JP6311423B2 - 情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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本発明は、情報処理システム、情報処理方法、及びプログラムに関する。
従来、PC(Personal Computer)等においてユーザによって入力される印刷指示に応じ、印刷データを直ちに印刷するのではなく、当該ユーザのユーザ名に関連付けて、所定のサーバ又は画像形成装置内の記憶装置に保存するといったシステムが有る。ユーザが、画像形成装置の操作パネルを介してユーザ名及びパスワードを入力すると、当該画像形成装置は、当該ユーザ名及びパスワードに関して認証処理を実行する。認証に成功すると、画像形成装置は、上記記憶装置に保存されている印刷データの中で、当該ユーザ名に関連付けられている印刷データの一覧情報を操作パネルに表示させる。画像形成装置は、当該一覧情報の中から選択された印刷データを上記記憶装置より取得し、印刷を実行する。
このようなシステムによれば、ユーザが、画像形成装置の傍に居る時に印刷物が出力されるため、印刷物が放置されたり、誤って他人に印刷物が持って行かれたりすること等を防止することができる。その結果、印刷された情報のセキュリティを確保することができる。
しかしながら、上記のようなシステムでは、認証を受けるためのアカウントを予め有しているユーザしか印刷を実行することができない。したがって、例えば、アカウントを有していない来客等には、アカウントを有している人に印刷を依頼しなければならないといった不便がある。そこで、来客等に共通のゲストアカウントを用意することも考えられる。しかし、この場合、複数の来客に対して共通のアカウントが割り当てられるため、或る来客は、他の来客の印刷データの操作が可能となってしまう。その結果、印刷された情報のセキュリティの確保といった、上記システムの特性が失われてしまう可能性が有る。
更に、ゲスト用の画像形成装置を設置することも考えられるが、経済的な負担も増加し、設置スペースも必要とされるため、優れた解決策であるとは言い難い。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、データの出力に必要なアカウントを有していないユーザであっても出力権限の付与を可能とすることを目的とする。
そこで上記課題を解決するため、1以上のコンピュータを含む情報処理システムは、所定のアドレスを宛先に含むデータの出力要求を、ネットワークを介して受信する受信部と、前記出力要求の送信元の識別情報に対応付けられて記憶されているユーザ識別情報を特定する特定部と、前記特定部によってユーザ識別情報が特定されない場合に、前記出力要求に係るデータの出力権限を示す権限識別情報を生成する生成部と、複数の第一の記憶部のそれぞれの位置情報を記憶する第二の記憶部と、前記出力要求に含まれる位置情報と、前記第二の記憶部に記憶されている位置情報との比較に基づいて、前記複数の第一の記憶部の中から一部の前記第一の記憶部を選択する選択部と、前記特定部によって特定されたユーザ識別情報又は前記生成部によって生成された権限識別情報と、前記出力要求に係るデータの出力情報とを、前記選択部によって選択された前記第一の記憶部に送信して、当該ユーザ識別情報又は当該権限識別情報と当該出力情報とを関連付けて当該第一の記憶部に記憶させる第一の送信部と、前記権限識別情報を、前記出力要求の送信元に送信する第二の送信部とを有し、前記第一の記憶部は、ネットワークを介して機器から送信される要求に応じ、当該要求に含まれているユーザ識別情報又は権限識別情報に関連付けられて当該第一の記憶部に記憶されている出力情報を、前記機器に返信する。
データの出力に必要なアカウントを有していないユーザであっても出力権限の付与を可能とすることができる。
本発明の実施の形態における印刷システムの構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における管理サーバのハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における画像形成装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における印刷システムの機能構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における印刷データの保存処理の処理手順を説明するためのシーケンス図である。 ユーザ情報記憶部の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態の印刷情報記憶部の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態における印刷情報生成処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 保存先情報記憶部の構成例を示す図である。 本発明の実施の形態において画像形成装置が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 ログイン画面の表示例を示す図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態における印刷システムの構成例を示す図である。
図1に示される印刷システム1おいて、エリアA及びエリアB等の各エリアは、例えば、或る企業Aの複数の活動拠点のいずれかを含むエリアである。例えば、エリアAは、日本であり、エリアBは、中国であってもよい。三つ以上のエリアが存在してもよい。また、全てのエリアが、日本国内であってもよい。例えば、エリアAが、東京であり、エリアBが大阪であってもよい。なお、エリアAに属する装置の符号の末尾には、「a」が付与され、エリアBに属する装置の符号の末尾には、「b」が付与される。エリアA及びエリアBの各装置を区別しない場合、符号の末尾の「a」又は「b」は省略される。
各エリアに属する事業所又はオフィス等は、WAN(Wide Area Network)又はインターネット等の広域的なネットワークを介して、1以上の管理サーバ10、1以上の認証サーバ50、及び1以上のメールサーバ40等と接続される。
メールサーバ40は、ユーザ端末30から送信される電子メールや、管理サーバ10から送信される電子メール等の転送を行うコンピュータである。例えば、ユーザ端末30は、ユーザからの指示に応じ、印刷要求を含む電子メールを管理サーバ10宛に送信する。印刷要求を含む電子メールには、印刷対象の電子データが添付されている。電子データのデータ形式は所定のものに限定されない。以下、ユーザ端末30から送信される、印刷要求を含む電子メールを、「印刷要求メール」という。
なお、本実施の形態において、印刷システム1のユーザは、「正規ユーザ」と「ゲストユーザ」とに区別される。正規ユーザは、印刷システム1に対して(厳密には、後述されるユーザ情報記憶部52に対して)、当該ユーザの情報が登録されているユーザをいう。すなわち、正規ユーザは、印刷システム1のユーザとして予定されているユーザである。正規ユーザの一例として、企業Aの従業員が挙げられる。ゲストユーザは、印刷システム1に対して、当該ユーザの情報が登録されていないユーザをいう。すなわち、ゲストユーザは、本来であれば、印刷システム1の利用権限を有さないユーザである。ゲストユーザの一例として、企業Aの従業員以外の者が挙げられる。
