JP4573213B2 - 粉末成形装置 - Google Patents

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Description

本発明は、粉末成形装置に関するものである。
例えば、粉末冶金においては、鉄などの金属を主成分とする原料粉末を粉末成形装置で圧縮して圧粉体を成形し、この圧粉体を焼結炉で加熱して焼結する。そして、粉末成形装置においては、一般的に、原料粉末を貯蔵した原料容器から、成形用金型上で移動するフィーダー内に原料粉末を供給し、キャビティ内に下パンチが挿入した状態でフィーダーから成形用金型のキャビティ内に原料粉末を充填し、そして上パンチが挿入して圧粉体を成形するようにしている。
そして、このような成形にあってはいわゆるウイズドロアル法による機械プレスが利用されている。このウイズドロアル法は、例えば円筒圧粉体を成形する場合圧粉体の下端面を成形する円筒状の下パンチが固定されたフレームに、圧粉体の外周面を成形するダイ、内周面を成形する円柱状のコアロッドおよび上端面を成形する円筒状の上パンチが上下動可能に保持された構成となっている。そして、上パンチが所定の距離だけ下降して原料粉末を加圧すると、ダイおよびコアロッドが上パンチと一体に下降を始め、原料粉末の加圧成形が終了すると、上パンチが上昇する一方ダイおよびコアロッドはさらに下降して圧粉体の抜き出しが行われるというものである。
さらに、キャビティ内に原料粉末を充填する充填工程後、該キャビティ内に充填された原料粉末を上パンチと下パンチとの間で加圧成形するパンチ駆動工程を行う粉末成形方法であって、前記パンチ駆動工程が、上下パンチ間に形成されるキャビティの厚さが成形目標厚さよりも若干大きい状態となるまでいずれか一方のパンチを駆動する一次駆動工程と、上下パンチ間隔を測定しその値が前記成形目標厚さとなるまで制御しながらいずれか一方のパンチを駆動する二次駆動工程とを有するものであって、両パンチ間隔を測定しながら原料粉末を成形目標厚さとなるまで加圧成形するので、原料粉末の充填量がばらついたり、フレームの伸びや撓みが生じたとしても、目的の厚さの圧粉体を安定して得られるものも公知である(例えば特許文献1)。
特開2004−42126号公報
しかし、従来技術においては、いわゆるウイズドロアル法においては上パンチが所定の距離だけ下降して原料粉末を加圧すると、ダイ及びコアロッドが上パンチと一体に下降を始め、原料粉末の加圧成形が終了するというものなので、全体のストロークが長くなるという弊害が懸念される。また、従来技術では目的の厚さの圧粉体を安定して得られるものの原料粉末の充填率を向上できにくい。
解決しようとする問題点は、圧粉体を成形する粉末成形装置において、同じ密度の圧粉体を成形する場合において、圧縮比を下げたり、或いは同じ容積のキャビティであれば密度を向上することができるようにする点である。
請求項1の発明は、ダイに上下方向に設けられた貫通孔と、前記貫通孔の上下方向にそれぞれ配置され該貫通孔に挿入可能な圧粉体成形用の上パンチ及び下パンチと、前記貫通孔上を摺動すると共に下面を開口し原料粉末を収容可能なフィーダーと、このフィーダーに設けられ前記貫通孔の上方側から前記貫通孔に挿入して該貫通孔に嵌合可能な非圧粉体成形用の加圧体と、該加圧体に接続し下向きに加圧可能な加圧手段を備え、前記加圧体に前記原料粉末が通過可能な上下方向の連通路が複数ほぼ均一に形成されていることを特徴とする粉末成形装置である。
請求項1の発明によれば、フィーダーを移動することなく第1の原料粉末と同種の第2の原料粉末をキャビティ内に追加充填して圧粉体を成形することで、圧粉体の密度の向上を図ることができると共に、製造サイクルの低下を少なくすることができる。
また、請求項1の発明によれば、連通部に原料粉末を通してキャビティ内に第2の原料粉末を均一に充填することができる。さらに、加圧体を上方側から貫通孔へ挿入して嵌合し貫通孔の周面と加圧体の縁との僅かな隙間を通過して上方へ排気することができる。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
