JP4571215B2 - ピーク又は零電流比較器 - Google Patents

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Description

本発明は、比較回路に関し、さらに、特にDC−DC変換器である変換回路のスイッチ動作モードを基にしてピーク又は零電流を検出するための比較回路の入力段に関する。
バッテリ・チャージャ、携帯電話、コンピュータ、コンピュータ・モニタ、テレビ、音響機器、そして、ビデオカメラを含むほとんど全ての電子機器では供給電源が調整又は制御されている。典型的な一つが、直流から直流への変換器(以下では、単にDC−DC変換器と称する)等の変換器であり、これは電源により動作し、中間プロセスで交流信号を生成し、出力信号を負荷に与える。DC−DC変換器はDC入力電圧を受け、DC出力電圧を生成する。典型的には、ステップアップ(ブースト)又はステップダウン(バック)DC−DC変換器が使われたかにより、生成された(平均)出力電圧は入力電圧より高く又は低い値となる。
DC−DC変換では、最良のオンオフ・スイッチング・シーケンスを決定するために、ピーク又は零電流を検出するDC−DC変換回路内に比較器が必要となることが多い。比較器の出力信号を基にしたデジタル制御器等の駆動回路により、このシーケンスは制御することができる。DC−DC変換器は、通常、外部インダクタL等の、それを流れる電流により発生する電気的エネルギを蓄積するある種の電気的素子を用いる。これら比較器は、通常の環境で、インダクタLの二つの端子(LXA、LXB)の一つとDC−DC変換器の端子との間の、電位Vss、Vout、Vbat(バッテリが電圧源として用いられた場合)である小さな電位差を、正確に且つ高速に測定できなければならない。この測定段階においては、測定対象となるインダクタLの端子電圧は、時間とともに緩やかに変化するのみで且つ比較器が通常のレンジで動作できるように、非常に安定していなければならない。
しかし、測定段階開始直前では、ステップアップDC−DC変換器が使われた場合には、VssからVout又はその逆に大きなシフトΔV、そして、ステップダウンDC−DC変換器が使われた場合には、VssからVbat又はその逆に大きなシフトΔVがインダクタLの端子に生じる。比較器の一入力に与えられるこの大きな電位差は比較器のDC設定を著しく狂わし、リセット時間が経過するまでは、一時的に如何なる高精度且つ信頼性ある測定は行えない。この場合、リセット時間終了まで、ラッチ回路を用いて比較器出力をリセット状態にすることは可能であるかもしれない。しかし、時間に対する電圧変化ΔVは、さらに、非常に早く、言い換えれば、傾きΔV/Δtが急勾配であり、このリセット時間は非常に長くなり、零電流検出が遅くなる。
そのような状況が図1a、1bを参照してより良く説明され、ここでは、例えば、零電流検出用の従来の電流比較器を有する典型的な同期ステップアップDC−DC変換器が示され、図2では、従来の電流比較器の入力構造が示されている。
図1aにおいて、DC−DC変換回路が、例えば、端子LXAと端子Vssとの間に接続されたバッテリ(Vbat)から与えられた変化する入力電圧Vinから制御された出力電圧Voutを発生し、VoutがVinより高いことがありうるという特徴がある。さらには、入力電圧Vinと出力負荷は変化することがあるが出力電圧Voutはほぼ一定である。そのようなDC−DC変換器はスイッチモード電源とも呼ばれ、通常、スイッチング素子20を用い、これは、電力トランジスタ(例えば、MOSFET、BJT)又は他の如何なる制御可能な半導体スイッチング素子、そして、端子LXAと端子LXBとの間に接続されたインダクタであって、これを流れる電流により発生する磁界のエネルギを蓄え且つスイッチング素子20がオンの時に入力電圧の短絡を避ける外部インダクタLでもよい。スイッチング素子20がオフの時に、インダクタLに蓄えられたエネルギを電流として出力負荷に伝送できるように、通常は、ダイオードDがインダクタLに直列に接続されるが、ダイオードをさらなるスイッチング素子30に置き換える「同期整流」と呼ばれる技術を用いたスイッチモード変換器であってもよい。この置き換えが、ダイオードの閾値電圧を排除しつつ、変換器の効率を改善する。比較器の出力信号をモニタするデジタル制御器のような駆動回路40により制御される二つのスイッチング素子20、30は、電流をインダクタにチャージするか又は出力負荷に供給するいずれかであり、オープンそしてクローズということで互いに相反している。
