呼出通信端末が接続する接続回線の通信速度、利用時間、情報保管サーバへのアクセス回線数等のネットワークパフォーマンスの状況や、情報保管サーバ側のシステムリソース状況によっては、ユーザが満足するサービスを受けられないおそれがある。
また、その一方で、情報保管サーバの全体の保管容量に余裕があったり、又はシステムの利用率が少ない時間帯であったりする場合には、より高いサービスレベルをユーザに提供できる場合もあり、このような場合での利用をユーザに促し、利用させることはシステム全体の利用効率を高めることにもなる。
従って、本発明では、システム全体の利用効率を考慮し、システム状況の履歴と各ユーザ毎の利用状況の履歴とを総合的に管理し、その履歴管理に基づいて、ユーザに快適なファイル情報の呼出ができるシステム環境を通知できる情報保管サーバ及びシステム環境通知方法が求められている。
かかる課題を解決するために、第1の本発明の情報保管サーバは、ユーザにより指示された印刷されるべきファイル情報を登録保管している情報保管サーバが、ユーザからの呼出指示によりファイル情報を送信するプリントネットワークシステムにおいて、(1)システム状況を測定するシステム状況測定手段と、(2)システム状況測定手段によるシステム状況とその履歴を集計したシステム状況履歴とを格納すると共に、ユーザ毎のシステム利用状況とその履歴を集計したシステム利用状況履歴を格納して管理をする利用状況管理手段と、(3)ユーザからのファイル情報の登録指示時に、当該ユーザのシステム利用状況履歴とシステム状況履歴とに基づいて統計処理を行い、当該ユーザが快適にファイル情報の呼出指示を行なえるシステム環境を予測するシステム状況予測手段と、(4)システム予測手段により予測されたシステム環境の予測結果を当該ユーザの通信端末に通知する通知手段とを有することを特徴とする。
第2の本発明のシステム環境通知方法は、ユーザにより指示された印刷されるべきファイル情報を登録保管し、ユーザからの呼出指示によりファイル情報を送信する情報保管サーバのシステム環境通知方法において、情報保管サーバが、システム状況測定手段と、利用状況管理手段と、システム状況予測手段と、通知手段とを備え、(1)システム状況測定手段が、システム状況を測定するシステム状況測定工程と、(2)利用状況管理手段が、システム状況測定手段によるシステム状況とその履歴を集計したシステム状況履歴とを格納すると共に、ユーザ毎のシステム利用状況とその履歴を集計したシステム利用状況履歴を格納して管理をする利用状況管理工程と、(3)システム状況予測手段が、ユーザからのファイル情報の登録指示時に、当該ユーザのシステム利用状況履歴とシステム状況履歴とに基づいて統計処理を行い、当該ユーザが快適にファイル情報の取得や印刷を行なえるシステム環境を予測するシステム状況予測工程と、(4)通知手段が、システム予測手段により予測されたシステム環境の予測結果を当該ユーザの通信端末に通知する通知工程とを有することを特徴とする。
本発明の情報保管サーバ及びシステム環境通知方法によれば、システム状況の履歴とユーザの利用状況に基づいて、登録指示時に、印刷実行時のシステム状況を予測することができ、システム全体の利用効率を考慮し、ユーザに快適なファイル情報の呼出ができるシステム環境を通知できる。
(A)実施形態
以下、本発明の情報保管サーバ及びシステム環境通知方法の実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態は、ユーザ又はその関係者が、外出先からでも情報呼出通信端末(例えば、MMK端末)を利用して呼出・印刷するためのファイル情報を情報保管サーバに登録(保管)するプリントネットワークシステムに適用した場合であり、ファイル情報の登録指示時に、印刷実行時のシステム環境をユーザ毎に予測したり、システム環境に応じてユーザの契約サービスレベルを変更したりすることができるプリントネットワークシステムに関するものである。
(A−1)実施形態の構成
図1は、本実施形態に係るプリントネットワークシステムの全体構成を示したものである。
本実施形態に係るプリントネットワークシステム1は、図1に示すように、ネットワーク5に接続可能な、情報保管サーバ2、情報登録通信端末3、情報呼出通信端末4を備える。
なお、図1では、各要素2〜4が、同一のネットワーク5を介して接続しているように示しているが、2要素間の接続に係るネットワークは、その2要素間の組み合せによって異なるものであってもよい。また、図1においては、各要素2〜4を1個ずつ示しているが、複数個存在してもよい。
情報登録通信端末3は、ユーザが操作する通信端末が該当する。情報登録通信端末3は、例えば、ユーザのパソコンや、ブラウザ機能を有する携帯端末等を適用できる。情報登録通信端末3は、情報呼出通信端末4で印刷させるファイル情報(プリント情報ともいう)を情報保管サーバ2に登録指示(保管指示)するものである。
ここで、情報保管サーバ2に保管させるファイル情報は、当該情報登録通信端末3からユーザが指示する情報であってもよいし、又は、ネットワーク5に接続可能なコンテンツ提供サーバ(図示しない)が管理するコンテンツ情報であってもよい。コンテンツ提供サーバのコンテンツ情報を保管させる場合、ユーザにより情報登録通信端末3が、コンテンツ提供サーバにアクセスして、情報保管サーバ2に与えるようにしてもよい。
