JP4571176B2 - 車両用警報装置 - Google Patents

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Description

本発明は、警報音によってドライバにハンドル操舵を促し、走行中の安全を維持するための車両用警報装置に関する。
従来、車両の走行状況に応じて、ドライバにブザー等で警報を発し、車両の走行中の安全を維持するための様々な警報装置が提案または実用化されている。例えば、特許文献1には、レーダ等によって車両周辺にある障害物の位置を検出し、この障害物位置に音像が定位されるように左右のスピーカの出力レベル,位相を変化させてドライバに障害物位置を知らせる技術が開示されている。
また、特許文献2には、車両前方を撮影する視覚センサから得られた画像信号を信号処理手段で2値化することにより路面上の車線位置を抽出し、車線位置と車両との距離が一定値以下になったとき、車線逸脱方向のスピーカのみに警報信号を与えてドライバに車線逸脱方向を知らせる技術が開示されている。
特開平5−12694号公報 実開平7−23651号公報
しかし、上記各先行技術による警報装置は、警報音によって障害物位置や車線逸脱方向等の対象物の位置(方向)をドライバに知らせることにより走行上の安全維持を図るものであるため、ドライバは上記警報音により知らされた対象物を一旦認識した後この認識した対象物に対してのハンドル操作を行わなければならず、警報音が鳴ってからハンドル操作を行うまでに所定の時間を必要とし、道路状況に対して自車両をどのように操作するべきなのかを咄嗟に判断するのは困難である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、ドライバに瞬時にハンドル操舵方向を判断させて的確なハンドル操作を促すことのできる車両用警報装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため第1の発明による車両用警報装置は、車両前方のカーブ形状と道路勾配と路面状態を検出するとともに、車両の走行状態と上記前方カーブ形状と上記道路勾配と上記路面状態とに基づき、車両が上記前方カーブを走行するのに必要な条件を演算する走行環境演算手段と、現在の車両の走行状態と上記走行環境演算手段で検出した上記前方カーブ形状と上記道路勾配と上記走行環境演算手段で演算した上記前方カーブを走行するのに必要な条件とに基づき上記前方カーブの通過の難易度を予測する車両挙動判定手段と、上記車両挙動判定手段で上記前方のカーブの通過の難易度が高いと判定した際に、上記走行環境演算手段で検出した上記前方のカーブ形状に基づき上記前方のカーブを通過するためのハンドル操舵方向を求めるハンドル操舵指示決定手段と、上記ハンドル操舵指示決定手段で求めた上記ハンドル操舵方向に複数の音源から発する警報音の音像を定位させる警報音信号を生成する警報音信号生成手段とを備えたことを特徴とする。
すなわち、上記第1の発明による車両用警報装置は、上記走行環境演算手段で車両前方のカーブ形状と道路勾配と路面状態を検出するとともに、車両の走行状態と上記前方カーブ形状と上記道路勾配と上記路面状態とに基づき、車両が上記前方カーブを走行するのに必要な条件を演算し、上記車両挙動判定手段で現在の車両の走行状態と上記走行環境演算手段で検出した上記前方カーブ形状と上記道路勾配と上記走行環境演算手段で演算した上記前方カーブを走行するのに必要な条件とに基づき上記前方カーブの通過の難易度を予測し、上記ハンドル操舵指示決定手段で、上記車両挙動判定手段で上記前方のカーブの通過の難易度が高いと判定した際に、上記走行環境演算手段で検出した上記前方のカーブ形状に基づき上記前方のカーブを通過するためのハンドル操舵方向を求め、上記警報音信号生成手段で上記ハンドル操舵指示決定手段で求めた上記ハンドル操舵方向に複数の音源から発する警報音の音像を定位させる警報音信号を生成する。
また、第2の発明による車両用警報装置は、車両前方のカーブ形状と道路勾配と路面状態を検出するとともに、車両の走行状態と上記前方カーブ形状と上記道路勾配と上記路面状態とに基づき、車両が上記前方カーブを走行するのに必要な条件を演算する走行環境演算手段と、現在の車両の走行状態と上記走行環境演算手段で検出した上記前方カーブ形状と上記道路勾配と上記走行環境演算手段で演算した上記前方カーブを走行するのに必要な条件とに基づき上記前方カーブの通過の難易度を予測する車両挙動判定手段と、上記車両挙動判定手段で上記前方のカーブの通過の難易度が高いと判定した際に、上記走行環境演算手段で検出した上記前方のカーブ形状に基づき上記前方のカーブを通過するためのハンドル操舵方向及びハンドル操舵量を求めるハンドル操舵指示決定手段と、上記ハンドル操舵指示決定手段で求めた上記ハンドル方向に上記ハンドル操舵量に応じて複数の音源から発する警報音の音像を定位させる警報音信号を生成する警報音信号生成手段とを備えたことを特徴とする車両用警報装置。