端子LXBでの電圧VLXBの発生に追従することを許す3段階の同期ステップアップDC−DC変換器の完全なる動作サイクルが図1bに示され、ここで、出力電圧Voutは出力負荷に平行に接続された外部出力平滑コンデンサCの電圧であり、電流比較器が端子LXBと端子OUTとの間に接続される。
立ち上がり段階では、端子LXBと端子VSSとの間に接続されているスイッチング素子20(例えば、NチャネルMOSトランジスタ)がスイッチオンし、端子LXBと端子OUTとの間に接続されているさらなるスイッチング素子30(例えば、PチャネルMOSトランジスタ)がスイッチオフし、所定のピーク値に達するまで、インダクタL及びスイッチング素子20を介して電流Iが増加しながら流れる。従って、電圧VLXBがVSSと等しくなるように、さらなるスイッチング素子30が出力とスイッチング素子20をデカップリングするよう機能する。
進展段階では、スイッチング素子20がスイッチオフし、さらなるスイッチング素子30がスイッチオンし、所定のピーク値からゼロに減少する間に、電流IがインダクタL及び対応する電荷を蓄積するコンデンサCを流れる。従って、この減少がインダクタL両端間での負の電圧降下を促し、入力電圧Vinに対して出力電圧Voutがブーストされ、電圧VLXBがVoutまで又は少し高く上昇し、これは、スイッチング素子20、30の両者が非導通になるようにスイッチング素子30が遅延してスイッチオンする、立ち上がり段階から進展段階への急峻な変移の間の非常に短い時間で起こることがある。
第3段階では、スイッチング素子30が再度スイッチオフし、スイッチング素子20、30の両者がターンオフするようにスイッチング素子20が遅延してスイッチオンする。従って、電圧VLXBがVoutからVinまで降下する。スイッチング素子20が再度スイッチオンすると、新たな動作サイクルが始まる。
ステップアップDC−DC変換器の零電流を測定するための折り返しカスコード構成を有する従来の電流比較器の入力構造が図2a、2bに示されている。この入力構造は、ミラー容量効果を大きく削減することができる、入力段と折り返しカスコード段の二段から成り立っている。入力段は、ステップアップDC−DC変換器から端子LXBに接続されるINN、同変換器から端子OUTに接続されるINPの二端子、NチャネルMOSトランジスタとして示されているトランジスタ(N1,N2)の差動ペアを備える差動増幅器、二つの定電流源(C1,C2)として機能する二つのPチャネルMOSトランジスタの高出力インピーダンスとして示されている二つの能動負荷、そして、一定なテール電流を生成する二トランジスタ(N1,N2)のドレイン電流を受け取るバイアス電流源(C3)を含む。電位ノードV及びVにおける入力段の差動出力により電流が供給される折り返しカスコード段は、pチャネルMOSトランジスタとして示されている一組のトランジスタ(P1,P2)と、Rail−to−RailTM電圧を得るためにトラック及びラッチ段(ここでは図示されていない)に供給される二電圧V及びVをそれぞれ発生する二つの負荷抵抗(R1,R2)と、入力INN及びINPがVOUTか少し高い場合であってもトランジスタN1及びN2を常に飽和状態に保つために、トランジスタP1及びP2のソース電圧を+/−Vout−300mVに維持するバイアス電圧源(Vbias)を含む。図2aを参照すると、Vinn≒Vinpの場合に、VLXB≒VoutであるステップアップDC−DC変換器の進展段階に相当する状態が得られる。比較器はその通常DC設定となっている。