JP4573180B2 - 変圧器柱簡易防具 - Google Patents

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本発明は、変圧器等の充電部を有する電柱で作業をする際に、作業員がこの充電部に接触するのを防止する変圧器柱簡易防具に関する。
変圧器が取り付けられた電柱の電力保安用ポイントに通信ケーブルを施工する場合、この電柱に取り付けられた変圧器や高圧カットアウト(磁器製のヒューズを有する高圧開閉器)等の充電部に通信工事作業員が接触するのを防止する必要がある。そのため、通信ケーブル工事に先立って、これらの変圧器や高圧カットアウトを現状より高い位置に付け替える工事を行うことにより、作業員とこれらの充電部との電技上の離隔距離と労働安全衛生上の安全距離とを確保することが行われている。
一方、このような変圧器等の付け替え工事を行うと通信ケーブルの施工までに時間がかかってしまうことや、通信ケーブルの敷設のための工事費が増加してしまうことから、高圧充電部を防具で覆うことにより作業員を高圧充電部から保護する工法も知られている(例えば、特許文献1参照)。この防具は、2本の支持棒の間に張られた絶縁性の耐電圧シートにより充電部を下方から包み込むように電柱に取り付けられ補助ベルトで固定される。
特開2000−60982号公報
しかしながら、このような防具により充電部を覆う際に、耐電圧シートにより充電部を包み込むように取り付ける作業を行わなければならず、この取り付け作業時に、例えば変圧器の低圧充電部に作業員が接触するおそれがあるため、作業員は高圧保護具(絶縁性のゴム手袋、ゴム長靴、活線肩当、等)を装着する必要があり、取り付け作業に手間がかかるとともに、作業員に負担がかかってしまうという課題がある。また、このような防具は構成部品が多く、それぞれの組み立てを電柱に昇柱した状態で行う必要があるため、作業時間を要し、また、部材の落下等の危険性、耐電圧シートを支持棒で張り上げる構造であることから、風圧や降雨の影響により脱落の危険性がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、簡単な取り付け作業で、作業員が充電部に接触することを防止することができる変圧器柱簡易防具を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、第1の本発明に係る変圧器柱簡易防具は、電柱(例えば、実施形態における変圧器柱50)から地面に対して略水平に延びる支持アームの先端部に取り付けられた充電部を覆うものであり、絶縁性材料で形成され、充電部を下方から覆うカバー部と、このカバー部に取り付けられ、支持アームに係止される絶縁性材料で形成された取付部と、この取付部の下端部に、前後方向に揺動可能に取り付けられた操作部と、操作部を電柱方向に揺動させた状態で、この操作部の下端部を電柱に固定する保持部(例えば、実施形態におけるベルト43およびバックル44)と、から構成される。
このような第1の本発明に係る変圧器柱簡易防具は、取付部が、カバー部材に取り付けられた枢結ピンと、この枢結ピンにより枢結ピンを中心に揺動可能に設けられた互いに交差する2つの左右半体とを有して構成され、操作部が、左右半体の各々の下端に揺動可能に取り付けられた棒状の左右操作部材で構成され、操作部の左右操作部材を左右方向に開閉させることにより、左右半体の先端部を開閉させその先端部で支持アームを把持することにより取付部を支持アームに係止させるように構成することが好ましい。
または、取付部が、上下方向に延びる棒状の基部と、この基部の上端に設けられ、板状の部材を凸字状に折り曲げて形成された係止部と、この係止部の内側に形成された凸字状の支持アーム係止空間と外側空間とを連通する挿入通路とを有して構成され、支持アームを挿入通路から支持アーム係止空間内に挿入し、係止部の下面を支持アームの上面に当接させることにより、この取付部を支持アームに係止させるように構成することが好ましい。
あるいは、取付部が、上下方向に延びる棒状の基部と、この基部の上端に設けられ、板状の部材を矩形状に折り曲げて形成された係止部と、この係止部の内側に形成された矩形状の支持アーム係止空間と外側空間とを連通する挿入通路と、係止部の下面に支持アーム係止空間内に突出するように設けられた少なくとも2個の突起部とを有して構成され、支持アームを挿入通路から支持アーム係止空間内に挿入し、係止部の下面を支持アームの上面に当接させるとともに、突起部で支持アームの側面を挟持することにより、取付部を支持アームに係止させるように構成することが好ましい。
なお、このような第1の本発明に係る変圧器柱簡易防具において、カバー部の底部に透視窓が形成され、この透視窓を介してカバー部の下方からカバー部の上方を目視可能に構成することが好ましい。
また、第2の本発明に係る変圧器柱簡易防具は、電柱から地面に対して略水平に延びる支持アームの先端部に取り付けられ支持アームに直交し、かつ、地面に対して略水平に延びる充電部支持部材に取り付けられた充電部を覆うものであり、絶縁性材料で形成され、充電部を下方から覆うカバー部と、絶縁性材料で形成され、後端部がカバー部取り付けられ、後端部から斜め上方に延びる先端部充電部支持部材に係止される取付部と、この取付部の後端部に設けられ、カバー部から突出するように電柱方向に延びる操作部と、この操作部の電柱側の端部を電柱に固定する保持部と、から構成される。
