JP4570584B2 - ベアリングホイール - Google Patents

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Description

本発明は、物品を搬送するコンベアや物品を出し入れする収納ラックのローラなどとして用いられるベアリングホイールに関するものである。
物品を搬送するコンベアや物品を出し入れする収納ラックのローラとして用いられるベアリングホイールは、従来から知られている(非特許文献)。
例えば、図5(A)に示すものは、エンプラ精密ベアリング100と通称され、ベアリング101と、このベアリング101のアウターケース101aの外周面に渡って、合成樹脂のエンジニアリングプラスチックをリング状に成形し当該面に塗布された接着剤などで固着せしめて車輪102としたものとで構成される。また、図5(B)に示すものは、ウレタンベアリング200と通称され、ベアリング201と、このベアリング201のアウターケース201aに被さる態様で当該アウターケース201aに取り付けられるケーシング202の外周面に渡って、合成樹脂のウレタン樹脂をリング状に成形し当該面に塗布された接着剤などで固着せしめて車輪203としたものとで構成される。尚、ケーシング202の、アウターケース201aへの取り付けに際しては、ケーシング202の片側に形成された鍔202aの内壁にアウターケース201aを当接させ、ケーシング202のもう一方の片側を、アウターケース201aに当板204を押し当てつつカシメて取り付けている(非特許文献1)。
しかしながら、上記例のエンプラ精密ベアリングやウレタンベアリングにあっては、エンジニアリングプラスチックやウレタン樹脂をリング状に成形してアウターケース或いはケーシングの外周面に固着させるだけのものであり、これらベアリングにスラスト方向の力が加わるときエンジニアリングプラスチックやウレタン樹脂の、アウターケース或いはケーシングの外周面との固着部に剥離が生じ易いという不具合、換言すれば、アウターケース或いはケーシングと車輪との間において剥離が生じ易いという不具合がある。
エンプラ精密ベアリング カタログ イースタン精工株式会社 平成17年6月26日発行 ウレタンベアリング カタログ イースタン精工株式会社 平成17年6月26日発行 インターネット<URL:http://www.easternseiko.co.jp>
解決しようとする問題点は、エンジニアリングプラスチックやウレタン樹脂などの合成樹脂をリング状に成形してアウターケース或いはケーシングの外周面に固着させることにより車輪を成形する場合、アウターケース或いはケーシングと車輪との間において剥離を生じ難くすることである。
本発明の請求項1に係るベアリングホイールは、支持軸に軸着されるベアリングと、このベアリングのアウターケースに被さる態様で当該アウターケースに嵌装される薄板のケーシングと、このケーシングの外周にエンジニアリングプラスチックなどの合成樹脂で成形される車輪とを備えるベアリングホイールであって、前記ケーシングには当該ケーシングの、前記アウターケースに被さる内周面とは反対側の外周面から外方に突出する態様で成形された突条が設けられ、この突条が、前記アウターケースの外周面に垂直に立てた仮想平面に対し所定角度で当該アウターケースの外周に沿って成形された複数の羽根状物をなし、この羽根状物は、互いに隣合う同士が前記仮想平面に対し対称をなして位置するように成形されるもので、突条が羽根状物の形態で構成される場合には、羽根状物が車輪に加わる荷重、とりわけスラスト方向から加わる荷重に対する更なる補強材として作用するとともに、ケーシングに対する車輪の周り止めとして作用するため、ケーシングと車輪との間において剥離を生じ難くすることができ、また、車輪の成形に際して接着剤などを使用する煩わしさも解消できることはもちろんである。加えて、突条をこのような羽根状物の形態にすることにより、射出成形などの成形に際しての合成樹脂の流動性を促進するために合成樹脂の結合が良好になる。
尚、この突条は、アウターケースに嵌装されるケーシングに設けられるが、アウターケースに直接設けるようにしてもよいことはもちろんである。
本発明のベアリングホイールは、エンジニアリングプラスチックやウレタン樹脂などの合成樹脂をリング状に成形してケーシングの外周面に固着させることにより車輪を成形する場合、ケーシングの外周面に設けられた突条が車輪に加わる荷重、とりわけスラスト方向から加わる荷重に対する補強材として作用するため、ケーシングと車輪との間において剥離を生じ難くすることができるという利点がある。
本発明の第1の実施形態に係るベアリングホイールを図1,2を参照して説明する。
本ベアリングホイール1は、図1に示すように、支持軸(図示せず)に軸着される、既存のベアリング2と、このベアリング2のアウターケース3に被さる態様で当該アウターケース3に嵌装される薄板のケーシング4と、このケーシング4の外周にエンジニアリングプラスチックなどの合成樹脂で成形される車輪5とを備えるもので、物品を搬送するコンベアや物品を出し入れする収納ラックのローラなどとして用いられる。