情報保管サーバ2は、情報登録通信端末3から登録指示されたファイル情報を、ユーザ毎に割り当てた保管領域に保管するものである。また、情報保管サーバ2は、情報呼出通信端末4からの呼出し指示により、保管しているファイル情報を情報呼出通信端末4に送信するものである。
また、情報保管サーバ2は、ネットワークのパフォーマンス監視、情報保管サーバ2のシステムリソースの状況監視、ユーザの利用履歴管理、ユーザによる登録指示時に、印刷実行時のシステム状況を予測するシステム状況予測、システム状況やユーザの利用履歴に応じてユーザへのサービスレベルを変更する利用サービス変更、各ユーザの課金管理、各ユーザの利用状況の管理等を行なうものである。
情報呼出通信端末4は、例えば、コンビニエンスストアや駅やホテル等に設置されているMMK端末が該当し、プリンタデバイス5を制御して、ネットワークを介して取得したファイル情報(プリント情報)をプリンタデバイス5により印刷させるものである。なお、情報呼出通信端末4は、プリンタデバイス5内の機能としてプリンタデバイス6内に内包されていてもよい。また、1台の情報呼出通信端末4が、複数のプリンタデバイス5を制御するものであってもよい。
プリンタデバイス5は、コンビニエンスストアや駅等に設置されているプリンタ又はプリント機能を有する装置(FAX、複写機、複合機等)であり、情報呼出通信端末4からの制御を受けてファイル情報(プリント情報)を印刷するものである。
次に、情報保管サーバ2の内部構成について図2を参照して説明する。図2に示すように、情報保管サーバ2は、全体を制御する制御部2a、データベース2b、情報通信部2cを備える。
制御部2aは、例えば、CPU、ROM、RAMやCPUにより実行されるソフトウェアなどが該当し、ユーザの認証処理機能2a1、ネットワークパフォーマンスの監視機能2a2、サーバパフォーマンスの監視機能2a3、ユーザ毎の印刷実行時のシステム利用に係るシステム状況予測機能2a4、ユーザの契約サービスのレベル管理機能2a5、ユーザの利用サービス管理機能2a6を備える。
認証処理機能2a1は、情報登録通信端末3又は情報呼出通信端末4からの個人識別情報及び又は印刷用認証情報に基づいて個人認証処理及び又はファイル情報の呼出しに係る認証処理を行なう機能である。
ネットワークパフォーマンス監視機能2a2は、アクセスしてきた情報登録通信端末3又は情報呼出通信端末4との間のネットワーク状況を監視し、その監視した情報を履歴としてデータベース2bに記憶させる機能である。ネットワークパフォーマンス監視機能2a2は、アクセス時にリアルタイムに監視するものである。
ここで、ネットワークパフォーマンスとは、アクセスに係る通信端末間のネットワークの通信性能をいい、アクセスする通信端末側のシステムリソースも含むものである。例えば、ネットワークパフォーマンスは、情報呼出通信端末4が接続する接続回線の速度、利用時間、その利用時間におけるシステムへのアクセス接続回線数、情報呼出通信端末4のCPU利用率、情報呼出通信端末4の一時保管部の保管残容量、情報呼出通信端末4が他のアプリケーションを稼動させているか否かの状況等である。
なお、ネットワークパフォーマンス監視機能2a2によるネットワークパフォーマンスの測定方法は既存の技術によるものである。
サーバパフォーマンス監視機能2a3は、情報保管サーバ2のCPU利用率、全体の保管領域の保管残容量、各ユーザに割り当てた個別保管領域の保管残容量等を監視し、その監視した情報を履歴としてデータベース2bに記憶させる機能である。サーバパフォーマンス監視機能2a3は、アクセス時にリアルタイムに監視するものである。
なお、ネットワークパフォーマンス監視機能2a2及びサーバパフォーマンス監視機能2a3は、情報保管サーバ2の管理者側が所定の間隔で定期的に監視させるようにしてもよい。
システム状況予測機能2a4は、情報登録通信端末3からの登録指示時に、印刷実行時のシステム状況をユーザ毎に予測する機能である。システム状況予測機能2a4は、ユーザの過去の利用履歴やシステム全体のシステム状況(ネットワークパフォーマンスやサーバパフォーマンス等から統計的・平均的に求めたシステム状況)等に基づいて、ユーザが快適にファイル情報の取得・印刷を行なえるシステム環境を割り出して予測する機能である。
ユーザの契約サービスのレベル管理機能2a5は、ユーザとの契約により、ユーザに提供する契約サービスレベルを管理する機能である。
ユーザの利用サービス管理機能2a6は、ユーザの過去の利用履歴及び又はユーザの印刷実行時のシステム状況等と、データベース2bに保管されている所定規則(マッチングルール)とに基づいて、印刷実行時における利用サービスレベルを求める機能である。利用サービス管理機能2a6は、マッチングルールに基づいてユーザの契約サービスレベルを契約サービスレベル以上の利用サービスレベルに変更することができるが、契約サービスレベルが最低保証サービスレベルとなるように維持する。
データベース2bは、例えば、外部記憶装置が該当し、情報登録通信端末3により指示されたファイル情報を各ユーザ毎に記憶するものである。また、データベース2bは、ファイル情報の他に様々な情報を記憶するものである。
図2に示すように、データベース2bは、各ユーザの個人情報を記憶する個人情報データベース2b1、制御部2aにより監視されたシステム状況の監視履歴情報を記憶するシステム状態履歴データベース2b2、各ユーザの利用状況履歴を記憶するユーザの利用履歴データベース2b3、各ユーザとの契約によるサービスレベルを記憶する契約サービスデータベース2b4、各ユーザの印刷実行時の利用サービスレベル決定するための所定規則を記憶したマッチングルールデータベース2b5、マッチングルールに基づいて設定した印刷実行時の利用サービスを記憶する利用サービスデータベース2b6を有する。