このような第2の本発明に係る変圧器柱簡易防具は、取付部の先端部が、下方に向かって湾曲し、その下面に滑り止めゴムが設けられていることが好ましい。
または、取付部の先端部に、この先端部を下方に折曲しさらにその下端を電柱方向に折曲した係止部を設けることが好ましい。
あるいは、取付部の先端部に上方側から電柱方向に向かって折り返した係止部を設けその係止部の先端部が下方に向かって湾曲し、その下面に滑り止めゴムが設けられていることが好ましい。
さらに、第3の本発明に係る変圧器柱簡易防具は、電柱から地面に対して略水平に延びる支持アームの先端部に取り付けられ支持アームに直交し、かつ、地面に対して略水平に延びる充電部支持部材に取り付けられた充電部を覆うものであり、絶縁性材料で形成され、充電部を下方から覆うカバー部と、このカバー部の一端に取り付けられ、充電部支持部材に係止される取付部と、絶縁性材料で棒状に形成され、取付部に着脱可能に取り付けられる操作部と、カバー部の他端に取り付けられ、このカバー部の他端を電柱に固定する保持部(例えば、実施形態におけるベルト321)とを備え、操作部を操作して取付部を充電部支持部材に係止させた後に、操作部を取付部から取り外すことが可能であることを特徴とする。
このような第3の本発明に係る変圧器柱簡易防具において、カバー部が、棒状に形成され、略平行に延びる第1の枠部材および第2の枠部材と、第1の枠部材および第2の枠部材の間に張り渡された防護部材とから構成され、取付部が第1の枠部材に取り付けられ、保持部が第2の枠部材に取り付けられていることが好ましい。
このとき、防護部材が、柔軟性を有するシート状に形成されていることが好ましい。
第1および第2の本発明に係る変圧器柱簡易防具によると、簡単な取り付け操作で充電部をカバー部で覆うことができるため、作業員は、安全な状態で、この充電部の下方に位置する電力保安用通信ケーブル添架ポイント(以下「電力保安用ポイント」と呼ぶ)に対する通信ケーブルの敷設作業に短時間で移行することができる。また、作業員は、取付部と操作部により、充電部から所定の間隔だけ離れた下方からこの充電部に本発明に係る変圧器柱簡易防具を取り付ける作業を行うことができるため、感電するおそれがなく、作業員が高圧保護具を装着する必要が無い。さらに、カバー部は剛性の材料で形成することにより、作業員が通信の敷設作業中にこのカバー部と接触しても、カバー部が破損するおそれは低い。
また、第3の本発明に係る変圧器柱簡易防具によっても、簡単な取り付け操作で充電部をカバー部で覆うことができるため、作業員は、安全な状態で、この充電部の下方に位置する電力保安用ポイントに対する通信ケーブルの敷設作業に短時間で移行することができる。また、この第3の本発明に係る変圧器柱簡易防具は、操作部を取付部に対して着脱可能であるため、充電部を覆っているときは、操作部を取り外すことができ、この変圧器柱簡易防具の下方の空間に突出する部材がなくなり、作業員の作業空間を十分に確保することができる。また、防護部材を柔軟性を有するシート状に形成することにより、充電部や変圧器の下部に突出する部材が取り付けられていたとしても、この防護部材で覆うことができる。あるいは、防護部材を剛性を有する板状に形成することにより、作業員がこの防護部材を下方から押し上げても、防護部材で覆われている部分より上部に体位が移動することはなく安全である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。まず、図16および図17を用いて、本発明に係る変圧器柱簡易防具(以下、「簡易防具」と呼ぶ)が取り付けられる変圧器柱50について説明する。図16に示す変圧器柱50は、例えばコンクリートで形成された細長い円柱状に形成されており、地面に埋入されて固定されている。この変圧器柱50には互いに平行に配置され、地面に対して略水平方向に延びる2本の支持アーム(「腕金」とも呼ばれる)51が取り付けられ、この支持アーム51上の変圧器柱50側に、板部材52を介して変圧器53が載置されている。なお、この変圧器53は、図示しないバンド等で変圧器柱50に固定されている。
支持アーム51の先端側の上部には棒状に形成されてこの2本の支持アーム51と直交する方向で、かつ、地面に対して略水平に延びる充電部支持部材54が取り付けられており、この充電部支持部材54の変圧器柱50側の側面に高圧カットアウト55が取り付けられ、反対側の側面に高圧ピン端子56が取り付けられている。
変圧器柱50の上端部には左右に延びる高圧線支持部材58が取り付けられており、その上端部に地面と略平行に延びる高圧配電線59が取り付けられて支持されている。また、この高圧線支持部材58と変圧器53との間の変圧器柱50には、上下に並んだ低圧配電線60がそれぞれ低圧線支持部材61により固定され支持されている。
この高圧配電線59から、高圧側リード線62が略垂直下方に延び、高圧ピン端子56で固定されて高圧カットアウト55に接続され、さらに、この高圧カットアウト55から変圧器53の高圧側に接続されている。また、変圧器53の低圧側から低圧側リード線63が変圧器柱50に沿って取り付けられ低圧配電線60に接続されている。