すなわち、第2の発明による車両用警報装置は、上記走行環境演算手段で車両前方のカーブ形状と道路勾配と路面状態を検出するとともに、車両の走行状態と上記前方カーブ形状と上記道路勾配と上記路面状態とに基づき、車両が上記前方カーブを走行するのに必要な条件を演算し、上記車両挙動判定手段で現在の車両の走行状態と上記走行環境演算手段で検出した上記前方カーブ形状と上記道路勾配と上記走行環境演算手段で演算した上記前方カーブを走行するのに必要な条件とに基づき上記前方カーブの通過の難易度を予測し、上記ハンドル操舵指示決定手段で上記車両挙動判定手段で上記前方のカーブの通過の難易度が高いと判定した際に、上記走行環境演算手段で検出した上記前方のカーブ形状に基づき上記前方のカーブを通過するためのハンドル操舵方向及びハンドル操舵量を求め、上記警報音信号生成手段で上記ハンドル操舵指示決定手段で求めた上記ハンドル方向に上記ハンドル操舵量に応じて複数の音源から発する警報音の音像を定位させる警報音信号を生成する。
本発明の車両用警報装置によれば、ハンドル操舵をすべき方向に所定の音像を定位してドライバにハンドル操舵を促すので、ドライバは瞬時に的確なハンドル操舵を行うことができ、安全性を向上することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1,図2は本発明の第1の実施の形態に係わり、図1は車両用警報装置の全体構成を示すブロック図、図2は警報音制御のフローチャートである。
図1において、符号1は車両に搭載される警報装置を示し、この警報装置1の警報音制御部5には、車速センサ2,横加速度センサ3,ヨーレートセンサ4の各センサで検出した車速V,横加速度Gy,ヨーレートγの各信号が入力され、上記各信号に基づいた警報音信号が生成されるようになっている。そしてこの警報音信号によって、例えば、車内前方の左右の両側部に配設されたスピーカ6L,6Rが駆動され警報音が出力される。
ここで、上記横加速度センサ3で検出される横加速度Gyは、例えば車両の右方向の加速度が正の値、左方向の加速度が負の値で検出され、また、上記ヨーレートセンサ4で検出されるヨーレートγは、例えば車両の右回転方向のヨーレートが正の値,左回転方向のヨーレートが負の値で検出されるようになっている。
上記警報音制御部5は、車両挙動判定部5a,ハンドル操舵指示決定部5b,警報音信号生成部5cから主要に構成されている。
上記車両挙動判定部5aは、車速V,横加速度Gy,ヨーレートγの各信号が入力され、車体の横すべりβを演算するとともに、この演算された車体の横すべり角βが走行上安全な範囲内にあるか否かを判定する車両挙動判定手段として形成されている。
この車両挙動判定部5aでは、先ず、車速V,横加速度Gy,ヨーレートγを用いて車体すべり角βが次式により求められる。
β=∫((Gy /V)−γ)dt …(1)
上記車両挙動判定部5aには、演算された上記車体すべり角βを基に例えば車両がスピンする虞があるか否かを判定する際の基準値としての車体すべり角β0(β0>0)(以下、基準車体横すべり角β0と称す)が予め実験,計算等によって求めて設定され格納されており、この車両挙動判定部5aでは、演算された上記車体すべり角βの絶対値|β|と上記基準車体すべり角β0とを比較することによって車両がスピンする虞があるか否かの判定が行われるようになっている。なお、この場合、|β|>β0のとき車両がスピンする虞があると判断する。
上記ハンドル操舵指示決定部5bは、上記車両挙動判定部5aから車両がスピンする虞があることを示す信号が入力されたとき、上記ヨーレートセンサ4から入力されるヨーレートγの信号を基に、車両のスピンを回避するためのハンドル操舵方向(ハンドル操舵指示値)を決定するハンドル操舵指示決定手段として形成されている。ここで、このハンドル操舵指示決定部5bで決定されるハンドル操舵方向は、上記ヨーレートγの方向に対して逆方向となり、本実施の形態においては上記ヨーレートγが正(右旋回)のとき左方向,上記ヨーレートγが負(左旋回)のとき右方向となる。
上記警報音信号生成部5cは、上記ハンドル操舵指示決定部5bで演算されたハンドル操舵指示値を基に上記左右のスピーカ6L,6Rを駆動して例えばドライバ位置を基準位置とした左右方向の所定位置に音像を定位させるための警報音信号を生成する警報音信号生成手段として形成されている。
すなわち、この警報音信号生成部5cでは、上記ハンドル操舵指示決定部5bからハンドル操舵方向を示す信号が入力されると、上記左右のスピーカ6L,6Rから出力される警報音の周波数成分と音量レベルとを変化させて操舵方向が右方向の場合には上記基準位置に対して右側に、左方向の場合には上記基準位置に対して左側に上記ハンドル操舵方向と同方向の音像を定位させるための警報音信号を生成するようになっている。