参考例
図1〜図8は参考例を示しており、これら図において粉末成形装置はダイプレート1に固定されたダイ2と、ダイ2に形成された貫通孔3に下方側から挿入して嵌合される下パンチ4と、前記貫通孔3に上方側から挿入して嵌合される上パンチ5とで構成される。そして下パンチ4が挿入した貫通孔3によって原料粉末Pを収容するキャビティ6が形成されるようになっている。さらに、下方の底面を開口したシューボックスからなるフィーダー7をダイ2に形成された貫通孔3の上方位置で前後1回ないし数回往復して、フィーダー7内から貫通孔3内に原料粉末Pを供給する。尚、フィーダー7には原料粉末Pを該フィーダー7に供給するための供給装置8が接続している。
さらに、貫通孔3に上方側から挿入して嵌合される加圧体9を備える。この加圧体9は下面が平であって上面には移動駆動装置10が接続されていると共に、この移動駆動装置10は例えば空気圧や油圧式のシリンダー装置であって、加圧体9を下向きに加圧可能な加圧手段を備えている。
次に製造方法について説明する。図1に示す第1工程では、上パンチ5、加圧体9はダイ2の上方にあり、また原料粉Pを内部に収容したフィーダー7はキャビティ6となる貫通孔3より後退している。そして、貫通孔3には下パンチ4が下方側から挿入、嵌合されている。図2に示す第2工程では、フィーダー7をダイ2に形成されたキャビティ6の上方位置で前後1回ないし数回往復して、フィーダー7内からキャビティ6内に原料粉末Pを供給して、キャビティ6内に第1の原料粉末P1を充填する。この充填によってフィーダー7が後退した状態では図3に示す第3工程のように第1の原料粉末P1の上面11はダイ2の上面2Aと同一面に形成される。これはフィーダー7の底面によって貫通孔3(キャビティ6)上の余分な原料粉末Pが摺り切りされることに起因する。
次に図4に示す第4工程では、移動駆動装置10によって加圧体9を貫通孔3(キャビティ6)上に配置した後に、加圧体9を上方側から挿入して嵌合し、そして加圧手段によって加圧してさらに加圧体9を挿入することで貫通孔3(キャビティ6)内で第1の原料粉末P1が加圧されると共に、この加圧によって貫通孔3(キャビティ6)内の空気は貫通孔3の周面と加圧体9の縁9Aとの僅かな隙間を通過して排気する。この結果、キャビティ6内に圧縮状態の非圧粉体12を成形する。この成形圧力は例えば原料粉末が鉄系である場合、圧粉体を成形する圧力が400〜1000MPa程度であるのに対して非圧粉体の成形にあっては圧力を0.001〜100MPa程度とするように、非圧粉体を成形する圧力は、圧粉体を成形する圧力の0.01〜10%、好ましくは0.1〜1%となっている。この比率、(非圧粉体を成形する圧力)/(圧粉体を成形する圧力)は鉄系以外の原料においても適応される。非圧粉体12は、第1の原料粉末P1が固形状態となっておらず、例えばこの状態で下パンチ4を上面2Aにあらわしたときには、非圧粉体12、すなわち第1の原料粉末P1の塊が型崩れする状態をいう。そして、図5に示す第5工程では、貫通孔3(キャビティ6)より加圧体9を抜き出すことで、貫通孔3(キャビティ6)の上部、すなわち上面2Aと上面12Aとの間には加圧体9による下方押圧によって形成された第1の原料粉末P1が収容されていない非収容空間13が形成される。尚、非圧粉体12にする加圧体9としては、加圧力を低減した上パンチ5を兼用するようにしてもよい。
次に、図6に示す第6工程ではフィーダー7をダイ2に形成された貫通孔3の上方位置で再び前後1回ないし数回往復して、フィーダー7内から貫通孔3(キャビティ6)内に原料粉末Pを第1の原料粉末P1が収容されていない非収容空間13に供給して、第1の原料粉末P1によって成形した非圧粉体12の上面12A上に追加補充用の第2の原料粉末P2を充填する。この充填後フィーダー7が後退した状態では第2の原料粉末P2の上面13Aはダイ2の上面2Aと同一面に形成される。これはフィーダー7の底面によって貫通孔3(キャビティ6)上の余分な原料粉末Pが摺り切りされることに起因する。この結果貫通孔3(キャビティ6)内において第1の原料粉末P1によって成形した非圧粉体12の上面12Aからダイ2の上面2Aまで第2の原料粉末P2が収容される。尚、第2の原料粉末P2は前記第1の原料粉末P1とは異なる種類のものを用いてもよい。
