JP4569218B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転する像担持体に、回転しながら接触してその像担持体を帯電させる帯電部材と、その帯電部材の表面をクリーニングするクリーニング部材を備えた画像形成装置に関する。
電子写真装置や静電記録装置などの画像形成装置では、静電潜像形成のため、露光前に感光体や誘電体等の像担持体の表面を帯電処理することが行われている。この帯電処理を行う方法としては、帯電部材を像担持体の表面に接触させて帯電処理を行う接触帯電方式がある。この接触帯電方式は、帯電部材に印加する電圧が低くて済み、オゾンの発生量が非常に少ないため、近年、広く採用が進められている。
しかしながら、この接触帯電方式は、帯電の均一性に関して信頼性が低いという欠点がある。その原因の1つに、帯電部材に汚れが付着するという問題がある。この帯電部材の汚れは、帯電部材を像担持体に接触させたときに、トナー、放電生成物、埃、紙粉等が付着することにより起こる。帯電部材が汚れると、異常放電や不安定な放電を発生させ、カブリなどの画質欠陥を招く。更に、帯電部材に汚れが付着することによる不均一な帯電は、直流電圧を印加する場合に特に顕著となり、これによる画質欠陥は、高画質用の画像形成装置にとって致命的な問題となりかねない。
そのため、クリーニング部材を帯電部材に当接させ、直接汚れを取る提案が多く出されている。しかしながら、その多くはクリーニング部材に目づまりが発生して、汚れが溜まるなど、クリーニング部材としての維持性に劣るものであった。また、クリーニング部材が帯電部材に接離する際、帯電部材に汚れを再付着させるなどの問題もあった。
また、このような問題点を解決するため、クリーニング部材としてのブラシを帯電部材に接触した状態で揺動させるようにしたものが提案された(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、この方法では、ブラシの帯電部材に対する接触距離が不安定になるため、クリーニング性能にばらつきが生じるおそれがあった。また、揺動機構等を組み込む必要があるため、装置自体が大型化する不具合もあった。
特開2003−263010号公報
そこで、本発明は、このような問題点に鑑み、帯電部材に対するクリーニング部材のクリーニング性能を安定させることができるとともに、装置自体の小型化が図れる画像形成装置を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の画像形成装置は、回転する像担持体に、回転しながら接触して該像担持体を帯電させる帯電部材と、前記帯電部材の表面をクリーニングする部材と該部材が取り付けられたシャフトからなるクリーニング部材と、前記クリーニング部材のシャフトの端部が挿通される長孔を有するとともに、前記帯電部材を回転可能に支持するフレームと、前記シャフトに固定されていないカム部を有し、ソレノイドプランジャーによって前記クリーニング部材を前記帯電部材に対して接離させるように、該ソレノイドプランジャーの動作を、前記カム部を介して前記シャフトに伝達させる接離機構と、を備え、前記クリーニング部材のシャフトの端部及び前記フレームに設けられた長孔の前記帯電部材側が、前記シャフトの長手方向からの側面視で略矩形状に形成されるとともに、該側面視で、前記長孔の前記帯電部材側における縁部の長さが、前記シャフトの端部の幅より長く、前記シャフトの端部の対角長より短く形成され、前記接離機構が前記クリーニング部材を前記帯電部材に接触させたときに、前記シャフトの端部が前記縁部に当接されることを特徴としている。
請求項1に記載の発明では、クリーニング部材のシャフトの端部と帯電部材とが、共通のフレームに支持されており、シャフトの端部及びフレームに設けられた長孔の帯電部材側が、共に略矩形状に形成されている。そして、長孔の帯電部材側における縁部の長さが、シャフトの端部の幅より長く、シャフトの端部の対角長より短く形成されている。
また、接離機構が、シャフトに固定されていないカム部を有し、ソレノイドプランジャーの動作が、そのカム部を介してシャフトに伝達される構成とされている。そして、接離機構がクリーニング部材を帯電部材に接触させたとき、カム部がシャフトに固定されていないことから、シャフトの端部が長孔の帯電部材側における縁部に当接される。
したがって、帯電部材に対するクリーニング部材の位置及び角度が精度よく位置決めされ、そのクリーニング性能を安定させることができる。
また、帯電部材の回転により、クリーニング部材に強くつれ回る力が働いても、シャフトの端部が長孔で抑えられるため、クリーニング部材のつれ回りを抑止することができる。
また、ソレノイドプランジャーによってクリーニング部材を帯電部材に対して接離させるので、省スペース化が図れ、装置自体の小型化が図れる。