次に、本発明の第1の実施の形態による警報音制御を、図2のフローチャートで説明する。この警報音制御プログラムは、例えば、所定時間毎に実行され、プログラムがスタートすると、ステップ(以下Sと略称)101で、車速センサ2,横加速度センサ3,ヨーレートセンサ4から、車速V,横加速度Gy,ヨーレートγの信号を読み込み、S102に進む。
上記S102では、上記各センサから読み込んだ車速V,横加速度Gy,ヨーレートγから車体すべり角βを算出して、S103に進む。
上記S103では、上記車体すべり角βの絶対値|β|を演算するとともに、演算された絶対値|β|と基準車体すべり角β0とを比較し、上記絶対値|β|が上記基準車体すべり角β0よりも小さい場合はS101に戻り、上記絶対値|β|が上記基準車体すべり角β0よりも大きい場合はS104に進む。すなわち上記絶対値|β|が上記基準車体すべり角β0よりも小さな値の場合は車両がスピン等を起こす虞がないと判断して警報音出力を行わない。
上記S104からS106までは、ハンドル操舵指示値を決定するための処理であり、上記S104では、ヨーレートγの値が正であるか否か、すなわち、車両の回転方向が右方向であるか左方向であるかを調べ、上記ヨーレートγの値が0以下のときはS105に進みハンドル操舵方向を右方向と決定し、この右方向のハンドル操舵を示すFlag=1を立てる。一方、上記ヨーレートγの値が0より大きいのときはS106に進みハンドル操舵方向を左方向と決定し、この左方向のハンドル操舵を示すFlag=2を立てる。
次に、S107では、上記S105あるいは上記S106で決定したハンドル操舵方向に基づく警報音信号を生成する。すなわち、このS107では、Flag=1のときにはドライバ位置を基準位置とした右方向の所定位置に、一方、Flag=2のときはドライバ位置を基準位置とした左方向の所定位置に音像を定位させるための警報音信号を生成する。
次に、S108に進み、上記S107で生成された警報音信号をスピーカ6L,6Rに出力し、上記スピーカ6L,6Rを駆動して、上記ドライバ位置に対して左右方向の所定位置に警報音による音像を定位した後ルーチンを抜ける。
このように、本実施の形態によれば、車両が所定値以上の横すべりを開始したとき、この横すべりを回避するハンドル操舵方向に警報音の音像を定位させるので、ドライバは横すべりを回避するためのハンドル操舵方向を瞬時に判断することができ走行上の安全を維持することができる。
次に、図3,図4は本発明の第2の実施の形態を示し、図3は車両用警報装置の全体構成を示すブロック図、図4は警報音制御のフローチャートである。なお、上述の第1の実施の形態では、音像によってハンドル操舵方向のみをドライバに指示していたのに対し、本第2の実施の形態では、音像によってハンドル操舵方向及びハンドル操舵量をドライバに指示するものである。
図3において、符号7は車両に搭載される警報装置を示し、この警報装置7の警報音制御部8には、車速センサ2,横加速度センサ3,ヨーレートセンサ4,ハンドル角センサ9の各センサで検出した車速V,横加速度Gy,ヨーレートγ,ハンドル角θHの各信号が入力され、上記各信号に基づいた警報音信号が生成されるようになっている。そしてこの警報音信号によって、例えば、車内前方の左右両側に配設されたスピーカ6L,6Rが駆動され該スピーカ6L,6Rから警報音が出力される。
上記警報音制御部8は、車両挙動判定部8a,ハンドル操舵指示決部8b,警報音信号生成部8cから主要に構成されている。
上記車両挙動判定部8aは、前述の本発明の第1の実施の形態の車両挙動判定部5aに対応し、車速V,横加速度Gy,ヨーレートγの各信号が入力され、車体の横すべり角βを演算するとともに、この演算された車体の横すべり角βが走行上安全と判断できる予め実験,計算等により求めておいた設定値(例えば車両がスピンしない程度の横すべり角:基準車体すべり角β0)内にあるか否かを判定する車両挙動判定手段として形成されている。
上記ハンドル操舵指示決定部8bは、上記車両挙動判定部8aから車体すべり角βの絶対値|β|が基準車体すべり角β0を越えたことを示す信号が入力されたとき、上記車速センサ2から入力される車速V,上記ヨーレートセンサ4から入力されるヨーレートγ,上記ハンドル角センサ9から入力されるハンドル角θH,及び,上記車両挙動判定部8aで演算された車体すべり角βの各信号を基に、車両がスピンするのを回避するためにハンドルをどちらの方向にどれだけの量操舵すればよいかを決定するハンドル操舵指示決定手段として形成されている。
具体的には、このハンドル操舵指示決定部8bでは、車両のスピンを回避するための目標ハンドル角θHtを演算し、この目標ハンドル角θHtと上記ハンドル角センサ9から入力される現在のハンドル角θHとの偏差を求め、この偏差によってハンドル操舵方向及びハンドル操舵量を決定するようになっている。