このように、変圧器柱50は、変圧器53により高圧配電線59から供給される高圧電力を低圧電力に降圧して低圧配電線60に供給するように構成されており、以降の説明においては、高圧電力が印加されている支持アーム51の先端部(変圧器53の高圧側接続部、充電部支持部材54、高圧カットアウト55、および、高圧ピン端子56)を充電部57と呼ぶ。
なお、図17に示すように、支持アーム51を1本で構成し、その先端部に充電部57を設けた構成とすることも可能である。なお、この場合、変圧器53はこの支持アーム51とは別の部材で変圧器柱50に固定される。
変圧器53の下方の変圧器柱50の側面には、電力設備の保安のために用いられる通信線を取り付けて支持するための電力保安用ポイント64が設けられており、また、その下方には一般の共架線やNTTの通信線を保持するためのその他用ポイント65が設けられている場合もある。それでは、この電力保安用ポイント64に通信線を敷設する工事を行う場合に、充電部57から作業員を保護する簡易防具について説明する。
まず、第1実施例として簡易防具10の構成について図1〜図5を用いて説明する。なお、以降の説明においては、図2に示す矢印F方向を前方として説明する。この簡易防具10は、剛性の絶縁性材料で形成されたカバー部20、このカバー部20を変圧器柱50の充電部57に取り付けるための取付部30、および、取付部30に接続されてこの取付部30を操作する操作部40から構成されている。
カバー部20は、上方が開口した開口部21を有し、平面視において略矩形状の碗状に形成されており、このカバー部20の内部に充電部挿入空間22が形成されている。また、前方側の壁部23に、上端から開口して凹状に切り欠かれたアーム挿入部24が形成され、カバー部20の前方側外部と充電部挿入空間22とが連通している。また、カバー部20の底部25には取付部30が上下方向に貫通する貫通孔26が形成されており、また、この貫通孔26の前方側の底部25に充電部挿入空間22内に突出するように固定部27が形成されている。なお、この固定部27には、後部側面が開口した枢結軸保持孔27aが形成されている。さらに、底部25の貫通孔26の後方側に、透視窓28が形成されている。この透視窓28にはポリカーボネート等で形成された透明な板が取り付けられている。
取付部30は、絶縁性の素材で形成された左半体31、および、右半体32から構成されている。この左半体31および右半体32は、上端側の先端部31a,32aが爪状に形成されており、また、略中央部で互いに交差するように構成されており、先端部31a,32aに囲まれて把持空間33が形成されている。そして、この左右半体31,32が交差する部分に、位置整合して前後方向に貫通する軸取付孔34が形成されており、枢結ピン35が挿入される。この枢結ピン35はカバー部20に形成された固定部27の枢結軸保持孔27aに圧入されるか若しくは螺挿されて取り付けられている。
そのため、左右半体31,32の先端部31a,32aはカバー部20の充電部挿入空間22内に位置することになり、また、この左右半体31,32の下端部31b,32bを左右方向に開閉操作することにより、枢結ピン35を中心に左右半体31,32を揺動させて、先端部31a,32aが開閉するように構成されている。なお、図5に示すように、左右半体31,32の間には、軸取付孔34を囲むようにバネ部材36が取り付けられており、下端部31b,32bに対して左右方向に開く力が働いていないときは、このバネ部材36により、先端部31a,32aが閉じるように構成されている。
操作部40は、棒状の左右操作部材41,42から構成されており、それぞれ、左右半体31,32の下端部に前後方向に揺動可能に取り付けられている。この左右操作部材41,42の下端部にはグリップ部41a,42aが形成されており、作業員がこのグリップ部41a,42aを把持して簡易防具10の取り付け操作を行うように構成されている。このグリップ部41a,42aの一方の端部にはベルト43が取り付けられ、他方の端部にはバックル44が取り付けられている。
それでは、図6を用いて、この簡易防具10を変圧器柱50の充電部57に装着する方法について説明する。まず、作業員は高所作業車の作業台等に搭乗して充電部57の下方に近づく。このとき、作業員は、充電部57の高圧ピン端子56にカバー部20の前端部が向くように簡易防具10を保持する。そして、取付部30に対して操作部40が下方に真っ直ぐ延びた状態でグリップ部41a,42aを握って左右方向に開き、取付部30の先端部31a,32aを開いてこの先端部31a,32aで囲まれた把持空間33に支持アーム51を挿入する。このとき、カバー部20の前側壁部23にはアーム挿入部24が形成されているため、支持アーム51がアーム挿入部24に挿入されることにより、カバー部20の前側の壁部23と支持アーム51とが干渉することはなく、カバー部20で囲まれた充電部挿入空間22内に充電部57が挿入される。