図4は、個人情報データベース2b1で管理される情報例を示すテーブルである。個人情報データベース2b1は、個人識別情報、パスワード、ユーザの氏名・住所、電子メールアドレス、印刷用認証情報等を有する。個人識別情報は、情報保管サーバ2側が他ユーザと識別するために設定する情報である。パスワードは、各ユーザが独自に決定するものである。印刷用認証情報は、ファイル情報を呼出す際に、情報保管サーバ2側が決定する認証情報(印刷用のID情報)である。
図5及び6は、システム状態履歴データベース2b2が管理する情報例のテーブルである。システム状態履歴データベース2b2は、サーバパフォーマンス監視機能2a3が監視した情報を記憶し、図5に示すように、情報保管サーバ2のCPU利用率、全体の保管残容量、各ユーザの個別保管残容量等を記憶する。また、システム状態履歴データベース2b2は、ネットワークパフォーマンス監視機能2a2が監視した情報を記憶し、図6に示すように、利用端末、利用端末のCPU利用率、利用端末の一時保管残容量、他のアプリケーションの稼動状況、利用端末の接続回線速度、アクセス時の同時接続回線数、利用時間等を記憶する。
図7は、ユーザの利用履歴データベース2b3が管理する情報例を示すテーブルである。利用履歴データベース2b3は、各ユーザ毎の履歴を記憶し、個人識別情報に対応付けて、利用回数、呼出指示に利用した利用端末、ファイル情報の画像種類、利用料金の支払条件(例えば引き落とし、クレジット等)に従って利用料金の支払いの延滞情報、利用時間帯、利用合計金額、利用端末の接続回線速度等を記憶する。
図8は、契約サービスデータベース2b4が管理する情報例を示すテーブルである。契約サービスデータベース2b4は、各ユーザ毎の契約サービスを記憶し、ファイル情報を保管する保管形式、保管期間、ファイル情報の印刷実行時の解像度レベル、ファイル情報の印刷スピード、契約サービスを提供するための利用料金、ファイル情報を保管する保管領域の保管容量、ファイル情報をネットワーク6を介して送信する際に、ファイル情報の画像データを圧縮するための圧縮レベル等を記憶する。
図9は、マッチングルールデータベース2b5が管理するマッチングルールを示す。このマッチングルールは、情報保管サーバ2が、測定したシステムパフォーマンスと各ユーザの利用履歴とをルール適用の条件とし、その条件を満たしているものについて、契約サービス以上の利用サービスに変更するためのルールである。
図10は、利用サービスデータベース2b6が管理する情報例を示すテーブルである。利用サービスデータベース2b6は、利用サービス管理機能2b6が確定した利用サービスレベルを記憶するものであり、その情報例は、図8の契約サービスの情報例と同じであるのでここでの説明を省略する。
情報通信部2cは、例えば、通信ボードや通信ソフトウェア等が該当し、情報登録通信端末3や情報呼出通信端末4と通信を実行するものである。
次に、情報呼出通信端末4及びプリンタデバイス5の内部構成について図3を参照して説明する。
情報呼出通信端末4は、分散処理サーバとして用いられるものであり、図3に示すように、全体を制御する制御部4aを有する。この制御部4aには、ネットワーク5に接続されるネットワークインターフェース4b、ファイル情報(プリント情報)が適宜格納されるHDD(他の記憶装置でもよい)4c、収容している1又は複数のプリントデバイス5とのSCSIバス(他のプロトコル等に従うバスでもよい)を介した通信インターフェースを行なうプリンタインターフェース4d−1、4d−2、操作表示部4e等が接続されている。
なお、1台の情報呼出通信端末4が収容し得るプリンタデバイス5は1台又は複数台であってもよく、図3では、2台のプリンタデバイスを収容した場合を示す。
プリンタデバイス5は、図3では、複合機を例として示すが、純粋な複写機やFAX等であってもよい。プリンタデバイス5は、全体を制御する制御部5aを有する。制御部5aには、自動原稿送り装置(ADF)5b、スキャナ部5c、プリンタ部5d、操作パネル6e、HDD5f、コントローラインターフェース5gが接続されている。
自動原稿送り装置5e及びスキャナ部5cは、複写機としての一般的なものである。
プリンタ部5eは、スキャン部5cによる現行の読取り画像データのプリントを行なうだけでなく、情報呼出通信端末4から与えられた画像データ(ファイル情報の画像データ)のプリントを行なうものである。
操作パネル部5eは、タッチパネル内蔵の液晶表示部とテンキー等のハードキーで構成される表示入力部として用いられ、タッチパネルやハードキーにより種々の操作や設定等の指示が入力されると共に、液晶表示部に操作案内やエラー時のエラー内容の案内等が表示されるものである。この実施形態の場合、ファイル情報の画像データのプリントを行なうための操作や設定などの指示が入力されると共に、液晶表示部にそのための操作案内などが表示されるものである。
なお、ファイル情報を印刷させるための操作を情報呼出通信端末4の操作表示部4eに対して行なうようなものであってもよい。