定電流源C1及びC2からの電流が等しくなるように選ばれ、トランジスタN1及びN2を流れる同一電流、そして、トランジスタP1及びP2を流れる同一電流に分岐される。図2bを参照すると、VinnがVSSに等しいか近い場合に、VLXB=VSSであるステップアップDC−DC変換器の立ち上がり段階に相当する状態が得られる。ここで、VLXBがトランジスタN2をスイッチオフさせるので、比較器の通常DCバイアス設定が完全に乱される。VLXBが再度Voutまで又は少し高く立ち上がると、トランジスタN2をスイッチオンし、これと同時にVinn≒VinpであるDC設定に近い値に電流及び電圧を再設定するように比較器が動作を開始できるようになる。しかし、効果的な再設定時間は、スイッチング素子30がターンオンするとすぐに開始するわけではなく、電圧VLXBが安定値又はVoutに近くなるとすぐに開始する。再設定時間の間、正確且つ信頼性ある測定は行うことはできない。さらに、実際には、この時間は許容範囲を超えて以上に長く、これは、零電流検知がこの再設定時間内に行われるかもしれないからである。
図3はこの問題を解決するための従来の手法を示しており、これは、比較器の正入力端子INPが接続される端子OUTの電位に比較器の負入力端子INNの電位が常に等しい又は近いように維持するようになっている。これは、VLXBが所定レベル未満、例えば、Voutより500mV低くなったらすぐに、INNを端子OUTに再度接続するために、INNをLXBから切り離すスイッチSW(例えば、PチャネルMOSトランジスタ)を実装することにより達成される。しかし、この手法には幾つかの欠点がある。比較器の入力に直列にスイッチを設けることの第一の欠点は、比較器の入力容量に直列に付加抵抗が加わり、RCの組み合わせが応答時間を増加させることである。第二の欠点は、スイッチを制御するための付加駆動回路が加わり、標準回路構成をさらに複雑化させ、そして、スイッチの直列抵抗の影響をできるだけ少なくするためにスイッチのサイズを大きくする必要がある場合、標準回路構成をさらにかさばったものにしてしまうということである。
従って本発明の目的は、特に、スイッチ動作モードを基にしてDC−DC変換器で用いられた場合に再設定時間が短くなるような、ピーク又は零電流比較器の入力段のための簡単且つ小さな回路構成を提供することである。従って、測定段階が開始するとすぐに比較器が測定を行える状態になることができる。
この目的は、請求項1に記載の回路構成、請求項6に記載の比較器入力段、請求項7に記載の比較手段、請求項8に記載の検出手段、そして、請求項9に記載の装置によって達成される。
従って、トランジスタの差動ペアと、該差動ペアと極性が逆の異なるトランジスタのさらなるペアとを備えた比較器入力段が、トランジスタがスイッチオフの時に、入力段を流れる電流が、この電流のための別経路のために、決して阻止されないように配される。これによって、対称的な電流が入力段の各分岐を流れる通常DC値近辺に比較器のDC設定が落ち着けるようになり、従って、リセットに必要な時間が大幅に削減される。
前記トランジスタの差動ペアに前記トランジスタのさらなるペアを結合するこの構成が非常に簡単な回路構成を有することを可能にする。
さらに、小サイズのトランジスタのさらなるペアを有して比較器入力段が構成される。このさらなるペアは、従って、例えば、スイッチのオンオフ・シーケンスを制御するために用いられるさらなる駆動回路を必要とせず、従って、占有スペースも小さくなる。
さらに、比較器入力段の両入力端子が、スイッチ動作モードを基にしたDC−DC変換器から、ピーク又は零電流が検出される端子に接続されてもよい。これによって、二入力端子の一つが、所定値に接続される残りの入力端子に比べて大きな電位変化に晒されることもある。この大きな電位変化は比較器入力段のトランジスタをスイッチオフし、比較器のDC設定を乱すこともできる。しかし、上記の回路構成がそのような問題を大きく緩和させることができる。