この簡易防具10において、カバー部20の底部25には透視窓28が形成されているため、作業員は取付部30の状態をこの透視窓28を通して目視できるため、把持空間33に支持アーム51を挿入するのは容易である。そして、操作部40を閉じると、取付部30の先端部31a,32aも閉じて、この取付部30が支持アーム51に係止される。最後に、取付部30に対して操作部40を前方に揺動させ、この操作部40の下端に取り付けられたベルト43を変圧器柱50に掛け回してバックル44で係止することにより、操作部40を変圧器柱50に固定することができるとともに、簡易防具10全体を取付部30とともに変圧器柱50に固定することができる。
第1実施例に係る簡易防具10を以上のように構成すると、簡単な操作で充電部57を覆うことができるため、電力保安用ポイント64に対する通信ケーブルの敷設作業に短時間で移行することができる。また、作業員は、取付部30と操作部40により、充電部57から所定の間隔だけ離れた下方からこの充電部57に簡易防具10を取り付ける作業を行うことができるため、感電するおそれがなく、作業員が高圧保護具を装着する必要が無い。さらに、カバー部20は剛性の材料で形成されているため、作業員が通信の敷設作業中にこのカバー部20と接触しても、カバー部20が破損するおそれは低い。なお、カバー部20を碗型に形成しているため、充電部57の側方もこのカバー部20で覆われるため、作業員が充電部57と接触する可能性を低くすることができる。
このような簡易防具10において、取付部30の把持空間33を十分大きく形成すれば、図16(b)に示すような2本の支持アーム51を同時に1個の取付部30で把持するように構成することが可能であり、1個の簡易防具10で充電部57全体を覆うことができる。あるいは、2本ある支持アーム51の各々に対して簡易防具10を取り付けて、充電部57を構成する高圧カットアウト55と高圧ピン端子56の組をそれぞれ別個の簡易防具10で覆うように構成することも可能である。
なお、以上の説明においては、カバー部20を碗状に構成して充電部57を下方から包み込むように取り付けた場合について説明したが、作業員はこの簡易防具10の下方に位置する電力保安用ポイント64に対して作業を行うため、カバー部20を平板状に構成し、下方から充電部57を覆うように構成しても良い。
次に第2実施例として、図7〜図9に示す簡易防具100について説明する。この簡易防具100は、第1実施例と同様の形状をしたカバー部120、このカバー部120に固定された取付部130、および、取付部130の下端に取り付けられた操作部140から構成される。
カバー部120は、第1実施例におけるカバー部20と同様に、上方が開口した開口部121を有し、平面視において略矩形状の碗状に形成されており、このカバー部120の内部に充電部挿入空間122が形成されている。また、前方側の壁部123に、上端から開口するアーム挿入部124が形成され、カバー部120の前方側外部と充電部挿入空間122とが連通している。また、カバー部120の底部125には、図示しないが、第1実施例と同様に透視窓が形成されるか、若しくは、この底部125が透明な絶縁性材料で形成されて、充電部挿入空間122を下方から目視可能に構成されている。
図9において、取付部130は、上下方向に延びる棒状の基部131、および、この基部131の先端に形成された係止部132とから構成されている。係止部132は、板状の部材が折り曲げられた形状を有しており、基部131に対して直交する方向に延びる固定部132a、固定部132aの端部から上方に折曲して延びる第1壁部132b、第1壁部132bの上端部から水平方向に折曲して延びる第1天板部132c、第1天板部132cの端部から上方に折曲して延びる第2壁部132d、第2壁部132dの上端部から水平方向に折曲して延びる第2天板部132e、第2天板部132eの端部から下方に折曲して延びる第3壁部132f、第3壁部132fの下端から水平方向に折曲して延びる第3天板部132g、第3天板部132gの端部から下方に折曲して延びる第4壁部132h、第4壁部132hの下端から水平方向であって、基部131側に向かって延びる巻き込み部132j、および、この巻き込み部132jの端部より上方に折曲して延びる爪部132kから構成され、断面凸字状に形成され、前後方向に延びる支持アーム係止空間133が形成されている。また、この係止部132の巻き込み部132j側の下方には、固定部132aと巻き込み部132jとの間に、側方外部と支持アーム係止空間133とを繋ぐ挿入通路134が形成されている。
取付部130は基部131がカバー部120の底部125を貫通して、カバー部120の下面から下方に突出するように取り付けられ、固定部132aの下面がカバー部120の底部125に固定されている。このとき、支持アーム係止空間131が、カバー部120の前後方向に延びるように取付部130が固定される。
操作部140は一本の棒状部材141から構成され、取付部130の下端部に、前後方向に揺動可能に取り付けられている。この棒状部材141の下端部には作業員が把持するグリップ部141aが形成され、その下端にはベルト142が取り付けられている。