そして、図7に示す第7工程では上パンチ5が下降してダイ2の貫通孔3に挿入、嵌合され、下パンチ4及び上パンチ5により第1及び第2の原料粉末P1,P2が圧縮されて固められ、この成形状態で第1及び第2の原料粉末P1,P2をあらわしたときにはその塊が型崩れしない状態、すなわち圧粉体14が成形される。この成形にあっては例えば上パンチ5が下降してダイ2の貫通孔3に嵌合されると共に、ダイ2が下降して、下パンチ4及び上パンチ5により原料粉末Pが圧縮されて固められ、圧粉体ができるようにしてもよい。
尚、本参考例では追加補充用の第2の原料粉末P2を1回行なったものを示したが、1回目の追加補充用の第2の原料粉末P2を非収容空間13に収容した後、非圧粉体を形成する際、その上部に再び非収容空間を新たに形成し、この非収容空間に追加補充用の第2の原料粉末を再び収容し、そして2回目の非圧粉体を形成する。このように非収容空間の形成、追加補充用の第2の原料粉末の収容、非圧粉体を複数回繰り返し、この後圧粉体を成形するようにしてもよい。
その後、図8に示す第8工程では上パンチ5が上昇すると共に、ダイ2に対して下パンチ4が相対的に上昇して圧粉体がダイ2の上面2A上に抜き出される。
そしてフィーダー7の前進に伴い、このフィーダー7により圧粉体14が払い出される。さらにこのような成形サイクルが繰り返されるものである。そして、このように成形した圧粉体14を雰囲気ガス中で焼成した焼結工程を経て焼結品とする。
以上のように、前記参考例においてはキャビティ6内に第1の原料粉末P1を収容した後に、前記キャビティ6内に収容された第1の原料粉末P1に加圧体9による非圧粉体成形用圧縮力を加えて脱気してキャビティ6内に第1の原料粉末P1の非収容空間13を形成し、次に該非収容空間13に第2の原料粉末P2を第1の原料粉末P1と一体的に収容し、この後第1及び第2の原料粉末P1,P2に下パンチ4及び上パンチ5により圧粉体成形用圧縮力を加えて前記キャビティ6内に圧粉体14を成形することで、圧粉体14は通常キャビティ6に収容される第1の原料粉末P1の他に、加圧体9による非圧粉体成形用圧縮力によって形成した第1の原料粉末P1の非収容空間13に収容した第2の原料粉末P2をも加えてキャビティ6内に圧粉体を成形することができるので、圧粉体の密度の向上を図ることができる。この結果、同じ密度を有する圧粉体の成形にあっては上パンチ5のストロークを短くして圧縮比を小さくしたり、或いは同じ容積を有するキャビティ6による圧粉体の成形にあっては密度を向上することができる。
さらに、下パンチ4が挿入したキャビティ6内に第1の原料粉末P1を充填した後、加圧体9によって第1の原料粉末P1の上面を加圧して第1の原料粉末P1を非圧粉体状態とすると共に、前記キャビティ6内の上部に第1の原料粉末P1の非収容空間13を形成し、この後第1の原料粉末P1の非収容空間13内に第2の原料粉末P2を充填した後、第2の原料粉末P2の上面を加圧するように上パンチ5をキャビティ6に挿入して前記下パンチ4と上パンチ5との間に圧粉体14を成形することにより、下パンチ4が挿入したキャビティ6内に第1の原料粉末P1の充填並びにその脱気、さらには第2の原料粉末P2の充填及び圧粉体14の成形を1つのキャビティ6内で行なうことで、生産性を向上することができる。