認証サーバ50は、正規ユーザごとに、当該正規ユーザのユーザ名、パスワー、及びメールアドレス等を含む(以下、「ユーザ情報」という。)を管理し、ユーザ情報を用いた処理を実行するコンピュータである。例えば、認証サーバ50は、ユーザ名及びパスワード等が指定された認証要求に応じ、認証処理を実行する。また、認証サーバ50は、メールアドレスの存在確認要求、メールアドレスに対応するユーザ名の取得要求に応じた処理を実行する。すなわち、ユーザ情報には、ユーザ名に対応付けられて、当該ユーザのメールアドレスが含まれている。
管理サーバ10は、印刷要求メールの受信に応じ、印刷要求メールに含まれている電子データについて、印刷データの生成等を実行するコンピュータである。印刷データは、画像形成装置20が解釈可能なデータ形式を有する。管理サーバ10は、生成された印刷データを、印刷要求メールの送信元(送信者)のユーザのユーザ名、又は印刷要求メールごとに生成される識別子に関連付けて、いずれかのエリアに属する保存サーバ60に送信する。印刷データの送信先の保存サーバ60は、例えば、印刷要求メールの送信元のユーザ(送信元のユーザ端末30)の現在の所在位置に基づいて選択される。例えば、ユーザの所在位置に最寄りの保存サーバ60が、印刷データの送信先として選択される。
印刷要求メールの送信元アドレスが、ユーザ名に対応付けられて認証サーバ50によって管理されている場合、印刷データにはユーザ名が関連付けられる。印刷要求メールの送信元アドレスが、ユーザ名に対応付けられて認証サーバ50によって管理されていない場合、印刷データには印刷要求メールごとに生成される識別子が関連付けられる。以下、当該識別子を、「PIN(Personal Identification Number)コード」という。PINコードに関連付けられた印刷データは、画像形成装置20にPINコードを入力することで印刷することができる。したがって、PINコードは、当該印刷データに関する出力権限を識別するための情報であるともいえる。
なお、管理サーバ10及び認証サーバ50等は、唯一の存在でなくてもよい。例えば、所定数ごとエリアの集合ごとに、管理サーバ10及び認証サーバ50等が設置されてもよい。
各エリアは、保存サーバ60、一以上のユーザ端末30、及び一以上の画像形成装置20等を含む。保存サーバ60と、各ユーザ端末30及び各画像形成装置20とは、LAN(Local Area Network)又はインターネット等のネットワークを介して通信可能に接続されている。
ユーザ端末30は、印刷システム1のユーザが直接操作する情報処理装置である。例えば、ユーザは、ユーザ端末30を操作して、印刷システム1に対する印刷要求を入力する。ユーザ端末30の一例として、PC(Personal Computer)、携帯電話、スマートフォン、タブレット型端末、PDA(Personal Digital Assistance)等が挙げられる。複数のユーザ端末30のそれぞれが、相互に異なる機種であってもよい。
保存サーバ60は、管理サーバ10より送信される印刷データ等を保存するコンピュータである。
画像形成装置20は、例えば、複合機又はプリンタ等、印刷機能を有する機器である。画像形成装置20は、当該画像形成装置20と同一のエリアに属する保存サーバ60に保存されている印刷データのうち、ユーザによって当該画像形成装置20に入力されたユーザ名又はPINコードに関連付いている印刷データの印刷を実行する機器である。すなわち、各画像形成装置20は、当該画像形成装置20と同一のエリアに属する保存サーバ60に対応付けられている。換言すれば、各保存サーバ60は、相互に異なる画像形成装置20に対応している。
なお、同一のエリアに属する保存サーバ60、各画像形成装置20、及び各ユーザ端末30は、相互に異なるオフィス等に属していてもよい。例えば、エリアAが日本である場合であって、保存サーバ60aが東京に設置されている場合に、或る画像形成装置20a及び或るユーザ端末30aは、大阪に設置されていてもよい。
図2は、本発明の実施の形態における管理サーバのハードウェア構成例を示す図である。図2の管理サーバ10は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置100、補助記憶装置102、メモリ装置103、CPU104、及びインタフェース装置105等を有する。
管理サーバ10での処理を実現するプログラムは、CD−ROM等の記録媒体101によって提供される。プログラムを記憶した記録媒体101がドライブ装置100にセットされると、プログラムが記録媒体101からドライブ装置100を介して補助記憶装置102にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体101より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置102は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置103は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102からプログラムを読み出して格納する。CPU104は、メモリ装置103に格納されたプログラムに従って管理サーバ10に係る機能を実行する。インタフェース装置105は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。
図3は、本発明の実施の形態における画像形成装置のハードウェア構成例を示す図である。図3において、画像形成装置20は、コントローラ21、スキャナ22、プリンタ23、モデム24、操作パネル25、ネットワークインタフェース26、及びSDカードスロット27等のハードウェアを有する。
コントローラ21は、CPU211、RAM212、ROM213、HDD214、及びNVRAM215等を有する。ROM213には、各種のプログラムやプログラムによって利用されるデータ等が記憶されている。RAM212は、プログラムをロードするための記憶領域や、ロードされたプログラムのワーク領域等として用いられる。CPU211は、RAM212にロードされたプログラムを処理することにより、各種の機能を実現する。HDD214には、プログラムやプログラムが利用する各種のデータ等が記憶される。NVRAM215には、各種の設定情報等が記憶される。
スキャナ22は、原稿より画像データを読み取るためのハードウェア(画像読取手段)である。プリンタ23は、印刷データを印刷用紙に印刷するためのハードウェア(印刷手段)である。モデム24は、電話回線に接続するためのハードウェアであり、FAX通信による画像データの送受信を実行するために用いられる。操作パネル25は、ユーザからの入力の受け付けを行うためのボタン等の入力手段や、液晶パネル等の表示手段等を備えたハードウェアである。液晶パネルは、タッチパネル機能を有していてもよい。この場合、当該液晶パネルは、入力手段の機能をも兼ねる。ネットワークインタフェース26は、LAN等のネットワーク(有線又は無線の別は問わない。)に接続するためのハードウェアである。SDカードスロット27は、SDカード80に記憶されたプログラムを読み取るために利用される。すなわち、画像形成装置20では、ROM213に記憶されたプログラムだけでなく、SDカード80に記憶されたプログラムもRAM212にロードされ、実行されうる。なお、他の記録媒体(例えば、CD−ROM又はUSB(Universal Serial Bus)メモリ等)によってSDカード80が代替されてもよい。すなわち、SDカード80の位置付けに相当する記録媒体の種類は、所定のものに限定されない。この場合、SDカードスロット27は、記録媒体の種類に応じたハードウェアによって代替されればよい。