HDD5fは、印刷に供するデータが格納されるハードディスクで代表される外部記憶装置である。この実施形態の場合、ファイル情報(プリント情報)の画像データも適宜記憶される。なお、ファイル情報の画像データは、圧縮してHDD5fに記憶され、又は、当初より圧縮されたものであってそのままHDD5fに記憶され、読み出し時にこの圧縮画像データを伸長して印刷させるものであってもよい。
コントローラインターフェース6gは、SCSIバスを介して情報呼出通信端末4と接続され、ファイル情報の画像データの授受を行なうものである。
(A−2)実施形態の動作
次に、本実施形態のプリントネットワークシステムの動作を具体的に説明する。以下では、(1)情報保管サーバ2によるシステム状況の監視動作と、(2)情報登録通信端末3からの登録時指示における情報保管サーバ2の印刷実行時のシステム状況の予測動作及び利用サービスの確定動作と、(3)情報呼出通信端末4からの印刷実行時の利用サービスの確定動作とに場合を分けて説明する。
(A−2−1)システム状況の監視動作
図11にシステム状況の監視動作のフローチャートを示す。
情報保管サーバ2は、情報登録通信端末3又は情報呼出通信端末4からのアクセス時にリアルタイムにシステム状況を監視し、その監視結果を履歴情報としてシステム状態履歴DB2b2に保管する。
情報保管サーバ2は、情報登録通信端末3又は情報呼出通信端末4からアクセスされると、システム状況を監視する動作を起動させる(S1)。
なお、このシステム状況の監視とは、アクセスしてきた情報登録通信端末3又は情報呼出通信端末4との間のネットワークパフォーマンス及び情報保管サーバ2のサーバパフォーマンスの測定を行なうことをいう。
まず、情報保管サーバ2は、情報登録通信端末3又は情報呼出通信端末4と接続するネットワーク6に関するシステムリソース状況と、情報登録通信端末3又は情報呼出通信端末4側のシステムリソース状況とを測定する(S2)。
情報保管サーバ2は、情報登録通信端末3又は情報呼出通信端末4が接続する接続回線の通信速度、その時に同時接続回線数、情報登録通信端末3又は情報呼出通信端末4側のCPU利用率、情報登録通信端末3又は情報呼出通信端末4側が有する一時保管部の保管残容量、情報呼出通信端末4側で他に利用されているアプリケーションの稼動状況等を検出する。
これは、例えば、通信端末との間で通信信号に含まれる情報や、又は通信端末との間で行われる通信信号の送受信に要する通信時間などに基づいて検出される。
次に、情報保管サーバ2は、情報保管サーバ2自身のサーバパフォーマンスを測定する(S3)。
これは、例えば、情報保管サーバ2のCPU利用率、情報保管サーバ2が有する保管領域全体の保管残容量、各ユーザ毎に割り当てた個別の保管領域の保管残容量などである。
情報保管サーバ2は、測定したネットワークパフォーマンスの測定結果及びサーバパフォーマンスの測定結果に基づいて、当該ユーザの印刷実行時における利用サービスを確定するための条件を集計する(S4)。
情報保管サーバ3は、集計した利用サービスの確定のための条件となるシステム状況の履歴情報としてデータベース2に保管して(S5)、システム状況の監視動作が終了する(S6)。
なお、この保管したシステム状況の履歴情報は、後述する情報登録通信端末3からの登録指示時に、印刷実行時のユーザに提供する利用サービスレベルを確定する際、又は情報呼出通信端末4からの印刷実行時に、利用サービスレベルを確定すると共にサービスを実行する際に利用される。
また、情報保管サーバ2は、監視したシステム状況をシステム利用に係る全体の情報として統括的に保管するようにしてもよいし、各ユーザ毎のアクセス利用態様として各ユーザ毎に保管するようにしてもよい。
(A−2−2)印刷実行時のシステム状況の予測動作及び利用サービスレベルの確定動作
図12は、情報登録通信端末3からの登録指示における、印刷実行時のシステム状況の予測動作及び利用サービスレベルの確定動作を示すシーケンスである。
まず、情報登録通信端末3は、ユーザの所定の操作により、情報保管サーバ2とアクセスし、ファイル情報の登録指示が情報保管サーバ2に与えられる(S101)。
登録指示の際、ユーザに入力された認証情報(例えば、個人識別情報、パスワード等の所定の情報)が、情報登録通信端末3から情報保管サーバ2に与えられる(S102)。
情報登録通信端末3から認証情報を受信すると、情報保管サーバ2は、その受信した認証情報と、データベース2bに保管されている個人情報DB2b1に保管されている個人情報とに基づいて認証処理を行なう(S103)。図12には図示しないが、認証がNGの場合には、その旨を情報登録通信端末3に通知したり、又は予め登録されているユーザの電子メールアドレスを個人情報DB2b1から取得し、その電子メールアドレスを送信先としその旨を添付した電子メールを送信するようにしてもよい。
ユーザの個人認証がOKである場合、情報登録通信端末3から指示されたファイル情報をそのユーザに割り当てた保管領域に保管するように機能する。ファイル情報の保管機能については、図示しないが、例えば、情報登録通信端末3から指示されたファイル情報を直接情報登録通信端末3から取得し、データベース2bに保管したり、又は、指示されたファイル情報がネットワーク上の情報提供サーバ(図示しない)のURLに基づいてアクセスして取得し、データベース2bに保管したりする。なお、ファイル情報の保管領域の容量は、ユーザとの契約時に一定に割り当てられていたり、又は、契約に応じて保管容量を増減させるようにしてもよい。