ピーク又は零電流を検出し、入力段にそのような回路構成を有する比較手段を備える検出手段の出力は、前記DC−DC変換手段のオンオフ・シーケンスを制御するために用いられる駆動手段により用いられてもよい。
さらなる効果的な発展が従属項に規定される。
図1aに示されたような同期ステップアップDC−DC変換器の零電流を検出する比較器の入力構造に関連して第一の好ましい実施形態が説明される。
図4に示された本発明の第一の好ましい実施形態による電流比較器の入力段は、さらなる小さなPチャネルMOSトランジスタP3及びP4のペアを含む回路構成10から成り、このペアは、別々に、このペアとは導電型が異なるNチャネルMOSトランジスタN1及びN2の差動ペアの各々のドレインとソースとの間に接続されている。トランジスタP3及びP4のゲートが共通端子により比較器の入力に接続され、これは、我々の図示ではステップアップDC−DC変換器の端子LXBに接続され、所定値に接続された残部入力に関係して大きな電位変化の影響を受けることになる。従って、これらゲートは比較器の入力段の端子LXB及びINNと同電位となる。端子LXBの電位がVout −300mV −VThP4(P4の閾値)未満に降下するとすぐに、トランジスタN2がスイッチオフし、一方、トランジスタP4がスイッチオンして導通し始める。従って、Vinn − inpの状態と同様に、端子LXBが低電位であっても電流が流れ続けることができる。この回路に組み込まれたトランジスタP4は、トランジスタN2がスイッチオフしたときに別の電流路を形成し、DC設定の乱れを大幅に小さくする。トランジスタP3の機能は比較器を対称に保つことだけである。端子LXBが低電位である場合には、比較器入力段の電位V及びVの出力は概ね一定に成り得る。さらに、立ち上がり段階から進展段階へ変移する間では比較器は再設定に要する時間は非常に短く、これは、電流及び電圧が既に通常のDC値に選ばれているからである。第一の好ましい実施形態として記載された本発明は、ステップアップDC−DC変換器(LXB、OUT)の零電流の検出と、ここでは、バッテリ(Vbat)が端子OUTとVSSとの間に置かれているステップアップDC−DC変換器(LXB、OUT)のピーク電流の検出とに適用できるものである。本発明のトランジスタP3、P4の極性をPチャネルトランジスタからNチャネルトランジスタに置き換え、そして、比較器のすべての要素の極性も同様に置き換えると、第一の好ましい実施形態として記載された本発明は、ステップアップDC−DC変換器(LXB、VSS)のピーク電流と、ステップアップDC−DC変換器(LXB、VSS)の零電流とを検出する第二の好ましい実施形態とすることができるものである。
実際の回路をシミュレートした比較回路における本発明の第一の好ましい実施形態が図5に示されている。ここでは、二つの22μA電流源C1及びC2が(MP11、MP13)及び(MP12、MP14)として導入されている。波線で囲われた部分は、Vinn inpの時に両分岐で12μAである入力段と、両分岐で10μAである折り返しカスコード回路との、二つの別々の回路から比較回路が実際には成り立っていることを示している。VDD及びVinpがDC−DC変換器のVoutに接続されて、比較器が自身の供給電圧VDD測定するようになっている。出力電圧V3及びV4が増幅器、そして、最終的にトラック及びラッチ回路(ここでは図示されていない)に供給される。この回路のシミュレーションはSPECTEを用いて行われる。
図6に示されているように、電圧VLX(=VLXB)が、100nsでは0ボルトに等しく、そして、0から3.6ボルト(=VDD)まで急峻に上昇する電圧ステップとして定義され、これは、立ち上がり段階から進展段階へ変移する間に実際に起こる。上述のように、スイッチング素子20、30の両者が非導通であると、立ち上がり段階から進展段階への急峻な変移の間に電流ピークが、通常、非常に短時間現れる。スイッチング素子30をPチャネルMOSトランジスタとすると、電流はこのトランジスタの寄生ダイオード(body−diode)を流れる。ここで、ピーク値が5nsで4.6ボルトに等しく設定される。