なお、本実施の形態において、画像形成装置20は、スキャナ22及びモデム24を必ずしも有していなくてもよい。すなわち、画像形成装置20は、複合機ではなく、プリンタでもよい。
図4は、本発明の実施の形態における印刷システムの機能構成例を示す図である。図4において、管理サーバ10は、メール受信部11、アドレス確認部12、PINコード生成部13、印刷情報生成部14、応答メール生成部15、メール返信部16、保存先選択部17、及び印刷情報送信部18等を有する。これら各部は、管理サーバ10にインストールされた一以上のプログラムが、CPU104に実行させる処理によって実現される。また、管理サーバ10は、保存先情報記憶部121を利用する。保存先情報記憶部121は、補助記憶装置102、又は管理サーバ10にネットワークを介して接続される記憶装置等を用いて実現可能である。
メール受信部11は、印刷要求メールを受信する。印刷要求メールには、ユーザが印刷させたい印刷対象データ(例えば、メール本文や添付ファイル等)が含まれる。例えば、ユーザは、ユーザ端末30から印刷対象データを含むメールを、特定のドメインのメールアドレス宛(宛先)に送信する。メール受信部11は宛先に当該特定のドメインが設定されたメールを受信することで、当該メールが印刷要求メールであることを認識する。
アドレス確認部12は、認証サーバ50に対して、印刷要求メールの送信元アドレスの存在確認要求を送信することにより、当該送信元アドレスが、認証サーバ50に登録されているか否かを確認する。アドレス確認部12は、送信元アドレスが認証サーバ50に登録されている場合、当該送信元アドレスに対応するユーザ名を、認証サーバ50より取得する。PINコード生成部13は、送信元アドレスが認証サーバ50に登録されていない場合に、PINコードを生成する。印刷情報生成部14は、印刷要求メールに対応する印刷情報を生成する。印刷情報には、印刷データや当該印刷データの印刷ジョブに関する情報の他、ユーザ名又はPINコード等が含まれる。
応答メール生成部15は、印刷要求メールに対する応答としての電子メール(以下、「応答メール」という。)を生成する。応答メールには、各印刷データに基づく印刷ジョブの識別情報が含まれる。応答メールには、また、印刷要求メールに関してPINコードが生成された場合、当該PINコードが含まれる。
メール返信部16は、印刷要求メールの送信元アドレス宛に、応答メールを返信する。保存先選択部17は、エリアごとに配置されている保存サーバ60の中から、印刷情報生成部14によって生成された印刷情報の保存先とする保存サーバ60を選択する。保存サーバ60の選択において、保存先情報記憶部121が参照される。保存先情報記憶部121は、各保存サーバ60の配置位置に関する位置情報を記憶する。印刷情報送信部18は、保存先選択部17によって選択された保存サーバ60に印刷情報を送信することにより、当該印刷情報を当該保存サーバ60に保存する。
認証サーバ50は、要求応答部51及びユーザ情報記憶部52等を有する。ユーザ情報記憶部52は、正規ユーザごとに、ユーザ情報を記憶する。要求応答部51は、認証要求、メールアドレスの存在確認要求、及びメールアドレスに対応するユーザ名の取得要求等に応じた処理を実行する。なお、要求応答部51は、認証サーバ50にインストールされたプログラムが、認証サーバ50のCPUに実行させる処理により実現される。ユーザ情報記憶部52は、認証サーバ50の補助記憶装置、又は認証サーバ50にネットワークを介して接続される記憶装置等を用いて実現可能である。
保存サーバ60は、印刷情報受信部61、印刷情報記憶部62、及び印刷情報提供部63等を有する。印刷情報受信部61は、管理サーバ10より送信される印刷情報を受信し、印刷情報記憶部62に記憶(保存)する。印刷情報提供部63は、画像形成装置20からの印刷情報の取得要求に応じ、印刷情報記憶部62に記憶(保存)されている印刷情報の中で、当該取得要求に指定されているユーザ名又はPINコードを含む印刷情報を画像形成装置20に返信する。
なお、印刷情報受信部61及び印刷情報提供部63は、保存サーバ60にインストールされた一以上のプログラムが、保存サーバ60のCPUに実行させる処理により実現される。印刷情報記憶部62は、保存サーバ60の補助記憶装置、又は保存サーバ60にネットワークを介して接続される記憶装置等を用いて実現可能である。
画像形成装置20は、認証制御部221、印刷情報取得部222、及び印刷制御部223等を有する。これら各部は、画像形成装置20にインストールされた一以上のプログラムが、CPU211に実行させる処理により実現される。認証制御部221は、ユーザより、ユーザ名及びパスワード、又はPINコードの入力を受け付ける。ユーザ名及びパスワードが入力された場合、認証制御部221は、当該ユーザ名及びパスワードの認証を、認証サーバ50に要求する。印刷情報取得部222は、印刷情報の取得要求を、当該画像形成装置20に対応付けられている保存サーバ60に送信する。当該取得要求には、認証制御部221が受け付けた、ユーザ名及びPINコードの少なくともいずれか一方が指定される。印刷制御部223は、印刷情報取得部222によって取得される印刷データに関して印刷処理を実行する。
以下、印刷システム1において実行される処理手順について説明する。図5は、本発明の実施の形態における印刷データの保存処理の処理手順を説明するためのシーケンス図である。
ステップS101において、ユーザ端末30は、ユーザからの指示入力に応じ、印刷要求メールを、所定のメールアドレス宛に送信する。印刷要求メールには、印刷対象の電子データが添付されている。所定のメールアドレスは、例えば、管理サーバ10宛のメールアドレスとして予め決められているメールアドレスである。
但し、ユーザがゲストユーザである場合、当該ゲストユーザは、印刷要求メールのCc(Carbon copy)フィールドに、いずれかの正規ユーザのメールアドレスを指定する。以下、Ccフィールドに指定されたメールアドレスを、「Ccアドレス」という。
Ccアドレスに指定されるメールアドレスの一例としては、例えば、ユーザによる印刷に対する費用の負担先の部署に属する正規ユーザのメールアドレスが挙げられる。例えば、ユーザは、当該部署に属する正規ユーザaとの打ち合わせのために、資料を印刷する必要が有り、正規ユーザaに了承を得た上で、Ccアドレスに正規ユーザaのメールアドレスを指定することが考えられる。
また、印刷要求メールには、ユーザ端末30の位置情報が含まれる。位置情報は、例えば、ユーザによって入力された値でもよい。ユーザによって入力される場合、当該ユーザ端末30が属するエリアのエリア名として、予めユーザに認識されている名前(例えば、「日本」等)が入力されてもよい。若しくは、保存先情報記憶部121が記憶する位置情報の一覧の中から、いずれかの位置情報がユーザによって選択されてもよい。