また、請求項に記載の画像形成装置は、請求項に記載の画像形成装置において、前記ソレノイドプランジャーが、前記クリーニング部材を前記帯電部材に接近させるか、又は前記クリーニング部材を前記帯電装置から離間させることを特徴としている。
請求項に記載の発明では、ソレノイドプランジャーは、クリーニング部材を帯電部材に接近させてクリーニングするか、又は自重で帯電部材に接触してクリーニングしているクリーニング部材を帯電部材から離間させるかのどちらか一方の機能で済むので、接離機構の構造を簡素化できる。
また、請求項に記載の画像形成装置は、請求項1又は請求項に記載の画像形成装置において、前記クリーニング部材のシャフトが、金属からなることを特徴としている。
請求項に記載の発明では、シャフトが金属からなるため、クリーニング部材の重みが増す。したがって、帯電部材が回転してクリーニング部材につれ回る力が働いても、クリーニング部材のつれ回りやバタつきを抑止することができるとともに、長孔の帯電部材側における縁部に当接する回数が増しても、シャフトの磨耗が少なく、その形状を精度よく維持させることができる。
また、請求項に記載の画像形成装置は、請求項に記載の画像形成装置において、前記クリーニング部材が、前記帯電部材に対して略鉛直方向に接離されることを特徴としている。
請求項に記載の発明では、重みが増したクリーニング部材を略鉛直方向に接離させるので、接離の一方をクリーニング部材の自重でなすことが可能となり、接離機構を簡素化して小型化することができる。
以上のように、本発明によれば、帯電部材に対するクリーニング部材のクリーニング性能を安定させることができるとともに、装置自体の小型化が図れる画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の最良な実施の形態について、図面に示す実施例を基に詳細に説明する。図1で示すように、画像形成装置10は画像形成装置本体12を有しており、この画像形成装置本体12の上部に、回動支点14を中心に回動自在の開閉カバー16が設けられている。そして、この画像形成装置本体12の下部に、例えば1段の給紙ユニット18が配置されている。
給紙ユニット18は、給紙ユニット本体20と、記録用紙が収納される給紙カセット22とを有している。給紙カセット22の奥端近傍上部には、給紙カセット22から記録用紙を供給するフィードロール24と、供給される記録用紙を1枚ずつ捌くリタードロール26が配置されている。
搬送路28は、フィードロール24から案内部材29を介して排出口30までの記録用紙の通路であり、この搬送路28は、画像形成装置本体12の裏側(図1の右側面)近傍にあって、給紙ユニット18から後述する定着装置90まで略垂直に形成されている。この搬送路28の定着装置90の上流側に、後述する二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72とが配置され、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72の上流側に、レジストロール32が配置されている。また、搬送路28の排出口30の近傍には排出ロール34が配置されている。
したがって、給紙ユニット18の給紙カセット22からフィードロール24によって送り出された記録用紙は、リタードロール26により捌かれて最上部の記録用紙のみ搬送路28に導かれる。そして、レジストロール32により一時停止され、タイミングをとって二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間を通ることによりトナー像が転写される。そして、この転写されたトナー像が定着装置90によって定着され、排出ロール34によって排出口30から開閉カバー16の上部に設けられた排出部36へ排出される。この排出部36は、排出口部分が低く、正面方向(図1の左方向)に向けて徐々に高くなるように傾斜している。
画像形成装置本体12には、例えば略中央部にロータリー現像装置38が配置され、このロータリー現像装置38の正面側(図1において左側)には、画像形成装置10を構成する各部を制御する制御部39が配置されている。ロータリー現像装置38は、回転体40内にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像をそれぞれ形成する現像器42A〜42Dを有し、回転軸44を中心として、左回り(図1において反時計回り)に回転するようになっている。現像器42A〜42Dのそれぞれは、現像ロール46A〜46Dを有し、例えばコイルスプリング等の弾性体48A〜48Dにより、回転体40の法線方向に押圧されている。