情報保管サーバ2は、システム状態履歴DB2b2からシステム状況の履歴を取得する(S104)。このシステム状況は、現在のシステム状況(例えば、システムへの接続回線数、時間帯毎の接続回線数、過去にアクセスした情報呼出通信端末4のCPU利用率、一時保管部の保管残容量等のネットワークパフォーマンスなど)、時間帯毎に統計的・平均化させたシステム状況等を含む。
情報保管サーバ2は、システム状況を取得した後、ユーザの利用履歴DB2b3から当該ユーザの利用履歴を取得すると共に、このユーザの利用履歴とS104で取得したシステム状況とを照らし合せ、ユーザの印刷実行時におけるシステム状況を予測する(S104)。
この印刷実行時のシステム状況の予測とは、例えば、ユーザの利用履歴に基づいて、ユーザが印刷実行時によく利用する利用時間帯を統計的に割り出し、その利用時間帯でのシステムへの接続回線数等のシステム環境を予測したり、また例えば、ユーザが良く利用する情報呼出通信端末4を統計的に割り出し、その情報呼出通信端末4が接続する接続回線の通信速度等のシステム環境を予測する。
なお、図12では、図示しないが、情報保管サーバ2が予測した印刷実行時のシステム状況の予測結果を情報登録通信端末3や登録されている電子メールアドレス先に電子メールで通知するようにしてもよい。
またこの場合に、情報保管サーバ2は、システム利用がより円滑にできるような情報を通知するようにしての良い。すなわち、予測した印刷実行時のシステム状況に基づいて、情報保管サーバ2がシステムへの同時接続回線数が少ない時間帯や、より高速な接続回線と接続する情報呼出通信端末4の情報をユーザ側に通知し、システム利用をユーザ側に促すようにしてもよい。例えば、情報保管サーバ2において、予測した印刷実行時のシステム状況に基づいて、ユーザが良く利用する情報呼出通信端末4の設置位置の近傍に設置されているより高速の情報呼出通信装置4の設置位置を割り出し、その高速の情報呼出通信装置4を利用するように促す旨を通知してもよい。
呼出指示におけるシステム状況の予測をした後、情報保管サーバ2は、ユーザの契約サービスDB2b4からユーザの契約サービスレベルを取得する(S106)。
情報保管サーバ2は、ユーザの契約サービスレベルを取得すると、予測した印刷実行時のシステム状況及びユーザの利用履歴から、マッチングルールの条件を満たしているか否かを判定して(S107)、マッチングルールの条件を満たしている場合には、ルールに従って、ユーザの印刷実行時における利用サービスレベルの決定を行なう(S108)。また、情報保管サーバ2は、予測した呼出指示のシステム状況だけでなく、システム状況の過去の履歴に基づいて利用サービスレベルの変更をするようにしてもよい。
なお、利用サービスレベルは、契約時に設定された契約サービスレベルを下回るサービスレベルに変更されることはない。
このマッチングルールに従って、ユーザの利用サービスレベルの変更について図9を参照して説明する。
図9において、「ルール条件」は利用サービスを変更するための条件を示し、「結果」はルール条件を満たしている場合に変更される内容を示す。なお、ルール条件「ALL」は、どのような状態であっても構わないことを意味する。
例えば、図9のルール「0001」を適用する場合について説明する。この場合、通常時に、情報保管サーバ2は登録指示されたファイル情報を高解像度レベルで個別保管領域に保管させるように登録する。ここで、解像度レベルは、印刷時におけるファイル情報の画像情報の解像度であり、予め複数のレベル(例えば、600bpi、400bpi、200bpiなど)が設定されており、この例では、最も高い解像度レベル600bpiで保管させるように登録する。
しかし、情報保管サーバ2において、システム状態履歴DB2b2から取得した印刷実行時のシステム状況に基づいて、登録指示時の個別保管残容量が所定のしきい値「A以下」であると判断された場合、情報保管サーバ2は、マッチングルールDB2b5のマッチングルール「0001」が選出され、そのマッチングルール「0001」に従って、当該ユーザが指示するファイル情報の画像情報の解像度レベルを下げて(例えば、400bpi)ファイル情報を保管させるように登録する。そして、解像度レベルを下げた内容の利用サービスが決定される。
なお、本実施形態では、契約サービスレベルとは異なる利用サービスレベルに変更した旨は、ユーザに通知しないこととする(つまり、ユーザに意識させないようにする)。これは、契約サービスレベル以上の利用サービスレベルが、情報保管サーバ2内において設定されたとしても、印刷実行時のシステム状況によっては必ずしもその利用サービスレベルで提供できない場合があるからである。例えば、利用する情報呼出通信端末4の接続回線の通信速度が低い場合には、高解像度レベルの画像情報を送信すると通信パフォーマンスが落ちてしまい利用サービスレベルの保障が困難となる場合がある。勿論、これに限らずユーザに変更した利用サービスレベルを通知するようにしてもよい。
以下で、ルール「0001」以外のルールについて簡単に説明するが、情報保管サーバ2がマッチングルールDB2b5と対応させて利用サービスレベルを変更させる動作については上述した場合と同様である。
ルール「0002」の適用は、ユーザの利用料金の延滞がない場合に、ファイル情報の画像情報の解像度レベル及び印刷時の印字スピードレベルを高く設定させて登録させる場合を示す。この場合、利用料金の延滞監視期間を例えば6ヶ月、1年間等設定して監視するようにし、この監視期間内での延滞状況を監視するようにしてもよい。