又は、位置情報は、ユーザ端末30が備えるGPS(Global Positioning System)機能を用いて計測された値(緯度及び経度)でもよい。また、ユーザ端末30が、移動体通信網の基地局や、無線LANのアクセスポイント等と通信することにより得られる位置情報が用いられてもよい。
メールサーバ40は、一般的な電子メールの転送用の通信プロトコルに従って、印刷要求メールを管理サーバ10宛に転送する(S102)。メールサーバ40は、また、印刷要求メールにCcアドレスが指定されている場合には、当該Ccアドレス宛に対して、印刷要求メールを転送する。その結果、印刷要求メールのCcアドレスにメールアドレスを指定された正規ユーザは、自らのメールアドレスを利用して、印刷を行おうとしている者の存在を知ることができる。したがって、仮に、無断でメールアドレスが利用された正規ユーザは、そのことを知ることができる。
印刷要求メールは、管理サーバ10のメール受信部11によって受信される。厳密には、印刷要求メールは、メール受信部11によって、メールサーバ40から取得される。すなわち、Toフィールド又はCcフィールドに印刷要求アドレスが含まれているメールが、印刷要求メールとして、メール受信部11によってメールサーバ40から取得される。印刷要求メールの受信に応じ、管理サーバ10のアドレス確認部12は、印刷要求メールの送信元アドレスを指定して、当該メールアドレスの存在確認要求を認証サーバ50に送信する(S103)。
当該存在確認要求の受信に応じ、認証サーバ50の要求応答部51は、存在確認要求に指定されているメールアドレスが、ユーザ情報記憶部52に記憶されているか否かを確認する(S104)。
図6は、ユーザ情報記憶部の構成例を示す図である。図6において、ユーザ情報記憶部52は、正規ユーザごとに、ユーザ情報を記憶する。ユーザ情報には、例えば、ユーザ名、パスワード、及びメールアドレス等が含まれる。一ユーザに対して、PC用及び携帯端末用等、複数のメールアドレスが登録されてもよい。
ステップS104において、要求応答部51は、存在確認要求に指定されているメールアドレスが、ユーザ情報記憶部52に記憶されているいずれかのユーザ情報のメールアドレスとして含まれているか否かを確認する。
続いて、要求応答部51は、確認結果を含む応答を管理サーバ10に返信する(S105)。確認結果は、メールアドレスの存否を示す情報である。アドレス確認部12は、当該確認結果を受信する。
アドレス確認部12は、確認結果が、メールアドレスが存在しないことを示す場合であって、印刷要求メールにCcアドレスが指定されている場合は、当該Ccアドレスを指定して、当該メールアドレスの存在確認要求を認証サーバ50に送信する(S106)。
当該存在確認要求の受信に応じ、認証サーバ50の要求応答部51は、ステップS104と同様に、存在確認要求に指定されているメールアドレスが、ユーザ情報記憶部52に記憶されているか否かを確認する(S107)。続いて、要求応答部51は、確認結果を含む応答を管理サーバ10に返信する(S108)。当該確認結果には、例えば、Ccアドレスに対応するユーザ名が含まれる。
ステップS105又はS108における確認結果の受信に応じ、管理サーバ10は、印刷要求メールに関して、印刷情報の生成処理を実行する(S109)。続いて、管理サーバ10のメール返信部16は、印刷要求メールに対する応答メールを、印刷要求メールの送信元アドレス宛に返信する(S110)。応答メールは、メールサーバ40によって、印刷要求メールの送信元のユーザ端末30に転送される(S111)。なお、応答メールは、印刷情報生成処理において生成される。
一方、応答メールの返信後、管理サーバ10の印刷情報送信部18は、印刷情報生成処理において生成された印刷データ、及び当該印刷データに関連付けられている情報等を含む印刷情報を、保存サーバ60に送信する(S112)。印刷情報の送信先とされる保存サーバ60は、ステップS109の印刷情報生成処理において、印刷要求メールに含まれている位置情報に基づいて選択される。
保存サーバ60の印刷情報受信部61は、印刷情報を受信すると、当該印刷情報を印刷情報記憶部62に記憶(保存)する(S113)。
図7は、本発明の実施の形態の印刷情報記憶部の構成例を示す図である。図7において印刷情報記憶部62は、印刷データごとに、印刷情報を記憶する。印刷情報は、ジョブ名、ユーザモード、及び印刷データと、ユーザ名又はPINコードと等を含む。
ジョブ名は、印刷データごと又は印刷データごとに実行される印刷ジョブごとの識別情報である。ユーザモードは、印刷要求メールの送信元アドレスが、ユーザ情報記憶部52において管理されているか否かを示す情報である。本実施の形態において、ユーザモードは、印刷要求元のユーザが、正規ユーザであるかゲストユーザであるかを示す。「U」は、正規ユーザを示し、「G」は、ゲストユーザを示す。ユーザ名は、当該印刷情報に基づく印刷ジョブに関して責任を有するユーザのユーザ名である。責任を有するユーザとは、例えば、印刷ジョブに関する費用を負担すべきユーザ(但し、実際の負担者は当該ユーザが属する部署等であってもよい。)をいう。PINコードは、印刷要求元のユーザが、ゲストユーザである場合に、当該ユーザに割り当てられたPINコードである。
続いて、ステップS109の詳細について説明する。図8は、本発明の実施の形態における印刷情報生成処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
図5のステップS105において受信された確認結果が、印刷要求メールの送信元アドレスの存在を示すものである場合(S201でYes)、アドレス確認部12は、当該送信元アドレスに対応するユーザ名を、認証サーバ50より取得する(S202)。すなわち、ユーザ情報記憶部52において、当該送信元アドレスが対応付けられているユーザ名が取得される。
続いて、印刷情報生成部14は、印刷要求メールの本文及び添付されている電子データ(印刷対象データ)それぞれの印刷データを生成する(S203)。但し、添付されている電子データのみが印刷データの生成対象とされてもよい。また、当該電子データが、複数のファイルを含むzip形式等の書庫ファイル形式であった場合、印刷情報生成部14は、当該電子データを解凍し、解凍されたファイルごとに印刷データを生成する。したがって、一つの印刷要求メールに対して複数の印刷データ(印刷ジョブ)が生成されうる。
続いて、印刷情報生成部14は、印刷データごとに、印刷情報を生成する(S204)。すなわち、各印刷データに対して、ジョブ名が生成され、印刷情報に含められる。各印刷情報のユーザモードには「U」が設定される。また、各印刷情報には、ステップS202において取得されたユーザ名が設定される。ここで生成された印刷情報が、図5のステップS112において、保存サーバ60に送信される。
続いて、応答メール生成部15は、各印刷情報のジョブ名が、例えば、本文に記載された応答メールを生成する(S205)。当該応答メールが、図5のステップS110及びS111において、印刷要求メールの送信元のユーザ端末30に転送される。当該応答メールを閲覧したユーザは、印刷要求メールに応じて生成された各印刷データに対応するジョブ名を知ることができる。但し、送信元アドレスがユーザ情報記憶部52に存在する場合には、必ずしも、応答メールは返信されなくてもよい。例えば、ジョブ名が、電子データのファイル名等に基づいて生成される場合、ユーザは、後述される画像形成装置20の操作時において、各ジョブ名に対応する印刷データの内容を把握可能であるからである。