ここで、上記目標ハンドル角θHtは、車体すべり角βが所定値以上となり余剰な車体すべり角βSが生じたとき、この余剰な車体すべり角βSを打ち消すヨーモーメントを車両に与えるためのハンドル角であり、以下のようにして求めることができる。
先ず、上記車両挙動判定部8aで演算された車体すべり角βが基準車体すべり角β0をどれだけオーバしているかを示す余剰車体すべり角βSを以下に示すように演算する。
βS =|β|−β0 …(2)
次に、この余剰車体すべり角βSに対応する目標ヨーモーメントMtを以下に示すように演算する。
Mt =±{(K1 ・βS )+(K2 ・∫βS ・dt)
+K3 ・(dβS /dt)} …(3)
なお、K1,K2,K3は定数である。また、符号はヨーレートが減少する方向、すなわち、ヨーレートγと反対向きに決定する。
そして、上記目標ヨーモーメントMtを用いて、目標ハンドル角θHtを以下に示すように演算する。
θHt=[2・(Lf ・Kf −Lr ・Kr )・β+I・(dγ/dt)
+{2・(Lf2・Kf +Lr2・Kr )/V}・γ+Mt ]
/(2・Lf ・Kf ・n) …(4)
ここで Lf :前輪−重心間距離
Lr :後輪−重心間距離
Kf :前輪のコーナリングパワ
Kr :後輪のコーナリングパワ
I :ヨー慣性モーメント
n :ステアリングギア比
である。
上記警報音信号生成部8cは、上記ハンドル操舵指示決定部8bで演算されたハンドル操舵指示値(ハンドル操舵方向及びハンドル操舵量)に基づいて上記スピーカ6L,6Rを駆動するための警報音信号を生成する警報音生成手段として形成されている。
すなわち、この警報音信号生成部8cでは、上記ハンドル操舵指示決定部8bからハンドル操舵方向及びハンドル操舵量を示す信号が入力されると、上記左右のスピーカ6L,6Rから出力される警報音の周波数成分と音量レベルとを変化させて基準位置(例えばドライバ位置)に対して左右方向の所定位置に音像を定位させるための警報音信号を生成するようになっている。ここで、定位される上記音像は、上記ハンドル操舵方向と同方向であるとともに、上記ハンドル操舵量に応じて上記基準位置からの距離や音量等が所定に変化するようになっている。
次に、本発明の第2の実施の形態による警報音制御を、図4のフローチャートで説明する。この警報音制御プログラムは、例えば、所定時間毎に実行され、プログラムがスタートすると、S201で、車速センサ2,横加速度センサ3,ヨーレートセンサ4,ハンドル角センサ9から、車速V,横加速度Gy,ヨーレートγ,ハンドル角θHの信号を読み込み、S202に進む。
上記S202では、上記各センサから読み込んだ車速V,横加速度Gy,ヨーレートγから車体すべり角βを算出して、S203に進む。
上記S203では、上記車体すべり角βの絶対値|β|を演算するとともに、演算された絶対値|β|と車体すべり角の基準車体すべり角β0とを比較し、上記絶対値|β|が上記基準車体すべり角β0よりも小さい場合はS201に戻り、上記絶対値|β|が上記基準車体すべり角β0よりも大きい場合はS204に進む。
上記S204では、上記車体すべり角β,上記基準車体すべり角β0を基に目標ヨーモーメントMtを求め、この目標ヨーモメントMtと、ヨーレートγ,車速V,ステアリングギヤ比n等から目標ハンドル角θHtを演算した後、S205に進む。
上記S205では、上記目標ハンドル角θHtとハンドル角センサ9で検出されたハンドル角θHとの偏差を求め、このハンドル角の偏差から、ハンドル操舵方向,ハンドル操舵量からなるハンドル指示値を決定する。
次に、S206に進み、上記S205で求めたハンドル操舵方向,ハンドル操舵量に応じた音像を定位するための警報音信号を生成し、S207で、生成された上記警報音信号を上記スピーカ6L,6Rに出力して、例えばドライバ位置に対して左右方向の所定位置に警報音による音像を定位した後ルーチンを抜ける。
このように、本実施の形態によれば、車両の所定値以上の横すべりに対して音像を定位させ、この定位された音像によってドライバにハンドル操舵方向及びハンドル操舵量を指示することができるので、車両のスピン等を回避するためのより詳細なハンドル操舵指示を行うことができる。
次に、図5,図6は本発明の第3の実施の形態を示し、図5は車両用警報装置の全体構成を示すブロック図、図6は警報音制御のフローチャートである。上述の第1,2実施の形態は、現在の車体すべり角が基準車体すべり角を越えたとき、危険を回避するための警報を発するものであるのに対し、本実施の形態は、現在の車速Vで前方カーブを通過したとき車両にかかる横加速度を予測し、この横加速度を基に上記前方カーブの通過の難易度を定量化し、この難易度が所定以上であるとき、危険を回避するための警報を発するのもである。