次の図7a,7b及び図8a,8bにおいて、本発明が比較器入力段に導入された場合に比較器がさらに早く再設定されることを示すために、本発明が導入された場合とされない場合とにおける電圧V、V、V及びVの時間変化によるシミュレーションの結果が示されている。対応電圧ノードが安定したDC設定に早く戻るほど、LX(=LXB)がVSSレベルからVDDレベルへの変移した後、すぐに比較器が再設定される。
これらのシミュレーションの結果は、P3及びP4を有する状態では通常のDC設定に電圧が復帰するのが非常に速くなることを示している。図7aと図7bとを比較すると、P3及びP4を有しない状態では電位ノードV、Vで約35nsのリセット時間を必要とし、これはP3及びP4を有する状態では、ほんの15nsにまで短くすることができることがわかる。
同様に、図8aと図8bとを比較すると、P3及びP4を有しない状態では電位ノードV、Vで約50nsのリセット時間を必要とし、これはP3及びP4を有する状態では、ほんの30ns又はそれ以下にまで短くすることができることがわかる。
第一の実施形態として記載された本発明は、ステップアップDC−DC変換器(LXB、OUT)の零電流を検出するのみならず、ステップアップDC−DC変換器(LXB、OUT)のピーク電流を検出することに適用できる。さらに、第一の実施形態における本発明のトランジスタP3,P4の極性をPチャネル・トランジスタからNチャネル・トランジスタに換え、そして、同様に、比較器のすべての要素の極性を換えると、本発明は、ステップアップDC−DC変換器(LXB、Vss)のピーク電流、そして、ステップアップDC−DC変換器(LXB、Vss)の零電流を検出する第二の実施形態に適用することができる。
さらに、ステップアップ(ブースト)DC−DC変換器、ステップダウン(バック)DC−DC変換器のようなDC−DC変換器手段、又は、そのようなDC−DC変換器の如何なる組み合わせにも比較器の入力端子が接続されてもよく、零又はピーク電流を適切に検出できる。
要約すると、ピーク又は零電流比較器のリセット時間が大幅に短縮された簡単かつ小型の回路構成10が開示された。この回路構成10は、DC設定を狂わしうる大きな電圧変化に晒される比較器入力における別の電流経路を有する比較器入力段を提供する。この回路構成10は小トランジスタ(P3,P4)ペアを備え、このトランジスタペアは、このトランジスタペアと極性が異なる、比較器入力段のトランジスタ(N1,N2)差動ペアに結合されている。トランジスタP3及びP4のゲートは上記比較器入力に接続された共通端子を備える。電圧変移進展段階では、比較器両端の電流及び電圧が常に通常DC設定値近辺に維持される。この回路構成10は、ピーク又は零電流を検出する如何なる比較器、特に、スイッチ動作モードを基にしたDC−DC変換器に用いられることができる。
最後に、しかし、重要なことに、文言「備える」は、請求項を含む明細書において用いられた場合には、そこで開示された特徴、手段、ステップ又は要素を特定するものであるが、一つ以上のさらなる特徴、手段、ステップ、要素又はこれらの集団の存在又は追加を除外するものではない。さらに、如何なる参照符号も請求項の範囲を限定するものではない。
零電流検出用の比較器を有する従来の同期ステップアップDC−DC変換器を示す図である。 時間に対する端子LXBの電圧VLXBと、対応する電流とのプロットを示す図である。 ここではVinn=Vinp=outである、折り返しカスコード構成を有する従来の電流比較器の入力構造を示す図である。 ここではVinn=VSSそしてVinp=outである、折り返しカスコード構成を有する従来の電流比較器の入力構造を示す図である。 比較器の再設定時間を最小にするためのスイッチを用いた従来の手法による従来の電流比較器の入力段を示す図である。 本発明の第一の実施形態による電流比較器の入力段を示す図である。 実際の回路をシミュレートした比較回路に本発明の第一の実施形態が導入された態様を示す図である。 