続いて、保存先選択部17は、ステップS204において生成された印刷情報の保存先とする保存サーバ60を、印刷要求メールに含まれている位置情報と、保存先情報記憶部121に記憶されている情報とに基づいて選択する(S211)。
図9は、保存先情報記憶部の構成例を示す図である。図9において、保存先情報記憶部121は、保存サーバ60ごとに、位置情報及び保存先アドレスを対応付けて記憶する。位置情報は、保存サーバ60が配置されているエリアに関する位置情報である。図9では、位置情報は、<エリア名>の形式で記載されている。<エリア名>の形式による記載は、当該エリア名に係るエリアに関する位置情報を示す。例えば、<エリア名>は、当該保存サーバ60が配置されている位置の緯度及び経度であってもよいし、エリア名そのものであってもよい。または、当該エリア名に係るエリアの範囲を示す値であってもよい。エリアの範囲を示す値とは、例えば、エリアを含む矩形(例えば、最小外接矩形)の対角の2つの頂点の緯度及び経度である。どのような値を位置情報とするのかは、運用に応じて適宜決定されてもよい。
保存先アドレスは、保存サーバ60のIPアドレスである。管理サーバ10と保存サーバ60との通信によって使用される通信プロトコルに応じて、IPアドレス以外のアドレス情報が、保存先アドレスとされてもよい。例えば、URL(Uniform Resource Locator)が保存先アドレスとされてもよい。
保存先選択部17は、印刷要求メールに含まれている位置情報と、保存先情報記憶部121に記憶されている位置情報とを比較して、保存先アドレスを選択する。例えば、印刷要求メールに含まれている位置情報が地域名であり、保存S来情報記憶部に記憶されている位置情報が地域名である場合、印刷要求メールに含まれている地域名と一致する地域名に対応付けられている保存先アドレスが選択される。または、印刷要求メールに含まれている位置情報が緯度及び経度であり、保存先情報記憶部121に記憶されている位置情報が、緯度及び経度である場合、印刷要求メールに含まれている緯度及び経度に対して最も近い緯度及び経度に対応付けられている保存先アドレスが選択される。また、印刷要求メールに含まれている位置情報が緯度及び経度であり、保存先情報記憶部121に記憶されている位置情報が、エリアの範囲を示す値である場合、印刷要求メールに含まれている位置情報が緯度及び経度を含むエリアに対応付けられている保存先アドレスが選択される。
なお、複数の保存先アドレスが選択されてもよい。例えば、印刷要求メールに含まれている位置情報と、保存先情報記憶部121に記憶されている位置情報との比較において、双方の距離等に基づいて順位付けが行われ、上位N番目までの保存先アドレスが選択されてもよい。又は、双方の距離が、閾値以上である保存先アドレスが、選択対象から除去されてもよい。
すなわち、印刷要求メールに含まれる位置情報に基づく保存サーバ60の選択は、ユーザがいずれのエリアの画像形成装置20を利用するのかについての予測という側面も有る。仮に、予測が外れた場合、ユーザが操作する画像形成装置20に対応付けられている保存サーバ60には、出力対象の印刷情報が無いという事態が発生する。斯かる事態が発生する可能性を低下させるため、一部の複数の保存サーバ60に対して、印刷情報が送信されてもよい。
図5において説明したステップS112では、ステップS211において選択された保存先アドレス宛に、印刷情報が送信される。その結果、印刷要求メールのユーザの所在地が属するエリアに設置された保存サーバ60に、印刷情報が送信される。
一方、図5のステップS105において受信された確認結果が、印刷要求メールの送信元アドレスの不在を示すものであり(S201でNo)、ステップS108において受信された確認結果が、Ccアドレスの存在を示すものである場合(S206でYes)、ステップS207〜S211が実行される。
ステップS207において、PINコード生成部13は、印刷要求メールごとのPINコードを生成する。PINコードは、印刷要求メールごとに異なる値となれば、どのような方法によって生成されてもよい。但し、PINコードは、画像形成装置20の操作パネル25又は操作パネル25に表示されるソフトウェアキーボードを介して容易に入力可能な文字によって構成されるのが望ましい。
続いて、印刷情報生成部14は、印刷要求メールの本文及び添付されている電子データ(印刷対象データ)それぞれの印刷データを生成する(S208)。ステップS208の処理内容は、ステップS203と同様でよい。
続いて、印刷情報生成部14は、印刷データごとに、印刷情報を生成する(S209)。すなわち、各印刷データに対して、ジョブ名が生成され、印刷情報に含められる。各印刷情報の、ユーザモードには「G」が設定される。また、各印刷情報には、図5のステップS108の確認結果に含まれているユーザ名、及びステップS207において生成されたPINコード等が設定される。ここで生成された印刷情報が、図5のステップS112において、保存サーバ60に送信される。
続いて、応答メール生成部15は、各印刷情報のジョブ名に加えPINコードが、例えば、本文に記載された応答メールを生成する(S210)。当該応答メールが、図5のステップS110及びS111において、印刷要求メールの送信元のユーザ端末30に転送される。当該応答メールを閲覧したユーザは、印刷要求メールに応じて生成された印刷データの印刷時に画像形成装置20に対して入力が必要とされる、PINコードを知ることができる。また、ユーザは、当該各印刷データに対応するジョブ名を知ることができる。但し、応答メールにジョブ名は必ずしも含まれていなくてもよい。
続いて、上記において説明したステップS211が実行される。
なお、送信元アドレス及びCcアドレスの双方が存在しない場合、又は送信元アドレスが存在せずに、Ccアドレスが指定されていない場合(S206でNo)、応答メール生成部15は、例えば、エラーメッセージを含む応答メール(以下、「エラーメール」という。)を生成する(S212)。この場合、ステップS110において、エラーメールが返信される。また、この場合、印刷情報は生成されない。したがって、図5のステップS112及びS113は実行されない。すなわち、ユーザは、印刷を行うことはできない。
その後、エラーメール以外の応答メールを受信したユーザは、画像形成装置20の設置場所に赴き、画像形成装置20を操作する。続いて、ユーザの操作に応じて画像形成装置20が実行する処理手順について説明する。
図10は、本発明の実施の形態において画像形成装置が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
例えば、保存サーバ60に保存されている印刷データの印刷機能の呼び出しに応じ、認証制御部221は、ログイン画面を操作パネル25に表示させる(S301)。
図11は、ログイン画面の表示例を示す図である。図11において、ログイン画面510は、ユーザ名、パスワード、及びPINコード等の入力領域を有する。
例えば、画像形成装置20の操作者が正規ユーザである場合、ログイン画面510には、ユーザ名及びパスワードが入力される。一方、当該操作者がゲストユーザである場合、ログイン画面510には、応答メールで通知されているPINコードが入力される。