このように構成された簡易防具100を変圧器柱50の充電部57に装着するときは、支持アーム51に対して、側方から取付部130を接近させ、支持アーム51を、挿入通路134を通過させて支持アーム係止空間133に挿入する。支持アーム51が、図16(b)に示すように2本で構成されるときは、一方の支持アーム51を第3天板部132g、第4壁部132h、巻き込み部132j、および、爪部132kで構成される空間に挿入して第3天板部132gを支持アーム51に当接させ、他方の支持アーム51に第1天板部132cを当接させて、取付部130を2本の支持アーム51に係止する。このとき、一方の支持アーム51は、第3天板部132g、第4壁部132h、巻き込み部132j、および、爪部132kで巻き込まれるため、取付部130が安定して支持アーム51に係止される。そのため、取付部130は、可撓性を有する材料で形成される。
一方、図17に示すように支持アーム51が一本で構成されるときは、図9に示すように、第2壁部132d、第2天板部132e、および、第3壁部132fで囲まれた空間にこの支持アーム51が挿入され、取付部130が支持アーム51に係止される。このときも、支持アーム51が第2および第3壁部132d,132fで挟まれるため、取付部130が安定して支持アーム51に係止される。
そして最後に、取付部130に対して操作部140を前方に(変圧器柱50の方向に)揺動させ、この操作部140の下端に取り付けられたベルト142を変圧器柱50に掛け回してバックル若しくはベルクローで固定することにより、操作部140を変圧器柱50に固定することができるとともに、簡易防具100全体を取付部130とともに変圧器柱50に固定することができる。
このように、第2実施例に係る簡易防具100によっても簡単な操作で充電部57を覆うことができ、第1実施例と同様の効果を得ることができる。
なお、支持アーム51に係止される取付部を、図10に示す取付部130′のような形状に構成することも可能である。すなわち、基部131′の上端部に背面視において矩形状に形成された係止部132′を設け、この係止部132′を、基部131′から側方に延びる固定部132a′、固定部132a′の端部から上方に折曲して延びる第1壁部132b′、この第1壁部132b′から水平方向に折曲して延びる天板部132c′、天板部132c′の端部から下方に折曲して延びる第2壁部132d′、および、第2壁部132d′の下端から水平方向に折曲して延びる爪部132e′から構成する。また、天板部132c′の下面に、下方に突出する4個の突起部132f′〜132i′を形成する。
この取付部130′を以上のように構成すると、係止部132′で囲まれた支持アーム係止空間133′に挿入された支持アーム51に天板部132c′が当接したときに、これらの突起部132f′〜132i′で支持アーム51の側部を挟持することができるため、取付部130′を安定して支持アーム51に係止することができる。例えば、図16(b)に示すように、支持アーム51が2本で構成されているときは、一方の支持アーム51が第1壁部132b′と突起部132f′で挟持され、他方の支持アーム51が突起132i′、第2壁部132d′、および、巻き込み部132e′で挟持される。また、図17に示すように、1本の支持アーム51で構成されているときは、突起部132g′,132h′で挟持される。
なお、この第2実施例においても、カバー部120を平板状に形成し、下方から充電部57を覆うように構成しても良い。また、1個の簡易防具100で充電部57全体を覆うように構成しても良いし、充電部57を構成する高圧カットアウト55と高圧ピン端子56の組をそれぞれ別個の簡易防具100で覆うように構成しても良い。
以上で説明した第1および第2実施例は、係止部30,130を支持アーム51に係止する場合について説明したが、第3実施例として、高圧カットアウト55や高圧ピン端子56が取り付けられた充電部支持部材54に係止するように構成された簡易防具200について、図11および図12を用いて説明する。なお、この第3実施例においては、図11に示した矢印Fの方向を前方として説明する。
この簡易防具200は、上方が開口した碗状のカバー部220と、このカバー部220に取り付けられた取付部230と、取付部230の後方に延びる操作部240とから構成される。取付部230は、前後方向に延びて、カバー部220の底面の後部に固定された2本の固定部230a、および、2本の固定部230aの前端部が1本に合流して前方に延びる係止部230bから構成される。この係止部230bは、カバー部220の底部から上方に離れるように延びて構成され、先端部は下方に湾曲している。そして、この係止部230bの先端部の下面には滑り止めのゴム230cが取り付けられている。また、操作部240は、取付部230の2本の固定部230aの後端部から連続して、カバー部220の後端部から後方に突出するように、後方に延びるように形成されており、この操作部240の後端部にはグリップ部240aが形成されている。
作業員は、操作部240のグリップ部240aを把持して、充電部57に対して変圧器柱50側から接近し、係止部230bの先端部とカバー部220との間に充電部支持部材54を挿入して、この先端部を充電部支持部材54に係止する。このとき、先端部の下面には滑り止めゴム230cが取り付けられているため、取付部230は安定して充電部支持部材54に係止される。最後に、操作部240のいずれか一方の後端部に取り付けられたベルト241を変圧器柱50に掛け回し、他方の操作部240の後端部に取り付けられたバックル242で固定することにより、この簡易防具200を変圧器柱50に固定することができ、カバー部220により、充電部57を下方から覆うことができる。