ルール「0003」の適用は、ユーザの利用回数が所定回数B回以上である場合に、利用料金を安く設定させたり、又は、例えば100回の利用に対して1回無料にさせたりする場合を示す。
ルール「0004」の適用は、情報保管サーバ2の全体の保管残容量に空きがある場合に、契約時にユーザに割り当てた保管容量を増加させ、契約時以上の保管容量をユーザに割り当てて登録させるようにする場合を示す。
ルール「0005」の適用は、情報登録通信端末3からの登録指示時に、予めユーザに利用させる情報呼出通信端末4又は利用させるエリアを特定し、その特定した情報呼出通信端末4を利用する場合に、解像度レベル及び印字スピードレベルを高く設定して登録させる場合を示す。この利用エリアとは、そのエリア範囲内に設置されている情報呼出通信端末4の利用をいい、そのエリアは、例えば、都道府県市町村単位で設定したり、管理者側が任意に設定した範囲等であり。また、情報呼出通信端末4を設置しているフランチャイズ化しているコンビニエンスストアの名称や、鉄道の沿線別等で特定してもよい。
ルール「0006」の適用は、例えば、システム利用の少ない時間帯等の利用時間を限定し、その利用時間帯等に利用する場合には、解像度レベル及び印字スピードレベルを高く設定して登録させる場合を示す。
図9に図示しない他のルールとして、例えば、ユーザがよく利用する情報呼出通信端末4を割り出し、その情報呼出通信端末4について測定したネットワークパフォーマンス(接続回線の通信速度や、CPU利用率など)を総合的に判断して、通信パフォーマンスが低い場合には、それに見合った解像度レベルで保管させたり、保管期間が短い場合には、高解像度レベルで保管させたりしたもよい。
また、情報呼出通信端末4のシステムリソース状況に基づいて、授受されるファイル情報の画像情報の圧縮レベルをそのシステムリソースに合わせて圧縮レベルを変更させるようにしてもよい。この圧縮レベルについて、圧縮伸長処理にはCPUに高い負担がかかり、また圧縮レベルの高い情報を通信する通信パフォーマンスは良くなる。従って、情報呼出通信端末4のCPU利用率が高くネットワークパフォーマンスが良い場合(例えば接続回線の通信速度が高い場合)には、圧縮レベルを低くし情報呼出通信端末4上での伸長処理の負担を少なくしたり、又は逆に、情報呼出通信端末4のCPU利用率が低くネットワークパフォーマンスが低い場合には、圧縮レベルを高くして情報呼出通信端末4に送信させたりしてもよい。
また、情報保管サーバ2は、S105で予測した印刷実行時のシステム状況に基づいて、利用サービスレベルを設定するようにしてもよい。例えば、ユーザがよく利用する情報呼出通信端末3を特定し、ある利用時間帯でのネットワークパフォーマンスの測定結果をシステム状態履歴DB2b2から取得し、そのネットワークパフォーマンスが総合的に判断し通信パフォーマンスが高いと判断した場合には、高解像度レベルで保管させるようにしてもよい。
なお、マッチングルールの内容は上述したルールに限られるものではなく、システム状況の履歴とユーザの利用履歴とを考慮すると共に、ユーザの契約サービスを維持するものであれば、その他ルールを適用するようにしてもよい。
図12に戻り、情報保管サーバ2は、マッチングルールに基づいてユーザの利用サービスレベルを決定すると、その利用サービスに基づいて印刷用のイメージを作成し(S109)その作成した印刷用イメージを情報登録通信端末3に送信する(S110)。
情報保管サーバ3から印刷用イメージを受信した情報登録通信端末3は、受信した印刷用イメージを表示又は印刷し、ユーザにより印刷用イメージを確認される(S111)。
その後、ユーザにより最終的な登録指示が、情報登録通信端末3から情報保管サーバ2に与えられ、当該利用サービスレベルが確定し(S113)、利用サービスDB2b6に登録される(S114)。
なお、ユーザに指示されたファイル情報の保管実行処理については図示しないが、情報保管サーバ2が確定した利用サービスレベルでファイル情報が保管される。
この保管実行処理は、例えば、情報保管サーバ2が、情報登録通信端末3からの電子メールに添付されたファイル情報を取り出し、上述した利用サービスレベルでファイル情報を情報保管サーバ2側が決定した保管領域に保管する。そして、その保管領域に保管されているファイル情報を呼出すための印刷用認証情報をユーザ側に通知する。
(A−2−3)印刷実行時の利用サービスの確定動作
図13は、印刷実行時の利用サービスの確定及びファイル情報の印刷するまでの動作を示すシーケンスである。
ユーザによる所定の操作により、情報呼出通信端末4から情報保管サーバ2に対してファイル情報の呼出指示が行なわれる(S201)。
このとき、ファイル情報を呼出すための印刷用認証情報がユーザにより入力され、その入力された印刷用認証情報が、情報保管サーバ2に与えられる(S202)。
この印刷用認証情報とは、ユーザが保管したファイル情報を取り出すための印刷用IDであり、図12には図示しないが、登録指示時に、ファイル情報の登録が終了した時点で、保管情報サーバ2から情報登録通信端末3に与えられるものである。また、この印刷用認証情報は、情報保管サーバ2において、個人識別情報に対応付けて個人情報DB2a1に記憶される。
なお、ファイル情報の呼出のための認証処理は、印刷用認証情報のみに限られるものではなく、その他の認証処理を広く適用できる。