なお、正規ユーザであっても、PINコードが入力されてもよい。例えば、正規ユーザが、プライベート用のユーザ端末30のメールアドレス、すなわち、ユーザ情報記憶部52には記憶されていないメールアドレスから印刷要求メールを送信した場合、当該ユーザ端末30に返信される応答メールにはPINコードが含まれている。一方、当該正規ユーザは、別途、ユーザ情報記憶部52に記憶されているメールアドレスから印刷要求メールを送信している場合もある。この場合、当該正規ユーザに関しては、PINコードに関連付けられた印刷データと、ユーザ名に関連付けられた印刷データとが保存サーバ60に保存されている。双方の印刷データに関して、1回のログイン操作で印刷処理の実行を可能とするため、ユーザ名及びパスワードと、PINコードとの双方が同時に入力されてもよい。
ユーザ名及びパスワード、並びにPINコードの少なくともいずれか一方がログイン画面510に入力され、OKボタン511が押下されると、認証制御部221は、ログイン画面510において、ユーザ名及びパスワードが入力されているか否かを判定する(S302)。ユーザ名及びパスワードが入力されている場合(S302でYes)、認証制御部221は、認証処理を実行する(S303)。具体的には、認証制御部221は、入力されたユーザ名及びパスワードが指定された認証要求を、認証サーバ50に送信する。認証サーバ50の要求応答部51は、当該認証要求に指定されているユーザ名及びパスワードの組が、ユーザ情報記憶部52に記憶されているか否かを判定する。当該組が、ユーザ情報記憶部52に記憶されている場合、認証は成功となる。当該組が、ユーザ情報記憶部52に記憶されていない場合、認証は失敗となる。要求応答部51は、認証の正否を示す情報を、認証要求元の画像形成装置20の認証制御部221に返信する。
認証に成功した場合(S304でYes)、印刷情報取得部222は、ログイン画面510に入力されたユーザ名を、指定情報に追加する(S305)。指定情報とは、後段のステップS308において保存サーバ60から印刷情報の一覧を取得する際に、指定される情報をいう。認証に失敗した場合(S304でNo)、ステップS305は実行されない。
ログイン画面510にユーザ名及びパスワードが入力されなかった場合(S302でNo)、ユーザ名及びパスワードに基づく認証に失敗した場合(S304でNo)、又はステップS305に続いて、印刷情報取得部222は、ログイン画面510において、PINコードが入力されているか否かを判定する(S306)。PINコードが入力されている場合(S306でYes)、印刷情報取得部222は、当該PINコードを、指定情報に追加する(S307)。PINコードが入力されていない場合(S306でNo)、ステップS307は実行されない。
続いて、印刷情報取得部222は、指定情報を指定して、印刷情報の一覧を保存サーバ60より取得する(S308)。より詳しくは、印刷情報取得部222は、指定情報を指定して、印刷情報の一覧の取得要求を保存サーバ60に送信する。当該取得要求の送信先の保存サーバ60のアドレス情報は、例えば、予め画像形成装置20に設定されている。例えば、当該画像形成装置20と同じエリアに属する保存サーバ60のアドレス情報が、画像形成装置20に設定されている。
当該取得要求に応じ、保存サーバ60の印刷情報提供部63は、当該取得要求に指定されている指定情報を含む印刷情報を、印刷情報記憶部62(図7)より取得する。すなわち、ログイン画面510においてユーザ名及びパスワードが入力されている場合、ユーザモードが「U」であり、当該ユーザ名を含む印刷情報が取得される。ここで、当該ユーザ名に係る正規ユーザのメールアドレスがCcアドレスに指定された、ゲストユーザからの印刷要求メールに基づく印刷情報にも、当該ユーザ名が含まれている。したがって、ログイン画面510においてユーザ名及びパスワードが入力されている場合、ユーザモードが「G」であり、当該ユーザ名を含む印刷情報も取得される。その結果、後述より明らかなように、当該正規ユーザは、ゲストユーザからの印刷要求メールに基づく印刷ジョブについても、画像形成装置20に実行させることができる。そうすることで、例えば、画像形成装置20が、ゲストユーザの立ち入りが禁止されている区域に設置されている場合において、正規ユーザが、代理で印刷ジョブを実行させることができる。但し、ゲストユーザからの印刷要求メールに含まれる機密情報の保護が優先されるような環境においては、ログイン画面510においてユーザ名及びパスワードが入力されている場合に、ユーザモードが「G」であり、当該ユーザ名を含む印刷情報は、取得対象から除外されるようにしてもよい。
一方、ログイン画面510においてPINコードが入力されている場合、ユーザモードが「G」であり、当該PINを含む印刷情報が取得される。
また、ログイン画面510においてユーザ名及びパスワードと、PINコードとの双方が入力され、認証に成功している場合、ユーザモードが「U」であり、当該ユーザ名を含む印刷情報と、ユーザモードが「G」であり、当該PINコードを含む印刷情報とが取得される。ログイン画面510においてユーザ名及びパスワードと、PINコードとの双方が入力され、認証に失敗している場合、ユーザモードが「G」であり、当該PINを含む印刷情報が取得される。
印刷情報提供部63は、取得された印刷情報の一覧を、画像形成装置20に返信する。なお、ここで返信される各印刷情報には、印刷データは含まれていなくてよい。
続いて、画像形成装置20の印刷情報取得部222は、返信された各印刷情報に含まれているジョブ名等の一覧を操作パネル25に表示させる(S309)。当該一覧は、印刷対象の候補である。すなわち、ユーザは、当該一覧に含まれている印刷情報に関して、印刷の実行指示の入力が可能である。
当該一覧の中から、1以上のジョブ名が選択されると、印刷情報取得部222は、当該ジョブ名に対応する印刷データを、保存サーバ60より取得する(S310)。より詳しくは、印刷情報取得部222は、当該ジョブ名が指定された印刷データの取得要求を保存サーバ60に送信する。保存サーバ60の印刷情報提供部63は、当該取得要求に応じ、当該取得要求に指定されているジョブ名に対応する印刷データを、画像形成装置20に返信する。以下、選択されたジョブ名に係る印刷情報を、「対象印刷情報」という。
なお、入力されたユーザ名やPINコードによって一つの印刷データに対する印刷情報しか取得されなければ、S309の処理を行わずに、印刷情報取得部222が印刷データを取得するようにしてもよい。また、印刷情報提供部63は、印刷情報の一覧を画像形成装置20に返信する代わりに、ユーザ名やPINコードに基づいて取得した印刷データを返信するようにしてもよい。
続いて、印刷制御部223は、当該印刷データに関する印刷ジョブの実行を制御する(S311)。その結果、当該印刷データが印刷された用紙が出力される。この際、印刷ジョブの実行を示すログには、対象印刷情報に含まれているユーザ名が含まれる。本実施の形態では、ユーザモードが「G」であるユーザに係る印刷情報においても、ユーザ名が含まれている。すなわち、いずれの印刷情報にもユーザ名が含まれている。したがって、例えば、ユーザ名に基づいて、印刷ジョブの実行に対する費用の請求先が判定される場合、ユーザモードが「G」であるユーザによる印刷ジョブに関しても、費用の請求先が判定可能となる。なお、費用の請求先の識別情報と、各ユーザ名との対応情報は、例えば、HDD214に記憶されている。