図5において、符号20は車両に搭載される警報装置を示し、この警報装置20は、走行環境演算部21と警報音制御部22とを有して構成されている。
上記走行環境演算部21は、車速センサ2,ヨーレートセンサ4,ハンドル角センサ9,前後加速度センサ23,ナビゲーション装置24,道路形状検出装置25から入力される各信号を基に道路勾配SL,カーブ形状(カーブ曲率半径),許容横加速度aylnを演算し上記警報音制御部22に出力するようになっている。
ここで、上記ナビゲーション装置24は、例えば全世界測位衛星システム(GPS)によるGPS衛星からの電波を受信して自己位置を測定するためのGPS受信機や、道路情報や地形情報等を含む道路地図情報を収録したCD−ROM装置等を有して構成され、本実施の形態では特に、上記GPS受信機から得られる車両の走行情報と、上記CD−ROM装置から読み込んだ地図情報とをマッチング等の演算をしながら合成し、上記演算により得られた道路データの点データや道路種別情報を必要に応じて出力するようになっている。
また、上記道路形状検出装置25は、本実施の形態では特に道路幅を検出するように設けられており、例えば、一対のCCDカメラによって車外の対象物を異なる視点からステレオ撮像し、この撮像された1組のステレオ画像に対し対応する位置のずれ量から三角測量の原理によって画像全体に渡る距離情報を求める処理を行って三次元の距離画像を生成し、この三次元の距離画像の距離分布についてヒストグラム処理を行うことで道路を認識してこの道路幅の算出を行うようになっている。
上記走行環境演算部21は、路面摩擦係数推定部21a,道路勾配推定部21b,カーブ形状検出部21c,許容横加速度算出部21dから主に構成されている。
上記路面摩擦係数推定部21aは、例えば、本出願人が、特開平8−2274号公報で開示した方法により、車速センサ2からの車速V,ヨーレートセンサ4からのヨーレートγ,ハンドル角センサ9からのハンドル角θHを基に路面摩擦係数μを推定するようになっている。ここで、上記路面摩擦係数μの推定は、車両の運動方程式に基づくヨーレート応答と実際のヨーレートとを比較し、タイヤの等価コーナリングパワを未知パラメータとしてその値をオンラインで推定するものである。
上記道路勾配推定部21bは、上記車速センサ2からの車速V,上記前後加速度センサ23からの前後加速度とから道路勾配SL(%)を演算するようになっている。この道路勾配推定部21bでは、先ず上記車速センサ2からの車速を基に設定時間毎の車速の変化率を演算する。そして、この車速の変化率(m/s2 )と上記前後加速度とを基に次式により道路勾配SL(%)を演算する。重力加速度をg(m/s2 )とし、道路勾配の上り方向を(+)として、
道路勾配SL=(前後加速度−車速変化率/g)/100 …(5)
なお、エンジン出力トルク(N−m),トルクコンバータのトルク比(オートマチックトランスミッション車の場合),トランスミッションギヤ比,タイヤ半径(m),走行抵抗(N),車両重量(Kg),車速変化率(m/s2 ),重力加速度g(m/s2 )により上記道路勾配SLを演算してもよい。
上記カーブ形状検出部21cは、上記ナビゲーション装置24から地図情報中の道路を示すデータと、高速道路、一般国道、地方道といった道路種別情報が入力されるとともに、上記道路形状検出装置25から道路幅情報が入力されるようになっており、これら入力情報を基に車両前方の設定距離(前方制御範囲、例えば、μ・g減速で停止距離の倍までをカーブ検出範囲としてV2/(μ・g))以内の上記ナビゲーション装置8から得られる各点毎のカーブの各データ(カーブ曲率半径,カーブ屈曲方向,カーブ角度等)を演算するようになっている。
上記許容横加速度算出部21dは、上記車速センサ2から車速Vの信号が入力されるとともに、上記路面摩擦係数推定部21aから路面μのデータ,上記道路勾配推定部21bから道路勾配SLのデータ,上記カーブ形状検出部21cから各点毎のカーブの各データ(カーブ全角度,カーブ方向)が入力され、これらの各データを基に許容横加速度aylnを求めるようになっている。この場合、上記許容横加速度aylnの算出は、上記路面摩擦係数μに応じて許容横加速度aylnの基本値ayl1nを演算し、上記ayl1nを上記車速Vに応じて補正(補正値ayl2n)し、上記補正値ayl2nを点Pnが属するカーブのカーブ全角度θsnとカーブの方向に応じて補正(補正値ayl3n)し、上記補正値ayl3nを上記道路勾配SLに応じて補正して行われる。
上記警報音制御部22は、上記車速センサ2で検出した車速の信号が入力されるとともに、上記走行環境演算部21で演算された道路勾配SL,カーブ形状(カーブ曲率半径),許容横加速度aylnの各信号が入力され、上記各信号に基づいて警報音信号が生成されるようになっている。そしてこの警報音信号によって、例えば、車内前方の両側部に配設されたスピーカ6L,6Rが駆動され該スピーカ6L,6Rから警報音が出力される。