実際の回路のシミュレーションで用いた電圧VLX=VLXBの定義を示す図である。 本発明の第一の実施形態を導入しない場合の比較器の入力段の出力における電圧V及びVのシミュレーションの結果を示す図である。 本発明の第一の実施形態を導入した場合の比較器の入力段の出力における電圧V及びVのシミュレーションの結果を示す図である。 本発明の第一の実施形態を導入しない場合の比較器の折り返しカスコード段の出力における電圧V及びVのシミュレーションの結果を示す図である。 本発明の第一の実施形態を導入した場合の比較器の入力段の出力における電圧V及びVのシミュレーションの結果を示す図である。

Claims (10)

  1. 電流検出手段のリセット時間を削減するための回路構成であって、
    a)第二のノードと第三のノードとの間に結合され、第一のノードにおける所定値の第一の入力信号を受ける第一のトランジスタ(N1)と、前記第三のノードと第五のノードとの間に結合され、前記所定値と比して大きなシフトを生じさせることができる第四のノードにおける変化値の第二の入力信号を受ける第二のトランジスタ(N2)とを含むトランジスタ(N1、N2)の差動ペアと、
    b)前記トランジスタの差動ペアとは極性が異なり、前記第二のノードと前記第三のノードとの間に結合された第三のトランジスタ(P3)と、前記第三のノードと前記第五のノードとの間に結合された第四のトランジスタ(P4)とを含み、前記第三のトランジスタ(P3)と前記第四のトランジスタ(P4)とが前記第四のノードに接続された共通端子を有するトランジスタ(P3、P4)のペアとを備えた回路構成。
  2. 前記トランジスタ(P3、P4)のペアは比較的サイズが小さいトランジスタのペアである請求項1に記載の回路構成。
  3. 前記複数トランジスタ(N1、N2、P3、P4)は金属酸化膜半導体(MOS)電界効果トランジスタ又はバイポーラ接合トランジスタ(BJT)である請求項1又は2に記載の回路構成。
  4. 前記変化値が前記第二のトランジスタ(N2)をターンオフさせ、前記第四のトランジスタ(P4)をターンオンさせ、又は、その逆である請求項3に記載の回路構成。
  5. 前記変化値及び前記所定値は、スイッチ動作モードを基にしたDC−DC変換手段によりもたらされ、前記DC−DC変換手段は、ステップアップ(ブースト)DC−DC変換器又はステップダウン(バック)DC−DC変換器、又は、そのようなDC−DC変換器の如何なる組み合わせである請求項4に記載の回路構成。
  6. DC設定値を設定し、そして、リセット時間を削減するための比較器入力段であって、
    a)前記請求項のいずれか一項に記載の回路構成と、
    b)前記第二のノードに結合された第一の負荷(C1)と、
    c)前記第五のノードに結合された第二の負荷(C2)と、
    d)前記第三のノードに結合された電流源(C3)とを
    少なくとも備えた比較器入力段。
  7. ピーク又は零電流を測定するための比較手段であって、
    a)請求項6に記載の入力段と、
    b)オンオフ・シーケンスを制御する駆動手段に信号を出力する出力段と、
    c)選択的であるが、ミラー容量効果を削減するために前記入力段と前記出力段との間に設けられたカスコード段又は折り返しカスコード段とを
    少なくとも備えた比較手段。
  8. 請求項7に記載の比較器手段を少なくとも備えたピーク又は零電流を検出するための検出手段。
  9. a)請求項5に記載の、スイッチ動作モードを基にしたDC−DC変換手段と、
    b)前記DC−DC変換器を流れるピーク又は零電流を検出するための請求項8に記載の検出手段と、
    c)前記検出手段の出力に基づいて前記DC−DC変換手段のオンオフ・シーケンスを制御するための請求項7に記載の駆動手段とを
    少なくとも備えた電力供給装置。
  10. 前記駆動手段はデジタル制御手段である請求項9に記載の電力供給装置。
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