また、対象印刷情報のユーザモードが「U」である場合、すなわち、画像形成装置20の操作者が正規ユーザである場合、印刷制御部223は、ステップS311において、ログイン時に入力されたユーザ名に対応する権限(印刷権限)の範囲内で、印刷ジョブを実行する。一方、対象印刷情報のユーザモードが「G」である場合、すなわち、画像形成装置20の操作者がゲストユーザである場合、印刷制御部223は、当該ゲストユーザに対応付けられている正規ユーザの権限の範囲内で、印刷ジョブを実行する。但し、ゲストユーザに対する権限の範囲内で印刷ジョブが実行されてもよい。なお、各正規ユーザの権限は、例えば、ユーザ情報記憶部52に記憶されていてもよい。また、各ゲストユーザの権限は、ゲスト情報記憶部に記憶されていてもよい。各ゲストユーザの権限は、共通であってもよいし、個別に異なっていてもよい。
上述したように、本発明の実施の形態によれば、ユーザ名及びパスワード等のアカウントが認証サーバ50に登録されていないゲストユーザであっても、印刷権限を与えることができる。したがって、ゲストユーザが、正規ユーザに印刷を依頼する必要性を低減させることができる。また、ゲストユーザには、印刷要求メールごとのPINコードが通知される。したがって、ゲストユーザごとに、擬似的かつ一時的なアカウントを与えることができる。よって、各ゲストユーザが操作可能な印刷データは、当該ゲストユーザからの印刷要求メールに対応した印刷データに限定される。その結果、ゲストユーザ間で、他ユーザの印刷データの操作が容易に可能となってしまうといった状況の発生を回避することができる。
更に、ゲストユーザ用に専用の画像形成装置20を設置する必要性を低減させることもできる。
また、保存サーバ60が地理的に分散して配置されているところ、印刷要求メールに基づく印刷情報は、印刷要求メールの送信元のユーザの所在地が属するエリア内の保存サーバ60に送信される。したがって、画像形成装置20が、保存サーバ60から印刷情報の一覧を取得したり、当該一覧の中から選択された印刷データを取得したりする際の応答性を向上させることができる。すなわち、ユーザの操作に応じて応答が返ってくるまでの所要時間の短縮することができる。このような仕組みは、特に、ユーザが出張等によって、自らが所属しているエリアと異なるエリアにおいて、印刷要求メールを利用して印刷を行う場合に便利である。例えば、日本のオフィスに属するユーザが、米国のオフィスに出張した際に、米国のオフィスで印刷要求メールを送信すると、当該印刷要求メールに基づく印刷情報は、米国に配置されている保存サーバ60に保存される。当該ユーザが、米国のオフィスに設置されている画像形成装置20を操作した場合、当該画像形成装置20は、米国に配置されている保存サーバ60から印刷情報等を取得することができる。
また、ユーザの位置情報に基づいて、保存サーバ60が選択されることで、各保存サーバ60の記憶容量の消費量の削減効果を期待することもできる。すなわち、各ユーザに関して各エリアでの印刷要求メールの利用を常に可能とするための一つの方法として、管理サーバ10が、全ての保存サーバ60に対して印刷情報を送信することが考えられる。しかしながら、通常、出力対象とされるのは、いずれか一つの保存サーバ60に保存された印刷情報である。したがって、この場合、出力対象とされない印刷情報を保存している保存サーバ60においては、当該印刷情報に関して、記憶容量が浪費されていることになる。本実施の形態では、印刷要求メールに含まれている位置情報に基づいて、ユーザが利用する可能性の高いと予測される画像形成装置20に対応付けられている保存サーバ60に対して、印刷情報が保存される。その結果、一つの印刷情報に関して消費される記憶容量の削減を期待することができる。
また、ゲストユーザからの印刷要求メールのCcアドレスには、いずれかの正規ユーザのメールアドレスが指定される。その結果、ゲストユーザによる印刷ジョブに対して、正規ユーザを関連付けることができ、当該関連付けに基づいて、印刷ジョブの費用の請求先等を判定することができる。
また、正規ユーザであるにも拘わらず、正規ユーザに対して登録されているメールアドレスと異なるメールアドレスから印刷要求メールを送信することにより、当該正規ユーザがゲストユーザとして扱われる場合が考えられる。このような場合においても、当該印刷要求メールのCcアドレスには、正規ユーザのメールアドレスの指定が要求されるため、印刷ジョブの費用の請求先等を判定することができる。
なお、ゲストユーザの印刷要求において、正規ユーザのメールアドレスの指定先は、Ccフィールドでなくてもよい。正規ユーザのメールアドレスは、Bccフィールドに指定されてもよいし、印刷要求メールの宛先のアドレスと共に、Toフィールドに指定されてもよい。すなわち、正規ユーザのメールアドレスは、印刷要求メールの送信先に含まれればよい。Ccフィールド、Bccフィールド又はToフィールドのいずれの場合においても、ゲストユーザによる印刷要求メールが、正規ユーザ宛に送信されることにより、正規ユーザは、自らの名義での印刷ジョブの登録を検知することができる。その結果、正規ユーザは、自らが意図していない不正な印刷ジョブの登録を検知することができる。
なお、同一のゲストユーザが複数の印刷要求メールを送信した場合、それぞれ異なるPINコードを含む複数の応答メールが当該ゲストユーザのユーザ端末30に返信される。このような状況を考慮して、ログイン画面510には、複数のPINコードを入力可能としてもよい。印刷情報取得部222は、当該複数のPINコードのいずれかを含む印刷情報を、保存サーバ60より取得するようにしてもよい。そうすることにより、PINコードごとにログイン及び印刷情報の一覧の表示等を繰り返さなければならないといった煩雑さを解消することができる。
または、管理サーバ10のPINコード生成部13は、生成されたPINコードを、印刷要求メールの送信元アドレスに対応付けて、例えば、補助記憶装置102に記憶してくようにしてもよい。PINコード生成部13は、印刷要求メールの送信元アドレスが、PINコードに対応付けられて補助記憶装置102に記憶されている場合、新たなPINコードは生成せずに、記憶されているPINコードを出力する。この場合、当該PINコードを含む応答メールが返信される。
このようにすれば、同一のゲストユーザが複数の印刷要求メールを送信した場合、当該ゲストユーザには、印刷要求メールごとではなく、一つのPINコードが割り当てられる。したがって、当該ゲストユーザは、ログイン画面510に当該PINコードを入力することで、複数の印刷要求メールに対応した印刷情報の一覧の表示及び印刷等を画像形成装置20に実行させることができる。
なお、画像形成装置20は、PINコードを指定して取得された印刷情報に係る印刷データの印刷に関しては、印刷枚数に上限値を設けたり、カラー印刷は不可にしたりする等、制限を設けてもよい。そうすることにより、ゲストユーザによる大量な印刷等を防止することができる。
また、PINコードには、有効期限が設けられてもよい。有効期限を経過したPINコードは、無効とされてもよい。
なお、上記各実施の形態において、管理サーバ10、保存サーバ60、及び認証サーバ50のそれぞれは、複数のコンピュータに分散されて実現されてもよい。
また、上記各実施の形態では、管理サーバ10において印刷データが生成される例を説明したが、印刷要求メールに添付された電子データに関する印刷データの生成は、ユーザ端末30、管理サーバ10、保存サーバ60、又は画像形成装置20のいずれによって実行されてもよい。