なお、取付部230の先端部(係止部230b)は、図13に示すように、側面視において矩形状に形成することができる。すなわち、前方で上方に延びた係止部230bを下方に折曲し、さらにその下端を後方に折曲し、最後に後端部を上方に折曲して爪部を形成することにより、後方側が開口した形状にしても良い。あるいは、図14に示すように、上方から後方に向かって湾曲した形状にしても良い。取付部230をこの図14のように構成した場合は、係止部230bを一旦、充電部支持部材54より前方に位置させて、この係止部230bの後方側から係止部230bで囲まれた空間に充電部支持部材54を挿入して係止するように取り付けられる。この場合(特に、図14に示す場合)も、係止部230bの下面に滑り止めゴム230cが取り付けられているため、取付部230は安定して充電部支持部材54に係止される。
あるいは、図15に示すように、取付部230と操作部240とを連続する一本の棒状部材で構成することも可能である。このとき、操作部240の後端部には、上述のベルトおよびバックルの代わりに、弾性を有するひも状部材(例えば、ゴムひも)241′を取り付け、さらに、その先端にS字状の金具(「Sカン」と呼ばれる)242′を取り付けて構成することができる。この簡易防具200′を変圧器柱50に固定するときは、ひも状部材241′を変圧器柱50に掛け回した状態でSカン242′をこのひも状部材241′に引っかけ、さらに操作部240側にあるひも状部材241′をひっぱることでこのひも状部材241′が変圧器柱50に固定される。
また、この第3実施例においても、カバー部220を平板状に形成し、下方から充電部57を覆うように構成しても良い。また、1個の簡易防具200で充電部57全体を覆うように構成しても良いし、充電部57を構成する高圧カットアウト55と高圧ピン端子56の組をそれぞれ別個の簡易防具200で覆うように構成しても良い。
このように、第3実施例に係る簡易防具200によっても簡単な操作で充電部57を覆うことができ、第1および第2実施例と同様の効果を得ることができる。
次に、第4実施例として、操作部を取り外せるように構成した簡易防具300について、図18〜図21を用いて説明する。この簡易防具300は、カバー部320、取付部330、および、操作部340から構成される。
カバー部320は、左右方向に平行に延び、棒状に形成された第1の枠部材320aおよび第2の枠部材320bと、この第1および第2の枠部材320a,320bの間に張り渡され、絶縁性を有する材料で形成された柔軟性を有するシート状の防護部材320cから構成される。なお、第1および第2の枠部材320a,320bも絶縁性を有する材料で形成されていることが望ましい。このカバー部320を構成する第2の枠部材320bの左右方向略中央部には紐状のベルト321が取り付けられている。このベルト321は、例えば、ゴム紐等の弾性を有する部材で形成されていることが好ましい。
取付部330は、第1の枠部材320aの左右方向略中央部の後側に取り付けられた基部330aと、この基部330aから上方に延び、さらに後方から下方に向かって折り返されて、側面視において逆J字状に形成された係止部330bから構成される。また、この取付部330の基部330aの後面には、後方に突出する接続部330cが形成されており、さらにこの接続部330cの後面には、この接続部330c内に、斜め上方でかつ前方に向かって凹状の接続孔330dが形成されている。この取付部330も絶縁性を有する材料で形成されていることが望ましい。
一方、操作部340は、棒状に形成され絶縁性を有する材料からなる本体340aと、この本体340aの先端部に形成された嵌合部340bと、本体340aの下端部に形成されたグリップ部340cとから構成される。なお、この操作部340は、ホットスティックと呼ばれる絶縁棒を用いることもできる。この操作部340は、嵌合部340bを取付部330の接続孔330dに挿抜することにより、取付部330に対して着脱可能に構成されている。操作部340を取付部330に接続すると、図18に示すように、取付部330に対して操作部340は斜め下方に延びるように取り付けられる。すなわち、操作部340の延長線上に取付部330の係止部330bが延びるように構成されている。なお、取付部330(接続部330c)の接続孔330dと操作部340の嵌合部340bとの間には、取付部330から容易に操作部340が抜けないようにするためのロック機構が設けられていることが好ましい。例えば、接続孔330dに嵌合部340bが挿入されて取付部330に操作部340が接続されている状態では、操作部340を取付部330に対して捻りながら(回転させながら)引かないとこの操作部340を取付部330から外すことができないようなロック機構が設けられている。