また、ダイ2に上下方向に設けられた貫通孔3と、前記貫通孔3の上下方向にそれぞれ配置され該貫通孔3に挿入可能な圧粉体成形用の上パンチ5及び下パンチ4と、前記貫通孔3上を摺動すると共に下面を開口し原料粉末Pを収容可能なフィーダー7と、前記貫通孔3の上方に配置され該貫通孔3に挿入可能な非圧粉体成形用の加圧体9とを備えることにより、貫通孔3に下パンチ4を挿入した状態で第1の原料粉末P1を充填し、この後加圧体9を貫通孔3に挿入して第1の原料粉末P1の上面12Aを押圧し脱気して、空間13を形成することで第2の原料粉末P2をキャビティ6内に追加充填し、この後上パンチ5及び下パンチ4との圧縮力により圧粉体14を成形することで、圧粉体14の密度の向上等を図ることができる。
図9〜図14は第1実施例を示しており、前記参考例と同一部分には同一符号を伏し、その詳細な説明を省略する。第1実施例ではフィーダー7に加圧体21が一体的に設けられたものであり、この加圧体21はキャビティ6に挿入、嵌合可能な平板状であって、その上面に連結部材22Aの下部が連結されると共に上部はフィーダー7に設けた昇降駆動装置22に連結して、加圧体21は上下方向に移動できるようになっている。この加圧体21には原料粉末Pが通過可能な上下方向の連通部たる孔23が複数ほぼ均一に形成されている。さらに、昇降駆動装置22は例えば空気圧シリンダー装置などによって形成されるものであり、下方向へ加圧するする加圧手段が備えられている。
したがって、その製造方法は図9に示す第1工程では、上パンチ5はダイ2の上方にあり、また原料粉Pを内部に収容し、加圧体21を備えたフィーダー7は貫通孔3より後退している。そして、貫通孔3には下パンチ4が下方側から挿入、嵌合されてキャビティ6が形成されている。尚、この第1工程では次の第2工程と同様に加圧体21は上面2Aより上方のフィーダー7内に配置されている。図10に示す第2工程では、フィーダー7をダイ2に形成された貫通孔3の上方位置で前後1回ないし数回往復して、フィーダー7内から貫通孔3(キャビティ6)内に原料粉末Pを供給して、キャビティ6内に第1の原料粉末P1を充填する。
次に図11に示す第3工程では、加圧体21を貫通孔3(キャビティ6)上に配置するように貫通孔3(キャビティ6)を覆うようにフィーダー7を配置する。そして昇降駆動装置22によって後に、加圧体9を上方側から貫通孔3(キャビティ6)へ挿入して嵌合し、そして加圧手段によって加圧してさらに加圧体21を挿入することで貫通孔3(キャビティ6)内で第1の原料粉末P1が加圧されると共に、この加圧によって貫通孔3(キャビティ6)内の空気は、孔23を通過したり、或いは貫通孔3の周面と加圧体21の縁21Aとの僅かな隙間を通過して上方へ排気する。この結果、キャビティ6内に一点鎖線で上面を示した上述の非圧粉体12を成形する。そして、図12に示す第4工程では、貫通孔3(キャビティ6)より加圧体21を抜き出すことで、一点鎖線で示した上面の上部には加圧体21による下方押圧によって形成された第1の原料粉末P1が収容されていない非収容空間13が形成される。そして、貫通孔3(キャビティ6)内の第1の原料粉末P1が収容されていない非収容空間13には、孔23を通過したり、或いは貫通孔3の周面と加圧体21の縁21Aとの隙間を通過して原料粉末Pが充填され、この結果第1の原料粉末P1が収容されていない非収容空間13には、第2の原料粉末P2が追加充填されることとなる。
次に、前記充填後フィーダー7が後退した状態では一点鎖線で示すように第2の原料粉末P2の上面13Aは、ダイ2の上面2Aと同一面に形成される。これはフィーダー7の底面によって貫通孔3(キャビティ6)上の余分な原料粉末Pが摺り切りされることに起因する。この結果貫通孔3(キャビティ6)内において第1の原料粉末P1によって成形した非圧粉体12の上面からダイ2の上面2Aまで第2の原料粉末P2が収容される。そして、図13に示す第5工程では上パンチ5が下降してダイ2の貫通孔3に挿入、嵌合され、下パンチ4及び上パンチ5により第1及び第2の原料粉末P1,P2が圧縮されて固められ、この成形状態で第1及び第2の原料粉末P1,P2をあらわしたときにはその塊が型崩れしない状態、すなわち圧粉体14が成形される。尚、この成形にあっては例えば上パンチ5が下降してダイ2の貫通孔3に嵌合されると共に、ダイ2が下降して、下パンチ4及び上パンチ5により原料粉末Pが圧縮されて固められ、圧粉体ができるようにしてもよい。その後、図14に示す第6工程では上パンチ5が上昇すると共に、ダイ2に対して下パンチ4が相対的に上昇して圧粉体14がダイ2の上面2A上に抜き出され、そしてフィーダー7の前進に伴い、このフィーダー7により圧粉体が払い出される。