ロータリー現像装置38には、例えば感光体からなる像担持体50が当接するように配置されており、現像ロール46A〜46Dは、像担持体50に当接していない状態で、それぞれの外周の一部が回転体40の外周から半径方向に、例えば2mm突出するように開口部98から露出している。また、現像ロール46A〜46Dのそれぞれの両端には、現像ロール46A〜46Dの直径よりも僅かに大きい直径のトラッキングロール(図示省略)が現像ロール46A〜46Dと同軸で回転するように設けられている。
つまり、現像器42A〜42Dの現像ロール46A〜46Dは、回転軸44を中心として、それぞれ90°の間隔で回転体40の外周に配置され、現像ロール46A〜46Dのトラッキングロールが像担持体50の両端に設けられたフランジ(図示省略)に当接して、現像ロール46A〜46Dと像担持体50との間に所定の隙間を形成しつつ、像担持体50上の潜像をそれぞれの色のトナーで現像するようになっている。
像担持体50の下方には、その像担持体50の表面を一様に帯電する帯電部材としての帯電ロール52が設けられている。また、像担持体50には、その像担持体50の回転方向の帯電ロール52よりも上流側に像担持体用クリーナー54が当接している。像担持体用クリーナー54は、例えば一次転写後に像担持体50に残留する廃トナーを掻き取るクリーニングブレード56と、クリーニングブレード56が掻き取った廃トナーを回収するトナー回収ボトル58とから構成されている。なお、トナー回収ボトル58の背面側(図1において右側)には、例えばリブ等が形成され、案内部材29と共に搬送路28の一部を形成するようになっている。
ロータリー現像装置38の下方には、帯電ロール52により帯電された像担持体50に、レーザー光等の光線により潜像を書き込む露光装置60が配置されている。また、ロータリー現像装置38の上方には、ロータリー現像装置38によって可視化されたトナー像を、後述する一次転写部から二次転写位置Aまで搬送する中間転写装置62が設けられている。
中間転写装置62は、中間転写体としての中間転写ベルト64、一次転写ロール66、ラップインロール68、ラップアウトロール70、二次転写バックアップロール72、スクレーパーバックアップロール74及びブラシバックアップロール76から構成されている。中間転写ベルト64は弾性を有し、ロータリー現像装置38の上方で長辺と短辺とを有するように略扁平に張られている。
中間転写ベルト64の上面側の長辺は、例えば画像形成装置本体12の上部に設けられた排出部36に対して略平行となるように張られている。また、中間転写ベルト64は、その長辺下方で一次転写ロール66の上流に配置されたラップインロール68と、一次転写ロール66の下流に配置されたラップアウトロール70との間で像担持体50にラップ状に当接する一次転写部(像担持体ラップ領域)を有し、像担持体50に所定の範囲だけ巻きついて、像担持体50の回転に従動するようになっている。
このような構成により、中間転写ベルト64は、一次転写ロール66によって像担持体50上のトナー像が、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に重ねられて一次転写された後、この一次転写されたトナー像を、後述する二次転写ロール80に向けて搬送する。なお、このとき、ラップインロール68及びラップアウトロール70は、像担持体50から離間する。
更に、中間転写ベルト64の裏側(図1の右側面)には、ラップアウトロール70及び二次転写バックアップロール72により、平面部(短辺)が形成されており、この平面部が二次転写部となって搬送路28に臨むように構成されている。なお、二次転写部において、中間転写ベルト64と搬送路28との間が、例えば12°の角度になるように、ラップアウトロール70は配置されている。
スクレーパーバックアップロール74は、二次転写後に中間転写ベルト64上に残留する廃トナーを、後述するスクレーパー84が掻き取ることを補助し、ブラシバックアップロール76は、二次転写後に中間転写ベルト64上に残留する廃トナーを、後述するブラシロール86が掻き取ることを補助する。
中間転写装置62の二次転写バックアップロール72には、搬送路28を挟んで二次転写ロール80が対峙している。つまり、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間が二次転写部における二次転写位置Aとなっており、二次転写ロール80は、二次転写バックアップロール72の補助により、中間転写ベルト64上に一次転写されたトナー像を二次転写位置Aにて記録用紙に二次転写する。