情報呼出通信端末4から印刷用認証情報が与えられると、情報保管サーバ2は、個人情報DB2b1を参照して、印刷用認証情報の認証処理を行なう(S203)。図13には示していないが、認証NGの場合には、その旨が情報呼出通信端末4に通知されたり、又は、予め登録されている電子メールアドレスを送信先としてその旨の電子メールが通知される。
情報保管サーバ2による認証処理がOKである場合、情報保管サーバ2は、システム状態履歴DB2b2から現在のシステム状況を取得する(S204)。
また、情報保管サーバ2は、ユーザの利用サービスDB2b6から登録指示時に確定した当該ファイル情報の利用サービスを取得する(S205)。
情報保管サーバ2は、取得した現在のシステム状況と、ユーザの利用サービスとに基づいて、現況のシステム状況の下、登録指示時に設定した利用サービスレベルでファイル情報の画像情報を送信できるか否かを判定する(S206)。
また、情報保管サーバ2は、現況のシステム状況下で提供できる利用サービスを決定する(S207)。
例えば、登録指示時に、高解像度レベルで保管している場合、情報保管サーバ3がアクセスしてきた情報呼出通信端末4との間のネットワークパフォーマンスが所定値より低いと判断した場合、その解像度レベルを低くしてもよい。
なお、この場合でも、契約サービスレベルを下回る利用サービスレベルを決定することはできないようにする。
情報保管サーバ2は、現況のシステム状況下で提供できる利用サービスを決定し(S207)、情報保管サーバ2は、その利用サービスに基づいて印刷用のイメージを作成し(S208)、その作成した印刷用イメージを情報呼出通信端末4に送信する(S209)。
情報保管サーバ3から印刷用イメージを受信した情報呼出通信端末4は、受信した印刷用イメージを表示し、ユーザにより印刷用イメージを確認される(S210)。
その後、ユーザにより最終的な登録指示が、情報登録通信端末3から情報保管サーバ2に与えられ(S211)、当該利用サービスレベルが確定する(S212)。
情報保管サーバ2において、利用サービスが確定すると、その利用サービスに基づいたファイル情報の画像情報が情報呼出通信端末4に送信される(S213)。
情報保管サーバ2からファイル情報を受信すると(S214)、情報呼出通信端末4の制御により、プリンタデバイス5は、ファイル情報を印刷する(S215)。
(A−3)実施形態の効果
以上、本実施形態によれば、情報保管サーバ2が、情報呼出通信端末4側又は情報登録通信端末3側のシステムリソース状況も含めたネットワークパフォーマンス履歴と、情報保管サーバ2のサーバパフォーマンス履歴とを測定・格納し、アクセス時のリアルタイムのシステム状況だけでなく、登録指示時に印刷実行時のシステム状況をユーザの利用態様に合わせて予測することができるため、システム環境の効率化の実行を図ることができる。
また、本実施形態によれば、情報保管サーバ2が、システム状態履歴及びユーザの利用履歴に基づいてユーザの契約サービスレベル以上の利用サービスレベルを設定することができるので、ユーザがシステム利用に係る満足度をより高めることができる。
(B)他の実施形態
(B−1)上述した実施形態の変形例を説明する。情報保管サーバ2は、印刷実行時に、情報保管サーバ2において管理される利用サービスレベルを、情報呼出通信端末4に通知し、利用サービスレベルをユーザ側に開示するようにしてもよい。この場合、ユーザの操作により、利用サービスレベルの選択を行なわせるようにしてもよい。
(B−2)図12での登録指示時における利用サービスレベルの確定は、S108で決定した利用サービスレベルに基づく印刷用イメージを作成・送信及びユーザによる確認後(S109〜S112)に行なうこととして説明したが、このような処理を行なわず、利用サービスレベルを確定するようにしてもよい。
(B−3)マッチングルールは、上述したように、図9及びその説明内容に限定されず、また印刷実行時に使用されるようにしてもよい。
例えば、情報保管サーバ2側が指定した利用時間内の利用である場合、利用料金を安く設定したり、又は高解像度レベルで送信するように設定するようにしたりしてもよい。
この場合には、情報保管サーバ2は、現況のシステム状況を監視し、当該情報呼出通信端末4からのアクセスしてきた時間を把握し、その時間が指定した利用時間であるか否かの判定をすることで実現することができる。
実施形態に係るプリントネットワークシステム1の全体構成図である。 実施形態に係る情報保管サーバ2の内部構成図である。 実施形態に係る情報呼出通信端末4及びプリンタデバイ5の内部構成図である。 実施形態に係る個人情報DB2a1の管理テーブルである。 実施形態に係るシステム状態履歴DB2a2の管理テーブルである。 実施形態に係るシステム状態履歴DB2a2の管理テーブルである。 実施形態に係る利用履歴DB2a3の管理テーブルである。 実施形態に係る契約サービスDB2a4の管理テーブルである。 実施形態に係るマッチングルール2a5の管理テーブルである。 実施形態に係る利用サービスDB2a6の管理テーブルである。 実施形態に係るシステム状況監視動作のフローチャートである。 実施形態に係るシステム状況の予測動作及びシステム状況に応じた利用サービスの変更動作のフローチャートである。 実施形態に係る印刷実行時の動作フローチャートである。
符号の説明
1…プリントネットワークシステム、2…情報保管サーバ、