さらにこのような成形サイクルが繰り返されるものである。
以上のように、前記実施例では下パンチ4が挿入したキャビティ6内に第1の原料粉末P1を充填した後、加圧体21によって第1の原料粉末P1の上面を加圧して第1の原料粉末P1を非圧粉体状態とすると共に、前記キャビティ6内の上部に第1の原料粉末P1の非収容空間13を形成し、この後第1の原料粉末P1の非収容空間13内に第2の原料粉末P2を充填した後、第2の原料粉末P2の上面を加圧するように上パンチ5をキャビティ6に挿入して前記下パンチ4と上パンチ5との間に圧粉体を成形することにより、下パンチ4が挿入したキャビティ6内に第1の原料粉末P1の充填並びにその脱気、さらには第2の原料粉末P2の充填及び圧粉体の成形を1つのキャビティ6内で行なうことで、生産性を向上することができる。
さらに、ダイ2に上下方向に貫通して設けられた貫通孔3と、前記貫通孔3の上下方向にそれぞれ配置され該貫通孔3に挿入可能な圧粉体成形用の上パンチ5及び下パンチ4と、前記貫通孔3上を摺動すると共に下面を開口し原料粉末Pを収容可能なフィーダー7と、このフィーダー7内に設けられ前記貫通孔3に挿入可能な非圧粉体成形用の加圧体21とを備えることにより、貫通孔3に下パンチ4を挿入した状態で第1の原料粉末P1を充填し、この後加圧体21を貫通孔3に挿入して第1の原料粉末P1の上面を押圧して脱気して、空間13を形成することでフィーダー7を移動することなく第1の原料粉末P1と同種の第2の原料粉末P2をキャビティ6内に追加充填し、この後上パンチ5及び下パンチ4との圧縮力により圧粉体を成形することで、圧粉体の密度の向上を図ることができると共に、製造サイクルの低下を少なくすることができる。
また、前記加圧体21に前記原料粉末Pが通過可能な孔23が形成されていることで、第2の原料粉末P2を貫通孔3の周面と加圧体21の縁21Aとの隙間だけではなく、孔23に原料粉末Pを通してキャビティ6内に第2の原料粉末P2を均一に充填することができる。
以上のように本発明にかかる粉末成形方法及びその装置は、種々の圧粉体に適用できる。
本発明の参考例を示す第1工程の断面図である。 本発明の参考例を示す第2工程の断面図である。 本発明の参考例を示す第3工程の断面図である。 本発明の参考例を示す第4工程の断面図である。 本発明の参考例を示す第5工程の断面図である。 本発明の参考例を示す第6工程の断面図である。 本発明の参考例を示す第7工程の断面図である。 本発明の参考例を示す第8工程の断面図である。 本発明の実施例1を示す第1工程の断面図である。 本発明の実施例1を示す第2工程の断面図である。 本発明の実施例1を示す第3工程の断面図である。 本発明の実施例1を示す第4工程の断面図である。 本発明の実施例1を示す第5工程の断面図である。 本発明の実施例1を示す第6工程の断面図である。
2 ダイ
3 貫通孔
4 下パンチ
5 上パンチ
7 フィーダー
9 21 加圧体
23 孔

Claims (1)

  1. ダイに上下方向に設けられた貫通孔と、前記貫通孔の上下方向にそれぞれ配置され該貫通孔に挿入可能な圧粉体成形用の上パンチ及び下パンチと、前記貫通孔上を摺動すると共に下面を開口し原料粉末を収容可能なフィーダーと、このフィーダーに設けられ前記貫通孔の上方側から前記貫通孔に挿入して該貫通孔に嵌合可能な非圧粉体成形用の加圧体と、該加圧体の上面に接続し下向きに加圧可能な加圧手段を備え、前記加圧体に前記原料粉末が通過可能な上下方向の連通路が複数ほぼ均一に形成されていることを特徴とする粉末成形装置。
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