ここで、二次転写ロール80は、中間転写ベルト64が3回転する間、即ちイエロー、マゼンタ、シアンの3色のトナー像を搬送する間は中間転写ベルト64から離間しており、ブラックのトナー像が転写されると中間転写ベルト64に当接するように構成されている。なお、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間には、所定の現像バイアス電圧が生じるように構成されており、例えば二次転写ロール80を高電圧にした場合には、二次転写バックアップロール72はグランド(GND)等に接続される。
二次転写ロール80と案内部材29との間には、例えば反射型フォトセンサー等の検知装置81が中間転写ベルト64の二次転写部に対向するように配設されている。検知装置81は、中間転写ベルト64に向けて照射光を照射し、中間転写ベルト64に形成された、例えばトナー濃度検知用の基準トナー像に応じて変化する反射光を受光することにより、中間転写ベルト64上に形成された基準トナー像の濃度を検知する。
検知装置81により基準トナー像の濃度が検知されると、制御部39が、検知されたトナー濃度に応じて帯電ロール52の帯電電圧、露光装置60の露光光量及び現像バイアス電圧等を制御し、中間転写ベルト64上のトナー濃度が調整される。また、検知装置81は、案内部材29の案内により搬送された記録用紙が摺接するようになっており、その記録用紙を二次転写位置Aに向けて案内する。このように、検知装置81は、搬送路28の一部を形成するようになっている。
中間転写ベルト64の像担持体50とは反対側の端部には、中間転写体用クリーナー82が当接するように設けられている。中間転写体用クリーナー82は、例えば二次転写後に中間転写ベルト64上に残留する廃トナーを掻き取ってクリーニングするスクレーパー84、スクレーパー84によるクリーニング後に残った廃トナーを更に掻き取るブラシロール86、スクレーパー84及びブラシロール86によって掻き取られた廃トナーを回収するトナー回収ボトル88から構成されている。
スクレーパー84は、例えばステンレスの薄板からなり、トナーとは逆極性の電圧がかけられている。ブラシロール86は、例えば導電性の処理がなされたアクリル等のブラシからなる。また、中間転写ベルト64がトナー像を搬送する間は、スクレーパー84及びブラシロール86は、中間転写ベルト64から離間しており、所定のタイミングで、これらが一体となって中間転写ベルト64に当接するように構成されている。
二次転写位置Aの上方には、定着装置90が配置されている。定着装置90は、加熱ロール92と加圧ロール94とを有し、二次転写ロール80及び二次転写バックアップロール72により記録用紙に二次転写されたトナー像を、その記録用紙に定着させ、排出ロール34に向けて搬送する。
像形成ユニット96は、中間転写装置62、像担持体50、帯電ロール52、像担持体用クリーナー54及び中間転写体用クリーナー82を一体化したものである。つまり、像形成ユニット96は、像担持体50の正面側に中間転写ベルト64を有する中間転写装置62が延び、更に、その先に中間転写体用クリーナー82が配置されている。そして、像担持体50の裏面側下方に像担持体用クリーナー54が配置されている。
このように、像形成ユニット96は、中間転写ベルト64が延びる方向と、像担持体用クリーナー54が配置された方向とが、二次転写位置Aを頂点として90°を超え、180°未満であるように折曲され、ロータリー現像装置38を囲むようになっている。また、この像形成ユニット96は、開閉カバー16の排出部36の直近下方に配置され、画像形成装置本体12に対して着脱自在となっており、開閉カバー16を開くことによって着脱されるようになっている。
更に、上記した帯電ロール52には、クリーニング部材100が接離可能に設けられている。このクリーニング部材100は、図2、図3で示すように、側面視略矩形状(例えば略正方形状)をなす細長い柱状の金属製シャフト102と、そのシャフト102の上面に保持部材106を介して設けられたブラシ104とで構成されている。このブラシ104は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)製の繊維と6−6ナイロン(商標)製の繊維との混紡からなる起毛材が保持部材106に植設されて構成されており、その保持部材106がシャフト102の上面に接着剤等によって貼付されている。
クリーニング部材100は、ブラシ104(保持部材106)が取り付けられていないシャフト102の両端部102Aが、画像形成装置本体12に設けられたフレーム108に穿設された長孔110に挿通されることにより、所定位置に配置され、その一方の端部102Aに形成された溝部(図示省略)にEリング(図示省略)が嵌め込まれることによって、その長孔110からの脱落が防止されるようになっている。なお、このフレーム108は、帯電ロール52を回転可能に軸支するフレームでもある。