3…情報登録通信端末、4…情報呼出通信端末、5…プリンタデバイス、
2a…制御部、2b…データベース、2a1…ユーザの認証処理機能、
2a2…ネットワークパフォーマンスの監視機能、
2a3…サーバパフォーマンスの監視機能、
2a4…システム状況予測機能、2a5…契約サービスのレベル管理機能、
2a6…利用サービス管理機能、2b1…個人情報データベース、
2b2…システム状態履歴データベース、2b3…利用履歴データベース、
2b4…契約サービスデータベース、2b5…マッチングルールデータベース、
2b6…利用サービスデータベース。

Claims (10)

  1. ユーザにより指示された印刷されるべきファイル情報を登録保管し、ユーザからの呼出指示により上記ファイル情報を送信する情報保管サーバにおいて、
    システム状況を測定するシステム状況測定手段と、
    上記システム状況測定手段によるシステム状況とその履歴を集計したシステム状況履歴とを格納すると共に、ユーザ毎のシステム利用状況とその履歴を集計したシステム利用状況履歴を格納して管理をする利用状況管理手段と、
    ユーザからのファイル情報の登録指示時に、当該ユーザのシステム利用状況履歴と上記システム状況履歴とに基づいて統計処理を行い、当該ユーザが快適にファイル情報の呼出指示を行なえるシステム環境を予測するシステム状況予測手段と、
    上記システム予測手段により予測されたシステム環境の予測結果を当該ユーザの通信端末に通知する通知手段と
    を有することを特徴とする情報保管サーバ。
  2. 上記システム状況予測手段が、当該ユーザがファイル情報の呼出指示の時間帯として、よく利用する利用時間帯を統計的に割り出すものであることを特徴とする請求項1に記載の情報保管サーバ。
  3. 上記システム状況予測手段が、ファイル情報の呼出指示のために、当該ユーザがよく利用する通信端末を統計的に割り出すものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報保管サーバ。
  4. 上記システム状況予測手段が、同時接続回線数が少ない時間帯を予測するものであり、上記通知手段が、予測した上記同時接続回線数の少ない時間帯を当該ユーザの通信端末に通知するものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の情報保管サーバ。
  5. 上記システム状況予測手段が、より高速な接続回線と接続するファイル情報の呼出指示のための通信端末を予測するものであり、上記通知手段が、予測したより高速な接続回線と接続するファイル情報の呼出指示のため通信端末を、当該ユーザの通信端末に通知するものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の情報保管サーバ。
  6. ユーザにより指示された印刷されるべきファイル情報を登録保管し、ユーザからの呼出指示により上記ファイル情報を送信する情報保管サーバのシステム環境通知方法において、
    上記情報保管サーバが、システム状況測定手段と、利用状況管理手段と、システム状況予測手段と、通知手段とを備え、
    上記システム状況測定手段が、システム状況を測定するシステム状況測定工程と、
    上記利用状況管理手段が、上記システム状況測定手段によるシステム状況とその履歴を集計したシステム状況履歴とを格納すると共に、ユーザ毎のシステム利用状況とその履歴を集計したシステム利用状況履歴を格納して管理をする利用状況管理工程と、
    上記システム状況予測手段が、ユーザからのファイル情報の登録指示時に、当該ユーザのシステム利用状況履歴と上記システム状況履歴とに基づいて統計処理を行い、当該ユーザが快適にファイル情報の取得や印刷を行なえるシステム環境を予測するシステム状況予測工程と、
    上記通知手段が、上記システム予測手段により予測されたシステム環境の予測結果を当該ユーザの通信端末に通知する通知工程と
    を有することを特徴とするシステム環境通知方法。
  7. 上記システム状況予測手段が、当該ユーザがファイル情報の呼出指示の時間帯として、よく利用する利用時間帯を統計的に割り出す工程を有することを特徴とする請求項6に記載のシステム環境通知方法。
  8. 上記システム状況予測手段が、ファイル情報の呼出指示のために、当該ユーザがよく利用する通信端末を統計的に割り出す工程を有することを特徴とする請求項6又は7に記載のシステム環境通知方法。
  9. 上記システム状況予測手段が、同時接続回線数が少ない時間帯を予測する工程を有し、上記通知手段が、予測した上記同時接続回線数の少ない時間帯を当該ユーザの通信端末に通知する工程を有することを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載のシステム環境通知方法。
  10. 上記システム状況予測手段が、より高速な接続回線と接続するファイル情報の呼出指示のための通信端末を予測する工程を有し、上記通知手段が、予測したより高速な接続回線と接続するファイル情報の呼出指示のため通信端末を、当該ユーザの通信端末に通知する工程を有することを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載のシステム環境通知方法。
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