上記警報音制御部22は、車両挙動判定部22a,ハンドル操舵指示決定部22b,警報音信号生成部22cから主要に構成されている。
上記車両挙動判定部22aは、車速V,道路勾配SL,カーブ形状(カーブ曲率半径),許容横加速度aylnの各信号が入力され、現在の車速Vで曲率半径Rの前方カーブを走行したときの車両にかかる横加速度Gycを演算するとともに、上記許容横加速度aylnと上記道路勾配SLとを基に車両が上記前方カーブを安全に走行するための横加速度の限界値である基準横加速度を演算し、これらを比較することによって、車速Vでの前方カーブの通過の難易度を予測する車両挙動判定手段として形成されている。
すなわち、上記車両挙動判定部22aでは、前方カーブ(カーブ曲率半径R)を車速Vで走行する際の車両にかかる横加速度Gyc(以下Gycと称す)を次式により演算する。
横加速度Gyc=V2 /R …(6)
また、上記基準横加速度d2 y0 /dt2 (以下Gy0と称す)を次式により演算する。
基準横加速度Gy0=√((ayln )2 −(g・sin (SL/100))2 ) …(7)
ここで、gは重力加速度である。
そして、上記車両挙動判定部22aでは、演算された上記横加速度Gycと上記基準横加速度Gy0とを比較して、上記横加速度Gycが上記基準横加速度Gy0よりも大きいとき上記前方カーブの通過の難易度が高いと予測するようになっている。
上記ハンドル操舵指示決定部22bは、上記車両挙動判定部22aから上記横加速度Gycが上記基準横加速度Gy0よりも大きく前方カーブの通過の難易度が高いことを示す信号が入力されたとき、上記カーブ形状検出部21cから入力される前方カーブの屈曲方向を示す信号を基に、上記前方カーブを安全に通過するためのハンドル操舵方向(ハンドル操舵指示値)を決定するハンドル操舵指示決定手段として形成されている。この場合、上記ハンドル操舵方向は、上記前方カーブの屈曲方向と同じ方向となる。
上記警報音信号生成部22cは、上記ハンドル操舵指示決定部22bで演算されたハンドル操舵指示値を基に上記左右のスピーカ6L,6Rを駆動して例えばドライバ位置を基準位置とした左右方向の所定位置に音像を定位させるための警報音信号を生成する警報音信号生成手段として形成されている。
すなわち、この警報音信号生成部22cでは、上記ハンドル操舵指示決定部22bからハンドル操舵方向を示す信号が入力されると、上記左右のスピーカ6L,6Rから出力される警報音の周波数成分と音量レベルとを変化させて上記基準位置に対して左右方向に上記ハンドル操舵方向と同方向の音像を定位させるための警報音信号を生成するようになっている。
次に、本発明の第3の実施の形態による警報音制御を、図6のフローチャートで説明する。この警報音制御プログラムは、例えば、所定時間毎に実行され、プログラムがスタートすると、S301で、車速センサ2から車速V,ヨーレートセンサ4からヨーレートγ,ハンドル角センサ9からハンドル角θH,前後加速度センサ23から前後加速度,ナビゲーション装置24から地図情報中の道路に関するデータと道路種別情報,道路形状検出装置25から道路幅情報の各信号を読込み、S302に進む。
上記S302では、走行環境演算部21において、上記車速V,上記ヨーレートγ,上記ハンドル角θHから路面摩擦係数μを推定するとともに、上記車速V,上記前後加速度から道路勾配SLを推定し、地図情報中の道路を示すデータ及び道路種別情報,道路幅情報からカーブ形状(カーブ曲率半径,カーブ屈曲方向,カーブ角度等)を検出し、さらに、上記車速V,上記路面摩擦係数μ,上記道路勾配SL,上記カーブ形状(カーブ曲率半径R)から許容横加速度aylnを算出してS303に進む。
上記S303では、警報音制御部22において、上記車速Vと上記カーブ形状(カーブ曲率半径R)とから前方カーブを車速Vで走行する際の車両にかかる横加速度Gycを算出してS304に進む。
上記S304では、上記許容横加速度aylnと上記道路勾配SLとから車両が上記前方カーブを安全に走行するための横加速度の限界値である基準横加速度Gy0を算出してS305に進む。
上記S305では、上記S303及び上記S304で算出された上記横加速度Gycと上記基準横加速度Gy0とを比較し、上記横加速度Gycが上記基準横加速度Gy0よりも大きいときは、上記S301に戻る。一方、上記横加速度Gycが上記基準横加速度Gy0以下であるときは、S306に進む。すなわち、このS305では、上記横加速度Gycと上記基準横加速度Gy0とを比較することによって、上記前方カーブ通過の難易度が高いか否かを判断し、該前方カーブ通過の難易度が低いときには警報音の出力を行わない。
上記S306では、上記前方カーブのカーブ形状(カーブ屈曲方向)を基にハンドル指示値としてのハンドル操舵方向を決定し、S307に進む。ここで、上記ハンドル操舵方向は、上記カーブ屈曲方向と同方向となる。