長孔110は、図2の矢印U方向(又は図3の矢印D方向)の長さが、シャフト102の高さ(厚さ)Hよりも長い略矩形状(例えば略長方形状)に形成され、帯電ロール52側の辺縁部110A(対向する辺縁部も含む)の長さは、シャフト102の幅Wよりも長く、シャフト102の対角長Kよりも短く形成されている。そして、帯電ロール52側の辺縁部110Aと、シャフト102の端部102Aの帯電ロール52に対向する上面102Bは、それぞれ平坦面とされている。
また、このクリーニング部材100は、接離機構112によって略鉛直方向に昇降移動されるようになっている。接離機構112は、図4乃至図7でも示すように、クリーニング部材100(シャフト102)と平行に設けられたロッド116と、ロッド116を回動可能に支持する支持台118と、ロッド116の軸方向と直交する方向に突設され、ロッド116が回動することによりシャフト102の両端部102Aを帯電ロール52へ向けて押し上げる一対のカム部114と、ロッド116の軸方向と直交する方向に突設された第1アーム120と、第1アーム120が枢支連結されるソレノイドプランジャー124と、ロッド116の軸方向と直交する方向に突設された第2アーム122と、第2アーム122と支持台118との間に架設され、カム部114を帯電ロール52から離間する方向へ常時付勢する付勢手段としてのコイルばね126とを有している。
一対のカム部114は、ロッド116の両端に、その軸方向と直交する方向に、かつ側面視で互いに重なるように(一致するように)突設されており、ロッド116が正逆方向へ回転する(回動する)ことにより、帯電ロール52に対して接近・離間する(上下動する)ように構成されている。つまり、この一対のカム部114が、長孔110より外方へ突出しているシャフト102の両端部102Aの下面102Cを、帯電ロール52側(上方)へ向けて押し上げることにより、ブラシ104が帯電ロール52に対して所定の押圧力で接触するようになっている。
ロッド116は、支持台118に所定間隔を隔てて複数枚(図示のものは4枚)立設された支持板128に形成された側面視略円弧状の切欠部128Aに保持されて、正逆方向に回転可能(回動可能)に支持されているが、支持板128に貫通孔(図示省略)を穿設して、ロッド116を正逆方向に回転可能(回動可能)に支持する構成としてもよい。
また、第1アーム120と第2アーム122は、ロッド116の所定位置に、その軸方向と直交する方向に、かつ側面視で略「く」字状をなすように互いにずれて突設されている(図6、図7参照)。第1アーム120の先端には貫通孔(図示省略)が穿設されており、第2アーム122の先端には係止部122Aが延設されている。そして、その係止部122Aを除く第2アームの先端には貫通孔122Bが穿設されている。
ソレノイドプランジャー124は、支持台118上に設けられた保持部材130によって保持されており、上下方向に摺動するピストンロッド132の先端には凹部132Aが形成されている。そして、その凹部132Aを構成するピストンロッド132の先端には、ピストンロッド132の軸方向と直交する方向に貫通孔132Bが穿設されている。したがって、第1アーム120の先端が、その凹部132A内に挿入され、取付ピン134が貫通孔132B及び第1アーム120の貫通孔に脱落防止に挿通されることにより、第1アーム120がピストンロッド132に枢支連結される。
また、支持台118には、略「L」字状をなす係止部材136が突設されており、第2アーム122に穿設された貫通孔122Bと係止部材136との間にコイルばね126が架設されている。すなわち、コイルばね126の両端に形成されたフック126A、126Bが、それぞれ貫通孔122Bと係止部材136に係止されるようになっている。
また、この支持台118には、第2アーム122の係止部122Aが当接する板状のストッパー138が突設されている。この第2アーム122の係止部122Aがストッパー138に当接することにより、ロッド116の回動、即ちカム部114の帯電ロール52から離間する方向への回動が規制されるようになっている。
なお、ソレノイドプランジャー124は、そのピストンロッド132が、通電時には内部に引き込まれ(下降し)、非通電時にはフリーとなるように構成されている。したがって、クリーニング部材100を帯電ロール52から離間させるときには、ソレノイドプランジャー124への通電を断つだけでよい。ソレノイドプランジャー124に対する通電を断つと、カム部114はコイルばね126の付勢力によって帯電ロール52から離間する方向へ回動するので、クリーニング部材100は自重で自動的に帯電ロール52から離れることができる。
以上のような構成の画像形成装置10において、次にその作用を説明する。画像形成装置10に画像形成信号が送られると、像担持体50が帯電ロール52により一様に帯電され、この帯電された像担持体50には、画像信号に基づいて露光装置60から光線が出射される。露光装置60からの光線は像担持体50の表面を露光し、それによって潜像が形成される。