このうちのケーシング4は、図1,2に示すように、薄板を円筒状に丸めて形成された円筒部材の軸方向中央部に当該円筒面に垂直をなして外方に突出する突条4aを設け、また、この円筒部材の両端部をそれぞれ垂直に折曲して鍔4bを設けた形状をなしており、更に、本実施の形態では、図2に示すように、突条4aの外周端部で当該外周を3等分するところに円弧状の切欠き6を設けている。かかる切欠き6は、ケーシング4に対する車輪5の周り止めとして作用する。
このようなケーシング4が、上述のようにベアリング2のアウターケース3に被さる態様で当該アウターケース3に嵌装される。このとき、突条4aがケーシング4の、アウターケース3に被さる内周面とは反対側の外周面から外方に突出する態様をなし、各鍔4bがアウターケース3の外周側面にそれぞれ当接する態様をなす。
そして、ケーシング4が嵌装されたベアリング2に対し、当該ベアリング2を所定の射出金型内にセットした後、エンジニアリングプラスチックなどの合成樹脂を射出してケーシング4の外周に、図1に示すような車輪5を成形する。尚、ベアリング2を射出金型内にセットする前に、ケーシング4の外周(合成樹脂が成形されるところ)に対しサンドブラスト処理を施すことが好ましいが、当該ケーシング4の外周に接着剤を塗布するには及ばない。このようにして得られた本ベアリングホイール1は、ケーシングと車輪との間において剥離を生じ難くすることができる。
本発明の第2の実施形態に係るベアリングホイールを図3,4を参照して説明する。尚、図3,4において、図1,2の構成部材と同一のものについては同一番号を付し、その説明は割愛する。
本ベアリングホイール10が上記ベアリングホイール1と異なるところは、ケーシング4の代わりにケーシング11を用いている点である。
このケーシング11の突条12は、ケーシング4の突条4aがアウターケース3の外周面に垂直に立設させた単なるリング状物であったのに対し、アウターケース3の外周面に沿って成形される、本実施の形態では、8個(複数)の羽根状物13で構成されるものである。具体的には、この羽根状物13は、アウターケース3の外周面に垂直に立てた仮想平面P−Pに対し、本実施の形態では、およそ45゜(所定角度)の傾きで当該アウターケース3の外周に沿う態様で成形され、しかも、互いに隣合う同士が仮想平面に対し対称をなして位置し成形されるように、即ち、ある羽根状物13が仮想平面P−Pに対しプラス45゜で成形されると、この羽根状物13とは隣り合わせの羽根状物13が仮想平面P−Pに対しマイナス45゜で成形されるように設けられている。これにより、ケーシング11と車輪5との間において剥離を生じ難くすることができることはもちろんのこと、車輪5内周に沿って千鳥風に散りばめられた芯金として作用する羽根状物13が、車輪5に加わる荷重に対する更なる補強材として作用するとともに、ケーシング11に対する車輪5の周り止めとして作用する。また、このような突条12の形態により、射出成形などの成形に際しての合成樹脂の流動性を促進するために合成樹脂の結合が良好になる。
また、これら羽根状物13の略中央には小孔13aがそれぞれ設けられており、これにより、羽根状物13を挟んで左右の合成樹脂の流動性が促進されるために合成樹脂の結合が更に良好になる。
ところで、このケーシング11には、ケーシング4の鍔4bと同様な鍔14が設けられていることはもちろんである。
本発明のベアリングホイールは、ケーシングと車輪との間において剥離を生じ難くすることができるので、上述した従来のエンプラ精密ベアリングやウレタンベアリングに取って代わるべく採用価値の高いものと言える。
本発明の第1の実施の形態に係るベアリングホイールの構成図である。 図1のベアリングホイールで用いられるケーシングの詳細図である。 本発明の第2の実施の形態に係るベアリングホイールの構成図である。 図3のベアリングホイールで用いられるケーシングの詳細図である。 エンプラ精密ベアリングやウレタンベアリングと通称される従来のベアリングホイールの構成図である。
符号の説明
1,10 ベアリングホイール
2 ベアリング
3 アウターケース
4,11 ケーシング
4a,12 突条
13 羽根状物

Claims (1)

  1. 支持軸に軸着されるベアリングと、このベアリングのアウターケースに被さる態様で当該アウターケースに嵌装される薄板のケーシングと、このケーシングの外周にエンジニアリングプラスチックなどの合成樹脂で成形される車輪とを備えるベアリングホイールであって、前記ケーシングには当該ケーシングの、前記アウターケースに被さる内周面とは反対側の外周面から外方に突出する態様で成形された突条が設けられ
    前記突条は、前記アウターケースの外周面に垂直に立てた仮想平面に対し所定角度で当該アウターケースの外周に沿って成形された複数の羽根状物をなし、これらの羽根状物は、互いに隣合う同士が前記仮想平面に対し対称をなして位置していることを特徴とするベアリングホイール。
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