上記S307では、上記S206で求めたハンドル操舵方向に応じた音像を定位するための警報音信号を生成し、S308で、生成された上記警報音信号をスピーカ6L,6Rに出力して、例えばドライバ位置に対して左右方向の所定位置に警報音による音像を定位した後ルーチンを抜ける。
このように、本実施の形態によれば、前方カーブ通過の難易度を予測し、上記前方カーブ通過の難易度が高いと判断された場合は、上記前方カーブに進入する前に、危険を回避するためのハンドル操舵方向を音像によってドライバに知らせることができるので、ドライバは、予め余裕を持ってハンドル操舵方向を認識することができ、この認識した上記ハンドル操舵方向にハンドルを操舵することにより、走行上の安全を維持することができる。なお、ドライバが前方の道路状況から上記音像によって指示されたハンドル操舵方向にハンドルを操舵することが困難であると判断した場合(例えば、ハンドル操舵方向に障害物がある場合)には、ドライバは、現在の車速Vで上記前方カーブを通過することが困難であることを容易に判断することができ、車速を落とすことでカーブ走行中の安全を維持することができる。
次に、図7,図8は本発明の第4の実施の形態を示し、図7は車両用警報装置の全体構成を示すブロック図、図8は警報音制御のフローチャートである。ここで、上述の第3の実施の形態及び本実施の形態は、共に、現在の車速Vで前方カーブを通過したときの車両にかかる横加速度を予測し、この横加速度を基に上記前方カーブの通過の難易度を定量化して、この難易度が所定以上であるとき、危険を回避するための警報を発するのもであるが、上述の第3の実施の形態は、定位され音像によってハンドル操舵方向のみをドライバに知らせるものであるのに対し、本実施の形態は、定位される音像によってハンドル操舵方向及びハンドル操舵量をドライバに知らせる点が異なる。なお、本実施の形態において、上述の第3の実施の形態と同様の構成については同符号を付して説明を省略する。
図5において、符号26は車両に搭載される警報装置を示し、この警報装置26は、走行環境演算部21と警報音制御部27とを有して構成されている。
上記警報音制御部27は、車両挙動判定部27a,ハンドル操舵指示決定部27b,警報音信号生成部27cから主要に構成されている。
上記車両挙動判定部27aは、上述の第3の実施の形態における車両挙動判定部22aに対応し、車速V,道路勾配SL,カーブ形状(カーブ曲率半径R),許容横加速度aylnの各信号が入力され、現在の車速Vで曲率半径Rの前方カーブを走行したときの車両にかかる横加速度Gycを演算するとともに、上記許容横加速度aylnと上記道路勾配SLとを基に車両が上記前方カーブを安全に走行するための横加速度の限界値である基準横加速度Gy0を演算し、これらを比較することによって、車速Vでの前方カーブの通過の難易度を予測する車両挙動判定手段として形成されている。
上記ハンドル操舵指示決定部27bは、上記車両挙動判定部27aから上記横加速度Gycが上記基準横加速度Gy0よりも大きく前方カーブの通過の難易度が高いことを示す信号が入力されたとき、ハンドル角センサ9から入力されるハンドル角θH、及び、上記カーブ形状検出部21cから入力される前方カーブの屈曲方向を示す信号を基に、上記前方カーブを安全に通過するためのハンドル操舵指示値としてのハンドル操舵方向,ハンドル操舵量を決定するハンドル操舵指示決定手段として形成されている。
すなわち、このハンドル操舵指示決定部27bでは、前方カーブを走行する際に予想される横加速度Gycに対応する目標ハンドル角θHtを演算し、この目標ハンドル角θHtと上記ハンドル角センサ9から入力される現在のハンドル角θHとの偏差を求め、この偏差によってハンドル操舵方向及びハンドル操舵量を決定するようになっている。
ここで、上記ハンドル操舵指示決定部27bにおいて、上記ハンドル角θHtは、上記横加速度Gycを用いて次式により演算される。
θHt=±Gyc・(1+A・V2)・L・n/V2 …(8)
なお、L:ホイールベース
A:スタビリティファクタ
である。
また、上記(8)式における、正負の符号は、前方カーブの屈曲方向と上記ハンドル角センサ9から入力されるハンドル角θHの正の方向(本実施の形態では右方向)が同じとき(+),反対のとき(−)となる。
また、上記スタビリティファクタAは、次式により求まる。
A=−(m/2・L)・(Lf・Kf−Lr・Kr)/(Kf・Kr) …(9)
なお、mは、車両質量である。
上記警報音信号生成部27cは、上記ハンドル操舵指示決定部27bで演算されたハンドル操舵指示値(ハンドル操舵方向及びハンドル操舵量)に基づいて上記スピーカ6L,6Rを駆動するための警報音信号を生成する警報音生成手段として形成されている。