露光装置60により形成された像担持体50の潜像は、ロータリー現像装置38によってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を現像され、中間転写ベルト64に重ねられて一次転写される。一次転写において、像担持体50上に残留する廃トナーは、像担持体用クリーナー54によって掻き取られ、回収される。
一方、給紙信号等により、給紙カセット22に収納された記録用紙は、フィードロール24により送り出され、リタードロール26により捌かれて搬送路28に導かれ、レジストロール32により一次停止され、タイミングをとって案内部材29へ向けて搬送される。案内部材29は、記録用紙を検知装置81へ案内し、制御部39の制御により、記録用紙に画像を形成する場合には、二次転写位置Aへと案内する。
記録用紙が二次転写位置Aに導かれると、中間転写ベルト64に一次転写されているトナー像が、その記録用紙に二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72とによって二次転写される。二次転写後に、中間転写ベルト64上に残留する廃トナーは、中間転写体用クリーナー82によって掻き取られ、回収される。
トナー像を転写された記録用紙は、定着装置90に導かれ、加熱ロール92と加圧ロール94とによる熱圧力によって、トナー像を定着される。そして、トナー像が定着した記録用紙は、排出ロール34により排出口30から排出部36へ排出される。
他方、帯電ロール52の表面が、クリーニング部材100のブラシ104によってクリーニングされる。すなわち、図2、図6で示すように、ソレノイドプランジャー124に通電し、ピストンロッド132を内部に引き込む(下降させる)。すると、第1アーム120の先端が下方に移動し、第2アーム122の係止部122A(ロッド116)が、コイルばね126の付勢力に抗して、ストッパー138から離間する方向に回動する。
これにより、カム部114が上方へ向かって回動し、シャフト102の両端部102Aにおける下面102Cを、その上面102Bが長孔110の辺縁部110Aに当接するまで押し上げる。このとき、シャフト102の端部102Aと帯電ロール52とが共通のフレーム108に支持され、シャフト102の上面102B及び長孔110の辺縁部110Aは共に平坦面とされているので、両者は互いに精度よく当接する。したがって、帯電ロール52の表面に対するブラシ104の位置及び角度が精度よく位置決めされ、これによって、好適に帯電ロール52の表面をクリーニングできる。
ここで、長孔110及びシャフト102は共に矩形状に形成されているので、帯電ロール52が回転してもブラシ104のつれ回り(回転)が抑止される。特に、帯電ロール52側の辺縁部110A(対向する辺縁部も含む)の長さが、シャフト102の幅Wより長く、シャフト102の対角長Kより短く形成されているので、帯電ロール52が回転して、ブラシ104に強くつれ回る(回転する)力が働いても、その端部102Aは長孔110で抑えられ、つれ回りが抑止される。したがって、帯電ロール52に対するクリーニング部材100のクリーニング性能を安定させることができる。なお、このように、矩形状の長孔110によって、矩形状のシャフト102の位置を規制するように構成すればよいため、構造的にもコスト的にも好ましいものとなっている。
また、シャフト102は金属製で重量があるので、帯電ロール52が回転してブラシ104につれ回る力が働いても、そのつれ回りやバタつきを抑止することができ、上面102Bが長孔110の辺縁部110Aに当接する回数が増加してきても、その磨耗が少ない。よって、シャフト102の形状が精度よく維持される。また、金属製であることから、シャフト102を小型化しても、充分にその強度を確保することができ、シャフト102の中央部分の撓みを抑制することができる。したがって、帯電ロール52に対するブラシ104の接触状態を常時好適に維持できる。なお、シャフト102は、全体が金属で成形されることが好ましいが、これに限定されるものではなく、少なくとも長孔110に挿通される両端部102Aが金属で成形されていれば足りる。
さて、帯電ロール52からクリーニング部材100を離間させるときには、ソレノイドプランジャー124への通電を断つ。すると、そのピストンロッド132はフリーとなり、図3、図7で示すように、第2アーム122の係止部122A(ロッド116)が、コイルばね126の付勢力によって、ストッパー138に接近する方向に回動し、そのストッパー138に当接する(係止される)。