このように構成された簡易防具300を変圧器柱50の充電部57に装着するときは、図18に示すように、取付部330に操作部340を接続し、作業員は操作部340のグリップ部340cを把持して、充電部57に対して下方かつ変圧器柱50側から接近し、係止部330bを充電部支持部材54に対して外側(変圧器柱50に対して反対側)から引っかけて係止させる。そして、操作部340を斜め下方に引くと(上述のロック機構を有する場合は、操作部340を捻りながら斜め下方に引くと)、取付部330から操作部340が外れ、充電部支持部材54に係止された取付部330に対して左右に延びるように取り付けられた第1の枠部材320aから下方にシート状の防護部材320cが垂れ下がる。最後に、図21に示すように、第2の枠部材320b若しくはベルト321を変圧器柱50側に引き寄せ、ベルト321を変圧器柱50にかけ回してこの変圧器柱50に固定する(例えば、結ぶ)ことにより第2の枠部材320bを固定すると、カバー部320の防護部材320cが、充電部57の下方に広がり、この防護部材320cにより充電部57を下方から覆うことができる。なお、図18に示すように、このベルト321を紐部321aとその先端に取り付けられたS字状のフック321bとから構成すると、変圧器柱50に掛け回した紐部321a(第2の枠部材320bへの取り付け部近傍)にフック321bを引っかけることにより、簡単にベルト321を変圧器柱50に固定することができる。
このように、第4施例に係る簡易防具300によっても簡単な操作で充電部57を覆うことができ、第1〜第3実施例と同様の効果を得ることができる。このとき、簡易防具300は、操作部340を取付部330に対して着脱可能であるため、この簡易防具300が充電部57を覆っているときは、操作部340を取り外すことができる。そのため、簡易防具300の下方の空間に突出する部材(すなわち操作部340)がなくなり、作業員の作業空間を十分に確保することができる。また、防護部材320cを、柔軟性を有するシート状に形成することにより、充電部57や変圧器56の下部に突出する部材が取り付けられていたとしても、この防護部材320cで覆うことができる。
なお、以上の説明では、カバー部320を構成する防護部材320cを柔軟性を有するシート状の絶縁材料で形成した場合について説明したが、この防護部材320cを絶縁性を有するとともに剛性を有する板状の部材で構成することも可能である。この場合、この防護部材320cは、第1の枠部材320aに対して揺動可能に構成される。これにより、取付部330が充電部支持部材54に係止された状態で第1の枠部材320aに対してカバー部320の防護部材320cを後方(変圧器柱50側)に揺動させることにより、充電部57を下方から覆うことができる。このように防護部材320cに剛性を持たせることにより、作業員がこの防護部材320cを下方から押し上げても、防護部材320cで覆われている部分より上部に体位が移動することはなく安全である。
本発明の第1実施例に係る変圧器柱簡易防具を示す斜視図である。 上記変圧器柱簡易防具の平面図である。 上記変圧器柱簡易防具のカバー部の要部拡大図である。 上記変圧器柱簡易防具の図2におけるVI−VI断面図である。 上記変圧器柱簡易防具の取付部の要部拡大図である。 上記変圧器柱簡易防具を変圧器柱の充電部に取り付けたときの状態を示す側面図である。 本発明の第2実施例に係る変圧器柱簡易防具を示す要部の斜視図である。 上記変圧器柱簡易防具の要部の側面図である。 図8のIX−IX断面図である。 第2実施例に係る取付部の別の構成を示す図である。 本発明の第3実施例に係る変圧器柱簡易防具の側面図である。 上記変圧器柱簡易防具の平面図である。 取付部の別の構成を示す図である。 取付部の別の構成を示す図である。 第3実施例に係る変圧器柱簡易防具において、取付部および操作部を一本の棒状部材で構成した場合の構成を示す平面図である。 本発明に係る変圧器柱簡易防具が取り付けられる変圧器柱を示す図であり、(a)は側面図であり、(b)は支持アームを2本で構成した場合の平面図である。 上記変圧器柱において、支持アームを1本で構成した場合の平面図である。 第4実施例に係る変圧器柱簡易防具の斜視図である。 第4実施例に係る変圧器柱簡易防具の操作部を示す図である。 第4実施例に係る変圧器柱簡易防具の取付部を示す図である。 第4実施例に係る変圧器柱簡易防具を変圧器柱の充電部に取り付けたときの状態を示す側面図である。
符号の説明
10,100,200 変圧器柱簡易防具
20,120,220 カバー部
30,130,230 取付部
31 左半体
32 右半体
40,140,240 操作部
41 左操作部(棒状部材)
42 右操作部(棒状部材)
43,142,241 ベルト(保持部)
44,242 バックル(保持部)
50 変圧器柱(電柱)
51 支持アーム
57 充電部
300 変圧器柱簡易防具
320 カバー部
320a 第1の枠部材
320b 第2の枠部材
320c 防護部材
321 ベルト(保持部)
330 取付部
340 操作部

Claims (12)

  1. 電柱から地面に対して略水平に延びる支持アームの先端部に取り付けられた充電部を覆う変圧器柱簡易防具であって、
    絶縁性材料で形成され、前記充電部を下方から覆うカバー部と、
    前記カバー部に取り付けられ、前記支持アームに係止される絶縁性材料で形成された取付部と、
    前記取付部の下端部に、前後方向に揺動可能に取り付けられた操作部と、