すなわち、この警報音信号生成部27cでは、上記ハンドル操舵指示決定部27bからハンドル操舵方向及びハンドル操舵量を示す信号が入力されると、上記左右のスピーカ6L,6Rから出力される警報音の周波数成分と音量レベルとを変化させて基準位置(例えば、ドライバ位置)に対して左右方向の所定位置に音像を定位させるための警報音信号を生成するようになっている。ここで、定位される上記音像は、上記ハンドル操舵方向と同方向であるとともに、上記ハンドル操舵量に応じて上記基準位置からの距離や音量等が所定に変化するようになっている。
次に、本発明の第4の実施の形態による警報音制御を、図8のフローチャートで説明する。ここで、図8中に示すS401〜S405までの制御は、前述の第3の実施の形態において図6中にS301〜S305に示した制御に対応するものであり、ここでは説明を省略する。
上記S405で横加速度Gycが基準横加速度Gy0よりも大きいと判断されS406に進むと、ハンドル操舵指示決定部27bにおいて上記横加速度Gyc,車速Vを基に目標ハンドル角θHtを演算し、S407に進む。
上記S407では、上記目標ハンドル角θHtと現在のハンドル角θHとの偏差からハンドル指示値(ハンドル操舵方向,ハンドル操舵量)を求め、S408に進む、
上記S408では、警報音信号生成部27cにおいて上記S407で求めたハンドル操舵方向,ハンドル操舵量に応じた音像を定位するための警報音信号を生成し、S409で、生成された上記警報音信号を上記スピーカ6L,6Rに出力して、例えばドライバ位置に対して左右方向の所定位置に警報音による音像を定位した後ルーチンを抜ける。
このように、本実施の形態によれば、上述の第3の実施の形態で得られる効果に加え、音像によって上記前方カーブに進入する際のハンドル操舵量をドライバに知らせることができるという効果が得られる。
本発明の第1の実施の形態による車両用警報装置の全体構成を示すブロック図 本発明の第1の実施の形態による警報音制御のフローチャート 本発明の第2の実施の形態による車両用警報装置の全体構成を示すブロック図 本発明の第2の実施の形態による警報音制御のフローチャート 本発明の第3の実施の形態による車両用警報装置の全体構成を示すブロック図 本発明の第3の実施の形態による警報音制御のフローチャート 本発明の第4の実施の形態による車両用警報装置の全体構成を示すブロック図 本発明の第4の実施の形態による警報音制御のフローチャート
符号の説明
21 … 走行環境演算部(走行環境演算手段)
22,27 … 警報音制御部
22a,27a … 車両挙動判定部(車両挙動判定手段)
22b,27b … ハンドル操舵指示決定部(ハンドル操舵指示決定手段)
22c,27c … 警報音信号生成部(警報音信号生成手段)
6L,6R … スピーカー(音源)

Claims (2)

  1. 車両前方のカーブ形状と道路勾配と路面状態を検出するとともに、車両の走行状態と上記前方カーブ形状と上記道路勾配と上記路面状態とに基づき、車両が上記前方カーブを走行するのに必要な条件を演算する走行環境演算手段と、
    現在の車両の走行状態と上記走行環境演算手段で検出した上記前方カーブ形状と上記道路勾配と上記走行環境演算手段で演算した上記前方カーブを走行するのに必要な条件とに基づき上記前方カーブの通過の難易度を予測する車両挙動判定手段と、
    上記車両挙動判定手段で上記前方のカーブの通過の難易度が高いと判定した際に、上記走行環境演算手段で検出した上記前方のカーブ形状に基づき上記前方のカーブを通過するためのハンドル操舵方向を求めるハンドル操舵指示決定手段と、
    上記ハンドル操舵指示決定手段で求めた上記ハンドル操舵方向に複数の音源から発する警報音の音像を定位させる警報音信号を生成する警報音信号生成手段とを備えたことを特徴とする車両用警報装置。
  2. 車両前方のカーブ形状と道路勾配と路面状態を検出するとともに、車両の走行状態と上記前方カーブ形状と上記道路勾配と上記路面状態とに基づき、車両が上記前方カーブを走行するのに必要な条件を演算する走行環境演算手段と、
    現在の車両の走行状態と上記走行環境演算手段で検出した上記前方カーブ形状と上記道路勾配と上記走行環境演算手段で演算した上記前方カーブを走行するのに必要な条件とに基づき上記前方カーブの通過の難易度を予測する車両挙動判定手段と、
    上記車両挙動判定手段で上記前方のカーブの通過の難易度が高いと判定した際に、上記走行環境演算手段で検出した上記前方のカーブ形状に基づき上記前方のカーブを通過するためのハンドル操舵方向及びハンドル操舵量を求めるハンドル操舵指示決定手段と、
    上記ハンドル操舵指示決定手段で求めた上記ハンドル方向に上記ハンドル操舵量に応じて複数の音源から発する警報音の音像を定位させる警報音信号を生成する警報音信号生成手段とを備えたことを特徴とする車両用警報装置。
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