これにより、第1アーム120の先端が上方へ移動し、カム部114が帯電ロール52から離間する方向(下方)へ向かって回動する。そして、これに伴い、シャフト102が自重によって下降し、ブラシ104が帯電ロール52の表面から離間する。このように、クリーニング部材100は、帯電ロール52から離間するときには、その自重によって行うので、接離機構112は、通電によってカム部114を上昇させる機能のみを有するソレノイドプランジャー124で足りる。したがって、例えばカム部114を偏心カムとし、その偏心カムをモーターで駆動してクリーニング部材100(シャフト102)を上下動させるものに比べ、その構造を簡素化することができ、設置空間の省スペース化を図ることができる。
しかも、第2アーム122は、その係止部122Aが支持台118に形成されたストッパー138に係止される構成であるため、クリーニング部材100を帯電ロール52に接触させないときのカム部114の回動を最小限に規制することができる。つまり、カム部114の回動範囲を極力小さくすることができるので、更に設置空間の省スペース化が図れる。したがって、装置自体の小型化を図ることができる。
なお、クリーニング部材100を自重で帯電ロール52に接触するように構成し、クリーニング部材100を帯電ロール52から離間させるときに、接離機構112を用いるようにしてもよい。このような構成にすると、第2アーム122の係止部122Aは、クリーニング部材100(シャフト102)の重さによって回動して、ストッパー138に当接することになるので、コイルばね126等の付勢手段を省略することができる。何れにしても、重量のあるクリーニング部材100を略鉛直方向に接離させるので、接離の一方をクリーニング部材100の自重で行うことが可能であり、これによって、接離機構112を簡素化して小型化することができる。
画像形成装置の概略側面図 クリーニング部材が帯電ロールに接触している状態を示す概略斜視図 クリーニング部材が帯電ロールから離間している状態を示す概略斜視図 接離機構の概略斜視図 接離機構の要部を示す概略斜視図 クリーニング部材が帯電ロールに接触している状態を示す概略側面図 クリーニング部材が帯電ロールから離間している状態を示す概略側面図
符号の説明
10 画像形成装置
38 ロータリー現像装置
50 像担持体
52 帯電ロール(帯電部材)
100 クリーニング部材
102 シャフト
104 ブラシ
106 保持部材
108 フレーム
110 長孔
112 接離機構
114 カム部
116 ロッド
118 支持台
120 第1アーム
122 第2アーム
124 ソレノイドプランジャー
126 コイルばね
128 支持板
130 保持部材
132 ピストンロッド
134 取付ピン
136 係止部材
138 ストッパー

Claims (4)

  1. 回転する像担持体に、回転しながら接触して該像担持体を帯電させる帯電部材と、
    前記帯電部材の表面をクリーニングする部材と該部材が取り付けられたシャフトからなるクリーニング部材と、
    前記クリーニング部材のシャフトの端部が挿通される長孔を有するとともに、前記帯電部材を回転可能に支持するフレームと、
    前記シャフトに固定されていないカム部を有し、ソレノイドプランジャーによって前記クリーニング部材を前記帯電部材に対して接離させるように、該ソレノイドプランジャーの動作を、前記カム部を介して前記シャフトに伝達させる接離機構と、
    備え、
    前記クリーニング部材のシャフトの端部及び前記フレームに設けられた長孔の前記帯電部材側が、前記シャフトの長手方向からの側面視で略矩形状に形成されるとともに、該側面視で、前記長孔の前記帯電部材側における縁部の長さが、前記シャフトの端部の幅より長く、前記シャフトの端部の対角長より短く形成され、
    前記接離機構が前記クリーニング部材を前記帯電部材に接触させたときに、前記シャフトの端部が前記縁部に当接されることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ソレノイドプランジャーは、前記クリーニング部材を前記帯電部材に接近させるか、又は前記クリーニング部材を前記帯電装置から離間させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記クリーニング部材のシャフトは、金属からなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記クリーニング部材は、前記帯電部材に対して略鉛直方向に接離されることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
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