    前記操作部を前記電柱方向に揺動させた状態で、前記操作部の下端部を前記電柱に固定する保持部と、から構成されることを特徴とする変圧器柱簡易防具。
  2. 前記取付部が、前記カバー部材に取り付けられた枢結ピンと、前記枢結ピンにより前記枢結ピンを中心に揺動可能に設けられた互いに交差する2つの左右半体とを有して構成され、
    前記操作部が、前記左右半体の各々の下端に揺動可能に取り付けられた棒状の左右操作部材で構成され、
    前記操作部の前記左右操作部材を左右方向に開閉させることにより、前記左右半体の先端部を開閉させその先端部で前記支持アームを把持することにより前記取付部を前記支持アームに係止させるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の変圧器柱簡易防具。
  3. 前記取付部が、上下方向に延びる棒状の基部と、前記基部の上端に設けられ、板状の部材を凸字状に折り曲げて形成された係止部と、前記係止部の内側に形成された凸字状の支持アーム係止空間と外側空間とを連通する挿入通路とを有して構成され、
    前記支持アームを前記挿入通路から前記支持アーム係止空間内に挿入し、前記係止部の下面を前記支持アームの上面に当接させることにより、前記取付部を前記支持アームに係止させるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の変圧器柱簡易防具。
  4. 前記取付部が、上下方向に延びる棒状の基部と、前記基部の上端に設けられ、板状の部材を矩形状に折り曲げて形成された係止部と、前記係止部の内側に形成された矩形状の支持アーム係止空間と外側空間とを連通する挿入通路と、前記係止部の下面に前記支持アーム係止空間内に突出するように設けられた少なくとも2個の突起部とを有して構成され、
    前記支持アームを前記挿入通路から前記支持アーム係止空間内に挿入し、前記係止部の下面を前記支持アームの上面に当接させるとともに、前記突起部で前記支持アームの側面を挟持することにより、前記取付部を前記支持アームに係止させるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の変圧器柱簡易防具。
  5. 前記カバー部の底部に透視窓が形成され、この透視窓を介して前記カバー部の下方から前記カバー部の上方を目視可能に構成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の変圧器柱簡易防具。
  6. 電柱から地面に対して略水平に延びる支持アームの先端部に取り付けられ前記支持アームに直交し、かつ、地面に対して略水平に延びる充電部支持部材に取り付けられた充電部を覆う変圧器柱簡易防具であって、
    絶縁性材料で形成され、前記充電部を下方から覆うカバー部と、
    絶縁性材料で形成され、後端部が前記カバー部取り付けられ、前記後端部から斜め上方に延びる先端部前記充電部支持部材に係止される取付部と、
    前記取付部の後端部に設けられ、前記カバー部から突出するように前記電柱方向に延びる操作部と、
    前記操作部の前記電柱側の端部を前記電柱に固定する保持部と、から構成されることを特徴とする変圧器柱簡易防具。
  7. 前記取付部の前記先端部が下方に向かって湾曲し、その下面に滑り止めゴムが設けられていることを特徴とする請求項6に記載の変圧器柱簡易防具。
  8. 前記取付部の前記先端部に、前記先端部を下方に折曲しさらにその下端を前記電柱方向に折曲した係止部を設けたことを特徴とする請求項6に記載の変圧器柱簡易防具。
  9. 前記取付部の前記先端部に上方側から前記電柱方向に向かって折り返した係止部を設け前記係止部の先端部が下方に向かって湾曲し、その下面に滑り止めゴムが設けられていることを特徴とする請求項6に記載の変圧器柱簡易防具。
  10. 電柱から地面に対して略水平に延びる支持アームの先端部に取り付けられ前記支持アームに直交し、かつ、地面に対して略水平に延びる充電部支持部材に取り付けられた充電部を覆う変圧器柱簡易防具であって、
    絶縁性材料で形成され、前記充電部を下方から覆うカバー部と、
    前記カバー部の一端に取り付けられ、前記充電部支持部材に係止される取付部と、
    絶縁性材料で棒状に形成され、前記取付部に着脱可能に取り付けられる操作部と、
    前記カバー部の他端に取り付けられ、前記カバー部の他端を前記電柱に固定する保持部とを備え、
    前記操作部を操作して前記取付部を前記充電部支持部材に係止させた後に、前記操作部を前記取付部から取り外すことが可能であることを特徴とする変圧器柱簡易防具。
  11. 前記カバー部が、
    棒状に形成され、略平行に延びる第1の枠部材および第2の枠部材と、
    前記第1の枠部材および第2の枠部材の間に張り渡された防護部材とから構成され、
    前記取付部が前記第1の枠部材に取り付けられ、
    前記保持部が前記第2の枠部材に取り付けられていることを特徴とする請求項10に記載の変圧器柱簡易防具。
  12. 前記防護部材が、柔軟性を有するシート状に形成されていることを特徴とする請求項11に記載の変圧器柱簡易防具。
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