なお、上記各実施の形態において、管理サーバ10、認証サーバ50、及び保存サーバ60は、情報処理システムの一例である。印刷要求メールは、データの出力要求の一例である。メール受信部11は、受信部の一例である。アドレス確認部12は、特定部の一例である。ユーザ名は、ユーザ識別情報の一例である。PINコードは、権限識別情報の一例である。PINコード生成部13は、生成部の一例である。保存サーバ60は、第一の記憶部の一例である。保存先情報記憶部121は、第二の記憶部の一例である。印刷情報は、出力情報の一例である。印刷情報送信部18は、第一の送信部の一例である。メール返信部16は、第二の送信部の一例である。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 印刷システム
10 管理サーバ
11 メール受信部
12 アドレス確認部
13 PINコード生成部
14 印刷情報生成部
15 応答メール生成部
16 メール返信部
17 保存先選択部
18 印刷情報送信部
20 画像形成装置
21 コントローラ
22 スキャナ
23 プリンタ
24 モデム
25 操作パネル
26 ネットワークインタフェース
27 SDカードスロット
30 ユーザ端末
40 メールサーバ
50 認証サーバ
51 要求応答部
52 ユーザ情報記憶部
60 保存サーバ
61 印刷情報受信部
62 印刷情報記憶部
63 印刷情報提供部
80 SDカード
100 ドライブ装置
101 記録媒体
102 補助記憶装置
103 メモリ装置
104 CPU
105 インタフェース装置
121 保存先情報記憶部
211 CPU
212 RAM
213 ROM
214 HDD
215 NVRAM
B バス
特開2004−236348号公報 特開2001−051915号公報

Claims (7)

  1. 1以上のコンピュータを含む情報処理システムであって、
    所定のアドレスを宛先に含むデータの出力要求を、ネットワークを介して受信する受信部と、
    前記出力要求の送信元の識別情報に対応付けられて記憶されているユーザ識別情報を特定する特定部と、
    前記特定部によってユーザ識別情報が特定されない場合に、前記出力要求に係るデータの出力権限を示す権限識別情報を生成する生成部と、
    複数の第一の記憶部のそれぞれの位置情報を記憶する第二の記憶部と、
    前記出力要求に含まれる位置情報と、前記第二の記憶部に記憶されている位置情報との比較に基づいて、前記複数の第一の記憶部の中から一部の前記第一の記憶部を選択する選択部と、
    前記特定部によって特定されたユーザ識別情報又は前記生成部によって生成された権限識別情報と、前記出力要求に係るデータの出力情報とを、前記選択部によって選択された前記第一の記憶部に送信して、当該ユーザ識別情報又は当該権限識別情報と当該出力情報とを関連付けて当該第一の記憶部に記憶させる第一の送信部と、
    前記権限識別情報を、前記出力要求の送信元に送信する第二の送信部とを有し、
    前記第一の記憶部は、ネットワークを介して機器から送信される要求に応じ、当該要求に含まれているユーザ識別情報又は権限識別情報に関連付けられて当該第一の記憶部に記憶されている出力情報を、前記機器に返信する、
    ことを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記選択部は、前記出力要求に含まれる位置情報が示す位置に、最も近い位置を示す位置情報に係る前記第一の記憶部を選択する、
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記複数の第一の記憶部のそれぞれは、相互に異なる機器から送信される要求に応じ、前記出力情報を返信する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理システム。
  4. 1以上のコンピュータを含む情報処理システムが、
    所定のアドレスを宛先に含むデータの出力要求を、ネットワークを介して受信する受信手順と、
    前記出力要求の送信元の識別情報に対応付けられて記憶されているユーザ識別情報を特定する特定手順と、
    前記特定手順においてユーザ識別情報が特定されない場合に、前記出力要求に係るデータの出力権限を示す権限識別情報を生成する生成部と、
    前記出力要求に含まれる位置情報と、第二の記憶部に記憶されている、複数の第一の記憶部のそれぞれの位置情報との比較に基づいて、前記複数の第一の記憶部の中から一部の前記第一の記憶部を選択する選択手順と、
    前記特定手順において特定されたユーザ識別情報又は前記生成部によって生成された権限識別情報と、前記出力要求に係るデータの出力情報とを、前記選択手順において選択された前記第一の記憶部に送信して、当該ユーザ識別情報又は当該権限識別情報と当該出力情報とを関連付けて当該第一の記憶部に記憶させる第一の送信手順と、
    前記権限識別情報を、前記出力要求の送信元に送信する第二の送信手順とを実行し、
    前記第一の記憶部は、ネットワークを介して機器から送信される要求に応じ、当該要求に含まれているユーザ識別情報又は権限識別情報に関連付けられて当該第一の記憶部に記憶されている出力情報を、前記機器に返信する、
    ことを特徴とする情報処理方法。
  5. 前記選択手順は、前記出力要求に含まれる位置情報が示す位置に、最も近い位置を示す位置情報に係る前記第一の記憶部を選択する、
    ことを特徴とする請求項4記載の情報処理方法。
  6. 前記複数の第一の記憶部のそれぞれは、相互に異なる機器から送信される要求に応じ、前記出力情報を返信する、
    ことを特徴とする請求項4又は5記載の情報処理方法。
  7. コンピュータに、
    所定のアドレスを宛先に含むデータの出力要求を、ネットワークを介して受信する受信手順と、
    前記出力要求の送信元の識別情報に対応付けられて記憶されているユーザ識別情報を特定する特定手順と、
    前記特定手順においてユーザ識別情報が特定されない場合に、前記出力要求に係るデータの出力権限を示す権限識別情報を生成する生成部と、
    前記出力要求に含まれる位置情報と、第二の記憶部に記憶されている、複数の第一の記憶部のそれぞれの位置情報との比較に基づいて、前記複数の第一の記憶部の中から一部の前記第一の記憶部を選択する選択手順と、
    前記特定手順において特定されたユーザ識別情報又は前記生成部によって生成された権限識別情報と、前記出力要求に係るデータの出力情報とを、前記選択手順において選択された前記第一の記憶部に送信して、当該ユーザ識別情報又は当該権限識別情報と当該出力情報とを関連付けて当該第一の記憶部に記憶させる第一の送信手順と、
    前記権限識別情報を、前記出力要求の送信元に送信する第二の送信手順とを実行させ、
    前記第一の記憶部は、ネットワークを介して機器から送信される要求に応じ、当該要求に含まれているユーザ識別情報又は権限識別情報に関連付けられて当該第一の記憶部に記憶されている出力情報を、前記機器に返信する、
    ことを特徴とするプログラム。
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